JP2019144318A - 開封検知ラベル - Google Patents

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Abstract

【課題】開封部分を具備する被着体に貼着されることで被着体の開封を確実に検知する。【解決手段】2つのシート部1a,1bが連接してなるインレットシート20と、2つのシート部1a,1bとに亘ってインレットシート20に形成された配線23と、配線23の断線を検出するICチップ21と、ICチップ21における検出結果を無線送信するアンテナ22とを有し、配線23は、2つのシート部1a,1bのそれぞれに、2つのシート部1a,1bの境界線に沿って延びた断線検出部23a,23bを有し、シート部1aの断線検出部23aに沿う領域に、突出側とは反対側が開口した略U字状からなり、開口側が断線検出部23a側を向いて形成された切り込み11aと、シート部1bの断線検出部23bに沿う領域に、突出側とは反対側が開口した略U字状からなり、開口側が断線検出部側23bを向いて形成された切り込み12a,12bとを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、被着体の開封を検知する開封検知ラベルに関する。
従来、開封部分を具備する被着体にラベルを貼着しておき、ラベルが剥離されたり破断されたりした場合にそれを検知することで、被着体が開封されたことを検知するための様々な工夫がなされている。このような仕組みは、例えば、医薬品が収納された箱の開封部分にラベルを貼着していくことで、箱が開封されて医薬品が使用されたかどうかを検知する際に有効なものである。近年では、ICチップを用いて被着体の開封を検知する仕組みが考えられている。ICチップを用いて被着体の開封を検知する仕組みでは、被着体の受け渡し時に目視によらずに容易に開封を検知することができるとともに、複数の被着体について開封されたかどうかを同時に検知することもできる。
このようにICチップを用いて開封を検知するものとしては、例えば、断線検知機能を有するICチップにループ状の配線を接続しておき、配線の断線を検出することで被着体の開封を検知可能とするICタグが、特許文献1に開示されている。このようなICタグにおいては、被着体に対して、ループ状の配線が被着体の開封部分に跨るように貼着しておけば、被着体が開封された際に配線が断線し、その断線を検出することで被着体が開封されたことを検知することができる。
特許第5682389号公報
しかしながら、上述したように、ただ単に、ループ状の配線を設け、被着体に対してループ状の配線が被着体の開封部分に跨るように貼着しておき、配線が断線したことを検出することで被着体の開封を検知する構成を有するラベルにおいては、ラベルを被着体からゆっくり剥がす等、配線が断線しないように剥離することが可能であるため、被着体の開封を確実に検知することができるとは言い難い。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、被着体の開封を確実に検知することができる開封検知ラベルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
第1のシート部と第2のシート部とが連接してなるシート基材と、第1のシート部と第2のシート部とに亘って前記シート基材に形成された配線と、前記配線の断線を検出するICチップと、前記ICチップに接続され、前記ICチップにおける検出結果を無線送信する通信用アンテナとを有する開封検知ラベルにおいて、
前記配線は、前記第1のシート部と前記第2のシート部とのそれぞれにおいて、前記第1のシート部と前記第2のシート部との境界線に沿う領域に、前記境界線に直交しない方向に延びた断線検出部を有し、
前記第1のシート部の前記断線検出部の前記境界線とは反対側にて前記断線検出部に沿う領域に、突出側とは反対側が開口した凸形状からなり、開口側が前記断線検出部側を向いて形成された少なくとも1つの第1の切り込みと、
前記第2のシート部の前記断線検出部の前記境界線とは反対側にて前記断線検出部に沿う領域に、突出側とは反対側が開口した凸形状からなり、開口側が前記断線検出部側を向いて形成された少なくとも1つの第2の切り込みとを有する。
上記のように構成された本発明においては、第1のシート部と第2のシート部との境界線が開封部分に対向するように被着体に貼着された状態において、被着体を開封するために第1のシート部と第2のシート部との境界線が破断されると、第1のシート部と第2のシート部とに亘って配線が形成されており、ICチップにて配線の断線が検出されるので、この検出結果が通信用アンテナを介して無線送信されることで、被着体が開封されたことが検知される。また、第1のシート部の第2のシート部との境界線とは反対側の端辺から剥離されると、第1のシート部においては、配線が第2のシート部との境界線に沿う領域に境界線に直交しない方向に延びた断線検出部を有するとともに、この断線検出部に沿う領域に、突出側とは反対側が開口した凸形状からなる第1の切り込みが、開口側が断線検出部側を向いて形成されているため、開封検知用ラベルの第1のシート部が被着体から剥離していくものの、第1の切り込みに囲まれた領域だけは被着体に貼着されたままの状態となり、それにより、第1のシート部の第1の切り込みに囲まれた領域が他の領域から破断していく。第1のシート部の第1の切り込みに囲まれた領域が他の領域から破断していくと、第1のシート部の第1の切り込みの開口側端部の第2のシート部との境界線側には、配線の断線検出部が形成されているので、この配線検出部が断線することになる。そのため、ICチップにて断線検出部における配線の断線を検出し、その検出結果を通信用アンテナを介して無線送信することにより、開封検知ラベルが被着体から剥離されて被着体が開封された旨が検知されることになる。また、第2のシート部の第1のシート部との境界線とは反対側の端辺から剥離されると、第2のシート部においては、配線が第1のシート部との境界線に沿う領域に境界線に直交しない方向に延びた断線検出部を有するとともに、この断線検出部に沿う領域に、突出側とは反対側が開口した凸形状からなる第2の切り込みが、開口側が断線検出部側を向いて形成されているため、開封検知用ラベルの第2のシート部が被着体から剥離していくものの、第2の切り込みに囲まれた領域だけは被着体に貼着されたままの状態となり、それにより、第2のシート部の第2の切り込みに囲まれた領域が他の領域から破断していく。第2のシート部の第2の切り込みに囲まれた領域が他の領域から破断していくと、第2のシート部の第2の切り込みの開口側端部の第1のシート部との境界線側には、配線の断線検出部が形成されているので、この配線検出部が断線することになる。そのため、ICチップにて配線の断線検出部における断線を検出し、その検出結果を通信用アンテナを介して無線送信することにより、開封検知ラベルが被着体から剥離されて被着体が開封された旨が検知されることになる。
このように本発明の開封検知ラベルにおいては、第1のシート部と第2のシート部との境界線が開封部分に対向するように被着体に貼着された状態において、第1のシート部の第2のシート部との境界線とは反対側の端辺や、第1のシート部の第2のシート部との境界線とは反対側の端辺から剥離された場合に、第1のシート部に形成された第1の切り込みや第2のシート部に形成された第2の切り込みによって第1のシート部または第2のシート部が破断していき、配線が断線検出部にて断線することになるので、配線が断線検出部にて断線した旨が無線送信されることにより、開封検知ラベルが被着体から剥離されて被着体が開封された旨を確実に検知することができる。
また、通信用アンテナが第2のシート部の第2の切り込みの突出側に設けられた構成において、第1の切り込みのうち1つが、開口側の両端部の第1のシート部と第2のシート部との連接方向における延長線上に断線検出部が存在するように形成された第1の特定切り込みとなり、また、第2の切り込みを2つ以上有し、2つ以上の第2の切り込みのうち境界線が延びる方向に並んだ2つがそれぞれ、開口側の端部のうち一方が第1の特定切り込みの両端部間に対向するように形成された第2の特定切り込みとなれば、開封検知ラベルが第1のシート部の第2のシート部との境界線とは反対側の端辺から剥離された場合に、第1の切り込みからの破断部分が第2のシート部の第2の切り込みで止まることになり、通信用アンテナが破壊されてしまうことが回避される。
また、第1及び第2の切り込みがその一部にタイ部を有するものであれば、被着体への貼着前の状態にて第1及び第2の切り込みの凸形状に囲まれた領域が垂れ下がってしまって被着体に貼着しにくくなることが回避されるとともに、製造工程において、ロール状に巻き取られたり湾曲して搬送されたりする際に第1及び第2の切り込みから不用意に破断してしまうことが回避される。
本発明によれば、第1のシート部と第2のシート部との境界線が開封部分に対向するように被着体に貼着された状態において、第1のシート部の第2のシート部との境界線とは反対側の端辺や、第1のシート部の第2のシート部との境界線とは反対側の端辺から剥離された場合に、第1のシート部に形成された第1の切り込みや第2のシート部に形成された第2の切り込みによって第1のシート部または第2のシート部が破断していき、配線が断線検出部にて断線することになるため、配線が断線検出部にて断線した旨を無線送信することにより、開封検知ラベルが被着体から剥離されて被着体が開封された旨を確実に検知することができる。
また、通信用アンテナが第2のシート部の第2の切り込みの突出側に設けられた構成において、第1の切り込みのうち1つが、開口側の両端部の第1のシート部と第2のシート部との連接方向における延長線上に断線検出部が存在するように形成された第1の特定切り込みであり、また、第2の切り込みを2つ以上有し、2つ以上の第2の切り込みのうち境界線が延びる方向に並んだ2つがそれぞれ、開口側の端部のうち一方が第1の特定切り込みの両端部間に対向するように形成された第2の特定切り込みであるものにおいては、開封検知ラベルが第1のシート部の第2のシート部との境界線とは反対側の端辺から剥離された場合に、第1の切り込みからの破断部分が第2のシート部の第2の切り込みで止まることになり、通信用アンテナが破壊されてしまうことを回避できる。
また、第1及び第2の切り込みがその一部にタイ部を有するものにおいては、被着体への貼着前の状態にて第1及び第2の切り込みの凸形状に囲まれた領域が垂れ下がってしまって被着体に貼着しにくくなることを回避できるとともに、製造工程において、ロール状に巻き取られたり湾曲して搬送されたりする際に第1及び第2の切り込みから不用意に破断してしまうことを回避できる。
本発明の開封検知ラベルの実施の一形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(b)に示したインレットシートの表面の構成を示す図である。 図1に示した開封検知ラベルの使用形態の一例を示す図である。 図1に示した開封検知レベルが被着体から剥離される際の作用を説明するための図である。 図1に示した開封検知レベルが被着体から剥離される際の作用を説明するための図である。 本発明の開封検知ラベルの他の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(b)に示したインレットシートの表面の構成を示す図である。 本発明の開封検知ラベルの他の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(b)に示したインレットシートの表面の構成を示す図である。 本発明の開封検知ラベルの他の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(b)に示したインレットシートの表面の構成を示す図である。 本発明の開封検知ラベルの他の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(b)に示したインレットシートの表面の構成を示す図である。 本発明の開封検知ラベルの他の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(b)に示したインレットシートの表面の構成を示す図である。 図1に示した開封検知ラベルに設けられる切り込みの他の形態を示す図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の開封検知ラベルの実施の一形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(b)に示したインレットシート20の表面の構成を示す図である。
本形態は図1に示すように、互いに同一形状の表面シート10とインレットシート20とが積層され、これら表面シート10とインレットシート20とが貼着されてなる開封検知ラベル1である。表面シート10及びインレットシート20は、第1のシート部1aと第2のシート部1bとが連接して構成されている。第1のシート部1aと第2のシート部1bとの境界線には、表面シート10及びインレットシート20を表裏貫通したミシン目1cが形成されている。
シート部1aは、第1の切り込み11aが形成されているとともに、シート部1bとの境界線となるミシン目1cの両端部に三角形状の切り欠き1dが形成されている。切り込み11aは、第1の特定切り込みとなるものであって、突出側とは反対側が開口した略U字状からなり、開口側がミシン目1cを向いて形成されている。
シート部1bは、2つの第2の切り込み12a,12bが形成されている。2つの切り込み12a,12bは、第2の特定切り込みとなるものであって、突出側とは反対側が開口した略U字状からなり、開口側がミシン目1cを向いて横並びに形成されている。そして、切り込み12a,12bはそれぞれ、開口側の端部のうち一方が切り込み11aの両端部間に対向するように形成されている。
表面シート10のインレットシート20との貼着面には、その全面に接着層30が積層されており、この接着層30によって表面シート10とインレットシート20とが貼着されている。
インレットシート20は、本発明におけるシート基材となるものである。インレットシート20の表面シート10との貼着面のうちシート部1bとなる領域には、切り込み12a,12bの突出側に通信用アンテナ22が形成されているとともに、このアンテナ22に接続されたICチップ21が搭載されている。また、インレットシート20の表面シート10との貼着面には配線23が形成されている。配線23は、一端がシート部1bにおいてICチップ21に接続され、そこからシート部1aまで延びてシート部1aにて折り返して他端がシート部1bにおいてICチップ21に接続されている。これにより、配線23は、シート部1aとシート部1bとに亘ってインレットシート20に形成されていることになる。また配線23は、シート部1a,1bのそれぞれにおいて、ミシン目1cに沿って延びた断線検出部23a,23bを有している。
このようにインレットシート20に形成された配線23に対して、切り込み11aは、開口側の両端部のシート部1aとシート部1bとの連接方向における延長線上に断線検出部23aが存在するように形成されており、また、切り込み12a,12bは、開口側の端部のうち切り込み11aの両端部間に対向する端部のシート部1aとシート部1bとの連接方向における延長線上に断線検出部23bが存在するように形成されている。
配線23及びアンテナ22は、例えば、導電性インキを用いた印刷によってインレットシート20に形成されている。
ICチップ21は、断線検出機能を具備し、配線23が断線した場合にその旨を検出するとともに、アンテナ22を介して外部装置と通信可能に構成され、検出結果をアンテナ22を介して無線送信する。ICチップ21としては例えば、NXP semiconductors社製のUCODE G2iM+やNTAG213TT等が挙げられる。
インレットシート20の表面シート10との貼着面とは反対側の面には、その全面に粘着層40が積層されている。
以下に、上記のように構成された開封検知ラベル1の使用方法について説明する。
まず、開封検知ラベル1の使用形態について説明する。
図2は、図1に示した開封検知ラベル1の使用形態の一例を示す図である。
図1に示した開封検知ラベル1は、例えば図2に示すように、被着体となるパッケージ2に貼着され、パッケージ2の開封検知手段として使用される。パッケージ2は、上面が開口した本体2a上に、一辺を回転軸として回転自在な蓋2bを有し、この蓋2bが開かれることで開封されることになる。そのため、蓋2bが閉じられた際に回転軸に対向する辺部が、パッケージ2の開封部分2cとなる。
このようなパッケージ2に開封検知ラベル1を貼着する場合は、図2に示すように、ミシン目1cがパッケージ2の開封部分2cに対向するように開封検知ラベル1を粘着層30によってパッケージ2に貼着する。このように開封検知ラベル1がパッケージ2に貼着されることにより、パッケージ2は、開封検知ラベル1のミシン目1cを破断するか、開封検知ラベル1をパッケージ2から剥離しなければ開封することができない状態となる。
次に、上記のように開封検知ラベル1が貼着されたパッケージ2が開封される際の作用について説明する。
図3及び図4は、図1に示した開封検知ラベル1が被着体から剥離される際の作用を説明するための図である。なお、図3及び図4においては、説明をわかりやすくするために開封検知ラベル1が平面に貼着された状態から剥離される様子を示す。
例えば、図1に示した開封検知ラベル1が図2に示したようにパッケージ2に貼着された後、パッケージ2を開封するために開封検知ラベル1のミシン目1cが破断されると、開封検知ラベル1のシート部1aとシート部1bとに亘って配線23が形成されているため、ミシン目1cの破断に伴ってこの配線23が断線されることになる。具体的には、配線23のうち断線検出部23a,23b間にてミシン目1cに垂直な方向に延びる領域が断線されることになる。配線23が断線されると、開封検知ラベル1のICチップ21にて配線23の断線が検出されるので、この検出結果がアンテナ22を介して無線送信されることで、パッケージ2が開封されたことが検知されることになる。
また、図1に示した開封検知ラベル1が図2に示したようにパッケージ2に貼着された後、パッケージ2を開封するためにシート部1aのミシン目1cとは反対側の端辺から剥離された場合は、図3(a)に示すように、シート部1aには、突出側とは反対側が開口した略U字状の切り込み11aが、開口側がミシン目1c側を向いて形成されているため、シート部1aがパッケージ2から剥離していくものの、切り込み11aに囲まれた領域だけはパッケージ2に貼着されたままの状態となる。
そして、シート部1aをパッケージ2から剥離していき、シート部1aのパッケージ2からの剥離領域が切り込み11aの開口部側の端部に達すると、図3(b)に示すように、シート部1aが、切り込み11aの開口部側の端部からシート部1aの剥離方向、すなわちミシン目1cに向かう方向の延長線上に破断していく。
すると、切り込み11aの開口部側の端部からミシン目1cに向かう方向の延長線上には、配線23の断線検出部23aが設けられているため、シート部1aの破断に伴って配線23が断線検出部23aにて断線する。
さらにシート部1aに続いてシート部1bをパッケージ2から剥離していくと、シート部1bがシート部1aに引き続き破断し、シート部1bの破断に伴って配線23の断線検出部23bが断線する。
その後、シート部1bのパッケージ2からの破断部分がミシン目1cから離れる方向に延びていくと、シート部1bに形成された切り込み12a,12bのそれぞれが、開口側の端部のうち一方が切り込み11aの両端部間に対向するように形成されていることにより、シート部1bの破断部分が切り込み12a,12bにぶつかることになる。
すると、シート部1bの破断部分が切り込み12a,12bに繋がり、その後、図3(c)に示すように、シート部1bが、切り込み12aの切り込み12bとは反対側の端部近傍と、切り込み12bの切り込み12aとは反対側の端部近傍とにてシート部1bの外側に破断していき、開封検知ラベル1のうち、シート部1bの切り込み12a,12bのそれぞれによって囲まれた領域を除いた領域と、シート部1aの切り込み11aによって囲まれた領域のみがパッケージ2に貼着されたままの状態となり、開封検知ラベル1が2つに分離することになる。
開封検知ラベル1が上記のように2つに分離した状態においては、配線23が断線検出部23a,23bにて断線しているため、開封検知ラベル1をパッケージに再度貼着したとしても、配線23の断線を検出することで、パッケージ2の開封が検知されることになる。
その際、配線23の断線は上述するようにICチップ21にて検出され、その検出結果がアンテナ22を介して無線送信されることになるが、アンテナ22が、シート部1bの切り込み12a,12bの突出側に設けられており、また、上述したように、シート部1a側からの破断部分が、切り込み12a,12bにぶつかり、その後、切り込み12a,12bに繋がって切り込み12a,12bの端部近傍にて開封検知ラベル1の外側に破断していくことで、切り込み11aからの開封検知ラベル1の破断部分がシート部1bの切り込み12a,12bで止まることになるため、アンテナ22が破壊されてしまうことが回避される。
また、図1に示した開封検知ラベル1が図2に示したようにパッケージ2に貼着された後、パッケージ2を開封するためにシート部1bのミシン目1cとは反対側の端辺から剥離された場合は、図4(a)に示すように、シート部1bには、突出側とは反対側が開口した略U字状の切り込み12a,12bが、開口側がミシン目1c側を向いて形成されているため、シート部1bがパッケージ2から剥離していくものの、切り込み12a,12bにそれぞれ囲まれた領域だけはパッケージ2に貼着されたままの状態となる。
そして、シート部1bをパッケージ2から剥離していき、シート部1bのパッケージ2からの剥離領域が切り込み12a,12bの開口部側の端部に達すると、図4(b)に示すように、シート部1bが、切り込み12a,12bの開口部側の端部からシート部1bの剥離方向、すなわちミシン目1cに向かう方向の延長線上に破断していく。
すると、切り込み12a,12bのそれぞれの開口部側の1つの端部からミシン目1cに向かう方向の延長線上には、配線23の断線検出部23bが設けられているため、シート部1bの破断に伴って配線23が断線検出部23bにて断線する。
さらにシート部1bに続いてシート部1aをパッケージ2から剥離していくと、シート部1aがシート部1bに引き続き破断し、シート部1aの破断に伴って配線23の断線検出部23aが断線する。
その後、シート部1bのパッケージ2からの破断部分がミシン目1cから離れる方向に延びていくと、シート部1bに形成された切り込み12a,12bのそれぞれが、開口側の端部のうち一方が切り込み11aの両端部間に対向するように形成されていることにより、シート部1aの切り込み12a,12bのそれぞれの一方の端部からの破断部分が切り込み11aにぶつかることになる。
一方、シート部1aの切り込み12a,12bのそれぞれの他方の端部からの破断部分は、シート部1bの切り欠き1dに隣接する端辺にて達することになり、それにより、図4(c)に示すように、開封検知ラベル1のうち、シート部1aの切り込み11によって囲まれた領域の一部を除いた領域と、シート部1bの切り込み12a,12bのそれぞれによって囲まれた領域のみがパッケージ2に貼着されたままの状態となり、開封検知ラベル1が2つに分離することになる。
開封検知ラベル1が上記のように2つに分離した状態においては、配線23が断線検出部23a,23bにて断線しているため、開封検知ラベル1をパッケージに再度貼着したとしても、配線23の断線を検出することで、パッケージ2の開封が検知されることになる。この場合においても、アンテナ22が、シート部1bの切り込み12a,12bの突出側に設けられており、シート部1bが切り込み12a,12bの開口部側に破断していくことになるため、アンテナ22が破壊されてしまうことが回避される。
上記のように配線23が断線した開封検知ラベル1は、ICチップ21に対して非接触通信可能なリーダを開封検知ラベル1に翳すことで、リーダから供給された電力によって配線23に電流が流れ、この電流がICチップ21にて検知されるか否かによって配線23が断線しているかどうかが検出される。
その場合、ICチップ21において、電流が検知された場合は、フラグ情報として“1”が設定され、また、電流が検知されなかった場合は、フラグ情報として“0”が設定され、これらフラグ情報が配線23の断線状態の検出結果としてアンテナ22を介して無線送信される。
そして、リーダにおいて、受信したフラグ情報が“1”である場合は、開封検知ラベル1が貼着されたパッケージ2が開封されていないと判断され、受信したフラグ情報が“0”である場合は、開封検知ラベル1が貼着されたパッケージ2が開封されたと判断される。それにより、開封検知ラベル1がパッケージ2から一度剥離されてパッケージ2が開封された後に開封検知ラベル1がパッケージ2に再度貼着されたとしても、パッケージ2が開封された旨を確実に検知することができる。また、開封検知ラベル1のミシン目1cが破断されてパッケージ2が開封された場合でも、パッケージ2が開封された旨を目視によらずに確実に検知することができる。
(他の実施の形態)
図5は、本発明の開封検知ラベルの他の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(b)に示したインレットシート120の表面の構成を示す図である。
本形態は図5に示すように、図1に示したものに対して、シート部101aに3つの第1の切り込み111a〜111cが形成されるとともに、シート部101bに4つの第2の切り込み112a〜112dが形成されている点が異なる開封検知ラベル101である。
3つの切り込み111a〜111cは、図1に示した切り込み11aと同様に、突出側とは反対側が開口した略U字状からなり、開口側がミシン目101cを向いて形成されており、ミシン目101cに沿って横並びに形成されている。これら3つの切り込み111a〜111cのうち、中央に位置する切り込み111aが本発明における第1の特定切り込みとなる。
4つの切り込み112a〜112dは、図1に示した切り込み12aと同様に、突出側とは反対側が開口した略U字状からなり、開口側がミシン目101cを向いて形成されており、ミシン目101cに沿って横並びに形成されている。これら4つの切り込み112a〜112dのうち、中央に位置する2つの切り込み112a,112bが本発明における第2の特定切り込みとなる。そして、切り込み112a,112bはそれぞれ、開口側の端部のうち一方の端部が切り込み111aの両端部間に対向し、他方の端部が切り込み111b,111cのそれぞれの両端部間に対向するように形成されている。また、切り込み112a,112bの外側に形成された切り込み112c,112dはそれぞれ、開口側の端部のうち一方の端部が切り込み111b,111cの両端部間にそれぞれ対向するように形成されている。なお、切り込み112c,112dは、それぞれの開口側の端部のうち一方の端部が、切り込み111b,111cの両端部間にそれぞれ対向しないように形成されていてもよい。
また、切り込み111aは、インレットシート120に形成された配線123に対して、開口側の両端部のシート部101aとシート部101bとの連接方向における延長線上に断線検出部123aが存在するように形成されており、また、切り込み112a,112bは、開口側の端部のうち切り込み111aの両端部間に対向する端部のシート部101aとシート部101bとの連接方向における延長線上に断線検出部123bが存在するように形成されている。
上記のように構成された開封検知ラベル101においても、図2に示したようにパッケージ2に貼着された後、パッケージ2を開封するためにシート部101aのミシン目101cとは反対側の端辺から剥離された場合は、切り込み111a〜111cをきっかけとしてシート部101aが破断し、インレットシート120に形成された配線123がシート部101aの破断に伴って断線検出部123aにて断線し、さらに引き続きシート部101bの破断に伴って配線123が断線検出部123bにおいても断線し、この断線が検出されることで、パッケージ2から開封検知ラベル101が剥離されてパッケージ2が開封された旨が検知されることになる。また、図2に示したようにパッケージ2に貼着された後、パッケージ2を開封するためにシート部101bのミシン目101cとは反対側の端辺から剥離された場合は、切り込み112a〜112dをきっかけとしてシート部101bが破断し、インレットシート120に形成された配線123がシート部101bの破断に伴って断線検出部123bにて断線し、さらに引き続きシート部101aの破断に伴って配線123が断線検出部123aにおいても断線し、この断線が検出されることで、パッケージ2から開封検知ラベル101が剥離されてパッケージ2が開封された旨が検知されることになる。
この際、本形態における開封検知ラベル101においては、図1に示したものに対して、切り込み111aの両側にそれぞれ切り込み111b,111cが形成されている。そのため、図2に示したようにパッケージ2に貼着された後、シート部101aのミシン目101cとは反対側の端辺から剥離された際、切り込み111aの両側において、シート部101aのパッケージ2から剥離される領域の面積が狭くなるため、シート部101aをパッケージ2から剥離しやすくなり、シート部101aのうち切り込み111a〜111cによって囲まれていない領域のみがパッケージ2から確実に剥離していくものとすることができる。また、本形態における開封検知ラベル101においては、図1に示したものに対して、切り込み112aの切り込み112bとは反対側に切り込み112cが形成されているとともに、切り込み112bの切り込み112aとは反対側に切り込み112dが形成されている。そのため、図2に示したようにパッケージ2に貼着された後、シート部101bのミシン目101cとは反対側の端辺から剥離された際、切り込み112aの切り込み112bとは反対側と、切り込み112bの切り込み112aとは反対側とのそれぞれにおいて、シート部101bのパッケージ2から剥離される領域の面積が狭くなるため、シート部101bをパッケージ2から剥離しやすくなり、シート部101bのうち切り込み112a〜112dによって囲まれていない領域のみがパッケージ2から確実に剥離していくものとすることができる。
また、本形態における開封検知ラベル101においても、図2に示したようにパッケージ2に貼着された後、開封検知ラベル101のミシン目101cが破断されてパッケージ102が開封された場合でも、配線123が断線するため、この断線が検出されることで、パッケージ2から開封検知ラベル1が剥離されてパッケージ2が開封された旨が検知される。
図6は、本発明の開封検知ラベルの他の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(b)に示したインレットシート220の表面の構成を示す図である。
本形態は図6に示すように、図5に示したものに対して、切り込み112c,112dを有さない点が異なる開封検知ラベル201である。
本形態における開封検知ラベル201においても、図2に示したようにパッケージ2に貼着された後、パッケージ2を開封するためにシート部201aのミシン目201cとは反対側の端辺から剥離された場合は、切り込み211a〜211cをきっかけとしてシート部201aが破断し、インレットシート220に形成された配線223がシート部201aの破断に伴って断線検出部223aにて断線し、さらに引き続きシート部201bの破断に伴って配線223が断線検出部223bにおいても断線し、この断線が検出されることで、パッケージ2から開封検知ラベル201が剥離されてパッケージ2が開封された旨が検知されることになる。また、図2に示したようにパッケージ2に貼着された後、パッケージ2を開封するためにシート部201bのミシン目201cとは反対側の端辺から剥離された場合は、切り込み212a,212bをきっかけとしてシート部201bが破断し、インレットシート220に形成された配線223がシート部201bの破断に伴って断線検出部223bにて断線し、さらに引き続きシート部201aの破断に伴って配線223が断線検出部223aにおいても断線し、この断線が検出されることで、パッケージ2から開封検知ラベル201が剥離されてパッケージ2が開封された旨が検知されることになる。
図7は、本発明の開封検知ラベルの他の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(b)に示したインレットシート320の表面の構成を示す図である。
本形態は図7に示すように、図6に示したものに対して、切り欠き301dの形状が異なる開封検知ラベル301である。本形態の開封検知ラベル301における切り欠き301dは、シート部301a,301bそれぞれにおけるミシン目301cの両端部に略四角形状となって形成されている。
本形態における開封検知ラベル301においても、図2に示したようにパッケージ2に貼着された後、パッケージ2を開封するためにシート部301aのミシン目301cとは反対側の端辺から剥離された場合は、切り込み311a〜311cをきっかけとしてシート部301aが破断し、インレットシート320に形成された配線323がシート部301aの破断に伴って断線検出部323aにて断線し、さらに引き続きシート部301bの破断に伴って配線323が断線検出部323bにおいても断線し、この断線が検出されることで、パッケージ2から開封検知ラベル301が剥離されてパッケージ2が開封された旨が検知される。また、図2に示したようにパッケージ2に貼着された後、パッケージ2を開封するためにシート部301bのミシン目301cとは反対側の端辺から剥離された場合は、切り込み312a,312bをきっかけとしてシート部301bが破断し、インレットシート320に形成された配線323がシート部301bの破断に伴って断線検出部323bにて断線し、さらに引き続きシート部301aの破断に伴って配線323が断線検出部323aにおいても断線し、この断線が検出されることで、パッケージ2から開封検知ラベル301が剥離されてパッケージ2が開封された旨が検知されることになる。
図8は、本発明の開封検知ラベルの他の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(b)に示したインレットシート420の表面の構成を示す図である。
本形態は図8に示すように、図6に示したものに対して、切り欠き401dの形状が異なる開封検知ラベル401である。本形態の開封検知ラベル401における切り欠き401dは、シート部401bにおけるシート部401aとの境界線となるミシン目401cの両端部に三角形状となって形成されている。
本形態における開封検知ラベル401においても、図2に示したようにパッケージ2に貼着された後、パッケージ2を開封するためにシート部401aのミシン目401cとは反対側の端辺から剥離された場合は、切り込み411a〜411cをきっかけとしてシート部401aが破断し、インレットシート420に形成された配線423がシート部401aの破断に伴って断線検出部423aにて断線し、さらに引き続きシート部401bの破断に伴って配線423が断線検出部423bにおいても断線し、この断線が検出されることで、パッケージ2から開封検知ラベル401が剥離されてパッケージ2が開封された旨が検知される。また、図2に示したようにパッケージ2に貼着された後、パッケージ2を開封するためにシート部401bのミシン目401cとは反対側の端辺から剥離された場合は、切り込み412a,412bをきっかけとしてシート部401bが破断し、インレットシート420に形成された配線423がシート部401bの破断に伴って断線検出部423bにて断線し、さらに引き続きシート部401aの破断に伴って配線423が断線検出部423aにおいても断線し、この断線が検出されることで、パッケージ2から開封検知ラベル401が剥離されてパッケージ2が開封された旨が検知されることになる。
図9は、本発明の開封検知ラベルの他の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(b)に示したインレットシート420の表面の構成を示す図である。
本形態は図9に示すように、図6に示したものに対して、インレットシート820の表面シート810との貼着面とは反対側の面に接着層860を介して裏面シート850が貼着され、裏面シート850のインレットシート820との貼着面とは反対側の面に粘着層840が積層されてなる点が異なる開封検知ラベル801である。
本形態における開封検知ラベル801においても、図2に示したようにパッケージ2に貼着された後、パッケージ2を開封するためにシート部801aのミシン目801cとは反対側の端辺から剥離された場合は、切り込み811a〜811cをきっかけとしてシート部801aが破断し、インレットシート820に形成された配線823がシート部801aの破断に伴って断線検出部823aにて断線し、さらに引き続きシート部801bの破断に伴って配線823が断線検出部823bにおいても断線し、この断線が検出されることで、パッケージ2から開封検知ラベル801が剥離されてパッケージ2が開封された旨が検知される。また、図2に示したようにパッケージ2に貼着された後、パッケージ2を開封するためにシート部801bのミシン目801cとは反対側の端辺から剥離された場合は、切り込み812a,812bをきっかけとしてシート部801bが破断し、インレットシート820に形成された配線823がシート部801bの破断に伴って断線検出部823bにて断線し、さらに引き続きシート部801aの破断に伴って配線823が断線検出部823aにおいても断線し、この断線が検出されることで、パッケージ2から開封検知ラベル801が剥離されてパッケージ2が開封された旨が検知されることになる。
以下に、本発明の開封検知ラベルに設けられる切り込みの他の形態について説明する。
図10は、図1に示した開封検知ラベル1に設けられる切り込みの他の形態を示す図である。
上述した実施の形態においては、2つのシート部にそれぞれ形成される切り込みとして、突出側とは反対側が開口した略U字状からなるものを例に挙げて説明したが、開封検知ラベルが被着体に貼着された後に、2つのシート部の連接方向の両端部から剥離した場合に上述した作用を生じさせるためには、突出側とは反対側が開口した凸形状からなるものであればよく、略U字状のものに限らない。
例えば、図10(a)に示すように、突出側とは反対側が開口したコの字状の切り込み511であってもよいし、図10(b)に示すように、突出側を1つの頂点としてそれとは反対側が開口した略五角形状の切り込み611であってもよい。さらには、図10(c)に示すように、突出側とは反対側が開口したV字状の切り込み711であってもよい。
また、上述したような切り込みがその一部にタイ部を有するものであれば、被着体への貼着前の状態にて切り込みの凸形状に囲まれた領域が垂れ下がってしまって被着体に貼着しにくくなることが回避されるとともに、製造工程において、ロール状に巻き取られたり湾曲して搬送されたりする際に切り込みから不用意に破断してしまうことが回避される。
また、上述した実施の形態においては、2つのシート部にそれぞれ設けられた断線検出部が、2つのシート部の境界線に沿って延びているものを例に挙げて説明したが、2つのシート部とのそれぞれにおいて、2つのシート部の境界線に沿う領域に境界線に直交しない方向に延びたものであれば、2つのシート部の境界線に対して斜めに延びていたり、2つの断線検出部によって楕円形を形成したりするものであってもよい。ただし、その場合でも、2つのシート部にそれぞれ形成された切り込みは、断線検出部の2つのシート部の境界線とは反対側にて断線検出部に沿う領域に形成される必要がある。
また、上述した実施の形態においては、インレットシート20,120,220,320,420,820のICチップ21,121,221,321,421,821が搭載された面に表面シート10,110,210,310,410,810が積層され、これら表面シート10,110,210,310,410,820とインレットシート20,120,220,320,420,820とが接着層30,130,230,330,430,830によって貼着され、さらに、開封検知ラベル801においては、インレットシート820の表面シート810との貼着面とは反対側の面に裏面シート850が接着層860によって貼着された構成を例に挙げて説明したが、本発明では、表面シート10,110,210,310,410及び裏面シート850は必須の構成ではない。ただし、インレットシート20,120,220,320,420のICチップ21,121,221,321,421が搭載された面に表面シート10,110,210,310,410が積層されていれば、ICチップ21,121,221,321,421やアンテナ22,122,222,322,422及び配線23,123,223,323,423を保護することができるとともに、開封検知ラベル1の表面に情報を印字することができる。
1,101,201,301,401,801 開封検知ラベル
1a,1b,101a,101b,201a,201b,301a,201b,401a,401b,801a,801b シート部
1c,101c,201c,301c,401c,801c ミシン目
1d,101d,201d,301d,401d,801d 切り欠き
2 パッケージ
2a 本体
2b 蓋
2c 開封部分
10,110,210,310,410,810 表面シート
11a,12a,12b,111a〜111c,112a〜112d,211a〜211c,212a,212b,311a〜311c,312a,312b,411a〜411c,412a,412b,511,611,711,811a〜811c,812a,812b 切り込み
20,120,220,320,420,820 インレットシート
21,121,221,321,421,821 ICチップ
22,122,222,322,422,822 アンテナ
23,123,223,323,423,823 配線
23a,23b,123a,123b,223a,223b,323a,323b,423a,423b,823a,823b 断線検出部
30,130,230,330,430,830,880 接着層
40,140,240,340,440,840 粘着層
850 裏面シート

Claims (3)

  1. 第1のシート部と第2のシート部とが連接してなるシート基材と、第1のシート部と第2のシート部とに亘って前記シート基材に形成された配線と、前記配線の断線を検出するICチップと、前記ICチップに接続され、前記ICチップにおける検出結果を無線送信する通信用アンテナとを有する開封検知ラベルにおいて、
    前記配線は、前記第1のシート部と前記第2のシート部とのそれぞれにおいて、前記第1のシート部と前記第2のシート部との境界線に沿う領域に、前記境界線に直交しない方向に延びた断線検出部を有し、
    前記第1のシート部の前記断線検出部の前記境界線とは反対側にて前記断線検出部に沿う領域に、突出側とは反対側が開口した凸形状からなり、開口側が前記断線検出部側を向いて形成された少なくとも1つの第1の切り込みと、
    前記第2のシート部の前記断線検出部の前記境界線とは反対側にて前記断線検出部に沿う領域に、突出側とは反対側が開口した凸形状からなり、開口側が前記断線検出部側を向いて形成された少なくとも1つの第2の切り込みとを有する、開封検知ラベル。
  2. 請求項1に記載の開封検知ラベルにおいて、
    前記通信用アンテナは、前記第2のシート部の前記第2の切り込みの前記突出側に設けられ、
    前記第1の切り込みのうち1つは、開口側の両端部の前記第1のシート部と前記第2のシート部との連接方向における延長線上に前記断線検出部が存在するように形成された第1の特定切り込みであり、
    前記第2の切り込みを2つ以上有し、該2つ以上の第2の切り込みのうち前記境界線が延びる方向に並んだ2つは、それぞれ、開口側の端部のうち一方が前記第1の特定切り込みの両端部間に対向するように形成された第2の特定切り込みである、開封検知ラベル。
  3. 請求項1または請求項2に記載の開封検知ラベルにおいて、
    前記第1及び第2の切り込みは、その一部にタイ部を有する、開封検知ラベル。
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