JP2019143734A - 粘性ダンパ - Google Patents

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Abstract

【課題】長周期地震動の発生時のように大きな振動エネルギが繰り返し入力される場合においても、温度特性や繰り返し特性による粘性体の粘性抵抗の低下を適切に補い、所要の減衰性能を確保できる粘性ダンパを提供する。【解決手段】本発明による粘性ダンパ1Aは、構造物を含む系内の第1部位に連結されるねじ軸11a、及びねじ軸11aに螺合するナット11bを有するボールねじ11と、ナット11bに連結された回転自在の第1内筒12と、第1内筒12に嵌合し、第2部位に連結される回転不能の第1外筒13と、第1内筒12と第1外筒13の間の間隙に充填された粘性体14と、第1内筒12と連動して回転する第2内筒22と、第2内筒22に対向する不動の第2外筒23と、第2内筒22と第2外筒23の間に配置され、磁界内を回転する第2内筒22に、その回転と反対方向の、渦電流によるローレンツ力を発生させる複数の永久磁石24と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、構造物などに設けられ、振動エネルギの減衰に用いられる粘性ダンパに関する。
従来の粘性ダンパとして、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。この粘性ダンパは、地震時などに相対変位する構造物の第1部位と第2部位の間に設けられる。粘性ダンパは、一端部が第1部位に連結されたねじ軸と、ねじ軸にボールを介して螺合するナットと、ナットに連結された回転自在の内筒と、内筒の外側に設けられ、一端部が第2部位に連結された回転不能の外筒と、を備えている。内筒と外筒の間には粘性体が充填されている。
この粘性ダンパでは、例えば地震時に、上記第1及び第2部位の間に相対変位が発生すると、ねじ軸の相対的な直線運動が、ナットの回転運動に変換され、内筒が回転する。これにより、回転する内筒と回転しない外筒との間に充填された粘性体の粘性抵抗により、振動エネルギが吸収され、熱変換されることによって、内筒の回転速度に応じた粘性減衰効果が発揮され、構造物の振動が抑制される。
特開平11−201224号公報
上記のような粘性ダンパは、粘性体の温度上昇に伴って粘性抵抗が低下する温度依存性や、振動が繰り返し作用するのに伴って粘性抵抗が低下する繰り返し依存性を有する。このため、近年、特に懸念されている長周期地震動が発生したような場合には、粘性ダンパに大きな振動エネルギが繰り返し入力され、粘性ダンパで吸収される累積振動エネルギが増大することで、粘性体の温度が大きく上昇し、粘性抵抗が著しく低下するおそれがある。この場合の粘性抵抗の低下率は、地震動の大きさや継続時間によっては、40〜60%に達するため、設計時に設定された粘性ダンパの減衰性能を維持することが困難になる。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、長周期地震動の発生時のように大きな振動エネルギが構造物に繰り返し入力される場合においても、温度特性や繰り返し特性による粘性体の粘性抵抗の低下を適切に補うことによって、所要の減衰性能を確保することができる粘性ダンパを提供することを目的とする。
この目的を達成するために、請求項1に係る発明は、構造物を含む系内の相対変位する第1部位と第2部位の間に設けられ、振動エネルギを減衰する粘性ダンパであって、一端部が第1部位に連結されるねじ軸、及びねじ軸にボールを介して螺合するナットを有するボールねじと、ナットに一体に連結された回転自在の第1筒体と、第1筒体に間隙をもって嵌合するとともに、一端部が第2部位に連結される回転不能の第2筒体と、第1筒体と第2筒体の間の間隙に充填された粘性体と、第1筒体と連動して回転するロータと、ロータに対向する不動のステータと、ロータとステータの間に周方向に沿って配置され、磁界内を回転するロータに、ロータの回転と反対方向の、渦電流によるローレンツ力を発生させるように構成された複数の永久磁石と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、地震時などに振動エネルギが構造物に入力され、第1及び第2部位の間に相対変位が発生すると、第1部位に連結されたねじ軸の相対的な直線運動が、ねじ軸に螺合するナットの回転運動に変換されることによって、ナットに連結された第1筒体が回転する。これに伴い、回転する第1筒体と回転不能の第2筒体との間に充填された粘性体の粘性抵抗(せん断抵抗)によって、振動エネルギが吸収され、熱変換されることで、第1筒体の回転速度に応じた粘性減衰効果が発揮される。
また、第1筒体の回転に連動して、ロータが永久磁石の磁界内を回転する。これにより、ロータに渦電流(誘導電流)が発生すると同時に、この渦電流と永久磁石の磁界との相互作用によって、ロータの回転と反対方向のローレンツ力が発生し、抵抗力(制動力)としてロータに作用することで、減衰効果が発揮される。
このような渦電流によるローレンツ力は、構造物における粘性ダンパの使用環境では、粘性抵抗と異なり、温度依存性や繰り返し依存性が小さい。したがって、長周期地震動の発生時のように大きな振動エネルギが構造物に繰り返し入力される場合において、温度特性や繰り返し特性によって粘性体の粘性抵抗が低下したときでも、この粘性抵抗の低下を渦電流によるローレンツ力によって適切に補うことができ、それにより、粘性ダンパの所要の減衰性能を確保することができる。
また、渦電流によるローレンツ力は、粘性抵抗と同様、速度に依存する減衰特性(傾向)を示す。このため、ローレンツ力を粘性抵抗と同様に容易に取り扱うことができ、例えば、粘性抵抗とローレンツ力を考慮した設計を、速度をパラメータとして容易に行うことができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の粘性ダンパにおいて、ロータ、ステータ及び複数の永久磁石は、ボールねじ、第1筒体、第2筒体及び粘性体と別個に組み立てられた補助減衰ユニットとして構成されており、補助減衰ユニットのロータが第1筒体に連結されていることを特徴とする。
この構成によれば、ロータ、ステータ及び複数の永久磁石は、別個の補助減衰ユニットとして構成されており、補助減衰ユニットのロータが第1筒体に連結される。これにより、別個に組み立てた補助減衰ユニットを既存の粘性ダンパに後付けで取り付けることによって、本発明の粘性ダンパを構成することができる。あるいは、補助減衰ユニットの部分が故障した場合、補助減衰ユニットを交換するだけで容易に対応することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の粘性ダンパにおいて、永久磁石の磁界がロータに作用するのを阻止する阻止位置と許容する許容位置に移動可能な可動部材と、可動部材を阻止位置又は許容位置に駆動することによって、渦電流によるローレンツ力の発生を阻止又は許容するように制御する制御装置と、をさらに備えることを特徴とする。
この構成によれば、制御装置によって可動部材の位置を阻止位置又は許容位置に切り替えることにより、渦電流によるローレンツ力の発生が阻止又は許容される。例えば、粘性体の粘性抵抗がさほど低下していないと推定される状況では、可動部材を阻止位置に駆動し、永久磁石の磁界がロータに作用しないようにすることで、不要なローレンツ力の発生を回避することができる。一方、粘性体の粘性抵抗が低下していると推定される状況では、可動部材を許容位置に駆動し、永久磁石の磁界がロータに作用するようにすることで、渦電流によるローレンツ力を発生させ、粘性抵抗の低下を有効に補うことができる。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の粘性ダンパにおいて、粘性体の温度を検出する温度検出手段をさらに備え、制御装置は、検出された粘性体の温度が所定温度を超えたときに、可動部材を阻止位置から許容位置に駆動することを特徴とする。
この構成によれば、検出された粘性体の温度が所定温度を超えたときに、可動部材が阻止位置から許容位置に駆動される。これにより、長周期地震動の発生などに伴い、粘性体の実際の温度が大きく上昇するのに応じて、渦電流によるローレンツ力を発生させ、温度上昇による粘性抵抗の低下を適切に補うことによって、粘性ダンパの減衰性能を確保することができる。
請求項5に係る発明は、請求項3に記載の粘性ダンパにおいて、第1部位と第2部位の間の相対変位を取得する相対変位取得手段をさらに備え、制御装置は、取得された相対変位が所定変位を超えたときに、可動部材を阻止位置から許容位置に駆動することを特徴とする。
この構成によれば、取得された構造物の第1部位と第2部位の間の相対変位が所定変位を超えたときに、可動部材が阻止位置から許容位置に駆動される。これにより、地震動の発生に伴い、構造物の実際の相対変位が大きく増大するのに応じて、渦電流によるローレンツ力を発生させ、粘性抵抗に付加することによって、粘性ダンパの減衰性能を適切に増強することができる。
本発明の実施形態による粘性ダンパを含む制震装置を構造物に適用した2つの例を、概略的に示す図である。 図1(b)の制震装置をモデル化して示す図である。 第1実施形態による粘性ダンパを一部、切り欠いて示す縦断面図である。 図3のX−X線に沿う、粘性ダンパの補助減衰部の断面図である。 補助減衰部の動作を説明するための図である。 内筒の速度と粘性抵抗及びローレンツ力抵抗との関係を示す図である。 第1実施形態の第1変形例による補助減衰ユニットを示す縦断面図である。 第1実施形態の第2変形例による粘性ダンパを一部、切り欠いて示す縦断面図である。 第1実施形態の第3変形例による粘性ダンパを一部、切り欠いて示す縦断面図である。 (a)第2実施形態による粘性ダンパの補助減衰部を停止状態において示す、図4と同様の断面図、及び(b)停止状態における動作を説明するための図である。 (a)第2実施形態による粘性ダンパの補助減衰部を作動状態において示す、図4と同様の断面図、及び(b)作動状態における動作を説明するための図である。 図10及び図11の補助減衰部を作動状態/停止状態に切り替える切替機構を示すブロック図である。 図12の制御装置で実行される補助減衰制御処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は、実施形態による粘性ダンパ1を、構造物に制震装置として設置した例を示す。同図(a)の例では、構造物の上下の梁BU、BL及び左右の柱PL、PRで構成される門型フレームに、V型ブレースなどから成る付帯構造2を介して、左右2つの粘性ダンパ1、1が水平に設置され、同図(b)の例では、門型フレームに、調整鋼管などから成る付帯構造2を介して、1つの粘性ダンパ1が斜めに設置されている。図2に示すように、これらの制震装置は、粘性ダンパ1から成る、速度に依存する抵抗を発揮する減衰要素に、付帯構造2から成るばね要素を直列に接続したモデルとして、モデル化される。
図3は、第1実施形態による粘性ダンパ1Aを示している。この粘性ダンパ1Aは、粘性減衰部3と補助減衰部4Aに大別される。粘性減衰部3は、粘性体14の粘性抵抗によって減衰効果を発揮するものである。これに対し、補助減衰部4Aは、粘性体14の粘性抵抗を補うために、永久磁石24などにより発生する、渦電流によるローレンツ力によって減衰効果を発揮するものである。
粘性減衰部3は、ボールねじ11、第1内筒12、第1外筒13及び粘性体14などで構成されている。ボールねじ11は、ねじ軸11aと、ねじ軸11aに多数のボール(図示せず)を介して螺合するナット11bを有する。ねじ軸11aは、外端部において、自在継手15aを介して、第1フランジ15に回転自在にかつ移動不能に取り付けられ、内端部は、ナット11bから第1内筒12側に突出し、その内部に延びている。ナット11bの両端部にはフランジ部11c、11dが一体に設けられている。
第1内筒12は、鋼材で構成され、ボールねじ11のナット11bと同軸状に配置されており、内端部において、ナット11bのフランジ部11dにねじ(図示せず)などで一体に連結されている。第1外筒13は、鋼材で構成され、第1内筒12の外側に、所定の間隙Gをもって嵌合している。第1外筒13は、外端部において、第2フランジ16にねじ17で固定され、回転不能に構成されている。また、第2フランジ16によって、第1内筒12及び第1外筒13の外端部が覆われている。
また、第1外筒13の内端面には、ナット11bに嵌合するリング状の軸受け取付部材18が一体に設けられ、この軸受け取付部材18とナット11bのフランジ部11c、11dとの間に、スラスト軸受け19、19が設けられ、第1外筒13の外端部には、ラジアル軸受け20が設けられている。第1内筒12及びこれと一体のナット11bは、これらのスラスト軸受け19、19及びラジアル軸受け20によって、第1外筒13に回転自在に且つ軸線方向に移動不能に支持されている。
粘性体14は、第1内筒12と第1外筒13との間の間隙Gに、シール21、21を介して液密状態で充填されている。粘性体14は、所定の粘度を有する粘性材、例えばシリコンオイルで構成されている。
一方、補助減衰部4Aは、上記ボールねじ11と、第2内筒22、第2外筒23及び複数の永久磁石24などで構成されている。ボールねじ11以外の構成要素22、23及び24は、粘性減衰部3の第1内筒12などよりも第1フランジ15側に位置し、ボールねじ11のねじ軸11aの外側に同軸状に配置されている。
第2内筒22は、例えば、鋼材などの強磁性体で構成され、内端部において、ナット11bのフランジ部11cにねじ(図示せず)などで一体に連結されている。第2外筒23は、鋼材などの強磁性体で構成され、第2内筒22の外側に、所定の間隔を隔てて嵌合している。また、第2外筒23は、軸受け取付部材18を介して第1外筒13に一体に連結され、回転不能に構成されている。一方、第2内筒22は、第2外筒23の外端部に設けられたラジアル軸受け20などによって、第2外筒23に回転自在に且つ軸線方向に移動不能に支持されている。なお、図3の符号25は、第2外筒23にねじ17で固定され、第2内筒22及び第2外筒23を覆う蓋板である。
図4に示すように、永久磁石24は、第2外筒23の内周面に複数個(この例では18個)、周方向に等間隔に配置され、第2内筒22に対向している。また、永久磁石24の極性は、隣り合う各2つの永久磁石24、24の間で互いに異なるように設定されている(図5参照)。
次に、上述した構成の粘性ダンパ1Aの動作について説明する。粘性ダンパ1Aは、第1及び第2フランジ15、16を介して、図1に示すように、構造物の互いに相対変位する第1及び第2部位の間に設置される。地震時などに振動エネルギが構造物に入力され、第1及び第2部位の間に相対変位が発生すると、第1部位に第1フランジ15を介して連結されたねじ軸11aの相対的な直線運動が、ねじ軸11aに螺合するナット11bの回転運動に変換され、ナット11bに連結された第1内筒12が回転する。これに伴い、第1内筒12と回転不能の第1外筒13との間に充填された粘性体14の粘性抵抗によって、振動エネルギが吸収され、熱変換されることで、第1内筒12の回転速度に応じた粘性減衰効果が発揮される。
また、第1内筒12が回転するのに連動して、それと一体の第2内筒22が永久磁石24の磁界内を回転する。これにより、図5に示すように、第2内筒22に渦電流(誘導電流)が発生すると同時に、この渦電流と永久磁石の磁界との相互作用によって、第2内筒22の回転と反対方向のローレンツ力が発生し、第2内筒22に抵抗力として作用することにより、減衰効果が発揮される。
前述したように、渦電流によるローレンツ力は、構造物における粘性ダンパ1の使用環境(例えば最高温度:100〜150℃、累積変位:50m程度)では、粘性抵抗と異なり、温度依存性や繰り返し依存性が小さい。したがって、長周期地震動の発生時のように大きな振動エネルギが構造物に繰り返し入力される場合において、温度特性や繰り返し特性によって粘性体14の粘性抵抗が低下したときでも、粘性抵抗の低下をこのローレンツ力によって適切に補うことができ、それにより、粘性ダンパ1の所要の減衰性能を確保することができる。
図6は、第1及び第2内筒12、22の速度Vと、粘性体14の粘性抵抗及び渦電流によるローレンツ力との関係の一例を示す。同図から理解されるように、このローレンツ力は、粘性抵抗と同様、速度Vに依存する減衰特性(傾向)を示すため、粘性抵抗と同じように取り扱うことができる。例えば、粘性抵抗と渦電流によるローレンツ力を考慮した設計を、速度Vをパラメータとして容易に行うことができる。
図7〜図9は、第1実施形態の粘性ダンパ1Aに対する第1〜第3変形例をそれぞれ示す。これらの図面において、第1実施形態と同じ又は同等の構成要素に同じ符号を付するとともに、以下、第1実施形態と異なる点を中心として説明を行うものとする。
図7の第1変形例は、第1実施形態の補助減衰部4Aの第2内筒22、第2外筒23及び永久磁石24などを、粘性減衰部3と別個に組み立てた補助減衰ユニット4AUとして構成したものである。具体的には、補助減衰ユニット4AUは、蓋板25と連結板26の間に配置された第2内筒22及び第2外筒23を有する。第2外筒23は、蓋板25にねじ17で固定され、回転不能に構成されている。第2内筒22は、第2外筒23の内側に配置され、連結板26にねじ(図示せず)などで固定されるとともに、スラスト軸受け19及びラジアル軸受け20、20を介して、第2外筒23に回転自在に且つ軸線方向に移動不能に支持されている。
また、永久磁石24は、第1実施形態と同様、第2外筒23の内周面に複数個、周方向に等間隔に設けられ、軸線方向に1列、配置されていて、第2内筒22に対向している。以上の構成の補助減衰ユニット4AUは、第2内筒22にねじ軸11aを通した状態で、連結板26のボルト孔26aに通したねじ(図示せず)で、連結板26をナット11bのフランジ部11cに固定することによって、粘性減衰部3に連結され、それにより、粘性ダンパ1Aが構成される。
以上の構成により、第1変形例においても、第1実施形態と同様の動作を得ることができる。また、別個に組み立てた補助減衰ユニット4AUを、粘性減衰部3を有する既存の粘性ダンパに後付けで取り付けることによって、粘性ダンパ1Aを構成することができる。あるいは、補助減衰ユニット4AUの部分が故障した場合、補助減衰ユニット4AUを交換するだけで容易に対応することができる。
図8の第2変形例は、第1実施形態に対し、補助減衰部の構成を変更したものである。本例の補助減衰部4Bは、鋼材などの強磁性体で構成された第3外筒53を有する。この第3外筒53は、一端部においてナット11bにねじ17で固定され、他端側において第1外筒13の外側に間隔を隔てて嵌合し、ラジアル軸受け20を介して回転自在に支持されている。複数の永久磁石24は、第1外筒13の外周面に、第3外筒53に対向するように設けられ、周方向に配置されている。
この構成では、ナット11bの回転に伴い、それと一体の第3外筒53が永久磁石24の磁界内を回転することによって、渦電流によるローレンツ力が第3外筒53に発生し、それにより、第1実施形態と同様の動作が得られる。また、補助減衰部4Bは、第1実施形態の補助減衰部4Aと比較して、部品点数が非常に少なく、構成が単純であるので、製造コストの低減や組立て性の向上などの利点を得ることができる。
図9の第3変形例もまた、第1実施形態に対し、補助減衰部の構成を変更したものである。本例の補助減衰部4Cは、第1内筒12から外方に同軸状に延びる小径の延出部12aと、鋼材などの強磁性体で構成された第2フランジ16の中心から内方に突出し、第1内筒12の延出部12aに間隔を隔てて嵌合する突出部16aと、突出部16aの外周面に、延出部12aに対向するように設けられ、周方向に配置された複数の永久磁石24によって構成されている。
この構成では、ナット11bの回転に伴い、第1内筒12の延出部12aが永久磁石24の磁界内を回転することによって、渦電流によるローレンツ力が延出部12aに発生し、それにより、第1実施形態と同様の動作が得られる。また、第2変形例と同様、補助減衰部4Cは、第1実施形態の補助減衰部4Aと比較して、部品点数が非常に少なく、構成が単純であるので、製造コストの低減や組立て性の向上などの利点を得ることができる。
次に、図10〜図13を参照しながら、本発明の第2実施形態による粘性ダンパについて説明する。この粘性ダンパ1Bは、前述した第1実施形態の粘性ダンパ1Aに、補助減衰部4Aを作動状態又は停止状態に切り替えるための切替機構を付加したものである。
この切替機構は、ポールピース31と、ポールピース31を駆動するアクチュエータ32と、アクチュエータ32を制御する制御装置33などを備えている。
ポールピース31は、強磁性体で構成されており、図10に示すように、補助減衰部4Aの第2内筒22と永久磁石24の間に、永久磁石24と同数、設けられ、周方向に等間隔に配置されている。これらのポールピース31は、周方向に移動自在に構成された、リング状の非磁性体から成る保持部材34に一体に取り付けられており、この保持部材34にアクチュエータ32が連結されている。
アクチュエータ32は、例えばステッピングモータで構成されており、そのオン/オフが制御装置33で制御されることにより、保持部材34を介して、複数のポールピース31の周方向の位置(角度)が制御される。具体的には、アクチュエータ32がオフ状態のときには、図10(a)に示すように、各ポールピース31は、隣り合う2つの永久磁石24、24をまたぐ位置(以下「阻止位置」という)に位置する。この状態では、同図(b)に示すように、1つのポールピース31と2つの永久磁石24、24によって磁力線の閉回路が形成されるため、永久磁石24の磁界は第2内筒22に作用しない。その結果、第2内筒22が回転しても、渦電流によるローレンツ力は発生せず、補助減衰部4Aは停止状態に制御される。
一方、アクチュエータ32がオンされると、図11(a)に示すように、各ポールピース31は、周方向に所定角度、移動することによって、1つの永久磁石24に対向する位置(以下「許容位置」という)に位置する。この状態では、同図(b)に示すように、永久磁石24の磁界がポールピース31を通って第2内筒22に作用する。その結果、第2内筒22が回転すると、渦電流によるローレンツ力が発生し、補助減衰部4Aは作動状態に制御される。
図12に示すように、制御装置33には、温度センサ41、第1及び第2加速度42、43が接続されている。温度センサ41は、粘性体14の温度(以下「粘性体温度」という)TBを検出し、その検出信号を制御装置33に出力する。第1及び第2加速度センサ42、43は、例えば半導体式のものであり、構造物の上梁BU及び下梁BLにそれぞれ設けられている(図1(b)参照)。第1及び第2加速度センサ42、43は、上梁BUの振動による水平方向の加速度(以下「上梁加速度」という)ABU、及び下梁BLの振動による水平方向の加速度(以下「下梁加速度」という)ABLをそれぞれ検出し、それらの検出信号を制御装置33に出力する。
制御装置33は、CPU、RAM、ROM及びI/Oインターフェースなどを有するマイクロコンピュータで構成されている。制御装置33は、上記のセンサ41〜43の検出信号に応じ、ROMに記憶されたプログラムに従って、図13に示す補助減衰制御処理を実行する。本処理は、所定時間ごとに繰り返し実行される。
本処理では、まずステップ1(「S1」と図示。以下同じ)において、検出された粘性体温度TBが所定温度TBREF(例えば50℃)よりも大きいか否かを判別する。この答えがYESで、粘性体温度TBが所定温度TBREFを超えたときには、大きな地震動の発生などにより、粘性体14の実際の温度が上昇し、その粘性抵抗が大きく低下しているおそれがあるとして、アクチュエータ32を駆動(ON)する(ステップ2)。これにより、ポールピース31が図11に示す許容位置に移動することで、補助減衰部4Aが作動し、渦電流によるローレンツ力が発生することによって、粘性抵抗の低下が補われる。
前記ステップ1の答えがNOのときには、ステップ3に進み、上梁BUと下梁BLの間の水平方向の相対変位RDを算出する。この相対変位RDの算出は、例えば次のように行われる。まず、検出された上梁加速度ABUを積分することによって、上梁速度VBU(絶対速度)を算出し、この上梁速度VBUをさらに積分することによって、上梁変位DBU(絶対変位)を算出する。同様に、検出された下梁加速度ABLを積分することによって、下梁速度VBL(絶対速度)を算出し、この下梁速度VBLをさらに積分することによって、下梁変位DBL(絶対変位)を算出する。そして、上梁変位DBUと下梁変位DBLとの差の絶対値|DBU−DBL|を、上梁BUと下梁BLの間の相対変位RDとして算出する。
次に、ステップ4において、算出した相対変位RDが所定変位RDREFよりも大きいか否かを判別する。この答えがYESで、相対変位RDが所定変位RDREF(例えば40mm:階高4mの場合の層間変形角1/100radに相当)を超えたときには、大きな地震動の発生などにより、構造物に大きな相対変位が発生しているとして、ステップ2に進み、アクチュエータ32を駆動する。これにより、ポールピース31が許容位置に移動し、補助減衰部4Aが作動することで、渦電流によるローレンツ力が発生し、粘性抵抗に付加されることによって、粘性ダンパ1Bの減衰性能が増強される。
一方、前記ステップ4の答えがNOのとき、すなわち粘性体温度TBが所定温度TBREF以下で、かつ相対変位RDが所定変位RDREF以下のときには、アクチュエータ32を停止(OFF)する(ステップ5)。これにより、ポールピース31が図10に示す阻止位置に位置することで、補助減衰部4Aは停止状態に制御され、渦電流によるローレンツ力は発生しない。
以上のように、本実施形態の粘性ダンパ1Bによれば、粘性体温度TBが所定温度TBREFを超えたときに、ポールピース31を許容位置に移動させ、補助減衰部4Aを作動状態に制御することで、渦電流によるローレンツ力を発生させるので、長周期地震動の発生時などにおける、粘性体14の温度上昇による粘性抵抗の低下を適切に補い、粘性ダンパ1Bの減衰性能を確保することができる。また、地震動の発生に伴い、構造物の相対変位RDが所定変位RDREFを超えたときにも同様に、補助減衰部4Aを作動状態に制御し、渦電流によるローレンツ力を発生させるので、粘性ダンパ1Bの減衰性能を適切に増強することができる。一方、上記以外の場合には、ポールピース31を阻止位置に位置させ、補助減衰部4Aを停止状態に維持するので、不要なローレンツ力の発生を回避することができる。
なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、第1及び第2実施形態では、ナット11bに連結される回転自在の第1筒体を第1内筒12で構成し、第2フランジ16に連結される回転不能の第2筒体を第1外筒13で構成しているが、これを内外逆にしてもよい。また、第1実施形態及び第1変形例では、補助減衰部4Aの永久磁石24を、不動の第2外筒23側(ステータ側)に設置しているが、回転する第2内筒22側(ロータ側)に設置してもよい。また、永久磁石24を軸線方向に1列、配置しているが、複数列、配置してもよい。以上の点は、第2及び第3変形例においても同様である。
さらに、第1及び第2実施形態では、第2内筒22及び第2外筒23をいずれも、鋼材などの強磁性体で構成しているが、永久磁石24が設けられず、これに対向する第2内筒22については、必ずしも透磁率の高い強磁性体である必要はなく、導電材料であればよい。例えば、そのような導電材料として、フェライト系ステンレス鋼などの弱磁性体や、アルミニウム合金、オーステナイト系ステンレス又は銅合金などの非磁性体を用いることが可能である。
また、補助減衰部の構成及び粘性減衰部3に対する配置関係などは、第1実施形態及び第1〜第3変形例に示した補助減衰部4A〜4Cに限らず適宜、設定することができる。また、補助減衰部4A〜4Cはいずれも、ロータ及びステータを互いに嵌合する筒体で構成し、その一方の周面に永久磁石を配置したドラム式のものであるが、これに代えて、ロータ及びステータを互いに対向する円板で構成し、その一方の対向面に永久磁石を配置したディスク式のものを採用してもよい。
また、第2実施形態では、補助減衰部4Aの作動/停止状態の切替を、ポールピース31を周方向に移動させることによって行っているが、ポールピース31を軸線方向に移動自在に構成し、永久磁石24に対向する許容位置と、永久磁石24から軸線方向に離間した阻止位置に移動させるようにしてもよい。あるいは、ポールピース31に代えて永久磁石24を移動させるようにしてもよい。
さらに、第2実施形態では、粘性体14の温度を温度センサ41で直接、検出しているが、これに代えて、粘性体14の温度を表すパラメータとして、粘性体14に近接する部材、例えば第1内筒12の温度を検出してもよい。また、補助減衰部4Aの作動/停止を、上下の梁BU、BL間の相対変位RDに応じて制御しているが、これに代えて、地震の大きさを表す他の適当なパラメータ、例えば上下の梁BU、BLのそれぞれの加速度や速度に応じて制御してもよい。
さらに、第2実施形態では、粘性体温度TB又は相対変位RDがそれぞれの所定値を超えたときに、ポールピース31を許容位置に駆動し、補助減衰部4Aを作動させている。これに代えて、粘性体温度TBの上昇度合い及び/又は相対変位RDの増加度合いに応じて、ポールピース31を許容位置と阻止位置の間で無段階に移動させることによって、渦電流によるローレンツ力を可変制御するようにしてもよい。
また、実施形態は、粘性ダンパ1A、1Bを構造物の制震装置として用いた例であるが、免震装置として用いてもよい。また、実施形態に示した永久磁石24やポールピース31の数はあくまで例示であり、適宜、増減される。その他、粘性ダンパの細部の構成を、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更することが可能である。
1 粘性ダンパ
1A 第1実施形態の粘性ダンパ
11a ねじ軸
11b ナット
11 ボールねじ
12 第1内筒(第1筒体)
12a 第1内筒の延出部(ロータ)
13 第1外筒(第2筒体、ステータ)
14 粘性体
16a 第2フランジの突出部(ステータ)
22 第2内筒(ロータ)
23 第2外筒(ステータ)
24 永久磁石
53 第3外筒(ロータ)
1B 第2実施形態の粘性ダンパ
4AU 補助減衰ユニット
31 ポールピース(可動部材)
32 アクチュエータ(制御装置)
33 制御装置(相対変位取得手段)
41 温度センサ(温度検出手段)
42 第1加速度センサ(相対変位取得手段)
43 第2加速度センサ(相対変位取得手段)
TB 粘性体の温度
TBREF 所定温度
RD 相対変位
RDREF 所定変位

Claims (5)

  1. 構造物を含む系内の相対変位する第1部位と第2部位の間に設けられ、振動エネルギを減衰する粘性ダンパであって、
    一端部が前記第1部位に連結されるねじ軸、及び当該ねじ軸にボールを介して螺合するナットを有するボールねじと、
    前記ナットに一体に連結された回転自在の第1筒体と、
    当該第1筒体に間隙をもって嵌合するとともに、一端部が前記第2部位に連結される回転不能の第2筒体と、
    前記第1筒体と前記第2筒体の間の前記間隙に充填された粘性体と、
    前記第1筒体と連動して回転するロータと、
    前記ロータに対向する不動のステータと、
    前記ロータと前記ステータの間に周方向に沿って配置され、磁界内を回転する前記ロータに、前記ロータの回転と反対方向の、渦電流によるローレンツ力を発生させるように構成された複数の永久磁石と、
    を備えることを特徴とする粘性ダンパ。
  2. 前記ロータ、前記ステータ及び前記複数の永久磁石は、前記ボールねじ、前記第1筒体、前記第2筒体及び前記粘性体と別個に組み立てられた補助減衰ユニットとして構成されており、当該補助減衰ユニットの前記ロータが前記第1筒体に連結されていることを特徴とする、請求項1に記載の粘性ダンパ。
  3. 前記永久磁石の磁界が前記ロータに作用するのを阻止する阻止位置と許容する許容位置に移動可能な可動部材と、
    当該可動部材を前記阻止位置又は前記許容位置に駆動することによって、前記渦電流によるローレンツ力の発生を阻止又は許容するように制御する制御装置と、をさらに備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の粘性ダンパ。
  4. 前記粘性体の温度を検出する温度検出手段をさらに備え、
    前記制御装置は、前記検出された粘性体の温度が所定温度を超えたときに、前記可動部材を前記阻止位置から前記許容位置に駆動することを特徴とする、請求項3に記載の粘性ダンパ。
  5. 前記第1部位と前記第2部位の間の相対変位を取得する相対変位取得手段をさらに備え、
    前記制御装置は、前記取得された相対変位が所定変位を超えたときに、前記可動部材を前記阻止位置から前記許容位置に駆動することを特徴とする、請求項3に記載の粘性ダンパ。
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