JP2019141313A - 自走式掃除機 - Google Patents

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Wataru Uchiyama
亘 内山
尾関 祐仁
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Abstract

【課題】上方の障害物検出専用のセンサがなくとも、当該上方の障害物を検出可能な自走式掃除機を提供する。【解決手段】自走式掃除機100は、床面を掃除する本体部110と、周辺の障害物を検出するための光学式の周辺検出部120と、本体部110よりも上方の突出位置と本体部110内の収容位置とに切り替え配置されるように周辺検出部120を昇降させる昇降部130と、収容位置にある周辺検出部120の光路上に配置された反射板140と、周辺検出部120及び昇降部130を制御する制御部150とを備えている。制御部150は、周辺検出部120が収容位置にある場合、周辺検出部120による障害物検出を、反射板140を介して行うことで上方の障害物Oを検出する。制御部150は、周辺検出部120が突出位置にある場合、周辺検出部120による障害物検出を、反射板140を介さずに行うことで水平方向における周辺の障害物を検出する。【選択図】図3

Description

本発明は、自走式掃除機に関する。
近年では、障害物を検出するために、例えばレーザレンジファインダ(LRF:Laser Range Finder)などの光学センサを搭載した自走式掃除機が知られている(例えば特許文献1参照)。光学センサは、自走式掃除機の本体に対して上部に突出した状態で、鉛直方向を回転軸として回転ながら、水平方向にレーザ光を照射することで、自走式掃除機周囲の障害物を検出する。
特開2014−219723号公報
近年では、自走式掃除機の薄型化を図るために、通常時においては光学センサを自走式掃除機の本体内に収容し、検出時に光学センサを上昇させる構造が検討されている。この場合、スムーズな光学センサの上昇を実現するべく、上昇前に自走式掃除機の本体上方の障害物の有無を検出する必要がある。しかし、上方の障害物を検出するためのセンサを別途設けるには、自走式掃除機の高コスト化を招くのが実状である。
このため、本発明は、上方の障害物検出専用のセンサがなくとも、当該上方の障害物を検出可能な自走式掃除機を提供することである。
本発明の1つである自走式掃除機は、床面上を移動して、当該床面を掃除する本体部と、本体部の水平方向における周辺に存在する障害物を検出するための光学式の周辺検出部と、本体部よりも上方の突出位置と本体部内の収容位置とに切り替え配置されるように周辺検出部を昇降させる昇降部と、収容位置にある周辺検出部の光路上に配置された反射板と、周辺検出部及び昇降部を制御する制御部とを備え、制御部は、周辺検出部が収容位置にある場合には、周辺検出部による障害物検出を、反射板を介して行うことで、周辺検出部の上方の障害物を検出し、周辺検出部が突出位置にある場合には、周辺検出部による障害物検出を、反射板を介さずに行うことで、本体部の水平方向における周辺に存在する障害物を検出する。
本発明によれば、上方の障害物検出専用のセンサがなくとも、当該上方の障害物を検出可能な自走式掃除機を提供することができる。
図1は、実施の形態に係る自走式掃除機の外観を示す平面図である。 図2は、実施の形態に係る自走式掃除機の外観を示す底面図である。 図3は、実施の形態に係る周辺検出部であって、本体部内の収容位置に配置された状態を示す斜視図である。 図4は、実施の形態に係る周辺検出部であって、本体部よりも上方の突出位置に配置された状態を示す斜視図である。 図5は、実施の形態に係る自走式掃除機の制御構成を示すブロック図である。 図6は、変形例1に係る反射板及び周辺検出部の位置関係を示す側面図である。 図7は、変形例1に係る自走式掃除機の制御構成を示すブロック図である。 図8は、変形例2に係る反射板及び周辺検出部の位置関係を示す上面図である。 図9は、変形例3に係る透光カバーを示す斜視図である。
次に、本発明における自走式掃除機の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明における自走式掃除機の一例を示したものに過ぎない。従って本発明は、以下の実施の形態を参考に請求の範囲の文言によって範囲が画定されるものであり、以下の実施の形態のみに限定されるものではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、本発明の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成するものとして説明される。
また、図面は、本発明を示すために適宜強調や省略、比率の調整を行った模式的な図となっており、実際の形状や位置関係、比率とは異なる場合がある。
図1は、実施の形態に係る自走式掃除機の外観を示す平面図である。図2は、実施の形態に係る自走式掃除機の外観を示す底面図である。
図1及び図2に示すように、自走式掃除機100は、屋内における床面上を自律的に走行し、当該床面を掃除するロボット型の掃除機である。自走式掃除機100は、各種の構成要素が搭載される本体部110と、本体部110の水平方向における周辺に存在する障害物を検出するための光学式の周辺検出部120と、周辺検出部120を昇降させる昇降部130(図5参照)と、反射板140と、制御部150とを備えている。
本体部110は、床面上を移動して、当該床面を掃除する。具体的には、本体部110には、上述した周辺検出部120、昇降部130、反射板140及び制御部150が搭載されている。さらに、本体部110には、本体部110を移動させる駆動ユニット160と、床面に存在するごみを集める掃除ユニット170と、ごみを本体部110の内部に吸引する吸引ユニット180が搭載されている。
また、本体部110は、周辺検出部120、昇降部130、反射板140、制御部150、駆動ユニット160、掃除ユニット170及び吸引ユニット180を収容する筐体111を備えている。筐体111の外周部には、当該筐体111に対して変位可能なバンパ(図示省略)が取り付けられている。また、筐体111の下面には、ごみを筐体111の内部に吸引するための吸込口112が設けられている(図2参照)。
駆動ユニット160は、制御部150からの指示に基づき本体部110を走行させる。本実施の形態においては、駆動ユニット160は、本体部110の平面視における幅方向の中心に対して左側および右側にそれぞれ1つずつ配置されている。なお、駆動ユニット160の数は、2つに限られず、1つでもよいし、3つ以上でもよい。
駆動ユニット160は、床面上を走行するホイール、ホイールにトルクを与える走行用モータ、および、走行用モータを収容するハウジングを有する。各ホイールは、本体部110の下面に形成される凹部に収容され、本体部110に対して回転できるように取り付けられている。
本実施の形態の自走式掃除機100の駆動方式は、キャスター161を補助輪として備えた対向二輪型であり、2つのホイールの回転を独立して制御することで、直進、後退、左回転、右回転など自走式掃除機100を自在に走行させることができる。
掃除ユニット170は、吸込口112からごみを吸い込ませるためのユニットであり、吸込口112内に配置されるメインブラシ、メインブラシを回転させるブラシ駆動モータなどを備えている。
吸引ユニット180は、本体部110の内部に配置されており、ファンケース、および、ファンケースの内部に配置される電動ファンを有する。電動ファンは、ごみ箱ユニット181の内部の空気を吸引し、本体部110の外方に空気を吐出させることにより、吸込口112からごみを吸い込み、ごみ箱ユニット181内にごみを収容する。
次に、図3及び図4に基づいて、周辺検出部120について説明する。図3は、実施の形態に係る周辺検出部120であって、本体部110内の収容位置に配置された状態を示す斜視図である。図4は、実施の形態に係る周辺検出部120であって、本体部110よりも上方の突出位置に配置された状態を示す斜視図である。
周辺検出部120は、本体部110の水平方向における周辺に存在する障害物を検出するための光学式の検出部である。例えば、周辺検出部120が検出した障害物までの距離を基に、掃除エリアの地図を作成することが可能である。
具体的には、周辺検出部120は、回転自在な回転部121と、回転部121の内部に収容された検出器122とを備えている。回転部121は例えば円柱状に形成されている。回転部121は、例えばモータなどの駆動源に連結されており、当該駆動源の回転に連動して回転するようになっている。回転部121の回転軸は、鉛直方向に平行な方向に沿っている。回転部121の側面には、検出器122から照射された光、または検出器122に向かう光の光路をなす開口123が設けられている。
検出器122は、レーザ方式の検出器である。具体的には、検出器122は、レーザ光を出射することで対象物(障害物)までの距離を測定する測距センサである。検出器122としては、例えば、レーザレンジファインダや、LIDAR(Laser Imaging Detection And Ranging)などが挙げられる。検出器122は、床面に対して略平行なレーザ光Lを出射する姿勢で回転部121に保持されている。これにより、検出器122は回転部121の回転に伴って回転する。また、周辺検出部120は、筐体111の上面に設けられた開口113を介して、当該上面に対して出没自在に設けられている。周辺検出部120は、昇降部130によって出没状態が切り替えられる。昇降部130は、周辺検出部120を昇降させるのであれば如何なる機構を採用することができる。昇降部130としては、例えばモータを駆動源とした機構や、ソレノイドを駆動源とした機構などが挙げられる。
周辺検出部120は、筐体111内に収容された状態では収容位置に配置され(図3参照)、筐体111の上面から突出した状態では突出位置に配置されている(図4参照)。なお、収容位置においては、周辺検出部120の全体が筐体111内に収められていてもよいし、周辺検出部120の一部が筐体111から突出していてもよい。少なくとも、突出位置にある周辺検出部120よりも、収容位置にある周辺検出部120の方が低位置であればよい。
開口113は、一部が外方に向けて突出した平面視略円形状に形成されている。筐体111内には、開口113の凸部114に対応する位置に反射板140が固定されている。つまり、反射板140は、収容位置にある周辺検出部120の近傍に配置されている。反射板140は、収容位置にある周辺検出部120の検出器122が照射したレーザ光Lの光路上に配置されている。
反射板140は、光を反射する部材であれば如何なるものでもよい。本実施の形態では、反射板140として例えば平板状のミラーを例示する。反射板140は、収容位置にある周辺検出部120の検出器122が照射したレーザ光Lを、当該周辺検出部120の上方に向けて反射する。周辺検出部120には、周辺検出部120の上方にある障害物Oを反射したレーザ光が、再度反射板140で反射されて、戻ってくる。検出器122は、レーザ光を出射してから戻ってくるまでの時間に基づいて、検出器122から障害物Oまでの距離を測定する。実際に検出される距離L1は、検出器122から反射板140までの距離L2と、反射板140から障害物Oまでの距離L3との合計値である。このように、収容位置においては、周辺検出部120は、当該周辺検出部120の上方の障害物Oまでの距離を測定することができる。
一方、図4に示すように、突出位置においては、検出器122から出射されたレーザ光Lが、回転部121の回転に伴い本体部110の水平方向における周辺に存在する障害物に照射される。これにより、周辺検出部120は、本体部110の水平方向における周辺に存在する障害物までの距離を測定することができる。
また、本体部110には、周辺検出部120以外にも、以下のようなセンサが搭載されている。
床面センサ117は、本体部110の底面の複数箇所に配置され、床面が存在するか否かを検出する。本実施の形態の場合、床面センサ117は、発光部および受光部を有する赤外線センサであり、発光部から放射した赤外線光が戻ってくる場合は床面有り、閾値以下の光しか戻ってこない場合は床面無しとして検出する。
エンコーダ162(図5参照)は、駆動ユニット160に備えられており、走行用モータによって回転する一対のホイールのそれぞれの回転角を検出する。エンコーダ162からの情報により、自走式掃除機100の走行量、旋回角度、速度、加速度、角速度などを算出することができる。エンコーダ162からの情報に基づいて算出された加速度及び角速度は、ホイールの空回りによって発生する誤差を修正するための情報等に用いられる。
塵埃量センサ118は、例えば発光素子と受光素子からなり、受光素子が発光素子から放出された光の量を検出して出力する。出力された情報に基づいて、受光した光の量と塵埃量とを対応させる。具体的には、光の量が少なくなるほど塵埃量が多くなると判断され、その旨を示す塵埃量情報が生成される。
衝突センサ119(図5参照)は、本体部110の周囲に取り付けられているバンパ(図示省略)が、障害物に接触して本体部110に対して押し込まれることに伴いオンされるスイッチ接触変位センサである。
図5は、実施の形態に係る自走式掃除機100の制御構成を示すブロック図である。図5に示すように、制御部150には、周辺検出部120、昇降部130、駆動ユニット160、掃除ユニット170、吸引ユニット180、床面センサ117及び塵埃量センサ118が電気的に接続されている。制御部150は、例えばCPU、RAM、ROMなどを備えており、CPUがROMに格納されたプログラムをRAMに展開して実行することで、各部を制御する。
ここでは、周辺検出部120による障害物検出での制御について具体的に説明する。
まず、周辺検出部120が収容位置にある場合には、制御部150は、検出器122にレーザ光を出射させて、検出器122から障害物Oまでの距離L1を測定する。つまり、この際の障害物検出は、反射板140を介して行われる。反射板140に対する入射角及び反射角の合計の角度αと、検出器122から反射板140までの距離L2は予め取得できるため、検出器122は、角度α及び距離L2と、測定により得た距離L1とから、検出器122から障害物Oまでの距離L4を求める。これにより、制御部150は、周辺検出部120の上方の障害物Oの高さ位置を検出することができる。制御部150は、検出した障害物Oの高さ位置を、突出位置にある周辺検出部120の上端部が超えるか否かを判断し、越えた場合にはこの場所での周辺検出部120の上昇を禁止する。一方、超えない場合には、制御部150は、昇降部130を制御して、周辺検出部120を突出位置まで上昇させる。
その後、制御部150は、突出位置にある周辺検出部120の検出器122からレーザ光Lを出射させながら、回転部121を回転させる。つまり、この際の障害物検出は、反射板140を介さずに行われる。これにより、周辺検出部120は、本体部110の水平方向における周辺に存在する障害物までの距離を測定することができる。制御部150は、本体部110の水平方向における周辺に存在する障害物までの距離に基づいて、掃除エリアの地図を作成する。作成後においては、制御部150は、昇降部130を制御して、周辺検出部120を収容位置まで下降させる。
以上のように、本実施の形態に係る自走式掃除機100によれば、床面上を移動して、当該床面を掃除する本体部110と、本体部110の水平方向における周辺に存在する障害物を検出するための光学式の周辺検出部120と、本体部110よりも上方の突出位置と本体部110内の収容位置とに切り替え配置されるように周辺検出部120を昇降させる昇降部130と、収容位置にある周辺検出部120の光路上に配置された反射板140と、周辺検出部120及び昇降部130を制御する制御部150とを備え、制御部150は、周辺検出部120が収容位置にある場合には、周辺検出部120による障害物検出を、反射板140を介して行うことで、周辺検出部120の上方の障害物Oを検出し、周辺検出部120が突出位置にある場合には、周辺検出部120による障害物検出を、反射板140を介さずに行うことで、本体部110の水平方向における周辺に存在する障害物を検出する。
これによれば、周辺検出部120が収容位置にある場合には、周辺検出部120による障害物検出が反射板140を介して行われることで、周辺検出部120の上方の障害物Oが検出される。一方、周辺検出部120が突出位置にある場合には、周辺検出部120による障害物検出が反射板140を介さずに行われることで、本体部110の水平方向における周辺に存在する障害物が検出される。このように、一つの周辺検出部120によって、上方の障害物Oと、水平方向における周辺の障害物との両者を検出することができる。したがって、上方の障害物検出専用のセンサを設けなくとも、上方の障害物Oを検出可能な自走式掃除機100を提供することができる。
また、周辺検出部120は、レーザ方式の検出器122を含む。
これによれば、一つのレーザ方式の検出器122によって、上方の障害物Oと、水平方向における周辺の障害物との両者を検出することができる。
[変形例1]
上記実施の形態では、反射板140が筐体111内で固定されている場合を例示した。この変形例1では、反射板が揺動自在である場合について説明する。図6は、変形例1に係る反射板140A及び周辺検出部120の位置関係を示す側面図である。なお、以降の説明において、上記実施の形態と同一の部分については同一の符号を付してその説明を省略する場合がある。
図6に示すように、変形例1に係る反射板140Aは、筐体111内において揺動自在に支持されている。反射板140Aは、後述する角度調整部145によって姿勢が調整されるようになっている。反射板140Aの姿勢が調整されると、当該反射板140Aの反射面141aの角度α10が調整される。ここで、反射面141aの角度α10とは、検出器122から出射され、反射板140Aで反射される前のレーザ光L10と、反射面141aとがなす角度のことである。本実施の形態の場合では、レーザ光L10は、水平面に沿っているので、反射面141aの角度α10は、水平面と反射面141aとがなす角度とも言える。図6において、実線で示された反射板140Aは、二点鎖線で示された反射板140Aよりも、反射面141aの角度α10が大きくなっている。
図7は、変形例1に係る自走式掃除機100Aの制御構成を示すブロック図である。具体的には、図7は、図5に対応する図である。上記実施の形態の自走式掃除機100と比べて、変形例1に係る自走式掃除機100Aは角度調整部145を備えている点で異なる。角度調整部145は、反射板140Aの姿勢を調整することで、当該反射板140Aの反射面141aの角度α10を調整する。角度調整部145としては、例えばモータなどが挙げられる。制御部150は、角度調整部145を制御することで、反射板140Aの姿勢を制御して、当該反射板140Aの反射面141aの角度α10を任意の角度とする。
このように反射面141aの角度α10が調整できれば、反射板140Aに対する入射角及び反射角の合計の角度αも調整することができる。したがって、周辺検出部120の上方に対するレーザ光Lの照射範囲の大きさを変動させることができ、周辺検出部120の上方にある障害物を二次元的に検出することが可能である。
[変形例2]
変形例1では、反射板140A自体を揺動させることで、反射板140Aの反射面141aの角度α10を調整する角度調整部145を例示した。この変形例2では、角度の異なる反射面を複数有する反射板について例示する。
図8は、変形例2に係る反射板140B及び周辺検出部120の位置関係を示す上面図である。反射板140Bは、周辺検出部120の全周を囲むように環状に形成されている。反射板140Bの上面が反射面141bとなる。
反射面141bは、複数分割されており、各分割領域において反射面141bの角度が異なっている。本実施の形態では、反射面141bが4つに分割されている場合を例示するが分割数は如何様でもよい。第一分割領域b1では、反射面141bの角度は角度α11である。第二分割領域b2では、反射面141bの角度は角度α12である。第三分割領域b3では、反射面141bの角度は角度α13である。第四分割領域b4では、反射面141bの角度は角度α14である。本実施の形態では、各分割領域b1、b2、b3、b4の角度の関係性は、α11<α12<α13<α14となっているが、これに限定されない。
また、反射面141bの全体は、筐体111から露出しているものとする。つまり、反射面141bのいずれの位置で反射されたレーザ光Lは、筐体111で遮られないようになっている。制御部150は、周辺検出部120が収容位置にある状態で、回転部121を回転させて、反射面141bの各分割領域b1、b2、b3、b4のいずれかの位置にレーザ光Lが照射されるように、検出器122の位置合わせをする。制御部150は、位置合わせ後に、検出器122からレーザ光Lを照射させれば、反射板140Bに対する入射角及び反射角の合計の角度αを選択的に調整することができる。つまり、この変形例2では、回転部121と反射板140Bとが、反射板140Bの反射面141bの角度を調整するための角度調整部である。
[変形例3]
上記実施の形態では、開口113内において筐体111と周辺検出部120との間には隙間が設けられている場合を例示した。この変形例3では、筐体111と周辺検出部120との間の隙間が透光カバーで覆われている場合について説明する。
図9は、変形例3に係る透光カバー190を示す斜視図である。具体的には、図9は、図3に対応する図である。図9に示すように、筐体111と周辺検出部120との間の隙間には、透光カバー190が配置されている。透光カバー190は、透光性を有する樹脂またはガラスなどの透光性部材から形成されている。これにより、レーザ光Lは透光カバー190を透過する。
透光カバー190は、開口113の形状に対応した外形を有しており、当該開口113内に配置されている。また、透光カバー190の中央部には、周辺検出部120の回転部121の平面視形状に対応した貫通孔191が形成されている。回転部121は、貫通孔191内に配置されており、当該貫通孔191内を移動することで、収容位置と突出位置とが切り替えられる。
このように、筐体111と周辺検出部120との間の隙間が透光カバー190で覆われているので、開口113から筐体111内に塵埃が侵入することを透光カバー190が抑制する。したがって、反射板140は汚れにくくなり、反射板140を介した障害物検出の正確性を長期的に保つことができる。さらに、変形例3では、筐体111と周辺検出部120との間の隙間の全体が透光カバー190で覆われているために、筐体111内に配置された反射板140以外の部材も汚れにくくなる。これにより、塵埃を起因とした故障の可能性を抑制することができる。
ここで、周辺検出部120が収容位置にある場合には、筐体111の外面と、回転部121の上面と、透光カバー190の外面とが略面一になっていることが好ましい。この配置関係であれば、筐体111の外面と、回転部121の上面と、透光カバー190の外面とを拭き取り掃除する際にスムーズに行うことができる。
なお、変形例3では、筐体111と周辺検出部120との間の隙間の全体が透光カバー190によって覆われている場合を例示したが、透光カバーは、少なくとも反射板140を覆っていれば、反射板140に対する塵埃の付着を抑制することが可能である。
[その他]
以上、本発明に係る自走式掃除機について、上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、吸引ユニット180を搭載した本体部110を例示した。しかしながら、吸引ユニットがなく、床拭きユニットを搭載した本体部であってもよい。また、吸引ユニット及び床拭きユニットの両者を搭載した本体部であってもよい。
また、上記実施の形態では、周辺検出部120がレーザ方式の検出器122を含む場合を例示した。しかし、周辺検出部が、イメージ方式の検出器を含んでいてもよい。イメージ方式の検出器としては、例えばToF(Time of Flight)などの測距イメージセンサなどが挙げられる。これによれば、一つのイメージ方式の検出器によって、上方の障害物と、水平方向における周辺の障害物との両者を検出することができる。
また、その他、実施の形態及び各変形例に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で実施の形態及び各変形例における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
本発明は、吸塵式または床拭き式の掃除ロボットに対して利用可能である。
100、100A 自走式掃除機
110 本体部
111 筐体
112 吸込口
113、123 開口
114 凸部
117 床面センサ
118 塵埃量センサ
119 衝突センサ
120 周辺検出部
121 回転部
122 検出器
130 昇降部
140、140A、140 反射板
141a、141b 反射面
145 角度調整部
150 制御部
160 駆動ユニット
161 キャスター
162 エンコーダ
170 掃除ユニット
180 吸引ユニット
181 ごみ箱ユニット
190 透光カバー
191 貫通孔
b1 第一分割領域
b2 第二分割領域
b3 第三分割領域
b4 第四分割領域
L、L10 レーザ光
O 障害物

Claims (5)

  1. 床面上を移動して、当該床面を掃除する本体部と、
    前記本体部の水平方向における周辺に存在する障害物を検出するための光学式の周辺検出部と、
    前記本体部よりも上方の突出位置と前記本体部内の収容位置とに切り替え配置されるように前記周辺検出部を昇降させる昇降部と、
    前記収容位置にある前記周辺検出部の光路上に配置された反射板と、
    前記周辺検出部及び前記昇降部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記周辺検出部が前記収容位置にある場合には、前記周辺検出部による障害物検出を、前記反射板を介して行うことで、前記周辺検出部の上方の障害物を検出し、前記周辺検出部が前記突出位置にある場合には、前記周辺検出部による障害物検出を、前記反射板を介さずに行うことで、前記本体部の水平方向における周辺に存在する障害物を検出する
    自走式掃除機。
  2. 前記反射板の反射面の角度を調整するための角度調整部を有する
    請求項1に記載の自走式掃除機。
  3. 前記周辺検出部は、レーザ方式の検出器を含む
    請求項1または2に記載の自走式掃除機。
  4. 前記周辺検出部は、イメージ方式の検出器を含む
    請求項1または2に記載の自走式掃除機。
  5. 前記反射板を覆う透光カバーを備える
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の自走式掃除機。
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WO2022213401A1 (zh) * 2021-04-07 2022-10-13 深圳市欢创科技有限公司 距离测量装置和扫地机器人
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JP7361282B2 (ja) 2020-03-03 2023-10-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 自律走行型掃除機、制御装置、及び制御方法

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