JP2019141064A - カンタキサンチンの新しい使用法 - Google Patents

Abstract

【課題】内部卵質、ならびに卵生産、および／または卵殻品質を向上させる。【解決手段】カンタキサンチンと、少なくとも１つのビタミンＤ代謝産物、好ましくは２５−ヒドロキシビタミンＤ３（２５−ＯＨ Ｄ３）とを含有する食餌を産卵鶏に給餌する。【選択図】なし

Description

発明の詳細な説明

［発明の分野］
本発明は、養鶏の一般的分野にあり、特に産卵鶏またはレイヤーの給餌に関する。

本発明は、任意選択的に少なくとも１つのビタミンＤ代謝産物、好ましくは２５−ヒドロキシビタミンＤ３（２５−ＯＨ Ｄ３）と組み合わされた、産卵鶏の卵質を改善するための飼料用添加剤としてのカンタキサンチンの使用に関する。

特定の態様では、それは、例えば、内部卵質、ならびに卵生産、および／または卵殻品質を向上させる飼料配合による、雌鳥の給餌方法に関する。本発明はまた、本発明の食餌を給餌された鳥から得られる、卵殻が改善された卵にも関する。本発明の家禽食餌は、典型的に、任意選択的に、卵の内部品質の劣化が遅延するような量の少なくとも１つのビタミンＤ代謝産物と組み合わされた、カンタキサンチンを含む食餌である。

より具体的には本発明は、ハウ単位価を増大させるための、および／または家禽卵の卵黄膜を強化するための飼料用組成物の製造における、任意選択的に２５−ヒドロキシビタミンＤ３と組み合わされた、カンタキサンチンの使用に関する。

本発明はまた、改善された養鶏にも関する。したがってそれは、改善された卵生産を提供する方法に関する。これらの方法は、産卵鶏からの市場性のある卵の収穫量の増大を含んでなり得る。増大は、雌鳥に本発明の食餌を供給することで提供される。

［発明の背景］
卵の内部品質は経時的に低下することが、良く知られている。卵白および卵黄の品質属性の損失は、温度および殻を通過する二酸化炭素の移動の関数である。低温は、内部卵質の標準測度であるハウ単位損失速度を低下させ、したがって卵を氷点に近い温度で保存することが推奨されるが、この処置は、実際には常に実行可能とは限らない。二酸化炭素（および水分）損失速度を低下させるために、油の噴霧などの様々な殻処理が利用されている。

鮮度は、卵の内部品質を示す上で、最も重要なパラメータの１つである。卵は、生み出された時点で、鮮度の低下が始まる。主婦（夫）は、卵を割ったときに、卵の鮮度を示す一連の視覚的な手がかりを見つけることを期待する。卵白の水っぽさ、そして卵黄（ｖｉｔｅｌｌｉｎｅ）膜（卵黄（ｙｏｌｋ）膜）の粘稠度は、卵の鮮度を示す２つのパラメータである。古い卵は適切に泡立てることができないので、これは卵産業およびベーカリー産業にとってもまた重要である。

卵を割って平面に載せたとき、水っぽい卵白が広がれば、通常は卵が古くなっていることを示す。次に卵白の高さは、卵の鮮度にとって非常に重要であり、ハウ単位価として測定される。価が高いほど、卵は新鮮である。卵が古くなると、ハウ単位価が低下し、したがって卵の鮮度が低下することが知られている。ハウ単位は、卵のサイズによって補正された卵白の高さから得られる。

そのため、ハウ単位価を増大または維持し得るあらゆる方法または給餌の実施は、卵産業にとって高度に有益であると考えられる。

内部卵質を保持する手段としての冷蔵および卵への油噴霧に対する必要性を排除せずとも、少なくとも低下させる方法が発見された。

経時的な卵内部の劣化問題を改善するために、今まで以下の手順が推奨されてきた：
１．卵を毎日３〜４回収集する。
２．収集後即座に卵を清浄化して、ケースまたはカートン内への包装前に、１３℃または好ましくは１０℃で１２〜２４時間冷却する。
３．卵を相対湿度６０〜８５％、好ましくは７０〜８０％に保つ。
４．慎重な取り扱いを選ぶ。
５．予冷した容器のみを使用して、適切な包装を利用する。
６．週２回以上の頻繁な出荷を選ぶ。
７．迅速な冷蔵輸送を利用して、販売店に頻繁に、好ましくは少なくとも週に５回配達する。
８．販売店では、適切に冷却された保持スペースを利用する。
９．７℃〜１３℃の家庭用冷蔵庫に卵を入れて、好ましくは全ての卵を１週間以内に使用する。

家禽卵、特に鶏卵に対する需要は、過去１０年間で大幅に拡大した。家禽産業は、家内工業から大規模産業に成長し、１つの農場や養鶏所で、数万個の卵が毎日生産されている。一部の卵は食用に生産され、一部の卵は孵化用に生産される。このような大規模卵生産の１つの問題は、時間の関数としての内部卵質の早期低下である。すなわち、卵が上記の９要点のプログラムに従って取り扱われおよび／または処理されない限り、卵白と卵黄の内部品質に関して、その品質が希望するよりも速く低下することもある。さらに、卵の生産、流通、出荷などを簡素化する方法は、同時の冷蔵要件の低下と共に、技術分野に対する歓迎される貢献であろう。

大規模な卵生産に関連する別の問題は、破損である。わずかでも亀裂があると、卵は、孵化および他のほとんどの市販目的に適さなくなる。生産される全ての卵の６パーセント前後は、ひび割れまたは破損の理由から市販されないと推定される。殻の強度は、破損を抑制する上で非常に重要である。卵殻の強度が高いほど、卵がひび割れまたは破損する可能性が低くなる。破損を回避するために、卵を注意深く取り扱うのに必要な機械および技術は高価であり、時間もかかる。

７％程度の損失と推定される、卵生産の別の実質的な損失は、無殻卵の生産である。無殻卵のいかなる低下も、大規模卵生産では重要な要素であり得る。

別の重要な測定値は、卵黄膜の強度である。非常に頻繁に、ベーカリー、パスタ、および一般に卵製品産業では、異なる料理および配合を調製するために、卵を卵白から分離しなくてはならない。これは、卵産業部門の最も重要な品質基準の１つである。そのため、可能であれば、強力なおよび耐性の卵黄が常に好ましい。

［発明の概要］
本発明によると、動物にカンタキサンチンおよび任意選択的に２５−ＯＨ−Ｄ３の有効量を投与することで、卵質、特に家禽卵の鮮度を改善しおよび／または延長し得ることが驚くことに分かった。

発明者らは、産卵鶏に、カンタキサンチンおよび任意選択的に２５−ＯＨ−Ｄ３を含有する食餌を給餌することで、内部卵質をより高いレベルに保持し得ることを発見した。換言すれば、本発明は、その実施形態の１つにおいて、前記雌鳥からの卵のハウ単位価の低下速度が、カンタキサンチンおよび任意選択的に２５−ＯＨ−Ｄ３が不在である同一食餌で同一条件下のこのような低下速度と比較して低下するように、カンタキサンチンおよび任意選択的に２５−ＯＨ−Ｄ３を含有する食餌を産卵鶏に給餌するステップを含んでなる、内部卵質劣化速度を低下させる方法を提供する。この方法では、カンタキサンチンおよび任意選択的に２５−ＯＨ−Ｄ３の量は、通常は約０．２５〜約３．５重量％、好ましくは約０．７５〜約１．５重量％の範囲内である。

したがって、本発明者らは、食餌にカンタキサンチンおよび任意選択的に２５−ＯＨ−Ｄ３を添加することで、卵生産、卵質、特に内部卵質、および／または家禽卵の卵殻品質が、向上することを発見した。改善は、収集できるより多くの卵の生産をもたらし得て、それはブロイラ種鶏では、孵卵器に入れることのできるより多くの卵を意味する。

［発明の詳細な説明］
明細書および特許請求の範囲全体を通じた用法で、以下の定義が適用される：
「ビタミンＤ代謝産物」は、例えば、２５−ヒドロキシビタミンＤ３、１，２５−ジヒドロキシビタミンＤ３または２４，２５−ジヒドロキシビタミンＤ３などのビタミンＤの任意の代謝産物を意味する。
「２５−ＯＨ Ｄ３」は、特に２５−ヒドロキシビタミンＤ３を指す。
「家禽」は、シチメンチョウ、カモ、およびニワトリ（ブロイラひよこ、レイヤー、ブリーダーをはじめとするが、これに限定されるものではない）を含むことが意図される。

カンタキサンチンおよび２５−ＯＨ Ｄ３は、任意の供給元から入手されてもよく、それらの組成物は、都合良い技術を使用して調合されてもよい。

ハウ単位は、卵重量および卵白の数学的相関である。試験は、Ｒａｙｍｏｎｄ Ｈａｕｇｈによって導入され、殻の厚さおよび強度などのその他の測定値と並んで、卵質の重要な産業基準である。

卵は秤量され、次に割って平面に載せて（ブレイクアウト法）、マイクロメータを使用して、卵黄を取り囲む濃厚卵白（ａｌｂｕｍｅｎ）（卵白（ｅｇｇ ｗｈｉｔｅ））の高さを測定する。重量と相関させた高さが、ハウ単位、またはＨＵ評点を決定する。数値が高いほど、卵の品質がより良い（より新鮮でより高品質の卵はより濃厚な卵白を有する）。測定は、卵のタンパク質含有量および鮮度を判定するが、それは、卵内に存在する微量栄養素またはビタミンなどのその他の重要な栄養素含有量は測定しない。

ハウ単位を計算するための式は、
ＨＵ＝１００＊ｌｏｇ（ｈ−１．７ｗ^０．３７＋７．６）
であり、式中、
・ＨＵ＝ハウ単位
・ｈ＝観察された卵白のミリメートル単位の高さ
・ｗ＝卵のグラム単位の重量、である。
第１の態様では、産卵鶏の卵質を改善する栄養素としてカンタキサンチンおよび２５−ＯＨ Ｄ３を投与するための、家禽用途に適する１つまたは複数の飼料用組成物が提供される。

第２の態様では、約１０μｇ／ｋｇ〜約１００μｇ／ｋｇの２５−ＯＨ Ｄ３と、約２〜１００ｐｐｍ、好ましくは２〜１０ｐｐｍのカンタキサンチンとを含んでなる家禽飼料が提供される。

別の態様では、２５−ヒドロキシビタミンＤ３およびカンタキサンチンを含んでなる、家禽飼料のためのプレミックス組成物が提供される。

カンタキサンチンおよび２５−ヒドロキシビタミンＤ３は、適切には飼料と共に投与される。本明細書の用法では、飼料という用語は、固体および液体の双方の飼料、ならびに飲料水などの飲用液を含んでなる。特に、発明の成分は、通常の動物飼料に添加されるその他のミネラル、ビタミン、アミノ酸、および微量成分を含有するプレミックスに調合粉末として添加し得て、完全に混合されてその中で均一な分布が達成される。

本発明による家禽飼料の製造において、約２ｐｐｍ〜１００ｐｐｍ、好ましくは２〜１０ｐｐｍのカンタキサンチンと、約１０μｇ／ｋｇ〜約１００μｇ／ｋｇの２５−ヒドロキシビタミンＤ３とが通常の家禽飼料に添加される。代案としては、飼料プレミックスは、このような飼料成分にこれらの活性成分をより高い濃度で添加することで、通常の飼料をベースとして調合されてもよい。

上述のように、本発明は、特に、内部卵質の劣化を低下させる方法に関与する。その形態の１つでは、本方法は、（ｉ）約０．２５〜約３．０重量％のカンタキサンチンと任意選択的に２５−ＯＨ Ｄ３とを含有する家禽食餌を調製するステップと、（ｉｉ）このような食餌を産卵鶏に給餌するステップと、（ｉｉｉ）それから卵収穫物を回収し、その中で卵のハウ単位価の低下速度が、カンタキサンチンおよび任意選択的に２５−ＯＨ Ｄ３が不在である同一食餌で同一条件下のこのような低下速度と比較して、低下するステップとを含んでなる、内部卵質劣化速度の低下を有する卵収穫物を得る方法に関与する。

その別の形態では、本発明は、例えば産卵鶏からの卵の卵殻強度などの卵殻特性を改善する方法に関する。卵殻強度を測定する都合良い手段は、卵の比重の測定による。これは、卵を様々な濃度の塩水に浸漬することで簡単に実施される。比重が卵殻強度と相関することは、当該技術分野で周知である。卵の比重が高まれば、卵殻の強度は増大する。

本発明のこの後者の方法はまた、卵殻の厚さもまた改善しおよび／または殻なしで生み出される卵の数を低下させ得る。

本発明によれば、２５−ＯＨ−Ｄ３化合物は商標ＲＯＶＩＭＩＸ（登録商標）Ｈｙ−Ｄ（登録商標）１．２５％の下に、カンタキサンチンはＣＡＲＯＰＨＹＬＬ（登録商標）Ｒｅｄの下に入手できる。カンタキサンチンおよび２５−ＯＨ−Ｄ３の双方の併用製品は、商標ＭＡＸＩＣＨＩＣＫ（登録商標）の下に入手できる。

本発明によれば、組成物が以下の成分の１つまたは複数もまた含有する場合、さらに有利である：ビタミンＡ、ビタミンＥ、ビオチン、銅（例えばＣｕＳＯ_４として）、亜鉛（例えばＺｎＳＯ_４として）、コバルト（例えばＣｏＳＯ_４として）、セレン（例えばＮａ_２ＳｅＯ_３として）、ヨウ素（例えばＫＩとして）、マンガン（例えばＭｎＳＯ_４として）および／またはカルシウム（例えばＣａＳＯ_４として）。

以下の非限定的例は、本発明をより良く例証するために提示される。

［実施例：卵の鮮度に対するＣａｒｏｐｈｙｌｌ Ｒｅｄ（カンタキサンチン）および２５−ＯＨ Ｄ３の効果］
産卵鶏飼料で使用されるＨｙＤと組み合わされたＣａｒｏｐｈｙｌｌ Ｒｅｄは、卵白の高さ（ハウ単位価）を維持して、卵黄膜強度を増大させる能力のおかげで、卵の鮮度の知覚を増大させ得る。これらは、雌鳥の生殖能力を検証するようにデザインされた試験からの意外な結果であった。

［ハウ単位：］
実験では産卵鶏を使用して、それらの生産能力および殻品質に対する、ＭａｘｉＣｈｉｃｋ（登録商標）（Ｃａｒｏｐｈｙｌｌ（登録商標）ＲｅｄおよびＨｙＤ（登録商標）の組み合わせ）の食餌への組み入れの効果を試験した。合計２４０羽のＬｏｈｍａｎｎ雌鳥（６０週齢）を１０回の反復ｃ／ｕでの３種の処置に分配した。反復は、８羽のニワトリを含有するケージであった。実験的食餌は、大豆および小麦を含有したが、穀物の主要供給源は処置毎に変化した。トウモロコシ（対照）またはソルガム（Ｓｏｒ）のどちらか、またはＭａｘｉＣｈｉｃｋ（登録商標）（ＭＣ）添加ソルガムであった。食餌は、等カロリー（２．７５ Ｍｃａｌ ＭＥ）、等窒素（１７．５％粗製タンパク質）、および類似レベルのＣａ、Ｐ、ビタミン、およびミネラルであった。ＭａｘｉＣｈｉｃｋは、１ｋｇの飼料あたり、６ｍｇおよび６９ｍｇカンタキサンチン／ｋｇ ２５・ＯＨＤ３を提供した。実験は、各２８日間の２サイクル継続した。実験期間中、飼料摂取量、卵黄色素形成（ＤＳＭＹＣＦ）、殻強度、およびハウ単位が測定された。データは分散分析して、チューキー検定によって平均値を比較した（Ｐ＜．０５）。

雌鳥からの生産能力データは、表１に示される。

変数の大部分は過去に試験されて、結果は予測されており、これは子孫の能力および品質に対するＭａｘｉＣｈｉｃｋの効果の知見を目的とするプロジェクトの二次試験であった。しかしハウ単位の差異は、この試験では予測されておらず、それは、ＭａｘｉＣｈｉｃｋを使用した顧客から寄せられた供述証拠に合致した。ＭａｘｉＣｈｉｃｋを給餌された雌鳥は、それらの鮮度をより長く保つ卵を産んだ（より高いハウ単位価）。

ブロイラ鶏の能力に対するＭａｘｉＣｈｉｃｋ（登録商標）の効果もまた調べられた異なる試験では、別の意外な結果が観察された。ＭａｘｉＣｈｉｃｋ（登録商標）の使用によって、卵黄膜強度が増大された。卵黄の抵抗性は、産業にとって非常に重要であり、したがって卵黄抵抗性を増大させるために本発明者らがなし得ることの全ては、卵生産業者に歓迎される。

実験は、各３８００羽の４群で実施された（２集団×２バッチ／集団）。４群は、床版を備えた産卵舎に収容した（１／３スラット、２／３リットル）。２１〜６０週齢にわたり、畜産学的基準をバッチ毎に記録した。平均卵サイズは、月に１回評価した。３２、４７、および５７週齢の雌鳥の３つの異なる週齢で、卵質測定、孵化試験、および個々の１日齢ひよこの能力推定を実施した。

表２には、４７週間目の測定の結果が示される。卵黄膜がより硬質であり、より強い膜破断力が必要であったという事実は、より強力な卵黄膜に関連し、結果として、ベーカリー、調理および／または工業的目的のための卵白分離がより容易になるであろう。

どちらの研究でも、カンタキサンチンおよびＨｙＤの併用が、ハウ単位および卵黄抵抗性を増大させる手段によって、卵の品質を増大させ得ることが示された。これらの２つのパラメータは、卵の内部品質を評価する鍵である。

Claims (8)

1. ハウ単位を用いて表される卵質を改善するためのカンタキサンチンおよび少なくとも１つのビタミンＤ代謝産物の用途。
2. 前記ビタミンＤ代謝産物が、２５−ヒドロキシビタミンＤ３である、請求項１に記載の用途。
3. 約２ｐｐｍ〜１００ｐｐｍ、好ましくは２〜１０ｐｐｍの量のカンタキサンチンと、任意選択的に約１０μｇ／ｋｇ〜約１００μｇ／ｋｇの少なくとも１つのビタミンＤ代謝産物とをこのような処置を必要とする産卵鶏に投与するステップを含んでなる、ハウ単位を用いて表される卵質を改善する方法。
4. 前記ビタミンＤ代謝産物が、２５−ヒドロキシビタミンＤ３である、請求項３に記載の方法。
5. ハウ単位を用いて表される卵質を改善するためのレイヤー飼料で使用するための２５−ヒドロキシビタミンＤ３とカンタキサンチンとを含んでなるプレミックス組成物。
6. 雌鳥からの卵のハウ単位価の低下速度が、カンタキサンチンおよび任意選択的に少なくとも１つのビタミンＤ代謝産物が不在である同一食餌で同一条件下のこのような低下速度と比較して有意に低下するように、約２ｐｐｍ〜１００ｐｐｍ、好ましくは２〜１０ｐｐｍのカンタキサンチンと任意選択的に約１０μｇ／ｋｇ〜約１００μｇ／ｋｇの少なくとも１つのビタミンＤ代謝産物とを含有する食餌を産卵鶏に給餌するステップを含んでなる、ハウ単位を用いて表される内部卵質劣化速度を低下させる方法。
7. （ｉ）約２ｐｐｍ〜１００ｐｐｍ、好ましくは２〜１０ｐｐｍのカンタキサンチンと、任意選択的に約１０μｇ／ｋｇ〜約１００μｇ／ｋｇの少なくとも１つのビタミンＤ代謝産物とを含有する食餌を産卵鶏に給餌するステップと、
   （ｉｉ）それから卵収穫物を回収し、その中で卵のハウ単位価の低下速度が、カンタキサンチンおよび任意選択的に少なくとも１つのビタミンＤ代謝産物が不在である同一食餌で同一条件下のこのような低下速度と比較して、有意に低下するステップと
   を含んでなる、ハウ単位として表される内部卵質劣化の速度低下がある卵収穫物を得る方法。
8. （ｉ）約２ｐｐｍ〜１００ｐｐｍ、好ましくは２〜１０ｐｐｍのカンタキサンチンと、任意選択的に約１０μｇ／ｋｇ〜約１００μｇ／ｋｇの少なくとも１つのビタミンＤ代謝産物とを含有する家禽食餌を調製するステップと、
   （ｉｉ）前記食餌を産卵鶏に給餌するステップと、
   （ｉｉｉ）それから卵収穫物を回収し、その中で卵のハウ単位価の低下速度が、カンタキサンチンおよび任意選択的に少なくとも１つのビタミンＤ代謝産物が不在である同一食餌で同一条件下のこのような低下速度と比較して、有意に低下するステップと
   を含んでなる、ハウ単位として表される内部卵質劣化の速度低下がある卵収穫物を得る方法。