JP2019139478A - ポイント付与システム - Google Patents

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Abstract

【課題】新たに求人に応募する求職者にとってインセンティブが働くような仕組みを実現する技術を提供する。【解決手段】ポイント付与システム1は、雇用者(ユーザ99)の可搬型端末装置10と、求人情報事業者98が管理しユーザ99の勤務状況を記録する管理サーバ50とを備える。ユーザ99は、出勤時及び退勤時に、出勤スポット91(出勤登録エリア92)で可搬型端末装置10のアプリケーション(勤務実績管理部)を起動し、GPS3の信号をもとに位置情報を取得し、時刻情報を関連付けて勤務開始情報及び勤務終了情報を管理サーバ50へ通知する。管理サーバ50は、通知された勤務開始情報と勤務終了情報をもとに、そのユーザ99の勤務時間を算出し、勤務時間に応じてポイントを付与する。【選択図】図1

Description

本発明は、ポイント付与システムに係り、例えば、勤務状況に応じてポイントを付与するポイント付与システムに関する。
従来より、各種の商品やサービスの購入に対してポイントを付与するサービスが知られている。利用者に付与されるポイントは、購入代金に充当可能とされたり、金券に交換とされることもある。ポイント付与サービスについては、ユーザの利便性向上やサービス訴求等の観点で、各種の技術が提案されている。また、そのようなポイントシステムを、勤務実績やボランティア活動に適用し、それら実績に対して還元できるようにした技術もある(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−3211号公報
特許文献1に開示の技術では、勤務実績に応じてポイントを付与するが、その技術を実施する企業の勤怠管理システムをポイントシステムを含むように拡張したもので、その企業及びその企業に直接的に関係する雇用者のみにしか利点がないという課題があった。すなわち、新たに求人に応募する求職者にとってインセンティブが働くような仕組みが求められていた。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、上記課題を解決できる技術を提供することを目的とする。
本発明は、雇用者の可搬型端末装置と、求人情報事業者が管理し前記雇用者の勤務状況を記録する管理サーバとを備えるポイント付与システムであって、前記可搬型端末装置は、前記管理サーバと通信する通信部と、位置情報を取得する位置取得部と、時刻情報を取得する時刻情報取得部と、前記位置情報と前記時刻情報を関連付けて勤務開始情報及び勤務終了情報を前記管理サーバへ通知する勤務情報処理部と、を備え、前記管理サーバは、前記可搬型端末装置から通知された前記勤務開始情報と前記勤務終了情報をもとに、前記雇用者の勤務時間を算出し、前記勤務時間に応じて前記雇用者が利用可能なポイントを付与するポイント付与部と、を備える。
また、前記管理サーバは、前記雇用者の雇用情報を記録する雇用情報記録部を備え、前記ポイント付与部は、前記雇用情報をもとに前記勤務開始情報及び前記勤務終了情報の正否を判断し、正しいと判断した場合に、前記ポイントの付与を行ってもよい。
また、前記雇用者の勤務地に、前記可搬型端末装置と認証を行う端末認証装置を備え、前記可搬型端末装置は、前記端末認証装置の認証結果を、前記位置情報取得部が取得する前記位置情報及び前記時刻情報が取得する前記時刻情報とみなし、前記勤務情報処理部は前記勤務開始情報及び前記勤務終了情報を前記管理サーバに通知してもよい。
また、前記管理サーバの前記ポイント付与部は、複数の求人者における前記ポイントの付与履歴を集約し、前記雇用者の就業履歴として出力する機能を備えてもよい。
本発明によると、新たに求人に応募する求職者にとってインセンティブが働くような仕組みを実現する技術を提供できる。
実施形態に係る、ポイント付与システムの概要構成を説明する図である。 実施形態に係る、ユーザによる求人への応募からポイント付与までの流れを説明する図である。 実施形態に係る、可搬型端末装置の機能ブロック図である。 実施形態に係る、管理サーバの機能ブロック図である。 実施形態に係る、ユーザが求人サイトを訪問・閲覧し、就業決定してアプリで働く先を登録するまでのフローチャートである。 実施形態に係る、求人情報サイト画面の例を示す図である。 実施形態に係る、決定した就業先への勤務からポイント獲得までの流れを説明するフローチャートである。 実施形態に係る、ポイントアプリホーム画面の画面例を示す図である。 実施形態に係る、ポイント獲得ボタンを押下したときに表示される画面例を示す図である。 実施形態に係る、ポイント獲得ボタンを押下したときに表示される画面例を示す図である。 実施形態に係る、出勤通知時に表示される画面例を示す図である。 実施形態に係る、退勤通知時に表示される画面例を示す図である。 実施形態に係る、ポイント獲得時に表示される画面例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という)について図面を参照して説明する。
まず、図1を参照してポイント付与システム1の概要を説明する。ポイント付与システム1は、求職者または雇用者(以下、それらをまとめて「ユーザ」と称する。)が所有するスマートフォン等の可搬型端末装置10と、求人者97(一般には企業側)が所有する求人者側装置90と、求人情報事業者98の管理サーバ50とを備え、それらはネットワーク2を介して接続されている。ポイント付与システム1では、ユーザ99の勤務実績に応じたポイントを付与するポイントサービスを提供する。
求人者97は、求人情報事業者98に対してウェブページ(求人サイト)に求人情報の掲載を依頼する。ユーザ99は、求人情報事業者98が求人サイトに掲載した求人情報に対して応募し、その求人案件に採用された場合、勤務実績に応じて利用可能なポイントを得ることができる。
勤務実績に関しては、所定のアプリケーションをインストールした可搬型端末装置10が、そのアプリケーションを用いて、GPS3を用いた位置情報と時刻情報から勤務先での出勤情報(勤務開始情報)・退勤情報(勤務終了情報)を得て、管理サーバ50に通知する。
管理サーバ50は、登録されている雇用情報等から正しい出勤情報・退勤情報である場合に、勤務時間等に応じてポイントを付与する。勤務先に実際に赴いたか否かは、求人情報掲載時に登録されている出勤スポット91から所定範囲内(例えば半径10m以内)の出勤登録エリア92の位置情報から判断する。なお、出勤スポット91と出勤登録エリア92とは、デフォルトとして同一のものとして位置情報が設定されている。デフォルト状態でうまく出退勤処理ができない場合、すなわち、出退勤処理時に実際に位置情報を取得する位置が、出勤登録エリア92にない場合には、出勤スポット91から所定範囲内の位置を実勤務地93として登録することができる。この場合、登録された実勤務地93から所定範囲内(例えば半径20m以内)の拡張出勤登録エリア94の位置情報から勤務先に実際に赴いたものとして判断する。
付与されたポイントは、所定以上蓄積されると、商品購入等に利用できたり、金券等に交換できたりする。また、離職後も有効期限内であれば、利用することができる。
上述の図1及び図2を参照して、ユーザ99による求人への応募からポイント付与までの流れを簡単に説明する。なお、求人者97は求人情報事業者98へ求人情報掲載の依頼時に、ポイント付与対象とするか否かを指定する。ポイント付与対象案件の場合には、ポイント付与に際して求人者97の負担が発生する。当該負担については、全て求人者97の負担としてもよく、一部を求人情報事業者98が負担してもよく、案件ごとに異なってもよい。
(1)対象案件への応募:S1
可搬型端末装置10のユーザは、求人情報事業者98の求人サイトにアクセスして、所望の求人案件を表示する。ポイント付与対象案件を希望する場合は、ポイント対象案件を指定して検索・表示することができる。希望の案件があれば、ユーザ99は当該サイト経由で応募することで、採用後の勤務実績に応じてポイントサービスを受けることができる。なお、管理サーバ50では、ユーザ99の認証情報(IDやメールアドレス等)と応募した案件が関連付けられ記録される。
(2)ポイントサービス案内:S2
ユーザ99がサイト経由で応募すると、その際に登録したメールアドレスに対して、応募の確認メールが通知される。その確認メールには、ポイントサービスに関する案内が含まれている。ユーザ99が可搬型端末装置10に既に所定のアプリケーションをインストール済みでユーザ登録済みである場合、そのアプリケーションでログインすることで、応募した求人案件のステータスを確認したり、ポイントサービスに関連する各種の情報の確認や指定等を行うことができる。インストールしていないユーザ99がポイントサービスを利用する場合には、所定のアプリケーションを可搬型端末装置10にインストールし、そのアプリケーションを利用する必要がある旨及びリンクURLが記載されている。ユーザ99は、そのリンクURLをたどることでアプリケーションをインストールすることができる。
(3)就業決定及び事前準備:S3
ユーザ99が、応募した求人案件について、面接等を行い、雇用契約が締結され、実際に勤務開始するとポイントサービスを受けることができる。
具体的には、就業が決定したユーザ99は、可搬型端末装置10にインストールしたアプリケーションを起動させ、応募情報から働く先(採用された求人者(企業等)や勤務先)を設定する。これによって、求人者97から求人情報事業者98への通知なしで、ポイントサービスを受けることができる。なお、雇用契約の締結後、その情報は求人者97(すなわち求人者側装置90)から求人情報事業者98(すなわち管理サーバ50)に通知されてもよい。管理サーバ50では、雇用情報、すなわち、ユーザ99の情報と採用が決定した求人案件とが関連付けられて記録される。また、通知の有無を求人情報事業者98側(管理サーバ50)で管理し、付与するポイント数や付与するタイミング、有効期限に違いを設けてもよい。
(4)ポイント獲得:S4
ユーザ99は、出勤時に、勤務先の出勤スポット91(出勤登録エリア92)で、アプリケーションを起動しGPS3により特定した位置情報(緯度経度)と時刻情報とを関連付けて出勤情報として管理サーバ50に通知する。退勤時も同様に、位置情報と時刻情報とを関連付けて退勤情報として管理サーバ50に通知する。
管理サーバ50は、出勤スポット91が正しい場合に、出勤時間と退勤時間からポイントを算出しユーザ99に付与する。すなわち、ユーザ99は、勤務時間に応じたポイントを獲得する。獲得したポイントは、可搬型端末装置10のアプリケーションで、過去のポイントの累積とともに、確認できる。
なお、勤務先に実際に赴いたか否かは、求人情報掲載時に登録されている出勤スポット91から所定範囲内(例えば半径10m以内)の出勤登録エリア92や、後日の登録された実勤務地93から所定範囲内(例えば半径20m以内)の拡張出勤登録エリア94の位置情報から判断する。
(5)ポイント交換:S5
付与されたポイントは、所定以上蓄積されると、商品購入等に利用できたり、金銭や金券等に交換できたりする。ユーザ99は、可搬型端末装置10のアプリケーションで、ポイント利用の申請を行う。申請に応じて、ポイントは、商品券や他システムのポイントに交換されたり、ユーザ99の銀行口座等に振込が行われる。
以上のポイントサービスを実現する可搬型端末装置10や管理サーバ50の機能構成について具体的に説明する。
図3に示すように、可搬型端末装置10は、主制御部11と、表示部12と、操作部13と、GPSセンサ14と、通信部20と、勤務実績管理部30とを備える。
主制御部11は、可搬型端末装置10の各構成要素・機能を統括的に制御する。表示部12は、例えば液晶表示装置である。操作部13は、ユーザ99の操作を取得する。表示部12と操作部13は、一体に構成されたタッチパネルであってもよい。GPSセンサ14は、図1で示したGPS3から信号をもとに、可搬型端末装置10の位置を特定する。
通信部20は、携帯電話通信部21と、無線LAN部22と、近距離無線通信部23とを備える。携帯電話通信部21は、3G規格やLTE規格等による携帯電話回線を介した通信接続を行う。無線LAN部22は、無線LANによる通信接続を行う。近距離無線通信部23は、例えば、ブルートゥース(登録商標)規格による通信接続を行う。
勤務実績管理部30は所要のアプリケーションソフトをダウンロードして導入されるものであり、認証処理部31と、位置情報取得部32と、時刻情報取得部33と、勤務情報処理部34と、ポイント処理部35とを備える。
認証処理部31は、管理サーバ50と通信の際に認証処理を行う。したがって、認証処理部31は、認証に必要な情報(IDやパスワード等)を保持している。
位置情報取得部32は、出勤時刻や退勤時刻を管理サーバ50に通知するときに、可搬型端末装置10の位置情報を取得する。具体的は、位置情報取得部32は、GPSセンサ14から位置情報(緯度経度)を取得する。位置情報取得部32は、アプリケーション起動後、バックグラウンド処理として一定時間毎にGPSセンサ14から位置情報を取得する。また、ユーザ99の指定により位置情報取得が行われてもよい。
また、可搬型端末装置10を持つユーザ99が屋内におりGPSセンサ14を利用できない場合も想定できるため、位置情報取得部32は、近距離無線通信部23を用いた位置特定技術、例えば、ブルートゥースを用いたiBeacon(登録商標)技術により位置情報を取得してもよい。この場合には、求人者97の施設(出勤スポット91の近辺)に、所定のビーコン装置を認証端末装置として設置される。また、出勤スポット91に、QRコード(登録商標)を設け、そのコードを可搬型端末装置10のカメラ(図示せず)で撮影して、撮影時刻の情報と併せて出勤スポット91で出勤・退勤時間の位置情報として用いてもよい。
時刻情報取得部33は、可搬型端末装置10に備わる経時装置(時計機能)から時刻情報を取得する。
勤務情報処理部34は、位置情報取得部32が取得した位置情報と時刻情報取得部33が取得した時刻情報を出勤情報や退勤情報として通信部20を介して管理サーバ50に通知する。
ポイント処理部35は、取得したポイントの確認処理及び交換申請処理を行う。
次に、図4に示すように、求人情報事業者98の管理サーバ50は、主制御部51と、液晶装置等の表示部52と、ユーザ操作を受け付ける操作部53と、LAN通信によりネットワーク2に接続する通信部54と、求職情報管理部60とを備える。
求職情報管理部60は、求職者情報処理部61と、求人者情報処理部62と、ポイント処理部70と、記録部80とを備える。
求職者情報処理部61は、ユーザ99の可搬型端末装置10と通信を行い所定の処理を行う。求職者情報処理部61は、例えば、ユーザ99の登録処理(ID登録やメールアドレス、住所、氏名、求職条件等)や登録情報の編集・更新処理等を行い、記録部80の求職者情報テーブル82に記録・反映する。なお、求職者情報処理部61は、管理サーバ50の管理者からの処理も受け付け、必要に応じて情報の登録・修正等を行う。
求人者情報処理部62は、企業側である求人者97の求人者側装置90と通信を行い各種処理を行う。すなわち、求人者情報処理部62は、求人者側装置90から各種情報(企業側の情報や求人案件等)の登録や更新要求があると、記録部80の求人者情報テーブル81を参照し、所定の認証処理後、求人者側装置90からの要求に応じた処理を行う。なお、求人者情報処理部62は、求職者情報処理部61と同様に、管理サーバ50の管理者からの処理も受け付け、必要に応じて情報の登録・修正等を行う。
ポイント処理部70は、ユーザ認証部71と、勤務情報取得部72と、ポイント付与部73と、ポイント利用部74とを備える。
ユーザ認証部71は、ポイントサービスに関するユーザ99(可搬型端末装置10)の認証処理を行う。勤務情報取得部72は、可搬型端末装置10から出勤情報(勤務開始情報)・退勤情報(勤務終了情報)を取得しそれらの正否を判断する。
ポイント付与部73は、出勤情報・退勤情報が正しい場合に、それらから勤務時間に計算し、計算結果に応じたポイントをユーザ99に付与し、求人者情報テーブル81に獲得ポイントとして追加し記録する。
ポイント利用部74は、可搬型端末装置10のポイント処理部35からポイント交換処理の申請があると、その申請に応じてポイント交換処理を行い、求人者情報テーブル81に記録されている累積ポイントから利用ポイントを差し引く処理を行う。
記録部80は、求人者情報テーブル81と、求職者情報テーブル82と、求職案件テーブル83とを備える。
求人者情報テーブル81は、求人者97(企業側)の情報を記録する。求職者情報テーブル82は、ユーザ99の情報を記録する。求職案件テーブル83は、求人者97の求人情報を記録する。
つづいて図5のフローチャート及び図6の画面例を参照して、ユーザ99が求人サイトを訪問・閲覧し、就業決定してアプリで働く先を登録するまでの流れを示す。
ユーザ99は、可搬型端末装置10またはPC(図示せず)等で管理サーバ50がネット上でサービスを行っている求人情報サイトに訪問し(S10)、希望する求人を探索する(S11)。
図6は、管理サーバ50によりネットワーク2上に展開されている求人情報サイトの求人情報サイト画面A1の例を示している。求人情報サイトA1では、募集内容や選考・応募先情報、求人案件を掲載している求人者97の企業情報(会社概要)や求人案件の各種条件等が掲載されている。応募内容の掲載ページのポイント有無表示エリアA11には、ポイント付与案件であれば「ポイントあり」の記載がなされている。
求人情報サイトA1の下段領域には、キープボタンA12、WEB応募ボタンA13、電話応募ボタンA14が設けられている。キープボタンA12が押下されると、この求人情報サイトA1に表示されている案件が、「キープ案件」として登録され、後からメニュー欄からキープ案件を選択・表示させることができる。WEB応募ボタンA13が押下されると、所定の応募画面が表示される。電話応募ボタンA14が押下されると、可搬型端末装置10の電話機能が起動し、電話応募ボタンA14に関連付けづけられている電話番号に発信される。WEB応募ボタンA13から応募した場合のみポイントサービスを受けることができる。
ポイント付与案件を希望する場合には、ユーザ99は図6に示すようなポイント有無表示エリアA11に「ポイントあり」と表示されている案件を閲覧し(S12)、希望に添うものであれば、WEB応募ボタンA13を押下し、所定の応募画面経由でポイント付与対象案件に応募する(S13)。
ポイントサービスの対象案件に応募が完了すると、管理サーバ50からユーザ99のメールアドレスに対して、ポイント対象案件への応募が完了した旨のメールが送信される。メールには、上述の様に、ポイントサービスの内容や所定のアプリケーションが必要である旨、アプリケーションのダウンロードサイトのリンクURLが記載されている。
また、管理サーバ50の求人者情報テーブル81には、応募案件情報が格納される。すなわち、どのユーザ99が、何時、どの企業(求人者97)のどの求人案件に応募したかが求人者情報テーブル81に記録される。同時に、管理サーバ50は、応募があった求人者97の求人者側装置90に対して、応募内容を通知する。
応募したユーザ99と求人者97とが面接を行い(S14)、就業が決定すると(S15)、その旨が求人者97の求人者側装置90から管理サーバ50に通知され、求人者情報テーブル81や求職案件テーブル83に反映される。
ユーザ99は、就業決定が管理サーバ50において反映された後、可搬型端末装置10にインストールされているアプリケーションを用いて働く先を登録することができるようになる(S16)。すなわち、アプリケーションによりその機能が実現されている勤務実績管理部30は、管理サーバ50から応募情報を呼び出し、応募情報の勤務先の住所と位置情報、勤務時間等を結びつけて登録する。初回ポイント機能を利用する際には、ショートメッセージや電話の音声ガイド等によって認証コードが通知され、可搬型端末装置10に入力することで認証処理が行われ、以降のポイントサービスの利用が可能となる。
次に、図7のフローチャート及び図8〜図11のアプリケーションの画面例を参照して、決定した就業先への勤務(出勤・退勤)からポイント獲得までの流れを説明する。
ユーザ99は、就業先に出勤すると(S20)、ポイントサービス用のアプリケーションを起動させる(S21)。例えば、図8に示すポイントアプリホーム画面A2が表示され、画面上側の領域にはユーザ99が獲得済みのポイント数、利用の有効期限が表示されている。その下には、ポイント獲得ボタンA21、ポイント交換ボタンA22、ポイント履歴ボタンA23が設けられ、それらボタンを押下することで、それぞれに関連付けられている機能が実行される。
例えば、ユーザ99がポイント獲得ボタンA21を押下すると、図9や図10に示す画面が表示される。
図9(a)はユーザ99がポイント獲得ボタンA21を押下したときに表示される出退勤基本画面A3である。この出退勤基本画面A3は、既に出勤スポット91が登録済みの場合に表示される画面である。ここでは、「働き先1」について、出退勤ボタンA31が選択可能に表示される。その下には、出勤スポット設定済み表示エリアA32が設けられており、出勤スポット91が登録済みである旨が示されている。その下の基本求人情報エリアA33には、就業が決まったポイント付与対象であり求職案件の情報(案件名、職種、勤務地等)が表示されている。その下には、詳細確認ボタンA34や削除ボタンA35が設けられている。図9(b)は詳細確認ボタンA34が押下されたときに表示される画面例であり、求人情報エリアA41には求職案件の詳細な情報が、地図エリアA42には出勤スポット91の地図情報が示されている。
図10(a)は、デフォルト状態でうまく出退勤処理ができない場合、すなわち、出退勤処理時に実際に位置情報を取得する位置が出勤登録エリア92にない場合に、出勤スポット91から所定範囲内の位置を実勤務地93として登録するときに表示される出退勤基本画面(登録変更)A5であり、図9(a)の出退勤基本画面A3の代わりに表示される。出退勤ボタンA51の下に表示されている出勤スポット設定ボタンA52を押下することで、図10(b)の出勤スポット登録画面A6が表示される。地図エリアA61に出勤先の地図情報が表示され、その場所の位置マークA63が移動可能に表示される。その位置マークA63を出勤登録エリア92として登録する場合には、その下に選択可能に表示されている出勤スポット登録ボタンA62を押下する。登録したい位置を修正したい場合、位置マークA63を所望の位置に移動させて、出勤スポット登録ボタンA62を押下する。出勤スポット登録ボタンA62を押下することで、地図エリアA61に表示されている位置が出勤スポット91として登録され、同時に管理サーバ50に通知される。なお、登録できる実勤務地93は出勤スポット91から一定範囲内のみであり、その範囲においてのみ位置マークA63を動かすことができる。
ユーザ99がアプリケーションを起動させた位置が、勤務先住所(すなわち出勤登録エリア92)でない場合(S22のN)、ユーザ99は、出勤情報を管理サーバ50に通知せず処理は終了となる。例えば、出勤登録エリア92にいない場合は、出退勤ボタンA31を操作することができなかったり、通知可能な場合でも、管理サーバ50から出勤登録エリア92にいない旨および適切な出勤登録エリア92に移動し再度操作するように通知される。
ユーザ99が出勤登録エリア92におり(S22のY)、さらに出退勤ボタンA31を押下すると(S23)、図11の出勤登録画面A7が表示され出勤処理を行う(S24)。出勤登録画面A7では、時刻領域A71、出勤ボタンA72、退勤ボタンA73が表示される。時刻領域A71には、その時の時刻が表示される。出勤ボタンA72は、押下可能になっており、押下することで、時刻情報と位置情報取得部32が取得した位置情報とを関連付けられて出勤情報として管理サーバ50に通知される。この画面では、出勤処理がなされていない時に表示されるため退勤ボタンA73は押下できないようになっていたり、押下した場合でも、間違いであり出勤ボタンA72を押下するように警告表示される。管理サーバ50では、勤務情報取得部72が出勤情報の正否を判断し、求職者情報テーブル82に記録する。出勤情報を認定した旨を可搬型端末装置10に返答してもよく、返答の有無によって、次の退勤登録画面A8の表示の可否がなされてもよい。
勤務が終了すると、ユーザ99は退勤処理を行う(S25)。ユーザ99は、出勤登録エリア92に移動して可搬型端末装置10でアプリケーションを起動させ、図9(a)の出退勤基本画面A3の出退勤ボタンA31を押下すると、図12の退勤登録画面A8が表示される。時刻エリアA81、出勤ボタンA82および退勤ボタンA83が表示される。ユーザ99が退勤ボタンA83を押下すると、時刻情報と位置情報とが関連づけられて退勤情報として管理サーバ50に通知される(S26)。
管理サーバ50では、上述のように、ポイント処理部35が、可搬型端末装置10から通知を受けた出勤情報及び退勤情報から付与するポイントを算出し、可搬型端末装置10に通知する。可搬型端末装置10では、アプリケーション上で図13に示す獲得ポイント表示画面A9が表示される(S27)。獲得ポイント表示エリアA91では、その勤務によって獲得したポイントが表示される。なお、この画面で累積ポイントもあわせて表示されてもよい。ユーザ99は、上述の様に、有効期限内で獲得したポイントを利用することができる。
以上、本実施形態のポイント付与システム1によると、求人情報事業者98がユーザ99の勤務実績を記録し、勤務実績に応じてユーザ99が利用可能なポイントを付与するため、求職・就業に対するインセンティブを向上させることができる。すなわち、求人情報事業者98は、ユーザ99との接点を増加させることができ、求人サイトの利用増加を図れる。ユーザ99は仕事の頑張りに応じてポイントを得ることができるので、積極的に就業することが期待できる。また、求人者97は、ユーザ99を継続的に雇用することができるようになる。さらに、ユーザ99の実績を求人情報事業者98が把握しているので、ユーザ99が許可する場合には、ユーザ99が他の企業の求人案件に応募する場合に、複数の求人者97(企業)での勤務実績(就業履歴)をポイントとして集約して提示でき、採用判断においてユーザ99の評価を客観的に正しくできる。また、ポイント獲得時に、そのときの職種と関連付けることで、ユーザ99の職歴をポイントとして評価することもできるようになる。
以上、本発明を実施形態をもとに説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。例えば、可搬型端末装置10に備わるカメラ(図示せず)で、ユーザ99が求人者97(企業側等)からの給与明細等を撮影し管理サーバ50に通知することで、出勤・退勤情報とみなしてもよい。また、管理サーバ50は、求人者97(求人者側装置90)からユーザ99の就業に関するフィードバックを受け、それに応じてボーナスポイントを付与するといったサービスを行ってもよい。
1 ポイント付与システム
2 ネットワーク
3 GPS
10 可搬型端末装置
11 主制御部
12 表示部
13 操作部
14 GPSセンサ
20 通信部
21 携帯電話通信部
22 無線LAN部
23 近距離無線通信部
30 勤務実績管理部
31 認証処理部
32 位置情報取得部
33 時刻情報取得部
34 勤務情報処理部
35 ポイント処理部
50 管理サーバ
51 主制御部
52 表示部
53 操作部
54 通信部
60 求職情報管理部
61 求職者情報処理部
62 求人者情報処理部
70 ポイント処理部
71 ユーザ認証部
72 勤務情報取得部
73 ポイント付与部
74 ポイント利用部
80 記録部
81 求人者情報テーブル
82 求職者情報テーブル
83 求職案件テーブル
90 求人者側装置
91 出勤スポット
92 出勤登録エリア
93 実勤務地
94 拡張出勤登録エリア

Claims (4)

  1. 雇用者の可搬型端末装置と、求人情報事業者が管理し前記雇用者の勤務状況を記録する管理サーバとを備えるポイント付与システムであって、
    前記可搬型端末装置は、
    前記管理サーバと通信する通信部と、
    位置情報を取得する位置取得部と、
    時刻情報を取得する時刻情報取得部と、
    前記位置情報と前記時刻情報を関連付けて勤務開始情報及び勤務終了情報を前記管理サーバへ通知する勤務情報処理部と、
    を備え、
    前記管理サーバは、
    前記可搬型端末装置から通知された前記勤務開始情報と前記勤務終了情報をもとに、前記雇用者の勤務時間を算出し、前記勤務時間に応じて前記雇用者が利用可能なポイントを付与するポイント付与部と、
    を備えることを特徴とするポイント付与システム。
  2. 前記管理サーバは、前記雇用者の雇用情報を記録する雇用情報記録部を備え、
    前記ポイント付与部は、前記雇用情報をもとに前記勤務開始情報及び前記勤務終了情報の正否を判断し、正しい場合に、前記ポイントの付与を行うことを特徴とする請求項1に記載のポイント付与システム。
  3. 前記雇用者の勤務地に、前記可搬型端末装置と認証を行う端末認証装置を備え、
    前記可搬型端末装置は、前記端末認証装置の認証結果を、前記位置情報取得部が取得する前記位置情報及び前記時刻情報が取得する前記時刻情報とみなし、前記勤務情報処理部は前記勤務開始情報及び前記勤務終了情報を前記管理サーバに通知することを特徴とする請求項1または2に記載のポイント付与システム。
  4. 前記管理サーバの前記ポイント付与部は、複数の求人者における前記ポイントの付与履歴を集約し、前記雇用者の就業履歴として出力する機能を備えることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載のポイント付与システム。
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