JP2019138760A - 超音波人検出装置、超音波人検出方法及び超音波人検出プログラム - Google Patents

超音波人検出装置、超音波人検出方法及び超音波人検出プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2019138760A
JP2019138760A JP2018021921A JP2018021921A JP2019138760A JP 2019138760 A JP2019138760 A JP 2019138760A JP 2018021921 A JP2018021921 A JP 2018021921A JP 2018021921 A JP2018021921 A JP 2018021921A JP 2019138760 A JP2019138760 A JP 2019138760A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distance
difference
correlation
section
frames
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018021921A
Other languages
English (en)
Inventor
敦也 横井
Atsuya Yokoi
敦也 横井
裕美 立花
Yumi Tachibana
裕美 立花
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samsung Electronics Co Ltd filed Critical Samsung Electronics Co Ltd
Priority to JP2018021921A priority Critical patent/JP2019138760A/ja
Publication of JP2019138760A publication Critical patent/JP2019138760A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】他の動かない物体と人とを識別して、人と装置との距離を判定すること。【解決手段】超音波人検出装置100は、特定の符号で変調された超音波信号を送信する送信器105と、超音波信号を受信する受信器110と、受信した超音波信号と前記特定の符号との相関値を算出する相関器116と、前記特定の符号の1周期分に相当する前記相関値を1フレームとしたときの、所定の2フレーム間の相関値の差分を算出するフレーム差分算出器117と、前記2フレーム間の相関値の差分が所定の閾値よりも大きいときに、人を検出したと判定する人検出器118と、前記フレームより短い区間単位で、2フレーム間の相関値の差分を算出し、区間単位の前記差分に基づいて人との距離を算出する距離判定器119と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は超音波人検出装置、超音波人検出方法及び超音波人検出プログラムに関する。
超音波は電波や光よりも伝播速度が遅く、このため、超音波センサは、比較的に高精度の距離測定を安価に実現でき、自動車のバックソナーや人検出センサなどの幅広い分野での利用が見込まれている。
一般に、超音波センサは、キャリア周波数、例えば40kHzで変調した幅の狭い一発のパルスを送信信号(送信波)として出力し、この送信波が物体に反射して戻ってくる反射波を検出し、送信してから検出するまでの時間を測定して超音波センサから当該物体までの距離を測定する。これは、ToF(Time of Flight)方式と呼ばれている。
このような超音波センサでは、反射波の強度が極めて小さくなるような状況、例えば、物体までの距離が長く、超音波の減衰が大きい場合や、物体表面での超音波の反射率が小さい場合などには、反射波がノイズに埋もれてしまい、測定が不可能になるといった問題がある。
この問題を解決するために、送信信号としてある特定の符号系列信号を用い、物体からの反射波(反射信号)と、送信した符号系列信号との間の相関を算出することにより、符号化利得で雑音の影響を軽減しつつ、反射信号の遅延時間(位相差)を測定することができる超音波センサがある(例えば、特許文献1参照)。
特に、符号系列信号としてよく知られる疑似雑音符号(PN符号、Pseudo Noise符号)を用いた場合に、大きなピークが得られるPN符号の優れた自己相関特性を利用し、算出した相関値(相関信号)のピークの時間的位置から、物体までの距離を正確に知ることができる。
特開2002−055158号公報
しかしながら、超音波センサを用いて人を検出しようとする場合、以下の理由により検出が難しいという問題があった。
(1)衣類を着用した人の超音波反射率は一般に極めて小さく(数%以下)、かつ、衣類の種類、部屋の状態、人までの距離など状況によっても反射率が大きく変動するため、PN相関方式を用いても相関信号のピークが雑音に埋もれて測定が難しい。
(2)室内環境では、家具や壁などの様々な反射物(物体)が存在し、人からの反射波を特定することが難しい。
一実施形態の超音波人検出装置は、特定の符号で変調された超音波信号を送信する送信器と、超音波信号を受信する受信器と、受信した超音波信号と前記特定の符号との相関値を算出する相関器と、前記特定の符号の1周期分に相当する前記相関値を1フレームとしたときの、所定の2フレーム間の相関値の差分を算出するフレーム差分算出器と、前記2フレーム間の相関値の差分が所定の閾値よりも大きいときに、人を検出したと判定する人検出器と、前記フレームより短い区間単位で、2フレーム間の相関値の差分を算出する区間差分算出器と、区間単位の前記差分に基づいて人との距離を算出する距離算出器と、を備える。
好ましくは、一実施形態の超音波人検出装置は、前記距離算出器は、1フレームの前記相関値を、前記区間単位に分割する区間分割器と、前記区間単位で、フレーム間の相関値の差分を算出する複数の相関差分計算器を備えるようにしてもよい。
好ましくは、一実施形態の超音波人検出装置は、前記距離算出器は、フレーム間の相関値の差分が最も大きい区間に対応する距離を、人との距離とする第1距離算出器を備えるようにしてもよい。
これらの実施形態によれば、特定の符号の1周期分に相当する相関値を1フレームとしたときの、所定の2フレームの相関差分値を算出し、フレームより短い区間単位で、2フレーム間の相関差分値を算出し、区間単位の相関差分値に基づいて人との距離を算出することにより、反射波が極めて小さい環境で、且つ、他の反射物が存在しても雑音の影響を軽減でき、他の動かない物体と人とを識別して、人と装置との距離を判定できる。
好ましくは、一実施形態の超音波人検出装置は、前記超音波人検出装置は、隣接する区間の相関値の差分を減算して、隣接する区間の相関値の差分の差を得る隣接差分計算器を備え、前記距離算出器は、隣接する区間の相関値の差分の差に基づいて、フレーム間の相関値の差分が、隣接する区間の差分より最も大きい区間に対応する距離を、人との距離とする第2距離算出器を備えるようにしてもよい。
一実施形態の超音波人検出装置によれば、フレーム間の相関差分値が、隣接する区間の差分値より最も大きい区間に対応する距離を、人との距離とすることにより、回折や多重反射によるマルチパスの影響により、装置から見て人の存在位置よりも後方(遠方)の相関差分値が最大となる相関差分値を距離判定に採用しないので、回折や多重反射によるマルチパスの影響による誤判定を低減することができる。
好ましくは、一実施形態の超音波人検出装置は、前記距離算出器は、フレーム間の相関値の差分が最も大きい区間より前方の区間の中で、フレーム間の相関値の差分が、隣接する区間の差分より最も大きい区間に対応する距離を、人との距離とする第3距離算出器を備えるようにしてもよい。
一実施形態の超音波人検出装置によれば、フレーム間の相関差分値が最も大きい区間より前方の区間の中で、フレーム間の相関差分値が、隣接する区間の差分値より最も大きい区間に対応する距離を、人との距離とすることにより、回折や多重反射によるマルチパスの影響による誤判定を低減すると共に、低い負荷で判定処理の精度を向上させることができる。
好ましくは、一実施形態の超音波人検出装置は、前記距離算出器は、差分について所定の数のフレーム分の平均を算出する平均値計算器を備え、算出した差分の平均に基づいて人との距離を算出するようにしてもよい。
一実施形態の超音波人検出装置によれば、相関差分値について所定の数のフレーム分の平均を算出し、算出した相関差分値の平均に基づいて人との距離を算出することにより、人の動作状況が瞬間的に変動する場合でも安定した判定を実現することができる。
好ましくは、一実施形態の超音波人検出装置は、前記距離算出器は、判定結果が複数回連続して同じ区間であった場合に、当該区間に基づいて人との距離を算出する第4距離判定器を備えるようにしてもよい。
一実施形態の超音波人検出装置によれば、前記距離算出器は、判定結果が複数回連続して同じ区間であった場合に、当該区間に基づいて人との距離を算出することにより、安定した位置判定を実現することができる。
好ましくは、一実施形態の超音波人検出装置は、前記距離算出器は、相関値を、人が存在しないときの相関値または相関値の平均値で、除算または減算する補正器を備え、除算または減算した後のフレーム間の相関値の差分を算出するようにした。
一実施形態の超音波人検出装置によれば、距離算出器は、相関値を、人が存在しないときの相関値または相関値の平均値で、除算または減算し、除算または減算した後のフレーム間の相関差分値を算出することにより、無人状態でも存在する人の動き以外による超音波の変動による影響を軽減することができる。
好ましくは、一実施形態の超音波人検出装置は、前記距離算出器は、区間毎に閾値を設定し、人との距離算出に選ばれた区間について差分が閾値より低い場合、人との距離判定は誤りであるとする第5距離判定器を備えるようにしてもよい。
一実施形態の超音波人検出装置によれば、距離算出器は、区間毎に閾値を設定し、人との距離算出に選ばれた区間について相関差分値が閾値より低い場合、人との距離判定は誤りであるとすることにより、距離による相関変動の違いを考慮して判定できるので、人との距離が遠いにもかかわらず、近距離における相関変動が遠距離に比べて大きい場合に、人が近距離にいると判定される誤りを低減することができる。
好ましくは、一実施形態の超音波人検出装置は、前記距離算出器は、区間毎に設定された閾値は、より短い距離に対応する区間の閾値は、より長い距離に対応する区間の閾値より大きいようにしてもよい。
一実施形態の超音波人検出装置によれば、距離算出器は、区間毎に設定された閾値は、より短い距離に対応する区間の閾値は、より長い距離に対応する区間の閾値より大きくすることにより、距離が遠くなるほど相関変動が小さくなることを考慮して判定できるので、人との距離が遠いにもかかわらず、近距離における相関変動が遠距離に比べて大きい場合に、人が近距離にいると判定される誤りを低減することができる。
一実施形態の超音波人検出方法は、特定の符号で変調された超音波信号を送信し、超音波信号を受信し、受信した超音波信号と前記特定の符号との相関値を算出し、前記特定の符号の1周期分に相当する前記相関値を1フレームとしたときの、所定の2フレーム間の相関値の差分を算出し、前記2フレーム間の相関値の差分が所定の閾値よりも大きいときに、人を検出したと判定し、前記フレームより短い区間単位で、フレーム間の相関値の差分を算出し、区間単位の前記差分に基づいて人との距離を算出するようにした。
一実施形態の超音波人検出方法によれば、特定の符号の1周期分に相当する相関値を1フレームとしたときの、所定の2フレームの相関差分値を算出し、フレームより短い区間単位で、2フレーム間の相関差分値を算出し、区間単位の相関差分値に基づいて人との距離を算出することにより、反射波が極めて小さい環境で、且つ、他の反射物が存在しても雑音の影響を軽減でき、他の動かない物体と人とを識別して、人と装置との距離を判定できる。
一実施形態の超音波人検出プログラムは、コンピュータに、特定の符号で変調された超音波信号を送信するステップと、超音波信号を受信するステップと、受信した超音波信号と前記特定の符号との相関値を算出するステップと、前記特定の符号の1周期分に相当する前記相関値を1フレームとしたときの、所定の2フレーム間の相関値の差分を算出するステップと、前記2フレーム間の相関値の差分が所定の閾値よりも大きいときに、人を検出したと判定するステップと、前記フレームより短い区間単位で、フレーム間の相関値の差分を算出するステップと、区間単位の前記差分に基づいて人との距離を算出するステップと、実行させるようにした。
一実施形態の超音波人検出プログラムによれば、特定の符号の1周期分に相当する相関値を1フレームとしたときの、所定の2フレームの相関差分値を算出し、フレームより短い区間単位で、2フレーム間の相関差分値を算出し、区間単位の相関差分値に基づいて人との距離を算出することにより、反射波が極めて小さい環境で、且つ、他の反射物が存在しても雑音の影響を軽減でき、他の動かない物体と人とを識別して、人と装置との距離を判定できる。
本発明の超音波人検出装置、超音波人検出方法及び超音波人検出プログラムによれば、他の動かない物体と人とを識別して、人と装置との距離を判定できる。
実施の形態1に係る超音波人検出装置の概略構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る超音波人検出装置の符号、送信信号、受信信号及び復調信号の波形の一例を示す図である。 本実施の形態1に係る相関値算出結果(相関信号)の例を示す図である。 本実施の形態1における2フレーム間の相関差分値の算出結果の一例を示す図である。 本実施の形態1に係る人検出判定器の判定結果の例を示す図である。 実施の形態1に係る超音波人検出装置の距離判定器の構成を示すブロック図である。 相関値の区分と距離との対応関係を示す図である。 区間別に2フレーム間の相関差分値を示す分布図である。 区間別に2フレーム間の相関差分値を示す分布図である。 区間別に2フレーム間の相関差分値を示す分布図である。 区間別に2フレーム間の相関差分値を示す分布図である。 区間別に2フレーム間の相関差分値を示す分布図である。 実施の形態2に係る超音波人検出装置の距離判定器の構成を示すブロック図である。 区間別に2フレーム間の相関差分値を示す分布図である。 実施の形態3に係る超音波人検出装置の距離判定器の構成を示すブロック図である。 区間別に2フレーム間の相関差分値を示す分布図である。 実施の形態4に係る超音波人検出装置の距離判定器の構成を示すブロック図である。 実施の形態5に係る超音波人検出装置の距離判定器の構成を示すブロック図である。 実施の形態6に係る超音波人検出装置の距離判定器の構成を示すブロック図である。 実施の形態7に係る超音波人検出装置の距離判定器の構成を示すブロック図である。 閾値と距離の関係を示すグラフである。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、実施の形態1に係る超音波人検出装置の概略構成を示すブロック図である。図1において、超音波人検出装置100は、符号生成器101と、キャリア信号生成器102と、混合器103と、ドライバ104と、超音波送信器105と、超音波受信器111と、増幅器112と、LPF113と、ADC114と、AM検波器115と、相関器116と、差分算出器117と、人検出判定器118と、距離判定器119とを備える。
符号生成器101は、特定の符号を生成し、そして生成した符号を混合器103及び相関器116に出力する。例えば、符号生成器101は、定められたパターン及び周期を有するPN符号を定められた周波数で発生してもよい。すなわち、符号生成器101は、例えば、生成多項式X+X+1で生成される周期127ビットのM系列符号、つまり、パターンの要素「0」「1」の数が127であるM系列符号を、定められた周波数が1kHzであったならば、1ms単位で「0」または「1」の値をとるように、1周期が127msのPN符号として発生してもよい。
キャリア信号生成器102は、超音波に相当する周波数のキャリア信号を発生し、混合器103に出力する。キャリア信号の周波数は、可聴域より高い周波数であれば、いずれも適用できる。例えば、キャリア信号の周波数は、20kHz以上であってもよい。以下、キャリア信号の周波数は、40kHzである例について説明する。
混合器103は、符号とキャリア信号とを混合して、AM(Amplitude Modulation)変調、すなわち、オン/オフ変調した変調信号を生成する。そして、混合器103は、変調信号をドライバ104に出力する。
ドライバ104は、変調信号を増幅する増幅回路を備える。そして、ドライバ104は、増幅された変調信号を超音波送信器105に出力する。
超音波送信器105は、電気信号である変調信号に対応する超音波の送信信号を空間に発する。具体的には、超音波送信器105は、電気信号を物理振動に変換することにより、超音波の送信信号を発する。例えば、超音波送信器105は、スピーカーであってもよい。
超音波送信器105から空間に発せられた超音波は、空間内で人または部屋の壁において反射される。そして、反射された超音波は、超音波受信器111において受信される。
超音波受信器111は、超音波信号である受信信号を電気信号に変換して、増幅器112に出力する。具体的には、超音波受信器111は、超音波信号の物理振動を、振動に対応する電気信号に変換する。例えば、超音波受信器111は、マイクであってもよい。
超音波送信器105と超音波受信器111の配置は、人検出及び距離判定に支障のない範囲であればいずれでもよい。超音波送信器105と超音波受信器111の配置は、隣接して、同じ向きに配置されることが好ましい。
なお、超音波送信器105及び超音波受信器111は、定められたキャリア周波数(ここでは40kHz)に合わせて設計されていてもよい。この場合、超音波送信器105及び超音波受信器111は、不要な周波数の音波を減衰させるバンドパスフィルタとしての役割も果たすことができる。
増幅器112は、超音波受信器111から出力された電気信号を増幅する。そして、増幅器112は、増幅された気信号をLPF113に出力する。
LPF113は、増幅された電気信号に対して、所定の周波数以上の成分を減衰させるローパスフィルタである。そして、LPF113は、減衰後の電気信号をADC114に出力する。
ADC114は、電気信号をアナログ信号からデジタル信号に変換するアナログデジタル変換回路である。そしてADC114は、変換後の電気信号をAM検波器115に出力する。
AM検波器115は、デジタル信号に変換された電気信号を復調して、復調信号を得る。そして、AM検波器115は、復調信号を相関器116に出力する。具体的には、AM検波器115は、振幅変調波である電気信号の絶対値をとってフィルタを通すことにより、信号の包絡線をとることでAM復調する。
相関器116は、復調信号と、送信時に用いたPN符号Aとの相関演算を行い、相関値(相関信号)を逐次算出する。すなわち、相関器116は、AM検波器115から出力された復調信号のサンプル毎に、例えば、ADC114のサンプリング周波数が100kHzであったときには0.01ms毎に、復調信号の過去1周期(127ms)分の信号と、PN符号Aの1周期分の信号との相関値を算出する。そして、相関器116は、算出した相関値を、差分算出器117及び距離判定器119に出力する。
差分算出器117は、2フレーム間の相関値の差分値(以下「相関差分値」という)を算出する。そして、差分算出器117は、得られた差分値を人検出判定器118及び距離判定器119に出力する。例えば、差分算出器117は、時間的に連続する2フレーム間の相関差分値を算出するのが好適である。
人検出判定器118は、2フレーム間の相関差分値が検出閾値を越えたか否かで、人の存在の有無の判定を行い、判定結果を出力する。検出閾値は人が存在しないときの2フレーム間の相関差分値の実績値に基づいて設定する。
距離判定器119は、距離判定器119は、フレームより短い区間単位で、2フレーム間の相関差分値を算出し、この差分値に基づいて人との距離を判定する。距離判定の具体的な方法については後述する。
なお、符号生成器101、キャリア信号生成器102、混合器103、ADC114、AM検波器115、相関器116、差分算出器117、人検出判定器118及び距離判定器119は、少なくとも1つのデジタル処理回路で構成してもよい。このデジタル処理回路は、CPU(またはMPU)及びメモリで構成されてもよい。また、ドライバ104、超音波送信器105、超音波受信器111、増幅器112及びLPF113は、アナログ回路で構成してもよい。
以上の構成により、超音波人検出装置100は、人との距離を判定する。次に超音波人検出装置100の動作について説明する。最初に送信、受信及び人の存在の有無の判定の動作について説明し、続いて人と超音波人検出装置100との距離の判定の動作について説明する。図2は、実施の形態1に係る超音波人検出装置の符号、送信信号、受信信号及び復調信号の波形の一例を示す図である。図2は、図面上より、符号A、送信信号B、受信信号C、復調信号Dを示している。また、図2において、横軸は時刻を示し、縦軸は振幅値を示す。
符号生成器101は、例えば図2の最上段に示すような、特定の符号を生成する。この符号は、例えば、1ms単位で「0」または「1」の値をとる周期127ビットのPN符号を127ms毎に繰り返した信号である。
この符号にキャリア信号を混合した超音波周波数(例えば、40kHz)の送信信号が得られる。図2の第2段に示すような超音波周波数の送信信号が空間(例えば部屋内)に発せられる。
この超音波周波数の送信信号は、人、物、部屋の壁等により反射される。そして、超音波受信器111は、反射された信号を受信する。図2の第3段に示す信号は、受信した信号の一例である。受信信号は、空間を移動している時間の分だけ、送信信号より遅延している。また、受信信号は、人、物、部屋の壁等に反射したことにより、波形が変わっている。
そして、受信信号はAM検波器115において復調され、復調信号が得られる。図2の第4段に示す信号は、復調信号の一例である。図2に示す復調信号の波形は、物体が近距離にあって強い反射波を受信した場合の信号の波形であり、ほとんど雑音が見られないが、実際の復調信号の多くは雑音に埋もれ、そのままでは反射波として判別できないことが多い。
したがって、相関器116において、復調受信信号と符号の相関を算出することにより、判別可能な信号を得る。具体的には、相関器116は、サンプル番号i、AM検波後の信号サンプル列r(i)、これと同じサンプリング周波数で発生させたPN符号(送信側と同じPN符号)PN(p)、PN符号の周期(サンプル周期)NPNに基づいて、次の式(1)により、相関値Corr(i)を算出する。
また、相関値を算出するときのサンプリング周波数は、ADC114のサンプリング周波数よりも小さくすることもでき、時間分解能を考慮しつつ、1〜100kHzの範囲とすることが可能である。例えば、相関器116は、相関値を算出するときのサンプリング周波数を10kHzとしたときは、0.1ms毎に、信号サンプル列r(i)の1270サンプルと、PN符号PN(i)の1270サンプルとの積和演算を行って、相関値Corr(i)を算出する。
図3は、本実施の形態1に係る相関値算出結果(相関信号)の例を示す図である。横軸はPN符号1周期分の時間(TPN)におけるサンプル番号(サンプル数はNPN)を示し、縦軸は相関値Corr(i)を示す。本明細書では、このPN符号の1周期分の相関結果を「フレーム」という。
図3に示す相関結果は、1kHzで127ビットの周期を有するPN符号との相関結果であるので、1フレームは127ms分(相関値算出のサンプリング周波数を100kHzとしたときは、0.01ms毎の積和演算の12700回分)の相関結果になる。また、図3に示す相関結果では、相関信号はサンプル番号が小さいとき、すなわち、遅延時間が少ないときに相関値のピークを示し、当該サンプル番号で復調信号とPN符号Aとが良く相関していることを示している。
この相関値のピークの位置は、超音波信号を発してから反射した信号を検出するまでの時間に関係する。ここで、仮に超音波を反射するものが不動の物体のみである場合、超音波の反射状況はどのフレームでも変化せず、相関値算出結果は、どのフレームも同じ値(形状)を繰り返す。そして、超音波が移動する人により反射された場合、相関値算出結果は、フレーム毎に変動する。
そこで、超音波人検出装置100は、時間的に連続する2フレームを比較して人の存在を検出する。具体的には、差分算出器117が2フレーム間の相関差分値を算出する。そして、この差分値の大きさに基づいて人が存在しているか否か判定される。
具体的には、差分算出器117は、式(2)のように、2乗誤差を用いて2フレーム間の相関差分値FrameDifference(i)を算出し、人検出判定器118に出力する。
図4は、本実施の形態1における2フレーム間の相関差分値の算出結果の一例を示す図である。横軸は観測時間(0〜10s)を示し、縦軸は2フレーム間の相関差分値FrameDifference(i)を示す。図4の例では、2フレーム間の相関差分値は、観測開始直後から上昇し約1秒後にピークとなった後、ゆるやかに低下している。
なお、差分算出器117は、2フレーム間の相関差分値FrameDifference(i)を1フレーム毎に、すなわち、127ms毎に算出しても良いし、それ以外のタイミング、例えば、1/2フレーム(63.5ms)毎や、2フレーム(254ms)毎に算出しても良い。ただし、相関差分値は、できればフレームを単位とするデータを用いて算出することが好ましい。
そして、人検出判定器118は、上述の2フレーム間の相関差分値が検出閾値を越えたか否かで、人の有無の判定を行う。図5は、本実施の形態1に係る人検出判定器の判定結果の例を示す図である。横軸は時間を示し、縦軸は2フレーム間の相関差分値を示す。
図5において、2フレーム間の相関差分値は時刻が6秒を過ぎた辺りから検出閾値を越えている。人検出判定器118は、6秒辺りまでは2フレーム間の相関差分値が検出閾値より小さいので、「人の存在無」と判定する。そして、人検出判定器118は、6秒以降は2フレーム間の相関差分値が検出閾値より大きいので「人の存在有」と判定する。
以上の動作により、人検出判定器118は、固定物からの反射波があっても、また、人に基づくピークを特定できないことがあっても、人を高い感度で検出することができる。
このように、本実施の形態1に係る超音波人検出装置100は、物体からの(復調)反射信号Dと、送信符号Aとの間の相関値Corr(i)を算出して、反射信号Dの遅延時間を測定するときに、送信符号Aの1周期分に相当する相関値Corr(i)を1フレームとして、時間的に連続する2フレーム間の相関差分値FrameDifference(i)を算出し、相関差分値が所定の閾値を超えたときに、人を検出したと判定するものである。このような構成により、反射波が小さいか、または、他にも物体が存在するような環境であっても、人からの反射波を認識して、人を検出することができる。
次に、人と超音波人検出装置100との距離の判定の動作について、距離判定器119の詳細な構成と共に説明する。図6は、実施の形態1に係る超音波人検出装置の距離判定器の構成を示すブロック図である。
図6において、距離判定器119は、区間分割器601と、相関差分計算器602−1〜602−mと、第1距離判定器603とを備える。
区間分割器601は、各フレームの相関値を、区間単位に分割する。そして、区間分割器601は、区間毎に分割した相関値をそれぞれ相関差分計算器602−1〜602−mに出力する。ここでmは、分割した区間の数である。
相関差分計算器602−1〜602−mは、区間単位で、2つフレーム間の相関差分値を算出する。そして、相関差分計算器602−1〜602−mは、相関差分値を第1距離判定器603に出力する。
第1距離判定器603は、2フレーム間の相関差分値が最も大きい区間に対応する距離を、人と超音波人検出装置100との距離と判定する。
以上の構成により、人と超音波人検出装置100との距離を判定する。次に距離判定器119の動作について説明する。
区間分割器601において、相関器出力における相関値Corr(i)の各フレーム(サンプル周期NPN)の全体あるいは一部分が、m個の区間に分割される。
そして、相関差分計算器602−1〜602−mにおいて、分割した各々の区間毎に、人検出部と同様に2フレーム間の相関差分値が計算される。この区間1〜区間mの相関差分値PD1〜PDmは第1距離判定器603に出力される。なお、上記区間分割は、フレームの周期の全体に対してでも良いが、ある範囲の距離に相当する区間に注目して、その区間をm個に分割してもよい。分割数mは、必要な距離の分解能(例えば、1m)に基づいて決定される。
図7は、相関値の区分と距離との対応関係を示す図である。図7において、横軸は時間を示し、縦軸は相関値を示す。図7では、8つの区間を設定して2フレーム間の相関差分値を計算している。図7の例では、PN信号周期(NPNサンプル:127mS)と音速(340m/s)の関係から、区間1は距離0−1m、区間2は距離1−2m、区間3は距離2−3m、区間4は距離3−4m、区間5は距離4−5m、区間6は距離5−6m、区間7は距離6−7m、区間8は距離7−8mに相当する。
そして、第1距離判定器603において、各区間の相関差分値PD1〜PDmを用いて、距離が判定される。具体的には、第1距離判定器603は、あるフレームの相関差分値PD1〜PDmを比較し、最大となる区間に人が存在すると判定する。
図8〜12は、区間別に2フレーム間の相関差分値を示す分布図である。図8〜12において、横軸は区間(距離)を示し、縦軸は相関差分値を示す。横軸の区間(距離)は、超音波が送信され、人により反射し、受信するまでの時間に対応する。すなわち、横軸は、人と超音波人検出装置100との距離に対応する。図8〜12では、0.5m間隔で、14の区間に分けられている。
まず、図8の例では、区間1〜14のうち、距離0.5−1.0mに対応する区間2で相関差分値が最も大きい。図8の例では、第1距離判定器603は、フレーム間の相関差分値が最も大きい区間2に対応する距離0.5−1.0mを、人と超音波人検出装置100との距離として判定する。
次に図9の例では、区間1〜14のうち、距離1.5−2.0mに対応する区間4で相関差分値が最も大きい。図9の例では、第1距離判定器603は、フレーム間の相関差分値が最も大きい区間4に対応する距離1.5−2.0mを、人と超音波人検出装置100との距離として判定する。
さらに図10の例では、区間1〜14のうち、距離2.5−3.0mに対応する区間6で相関差分値が最も大きい。図10の例では、第1距離判定器603は、フレーム間の相関差分値が最も大きい区間6に対応する距離2.5−3.0mを、人と超音波人検出装置100との距離として判定する。
そして図11の例では、区間1〜14のうち、距離3.5−4.0mに対応する区間8で相関差分値が最も大きい。図11の例では、第1距離判定器603は、フレーム間の相関差分値が最も大きい区間8に対応する距離3.5−4.0mを、人と超音波人検出装置100との距離として判定する。
最後に図12の例では、区間1〜14のうち、距離4.5−5.0mに対応する区間10で相関差分値が最も大きい。図12の例では、第1距離判定器603は、フレーム間の相関差分値が最も大きい区間10に対応する距離4.5−5.0mを、人と超音波人検出装置100との距離として判定する。
このように実施の形態1の超音波人検出装置によれば、特定の符号の1周期分に相当する相関値を1フレームとしたときの、所定の2フレームの相関差分値を算出し、フレームより短い区間単位で、2フレーム間の相関差分値を算出し、区間単位の相関差分値に基づいて人との距離を算出することにより、反射波が極めて小さい環境で、且つ、他の反射物が存在しても雑音の影響を軽減でき、他の動かない物体と人とを識別して、人と装置との距離を判定できる。
また、このように実施の形態1の超音波人検出装置によれば、フレーム間の相関差分値が最も大きい区間に対応する距離を、人との距離とすることにより、判定処理が相関差分値の大小関係の比較のみで実現できるので、低い負荷で判定処理を行うことができる。
(実施の形態2)
人の動きによる反射波の回折や多重反射が大きな環境下では、人の存在位置の相関差分が最大になるとは限らない。回折や多重反射によるマルチパスの影響で、センサから見て人の存在位置よりも後方の相関差分値が最大となることがある。逆に、人の存在位置よりも前方の相関差分値が大きくなることはない。実施の形態2では、隣接する区間の相関差分値の差が正の方向に最大となる位置に人が存在すると判定する。すなわち、実施の形態2では、隣接する区間の相関差分値の差が最大である区間に対応する距離が、人と装置の距離であるとする距離判定を行う。
図13は、実施の形態2に係る超音波人検出装置の距離判定器の構成を示すブロック図である。図13において、距離判定器119は、区間分割器601と、相関差分計算器602−1〜602−mと、隣接差分計算器1301−1〜1301−m−1と、第2距離判定器1302とを備える。図13において、図6と同一の構成については、同じ符番を付し、説明を省略する。
相関差分計算器602−1〜602−mは、区間単位で、2フレーム間の相関差分値を算出する。そして、相関差分計算器602−1及び602−2は、差分値を隣接差分計算器1301−1に出力する。また、相関差分計算器602−2及び602−3は、差分値を隣接差分計算器1301−2に出力する。同様に相関差分計算器602−3〜602−mは、差分値を隣接差分計算器1301−3〜1301−m−1に出力する。
隣接差分計算器1301−1は、相関差分計算器602−2が出力した差分値から、相関差分計算器602−1が出力した差分値を減算して、隣接する区間の相関差分値の差を得る。また、隣接差分計算器1301−2は、相関差分計算器602−3が出力した差分値から、相関差分計算器602−2が出力した差分値を減算して、隣接する区間の相関差分値の差を得る。同様に、隣接差分計算器1301−3〜1301−m−1は、隣接する区間の相関差分値を減算して、隣接する区間の相関差分値の差を得る。そして、隣接差分計算器1301−1〜1301−m−1は、隣接する区間の相関差分値の差を第2距離判定器1302に出力する。
第2距離判定器1302は、隣接する区間の相関差分値の差の中で最も大きい差を選択し、最も大きい差の区間に対応する距離を人と超音波人検出装置100との距離として判定する。
次に実施の形態2の超音波人検出装置100の判定動作について説明する。図14は、区間別に2フレーム間の相関差分値を示す分布図である。図14において、横軸は区間(距離)を示し、縦軸は相関差分値を示す。
図14において、矢印で示す隣接する区間の相関差分値の差は、隣接差分計算器1301−1〜1301−m−1により求められる。図14において、隣接する区間の相関差分値の差の中で、区間5(距離2.0−2.5)の相関差分値と、区間6(距離2.5−3.0m)の相関差分値との差が最も大きい。したがって、図14では、区間6が隣接する区間の相関差分値の差が正の方向に最大となる位置となる。第2距離判定器1302は、区間6に対応する距離2.5−3.0m人と超音波人検出装置100との距離として判定する。
このように実施の形態2の超音波人検出装置によれば、フレーム間の相関差分値が、隣接する区間の差分値より最も大きい区間に対応する距離を、人との距離とすることにより、回折や多重反射によるマルチパスの影響により、装置から見て人の存在位置よりも後方(遠方)の相関差分値が最大となる相関差分値を距離判定に採用しないので、回折や多重反射によるマルチパスの影響による誤判定を低減することができる。
(実施の形態3)
実施の形態3では、隣接する区間の相関差分値の差が最大となる位置より前方の区間で、相関差分値の差が最大となる位置に人が存在すると判断する。
図15は、実施の形態3に係る超音波人検出装置の距離判定器の構成を示すブロック図である。図15において、距離判定器119は、区間分割器601と、相関差分計算器602−1〜602−mと、隣接差分計算器1301−1〜1301−m−1と、第2距離判定器1302と、第3距離判定器1501とを備える。図15において、図6、13と同一の構成については、同じ符番を付し、説明を省略する。
第2距離判定器1302は、隣接する区間の相関差分値の差の中で最も大きい差を選択し、最も大きい差の区間の情報を第3距離判定器1501に出力する。
第3距離判定器1501は、最も大きい差の区間より前方(すなわち、当該区間に対応する区間より短い距離)の区間の中で、フレーム間の相関差分値が最も大きい区間に対応する距離を、人と超音波人検出装置100との距離と判定する。
次に実施の形態3の超音波人検出装置100の判定動作について説明する。図16は、区間別に2フレーム間の相関差分値を示す分布図である。図16において、横軸は区間(距離)を示し、縦軸は相関差分値を示す。
図16において、矢印で示す隣接する区間の相関差分値の差は、隣接差分計算器1301−1〜1301−m−1により求められる。図16において、隣接する区間の相関差分値の差の中で、区間3(距離1.0−1.5)の相関差分値と、区間4(距離1.5−2.0m)の相関差分値との差が最も大きい。したがって、図16では、区間4が隣接する区間の相関差分値の差が正の方向に最大となる位置となる。
第3距離判定器1501は、区間4より前方の区間、すなわち区間1〜3の中で、フレーム間の相関差分値が最も大きい区間に対応する距離を、人と超音波人検出装置100との距離と判定する。図16の例では、区間2が最もフレーム間の相関差分値が最も大きいので、第3距離判定器1501は、区間2に対応する距離1.0−1.5を、人と超音波人検出装置100との距離と判定する。
このように実施の形態3の超音波人検出装置によれば、フレーム間の相関差分値が最も大きい区間より前方の区間の中で、フレーム間の相関差分値が、隣接する区間の差分値より最も大きい区間に対応する距離を、人との距離とすることにより、回折や多重反射によるマルチパスの影響による誤判定を低減すると共に、低い負荷で判定処理の精度を向上させることができる。
(実施の形態4)
実施の形態4では、過去所定の数のフレーム分の差分値の平均を算出し、差分値の平均値に基づいて、人と超音波人検出装置100との距離と判定する。
図17は、実施の形態4に係る超音波人検出装置の距離判定器の構成を示すブロック図である。図17において、距離判定器119は、区間分割器601と、相関差分計算器602−1〜602−mと、平均値計算器1701−1〜1701−mと、第1距離判定器603とを備える。図17において、図6と同一の構成については、同じ符番を付し、説明を省略する。
相関差分計算器602−1〜602−mは、区間単位で、2フレーム間の相関差分値を算出する。そして、相関差分計算器602−1〜602−mは、祖空かん差分値を平均値計算器1701−1〜1701−mに出力する。
平均値計算器1701−1〜1701−mは、過去所定の数のフレーム分の相関差分値の平均を算出する。そして、平均値計算器1701−1〜1701−mは、相関差分値の平均値を第1距離判定器603に出力する。
第1距離判定器603は、フレーム間の相関差分値の平均値が最も大きい区間に対応する距離を、人と超音波人検出装置100との距離と判定する。
このように実施の形態4の超音波人検出装置によれば、相関差分値について所定の数のフレーム分の平均を算出し、算出した相関差分値の平均に基づいて人との距離を算出することにより、人の動作状況が瞬間的に変動する場合でも安定した判定を実現することができる。
なお、実施の形態4は、実施の形態2及び実施の形態3の少なくとも1つと組み合わせてもよい。
(実施の形態5)
定位した人の存在位置判定を行う場合、人の位置は小刻みに変化することはないと考えられる。そこで、実施の形態5では、所定の数のフレーム連続で同じ判定値となった場合にのみ、その判定値を採用する。
図18は、実施の形態5に係る超音波人検出装置の距離判定器の構成を示すブロック図である。図18において、距離判定器119は、区間分割器601と、相関差分計算器602−1〜602−mと、第1距離判定器603と、第4距離判定器1801とを備える。図18において、図6と同一の構成については、同じ符番を付し、説明を省略する。
第1距離判定器603は、フレーム間の相関差分値が最も大きい区間に対応する距離を、人と超音波人検出装置100との距離と判定する。そして、第1距離判定器603は、判定した距離の情報を第4距離判定器1801に出力する。
第4距離判定器1801は、第4距離判定器1801から出力された距離の情報が、所定の数のフレーム連続で同じ判定値であるか否か判断する。そして、所定の数のフレーム連続で同じ判定値である場合、第4距離判定器1801は、人と超音波人検出装置100との距離と判定する。所定の数のフレーム連続で同じ判定値ではない場合、第4距離判定器1801は、人と超音波人検出装置100との距離と判定しない。
このように実施の形態5の超音波人検出装置によれば、前記距離算出器は、判定結果が複数回連続して同じ区間であった場合に、当該区間に基づいて人との距離を算出することにより、安定した位置判定を実現することができる。
なお、実施の形態5は、実施の形態2、実施の形態3及び実施の形態4の少なくとも1つと組み合わせてもよい。
(実施の形態6)
実施の形態6では、相関差分値について、人以外の相関変動の影響を軽減することを目的として、人不在時のある一定時間の平均値(全ての平均値、最小値、最大値、最小値と最大値の間の任意の値)で減算または除算する。そして、減算または除算後の相関差分値に基づいて距離を判定する。
図19は、実施の形態6に係る超音波人検出装置の距離判定器の構成を示すブロック図である。図19において、距離判定器119は、区間分割器601と、相関差分計算器602−1〜602−mと、第1距離判定器603と、初期補正値算出器1901−1〜1901−mと、補正器1902−1〜1902−mとを備える。図19において、図6と同一の構成については、同じ符番を付し、説明を省略する。
相関差分計算器602−1〜602−mは、区間単位で、2フレーム間の相関差分値を算出する。そして、相関差分計算器602−1〜602−mは、相関差分値を初期補正値算出器1901−1〜1901−m及び補正器1902−1〜1902−mに出力する。
初期補正値算出器1901−1〜1901−mは、相関差分値について、人不在時のある一定時間の平均値を算出する。そして、初期補正値算出器1901−1〜1901−mは、得られた平均値を初期補正値として補正器1902−1〜1902−mに出力する。
補正器1902−1〜1902−mは、相関差分計算器602−1〜602−mから出力された相関差分値を、初期補正値で減算または除算する。そして、補正器1902−1〜1902−mは、減算後または除算後の相関差分値を補正された相関差分値として、第1距離判定器603に第1距離判定器603に出力する。
第1距離判定器603は、補正されたフレーム間の相関差分値が最も大きい区間に対応する距離を、人と超音波人検出装置100との距離と判定する。
初期補正値の決定方法には以下の手法(1)〜(4)が考えられる。
(1)取得した無人状態の相関全てから相関差分値の平均値(PD1〜PDm)_FDaveを初期補正値とする。
(2)取得した無人状態の相関のうち、FrameDiffernce(i)(フレーム間の全体差分)が最大となったフレーム間の相関差分値(PD1〜PDm)_FDmaxを初期補正値とする。
(3)取得した無人状態の相関のうち、FrameDiffernce(i)(フレーム間の全体差分)が最小となったフレーム間の相関差分値(PD1〜PDm)_FDminを初期補正値とする。
(4)(PD1〜PDm)_FDmaxと(PD1〜PDm)_FDminの間の任意の値を初期補正値とする。
このように実施の形態6の超音波人検出装置によれば、距離算出器は、相関値を、人が存在しないときの相関値または相関値の平均値で、除算または減算し、除算または減算した後のフレーム間の相関差分値を算出することにより、無人状態でも存在する人の動き以外による超音波の変動による影響を軽減することができる。
なお、人が不在の状態(無人状態)の判定は、実施の形態1の人検出判定器118の人検出判定において、人が存在しないとの判定がなされている区間の相関差分値を利用するのが好適である。
(実施の形態7)
実施の形態7では、相関変動による距離の誤判定を軽減することを目的として、各距離に人が存在する場合の相関変動の最低値を推定し、この最低値を閾値として、距離判定の結果が誤判定であるか否かを判断する。
図20は、実施の形態7に係る超音波人検出装置の距離判定器の構成を示すブロック図である。図20において、距離判定器119は、区間分割器601と、相関差分計算器602−1〜602−mと、第1距離判定器603と、代表値算出器2001と、閾値算出器2002と、閾値判定テーブル2003と、第5距離判定器2004とを備える。図20において、図6と同一の構成については、同じ符番を付し、説明を省略する。
相関差分計算器602−1〜602−mは、区間単位で、2フレーム間の相関差分値を算出する。そして、相関差分計算器602−1〜602−mは、相関差分値を第1距離判定器603、代表値算出器2001、閾値算出器2002、及び第5距離判定器2004に出力する。
代表値算出器2001は、無人状態のフレーム全体の相関変動の代表値を算出する。例えば、代表値算出器2001は、人が不在の状態(無人状態)において、ある一定時間、相関値を取得する。そして、代表値算出器2001は、無人状態のフレーム全体の相関変動FD(FrameDifference)の代表値FD_iniを算出する。FD_iniとしては、実施の形態6と同様に、初期化区間中のFDの平均値、最大値、最小値あるいは最大値と最小値の間の任意の値を利用するのが好適である。そして、代表値算出器2001は、代表値を閾値算出器2002に出力する。
閾値算出器2002は、代表値と、区間別の相関差分値とに基づいて、区間別に閾値を算出する。例えば、閾値算出器2002は、以下の式(3)を用いて閾値を算出する。
ここで、FD_th(D[m])は、各距離(区間)での閾値、D[m]は距離を示す。aおよびbは、ハードウェアの条件により決定されるパラメータ(aはGain_ratio、bはDegree)である。cは代表値FD_ini、dはこの人検出システムの人検知可能距離(感度)であり、あらかじめ規定されている。
閾値判定テーブル2003は、閾値算出器2002において算出された区間(距離)別の閾値を記憶する。例えば、閾値判定テーブル2003は、メモリで構成されることが好適である。そして、閾値判定テーブル2003は、第5距離判定器2004の参照に応じて、閾値を第5距離判定器2004に出力する。
第1距離判定器603は、フレーム間の相関差分値が最も大きい区間に対応する距離を、人と超音波人検出装置100との距離と判定する。そして、第1距離判定器603は、判定した距離の情報を第5距離判定器2004に出力する。
第5距離判定器2004は、閾値判定テーブル2003を参照することにより、第1距離判定器603において判定された距離に対応する閾値を得る。そして、第1距離判定器603において判定された距離に対応する相関差分値と閾値とを比較する。相関差分値が閾値より大きい場合、第5距離判定器2004は、第1距離判定器603が判定した距離の情報を人と超音波人検出装置100との距離と判定する。また、相関差分値が閾値以下である場合、第5距離判定器2004は、第1距離判定器603が判定した距離の情報は誤りであると判断し、距離の判定を更新しない。
このように実施の形態7の超音波人検出装置によれば、区間差分算出器は、区間毎に閾値を設定し、人との距離算出に選ばれた区間について相関差分値が閾値より低い場合、人との距離判定は誤りであるとすることにより、距離による相関変動の違いを考慮して判定できるので、人との距離が遠いにもかかわらず、近距離における相関変動が遠距離に比べて大きい場合に、人が近距離にいると判定される誤りを低減することができる。
なお、上述の閾値は、反射波の性質に基づいて算出されるのが望ましい。例えば、同じ人が同じような動きをする場合に、超音波人検出装置100の近くにいる場合と離れた所にいる場合とでは、近くにいる場合の方が反射波の変化が大きくなり、相関値が変動し、2フレーム間の相関差分値が大きくなる。したがって、閾値は、距離が遠くなるほど小さくなるように設定されることが望ましい。図21は、閾値と距離の関係を示すグラフである。図21において、横軸は距離を示し、縦軸は代表値、閾値の大きさを示す。図21では、閾値は、距離が遠くなるほど小さくなっている。
このように実施の形態7の超音波人検出装置によれば、距離算出器は、区間毎に設定された閾値は、より短い距離に対応する区間の閾値は、より長い距離に対応する区間の閾値より大きくすることにより、距離が遠くなるほど相関変動が小さくなることを考慮して判定できるので、人との距離が遠いにもかかわらず、近距離における相関変動が遠距離に比べて大きい場合に、人が近距離にいると判定される誤りを低減することができる。
例えば、実際の人との距離が5mであり、遠いのにもかかわらず、2mにおける相関変動が5mに比べて大きい場合に、人との距離が2mと誤って判定されることを回避できる。
なお、人が不在の状態(無人状態)の判定は、実施の形態1の人検出判定器118の人検出判定において、人が存在しないとの判定がなされている区間の相関差分値を利用するのが好適である。
ま、本発明は上記実施の形態1〜7に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
例えば、符号生成器101、キャリア信号生成器102、混合器103、AM検波器115、相関器116、差分算出器117、人検出判定器118、距離判定器119、隣接差分計算器1301、第2距離判定器1302、第3距離判定器1501、平均値計算器1701、第4距離判定器1801、初期補正値算出器1901、補正器1902、代表値算出器2001、閾値算出器2002及び第5距離判定器2004は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェアまたはソフトウェアで実施しても良い。また、処理の一部をソフトウェアで実施し、それ以外をハードウェアで実施することとしても良い。ソフトウェアで実施する際には、マイクロプロセッサ等の1つあるいは複数のCPU(Central Processing Unit)を有するコンピュータシステムに機能ブロックの処理に関するプログラムを実行させればよい。これらのプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、DVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、DVD−R(DVD Recordable)、DVD−R DL(DVD-R Dual Layer)、DVD−RW(DVD ReWritable)、DVD−RAM、DVD+R、DVR+R DL、DVD+RW、BD−R(Blu-ray(登録商標) Disc Recordable)、BD−RE(Blu-ray (登録商標)Disc Rewritable)、BD−ROM、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、または無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
100 超音波人検出装置
101 符号生成器
102 キャリア信号生成器
103 混合器
104 ドライバ
105 超音波送信器
111 超音波受信器
112 増幅器
115 AM検波器
116 相関器
117 差分算出器
118 人検出判定器
119 距離判定器
601 区間分割器
602 相関差分計算器
603 第1距離判定器
1301 隣接差分計算器
1302 第2距離判定器
1501 第3距離判定器
1701 平均値計算器
1801 第4距離判定器
1901 初期補正値算出器
1902 補正器
2001 代表値算出器
2002 閾値算出器
2003 閾値判定テーブル
2004 第5距離判定器

Claims (12)

  1. 特定の符号で変調された超音波信号を送信する送信器と、
    超音波信号を受信する受信器と、
    受信した超音波信号と前記特定の符号との相関値を算出する相関器と、
    前記特定の符号の1周期分に相当する前記相関値を1フレームとしたときの、所定の2フレーム間の相関値の差分を算出するフレーム差分算出器と、
    前記2フレーム間の相関値の差分が所定の閾値よりも大きいときに、人を検出したと判定する人検出器と、
    前記フレームより短い区間単位で、2フレーム間の相関値の差分を算出し、区間単位の前記差分に基づいて人との距離を算出する距離算出器と、を備える超音波人検出装置。
  2. 前記距離算出器は、1フレームの前記相関値を、前記区間単位に分割する区間分割器と、前記区間単位で、フレーム間の相関値の差分を算出する複数の相関差分計算器を備える請求項1に記載の超音波人検出装置。
  3. 前記距離算出器は、フレーム間の相関値の差分が最も大きい区間に対応する距離を、人との距離とする第1距離算出器を備える請求項1または2に記載の超音波人検出装置。
  4. 前記超音波人検出装置は、隣接する区間の相関値の差分を減算して、隣接する区間の相関値の差分の差を得る隣接差分計算器を備え、
    前記距離算出器は、隣接する区間の相関値の差分の差に基づいて、フレーム間の相関値の差分が、隣接する区間の差分より最も大きい区間に対応する距離を、人との距離とする第2距離算出器を備える、請求項1または2に記載の超音波人検出装置。
  5. 前記距離算出器は、フレーム間の相関値の差分が最も大きい区間より前方の区間の中で、フレーム間の相関値の差分が、隣接する区間の差分より最も大きい区間に対応する距離を、人との距離とする第3距離算出器を備える請求項1または2に記載の超音波人検出装置。
  6. 前記距離算出器は、差分について所定の数のフレーム分の平均を算出する平均値計算器を備え、算出した差分の平均に基づいて人との距離を算出する請求項3から5のいずれかに記載の超音波人検出装置。
  7. 前記距離算出器は、判定結果が複数回連続して同じ区間であった場合に、当該区間に基づいて人との距離を算出する第4距離判定器を備える請求項3から6のいずれかに記載の超音波人検出装置。
  8. 前記距離算出器は、相関値を、人が存在しないときの相関値または相関値の平均値で、除算または減算する補正器を備え、除算または減算した後のフレーム間の相関値の差分を算出する請求項1から7のいずれかに記載の超音波人検出装置。
  9. 前記距離算出器は、区間毎に閾値を設定し、人との距離算出に選ばれた区間について差分が閾値より低い場合、人との距離判定は誤りであるとする第5距離判定器を備える請求項1から8のいずれかに記載の超音波人検出装置。
  10. 前記距離算出器は、区間毎に設定された閾値は、より短い距離に対応する区間の閾値は、より長い距離に対応する区間の閾値より大きい請求項9に記載の超音波人検出装置。
  11. 特定の符号で変調された超音波信号を送信し、
    超音波信号を受信し、
    受信した超音波信号と前記特定の符号との相関値を算出し、
    前記特定の符号の1周期分に相当する前記相関値を1フレームとしたときの、所定の2フレーム間の相関値の差分を算出し、
    前記2フレーム間の相関値の差分が所定の閾値よりも大きいときに、人を検出したと判定し、
    前記フレームより短い区間単位で、フレーム間の相関値の差分を算出し、
    区間単位の前記差分に基づいて人との距離を算出する、超音波人検出方法。
  12. コンピュータに、
    特定の符号で変調された超音波信号を送信するステップと、
    超音波信号を受信するステップと、
    受信した超音波信号と前記特定の符号との相関値を算出するステップと、
    前記特定の符号の1周期分に相当する前記相関値を1フレームとしたときの、所定の2フレーム間の相関値の差分を算出するステップと、
    前記2フレーム間の相関値の差分が所定の閾値よりも大きいときに、人を検出したと判定するステップと、
    前記フレームより短い区間単位で、フレーム間の相関値の差分を算出するステップと、
    区間単位の前記差分に基づいて人との距離を算出するステップと、実行させる超音波人検出プログラム。
JP2018021921A 2018-02-09 2018-02-09 超音波人検出装置、超音波人検出方法及び超音波人検出プログラム Pending JP2019138760A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018021921A JP2019138760A (ja) 2018-02-09 2018-02-09 超音波人検出装置、超音波人検出方法及び超音波人検出プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018021921A JP2019138760A (ja) 2018-02-09 2018-02-09 超音波人検出装置、超音波人検出方法及び超音波人検出プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019138760A true JP2019138760A (ja) 2019-08-22

Family

ID=67693733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018021921A Pending JP2019138760A (ja) 2018-02-09 2018-02-09 超音波人検出装置、超音波人検出方法及び超音波人検出プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019138760A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115798157A (zh) * 2023-02-08 2023-03-14 山东斯弗特智能科技有限公司 一种可燃气体泄露报警器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115798157A (zh) * 2023-02-08 2023-03-14 山东斯弗特智能科技有限公司 一种可燃气体泄露报警器
CN115798157B (zh) * 2023-02-08 2023-05-23 山东斯弗特智能科技有限公司 一种可燃气体泄露报警器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7382107B2 (ja) コード化された超音波送信に対する飛行時間及びコードシグネチャ検出
JP4977806B2 (ja) レーダイメージング装置、イメージング方法及びそのプログラム
KR102157507B1 (ko) 음향 거리 측정용 회로
US20160154104A1 (en) Method for operating a surroundings-detection system of a vehicle
JP2009265009A (ja) 超音波計測装置
JP2009222445A (ja) 超音波距離センサシステム及びこれを用いた超音波距離センサ
JP4324222B2 (ja) 相関最大点を決定するための装置および方法
JP2008267920A (ja) レーザ測距装置およびレーザ測距方法
JP2022516864A (ja) ドップラーシフトがある場合の超音波エコー処理
KR20190082533A (ko) Uwb 레이더를 이용하는 인원 계수 방법 및 장치
KR100999340B1 (ko) 거리 검출 방법 및 이를 이용한 레이더 장치
KR102011959B1 (ko) 펄스 압축 과정에서 간섭신호를 탐지하는 레이더 수신신호 처리 방법 및 그를 위한 장치
JP2019138760A (ja) 超音波人検出装置、超音波人検出方法及び超音波人検出プログラム
JP2018066669A (ja) 超音波測距装置、超音波測距方法及び超音波測距プログラム
RU2010108596A (ru) Способ определения дальности до поверхности земли
GB2530374A (en) Device and method for sound-based environment detection
US8639462B2 (en) Method and system for determining the time-of-flight of a signal
JP6404844B2 (ja) 超音波受信装置
JP2008089504A (ja) レーダ装置
JP2010038832A (ja) パルスレーダ装置
JP3969703B2 (ja) 受信信号処理装置および距離測定装置
JP2018072318A (ja) 超音波移動体検出装置、超音波移動体検出方法及び超音波移動体検出プログラム
JP2010133907A (ja) 測角処理装置
JP2015049074A (ja) レーダ及び物体検出方法
RU2719214C1 (ru) Активный гидролокатор