JP2019137164A - バンパーフェイシャの取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車体に対するバンパーフェイシャの取付け状態を一定に維持するための取付構造を提供する。【解決手段】バンパーフェイシャ12の取付構造1は、バンパーフェイシャの車幅方向Dw両側に設けられた側面部12Rと、側面部を車体11に嵌合させる嵌合部(例えば、嵌合孔12eが備えられたフランジ部12b)と、バンパーフェイシャにおける他の部分の剛性よりも高い補強部(第1リブ12f)と、補強部を支持する支持部材(バンパーブラケット13の支持部13c)と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、車体に対するバンパーフェイシャの取付け状態を一定に維持するための取付構造に関する。
車両の前部には、バンパーフェイシャが設けられている。バンパーフェイシャは、例えば、壁面などの障害物に車両が接触した際、当該車両に加えられた荷重を吸収して除去可能に構成されている。バンパーフェイシャは、例えば、フェンダに隣接して配置され、その状態で、車体に取付けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−105474号公報
ところで、車両の軽量化を図るべく、バンパーフェイシャは、例えば、薄肉状の板金や樹脂で構成されている。これにより、当該バンパーフェイシャは、車両が障害物に接触した際に、容易に変形するように構成されている。この場合、バンパーフェイシャの変形の程度によっては、バンパーフェイシャの取付け状態が一定に維持できなくなってしまう虞がある。例えば、バンパーフェイシャとフェンダの位置関係にズレが生じたり、或いは、バンパーフェイシャとフェンダの嵌合が外れたりしてしまう。
本発明の目的は、車体に対するバンパーフェイシャの取付け状態を一定に維持するための取付構造を提供することにある。
かかる目的を達成するために、本発明のバンパーフェイシャの取付構造は、バンパーフェイシャの車幅方向両側に設けられた側面部と、側面部を車体に嵌合させる嵌合部と、バンパーフェイシャにおける他の部分の剛性よりも高い補強部と、補強部を支持する支持部材と、を備える。
本発明によれば、車体に対するバンパーフェイシャの取付け状態を一定に維持するための取付構造を実現することができる。
一実施形態に係るバンパーフェイシャの取付構造を備えた車両の前部の斜視図。 図1のバンパーフェイシャが障害物に接触した状態を示す斜視図。 図1の取付構造によってバンパーフェイシャがフェンダに隣接して取り付けられた状態を示す斜視図。 図3の取付構造の分解斜視図。 図4の取付構造を拡大して示す斜視図。 図5のF6−F6線に沿う断面図。 他の実施形態に係るバンパーフェイシャの取付構造の分解斜視図。 図7のF8−F8線に沿う断面図。 図8のバンパーフェイシャがバンパーブラケットに抜け止めされた状態を示す断面図。
「一実施形態」
図1には、本実施形態の取付構造1によって、バンパーフェイシャ12が取り付けられた車両10の前部(前方D1側)が示されている。図において、車両10の前後方向Dh(前方D1、後方D2)に対して、車幅方向Dw、及び、重力方向(車高方向)Dgが規定され、これら三者は互いに直交した位置関係を有している。
バンパーフェイシャ12は、取付構造1によって、車体11の前部(前方D1側)に取付けられている。バンパーフェイシャ12は、車両10の車幅方向Dwに沿って延出された本体部(例えば、中央部12P及び一対の角部12Qを含めた部分)と、本体部の両側に設けられた側面部12Rと、から構成されている。なお、図面では一例として、側面部12Rは、角部12Qから車両10の後方D2に延出されている。
図1〜図2に示すように、バンパーフェイシャ12は、車高方向Dgに沿って延出した壁部12a、及び壁部12aの上端から車両10の内部に突出したフランジ部12bから構成されている。バンパーフェイシャ12には、中央部12Pの壁部12aに、第1開口12cが形成されている。第1開口12cには、例えば、ラジエータなどに空冷用の外気を取り込むためのラジエータグリルが配置されている。
更に、バンパーフェイシャ12には、角部12Qの壁部12aに、第2開口12dが形成されている。第2開口12dは、例えば、ヘッドランプ17及びフォグランプの灯火に向けて空冷用の外気を取り込み可能に構成されている。なお、図面では一例として、第2開口12dは、第1開口12cよりも小さく構成されている。
バンパーフェイシャ12の側面部12Rは、バンパーブラケット13(バンパーフェイシャ取付部とも言う)に支持され、当該バンパーブラケット13は、バンパーフェイシャ12を車体11に取付け可能に構成されている。図面では一例として、バンパーフェイシャ12の側面部12Rは、フェンダ15に隣接させて配置され、当該フェンダ15は、車輪14を避けた車体11の側面に配置されている。
なお、バンパーフェイシャ12の中央部12Pの上端は、車体11の上部に設けられたエンジンフード16に隣接させて配置されている。バンパーフェイシャ12の一対の角部12Qの上端は、車体11の前部に設けられた一対のヘッドランプ17に隣接させて配置されている。
「バンパーフェイシャ12の取付構造1」
図2〜図6に示すように、バンパーフェイシャ12は、中央部12Pから角部12Qを介して側面部12Rに亘って、壁部12aの厚みを段階的に厚くさせて構成されている。換言すると、バンパーフェイシャ12の壁部12aは、補強部が構築され、当該補強部は、中央部12Pの厚みが最も薄く(即ち、剛性ないし強度が最も低い)、側面部12Rの厚みが最も厚く(剛性ないし強度が最も高く)なっている。
要するに、補強部としては、側面部12Rの壁部12aの厚みが、他の部分の厚み、例えば、中央部12P又は角部12Qの壁部12aの少なくとも一方の厚みよりも、相対的に厚ければよい。このように、側面部12Rの剛性が中央部12P及び角部12Qの剛性よりも高くなるようにエリア分けすることによって、バンパーフェイシャ12に構造上の剛性差を発生させる。これにより、バンパーフェイシャ12は、例えば、車両衝突による荷重が作用した際、中央部12P及び角部12Qが変形して、側面部12Rの形状が維持される。
図面では一例として、バンパーフェイシャ12において、第1開口12cが中央部12Pの壁部12aに占める割合と比べて、第2開口12dが角部12Qの壁部12aに占める割合よりも大きい。そして、バンパーフェイシャ12は、側面部12Rの壁部12aに開口が形成されていない。このため、バンパーフェイシャ12の壁部12aは、開口が形成されていない側面部12R、第2開口12dが形成された角部12Q、及び第1開口12cが形成された中央部12Pの順で剛性(強度)が高くなっている。
バンパーフェイシャ12には、側面部12Rのフランジ部12bに沿って、車高方向Dgに沿って貫通した嵌合孔12eが複数形成されている。嵌合孔12eは、バンパーブラケット13に突設された嵌合爪13eに嵌合され、これにより、バンパーフェイシャ12がバンパーブラケット13に取付けられる。図面では一例として、嵌合孔12eは、前後方向Dhに沿って3つ形成されているが、それ以上であってもよい。ここで、嵌合孔12eを備えたフランジ部12bは、側面部12Rを車体11側のバンパーブラケット13に嵌合する嵌合部として機能する。
バンパーフェイシャ12において、側面部12Rの壁部12aには、上記した補強部として、車高方向Dgに沿って延出した第1リブ12fが形成されている。第1リブ12fは、車高方向Dgに沿って起立した板形状(断面視矩形)を有している。この場合、第1リブ12fは、側面部12Rの壁部12aと一体成形してもよいし、或いは、別体で成形してもよい。図面では一例として、第1リブ12fは、前後方向Dhに沿って互いに平行に、等間隔に3つ形成されている。
かかる構成によれば、第1リブ12fを設けたことで、バンパーフェイシャ12の側面部12Rの剛性(強度)が高められる。そうすると、バンパーフェイシャ12に荷重が作用しても、側面部12Rが変形ないし損傷することは無い。換言すると、側面部12Rは、一定の状態(例えば、形状、輪郭)に維持される。かくして、第1リブ12fは、嵌合孔12eを備えたフランジ部12bがバンパーブラケット13から外れることを防止する機能を有している。
更に、バンパーフェイシャ12において、側面部12Rの壁部12aには、上記した補強部として、前後方向Dhに沿って延出した第2リブ12gが形成されている。第2リブ12gは、前後方向Dhに沿って伸長した細長い棒形状(断面視矩形)を有している。第2リブ12gは、上記した複数の第1リブ12fにおいて、隣り合う第1リブ12fの相互間に1つずつ配置されている。
ここで、第2リブ12gは、第1リブ12fと交差する方向に沿って延出させることが好ましい。図面では一例として、第2リブ12gは、第1リブ12fの下端において、第1リブ12fに直交する方向に沿って形成されている。この場合、第2リブ12gは、側面部12Rの壁部12aと一体成形してもよいし、或いは、別体で成形してもよい。
かかる構成によれば、第2リブ12gを設けたことで、バンパーフェイシャ12の側面部12Rの剛性(強度)が高められる。そうすると、バンパーフェイシャ12に荷重が作用しても、側面部12Rが変形ないし損傷することは無い。換言すると、側面部12Rは、一定の状態(例えば、形状、輪郭)に維持される。かくして、第2リブ12gは、嵌合孔12eを備えたフランジ部12bがバンパーブラケット13から外れることを防止する機能を有している。
更に、第1リブ12fと第2リブ12gを互いに交差(直交)させてレイアウトしたことで、側面部12Rの剛性ないし強度が格段に高められている。なお、第1リブ12fと第2リブ12gの太さや輪郭形状は、例えば、側面部12Rの大きさや形状、材質などに応じて設定されるため、ここでは特に限定しない。
更に、バンパーフェイシャ12において、上記した補強部を支持する支持部材が備えられている。支持部材は、上記したバンパーブラケット13を含めて構成することができる。この場合、バンパーブラケット13は、車幅方向Dwで見て、車体11の両側に設けられ(図2参照)、これにより、バンパーフェイシャ12の側面部12Rを車体11に取付け可能に構成されている。
バンパーブラケット13は、車高方向Dgに沿って延出した壁部13aと、壁部13aの上端から車外方向に突出したフランジ部13bと、上記した補強部を直接的に支持する支持部材と、から構成されている。ここで、具体的な支持部材は、後述する複数の支持部13cによって構成されている。
壁部13aは、前後方向Dhに延出した長方形状を有し、バンパーフェイシャ12の側面部12Rが車体11に取付けられた状態において、当該側面部12Rの壁部12aと対面する。一方、フランジ部13bは、バンパーフェイシャ12の側面部12Rが車体11に取付けられた状態において、当該側面部12Rのフランジ部12b(具体的には、上記した第1リブ12fと第2リブ12g)に対面する。
更に、支持部13cは、壁部13aとフランジ部13bとで囲まれた領域に沿って等間隔に設けられ、バンパーフェイシャ12の側面部12Rが車体11に取付けられた状態において、上記した第1リブ12fに対面する。ここで、支持部13cの個数は、第1リブ12fの個数(例えば、3つ)に一致させて設定されている。
この場合、各支持部13cには、第1リブ12fが1つずつ挿入可能な凹部13gが設けられている。凹部13gの内部輪郭は、第1リブ12fの外部輪郭に一致した形状、或いは、若干大きな形状を有している。凹部13gは、支持部13cのうち、第1リブ12fに対向する部分を断面視凹形状に窪ませて構成されている。
かかる構成によれば、支持部13c(凹部13g)には、第1リブ12fを挿入することが可能となり、挿入された第1リブ12fは、支持部13c(凹部13g)によって隙間無く密着されて支持される。換言すると、第1リブ12fは、支持部13c(凹部13g)によって、両側から挟み込まれるように支持される(図6参照)。
なお、バンパーフェイシャ12に形成された第1リブ12fと第2リブ12g、及びバンパーブラケット13に形成された凹部13gは、車両10の内部に形成され外部から視認されることはないため、車両10の見栄えを損なうことが無い。
「一実施形態の作用・効果」
本実施形態によれば、バンパーフェイシャ12の側面部12Rと、車体11との間に、補強部(第1リブ12f、第2リブ12g)と、支持部材(バンパーブラケット13、支持部13c)を設ける。これにより、バンパーフェイシャ12に荷重が作用しても、その側面部12Rは、変形ないし損傷することが無い。換言すると、側面部12Rは、一定の状態(例えば、形状、輪郭)に維持される。かくして、車体11に対するバンパーフェイシャ12の取付け状態を一定に維持することができる。
具体的には、本実施形態は、障害物100に対して比較的低速で接触(衝突)する場合に特に有効である。比較的低速とは、徐行運転する場合などにおける車両10の速度に相当する。換言すると、比較的低速とは、駐車場内を走行する場合、車幅が狭い車道を慎重に走行する場合、及び渋滞した車道を発進と停止を繰り返して走行する場合などにおける車両10の速度に相当する。障害物とは、駐車場内に形成されている柱、車道の隅に置かれた看板や乗物、及び他の車両10などに相当する。
かかる効果によれば、車両接触(衝突)時に、車両10前後方向Dhの入力荷重に対する高剛性化が図られた側面部12Rは、図2の実線に示すように、一定の形状に維持される。一方、当該側面部12R以外の部分(例えば、中央部12P又は角部12Q)は、図2の1点鎖線に示すように、後方D2に対して凹むように変形(破損)する。かくして、バンパーフェイシャ12は、中央部12P及び角部12Qを積極的に変形させることによって、側面部12Rを変形ないし損傷させることなく、接触(衝突)エネルギを効率よく吸収して除去することができる。
別の捉え方をすると、車両接触(衝突)時に、バンパーフェイシャ12は、例えば、側面部12Rが車外方向(図2中の矢印S方向)に湾曲することは無い。このため、図5に示すバンパーブラケット13の嵌合爪13eが、車外方向に引っ張られながら下方に折れ曲がるように変形することを防止できる。従って、バンパーブラケット13の嵌合爪13eが、バンパーフェイシャ12の嵌合孔12eから脱落することは無い。かくして、側面部12Rがバンパーブラケット13から外れたままで車両10を走行させるようなことを防止できる。
また、バンパーフェイシャ12を車両10に取り付ける際、第1リブ12fと凹部13gにより取付け位置を決めることができるため、より容易にバンパーフェイシャ12を車両10に取り付けることが可能となる。
「他の実施形態」
図7〜図8には、他の実施形態に係るバンパーフェイシャ12の取付構造1が示されている。本実施形態において、バンパーフェイシャ12は、第1リブ12fの先端に、第1突起部12hを備え、第1突起部12hは、予め設定された方向(例えば、後方D2)に沿って突出させて形成されている。第1突起部12hは、例えば、第1リブ12fと一体成形することができる。第1リブ12f及び第1突起部12hは、上方から見て、L字形状を有している。
更に、バンパーブラケット13は、凹部13gの入口部分(浅い部分)に、第2突起部13hを備え、第2突起部13hは、上記した第1突起部12hとは反対向き(例えば、前方D1)に突出させて形成されている。第2突起部13hは、例えば、凹部13gと一体成形することができる。凹部13g及び第2突起部13hによって構成される内部空間は、上方から見て、第1リブ12f及び第1突起部12hを挿入するように、L字形状からなる。換言すると、バンパーフェイシャ12に荷重が作用した際、第1突起部12hと第2突起部13hは、互いに係合可能に構成され、両者が嵌合することで、車体11に対するバンパーフェイシャ12の取付け状態が一定に維持される。
加えて、バンパーフェイシャ12を車両10に取り付ける際、第1リブ12fと凹部13gによって取付け位置を決めることができる。これにより、より容易にバンパーフェイシャ12を車両10に精度良く取り付けることができる。
なお、一体成形された第1リブ12fと第1突起部12hの大きさや形状、及び一体成形された凹部13gと第2突起部13hは、例えば、側面部12Rの大きさや形状、材質などに応じて設定されるため、ここでは特に限定しない。
「他の実施形態の作用・効果」
本実施形態によれば、車両接触(衝突)時に、バンパーフェイシャ12が車両10の前後方向Dhに沿って移動すると、第1突起部12hと第2突起部13hとが互いに接触ないし係合することで、バンパーフェイシャ12の移動が規制される。このとき、バンパーフェイシャ12が一定距離だけ移動(位置ずれ)する間に、接触(衝突)荷重が吸収されて除去される。これにより、側面部12Rは、一定の状態(例えば、形状、輪郭)に維持される。かくして、車体11に対するバンパーフェイシャ12の取付け状態を一定に維持することができる。
本実施形態によれば、車両接触(衝突)時に、図9に示すように、バンパーフェイシャ12が後方D2に移動(位置ずれ)する。この結果、第1リブ12fに形成された第1突起部12hは、凹部13gに形成された第2突起部13hに接触する。換言すると、第1リブ12fに形成された第1突起部12hは、凹部13gに形成された第2突起部13hに噛み込み、バンパーフェイシャ12の側面部12Rがバンパーブラケット13に強く嵌合する。
このとき、バンパーフェイシャ12は、側面部12Rが一定距離だけ移動(位置ずれ)すると共に、中央部12P及び角部12Qが変形することによって、接触(衝突)荷重を効率よく減衰させることができる。これにより、側面部12Rを変形ないし損傷させることなく、中央部12P及び角部12Qの変形のみで、接触(衝突)荷重を漏れなく吸収することができる。
同時に、バンパーフェイシャ12が後方D2に移動(位置ずれ)した状態において、第1リブ12fの第1突起部12hが、バンパーブラケット13の凹部13gに形成された第2突起部13hに接触(係合)する。換言すると、第1突起部12hと第2突起部13hとが相互に引っ掛かる。これにより、バンパーフェイシャ12の側面部12Rが車外方向に変形することが規制される。この結果、バンパーフェイシャ12がバンパーブラケット13から外れることを防止できる。
また、第1リブ12fと凹部13gは、通常時において係合していないため、バンパーフェイシャ12の取外し作業に影響を与えることはない。一方、バンパーフェイシャ12の取付け作業に際し、第1リブ12fと凹部13gによってバンパーフェイシャ12の取付け位置を決めることができる。これにより、より容易にバンパーフェイシャ12を車両10に精度良く取り付けることができる。
なお、その他の構成、並びに、作用効果は、上記した一実施形態(図1〜図6参照)と同様である。この場合、同様の構成については、他の実施形態の図面(図7〜図9)に、図1〜図6に記載した参照符号と同一の参照符号を付すことで、その説明を省略する。
なお、本発明を実施するに当たり、具体的な態様を種々に変更して実施できることは言うまでもない。
「変形例」
上記した実施形態では、車両10の前部(フロント側)に設けるバンパーフェイシャ12の取付構造1を想定しているが、これに代えて、車両10の前部及び後部(リア側)、又は車両10の後部のみに設けるバンパーフェイシャ12の取付構造1として構成してもよい。
上記した実施形態では、バンパーフェイシャ12に備えられた嵌合部(嵌合孔12eが備えられたフランジ部12b)によって、側面部12Rをバンパーブラケット13に嵌合させる構成として想定しているが、これに代えて、バンパーフェイシャ12に備えられた嵌合部によって、側面部12Rをフェンダ15や図示せぬサイドメンバーに嵌合させる構成としてもよい。
上記した実施形態では、支持部材(バンパーブラケット13、支持部13c)を、バンパーブラケット13に備える構成としているが、これに代えて、支持部材(バンパーブラケット13、支持部13c)を、フェンダ15や図示せぬサイドメンバーに備える構成としてもよい。
1…取付構造、10…車両、11…車体、12…バンパーフェイシャ、12a…壁部、
12b…フランジ部、12c…第1開口、12d…第2開口、12e…嵌合孔、
12f…第1リブ、12g…第2リブ、12h…第1突起部、12P…中央部、
12Q…角部、12R…側面部、13…バンパーブラケット、13a…壁部、
13b…フランジ部、13c…支持部、13e…嵌合爪、13g…凹部、
13h…第2突起部、14…車輪、15…フェンダ、16…エンジンフード、
17…ヘッドランプ、100…障害物。

Claims (5)

  1. 車幅方向に延在するバンパーフェイシャの取付構造であって、
    前記バンパーフェイシャの車幅方向両側に設けられた側面部と、
    前記側面部に設けられ、前記側面部を車体に嵌合させる嵌合部と、
    前記側面部に設けられ、前記バンパーフェイシャにおける他の部分の剛性よりも高い補強部と、
    前記車体に設けられ、前記補強部を支持する支持部材と、を備えるバンパーフェイシャの取付構造。
  2. 前記補強部には、少なくとも1つの第1リブが含まれ、
    前記支持部材には、前記第1リブを挿入可能な凹部が含まれている請求項1に記載のバンパーフェイシャの取付構造。
  3. 前記補強部には、前記第1リブと交差する方向に沿って延出した第2リブが含まれている請求項2に記載のバンパーフェイシャの取付構造。
  4. 前記第1リブは、間隔を存して互いに平行に複数備えられ、
    前記第2リブは、隣り合う前記第1リブの相互間に備えられている請求項3に記載のバンパーフェイシャの取付構造。
  5. 前記第1リブの先端には、予め設定された方向に突出した第1突起部が備えられ、
    前記凹部の内部には、前記第1突起部とは反対向きに突出し、かつ、前記第1突起部が係合可能な第2突起部が備えられている請求項2〜4のいずれか1項に記載のバンパーフェイシャの取付構造。
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