JP2019136928A - 印刷装置 - Google Patents

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Keiichi Yafuji
圭一 弥藤
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【課題】フチ無し印刷で端部外に吐出されたインクを安定して回収可能な印刷装置を提供する。【解決手段】吐出ヘッド11に対向して配置された吸収部材71と、吸収部材71に接触し、鉛直方向に延在する第1ガイド部材721,第2ガイド部材722と、第1ガイド部材721および第2ガイド部材722の下側において、鉛直方向と交差して延在し、第1ガイド部材721の下端部に対向する第1領域R1から第2ガイド部材722の下端部に対向する第2領域R2まで徐々に下方向に傾斜する傾斜面Sを有する樋部材73と、を備え、吸収部材71が、第1ガイド部材721にガイドされて延在し、吸収したインクを下方向に誘導する第1誘導部71v1と、第2ガイド部材722にガイドされて延在し、吸収したインクを下方向に誘導する第2誘導部71v2と、を有し、第2ガイド部材722および第2誘導部71v2の下端部が、傾斜面Sから離間している。【選択図】図2

Description

本発明は、印刷媒体にインクを吐出して印刷する印刷装置に関する。
従来から、インクジェットプリンターのように、フチ無し印刷が可能な印刷装置においては、プラテン上の印刷媒体の端部外に吐出されたインクを受けるインク吸収材が設けられる。例えば、特許文献1に記載された印刷装置(液体噴射装置)には、打ち捨てられるインク(液体)を受けるインク吸収材(液体吸収材)が備えられ、更にインク吸収材にて吸収されたインクを下方に誘導する液体誘導部が設けられている。また、インクを吸収する領域が広範囲に及ぶ場合や、インクを打ち捨てる場所が複数に亘る場合(例えば、複数種類のサイズの印刷媒体に対してフチ無し印刷を可能とする場合)には、対応する広範囲の領域や複数の場所にインク吸収材や液体誘導部が設けられる。これにより、液体誘導部から流れ落ちる液体を貯留可能としている。
ところで、プラテンからの廃インク(インク吸収材に打ち捨てられるインク)の誘導箇所が複数ある場合、特許文献2に記載されるように、プラテンの下方にインクが流れ落ちる斜面を設ける方法が知られている。
特開2007−118502号公報 特開2013−86423号公報
しかしながら、液体誘導部の下端側にこのような斜面を設ける構成を採用すると、斜面における上流側に設けられた液体誘導部から流れ出たインクが、下流側の液体誘導部に影響を与えてしまう場合がある、という課題がある。例えば、上流側から流れ出たインクが下流側の液体誘導部にせき止められ、せき止め箇所でインクが固着し、インク回収が阻害される虞がある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例または形態として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例にかかる印刷装置は、インクを吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドに対向する位置に配置され、吐出された前記インクを吸収する吸収部材と、前記吸収部材に接触し、鉛直方向に延在する第1ガイド部材および第2ガイド部材と、前記第1ガイド部材および前記第2ガイド部材の鉛直下方向側において、鉛直方向と交差する方向に延在し、前記第1ガイド部材の鉛直下方向端部に対向する第1領域から前記第2ガイド部材の鉛直下方向端部に対向する第2領域まで鉛直下方向に傾斜する傾斜面を有する樋部材と、を備え、前記吸収部材が、前記第1ガイド部材にガイドされて延在し、吸収した前記インクを鉛直下方向に誘導する第1誘導部と、前記第2ガイド部材にガイドされて延在し、吸収した前記インクを鉛直下方向に誘導する第2誘導部と、を有し、前記第2ガイド部材および前記第2誘導部の鉛直下方向端部が、前記傾斜面から離間していることを特徴とする。
本適用例によれば、吸収部材が吸収したインクが、第1誘導部および第2誘導部を介して樋部材が有する傾斜面に誘導され、あるいは滴下し、傾斜面の傾斜に沿って流動するように構成される。また、樋部材が有する傾斜面における下流側の第2領域において、第2ガイド部材および第2誘導部の鉛直下方向端部が、傾斜面から離間しているため、傾斜面における上流側の第1領域から流れてくるインクが、第2領域において第2ガイド部材および第2誘導部の鉛直下方向端部によってせき止められることが無い。あるいは、第2ガイド部材および第2誘導部の鉛直下方向端部が、傾斜面に触れるように設けられている場合と比較して、せき止められる程度が軽減される。その結果、吸収部材に吸収されたインクの回収が阻害されることが抑制される。
[適用例2]
上記適用例にかかる印刷装置において、前記第2誘導部の鉛直下方向端部が、前記第2ガイド部材の鉛直下方向端部より鉛直上方向において前記第2ガイド部材に接触していることを特徴とする。
本適用例によれば、第2誘導部の鉛直下方向端部が、第2ガイド部材の鉛直下方向端部より鉛直上方向において第2ガイド部材に接触しているため、第2誘導部の鉛直下方向端部に誘導され貯留されるインクが第2ガイド部材に伝わりやすくなり、第2誘導部の鉛直下方向端部にインクが溜まってしまうことが軽減される。その結果、吸収部材からインクを鉛直下方向に誘導する効率の低下を抑制することができ、また、吸収部材に溜まるインクによって吸収部材が劣化(吸収効率が低下)してしまうことが抑制される。
[適用例3]
上記適用例にかかる印刷装置において、前記インクが吐出される印刷媒体を搬送方向に搬送する搬送部を備え、前記第1誘導部と前記第2誘導部とが、前記搬送方向と交差する前記印刷媒体の幅方向において異なる位置に設けられていることを特徴とする。
本適用例によれば、第1誘導部および第2誘導部が、搬送方向と交差する印刷媒体の幅方向において異なる位置に設けられているため、印刷媒体の幅方向の両側領域に対してフチ無し印刷を行うことができる。つまり、印刷媒体の幅方向の両側領域に対してフチ無し印刷を行った場合に打ち捨てられるインクが、第1誘導部および第2誘導部のそれぞれを介して樋部材に誘導され、あるいは滴下し、傾斜面の傾斜に沿って流動するように構成することができる。
また、例えば、第2誘導部を印刷媒体の幅方向において異なる位置に複数設けた場合においては、異なる幅の複数の印刷媒体に対してフチ無し印刷を行うことができる。つまり、異なる幅の複数の印刷媒体の幅方向の両側領域に対してフチ無し印刷を行った場合に打ち捨てられるインクが、第1誘導部およびそれぞれの幅に対応した位置に設けられた第2誘導部のそれぞれを介して樋部材に誘導され、あるいは滴下し、傾斜面の傾斜に沿って流動するように構成することができる。
[適用例4]
上記適用例にかかる印刷装置において、前記搬送方向への搬送の際に前記印刷媒体の前記幅方向の一方の端部に接触する第1位置決め部材と、他方の端部に接触する第2位置決め部材と、を備え、前記第2位置決め部材が、前記幅方向に移動可能であり、前記幅方向において、前記第1誘導部が、前記印刷媒体の前記一方の端部に対応する位置に設けられ、前記第2誘導部が、前記印刷媒体の前記他方の端部に対応する位置に設けられ、前記第1誘導部の鉛直下方向端部が、前記傾斜面に接触していることを特徴とする。
本適用例によれば、第2位置決め部材が幅方向に移動可能であるため、異なる幅の印刷媒体に対応させて幅方向の他方の端部に接触させること、すなわち、異なる幅の印刷媒体に対応させて印刷媒体の搬送をガイドすることができる。また、第1位置決め部材は、印刷媒体の幅が異なる場合であっても、同じ位置で印刷媒体の幅方向の一方の端部に接触させること(すなわち、印刷媒体の搬送をガイドすること)ができる。
また、様々なサイズ(幅方向の長さ)の印刷媒体に対してフチ無し印刷を行った場合に、印刷媒体の一方の端部において打ち捨てられるインクは、常に同じ位置の吸収部材に吐出される。本適用例によれば、幅方向において、第1誘導部は、印刷媒体の一方の端部に対応する位置に設けられ、第2誘導部は、印刷媒体の他方の端部に対応する位置に設けられている。そのため、第1誘導部が鉛直下方向に誘導するインク量は、第2誘導部が誘導するインク量に比較して多くなる。
ここで、第1誘導部は、鉛直方向に延在する第1ガイド部材にガイドされて延在し、吸収したインクを鉛直下方向、つまり、樋部材が有する傾斜面の第1領域に誘導する部分である。また、第2誘導部は、鉛直方向に延在する第2ガイド部材にガイドされて延在し、吸収したインクを鉛直下方向、つまり、樋部材が有する傾斜面の第2領域に誘導する部分である。また、第1領域は、第2領域より鉛直方向に高い領域であり、従って、第2領域からインクが流入することが無い。つまり、第1領域は、上流から流入するインクによって影響を受けることが無い領域として構成とすることができるので、より多くのインクが誘導され、流れ出す領域として好適である。
一方、第2領域では、第2ガイド部材および第2誘導部の鉛直下方向端部が、傾斜面(第2領域)から離間しているため、その上流の第1領域から流入するインクの量が多い場合であっても、その影響を受けることが無い。あるいは、第2ガイド部材および第2誘導部の鉛直下方向端部が、傾斜面(第2領域)に触れるように設けられている場合と比較して、影響を受ける程度が軽減される。
また、本適用例によれば、第1誘導部の鉛直下方向端部が、傾斜面(第1領域)に接触している。そのため、第1誘導部の鉛直下方向端部に溜まったインクは、第1誘導部の鉛直下方向端部が、傾斜面(第1領域)に接触していない場合(すなわち、第1誘導部の鉛直下方向端部に溜まったインクが、その重量により滴下することにより移動する場合)に比較して、より早く傾斜面(第1領域)に移動させることができる。その結果、例えば、第1誘導部の鉛直下方向端部に溜まったインクが徐々に増粘したり、固化したりして第1誘導部が劣化(吸収効率が低下、および、その結果インクを鉛直下方向に誘導する効率が低下)してしまうことが抑制される。
[適用例5]
上記適用例にかかる印刷装置において、前記搬送方向への搬送の際に前記印刷媒体の前記幅方向の一方の端部に接触する第1位置決め部材と、他方の端部に接触する第2位置決め部材と、を備え、前記第2位置決め部材が、前記幅方向に移動可能であり、前記幅方向において、前記第2誘導部が、前記印刷媒体の前記一方の端部に対応する位置に設けられ、前記第1誘導部が、前記印刷媒体の前記他方の端部に対応する位置に設けられていることを特徴とする。
本適用例によれば、第2位置決め部材が幅方向に移動可能であるため、異なる幅の印刷媒体に対応させて幅方向の他方の端部に接触させること、すなわち、異なる幅の印刷媒体に対応させて印刷媒体の搬送をガイドすることができる。また、第1位置決め部材は、印刷媒体の幅が異なる場合であっても、同じ位置で印刷媒体の幅方向の一方の端部に接触させること(すなわち、印刷媒体の搬送をガイドすること)ができる。
また、様々なサイズ(幅方向の長さ)の印刷媒体に対してフチ無し印刷を行った場合に、印刷媒体の一方の端部において打ち捨てられるインクは、常に同じ位置の吸収部材に吐出される。本適用例によれば、幅方向において、第2誘導部は、印刷媒体の一方の端部に対応する位置に設けられ、第1誘導部は、印刷媒体の他方の端部に対応する位置に設けられている。そのため、第2誘導部が、鉛直下方向に誘導するインク量は、第1誘導部が誘導するインク量に比較して多くなる。
ここで、第1誘導部は、鉛直方向に延在する第1ガイド部材にガイドされて延在し、吸収したインクを鉛直下方向、つまり、樋部材が有する傾斜面の第1領域に誘導する部分である。また、第2誘導部は、鉛直方向に延在する第2ガイド部材にガイドされて延在し、吸収したインクを鉛直下方向、つまり、樋部材が有する傾斜面の第2領域に誘導する部分である。また、第1領域は、第2領域より鉛直方向に高い領域である。
例えば、印刷媒体が吐出ヘッドに対向する位置で水平に搬送され、吐出されたインクを吸収する吸収部材(の吐出ヘッドに対向する面)が水平に配置される構成の場合においては、吸収部材(の吐出ヘッドに対向する面)から傾斜面の第2領域までの長さは、吸収部材(の吐出ヘッドに対向する面)から傾斜面の第1領域までの長さに比較して長くなる。そのため、第2誘導部(吸収部材の鉛直下方向側に配置される第2ガイド部材にガイドされて鉛直方向に延在する部材)を第1誘導部より長い部材で構成することができる。つまり、より多くのインクが流入する第2誘導部が吸収するインクの容量をより多くすることが可能となり、その結果、第2誘導部が劣化(吸収効率が低下、および、その結果インクを鉛直下方向に誘導する効率が低下)してしまうことを抑制することができ、好適な構成とすることができる。
[適用例6]
上記適用例にかかる印刷装置において、前記吐出ヘッドを搭載して前記幅方向に移動するキャリッジを備え、前記キャリッジは、前記印刷媒体が搬送される搬送領域と、前記幅方向において前記搬送領域と異なる領域であるホームポジション領域と、に移動し、前記吐出ヘッドのメンテナンスが、前記キャリッジが前記ホームポジション領域に位置するとき実行され、前記第2領域が、前記幅方向において、前記第1領域より前記ホームポジション領域側に位置していることを特徴とする。
本適用例によれば、吐出ヘッドを搭載して幅方向に移動するキャリッジを備えているため、印刷装置は、例えば、シリアルプリンターとして構成することができる。また、キャリッジは、印刷媒体が搬送される搬送領域と、搬送方向と交差する印刷媒体の幅方向において搬送領域と異なる領域であるホームポジション領域とに移動し、吐出ヘッドのメンテナンスが、キャリッジがホームポジション領域に位置するとき実行されるため、例えば、吐出ヘッドのクリーニングなどのメンテナンス作業を容易に行うことができる。
また、本適用例によれば、樋部材が有する傾斜面の第2領域が、印刷媒体が搬送される搬送方向と交差する印刷媒体の幅方向において、第1領域よりホームポジション領域側に位置している。つまり、鉛直方向においてより低い第2領域が、ホームポジション領域側に位置している。そのため、樋部材の傾斜面を流れてくるインクが回収される位置をホームポジション領域に近い位置に設置することができる。その結果、例えば、吐出ヘッドのクリーニングや、廃インクの回収などのメンテナンスを印刷装置の同じ側で実施することが可能な構成とすることができる。これによれば、メンテナンス動作やフチ無し印刷による廃インクを共通の部材で回収するなど、廃インクに係る機構を簡素化することができる。
[適用例7]
上記適用例にかかる印刷装置において、前記吸収部材として、前記第1誘導部を有する第1吸収部材と、前記第2誘導部を有する第2吸収部材と、を備えていることを特徴とする。
本適用例によれば、吸収部材として、第1誘導部を有する第1吸収部材と、第2誘導部を有する第2吸収部材とを備えているため、第1誘導部、第2誘導部のそれぞれの機能が劣化(吸収効率が低下、および、その結果インクを鉛直下方向に誘導する効率が低下)してしまった場合などに、第1吸収部材と第2吸収部材のそれぞれを適宜独立して交換することができる。
[適用例8]
上記適用例にかかる印刷装置において、前記樋部材が、前記傾斜面に沿って、前記幅方向に延在する側面を備え、前記第1誘導部の鉛直下方向端部および/または前記第2誘導部の鉛直下方向端部が、前記側面に接触していることを特徴とする。
本適用例によれば、樋部材が、傾斜面に沿って、前記幅方向に延在する側面を備えることで、例えば、傾斜面を構成する部材の厚みを薄くして構成した場合であっても、側面によって傾斜面が支持されるため、傾斜面の歪みを抑制することができる。つまり、樋部材をより低コストで軽量化した構成とすることができる。
また、本適用例によれば、第1誘導部の鉛直下方向端部および/または第2誘導部の鉛直下方向端部が、側面に接触しているため、それぞれの鉛直下方向端部に誘導されるインクが樋部材の側面に伝わりやすくなり、それぞれの鉛直下方向端部にインクが溜まってしまうことが軽減される。その結果、吸収部材からインクを鉛直下方向に誘導する効率の低下を抑制することができ、また、吸収部材に溜まるインクによって吸収部材が劣化(吸収効率が低下)してしまうことが抑制される。
実施形態1に係る印刷装置の構成を示す概念図 支持部および廃インク回収部の構成を示す概念図 支持部および廃インク回収部の構成を示す概念図 吸収部材、ガイド部材の構成を示す断面図 吸収部材、ガイド部材の構成を示す断面図 吸収部材、ガイド部材の構成を示す断面図 吸収部材、ガイド部材の構成を示す断面図 実施形態2に係る印刷装置における廃インク回収部の配置を示す概念図 実施形態3に係る印刷装置の廃インク回収部の構成を示す概念図 変形例1に係る吸収部材を示す断面図 変形例2に係る廃インク回収部の構成を示す断面図
本発明を具体化した実施形態について、図面を参照して説明する。以下は、本発明の一実施形態であって、本発明を限定するものではない。なお、以下の各図においては、説明を分かりやすくするため、実際とは異なる尺度で記載している場合がある。また、図面に付記する座標においては、座標矢印の先端が+側、基端が−側であり、Z軸方向が上下方向、+Z方向が上方向、Y軸方向が前後方向、+Y方向が手前方向、X軸方向が左右方向、+X方向が左方向、X−Y平面が水平面としている。
(実施形態1)
<印刷装置の基本構成>
図1は、実施形態1に係る印刷装置100の構成を示す概念図である。
印刷装置100は、ロール状態で供給される印刷媒体としてのロール紙1に、インクをインク滴として吐出することによって印刷を行うインクジェット式のプリンターである。
印刷装置100は、印刷部10、支持部20、供給部30、搬送部40、カット部50、スタッカー60、廃インク回収部70、制御部80などを備えている。
印刷部10は、吐出ヘッド11、キャリッジ12、ガイド軸13、キャリッジモーター(図示省略)などを備えている。
吐出ヘッド11は、印刷用のインクをインク滴として吐出する複数のノズル(図示省略)を有している。吐出ヘッド11は、キャリッジ12に搭載され、走査方向(図1に示すX軸方向)に移動するキャリッジ12に伴って走査方向に往復移動する。
ガイド軸13は、走査方向に延在してキャリッジ12を摺接可能な状態で支持する。キャリッジモーターは、キャリッジ12をガイド軸13に沿って往復移動させる際の駆動源となる。
印刷装置100は、制御部80の制御によって、ガイド軸13に沿って吐出ヘッド11を搭載したキャリッジ12を移動させながら吐出ヘッド11からインク滴を吐出する動作と、吐出ヘッド11からインク滴が吐出されロール紙1が印刷される領域(印刷領域)において走査方向(X軸方向)に交差する搬送方向(+Y方向)にロール紙1を移動させる動作とを繰り返すことにより、ロール紙1に所望の画像を形成(印刷)する。つまり、印刷装置100は、シリアルプリンターとして構成されている。
インクには、例えば、濃インク組成物からなるインクセットとして、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の3色のインクセットにブラック(K)を加えた4色のインクセットなどがある。また、例えば、それぞれの色材の濃度を淡くした淡インク組成物からなるライトシアン(Lc)、ライトマゼンタ(Lm)、ライトイエロー(Ly)、ライトブラック(Lk)などのインクセットを加えた8色のインクセットなどがある。
インク滴を吐出する方式(インクジェット方式)としては、好適例としてピエゾ方式を用いている。ピエゾ方式は、圧力室に貯留されたインクに圧電素子(ピエゾ素子)により印刷情報信号に応じた圧力を加え、圧力室に連通するノズルからインク滴を噴射(吐出)し印刷を行う方式である。
なお、インク滴を吐出する方式は、これに限定するものではなく、インクを液滴状に噴射させ、印刷媒体上にドット群を形成する他の印刷方式であってもよい。例えば、ノズルとノズルの前方に置いた加速電極間の強電界でノズルからインクを液滴状に連続噴射させ、インク滴が飛翔する間に偏向電極から印刷情報信号を与えて印刷を行う方式、またはインク滴を偏向することなく印刷情報信号に対応して噴射させる方式(静電吸引方式)、小型ポンプでインクに圧力を加え、ノズルを水晶振動子などで機械的に振動させることにより、強制的にインク滴を噴射させる方式、インクを印刷情報信号に従って微小電極で加熱発泡させ、インク滴を噴射し印刷を行う方式(サーマルジェット方式)などであってもよい。
供給部30は、ロール状のロール紙1を回転可能に保持するロール紙収容部31を備え、収容されたロール紙1を、搬送部40の駆動に従って印刷部10に供給する。
搬送部40は、複数の搬送ローラー41、および位置決め機構42(後述)を備えている。位置決め機構42は、搬送方向に搬送されるロール紙1を印刷領域においてロール紙1の幅方向(走査方向(X軸方向))における所定位置に位置決めする機構である。搬送部40は、ロール紙1を供給部30から印刷部10、カット部50へと順に移動・搬送する搬送経路を構成している。
カット部50は、カッター51などを備え、印刷が完了した印刷画像に従ってロール紙1を切断し、印刷物としてのカット紙2をスタッカー60に排出する。
スタッカー60は、カット部50から排出されたカット紙2を積み重ねて収容する。
制御部80は、CPU(演算部)や、RAM、ROMなどの記憶媒体を備え(図示省略)、印刷装置100全体の集中制御を行う。具体的には、制御部80は、パーソナルコンピューターなどの外部電子機器や外部記憶媒体から受信した画像データや印刷仕様に基づき、印刷部10、支持部20、供給部30、搬送部40、カット部50などを制御し、ロール紙1に所望の印刷画像を形成してカット紙2の状態の印刷物を作成する。
図2および図3は、支持部20および廃インク回収部70の構成を示す概念図である。図2は+Y側から、図3は+Z側から見た図を示している。
支持部20は、搬送方向(+Y方向)に搬送されるロール紙1を印刷領域において支持するプラテン21を備えている。プラテン21は、ロール紙1を吸着する吸気孔(図示省略)と、フチ無し印刷において、ロール紙1から外れて吐出されたインクを吸収する吸収部材71を収容する打ち捨て溝22と、を備えた平板である。プラテン21は、吐出ヘッド11と対向する。プラテン21と、ノズルが配列されるノズルプレート11aとは、所定の距離をおいて配置される。
吸気孔は、ロール紙1の浮きを押さえるために、ロール紙1を支持する支持面にロール紙1を吸着するように設けられている。支持部20は、吸気孔で吸引するための負圧を発生させる排気手段(図示省略)を備えている。
打ち捨て溝22は、ロール紙1に対してフチ無し印刷を行う場合にロール紙1の端部外に吐出されたインクを受ける吸収部材71を、プラテン21の支持面より下に収容するための溝である。打ち捨て溝22は、ロール紙1の幅方向(X軸方向)において異なる位置に複数設けられている。この打ち捨て溝22が設けられている場所は、印刷装置100が印刷の対象とするロール紙1の所定サイズ(幅)に合わせた場所である。ロール紙1は、位置決め機構42によって、幅方向の両側の端部が、対応する打ち捨て溝22に対してZ軸方向に重なるように(すなわち、ロール紙1から外れて吐出されたインクが対応する打ち捨て溝22(吸収部材71)に吐出されるように)位置決めされる。
位置決め機構42は、図3に示すように、搬送方向への搬送の際にロール紙1の幅方向の一方の端部に接触しロール紙1の横ぶれを規制する第1位置決め部材421と、他方の端部に接触しロール紙1の横ぶれを規制する第2位置決め部材422とを備えている。第1位置決め部材421は、ロール紙1の幅方向の一方の端部の位置に固定設置され、第2位置決め部材422は、ロール紙1の幅に合わせて移動可能である。
本実施形態では、−X側に第1位置決め部材421を配置し、+X側に、第2位置決め部材422を配置している。第1位置決め部材421は、ロール紙1の−X側の端部が、対応する打ち捨て溝22aに対してZ軸方向に重なる位置に固定設置される。第2位置決め部材422はX軸方向に移動可能である。ロール紙1のそれぞれの幅(図3に示す例では、3種類の幅)に合わせて、ロール紙1の+X側の端部が、それぞれの打ち捨て溝22(図3に示す例では、打ち捨て溝22b、22c、22d)に対してZ軸方向に重なる位置に移動される。
つまり、印刷装置100が印刷の対象とするロール紙1のサイズ(幅)が複数ある場合には、ロール紙1のそれぞれの所定サイズ(幅)に合わせたX軸方向における位置に打ち捨て溝22が複数設けられる。第2位置決め部材422は、ロール紙1の幅に合わせて移動される。なお、印刷装置100が印刷の対象とするロール紙1のサイズ(幅)が1種類だけの場合には、打ち捨て溝22は、所定サイズ(幅)のロール紙1の両側に有れば良く、第2位置決め部材422が移動される必要は無い。
廃インク回収部70は、ロール紙1に対してフチ無し印刷を行う場合に、ロール紙1の端部外に吐出された廃インク3(吸収部材71に打ち捨てられるインク)を回収する部分であり、図2に示すように、吸収部材71、ガイド部材72、樋部材73、回収タンク74などから構成されている。
図4から図7は、吸収部材71、ガイド部材72の構成を示す断面図である。図4は、図3のA−A断面を+X側から見た図であり、図5は、B−B断面を+Y側から見た図である。また、図6は、図3のC−C断面を+X側から見た図であり、図7は、D−D断面を+Y側から見た図である。
吸収部材71は、打ち捨て溝22内の吐出ヘッド11に対向する位置に配置され、吐出された廃インク3を吸収する部材である。吸収部材71は、好適例として、例えば、セルロースの繊維を使用した不織布で構成される。
吸収部材71は、図4、図6に示すように、吐出ヘッド11に対向して水平に設置される吸収部71hと、この吸収部71hで吸収されたインクを鉛直下方向に誘導する誘導部71vとで構成される。誘導部71vは、ガイド部材72にガイドされて鉛直方向(Z軸方向)に延在するように配置される。
ガイド部材72は、打ち捨て溝22の鉛直下方向側に配置される部材である。吸収部材71に接触し、プラテン21の下面から鉛直方向に延在するように設けられている。
また、ガイド部材72は、好適例として、インクと親和性のある樹脂材料により構成される。なお、ガイド部材72を構成する材料は、必ずしもインクとの親和性がある材料ではなくとも良いが、インクが触れる表面は、インクとの親和性を有するように表面処理や表面加工が施されていることが好ましい。
また、図2に示すように、ガイド部材72には、その設置位置により、第1ガイド部材721と第2ガイド部材722との2種類がある。
第1ガイド部材721は、ロール紙1の幅方向(X軸方向)において、ロール紙1の一方の端部(−X側の端部)に対応する打ち捨て溝22の下に設けられている。第2ガイド部材722は、ロール紙1の他方の端部(+X側の端部)に対応する打ち捨て溝22の下に複数(図2に示す例では3か所)設けられている。
また、吸収部材71の誘導部71vには、第1ガイド部材721にガイドされて延在する第1吸収部材としての第1誘導部71v1と、第2ガイド部材722にガイドされて延在する第2吸収部材としての第2誘導部71v2との2種類がある。
すなわち、吸収部材71は、第1ガイド部材721にガイドされて延在し、吸収したインクを鉛直下方向に誘導する第1誘導部71v1と、第2ガイド部材722にガイドされて延在し、吸収したインクを鉛直下方向に誘導する第2誘導部71v2と、を有している。また、第1誘導部71v1と第2誘導部71v2とが、搬送方向と交差するロール紙1の幅方向において異なる位置に設けられており、幅方向において、第1誘導部71v1が、ロール紙1の一方の端部に対応する位置に設けられ、第2誘導部71v2が、ロール紙1の他方の端部に対応する位置に設けられている。また、吸収部材71として、第1誘導部71v1を有する第1吸収部材と、第2誘導部71v2を有する第2吸収部材とが別体に構成されている。
樋部材73は、図2に示すように、第1ガイド部材721および第2ガイド部材722の鉛直下方向側において、鉛直方向と交差する方向に延在し、第1ガイド部材721の鉛直下方向端部721b(図6参照)に対向する第1領域R1から第2ガイド部材722の鉛直下方向端部722b(図4参照)に対向する第2領域R2まで徐々に鉛直下方向に傾斜する傾斜面S(底面)を有している。
なお、第2領域R2が複数ある場合には、どの第2領域R2についても、第1領域R1から第2領域R2まで、傾斜面Sが徐々に鉛直下方向に下るように構成されている。
また、樋部材73は、図4、図6に示すように、傾斜面Sに沿ってY軸方向に延在し、+Z方向に立ち上がる側面W(側壁)を備えている。樋部材73が、傾斜面Sに沿って延在する側面Wを備えることで、例えば、傾斜面Sを構成する部材の厚みを薄くして構成した場合であっても、側面Wによって傾斜面Sが支持されるため、傾斜面Sの歪みを抑制することができる。つまり、樋部材73をより低コストで軽量化した構成とすることができる。
回収タンク74は、図2に示すように、傾斜面Sの最低部に設けられた排出口75から流れ出る廃インク3を貯留する容器である。
また、以上のような構成において、吸収部材71の吸収部71hから誘導部71vを経て、樋部材73の傾斜面Sに達する廃インク3が安定して回収タンク74に回収されるように、更に以下の構成としている。
図4、図5に示すように、第2ガイド部材722の鉛直下方向端部722b、および第2誘導部71v2の鉛直下方向端部71v2bは、鉛直方向(Z軸方向)において傾斜面Sから離間する。
また、第2誘導部71v2の鉛直下方向端部71v2bが、第2ガイド部材722の鉛直下方向端部722bより鉛直上方向において第2ガイド部材722に接触する。なお、図4に示すように、第2誘導部71v2の鉛直下方向端部71v2bより鉛直上方向(+Z方向)側においても、第2誘導部71v2と第2ガイド部材722とが接触していることが好ましいが、必ずしも、第2誘導部71v2の鉛直下方向端部71v2bより鉛直上方向において、第2誘導部71v2と第2ガイド部材722とが接触していなくても良い。
また、図5に示すように、第2誘導部71v2の鉛直下方向端部71v2bの断面積(Z軸方向から見たX―Y平面における断面の面積)がその上方の第2誘導部71v2の断面積に比較して小さくなるように構成される。
また、図5に示すように、第2ガイド部材722の鉛直下方向端部722bの形状は、鉛直下方向に向かうに従って細くなるように構成される。
このような構成により、ロール紙1の他方の端部(+X側の端部)において吐出ヘッド11から吐出された廃インク3は、以下に説明するように回収タンク74に回収される。
まず、吸収部材71の吸収部71hに吐出された廃インク3は、毛管現象により水平方向に移動し、誘導部71v2に達する。誘導部71v2に達した廃インク3は、更に毛管現象および重力により、誘導部71v2を鉛直下方向に移動し、鉛直下方向端部71v2bに達する。鉛直下方向端部71v2bに達した廃インク3は、鉛直下方向端部71v2bに接触する第2ガイド部材722に移動する。第2ガイド部材722に移動した廃インク3は、第2誘導部71v2の鉛直下方向端部71v2bより低い位置の第2ガイド部材722の鉛直下方向端部722bに重力により(あるいは、鉛直下方向端部71v2bで溢れる廃インク3の圧力により)移動し、やがて樋部材73の傾斜面S(第2領域R2)に滴下する。傾斜面Sに滴下した廃インク3は、傾斜面Sを流れ下り、排出口75から回収タンク74に入る。
第2ガイド部材722の鉛直下方向端部722b、および第2誘導部71v2の鉛直下方向端部71v2bが、傾斜面Sから離間するのに対し、第1ガイド部材721の鉛直下方向端部721b、および第1誘導部71v1の鉛直下方向端部71v1bは、図6、図7に示すように、傾斜面Sに接触する。
また、第2誘導部71v2の鉛直下方向端部71v2bの断面積がその上方の第2誘導部71v2の断面積に比較して小さくなるように構成し、第2ガイド部材722の鉛直下方向端部722bの形状は、鉛直下方向に向かうに従って細くなるように構成されているのに対して、第1ガイド部材721の鉛直下方向端部721b、および第1誘導部71v1の鉛直下方向端部71v1bは、図7に示すように、X軸方向の幅が同じ寸法のまま傾斜面Sに接触する。
第2ガイド部材722の下端部に対向する第2領域R2では第2誘導部71v2の鉛直下方向端部71v2bが傾斜面Sから離間するため、第2ガイド部材722及び第2誘導部71v2は廃インク3を滴として重力落下させやすい形状で構成される。これに対し、第1ガイド部材721の鉛直下方向端部721bに対向する第1領域R1では、滴を形成させる必要が無く、鉛直下方向端部71v2bが傾斜面Sに広く接触する形状で構成される。鉛直下方向端部71v2bが傾斜面Sに広く接触することで、より早く廃インク3が、第2誘導部71v2から流し出される。
ロール紙1の一方の端部(−X側の端部)において吐出ヘッド11から吐出された廃インク3は、以下に説明するように回収タンク74に回収される。
まず、吸収部材71の吸収部71hに吐出された廃インク3は、毛管現象により水平方向に移動し、誘導部71v1に達する。誘導部71v1に達した廃インク3は、更に毛管現象および重力により、誘導部71v1を鉛直下方向に移動し、鉛直下方向端部71v1bに達する。鉛直下方向端部71v1bに達した廃インク3は、樋部材73の傾斜面S(第1領域R1)に移動する。傾斜面Sに移動した廃インク3は、傾斜面Sを流れ下り、排出口75から回収タンク74に入る。
以上述べたように、本実施形態による印刷装置によれば、以下の効果を得ることができる。
吸収部材71が吸収した廃インク3が、第1誘導部71v1および第2誘導部71v2を介して樋部材73が有する傾斜面Sに誘導され、あるいは滴下し、傾斜面Sの傾斜に沿って流動するように構成される。また、樋部材73が有する傾斜面Sにおける下流側の第2領域R2において、第2ガイド部材722および第2誘導部71v2の鉛直下方向端部(722b,71v2b)が、傾斜面Sから離間しているため、傾斜面Sにおける上流側の第1領域R1から流れてくる廃インク3が、第2領域R2において第2ガイド部材722および第2誘導部71v2の鉛直下方向端部(722b,71v2b)によってせき止められることが無い。あるいは、第2ガイド部材722および第2誘導部71v2の鉛直下方向端部(722b,71v2b)が、傾斜面Sに触れるように設けられている場合と比較して、せき止められる程度が軽減される。その結果、吸収部材71に吸収された廃インク3の回収が阻害されることが抑制される。
また、第2誘導部71v2の鉛直下方向端部71v2bが、第2ガイド部材722の鉛直下方向端部722bより鉛直上方向において第2ガイド部材722に接触しているため、第2誘導部71v2の鉛直下方向端部71v2bに誘導され貯留される廃インク3が第2ガイド部材722に伝わりやすくなり、第2誘導部71v2の鉛直下方向端部71v2bに廃インク3が溜まってしまうことが軽減される。その結果、吸収部材71から廃インク3を鉛直下方向に誘導する効率の低下を抑制することができ、また、吸収部材71に溜まる廃インク3によって吸収部材71が劣化(吸収効率が低下)してしまうことが抑制される。
また、第1誘導部71v1および第2誘導部71v2が、搬送方向と交差するロール紙1の幅方向において異なる位置に設けられているため、ロール紙1の幅方向の両側領域に対してフチ無し印刷を行うことができる。つまり、ロール紙1の幅方向の両側領域に対してフチ無し印刷を行った場合に打ち捨てられる廃インク3が、第1誘導部71v1および第2誘導部71v2のそれぞれを介して樋部材73に誘導され、あるいは滴下し、傾斜面Sの傾斜に沿って流動するように構成することができる。
また、第2誘導部71v2がロール紙1の幅方向において異なる位置に複数設けられる場合においては、異なる幅の複数のロール紙1に対してフチ無し印刷を行うことができる。つまり、異なる幅の複数のロール紙1の幅方向の両側領域に対してフチ無し印刷を行った場合に打ち捨てられる廃インク3が、第1誘導部71v1およびそれぞれの幅に対応した位置に設けられた第2誘導部71v2のそれぞれを介して樋部材73に誘導され、あるいは滴下し、傾斜面Sの傾斜に沿って流動するように構成することができる。
また、第2位置決め部材422が幅方向に移動可能であるため、異なる幅のロール紙1に対応させて幅方向の他方の端部に接触させること、すなわち、異なる幅のロール紙1に対応させてロール紙1の搬送をガイドすることができる。また、第1位置決め部材421は、ロール紙1の幅が異なる場合であっても、同じ位置でロール紙1の幅方向の一方の端部に接触させること(すなわち、ロール紙1の搬送をガイドすること)ができる。
また、様々なサイズ(幅方向の長さ)のロール紙1に対してフチ無し印刷を行った場合に、ロール紙1の一方の端部において打ち捨てられる廃インク3は、常に同じ位置の吸収部材71に吐出される。本実施形態によれば、幅方向において、第1誘導部71v1は、ロール紙1の一方の端部に対応する位置に設けられ、第2誘導部71v2は、ロール紙1の他方の端部に対応する位置に設けられている。そのため、第1誘導部71v1が、鉛直下方向に誘導する廃インク3の量は、第2誘導部71v2が誘導する廃インク3の量に比較して多くなる。
ここで、第1誘導部71v1は、鉛直方向に延在する第1ガイド部材721にガイドされて延在し、吸収した廃インク3を鉛直下方向、つまり、樋部材73が有する傾斜面Sの第1領域R1に誘導する部分である。また、第2誘導部71v2は、鉛直方向に延在する第2ガイド部材722にガイドされて延在し、吸収した廃インク3を鉛直下方向、つまり、樋部材73が有する傾斜面Sの第2領域R2に誘導する部分である。また、第1領域R1は、第2領域R2より鉛直方向に高い領域であり、従って、第1領域R1に第2領域R2から廃インク3が流入することが無い。つまり、第1領域R1は、上流から流入する廃インク3によって影響を受けることが無い領域として構成とすることができるので、より多くの廃インク3が誘導され、流れ出す領域として好適である。
一方、第2領域R2では、第2ガイド部材722および第2誘導部71v2の鉛直下方向端部(722b,71v2b)が、傾斜面S(第2領域R2)から離間しているため、その上流の第1領域R1から流入する廃インク3の量が多い場合であっても、その影響を受けることが無い。あるいは、第2ガイド部材722および第2誘導部71v2の鉛直下方向端部(722b,71v2b)が、傾斜面S(第2領域R2)に触れるように設けられている場合と比較して、影響を受ける程度が軽減される。
また、本実施形態によれば、第1誘導部71v1の鉛直下方向端部71v1bが、傾斜面S(第1領域R1)に接触している。そのため、第1誘導部71v1の鉛直下方向端部71v1bに溜まった廃インク3は、第1誘導部71v1の鉛直下方向端部71v1bが、傾斜面S(第1領域R1)に接触していない場合(すなわち、第1誘導部71v1の鉛直下方向端部71v1bに溜まった廃インク3が、その重量により滴下することにより移動する場合)に比較して、より早く傾斜面S(第1領域R1)に移動させることができる。その結果、例えば、第1誘導部71v1の鉛直下方向端部71v1bに溜まった廃インク3が徐々に増粘したり、固化したりして第1誘導部71v1が劣化(吸収効率が低下、および、その結果廃インク3を鉛直下方向に誘導する効率が低下)してしまうことが抑制される。
また、本実施形態によれば、第1吸収部材としての第1誘導部71v1と、第2吸収部材としての第2誘導部71v2とを別体として備えているため、第1吸収部材(第1誘導部71v1)、第2吸収部材(第2誘導部71v2)のそれぞれの機能が劣化(吸収効率が低下、および、その結果廃インク3を鉛直下方向に誘導する効率が低下)してしまった場合などに、第1吸収部材(第1誘導部71v1)と第2吸収部材(第2誘導部71v2)のそれぞれを適宜独立して交換することができる。
(実施形態2)
次に、実施形態2に係る印刷装置について説明する。なお、説明にあたり、上述した実施形態と同一の構成部位については、同一の符号を使用し、重複する説明は省略する。
実施形態2の印刷装置100は、キャリッジ12を、ロール紙1が搬送される搬送領域から退避させることが可能なホームポジション領域を備え、第2領域R2が、第1領域R1に対してホームポジション領域に近い側に位置していることを特徴としている。
図8は、実施形態2に係る印刷装置100における廃インク回収部70の配置を示す概念図である。
印刷装置100においては、図8に示すように、キャリッジ12が、ロール紙1が搬送される搬送領域PRと、X軸方向において搬送領域PRと異なる位置のホームポジション領域HPに移動可能である。
ホームポジション領域HPでは、例えば、印刷が行われない場合に、吐出ヘッド11のインクが乾燥しないように吐出ヘッド11にキャップをかぶせるキャッピングや、吐出ヘッド11から強制的にインクを吐出させてノズルの詰まりを解消するフラッシング、吐出ヘッド11の表面に付着したインクを拭うワイピングなどのメンテナンス動作が行われる。
実施形態1では、このホームポジション領域HPと廃インク回収部70との配置(向き)については、特にその特徴として記載していなかったが、本実施形態では、図8に示すように、X軸方向において、第2領域R2が、第1領域R1に対してホームポジション領域HP側に位置するように配置していることを特徴としている。
本実施形態によれば、樋部材73が有する傾斜面Sの第2領域R2が、第1領域R1に対してホームポジション領域HPに近い側に位置している。つまり、鉛直方向においてより低い第2領域R2が、ホームポジション領域HPに近い側に位置している。そのため、樋部材73の傾斜面Sを流れてくる廃インク3が回収される位置、つまりは、回収タンク74が設置される位置をホームポジション領域HPに近い位置に設置することができる。その結果、例えば、吐出ヘッド11のクリーニングや、廃インク3の回収などのメンテナンスを印刷装置100の同じ側で実施することが可能な構成とすることができる。これによれば、メンテナンス動作やフチ無し印刷による廃インク3を共通の部材で回収するなど、廃インク3に係る機構を簡素化することができる。
(実施形態3)
次に、実施形態3に係る印刷装置について説明する。なお、説明にあたり、上述した実施形態と同一の構成部位については、同一の符号を使用し、重複する説明は省略する。
実施形態3の印刷装置100は、ロール紙1の幅方向において、第2誘導部71v2が、ロール紙1の一方の端部に対応する位置に設けられ、第1誘導部71v1が、ロール紙1の他方の端部に対応する位置に設けられていることを特徴としている。
図9は、実施形態3に係る印刷装置100の廃インク回収部70Bの構成を示す概念図である。
廃インク回収部70Bでは、実施形態1で説明した廃インク回収部70と、傾斜面Sの傾斜方向が逆になっている。すなわち、実施形態1では、図2に示すように、ロール紙1の幅方向(X軸方向)において、第1誘導部71v1が、ロール紙1の一方の端部(−X側の端部)に対応する位置に設けられ、第2誘導部71v2が、ロール紙1の他方の端部(+X側の端部)に対応する位置に設けられていたのに対し、実施形態3では、第2誘導部71v2が、ロール紙1の一方の端部(−X側の端部)に対応する位置に設けられ、第1誘導部71v1が、ロール紙1の他方の端部(+X側の端部)に対応する位置に設けられている。
更に言うと、ロール紙1の一方の端部(−X側の端部)に対応する位置に設けられる誘導部71vが第2誘導部71v2で構成されている。ロール紙1の他方の端部(+X側の端部)に対応する位置の内、最も+X方向側に位置する誘導部71v(最も幅広いロール紙1に対応する位置の誘導部71v)が第1誘導部71v1で構成されている。
また、ロール紙1の一方の端部(−X側の端部)に対応する位置に設けられる第2誘導部71v2が、ロール紙1の他方の端部(+X側の端部)に対応する位置の第1誘導部71v1より長さ+Lだけ鉛直下方向に長い第2誘導部71v2Lで構成されている。
また、第2誘導部71v2Lをガイドする第2ガイド部材722は、他の第2ガイド部材722より鉛直下方向に長い第2ガイド部材722Lとしている。
本実施形態によれば、様々なサイズ(幅方向の長さ)のロール紙1に対してフチ無し印刷を行った場合に、ロール紙1の一方の端部(−X側の端部)において打ち捨てられる廃インク3は、常に同じ位置の吸収部材71に吐出される。第2誘導部71v2Lは、ロール紙1の一方の端部(−X側の端部)に対応する位置に設けられ、第1誘導部71v1は、ロール紙1の他方の端部(+X側の端部)に対応する位置に設けられている。そのため、第2誘導部71v2Lが、鉛直下方向に誘導する廃インク3量は、第1誘導部71v1が誘導する廃インク3量に比較して多くなる。
ここで、第1誘導部71v1は、鉛直方向に延在する第1ガイド部材721にガイドされて延在し、吸収した廃インク3を鉛直下方向、つまり、樋部材73が有する傾斜面Sの第1領域R1に誘導する部分である。また、第2誘導部71v2Lは、鉛直方向に延在する第2ガイド部材722Lにガイドされて延在し、吸収した廃インク3を鉛直下方向、つまり、樋部材73が有する傾斜面Sの第2領域R2に誘導する部分である。また、第1領域R1は、第2領域R2より鉛直方向に高い領域である。
吸収部材71(の吐出ヘッド11に対向する面)から傾斜面Sの第2領域R2までの長さは、吸収部材71(の吐出ヘッド11に対向する面)から傾斜面Sの第1領域R1までの長さに比較して長くなる。そのため、第2誘導部71v2L(吸収部材71の鉛直下方向側に配置される第2ガイド部材722Lにガイドされて鉛直方向に延在する部材)を第1誘導部71v1より長い部材で構成することができる。つまり、より多くの廃インク3が流入する第2誘導部71v2が吸収する廃インク3の容量をより多くすることが可能となり、その結果、第2誘導部71v2Lが劣化(吸収効率が低下、および、その結果廃インク3を鉛直下方向に誘導する効率が低下)してしまうことを抑制することができ、好適な構成とすることができる。
また、本実施形態では、図9に示すように、ホームポジション領域HPを搬送領域PRより−X側に設けることにより、実施形態2と同様に、樋部材73の傾斜面Sを流れてくる廃インク3を回収する位置、つまりは、回収タンク74を設置する位置をホームポジション領域HPに近い位置に設置することができる。その結果、例えば、吐出ヘッド11のクリーニングや、廃インク3の回収などのメンテナンスを印刷装置100の同じ側で実施することが可能な構成とすることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。ここで、上述した実施形態と同一の構成部位については、同一の符号を使用し、重複する説明は省略している。
(変形例1)
図10は、変形例1に係る吸収部材を示す断面図である。図4と同様に、+X側から見た図である。
実施形態1では、図4や図6に示すように、吸収部71hから誘導部71vの下端部(鉛直下方向端部71v1b、鉛直下方向端部71v2b)まで一体になっている構成で説明したが、この構成に限定するものではなく図10に示すように別体であっても良い。
図10に示す例では、第2誘導部71v2を吸収部71hに接続する上部71v21と第2ガイド部材722にガイドされて鉛直下方向に延在する下部71v22とで分離できるように構成しても良い。
本変形例によれば、例えば、吸収部71hと誘導部71vのどちらか一方に貯留される廃インク3が増粘し、あるいは乾燥して廃インク3の吸収効率が低下し、その結果、廃インク3を鉛直下方向に誘導する効率が低下してしまった場合などにおいて、それぞれを適宜独立して交換することができる。
(変形例2)
図11は、変形例2に係る廃インク回収部70の構成を示す断面図である。図4と同様に、第2領域R2における+X側から見た断面を示している。
本変形例の廃インク回収部70は、第1誘導部71v1の鉛直下方向端部71v1bおよび/または第2誘導部71v2の鉛直下方向端部71v2bが、樋部材73の側面W(内壁面)に接触していることを特徴としている。図11は、第2誘導部71v2の鉛直下方向端部71v2bが、樋部材73の側面W(内壁面)に接触している様子を示している。
本実施形態によれば、第1誘導部71v1の鉛直下方向端部および/または第2誘導部71v2の鉛直下方向端部が、側面W(内壁面)に接触しているため、それぞれの鉛直下方向端部に誘導される廃インク3が樋部材73の側面W(内壁面)に伝わりやすくなり、それぞれの鉛直下方向端部に廃インク3が溜まってしまうことが軽減される。その結果、吸収部材71から廃インク3を鉛直下方向に誘導する効率の低下を抑制することができ、また、吸収部材71に溜まる廃インク3によって吸収部材71が劣化(吸収効率が低下)してしまうことが抑制される。
1…ロール紙、2…カット紙、3…廃インク、10…印刷部、11…吐出ヘッド、12…キャリッジ、13…ガイド軸、20…支持部、21…プラテン、22…打ち捨て溝、30…供給部、31…ロール紙収容部、40…搬送部、41…搬送ローラー、42…位置決め機構、50…カット部、51…カッター、60…スタッカー、70…廃インク回収部、71…吸収部材、71h…吸収部、71v…誘導部、72…ガイド部材、73…樋部材、74…回収タンク、75…排出口、80…制御部、100…印刷装置、421…第1位置決め部材、422…第2位置決め部材、721…第1ガイド部材、722…第2ガイド部材、R1…第1領域、R2…第2領域。

Claims (8)

  1. インクを吐出する吐出ヘッドと、
    前記吐出ヘッドに対向する位置に配置され、吐出された前記インクを吸収する吸収部材と、
    前記吸収部材に接触し、鉛直方向に延在する第1ガイド部材および第2ガイド部材と、
    前記第1ガイド部材および前記第2ガイド部材の鉛直下方向側において、鉛直方向と交差する方向に延在し、前記第1ガイド部材の鉛直下方向端部に対向する第1領域から前記第2ガイド部材の鉛直下方向端部に対向する第2領域まで鉛直下方向に傾斜する傾斜面を有する樋部材と、を備え、
    前記吸収部材が、
    前記第1ガイド部材にガイドされて延在し、吸収した前記インクを鉛直下方向に誘導する第1誘導部と、
    前記第2ガイド部材にガイドされて延在し、吸収した前記インクを鉛直下方向に誘導する第2誘導部と、を有し、
    前記第2ガイド部材および前記第2誘導部の鉛直下方向端部が、前記傾斜面から離間していることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記第2誘導部の鉛直下方向端部が、前記第2ガイド部材の鉛直下方向端部より鉛直上方向において前記第2ガイド部材に接触していることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記インクが吐出される印刷媒体を搬送方向に搬送する搬送部を備え、
    前記第1誘導部と前記第2誘導部とが、前記搬送方向と交差する前記印刷媒体の幅方向において異なる位置に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記搬送方向への搬送の際に前記印刷媒体の前記幅方向の一方の端部に接触する第1位置決め部材と、他方の端部に接触する第2位置決め部材と、を備え、
    前記第2位置決め部材が、前記幅方向に移動可能であり、
    前記幅方向において、前記第1誘導部が、前記印刷媒体の前記一方の端部に対応する位置に設けられ、前記第2誘導部が、前記印刷媒体の前記他方の端部に対応する位置に設けられ、
    前記第1誘導部の鉛直下方向端部が、前記傾斜面に接触していることを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記搬送方向への搬送の際に前記印刷媒体の前記幅方向の一方の端部に接触する第1位置決め部材と、他方の端部に接触する第2位置決め部材と、を備え、
    前記第2位置決め部材が、前記幅方向に移動可能であり、
    前記幅方向において、前記第2誘導部が、前記印刷媒体の前記一方の端部に対応する位置に設けられ、前記第1誘導部が、前記印刷媒体の前記他方の端部に対応する位置に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
  6. 前記吐出ヘッドを搭載して前記幅方向に移動するキャリッジを備え、
    前記キャリッジは、前記印刷媒体が搬送される搬送領域と、前記幅方向において前記搬送領域と異なる領域であるホームポジション領域と、に移動し、
    前記吐出ヘッドのメンテナンスが、前記キャリッジが前記ホームポジション領域に位置するとき実行され、
    前記第2領域が、前記幅方向において、前記第1領域より前記ホームポジション領域側に位置していることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の印刷装置。
  7. 前記吸収部材として、前記第1誘導部を有する第1吸収部材と、前記第2誘導部を有する第2吸収部材と、を備えていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の印刷装置。
  8. 前記樋部材が、前記傾斜面に沿って、前記幅方向に延在する側面を備え、
    前記第1誘導部の鉛直下方向端部および/または前記第2誘導部の鉛直下方向端部が、前記側面に接触していることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の印刷装置。
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