JP2019135693A - 車両用照明装置、車両用灯具、およびソケットの製造方法 - Google Patents

車両用照明装置、車両用灯具、およびソケットの製造方法 Download PDF

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    • F21W2107/10Use or application of lighting devices on or in particular types of vehicles for land vehicles

Abstract

【課題】インサート成形法を用いて、ソケット本体と伝熱部とを一体に成形する場合であっても放熱性を向上させることができる車両用照明装置、車両用灯具、およびソケットの製造方法を提供することである。
【解決手段】実施形態に係る車両用照明装置は、高熱伝導性樹脂を含むソケット本体と;前記ソケット本体の一方の端部側に設けられ、発光素子を有する発光モジュールと;前記ソケット本体と、前記発光モジュールと、の間であって、前記ソケット本体の一方の端部に埋め込まれた伝熱部と;前記伝熱部と、前記ソケット本体と、の間の隙間に設けられた充填部と;前記隙間と、前記ソケット本体の外部と、を連通する孔の内部に設けられた栓と;を具備している。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、車両用照明装置、車両用灯具、およびソケットの製造方法に関する。
ソケットと、ソケットの一方の端部側に設けられ、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を有する発光モジュールと、を備えた車両用照明装置がある。
車両用照明装置に設けられるソケットには、発光モジュールにおいて発生した熱の放熱性が高く、且つ、軽量であることが望まれている。
そのため、高熱伝導性樹脂を含むソケットが提案されている。
しかしながら、高熱伝導性樹脂は、アルミニウムなどと比べて熱伝導率が低い。そのため、高熱伝導性樹脂を含むソケット本体と、発光モジュールとの間に、アルミニウムを含む伝熱部を設ける技術が提案されている。アルミニウムを含む伝熱部を設ければ、発光モジュールにおいて発生した熱を拡散させることができるので放熱性を向上させることができる。
この場合、放熱性を向上させるためには、ソケット本体と伝熱部とを密着させることが好ましい。そのため、インサート成形法を用いて、ソケット本体と伝熱部とを一体に成形する技術が提案されている。しかしながら、インサート成形法を用いて、ソケット本体と伝熱部とを一体に成形すると、ソケット本体と伝熱部との間に隙間が生じる場合がある。ソケット本体と伝熱部との間に隙間が生じると、ソケット本体と伝熱部との間の伝熱が妨げられることになる。
また、ソケット本体と伝熱部とを別々に形成し、ソケット本体と伝熱部とを接着剤で接合したり、ソケット本体と伝熱部との間に熱伝導グリスからなる層を設けたりする技術も提案されている。しかしながら、この様にすると、接着剤や熱伝導グリスが発光モジュールの外側にはみ出すおそれがある。また、製造工程が煩雑となったり、製造コストが増大したりするおそれもある。
そこで、インサート成形法を用いて、ソケット本体と伝熱部とを一体に成形する場合であっても放熱性を向上させることができる技術の開発が望まれていた。
特開2016−195099号公報 特開2013−247061号公報
本発明が解決しようとする課題は、インサート成形法を用いて、ソケット本体と伝熱部とを一体に成形する場合であっても放熱性を向上させることができる車両用照明装置、車両用灯具、およびソケットの製造方法を提供することである。
実施形態に係る車両用照明装置は、高熱伝導性樹脂を含むソケット本体と;前記ソケット本体の一方の端部側に設けられ、発光素子を有する発光モジュールと;前記ソケット本体と、前記発光モジュールと、の間であって、前記ソケット本体の一方の端部に埋め込まれた伝熱部と;前記伝熱部と、前記ソケット本体と、の間の隙間に設けられた充填部と;前記隙間と、前記ソケット本体の外部と、を連通する孔の内部に設けられた栓と;を具備している。
本発明の実施形態によれば、インサート成形法を用いて、ソケット本体と伝熱部とを一体に成形する場合であっても放熱性を向上させることができる車両用照明装置、車両用灯具、およびソケットの製造方法を提供することができる。
本実施の形態に係る車両用照明装置を例示するための模式斜視図である。 車両用照明装置の模式分解図である。 図1における車両用照明装置のA−A線断面図である。 他の実施形態に係る伝熱部を例示するための模式断面図である。 車両用灯具を例示するための模式部分断面図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(車両用照明装置)
本実施の形態に係る車両用照明装置1は、例えば、自動車や鉄道車両などに設けることができる。自動車に設けられる車両用照明装置1としては、例えば、フロントコンビネーションライト(例えば、デイライトランニングランプ(DRL;Daylight Running Lamp)、ポジションランプ、ターンシグナルランプなどが適宜組み合わされたもの)や、リアコンビネーションライト(例えば、ストップランプ、テールランプ、ターンシグナルランプ、バックランプ、フォグランプなどが適宜組み合わされたもの)などに用いられるものを例示することができる。ただし、車両用照明装置1の用途は、これらに限定されるわけではない。
図1は、本実施の形態に係る車両用照明装置1を例示するための模式斜視図である。
図2は、車両用照明装置1の模式分解図である。
図3は、図1における車両用照明装置1のA−A線断面図である。
図1〜図3に示すように、車両用照明装置1には、ソケット10、発光モジュール20、および給電部30が設けられている。
ソケット10は、ソケット本体10a、伝熱部10b、および充填部10cを有する。 ソケット本体10aは、装着部11、バヨネット12、フランジ13、および放熱フィン14を有する。
装着部11は、フランジ13の、放熱フィン14が設けられる側とは反対側の面に設けられている。装着部11の外形形状は、柱状とすることができる。装着部11の外形形状は、例えば、円柱状である。装着部11は、フランジ13側とは反対側の端面に開口する凹部11aを有する。凹部11aの底面11a1には伝熱部10bが埋め込まれている。また、ソケット本体10aと伝熱部10bとの間には、充填部10cが設けられている。
装着部11には、少なくとも1つのスリット11bを設けることができる。スリット11bの内部には、基板21の角部が設けられる。そのため、発光モジュール20の位置決めができるようになっている。また、スリット11bを設けるようにすれば、基板21の平面形状を大きくすることができる。そのため、基板21上に実装する素子の数を増加させることができる。あるいは、装着部11の外形寸法を小さくすることができるので、装着部11の小型化、ひいては車両用照明装置1の小型化を図ることができる。
バヨネット12は、装着部11の外側面に設けられている。バヨネット12は、車両用照明装置1の外側に向けて突出している。バヨネット12は、フランジ13と対峙している。バヨネット12は、複数設けられている。バヨネット12は、車両用照明装置1を車両用灯具100の筐体101に装着する際に用いられる。バヨネット12は、ツイストロックに用いられるものである。
フランジ13は、板状を呈している。フランジ13は、例えば、円板状を呈したものとすることができる。フランジ13の外側面は、バヨネット12の外側面よりも車両用照明装置1の外方に位置している。
放熱フィン14は、フランジ13の、装着部11側とは反対側に設けられている。放熱フィン14は、少なくとも1つ設けることができる。図1および図2に例示をしたソケット本体10aには複数の放熱フィンが設けられている。複数の放熱フィン14は、所定の方向に並べて設けることができる。放熱フィン14は、板状を呈したものとすることができる。
また、ソケット本体10aには、絶縁部32を挿入する孔10a1と、コネクタ105を挿入する孔10a2が設けられている。孔10a2には、シール部材105aを有するコネクタ105が挿入される。そのため、孔10a2の断面形状は、シール部材105aを有するコネクタ105の断面形状に適合したものとなっている。
発光モジュール20において発生した熱は、主に、伝熱部10bおよび充填部10cを介してソケット本体10aに伝わる。ソケット本体10aに伝わった熱は、主に、放熱フィン14から外部に放出される。
この場合、ソケット10は、発光モジュール20において発生した熱を効率よく放熱することができ、且つ、軽量であることが望まれる。そのため、ソケット本体10aは、高熱伝導性樹脂から形成することが好ましい。高熱伝導性樹脂は、例えば、樹脂と無機材料からなるフィラーを含む。高熱伝導性樹脂は、例えば、PET(Polyethylene terephthalate)やナイロン等の樹脂に、酸化アルミニウムや炭素などからなるフィラーを混合させたものとすることができる。
伝熱部10bは、発光モジュール20(基板21)とソケット本体10aとの間に設けられている。伝熱部10bは、ソケット本体10aの一方の端部(例えば、凹部11aの底面11a1)に埋め込まれている。伝熱部10bの発光モジュール20側の面10b1は、凹部11aの底面11a1から露出している。この場合、伝熱部10bの面10b1は、凹部11aの底面11a1と面一とすることもできるし、凹部11aの底面11a1よりも突出させることもできるし、凹部11aの底面11a1よりもフランジ13側に設けることもできる。伝熱部10bの面10b1が、凹部11aの底面11a1と面一、または、突出していれば、発光モジュール20の取り付けが容易となる。伝熱部10bの面10b1が、凹部11aの底面11a1と面一、または、フランジ13側に設けられていれば、伝熱部10bの保持を強固なものとすることができる。
伝熱部10bは、発光モジュール20において発生した熱が、ソケット本体10aに伝わりやすくするために設けられる。そのため、伝熱部10bは、熱伝導率の高い材料から形成することが好ましい。伝熱部10bは、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金などの金属から形成することができる。
伝熱部10bの形状には特に限定はないが、図2および図3に示すように、板状を呈する伝熱部10bとすることができる。板状を呈する伝熱部10bとすれば、伝熱部10bの製造が容易となる。
また、ソケット本体10a(装着部11、バヨネット12、フランジ13、および放熱フィン14)と伝熱部10bは、インサート成形法を用いて一体成形することができる。この場合、ソケット本体10a、伝熱部10b、および給電部30を、インサート成形法を用いて一体成形することもできる。
図3に示すように、充填部10cは、伝熱部10bとソケット本体10aとの間に設けられている。充填部10cは、伝熱部10bと、ソケット本体10aとの間の隙間に設けられている。
なお、充填部10cに関する詳細は後述する。
発光モジュール20は、ソケット本体10aの一方の端部側に設けられている。
発光モジュール20は、基板21、発光素子22、抵抗23、制御素子24、枠部25、および封止部26を有する。
基板21は、例えば、伝熱部10bの面10b1に接着することができる。接着剤は、熱伝導率の高い接着剤とすることが好ましい。例えば、接着剤は、無機材料を用いたフィラーが混合された接着剤とすることができる。無機材料は、例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどのセラミックス、炭素などとすることができる。接着剤の熱伝導率は、例えば、0.5W/(m・K)以上、10W/(m・K)以下とすることができる。
基板21は、板状を呈するものとすることができる。基板21の平面形状は、例えば、四角形とすることができる。基板21の材料や構造には特に限定はない。例えば、基板21は、セラミックス(例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなど)などの無機材料、紙フェノールやガラスエポキシなどの有機材料などから形成することができる。また、基板21は、金属板の表面を絶縁性材料で被覆したものであってもよい。なお、金属板の表面を絶縁性材料で被覆する場合には、絶縁性材料は、有機材料からなるものであってもよいし、無機材料からなるものであってもよい。発光素子22の発熱量が多い場合には、放熱の観点から熱伝導率の高い材料を用いて基板21を形成することが好ましい。熱伝導率の高い材料としては、例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどのセラミックス、高熱伝導性樹脂、金属板の表面を絶縁性材料で被覆したものなどを例示することができる。また、基板21は、単層であってもよいし、多層であってもよい。
また、基板21の表面には、配線パターン21aが設けられている。配線パターン21aは、例えば、銀を主成分とする材料から形成することができる。配線パターン21aは、例えば、銀や銀合金から形成することができる。ただし、配線パターン21aの材料は、銀を主成分とする材料に限定されるわけではない。配線パターン21aは、例えば、銅を主成分とする材料などから形成することもできる。
発光素子22は、基板21の、凹部11aの底面11a1側とは反対側に設けられている。発光素子22は、基板21の上に設けられている。発光素子22は、配線パターン21aと電気的に接続されている。発光素子22は、例えば、発光ダイオード、有機発光ダイオード、レーザダイオードなどとすることができる。発光素子22は、少なくとも1つ設けることができる。複数の発光素子22が設けられる場合には、複数の発光素子22を直列接続することができる。また、発光素子22は、抵抗23と直列接続されている。
発光素子22は、表面実装型の発光素子、リード線を有する砲弾型の発光素子、およびチップ状の発光素子などとすることができる。この場合、チップ状の発光素子とすれば、狭い領域に多くの発光素子22を設けることができる。そのため、発光モジュール20の小型化、ひいては車両用照明装置1の小型化を図ることができる。以下においては、発光素子22がチップ状の発光素子である場合を例示する。
チップ状の発光素子22は、COB(Chip On Board)により実装することができる。チップ状の発光素子22は、例えば、上部電極型の発光素子、上下電極型の発光素子、フリップチップ型の発光素子などとすることができる。図1〜図3に例示をした発光素子22は、上下電極型の発光素子である。上部電極型または上下電極型の発光素子22は、配線21bにより配線パターン21aと電気的に接続することができる。発光素子22と配線パターン21aとは、例えば、ワイヤーボンディング法により電気的に接続することができる。フリップチップ型の発光素子22は、配線パターン21aの上に直接実装することができる。
抵抗23は、基板21の、凹部11aの底面11a1側とは反対側に設けられている。抵抗23は、基板21の上に設けられている。抵抗23は、配線パターン21aと電気的に接続されている。抵抗23は、例えば、表面実装型の抵抗器、リード線を有する抵抗器(酸化金属皮膜抵抗器)、スクリーン印刷法などを用いて形成された膜状の抵抗器などとすることができる。なお、図1および図2に例示をした抵抗23は、膜状の抵抗器である。
膜状の抵抗器の材料は、例えば、酸化ルテニウム(RuO)とすることができる。膜状の抵抗器は、例えば、スクリーン印刷法および焼成法を用いて形成することができる。抵抗23が膜状の抵抗器であれば、抵抗23と基板21との接触面積を大きくすることができるので、放熱性を向上させることができる。また、複数の抵抗23を一度に形成することができる。そのため、生産性を向上させることができ、また、複数の抵抗23における抵抗値のばらつきを抑制することができる。
ここで、発光素子22の順方向電圧特性には、ばらつきがあるので、アノード端子とグランド端子との間の印加電圧を一定にすると、発光素子22から照射される光の明るさ(光束、輝度、光度、照度)にばらつきが生じる。そのため、発光素子22から照射される光の明るさが所定の範囲内に収まるように、抵抗23により、発光素子22に流れる電流の値が所定の範囲内となるようにする。この場合、抵抗23の抵抗値を変化させることで、発光素子22に流れる電流の値が所定の範囲内となるようにする。
抵抗23が表面実装型の抵抗器やリード線を有する抵抗器などの場合には、発光素子22の順方向電圧特性に応じて適切な抵抗値を有する抵抗23を選択する。抵抗23が膜状の抵抗器の場合には、抵抗23の一部を除去すれば、抵抗値を増加させることができる。例えば、抵抗23にレーザ光を照射すれば抵抗23の一部を容易に除去することができる。抵抗23の数、大きさ、配置などは、例示をしたものに限定されるわけではなく、発光素子22の数や仕様などに応じて適宜変更することができる。
制御素子24は、基板21の、凹部11aの底面11a1側とは反対側に設けられている。制御素子24は、基板21の上に設けられている。制御素子24は、配線パターン21aと電気的に接続されている。制御素子24は、逆方向電圧が発光素子22に印加されないようにするため、および、逆方向からのパルスノイズが発光素子22に印加されないようにするために設けられている。
制御素子24は、例えば、ダイオードとすることができる。制御素子24は、例えば、表面実装型のダイオードや、リード線を有するダイオードなどとすることができる。図1および図2に例示をした制御素子24は、表面実装型のダイオードである。
その他、発光素子22の断線の検出や、誤点灯防止などのために、プルダウン抵抗を設けることもできる。また、配線パターン21aや膜状の抵抗器などを覆う被覆部を設けることもできる。被覆部は、例えば、ガラス材料を含むものとすることができる。
チップ状の発光素子22の場合には、枠部25および封止部26を設けることができる。
枠部25は、基板21の、凹部11aの底面11a1側とは反対側に設けられている。枠部25は、基板21の上に設けられている。枠部25は、基板21に接着されている。枠部25は、発光素子22を囲んでいる。例えば、枠部25は、環状形状を有し、内側に複数の発光素子22が配置されるようになっている。枠部25は、樹脂から形成することができる。樹脂は、例えば、PBT(polybutylene terephthalate)、PC(polycarbonate)、PET、ナイロン(Nylon)、PP(polypropylene)、PE(polyethylene)、PS(polystyrene)などの熱可塑性樹脂とすることができる。
また、樹脂に酸化チタンなどの粒子を混合して、発光素子22から出射した光に対する反射率を向上させることができる。なお、酸化チタンの粒子に限定されるわけではなく、発光素子22から出射した光に対する反射率が高い材料からなる粒子を混合させるようにすればよい。また、枠部25は、例えば、白色の樹脂から形成することもできる。
枠部25の内壁面は、基板21から離れるに従い枠部25の中心軸から離れる方向に傾斜する斜面とすることができる。枠部25の内壁面が斜面となっていれば、枠部25の内壁面に入射した光を車両用照明装置1の正面側に出射するのが容易となる。
すなわち、枠部25は、封止部26の形成範囲を規定する機能と、リフレクタの機能とを有することができる。
封止部26は、枠部25の内側に設けられている。封止部26は、枠部25の内側を覆っている。すなわち、封止部26は、枠部25の内側に設けられ、発光素子22や配線21bなどを覆っている。封止部26は、透光性を有する材料から形成することができる。封止部26は、例えば、枠部25の内側に樹脂を充填することで形成することができる。樹脂の充填は、例えば、ディスペンサなどの液体定量吐出装置を用いて行うことができる。充填する樹脂は、例えば、シリコーン樹脂などとすることができる。
また、封止部26には、蛍光体を含めることができる。蛍光体は、例えば、YAG系蛍光体(イットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体)とすることができる。ただし、蛍光体の種類は、車両用照明装置1の用途などに応じて所望の発光色が得られるように適宜変更することができる。
また、枠部25を設けずに封止部26のみを設けることもできる。封止部26のみを設ける場合には、例えば、ドーム状の封止部26が基板21の上に設けられるようにすることができる。
給電部30は、給電端子31および絶縁部32を有する。
給電端子31は、棒状体とすることができる。給電端子31は、凹部11aの底面11a1から突出している。給電端子31は、複数設けられている。複数の給電端子31は、所定の方向に並べて設けることができる。複数の給電端子31は、絶縁部32の内部に設けられている。複数の給電端子31は、絶縁部32の内部を延び、絶縁部32の発光モジュール20側の端面、および絶縁部32の放熱フィン14側の端面から突出している。複数の給電端子31の発光モジュール20側の端部は、基板21に設けられた配線パターン21aと電気的および機械的に接続されている。すなわち、給電端子31の一方の端部は、配線パターン21aと半田付けされている。複数の給電端子31の放熱フィン14側の端部は、孔10a2の内部に露出している。孔10a2の内部に露出する複数の給電端子31には、コネクタ105が嵌め合わされる。給電端子31は、導電性を有する。給電端子31は、例えば、銅合金などの金属から形成することができる。なお、給電端子31の数、形状、配置、材料などは例示をしたものに限定されるわけではなく、適宜変更することができる。
前述したように、ソケット本体10aは高熱伝導性樹脂から形成されている。ところが、高熱伝導性樹脂は導電性を有している場合がある。例えば、炭素からなるフィラーを含む高熱伝導性樹脂は、導電性を有している。そのため、絶縁部32は、給電端子31と、導電性を有するソケット本体10aとの間を絶縁するために設けられている。また、絶縁部32は、複数の給電端子31を保持する機能をも有する。なお、ソケット本体10aが絶縁性を有する高熱伝導性樹脂(例えば、セラミックスからなるフィラーを含む高熱伝導性樹脂)から形成される場合には、絶縁部32を省くことができる。この場合、ソケット本体10aが複数の給電端子31を保持する。
絶縁部32は、絶縁性を有している。絶縁部32は、絶縁性を有する樹脂から形成することができる。
ここで、自動車に設けられる車両用照明装置1の場合には、使用環境の温度が、−40℃〜85℃となる。そのため、絶縁部32の材料の熱膨張係数は、ソケット本体10aの材料の熱膨張係数となるべく近くなるようにすることが好ましい。この様にすれば、絶縁部32とソケット本体10aとの間に発生する熱応力を低減させることができる。例えば、絶縁部32の材料は、ソケット本体10aの材料である高熱伝導性樹脂に含まれる樹脂とすることができる。
絶縁部32は、例えば、ソケット本体10aに設けられた孔10a1に圧入したり、孔10a1の内壁に接着したりすることができる。
次に、充填部10cについてさらに説明する。
放熱性を向上させるためには、ソケット本体10aと伝熱部10bとを密着させることが好ましい。この場合、インサート成形法を用いれば、ソケット本体10aと伝熱部10bとを一体に成形することができる。ところが、インサート成形法を用いて、ソケット本体10aと伝熱部10bとを一体に成形すると、ソケット本体10aと伝熱部10bとの間に隙間が生じる場合がある。例えば、溶融した高熱伝導性樹脂が硬化する際に高熱伝導性樹脂が収縮するので、ソケット本体10aと伝熱部10bとの間に隙間が生じる場合がある。隙間には空気やガスが存在するが、気体は固体に比べて熱伝導率が低いので、ソケット本体10aと伝熱部10bとの間に隙間が生じると、ソケット本体10aと伝熱部10bとの間の伝熱が妨げられることになる。
この場合、ソケット本体10aと伝熱部10bとを別々に形成し、ソケット本体10aと伝熱部10bとを接着剤で接合したり、ソケット本体10aと伝熱部10bとの間に熱伝導グリス(放熱グリス)からなる層を設けたりすれば、ソケット本体10aと伝熱部10bとの間に気体からなる層が形成されるのを抑制することができる。しかしながら、この様にすると、接着剤や熱伝導グリスが発光モジュール20の外側にはみ出すおそれがある。また、ソケット本体10aと伝熱部10bとを別々に形成したり、伝熱部10bをソケット本体10aに接合したりすることが必要となるので、製造工程が煩雑となったり、製造コストが増大したりするおそれもある。
そこで、本実施の形態に係るソケット10においては、ソケット本体10aと伝熱部10bとの間に充填部10cを設けるようにしている。
また、ソケット本体10aと伝熱部10bとの間の隙間と、ソケット本体10aの外部とを連通する少なくとも1つの孔10a4が設けられている。図2および図3に例示をしたものの場合には、ソケット本体10aの、伝熱部10bと対峙する面10a3に、ソケット本体10aの外部と連通する孔10a4が設けられている。また、孔10a4の内部には栓10a5が設けられている。栓10a5は孔10a4を閉鎖している。
充填部10cは、例えば、接着剤や溶融した樹脂が硬化することで形成されたものとすることができる。
接着剤は、前述した無機材料を用いたフィラーが混合された接着剤とすることが好ましい。この場合、硬化後に弾性を有する接着剤とすることが好ましい。例えば、接着剤は、シリコーン系樹脂に無機材料を用いたフィラーが混合された接着剤とすることができる。硬化後に弾性を有する接着剤とすれば、弾性を有する充填部10cとすることができるので、車両用照明装置1の使用環境の温度が変動して熱膨張や収縮が発生したり、車両用照明装置1の点灯と消灯に伴う熱膨張や収縮が発生したりしても、充填部10cとソケット本体10aとの間、充填部10cと伝熱部10bとの間に隙間が生じるのを抑制することができる。
溶融した樹脂の種類には特に限定はないが、形成された充填部10cの熱膨張係数がソケット本体10aの熱膨張係数となるべく近くなるようにすることが好ましい。この様にすれば、前述した熱膨張や収縮が発生したとしても充填部10cとソケット本体10aが剥離したり、充填部10cにひびなどが発生したりするのを抑制することができる。溶融した樹脂は、例えば、ソケット本体10aに含まれている高熱伝導性樹脂、この高熱伝導性樹脂に含まれている樹脂などとすることができる。なお、充填部10cが高熱伝導性樹脂を含んでいれば、放熱性を向上させることができる。
すなわち、充填部10cは、樹脂を含むことができる。この場合、樹脂は、シリーコーンとすることができる。充填部10cは、無機材料を用いたフィラーをさらに含むことができる。充填部10cは、ソケット本体10aに含まれる高熱伝導性樹脂を含むことができる。
また、充填部10cは、例えば、熱伝導グリスを含むものとすることができる。熱伝導グリスの種類には特に限定はないが、例えば、変性シリコーンに、無機材料(例えば、酸化アルミニウムや窒化アルミニウムなどのセラミックス、炭素など)を用いたフィラーが混合されたものとすることができる。熱伝導グリスの熱伝導率は、例えば、1W/(m・K)以上、5W/(m・K)以下とすることができる。熱伝導グリスは、ある程度の流動性を有しているので前述した熱膨張や収縮が発生したとしても、充填部10cとソケット本体10aとの間、充填部10cと伝熱部10bとの間に隙間が生じるのを抑制することができる。
ここで、インサート成形法を用いてソケット本体10a、伝熱部10b、および充填部10cを一体成形することはできない。そのため、インサート成形法を用いてソケット本体10aおよび伝熱部10bを一体成形し、その後、ソケット本体10aと伝熱部10bとの間に伝熱部10bを設けるようにする。
前述したように、ソケット本体10aと伝熱部10baとの間の隙間と、ソケット本体10aの外部とを連通する孔10a4が設けられている。そのため、孔10a4を介して、ソケット本体10aと伝熱部10bとの間の隙間に、接着剤、溶融した樹脂、熱伝導グリスを充填することができる。また、孔10a4の内部に栓10a5を設けることで、充填した接着剤、樹脂、熱伝導グリスが漏れ出すのを防ぐことができる。
ソケット本体10aと伝熱部10bとの間の隙間は、成形条件を適宜調整することで形成することができる。例えば、射出圧や保圧を低めにしたり、高熱伝導性樹脂の量を少なめにしたり、金型の温度を調整したりすれば、ソケット本体10aと伝熱部10bとの間にヒケが生じ易くなるので、隙間を形成することができる。
なお、ヒケ(隙間)の位置や大きさなどは、高熱伝導性樹脂の流動性、ソケット本体10aや伝熱部10bの大きさや形状などの影響を受ける。そのため、適切な隙間を形成するための条件は、実験やシミュレーションを行うことで適宜決定することが好ましい。なお、隙間を形成するための条件が一定であれば、ヒケ(隙間)の位置や大きさなどを安定させることができる。
また、ソケット本体10aと伝熱部10bとの間の隙間は、金型により形成してもよい。金型により隙間を形成すれば、隙間の位置や大きさなどをさらに安定させることができる。
孔10a4は、少なくとも1つ設けられていればよい。この場合、複数の孔10a4を設ければ、一方の孔10a4から接着剤、樹脂、熱伝導グリスを供給し、他方の孔10a4から空気を逃がすことができる。そのため、接着剤、樹脂、熱伝導グリスの充填が容易となる。
孔10a4は、金型により形成することもできるし、金型の内部において伝熱部10bを保持する押さえピンにより形成することもできる。
栓10a5は、孔10a4を閉鎖できるものであれば特に限定はない。
例えば、隙間に熱伝導グリスが充填される場合には、金属製や樹脂製の栓10a5を孔10a4に圧入したり、接着したりすることができる。また、ネジ状の栓10a5を孔10a4にねじ込むこともできる。
接着剤や溶融した樹脂を孔10a4に充填し、これらを硬化させることで栓10a5を形成することもできる。
例えば、隙間に接着剤が充填される場合には、孔10a4の内部にも接着剤を充填し、これを硬化することで栓10a5を形成することができる。溶融した樹脂を孔10a4に充填し、これを硬化させることで栓10a5を形成することもできる。また、前述したものと同様に、金属製や樹脂製の栓10a5を孔10a4に圧入したり、接着したりすることもできる。ネジ状の栓10a5を孔10a4にねじ込むこともできる。
すなわち、栓10a5は充填部10cと一体に設けられていてもよいし、栓10a5は充填部10cと別々に設けられていてもよいし、栓10a5は充填部10cと接触していてもよい。栓10a5の材料は充填部10cの材料と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
以上に説明したように、ソケット本体10aと伝熱部10bとの間の隙間には充填部10cが設けられている。そのため、インサート成形法を用いて、ソケット本体10aと伝熱部10bとを一体に成形する場合であっても放熱性を向上させることができる。
図4は、他の実施形態に係る伝熱部10baを例示するための模式断面図である。
前述した伝熱部10bは板状を呈しているが、伝熱部10baは、少なくとも一方の端部側が放熱フィン14側に屈曲した形状を有している。なお、図4に例示をした伝熱部10baは、両側の端部が放熱フィン14側に屈曲した形状を有している。伝熱部10baの端部は、放熱フィン14の内部に設けることができる。この様にすれば、発光モジュール20において発生した熱を放熱フィン14に伝達するのが容易となる。そのため、車両用照明装置1の放熱性を向上させることができる。
また、前述した伝熱部10bの場合と同様に、充填部10c、孔10a4、栓10a5などが設けられている。
そのため、インサート成形法を用いて、ソケット本体10aと伝熱部10baとを一体に成形する場合であっても放熱性を向上させることができる。
(ソケットの製造方法)
本実施の形態に係るソケットの製造方法においては、まず、インサート成形法により、ソケット本体10aと伝熱部10b(伝熱部10ba)とを一体に成形する。
また、この工程において、ソケット本体10aと伝熱部10b(伝熱部10ba)との間にヒケを生じさせることで隙間を形成したり、金型により隙間を形成したりする。
また、この工程において、ソケット本体10aと伝熱部10b(伝熱部10ba)との間の隙間と、ソケット本体10aの外部とを連通する孔10a4を形成する。
次に、孔10a4を介して、充填部10cとなる材料(例えば、接着剤、溶融した樹脂、熱伝導グリス)を隙間の内部に充填する。
次に、孔10a4の内部に栓10a5を設けることで孔10a4を閉鎖する。
以上の様にして、ソケット10を形成することができる。
すなわち、本実施の形態に係るソケットの製造方法は、以下の工程を備えることができる。
インサート成形法を用いて、高熱伝導性樹脂を含むソケット本体10aと、ソケット本体10aの一方の端部側に位置する伝熱部10bと、を一体に成形する工程。
ソケット本体10aと、伝熱部10bと、の間に形成された隙間に、熱伝導グリスまたは樹脂を充填する工程。
この場合、熱伝導グリスまたは樹脂を充填する工程において、隙間と、ソケット本体10aの外部と、を連通する孔10a4を介して、熱伝導グリスまたは前記樹脂を充填する。
また、孔10a4を塞ぐ工程をさらに備えることができる。
なお、各工程の内容は前述したものと同様とすることができるので、詳細な説明は省略する。
(車両用灯具)
次に、車両用灯具100について例示する。
なお、以下においては、一例として、車両用灯具100が自動車に設けられるフロントコンビネーションライトである場合を説明する。ただし、車両用灯具100は、自動車に設けられるフロントコンビネーションライトに限定されるわけではない。車両用灯具100は、自動車や鉄道車両などに設けられる車両用灯具であればよい。
図5は、車両用灯具100を例示するための模式部分断面図である。
図5に示すように、車両用灯具100には、車両用照明装置1、筐体101、カバー102、光学要素部103、シール部材104、およびコネクタ105が設けられている。
筐体101は、装着部11を保持する。筐体101は、一方の端部側が開口した箱状を呈している。筐体101は、例えば、光を透過しない樹脂などから形成することができる。筐体101の底面には、装着部11のバヨネット12が設けられた部分が挿入される取付孔101aが設けられている。取付孔101aの周縁には、装着部11に設けられたバヨネット12が挿入される凹部が設けられている。なお、筐体101に取付孔101aが直接設けられる場合を例示したが、取付孔101aを有する取付部材が筐体101に設けられていてもよい。
車両用照明装置1を車両用灯具100に取り付ける際には、装着部11のバヨネット12が設けられた部分を取付孔101aに挿入し、車両用照明装置1を回転させる。すると、取付孔101aの周縁に設けられた凹部にバヨネット12が保持される。この様な取り付け方法は、ツイストロックと呼ばれている。
カバー102は、筐体101の開口を塞ぐようにして設けられている。カバー102は、透光性を有する樹脂などから形成することができる。カバー102は、レンズなどの機能を有するものとすることもできる。
光学要素部103には、車両用照明装置1から出射した光が入射する。光学要素部103は、車両用照明装置1から出射した光の反射、拡散、導光、集光、所定の配光パターンの形成などを行う。
例えば、図5に例示をした光学要素部103はリフレクタである。この場合、光学要素部103は、車両用照明装置1から出射した光を反射して、所定の配光パターンが形成されるようにする。
シール部材104は、フランジ13と筐体101の間に設けられている。シール部材104は、環状を呈するものとすることができる。シール部材104は、ゴムやシリコーン樹脂などの弾性を有する材料から形成することができる。
車両用照明装置1が車両用灯具100に取り付けられた際には、シール部材104は、フランジ13と筐体101との間に挟まれる。そのため、シール部材104により、筐体101の内部空間が密閉される。また、シール部材104の弾性力により、バヨネット12が筐体101に押し付けられる。そのため、車両用照明装置1が、筐体101から脱離するのを抑制することができる。
コネクタ105は、孔10a2の内部に露出している複数の給電端子31の端部に嵌め合わされる。コネクタ105には、図示しない電源などが電気的に接続されている。そのため、コネクタ105を給電端子31の端部に嵌め合わせることで、図示しない電源などと、発光素子22とが電気的に接続される。
また、コネクタ105は、段差部分を有している。そして、シール部材105aが、段差部分に取り付けられている。シール部材105aは、孔10a2の内部に水が侵入するのを防ぐために設けられている。シール部材105aを有するコネクタ105が孔10a2に挿入された際には、孔10a2が水密となるように密閉される。
シール部材105aは、環状を呈するものとすることができる。シール部材105aは、ゴムやシリコーン樹脂などの弾性を有する材料から形成することができる。コネクタ105は、例えば、接着剤などを用いてソケット10側の要素に接合することもできる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1 車両用照明装置、10 ソケット、10a ソケット本体、10a4 孔、10b 伝熱部、10ba 伝熱部、10a5 栓、10c 充填部、11 装着部、12 バヨネット、13 フランジ、14 放熱フィン、20 発光モジュール、22 発光素子、100 車両用灯具

Claims (12)

  1. 高熱伝導性樹脂を含むソケット本体と;
    前記ソケット本体の一方の端部側に設けられ、発光素子を有する発光モジュールと;
    前記ソケット本体と、前記発光モジュールと、の間であって、前記ソケット本体の一方の端部に埋め込まれた伝熱部と;
    前記伝熱部と、前記ソケット本体と、の間の隙間に設けられた充填部と;
    前記隙間と、前記ソケット本体の外部と、を連通する孔の内部に設けられた栓と;
    を具備した車両用照明装置。
  2. 前記充填部は、熱伝導グリスを含む請求項1記載の車両用照明装置。
  3. 前記熱伝導グリスは、シリーコーンと、無機材料を用いたフィラーと、を含む請求項2記載の車両用照明装置。
  4. 前記充填部は、樹脂を含む請求項1記載の車両用照明装置。
  5. 前記充填部は、無機材料を用いたフィラーをさらに含む請求項4記載の車両用照明装置。
  6. 前記樹脂はシリーコーンである請求項4または5に記載の車両用照明装置。
  7. 前記充填部は、前記高熱伝導性樹脂を含む請求項1記載の車両用照明装置。
  8. 前記栓の材料は、前記充填部の材料とは異なる請求項1〜7のいずれか1つに記載の車両用照明装置。
  9. 前記栓の材料は、前記充填部の材料と同じである請求項1、4〜7のいずれか1つに記載の車両用照明装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1つに記載の車両用照明装置と;
    前記車両用照明装置が取り付けられる筐体と;
    を具備した車両用灯具。
  11. 車両用照明装置に設けられるソケットを製造する方法であって、
    インサート成形法を用いて、高熱伝導性樹脂を含むソケット本体と、前記ソケット本体の一方の端部側に位置する伝熱部と、を一体に成形する工程と;
    前記ソケット本体と、前記伝熱部と、の間に形成された隙間に、熱伝導グリスまたは樹脂を充填する工程と;
    を具備し、
    前記熱伝導グリスまたは前記樹脂を充填する工程において、前記隙間と、前記ソケット本体の外部と、を連通する孔を介して、前記熱伝導グリスまたは前記樹脂を充填するソケットの製造方法。
  12. 前記孔を塞ぐ工程をさらに具備した請求項11記載のソケットの製造方法。
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