JP2019135602A - 情報管理システムおよび情報管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】一度登録された作業データの修正について、修正前後の作業データを関連付け、正当性を判断する仕組みを構築する。【解決手段】プロセッサと、前記プロセッサに接続される記憶装置と、を有する情報管理システムであって、記憶装置は、データを保持し、データに適用されるルールと、当該ルールに適合する二つのデータの差分の妥当性を示す第1指標と、の複数の組を含むルール情報を保持し、プロセッサは、新たなデータが入力されると、ルール情報に含まれるルールのうち、新たなデータと記憶装置に保持されているデータとが適合するルールを特定し、特定されたルールに対応する第1指標を合計し、第1指標の合計値に基づいて、二つのデータの差分の妥当性を判定し、妥当性の判定の結果と、妥当性の判定の根拠とを出力する。【選択図】図10

Description

本発明は、データを分析する技術に関する。
労働人口の減少が問題視される中、これまで人間が行ってきた業務の一部を自動化するRPA(Robotic Process Automation)という技術が近年注目されている。定型業務については実際に本技術が適用され始め、また、非定型業務についても今後導入が進み、10〜20年後には現在の業種の49%が自動化されると考えられている。
一方、企業会計において、内部監査統制を徹底させることは、利益を水増ししていないことを投資家に証明し、経営者と投資家の間の情報の非対称性を減少させることにつながる。その結果、エージェンシーコストを低減し、企業価値を高める効果を持つ(監査の質に関する評判仮説)。
近年、特に大企業における不正会計の存在が問題視されており、内部統制の有効性を対外的に実証するニーズが高まっている。このようなニーズに対しては、その稼動履歴などを内部監査統制の客観的な証跡として提出することが可能な、機械的な監査システムが有効である。このため、会計データに対し監査システムが統制する観点を増やし、監査システムの実効性を高めることが求められている。
特許文献1によれば、入力された会計データと監査統制情報とに基づいて、その仕訳パターンが監査対象であるか否かを判定し、その判定結果が監査対象である場合に、監査対象の会計データが発生したこと示すアラート情報を統制端末に表示する。これによって、入力された全ての作業データを監査対象とすることのできる、機械的な監査システムが実現される。
特開2008−97267号公報
業績操作などの不正会計を伴う会計データには、予算消化状況または部門業績推移などを鑑みながら、一度登録した会計データの修正または編集という形で、売掛日または受注部門を人為的に変更して再登録されるものがある。これらの再登録前後でそれぞれ登録される作業データ単独では内部統制基準に整合的であり、再登録前後のデータを関連付けて監査した場合に初めてその正当性が疑われる場合がある。
一方、不正会計を伴わないもののうちでも、登録の修正の必要性が高い会計データとして、受任作業における作業データがある。ここで受任作業とは一般に、作業時間数に応じた金額が請求可能な作業を言う。このような作業の原価管理を行う際、作業者の作業内容ごとの日次作業時間データを作業端末から機械的に取得し、それを時間あたりの単価を乗ずることで日々発生した原価として算出し、作業データとして取り扱うことができる。そのような作業時間集計システムおよび原価管理システムを利用する場合、作業端末から機械的に取得した作業データに実際の作業時間(例えば作業端末を使用しない作業の作業時間)を反映するためには、一度登録した作業データを編集することを要する。
このような作業データの修正に対しても、修正の妥当性を判断する必要がある。特に、作業者の人数に作業日数を乗じた数の作業データがあり、それぞれ修正の必要性が高いため、監査対象となるデータの数は膨大となり、この妥当性の判断は、機械的に行わなければ現実的な作業時間で完了することはできない。
また、登録履歴を機械的に保持し内部統制の対象とすることで、悪意を以って修正前の作業データを抹消しようとする試みに対しても監査の目を及ぼすことができる。
特許文献1の技術では、監査統制情報として仕訳パターンごとに事前登録された計上金額の範囲に含まれる作業データを重要取引として抽出し内部監査活動の対象とするが、このような判定手段では付替操作の妥当性を判定することはできないという問題がある。
よって一度登録された作業データの修正について、修正前後の作業データを関連付け、正当性を判断する仕組みを構築することが課題である。
上記の課題を解決するため、本発明は、プロセッサと、前記プロセッサに接続される記憶装置と、を有する情報管理システムであって、前記記憶装置は、データを保持し、前記データに適用されるルールと、当該ルールに適合する二つのデータの差分の妥当性を示す第1指標と、の複数の組を含むルール情報を保持し、前記プロセッサは、新たなデータが入力されると、前記ルール情報に含まれる前記ルールのうち、前記新たなデータと前記記憶装置に保持されているデータとが適合する前記ルールを特定し、特定された前記ルールに対応する前記第1指標を合計し、前記第1指標の合計値に基づいて、前記二つのデータの差分の妥当性を判定し、前記妥当性の判定の結果と、前記妥当性の判定の根拠とを出力することを特徴とする。
本発明によれば、二つのデータの差分の妥当性を判定することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明によって明らかにされる。
実施例1に係るシステム全体の論理構成を示すブロック図である。 実施例1に係る作業内容データベースに格納されている作業内容データの一例を示す説明図である。 実施例1に係る作業者データベースに格納されている作業者データの一例を示す説明図である。 実施例1に係る出力装置に表示され、入力装置で作業データの入力を受け付ける作業データ入力画面の一例を示す説明図である。 実施例1に係る出力装置に表示され、入力装置で内部統制に係るルールの入力を受け付けるスコア設定画面の一例を示す説明図である。 実施例1に係る出力装置に表示され、入力装置で内部統制に係るルールの入力を受け付けるスコア設定画面の一例を示す説明図である。 実施例1に係る内部統制データベースに格納されているルールテーブルの一例を示す説明図である。 実施例1に係る内部統制データベースに格納されているルールテーブルの一例を示す説明図である。 実施例1に係る作業時間自動集計システムまたは作業端末から入力され、既に作業データ登録履歴に登録されている作業データの一例を示す説明図である。 実施例1に係る作業端末に、修正登録依頼時に入力される作業データの一例を示す説明図である。 実施例1に係る修正妥当性判定プログラムに基づく処理全体の論理構成を示す説明図である。 実施例1に係る修正妥当性判定プログラムに基づく処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1に係る内部統制サーバが算出する差分データの一例を示す説明図である。 実施例1に係る近接度算出部が対象とする全ての組み合わせについて算出した近接度データの一例を示す説明図である。 実施例1に係る関連性DBへ格納された関連性データの一例を示す説明図である。 実施例1に係るアラート情報告知プログラムがネットワークを通じて統制端末に送信し出力装置に表示されるアラート画面の一例を示す説明図である。 実施例1に係る近接度算出部が近接度を算出する処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1に係る妥当性算出部が妥当性を算出する処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2に係るシステム全体の論理構成を示すブロック図である。 実施例3に係るシステム全体の論理構成を示すブロック図である。 実施例1に係る内部統制サーバのハードウェア構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の幾つかの実施例を説明する。但し、それらの実施例は本発明を実現するための一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1は、実施例1に係るシステム全体の論理構成を示すブロック図である。
原価管理サーバ100は、作業データや端末の操作者に係るデータを蓄積する装置である。原価管理サーバ100は、作業データ登録履歴101、作業内容データベース102および作業者データベース103を有する。
作業データ登録履歴101には、既に登録された作業データが格納されている。
作業内容データベース102には、作業データ登録履歴101に登録されている作業データに係る関連情報が格納されている。
図2は、実施例1に係る作業内容データベースに格納されている作業内容データ1000の一例を示す説明図である。
作業内容データ1000には、当該作業内容の識別子である作業内容ID1010、当該作業ID1010によって識別される作業の内容を表す作業内容名1020、当該作業内容を含むプロジェクト名を表す所属プロジェクト1030、当該作業内容を含むプロジェクトのプロジェクトマネージャの名前を表すプロジェクトマネージャ1040、当該作業内容の発注元を表す需要先1050、当該作業内容を担当する部署である担当部門1060、当該作業内容の受注額を表す受注額1070、当該作業内容で既に消化した実績工数を表す消化済工数1080、および、当該作業内容についての実績または見込みでの収益率を表す収益率1090など、後述する方式で作業内容間の近接度および作業データ修正の妥当性を算出するために必要な情報が格納されている。
ここで、作業内容間の近接度とは、二つの作業内容の関連性の強さを示す指標であり、近接度が高い作業間で作業時間を移動する修正が発生しやすいと推定される。また、作業データ修正の妥当性は、本実施例では、二つの作業間で作業時間を移動する修正の妥当性を示している。本実施例では、妥当性の高さを示す指標として、後述する正当度が使用される。
作業内容データ1000は、必ずしも作業内容ID1010、作業内容名1020、所属プロジェクト1030、プロジェクトマネージャ1040、需要先1050、担当部門1060、受注額1070、消化済工数1080および収益率1090の全てを保持する必要はない。
また、作業内容データ1000は、上記以外の情報をさらに含んでもよい。図2の例では、作業内容データ1000は、各作業内容の作業が開始された日を表す作業開始日1100、当該作業が完了する予定日を表す工完予定日1110、当該作業が実際に完了した日を表す工完実績日1120、および、当該作業の後継作業の有無を示す後継作業の有無1130を含む。
また、各データの形式は必ずしも文字列または整数である必要はなく、処理上で一意に特定できるような識別子の形であってもよいし、後述する方式で作業内容間の近接度および作業データ修正の妥当性算出のために十分であれば、必ずしも一意でなくとも、一定の範囲に含まれていることを示す形式でもよい。
作業者データベース103には、作業端末110の作業者に係る関連情報が格納されている。
図3は、実施例1に係る作業者データベース103に格納されている作業者データ900の一例を示す説明図である。
作業者データ900には、当該作業者を表す識別子である作業者ID910、当該作業者の氏名を表す作業者名920、当該作業者の所属部門を表す所属部門930、当該作業者の作業時間あたりに発生する原価を表す単価940、当該作業者が遵守すべき勤務体系を表す勤務体系950、および、その他、作業時間の傾向の異常検知から作業データ修正の妥当性を算出するために必要な作業者の作業傾向に係る情報960が含まれる。
図3の例では、作業者データ900は、作業者の作業傾向に係る情報960として、当該作業者が最近従事した作業内容の数を表す直近1ヶ月の従事作業内容数、当該作業者が行った各作業内容の作業時間の平均を表す作業内容あたりの平均作業時間、当該作業者が行った各作業内容の作業時間のばらつきを表す作業内容あたりの作業時間の分散、当該作業者の1日の作業時間の平均を表す1日あたりの平均作業時間、及び、当該作業者の1日の作業時間のばらつきを表す1日当たりの作業時間の分散といった統計的傾向の情報を含む。
作業者データ900は、必ずしも作業者ID910、作業者名920、所属部門930、単価940、勤務体系950および作業者の作業傾向に係る情報960の全てを保持する必要はない。また、各データの形式は必ずしも文字列や整数である必要はなく、処理上で一意に特定できるような識別子の形であってもよいし、後述する方式で作業内容間の近接度および作業データ修正の妥当性算出のために十分であれば、必ずしも一意でなくとも、一定の範囲に含まれていることを示す形式でもよい。
原価管理サーバ100には、通信ネットワーク(例えばLAN(Local Area Network))120を介して、1以上の作業端末110、1以上の統制端末130、1以上の作業時間自動集計システム140、および内部統制サーバ150が接続されている。
作業端末110は作業者が作業データを入力する装置である。作業端末110は出力装置111および入力装置112を有する。
出力装置111は、作業者が作業データを入力するための画面を表示する。
入力装置112は、作業データの入力を受け付ける。
図4は、実施例1に係る出力装置111に表示され、入力装置112で作業データの入力を受け付ける作業データ入力画面800の一例を示す説明図である。
作業データ入力画面800は、対象とする作業日を指定する作業日指定部分810と、当該対象日について作業時間自動集計システム140が後述する方式で取得した作業時間を表示する、自動集計システム記録部分820と、当該対象日について作業データ登録履歴101に記録されている作業データ200を表示する作業データ登録履歴表示部分830と、入力装置112を用いた作業データ210の入力を受け付ける作業データ入力部分840とを有する。
なお、作業データ入力画面800は、必ずしも作業日指定部分810、自動集計システム記録部分820および作業データ登録履歴表示部分830の全てを有する必要はない。特に、登録履歴の有無などに応じて、表示の有無を変更してもよい。
統制端末130は、内部統制担当者が内部監査を行う端末である。統制端末130は出力装置131および入力装置132を有する。
出力装置131は、アラート情報告知プログラム153から送信されたアラート情報を表示する。
入力装置132は、内部統制に係るルールの入力を受け付ける。
図5Aおよび図5Bは、実施例1に係る出力装置131に表示され、入力装置132で内部統制に係るルールの入力を受け付けるスコア設定画面550の一例を示す説明図である。
スコア設定画面550は、後述する方式で作業内容間の近接度を算出するためのスコアを設定する近接度スコア設定部分551と、後述する方式で関連性データ700の妥当性を算出するための指標である正当度のスコアを設定する妥当性スコア設定部分552と、正当度の閾値を設定する閾値設定部554と、設定した値を保存するために操作される保存ボタン555と、設定を取り消すために操作されるキャンセルボタン556と、を有する。
このようなスコア設定画面550を参照して、種々のルールに対応する適切なスコアを容易に設定することができる。これによって設定されたルールの例については図6Aおよび図6Bを参照して説明する。
近接度スコア設定部分551と妥当性スコア設定部分552はそれぞれ、設定項目553ごとに、それぞれが対象とするデータが適合していた場合に近接度および妥当性に値を加算するためのルールと、当該ルールに対象データが適合していた場合に近接度および妥当性に加算する値を定めるスコアとの入力を受け付ける。
なお、近接度スコア設定部分551および妥当性スコア設定部分552は必ずしも必要ではなく、機械学習その他の方式で近接度スコアおよび妥当性スコアとして適当な値を自動的に設定させることもできる。また、図5Aおよび図5Bのように近接度スコア設定部分551および妥当性スコア設定部分552が独立に設定画面を有していてもよいし、両者が同一の画面に表示され、一部の表示(例えば設定項目553)が共有されてもよい。
作業時間自動集計システム140は、ネットワーク120を通じて作業端末110での作業状況を自動的に集計し、その結果が対象日時における作業データとして作業データ登録履歴101に登録される。
作業時間自動集計システム140は、作業端末110と必ずしもネットワーク120を通じて通信しなくてもよい。たとえば、作業端末110自体に組み込まれたソフトウェアであってもよい。
また、作業時間自動集計システム140が自動的に集計する作業データの内容は、キーロガーなどのソフトウェアを用いて実際の作業内容を取得した結果を反映してもよいし、起動時刻と終了時刻から算出された稼働時間を、予め作業者が指定した割合などに従って各作業内容に配分することで生成してもよい。
内部統制サーバ150は、内部統制に係るルールを格納し、また、実際に内部統制を適用するプログラムを備えた装置である。内部統制サーバ150は、内部統制データベース151、修正妥当性判定プログラム152、アラート情報告知プログラム153、出力装置154および入力装置155を備える。
内部統制データベース151には、適用する内部統制ルールに係るデータが格納されている。たとえば、後述する閾値判定部327が参照し、関連性データ700(図13参照、後述)に格納された正当度770または累積正当度の値と比較する閾値530などが内部統制データベース151に格納される。
図6Aおよび図6Bは、実施例1に係る内部統制データベース151に格納されているルールテーブル500の一例を示す説明図である。
ルールテーブル500は、スコア設定画面550の表示のもと、入力装置132から入力された内部統制に係るルールから生成された、近接度および関連性データ700の算出に用いるルールを保持している。
ルールテーブル500は、近接度算出に係るルールテーブル510と、妥当性算出に係るルールテーブル520と、からなる。近接度算出に係るルールテーブル510は、設定項目540ごとに、近接度算出に際して適否を確認するルール511と、当該ルールに適合していた場合に近接度に加算されるスコア512とからなる。妥当性算出に係るルールテーブル520は、設定項目540ごとに、妥当性算出に際して適否を確認するルール521と、当該ルールに適合していた場合に妥当性に加算される正当度のスコア522とからなる。
図6Aの例では、設定項目540の値「所属プロジェクト」、「プロジェクトマネージャ」、「需要先」、「担当部門」、「作業開始日」、「工完予定日」、「工完実績日」、「収益率」、「2作業間の累積修正回数」および「後継作業の有無」に対応するルール511およびスコア512が格納されている。一つの設定項目540の値に対応して複数のルール511およびスコア512が格納されている場合もある。これらは、各設定項目540の値に対応するルール511と、そのルールに適合する作業について行われた修正に関して加算されるべき近接度のスコア512とを対応付ける情報である。
例えば、設定項目540の一つである「所属プロジェクト」に対応する近接度に関するルール511として「2作業間」および「一致」が、そのルールに対応する近接度のスコア512として「16」が格納されている。これは、二つの作業内容の作業時間の一方が減少し、もう一方が増加するような修正が入力された場合において、それらの二つの作業内容が同一のプロジェクトに属する場合、それらの二つの作業内容の組に対応する近接度のスコアとして「16」が加算されることを示している。
なお、図6Aの例では、「所属プロジェクト」以外の項目のルール511に対応するスコア512と比較して、二つの作業内容が同一のプロジェクトに属する場合のスコア512の値が大きい。このことは、二つの作業内容の一方の作業時間が減少し、もう一方の作業時間が増加する修正が入力された場合に、それらの二つの作業内容が同一のプロジェクトに属していれば、それらのうち一方の作業内容が作業時間の移動元、もう一方が作業時間の移動先であると推定されやすいことを示している。
ルールテーブル500に予め適切な近接度のスコアを設定しておくことによって、多数の作業を対象とした作業時間の修正が入力された場合にも、作業時間の移動元と移動先を適切に推定することができる。
同様に、図6Bの例では、設定項目540の値「所属プロジェクト」、「プロジェクトマネージャ」、「需要先」、「担当部門」、「作業開始日」、「工完予定日」、「工完実績日」、「収益率」、「実績工数」、「2作業間の累積修正回数」、「対象日の作業開始日からの日数」、「後継作業の有無」、「修正者の従事作業数」、「修正者の作業時間(平均)」および「修正者の作業時間(分散)」に対応するルール521およびスコア522が格納されている。一つの設定項目540の値に対応して複数のルール521およびスコア522が格納されている場合もある。これらは、各設定項目540の値に対応するルール521と、そのルールに適合する作業について行われた修正に関して加算されるべき正当度のスコア522とを対応付ける情報である。
例えば、設定項目540の一つである「所属プロジェクト」に対応する妥当性に関するルール521として「2作業間」および「相違」が、そのルールに対応する近接度のスコア522として「−16」が格納されている。これは、二つの作業内容の間で作業時間を移動する修正が入力されたと推定された場合において、それらの二つの作業内容が異なるプロジェクトに属する場合、その修正の妥当性を示す正当度のスコアとして「−16」が加算されることを示している。このことは、異なるプロジェクトに属する作業の間で作業時間を移動する修正は妥当でないと判定されやすいことを示している。
さらに、設定項目「収益率」に対応する妥当性に関するルール521として「少なくともどちらかの作業が」および「修正によって赤字→黒字」が、そのルールに対応する近接度のスコア522として「−32」が格納されている。これは、二つの作業内容の間で作業時間を移動する修正が入力されたと推定された場合において、その修正を行った結果、それらの二つの作業の少なくともどちらかの収益が赤字から黒字に変化する場合、その修正の妥当性を示す正当度のスコアとして「−32」が加算されることを示している。これによって、収益を赤字から黒字に変更する修正は妥当でないと判定されやすくなる。
さらに、設定項目「2作業間の累積修正回数」に対応する妥当性に関するルール521として「2以上」が、そのルールに対応する近接度のスコア522として「−8」が格納されている。これは、二つの作業内容の間で作業時間を移動する修正が複数回入力された場合、その修正の妥当性を示す正当度のスコアとして「−8」が加算される。これによって、そのような修正は妥当でないと判定されやすくなる。
さらに、設定項目「修正者の作業時間(平均)」に対応する妥当性に関するルール521として「対象当月」および「7.5時間以下」が、そのルールに対応する近接度のスコア522として「+8」が格納されている。また、設定項目「修正者の作業時間(分散)」に対応する妥当性に関するルール521として「対象当月」および「0.1時間以下」が、そのルールに対応する近接度のスコア522として「−8」が格納されている。これらは、当該修正者の過去の作業が、1日の作業時間の平均が7.5時間以下、作業時間の分散が0.1時間以下となるような統計的傾向を有していることを示している。これによって、その統計的傾向に沿った修正が入力された場合はそのような修正が妥当であると判定されやすくなり、その統計的傾向から乖離する修正が入力された場合にはそのような修正は妥当でないと判定されやすくなる。なお、この例では、作業を行った人物自身が修正を行うことを想定している。
また、図6Bの例では、正当度770と比較される閾値530として「100」が格納されている。これは、ある修正について計算された正当度(すなわち正当度のスコア522の合計)が−100より小さい場合には当該修正の妥当性が低いため内部統制担当者等による確認が必要であると判定されることを示している。
同様に、図6Bの例では、累積正当度(例えば2作業内容間累積正当度781または同一作業日累積正当度791)と比較される閾値530として「120」が格納されている。これは、ある条件を満たす複数回の修正が行われた場合に、それぞれの修正について計算された正当度を当該複数回の修正について合計した値が−120より小さい場合には当該修正の妥当性が低いため内部統制担当者等による確認が必要であると判定されることを示している。
ルールテーブル500に予め適切な正当度のスコアおよび閾値(累積正当度に対応する閾値を含む)を設定しておくことによって、推定された移動元から移動先への作業時間の移動が妥当であるか否かを人間(例えば内部統制担当者)に確認させる必要性を適切に判定することができる。
修正妥当性判定プログラム152は、作業端末110から登録依頼のあった作業データの修正に対して、内部統制データベース151に格納された内部統制ルールを適用し、妥当性を判定する処理を内部統制サーバ150に実行させるためのプログラムである。
アラート情報告知プログラム153は、修正妥当性判定プログラム152で判定した妥当性が、内部統制データベース151に格納された内部統制ルールで設定した閾値を下回った場合に、アラート情報を統制端末130に送信する処理を内部統制サーバ150に実行させるためのプログラムである。
以上が、本実施例に係るシステム全体の論理構成である。
図19は、実施例1に係る内部統制サーバ150のハードウェア構成を示すブロック図である。
内部統制サーバ150は、相互に通信可能に接続されたネットワークインターフェース156、プロセッサ157、メモリ158、記憶装置159、入力装置155および出力装置154を有する計算機である。
ネットワークインターフェース156は、ネットワーク120に接続され、ネットワーク120を介して他の装置と通信するインターフェース装置である。プロセッサ157は、メモリ158に格納されたプログラムに従って種々の処理を実行する。
メモリ158は、プロセッサ157によって実行されるプログラム及びプロセッサ157によって参照されるデータ等を格納する、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の主記憶装置である。本実施例では、メモリ158は少なくとも修正妥当性判定プログラム152およびアラート情報告知プログラム153が格納される。本実施例において内部統制サーバ150が実行する処理は、実際には、これらのプログラムに記述された命令に従ってプロセッサ157が実行する。
記憶装置159は、例えばハードディスクドライブ又はフラッシュメモリ等の比較的大容量の記憶装置である。本実施例の記憶装置159は、少なくとも内部統制データベース151を格納する。記憶装置159は、さらに、原価管理サーバ100からネットワーク120を介して受信した作業データ登録履歴101、作業内容データベース102および作業者データベース103の少なくとも一部を格納してもよい。
記憶装置159に格納されたデータの少なくとも一部は、プロセッサ157による処理の必要に応じてメモリ158にコピーされてもよい。また、修正妥当性判定プログラム152およびアラート情報告知プログラム153も、記憶装置159に格納され、必要に応じてメモリ158にコピーされてもよい。
入力装置155は、内部統制サーバ150の使用者からの情報の入力を受け付ける装置であり、例えばキーボード又はマウス等を含んでもよい。出力装置154は、内部統制サーバ150の使用者に情報を出力する装置であり、例えば液晶表示装置のような画像表示装置を含んでもよい。
図7は、実施例1に係る作業時間自動集計システム140または作業端末110から入力され、既に作業データ登録履歴101に登録されている作業データ200の一例を示す説明図である。この作業データ200は、図4に示した登録済データ830に対応する。
作業データ200は具体的には、作業データ対象日201、作業データ入力日202、作業内容203、作業内容ID204および作業時間205などのデータを含む。
作業データ対象日201は、当該作業データが対象とする、作業が行われた日を表す。作業データ入力日202は、当該作業データが入力された日を表す。なお、図7では作業データ対象日201および作業データ入力日202を日単位で指定するデータ型としているが、週単位など、より粗い指定をするデータ型であってもよいし、午前午後の別を加えるなどしたより細かい指定をするデータ型であってもよい。後述する図8の作業データ対象日211および作業データ入力日212も同様である。
作業内容203は、入力された作業データの内容を表す。
作業内容ID204は、作業内容203を一意に指定する文字列である。なお、図7の例では作業データ200に作業内容203および作業内容ID204の両方が保持されているが、いずれか一方のみが保持されてもよい。後述する図8の作業内容213および作業内容ID214についても同様である。
作業時間205は、当該作業データに係る作業時間(図7の例では、単位は「分」)を表している。
図8は、実施例1に係る作業端末110に、修正登録依頼時に入力される作業データ210の一例を示す説明図である。この作業データ210は、図4の入力データ840に対応する。
作業データ210は具体的には、作業データ対象日211、作業データ入力日212、作業内容213、作業内容ID214および作業時間215などのデータを含む。
作業データ対象日211は、当該作業データが対象とする、作業が行われた日を表す。作業データ入力日212は、当該作業データが入力された日を表す。
作業内容213は、入力された作業データの内容を表す。
作業内容ID214は、作業内容213を一意に指定する文字列である。
作業時間215は、当該作業データに係る作業時間を表している。
図9は、実施例1に係る修正妥当性判定プログラム152に基づく処理全体の論理構成を示す説明図である。また、図10は、実施例1に係る修正妥当性判定プログラム152に基づく処理の流れを示すフローチャートである。以下に、その処理の流れに従って、図9の各機能および図10の各処理を説明する。
なお、図9に示す作業DB310、差分DB311および関連性DB312は、内部統制サーバ150の記憶装置159に格納される。また、図9に示す差分算出部321、近接度算出部322、近接度比較部323、関連性作成部324、差分更新部325、妥当性算出部326および閾値判定部327は、プロセッサ157が修正妥当性判定プログラム152に従って実現する機能である。
前提として、内部統制サーバ150は、作業データ200を作業データ登録履歴101から取得して作業データベース(DB)310に格納しておく。また、内部統制サーバ150は、作業端末110から入力された修正データとして作業データ210を取得し、作業DB310に格納する(S1001)。
差分算出部321は、作業データ200に記録されている各作業内容の作業時間と、作業データ210に記録されている各作業内容の作業時間との差分を算出して差分DB311へ格納する(S1002)。ここで算出した差分を、以下、差分データ400と記載する。
図11は、実施例1に係る内部統制サーバ150が算出する差分データ400の一例を示す説明図である。
差分データ400は、各作業内容を識別する作業内容ID410と、各作業内容の修正前後の作業時間の差分を示す差分420と、を保持している。
図11には、一例として、図7に示した作業データ200が既に作業データ登録履歴101に登録されており、作業端末110から入力された修正データとして図8に示した作業データ210が取得された場合に、それらから算出された差分データ400を示している。
この例では、作業内容ID「XXX」に対応する作業時間として、作業データ200には「120」、作業データ210には「340」がそれぞれ登録されている。この場合、修正によって作業時間が220分増加するため、差分データ400には、作業内容ID「XXX」に対応する差分420として「+220」が登録される。
一方、作業内容ID「AAA」に対応する作業時間は、作業データ200には「120」として登録されているが、作業データ210には登録されていない。このように、一方の作業データのみに登録されている作業内容については、もう一方の作業データにおいて時間が「0」として登録されているものとみなして、差分が計算される。上記の作業内容ID「AAA」の場合、修正によって作業時間が120分から0分に減少するため、差分データ400には、作業内容ID「AAA」に対応する差分420として「−120」が登録される。
他の作業内容についても同様に差分が計算され、作業データ200および210の少なくとも一方に含まれる全ての作業内容についての差分を含む差分データ400が生成される。
次に、近接度算出部322は、作業データ200および作業データ210に記録されている作業内容に関するデータを、作業内容データベース102から取得する。また、近接度算出部322は、内部統制DB151を参照し、適用する内部統制ルールテーブル500から、近接度算出に係るルールテーブル510を取得する(S1003)。
近接度算出部322は、差分データ400の作業内容ID410に含まれる作業内容IDのうち、対応する差分420の値が負である(すなわち修正によって作業時間が減少する)作業内容と、対応する差分420の値が正である(すなわち修正によって作業時間が増加する)作業内容との組み合わせを選び、後述する図15の処理の流れに従って、近接度を算出する(S1004)。
近接度算出部322は、差分データ400の作業内容ID410に含まれる作業内容IDのうち、対応する差分420の値が負である作業内容と、対応する差分420の値が正である作業内容との全ての組み合わせについて近接度の算出が完了したかを判定する(S1005)。全ての組み合わせについて近接度の算出が完了していない場合は、完了するまで近接度算出部322はS1004のステップを繰り返し、近接度を算出する。全ての組み合わせについて近接度の算出が完了したら、処理はS1006に進む。
図12は、実施例1に係る近接度算出部322が対象とする全ての組み合わせについて算出した近接度データ600の一例を示す説明図である。
近接度データ600は、近接度算出部322が対象とする全ての作業内容組み合わせ610について近接度算出部322が算出した近接度620の値を保持している。近接度データ600の具体例については後述する。
S1005において全ての組み合わせについて近接度の算出が完了したと判定された場合、処理はS1006に進む。S1006において、近接度比較部323は、近接度データ600中の、近接度620の値が最も大きい作業内容組み合わせを選択し、関連性作成部324へ送信する。関連性作成部324は、受信した作業内容組み合わせについて、修正前後のデータを関連付け、作業時間205および作業時間215がどの作業内容203からどの作業内容213へ修正されたのかを表す関連性データ700を作成し、関連性DB312へ格納する。
図13は、実施例1に係る関連性DB312へ格納された関連性データ700の一例を示す説明図である。
関連性データ700は、項目として、修正元710、修正先720、対象日730、修正日740、修正時間750、修正者760、正当度770、2作業内容間累積修正回数780、2作業内容間累積正当度781、同一作業日累積修正回数790および同一作業日累積正当度791を含む。
修正元710および修正先720は、それぞれ、関連性作成部324が受信した作業内容組み合わせにおける、修正前に作業時間が登録されていた作業内容、および、修正後に作業時間が登録されている作業内容である。
対象日730および修正日740は、それぞれ、修正データの対象日および修正後の作業データ210が入力された日である。具体的には、関連性データ700を作成する基礎となった作業データ200および作業データ210に登録された作業データ対象日201および作業データ212が、それぞれ対象日730および修正日740の値として保持される。
修正時間750は、関連性データ700で修正された作業時間を表す。具体的には、差分データ400において、修正元710および修正先720に対応する差分420の値のうち絶対値の小さいものの絶対値が修正時間750の値として保持される。
修正後の作業データ210を入力した作業者の名前が、修正者760の値として保持される。後述する方法で算出する修正の妥当性を示す値が、正当度770として保持される。そして、関連性作成部324が受信した作業内容組み合わせの間での修正の登録が依頼された累積回数が2作業内容間累積修正回数780として保持され、当該組み合わせの間での登録された正当度の累積値が2作業内容間累積正当度781として保持される。
さらに、当該作業内容の組み合せの間での修正のうち、同一作業日の修正時間の間での修正の登録が依頼された累積回数が同一作業日累積修正回数790として保持され、当該組み合せの同一作業日の修正の正当度の累積値が同一作業日累積正当度791として保持される。
2作業内容間累積正当度781および同一作業日累積正当度791は、所定の条件(例えば所定の作業の組合せ又は同一の作業日等)を満たす複数の修正の正当度を累積した値である累積正当度の例である。関連性作成部324は、上記以外の条件に基づく累積正当度を計算してもよい。
なお、関連性データ700は、上記の項目の一部を保持しなくてもよい。また、その他のデータベースを参照し、上記以外の項目の値を保持してもよい。例えば、作業者データベース103を参照し、作業者の所属部署を値として保持してもよい。
差分更新部325は、差分DB311に格納された差分データ400から、作成した関連性データ700に記録された作業時間を処理済として更新する。具体的には、差分更新部325は、作成された関連性データ700の修正元710に一致する作業内容ID410に対応する差分420の値に修正時間750を加え、修正先720に一致する作業内容ID410に対応する差分420の値から修正時間750を減ずる。このようにして更新した差分データを差分データ400として差分DB311に再格納する(S1007)。
関連性作成部324は、全ての修正量について関連性データ700の作成が完了したかを判定する(S1008)具体的には、関連性作成部324は、全ての作業内容ID410について差分420の値が0となった場合に全ての修正量について関連性データ700の作成が完了したと判定し、それ以外の場合に完了していないと判定する。
全ての修正量について関連性データ700の作成が完了していない場合、近接度比較部323は、更新された差分データ400の作業内容ID410に含まれる作業内容IDのうち、対応する差分420の値が負である作業内容と、対応する差分420の値が正である作業内容との組み合わせのうち、最も近接度が高い作業内容の組み合わせを選択し、関連性作成部324へ送信する(S1003〜S1006)。
例えば、図12に示すような近接度が計算された場合、近接度620が最も高い作業内容「BBB」と「CCC」との組合せが選択される。これは、作業内容「BBB」の作業時間が180分減少し、作業内容「CCC」の作業時間が180分増加する修正において、作業内容「BBB」および「CCC」がそれぞれ当該作業時間の移動元および移動先であると推定されたことを意味する。
関連性作成部324は、受信した作業内容組み合わせについて、修正前後のデータを関連付け、作業時間205および作業時間215がどの作業内容203からどの作業内容213へ修正されたのかを表す関連性データ700を作成し、関連性DB312へ格納する(S1006)。差分更新部325は、作成した関連性データ700に記録された作業時間が処理済となるように、差分データ400を更新する(S1007)。これらの処理を、全ての作業内容ID410について差分420の値が0となるまで繰り返す(S1008)。
ここで、修正前の作業時間205の総和と修正後の作業時間215の総和とが一致せず、その結果、差分420の総和が0でない場合、S1008の判定においていずれかの作業内容ID410に対応する差分420の値が0にならずに残るため、図10の処理は終了しない。このとき、内部統制サーバ150は、以下のような方法で図10の処理を終了させてもよい。例えば、内部統制サーバ150は、適当な手段で設定した繰り返し回数後に残っている未処理の差分420を、修正によって生じた純増分の作業時間または純減分の作業時間として処理してもよい。あるいは、純増分または純減分の作業時間を取り扱うための仮想的な作業内容203または作業内容213を作業データ200または作業データ210に作成し、その作業時間205または作業時間215を差分420の総和が0となるような値に設定し、それらのデータを参照してS1003〜S1007を実行してもよい。
妥当性算出部326は、関連性DB312に格納された全ての関連性データ700について、後述する方法によって妥当性を算出する(S1009,S1010)。この妥当性は、関連性データ700において正当度770として格納される。また、関連性データ700において修正元710および修正先720として格納されている作業内容の組み合わせについて、登録された修正の妥当性の累積値が2作業内容間累積正当度781および同一作業日累積正当度791として格納される。
閾値判定部327は、関連性データ700に格納された正当度770または累積正当度(2作業内容間累積正当度781または同一作業日累積正当度791)の値を参照し、内部統制DB151中に格納されている閾値530と比較する(S1011)。
正当度770または累積正当度の値が閾値530を下回った場合には、当該関連性データに対応する作業時間の修正(図13の例では作業内容「BBB」の作業時間180分を作業内容「CCC」の作業時間として移動する修正)の妥当性が低いと判定される。この場合、当該修正の妥当性を内部統制担当者または業績管理者に確認させるために、関連性データ700をアラート情報告知プログラム144へ送信して処理を終了する(S1012)。
正当度770または累積正当度の値が閾値530を上回った場合には、当該関連性データに対応する作業時間の修正の妥当性が高いため、内部統制担当者等に確認を求めることなく、当該修正後の作業データ210を作業データ登録履歴101に格納し処理を終了する(S1013)。
図14は、実施例1に係るアラート情報告知プログラム153がネットワーク120を通じて統制端末130に送信し出力装置131(例えば画像表示装置)に表示されるアラート画面1400の一例を示す説明図である。
アラート画面1400には、要注意度1410、関連性データの概要1420、要注意度の算出根拠1430および操作ボタン1440が表示される。要注意度1410は、対象とする関連性データの正当度770または累積正当度の値を適当な方式で変換することによって得られた、当該関連性データが内部統制上の問題となりうる危険性を表す値である。本実施例では、要注意度1410が高いほど、当該関連性データによって特定される作業時間の修正の妥当性が低いことを示している。
関連性データの概要1420は、対象とする関連性データの概要である。図14の例では、作業時間が修正された作業内容、当該作業を行った作業者の氏名および単価、当該作業が行われた日、および修正された作業時間が関連性データの概要1420として表示される。
要注意度の算出根拠1430は、作業時間の修正の妥当性が低いと判定された根拠であり、少なくとも、作業時間の移動元の作業内容と移動先の作業内容とが満たす関係のうち、正当度を低下させる要因となった関係が表示されることが望ましい。図14の例では、妥当性算出部326が妥当性を算出する際に参照した妥当性算出に係るルールテーブル520の各項目の値と、それらの値から算出される妥当性の値と、が表示されている。
操作ボタン1440は、例えば、許可ボタン、保留ボタン、却下ボタンおよび関連データ参照ボタンを含む。アラート画面1400を参照した内部統制担当者等が、表示された作業時間の修正が妥当なものであると判断した場合には、許可ボタンを操作する。その結果、図10のS1013と同様に、当該修正が作業データ登録履歴101に反映される。当該修正が妥当か判断できない場合には、保留ボタンが操作される。この場合は、当該修正の作業データ登録履歴101の反映は保留される。当該修正が妥当でないと判断された場合には、却下ボタンが操作され、当該修正は作業データ登録履歴101に反映されない。内部統制担当者等は、当該修正の妥当性を判断するために、当該修正の関連データを参照したい場合には、関連データ参照ボタンを操作してもよい。これに応じて、当該修正に関連するデータが表示される。
内部統制担当者等は、このようにして表示された作業時間の修正の妥当性の判定結果及びその根拠を参照して、修正が妥当か否かの判断を行うことができる。
上記のアラート画面1400は、ネットワーク120を介して内部統制サーバ150と通信可能に接続された統制端末130の出力装置131に表示されるが、内部統制サーバ150の出力装置154に表示されてもよい。
図15は、実施例1に係る近接度算出部322がS1004で近接度を算出する処理の流れを示すフローチャートである。以下に、その処理の流れに従って、図15の各処理を説明する。
近接度算出部322は、近接度算出に必要なデータとして、作業内容データベース102から、近接度算出の対象とする2つの作業内容に係る作業内容データ1000を取得し、さらに、内部統制データベース151に格納された近接度算出に係るルールテーブル510を取得する(S2001)。
近接度算出部322は、対象とする2つの作業内容が、近接度算出に係るルールテーブル510に設定された各ルール511に適合するか、作業内容データ1000の内容を参照し確認する(S2002)。
各ルール511に適合した場合は、近接度算出部322は、近接度算出に係るルールテーブル510に設定された各スコア512を近接度に加算する(S2003)。
近接度算出部322は、近接度算出に係るルールテーブルの全てのルール511についてS2002およびS2003の処理が終了したかを判定し(S2004)、終了していない場合は残りのルール511についてS2002およびS2003を実行する。
近接度算出部322は、近接度算出に係るルールテーブルの全てのルール511についてS2002およびS2003の処理を終えた後、S2003で加算されたスコア512の総和を、当該2作業内容間の近接度として算出された値として近接度データ600に格納する(S2005)。以上で近接度を算出する処理が終了する。
図16は、実施例1に係る妥当性算出部326がS1009で妥当性を算出する処理の流れを示すフローチャートである。以下に、その処理の流れに従って、図16の各処理を説明する。
妥当性算出部326は、妥当性算出に必要なデータとして、作業内容データベース102から、妥当性算出の対象とする2つの作業内容に係る作業内容データ1000を取得し、さらに、作業者データベース103に格納された作業者データ900および内部統制データベース151に格納された妥当性算出に係るルールテーブル520を取得する(S3001)。
妥当性算出部326は、対象とする関連性データ700の内容が、妥当性算出に係るルールテーブル520に設定された各ルール521に適合するか、作業内容データ1000および作業者データ900の内容を参照し確認する(S3002)。
各ルール521に適合した場合は、妥当性算出部326は、妥当性算出に係るルールテーブル520に設定された各スコア522を妥当性に加算する(S3003)。
妥当性算出部326は、妥当性算出に係るルールテーブルの全てのルール521についてS3002およびS3003の処理が終了したかを判定し(S3004)、終了していない場合は残りのルール521についてS3002およびS3003を実行する。
妥当性算出部326は、妥当性算出に係るルールテーブルの全てのルール521についてS3002およびS3003の処理を終えた後、S3003で加算されたスコア522の総和を、当該関連性データ700の妥当性として算出された値として関連性データ700に格納する(S3005)。以上で妥当性を算出する処理が終了する。
以上が、実施例1である。
本実施例によれば、修正前後の作業データを基に、修正自体の妥当性を監査システムによる監査の対象とする。これによって、作業データに係る膨大な数の修正に対しても付替操作の妥当性を判定することができる。
特に、作業時間を収集するために作業時間自動集計システム140を利用した場合、作業時間の集計が自動化されて作業者の作業負担が軽減される。その一方で、自動集計の精度によっては、例えば本来の作業内容とは異なる作業内容に対応する作業内容として集計されるなど、実態と乖離した作業時間が集計されてしまうことが起こり得る。その場合、自動集計された作業時間の誤りを修正するための入力が多数行われることになる。このように、作業時間の誤りの修正(すなわち妥当な修正)の中に、例えば不正な会計操作等を目的とした修正(すなわち妥当でない修正)が紛れ込んでいる場合、データ量が膨大になれば人手のみで妥当でない修正を見つけだすことは困難である。これに対して、本実施例によれば、妥当でない可能性が高い修正をルールに従って自動で抽出して、内部統制担当者等に提示することができる。これによって、妥当でない修正がそのままデータベースに反映されてしまうことを防ぐことができる。
次に実施例2を説明する。以下に説明する相違点を除き、実施例2のシステムの各部は、図1〜図16に示された実施例1の同一の符号を付された各部と同一の機能を有するため、それらの説明は省略する。
実施例1では、作業データを対象とし、作業時間の修正の妥当性が判定された。この作業時間は、企業等の収益を計算する際の人件費等の算出根拠となるものであり、例えば赤字の粉飾等の業績操作を目的とした不正な修正の対象となり得る会計データの一例である。一方、作業時間以外にも上記と同様の不正な修正の対象となり得る会計データがあり、そのような会計データの修正の妥当性も実施例1と同様の方法で判定できる。以下に説明する実施例2では、監査の対象とするデータを作業データに限定せず、一般の会計データを監査の対象とする。
図17は、実施例2に係るシステム全体の論理構成を示すブロック図である。
実施例1の作業データ登録履歴101が、実施例2では、作業データに限らず、一般の会計データを格納する会計データ登録履歴101に置き換えられている。実施例1の作業内容データベース102が、実施例2では、会計データに係る一般の外部データベース102に置き換えられており、内部統制サーバ150によって適宜参照される。実施例1の作業端末110が、実施例2では、会計データを入力する入力端末110となっている。さらに、実施例2に係るシステムは、作業時間自動集計システム140を含まない。
本実施例のルールテーブル500は、作業時間の修正に限らず、一般的な会計データについて、既にデータベースに登録されている会計データと、(例えば修正を目的として)新たに入力された会計データとの差分の妥当性を評価するための指標が格納される。
本実施例によれば、作業時間自動集計システム140などによらない、一般の会計データを対象に、修正前後の会計データを基に、修正自体の妥当性を監査システムによる監査の対象とすることができる。
次に実施例3を説明する。以下に説明する相違点を除き、実施例3のシステムの各部は、図1〜図17に示された実施例1又は2の同一の符号を付された各部と同一の機能を有するため、それらの説明は省略する。
実施例3では、管理端末130の出力装置131に表示する情報を、内部統制に必要なアラート情報に限定せず、入力データと既に登録されていたデータとの差分から得られた情報一般を表示する。その際、必ずしも入力データを入力した操作者と、既にデータベースに登録済のデータを入力した操作者が一致している必要はない。
図18は、実施例3に係るシステム全体の論理構成を示すブロック図である。
実施例2の原価管理サーバ100は、実施例3では、会計情報に限らない一般の情報を扱う情報管理サーバ100に置き換えられている。実施例2の会計データ登録履歴101は、実施例3では、会計データに限らず、一般のデータを格納するデータ登録履歴101に置き換えられている。
また、実施例3では、差分の算出根拠となる修正前のデータ200の入力者と修正後のデータ210の入力者とが同一とは限らないため、必ずしも操作端末110の操作者に係る操作者データベースを参照する必要がない。このため、実施例3の情報管理サーバ100は操作者データベース103を含まない。
さらに、実施例1の内部統制サーバ150は、実施例3では差分情報評価サーバ150に置き換えられている。差分情報評価サーバ150は、差分情報評価データベース151、差分情報評価プログラム152、レポート情報告知プログラム153、出力装置154および入力装置155を備える。差分情報評価サーバ150のハードウェア構成は実施例1の内部統制サーバ150と同様であるため説明を省略する(図19参照)。
差分情報評価データベース151は、実施例1のルールテーブル500のように、作業時間の修正の近接度及び妥当性を評価するための指標を示す情報を含んでもよいし、実施例2のルールテーブルのように会計データの修正の近接度及び妥当性を評価するための指標を示す情報を含んでもよいが、データの種類を問わず、二つのデータ(例えば修正前のデータと修正後のデータ)の差分の妥当性等を評価するための指標を示す情報を含む。
差分情報評価プログラム152は、作業時間又は会計情報の修正前後の差分に限らず一般的な情報の差分に、実施例1又は2の修正妥当性判定プログラム152と同様の処理を、適用することによって、その差分を評価するためのプログラムである。
レポート情報告知プログラム153は、差分情報評価プログラムによる差分情報の評価結果を示す情報を出力する。
本実施例によれば、内部統制に係るアラート情報に限らず、入力データ210と既に情報管理サーバに登録されたデータ200との差分から得られる一般のレポート情報を統制端末に表示することができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明のより良い理解のために詳細に説明したのであり、必ずしも説明の全ての構成を備えるものに限定されものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることが可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によってハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによってソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、不揮発性半導体メモリ、ハードディスクドライブ、SSD(Solid State Drive)等の記憶デバイス、または、ICカード、SDカード、DVD等の計算機読み取り可能な非一時的データ記憶媒体に格納することができる。
また、制御線及び情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線及び情報線を示しているとは限らない。実際にはほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
100 原価管理サーバ
101 作業データ登録履歴
102 作業内容データベース
103 作業者データベース
110 作業端末
111、131、154 出力装置
112、132、155 入力装置
120 通信ネットワーク
130 統制端末
140 作業時間自動集計システム
150 内部統制サーバ
151 内部統制データベース
152 修正妥当性判定プログラム
153 アラート情報告知プログラム

Claims (13)

  1. プロセッサと、前記プロセッサに接続される記憶装置と、を有する情報管理システムであって、
    前記記憶装置は、
    データを保持し、
    前記データに適用されるルールと、当該ルールに適合する二つのデータの差分の妥当性を示す第1指標と、の複数の組を含むルール情報を保持し、
    前記プロセッサは、
    新たなデータが入力されると、前記ルール情報に含まれる前記ルールのうち、前記新たなデータと前記記憶装置に保持されているデータとが適合する前記ルールを特定し、特定された前記ルールに対応する前記第1指標を合計し、
    前記第1指標の合計値に基づいて、前記二つのデータの差分の妥当性を判定し、
    前記妥当性の判定の結果と、前記妥当性の判定の根拠とを出力することを特徴とする情報管理システム。
  2. 請求項1に記載の情報管理システムであって、
    前記記憶装置に保持されたデータは、会計データであり、
    前記第1指標は、二つの会計データの差分の妥当性を示す指標であり、
    前記プロセッサは、新たな会計データが入力されると、前記ルール情報に保持された前記第1指標のうち、前記新たな会計データと前記記憶装置に保持されている会計データとが適合する前記ルールに対応する前記第1指標を合計することを特徴とする情報管理システム。
  3. 請求項2に記載の情報管理システムであって、
    前記会計データは、作業ごとの作業時間であり、
    前記第1指標は、二つの作業時間の差分の妥当性を示す指標であり、
    前記プロセッサは、新たな作業時間が入力されると、前記ルール情報に保持された前記第1指標のうち、前記新たな作業時間と前記記憶装置に保持されている作業時間とが適合する前記ルールに対応する前記第1指標を合計することを特徴とする情報管理システム。
  4. 請求項3に記載の情報管理システムであって、
    前記第1指標は、二つの作業の間で作業時間を移動する修正の妥当性の高さを示す指標であり、
    前記ルール情報は、二つの前記作業に適用されるルールと、当該ルールに適合する二つの作業に関する前記第1指標と、の複数の組を含み、
    前記プロセッサは、
    前記記憶装置に保持されている前記作業時間を修正するための新たな作業時間を示す情報が入力されると、修正によって作業時間が増加する作業と作業時間が減少する作業との組を特定し、
    前記ルール情報に含まれる前記第1指標のうち、特定された前記作業の組に含まれる二つの前記作業が適合する前記ルールに対応する前記第1指標を合計することを特徴とする情報管理システム。
  5. 請求項4に記載の情報管理システムであって、
    前記ルール情報は、二つの前記作業に適用されるルールと、当該ルールに適合する二つの作業の関連性の強さを示す第2指標と、の複数の組をさらに含み、
    前記プロセッサは、
    前記記憶装置に保持されている前記作業時間を修正する情報が入力されると、修正によって作業時間が増加する作業と作業時間が減少する作業との複数の組を特定し、
    特定された前記複数の組の各々について、前記ルール情報に含まれる前記ルールのうち、各組に含まれる二つの前記作業が適合するルールを特定し、特定された前記ルールに対応する前記第2指標を合計し、
    前記第2指標の合計値に基づいて、前記作業の組のうち修正によって作業時間が減少する作業と増加する作業とをそれぞれ作業時間の移動元および移動先と推定し、
    前記ルール情報に含まれる前記第1指標のうち、前記移動元および前記移動先と推定された二つの作業が適合する前記ルールに対応する前記第1指標を合計することを特徴とする情報管理システム。
  6. 請求項5に記載の情報管理システムであって、
    前記作業は作業端末を用いて行われた作業であり、
    前記記憶装置に保持されている作業時間は、前記作業端末から作業時間自動集計システムが収集した作業時間であることを特徴とする情報管理システム。
  7. 請求項5に記載の情報管理システムであって、
    前記ルール情報は、前記二つの作業の間で作業時間を移動することによって生じる収益の変化と前記第1指標とを対応付ける情報を含むことを特徴とする情報管理システム。
  8. 請求項5に記載の情報管理システムであって、
    前記ルール情報は、前記二つの作業の間で作業時間を移動する修正が行われた回数と前記第1指標とを対応付ける情報を含むことを特徴とする情報管理システム。
  9. 請求項5に記載の情報管理システムであって、
    前記記憶装置は、各作業者が行う作業の統計的傾向を示す情報を保持し、
    前記ルール情報は、前記二つの作業の間で作業時間を移動することによって生じる作業者の作業の統計的傾向からの乖離と前記第1指標とを対応付ける情報を含むことを特徴とする情報管理システム。
  10. 請求項5に記載の情報管理システムであって、
    前記プロセッサと通信可能な表示装置をさらに有し、
    前記ルール情報は、二つの作業の間で作業時間を移動する修正の妥当性が低いと判定するための前記第1指標の閾値を含み、
    前記プロセッサは、前記移動先および前記移動元と推定された二つの作業が適合する前記ルールに対応する前記第1指標と前記閾値とを比較し、当該二つの作業の間で作業時間を移動する修正の妥当性が低いと判定した場合、当該修正の妥当性が低いことを示す情報を前記妥当性の判定の結果として前記表示装置に出力し、当該二つの作業が適合するルールを示す情報を前記妥当性の判定の根拠として前記表示装置に出力し、
    前記表示装置は、前記妥当性の判定の結果および前記妥当性の判定の根拠を表示することを特徴とする情報管理システム。
  11. 請求項10に記載の情報管理システムであって、
    前記ルール情報は、前記二つの作業の間で作業時間を移動する修正が複数回行われた場合に、当該複数回分の前記第1指標の合計値と比較するための閾値をさらに含むことを特徴とする情報管理システム。
  12. 請求項5に記載の情報管理システムであって、
    前記プロセッサと通信可能な入力装置及び表示装置をさらに有し、
    前記表示装置は、前記二つの作業に適用されるルールを示す複数の項目を表示し、
    前記プロセッサは、前記入力装置を介して前記項目に対応する前記第1指標が入力されると、入力された前記第1指標を前記ルール情報に含めて前記記憶装置に格納することを特徴とする情報管理システム。
  13. プロセッサと、前記プロセッサに接続される記憶装置と、を有する計算機システムが実行する情報管理方法であって、
    前記記憶装置は、
    データを保持し、
    前記データに適用されるルールと、当該ルールに適合する二つのデータの差分の妥当性を示す第1指標と、の複数の組を含むルール情報を保持し、
    前記情報管理方法は、
    新たなデータが入力されると、前記プロセッサが、前記ルール情報に含まれる前記ルールのうち、前記新たなデータと前記記憶装置に保持されているデータとが適合する前記ルールを特定し、特定された前記ルールに対応する前記第1指標を合計する手順と、
    前記プロセッサが、前記第1指標の合計値に基づいて、前記二つのデータの差分の妥当性を判定する手順と、
    前記プロセッサが、前記妥当性の判定の結果と、前記妥当性の判定の根拠とを出力する手順と、を含むことを特徴とする情報管理方法。
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