JP2008123125A - 計算結果比較装置および計算結果比較方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】新旧システム間での給与または賞与の計算結果の比較の柔軟性の向上を図った計算結果比較装置および計算結果比較方法を提供する。
【解決手段】計算結果比較装置が,複数の第1の項目に区分される給与または賞与の第1の計算結果を記憶する第1の記憶部と,複数の第2の項目に区分される給与または賞与の第2の計算結果を記憶する第2の記憶部と,複数の第1,第2の項目それぞれから複数の第3,第4の項目を選択する情報を入力する入力部と,入力される複数の第3,第4の項目それぞれに基づき,第3,第4の計算結果をそれぞれ導出する第1,第2の計算部と,導出される第3,第4の計算結果を比較する比較部と,比較の結果を表示する表示部と,を具備する。
【選択図】図1
【解決手段】計算結果比較装置が,複数の第1の項目に区分される給与または賞与の第1の計算結果を記憶する第1の記憶部と,複数の第2の項目に区分される給与または賞与の第2の計算結果を記憶する第2の記憶部と,複数の第1,第2の項目それぞれから複数の第3,第4の項目を選択する情報を入力する入力部と,入力される複数の第3,第4の項目それぞれに基づき,第3,第4の計算結果をそれぞれ導出する第1,第2の計算部と,導出される第3,第4の計算結果を比較する比較部と,比較の結果を表示する表示部と,を具備する。
【選択図】図1
Description
本発明は,給与または賞与の計算結果を比較する計算結果比較装置および計算結果比較方法に関する。
社員等の給与や賞与を計算,管理する給与/賞与計算システムが用いられている。このような給与/賞与計算システムを旧(現行)システムから新(新規)システムへと置き換える場合がある(リプレース)。このリプレースに際して,新旧システムでの給与/賞与の計算結果が一致することを確認する必要がある。
この場合,新旧システムの計算項目(基本給,健康保険料など)を1対1で比較し,各項目が完全に一致しているか否かが確認されるのが通例である。ここで,異なる給与計算システム間の照合を効率良く行うための照合機構の技術が開示されている(特許文献1参照)。新規の給与計算システム側の計算結果のデータを加工した後,既存の給与計算システム側の計算結果との間で項目毎に照合し,既存/新規システム間で計算結果が異なる社員の計算結果について差異情報を生成する。
特開2004−234099号公報
以上の既存の技術では,新旧システムの項目を1対1で比較することを前提としている。このため,旧システムで1項目として管理していた項目を新システムで2項目以上に区分して管理するなどの1対Nの項目(例えば,旧システムでの地域手当を新システムでの暖房手当と地域手当によって管理する場合)での比較が困難である。
上記に鑑み,本発明は,異なるシステム間での給与または賞与の計算結果の比較の柔軟性の向上を図った計算結果比較装置および計算結果比較方法を提供することを目的とする。
上記に鑑み,本発明は,異なるシステム間での給与または賞与の計算結果の比較の柔軟性の向上を図った計算結果比較装置および計算結果比較方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る計算結果比較装置は,複数の第1の項目に区分される給与または賞与の第1の計算結果を記憶する第1の記憶部と,前記複数の第1の項目と少なくとも一部が異なる複数の第2の項目に区分される給与または賞与の第2の計算結果を記憶する第2の記憶部と,前記複数の第1の項目の中から複数の第3の項目として選択する項目の情報を入力し,前記複数の第2の項目の中から複数の第4の項目として選択する項目の情報を入力する入力部と,前記入力される複数の第3の項目として選択された項目の情報および第4の項目として選択された項目の情報に基づき,第3,第4の計算結果をそれぞれ導出する第1,第2の計算部と,前記導出される第3,第4の計算結果を比較する比較部と,前記比較の結果を表示する表示部と,を具備することを特徴とする。
本発明の一態様に係る計算結果比較方法は,給与または賞与の第1,第2の計算結果それぞれを区分する複数の第1,第2の項目それぞれから複数の第3,第4の項目を選択する情報を入力するステップと,前記入力される複数の第3,第4の項目それぞれに基づき,第3,第4の計算結果をそれぞれ導出するステップと,前記導出される第3,第4の計算結果を比較するステップと,前記比較の結果を表示するステップと,を具備することを特徴とする。
本発明によれば,新旧システム間での給与または賞与の計算結果の比較の柔軟性の向上を図った計算結果比較装置および計算結果比較方法を提供できる。
以下,図面を参照して,本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は,本発明の一実施形態に係る計算結果比較システム10を表すブロック図である。計算結果比較システム10は,現行,新規の給与計算システム100,200,計算結果比較装置300,端末装置400を有する。
計算結果比較システム10では,現行,新規の給与計算システム100,200での給与または賞与の計算結果をN:M(複数対複数)の項目間で比較できる。また,項目の比較に際して閾値を設定することで,電子計算による誤差に対応することが可能となる。
図1は,本発明の一実施形態に係る計算結果比較システム10を表すブロック図である。計算結果比較システム10は,現行,新規の給与計算システム100,200,計算結果比較装置300,端末装置400を有する。
計算結果比較システム10では,現行,新規の給与計算システム100,200での給与または賞与の計算結果をN:M(複数対複数)の項目間で比較できる。また,項目の比較に際して閾値を設定することで,電子計算による誤差に対応することが可能となる。
現行,新規の給与計算システム100,200,計算結果比較装置300,端末装置400は,コンピュータおよびソフトウェア(プログラム)から構成でき,LAN(Local Area Network)等のネットワークにより接続される。なお,コンピュータは,CPU(Central Processing Unit),記憶装置(メモリ,ハードディスク等),入出力装置(入力装置,表示装置等)から構成できる。
現行,新規の給与計算システム100,200はそれぞれ,給与を計算するための現行および新規のコンピュータまたはコンピュータ・システムである。
端末装置400は,計算結果比較装置300へのデータの登録,処理実行の指示,および処理結果の表示を行うクライアント・コンピュータである。
端末装置400は,計算結果比較装置300へのデータの登録,処理実行の指示,および処理結果の表示を行うクライアント・コンピュータである。
計算結果比較装置300は,現行,新規の計算結果DB(データベース)310,320,バックアップDB330,閾値DB350,比較内容DB340,比較結果DB360,計算式用DB370,および制御部380を有する。
現行,新規の計算結果DB310,320はそれぞれ,現行,新規の給与計算システム100,200の計算結果データを管理するためのデータベースである。これらの計算結果データは,社員コード,支給年月,支給区分,項目ID,項目名称,項目値を含む。
社員コードは,社員を識別するためのコード(識別子)である。
支給年月は,その社員に給与または賞与を支給した年月日である。
支給区分は,給与,賞与を互いに識別するコード(識別子)である。
支給年月は,その社員に給与または賞与を支給した年月日である。
支給区分は,給与,賞与を互いに識別するコード(識別子)である。
項目IDは,給与または賞与の項目を識別するためのコード(識別子)である。
ここで,現行,新規の給与計算システム100,200それぞれの項目IDは,給与または賞与の第1,第2の計算結果それぞれを区分する複数の第1,第2の項目に対応する。また,新規の給与計算システム100,200それぞれの項目IDは,少なくとも一部が互いに異なる。現行,新規の給与計算システム100,200それぞれでの項目の区分の相違に基づく。
ここで,現行,新規の給与計算システム100,200それぞれの項目IDは,給与または賞与の第1,第2の計算結果それぞれを区分する複数の第1,第2の項目に対応する。また,新規の給与計算システム100,200それぞれの項目IDは,少なくとも一部が互いに異なる。現行,新規の給与計算システム100,200それぞれでの項目の区分の相違に基づく。
項目名称は,その項目IDに対応する項目の名称である。
項目値は,その項目での値(金額)である。
なお,項目ID,項目名称,項目値を併せて,項目データという。
項目値は,その項目での値(金額)である。
なお,項目ID,項目名称,項目値を併せて,項目データという。
バックアップDB330は,新規の計算結果DB320内の計算結果データを一時的に保存(バックアップ)するための記憶装置である。
比較内容DB340は,比較内容データ(比較対象項目)を管理するデータベースである。比較内容データは,対象フラグ,現行項目ID,新規項目名称,新規項目IDを含む。
対象フラグは,後述の図3の照合のチェックボックスに対応し,その現行項目ID,新規項目IDの組み合わせを照合(比較)の対象とするか否かを表す。例えば,このフラグの“0”,“1”それぞれが,照合の有無を表す。
現行項目ID,新規項目IDはそれぞれ,現行,新規の計算結果データ(現行,新規の給与計算システム100,200の計算結果データ)の項目IDであり,図3の現行項目ID,新規項目IDの欄に対応する。これらのIDを複数指定することで,複数の項目の組み合わせ同士での比較が可能となる。これらの項目IDを複数選択することで生成される現行項目ID,新規項目IDは,現行,新規の給与計算システム100,200それぞれの項目IDから選択され,第1,第2の計算結果それぞれを区分する複数の第1,第2の項目それぞれから選択された複数の第3,第4の項目に対応する。
なお,複数の項目IDの組み合わせに対して,演算内容を設定しても良い。現行,新規の項目IDの少なくとも何れかに複数の項目IDを指定する場合,デフォルトの演算は複数の項目IDの項目値の加算である。演算内容を設定することで,単純な加算以外への柔軟な対応が可能となる。
閾値DB350は,閾値データを管理するデータベースである。閾値データは,現行項目ID,閾値を含む。現行項目IDは,現行の計算結果データの項目IDであり,比較内容データの現行項目IDに対応する(複数指定可能)。閾値は,現行,新規の計算結果が一致するか否かを判定するための基準値である。閾値を設定することで,計算の誤差等に対応することができる。複数組の現行項目IDそれぞれに対して,異なる閾値を設定できる。
なお,新規項目IDの設定は不要である。現行項目ID(または複数の現行項目IDの組み合わせ)を規定すれば,それに対応する新規項目IDは比較内容DB340の比較内容データから定まるからである。
なお,新規項目IDの設定は不要である。現行項目ID(または複数の現行項目IDの組み合わせ)を規定すれば,それに対応する新規項目IDは比較内容DB340の比較内容データから定まるからである。
比較結果DB360は,比較結果データ(比較処理の結果)を管理するデータベースである。比較結果データは,社員コード,支給年月,支給区分,現行項目ID,新規項目ID,現行項目値,新規項目値,差を含む。現行項目値,新規項目値はそれぞれ,現行項目ID,新規項目IDに対応する項目値である。差は,現行項目値,新規項目値の差である。
計算式用DB370は,新規の給与計算システム200内の計算結果データの項目ID毎の項目値の算出のための計算式の情報を管理するためのデータベースである。
計算式用DB370は,新規の給与計算システム200内の計算結果データの項目ID毎の項目値の算出のための計算式の情報を管理するためのデータベースである。
制御部380は,システムデータ取得部11,結果バックアップ部12,比較データ表示部13,比較内容設定部14,閾値設定部15,比較部16,結果表示部17,結果戻し部18,データ削除部19,結果連動部20,ツリー表示部21を有する。
システムデータ取得部11は,現行,新規の給与計算システム100,200の計算結果データを現行,新規の計算結果DB310,320に保存する。
結果バックアップ部12は,新規の計算結果DB320からバックアップDB330に計算結果データを保存する。
結果バックアップ部12は,新規の計算結果DB320からバックアップDB330に計算結果データを保存する。
比較データ表示部13は,新規の計算結果DB320に登録されている全ての項目ID(または項目名)を過不足なく(重複せずに)端末装置400に表示させる。
比較内容設定部14は,比較内容データ(対象フラグ,現行項目ID,新規項目名称,新規項目ID)を比較内容DB340に設定登録する。このとき比較する項目(現行項目ID,新規項目ID)は,例えば,比較データ表示部13によって表示された項目から端末装置400での入力によって選択される。
閾値設定部15は,比較内容設定部14によって設定された項目のうち,閾値を設定する必要がある項目に閾値を入力させ,閾値DB350に設定登録する。
比較内容設定部14は,比較内容データ(対象フラグ,現行項目ID,新規項目名称,新規項目ID)を比較内容DB340に設定登録する。このとき比較する項目(現行項目ID,新規項目ID)は,例えば,比較データ表示部13によって表示された項目から端末装置400での入力によって選択される。
閾値設定部15は,比較内容設定部14によって設定された項目のうち,閾値を設定する必要がある項目に閾値を入力させ,閾値DB350に設定登録する。
比較部16は,比較内容設定部14および閾値設定部15で設定された条件(比較項目,閾値)に従い,現行,新規の計算結果DB310,320の計算結果を比較し,その結果を比較結果DB360へ登録する。新規,現行の項目IDの何れかまたは双方が複数指定されているときは,比較に先立って,複数の項目ID間での演算がなされる(例えば,複数の項目値の加算)。この比較に際し,閾値設定部15で設定された閾値が利用される。即ち,比較部16は,複数の項目IDに基づく計算結果を導出する計算部,および2つの計算結果を比較する比較部として機能する。
結果表示部17は,比較部16で作成されたデータを比較結果DB360から取得し,端末装置400に表示させる。
結果表示部17は,比較部16で作成されたデータを比較結果DB360から取得し,端末装置400に表示させる。
結果戻し部18は,結果バックアップ部12で保存したバックアップデータを新規の計算結果DB320に戻す。
データ削除部19は,現行の計算結果DB310から計算結果データを削除する。
結果連動部20は,新規の給与計算システム200で項目値の算出に用いられる計算式を計算式用DB370に記憶させる。
ツリー表示部21は,計算式用DB370に記憶される計算式を端末装置400にツリー表示させる。
データ削除部19は,現行の計算結果DB310から計算結果データを削除する。
結果連動部20は,新規の給与計算システム200で項目値の算出に用いられる計算式を計算式用DB370に記憶させる。
ツリー表示部21は,計算式用DB370に記憶される計算式を端末装置400にツリー表示させる。
(計算結果比較システム10の動作)
図2は,計算結果比較システム10の動作手順を表すフロー図である。
(1)比較内容の設定(ステップS11)
比較データ表示部13が,新規の計算結果DB320に登録されている全ての項目IDを端末装置400に表示させ,比較内容設定部14が比較内容データを設定する。ここで,現行,新規の給与計算システム100,200での複数の項目(新規項目ID,現行項目ID)が入力されることで,N:M(複数対複数)の項目についての比較が可能となる。
図2は,計算結果比較システム10の動作手順を表すフロー図である。
(1)比較内容の設定(ステップS11)
比較データ表示部13が,新規の計算結果DB320に登録されている全ての項目IDを端末装置400に表示させ,比較内容設定部14が比較内容データを設定する。ここで,現行,新規の給与計算システム100,200での複数の項目(新規項目ID,現行項目ID)が入力されることで,N:M(複数対複数)の項目についての比較が可能となる。
図3は,比較内容の設定画面を表す図である。
入力画面上に,「単一項目対複数項目の比較」,「複数項目対複数項目の比較」の入力領域がある。
入力画面上に,「単一項目対複数項目の比較」,「複数項目対複数項目の比較」の入力領域がある。
「単一項目対複数項目の比較」の入力領域は,新規の計算結果の単一項目と現行の計算結果の複数項目とを比較するための入力領域である。この入力領域には,照合,新規項目ID,新規項目名称,現行項目ID,エラー閾値の欄が配置される。
照合は,比較(照合)の有無を表す情報を入力する欄である。照合のチェックボックスにチェックを入れると照合の対象となる(比較内容データの対象フラグに対応)。 この新規項目IDの欄には,新規の計算結果データの一の項目IDが入力される。新規項目名称の欄には,新規項目IDと対応する項目名称が入力される。現行項目IDの欄には,現行の計算結果データの複数の項目IDが入力される。なお,エラー閾値の欄は,次のステップS12での閾値の設定の際に用いられる。
照合は,比較(照合)の有無を表す情報を入力する欄である。照合のチェックボックスにチェックを入れると照合の対象となる(比較内容データの対象フラグに対応)。 この新規項目IDの欄には,新規の計算結果データの一の項目IDが入力される。新規項目名称の欄には,新規項目IDと対応する項目名称が入力される。現行項目IDの欄には,現行の計算結果データの複数の項目IDが入力される。なお,エラー閾値の欄は,次のステップS12での閾値の設定の際に用いられる。
「複数項目対複数項目の比較」の入力領域は,新規の計算結果の複数項目と現行の計算結果の複数項目とを比較するための入力領域である。この入力領域には,照合,新規項目ID,現行項目ID,エラー閾値の欄が配置される。
新規項目IDの欄には,新規の計算結果データの複数の項目IDが入力される。現行項目IDの欄には,現行の計算結果データの複数の項目IDが入力される。
なお,前述のように,複数の項目IDの組み合わせに対して,演算内容を設定する欄を設けても良い。
新規項目IDの欄には,新規の計算結果データの複数の項目IDが入力される。現行項目IDの欄には,現行の計算結果データの複数の項目IDが入力される。
なお,前述のように,複数の項目IDの組み合わせに対して,演算内容を設定する欄を設けても良い。
(2)閾値の設定(ステップS12)
閾値設定部15が,ステップS11で設定された比較項目に対する閾値(誤差の範囲)を閾値DB350に登録する。即ち,図3に示した「エラー閾値」の欄に閾値が入力され,現行項目ID(の組み合わせ)と共に,閾値DB350に登録される。
電子計算による誤差(四捨五入や桁数による誤差)を閾値として設定することで,その比較項目を差異が発生していないとして扱うことができる。この結果,誤差に基づく差異の原因を特定する必要が無くなる。
閾値設定部15が,ステップS11で設定された比較項目に対する閾値(誤差の範囲)を閾値DB350に登録する。即ち,図3に示した「エラー閾値」の欄に閾値が入力され,現行項目ID(の組み合わせ)と共に,閾値DB350に登録される。
電子計算による誤差(四捨五入や桁数による誤差)を閾値として設定することで,その比較項目を差異が発生していないとして扱うことができる。この結果,誤差に基づく差異の原因を特定する必要が無くなる。
(3)データの取得(ステップS13)
システムデータ取得部11が,現行,新規の給与計算システム100,200の計算結果を現行,新規の計算結果DB310,320に保存する。
システムデータ取得部11が,現行,新規の給与計算システム100,200の計算結果を現行,新規の計算結果DB310,320に保存する。
(4)データのバックアップ(ステップS14)
結果バックアップ部12が,新規の計算結果DB320からバックアップDB330にデータを保存する。処理のやり直しへの対応やデータの変更(例えば,再計算などによるデータの変更)の防止のためである。
結果バックアップ部12が,新規の計算結果DB320からバックアップDB330にデータを保存する。処理のやり直しへの対応やデータの変更(例えば,再計算などによるデータの変更)の防止のためである。
(5)データの演算(ステップS15)
比較部16が,比較内容DB350に基づき,複数項目での新規,現行の計算結果それぞれを演算する。即ち,複数の項目ID間での演算(デフォルトでは加算)が実行される。単一項目と複数項目とを比較する場合には,後者の複数項目について演算が実行される。また,複数項目と複数項目とを比較する場合には,2組の複数項目それぞれについて演算が実行される。
比較部16が,比較内容DB350に基づき,複数項目での新規,現行の計算結果それぞれを演算する。即ち,複数の項目ID間での演算(デフォルトでは加算)が実行される。単一項目と複数項目とを比較する場合には,後者の複数項目について演算が実行される。また,複数項目と複数項目とを比較する場合には,2組の複数項目それぞれについて演算が実行される。
(6)データの比較(ステップS16)
比較部16が,設定された比較条件(比較項目,閾値)を加味し,現行,新規の演算結果を比較する。
即ち,2つの演算結果(あるいは1の項目IDの項目値と1の演算結果)の差を算出し,その絶対値が所定の閾値以下であれば,現行,新規の演算結果が一致していると判断する。また,この絶対値が所定の閾値より大きければ,現行,新規の演算結果が一致しないと判断する。
比較部16が,設定された比較条件(比較項目,閾値)を加味し,現行,新規の演算結果を比較する。
即ち,2つの演算結果(あるいは1の項目IDの項目値と1の演算結果)の差を算出し,その絶対値が所定の閾値以下であれば,現行,新規の演算結果が一致していると判断する。また,この絶対値が所定の閾値より大きければ,現行,新規の演算結果が一致しないと判断する。
(7)比較結果の表示(ステップS17)
a.結果表示部17が,比較部16によって得られた結果を端末装置400に表示させる。即ち,2つの演算結果(新規項目ID,現行項目IDそれぞれでの計算値),およびこれらの差異を表示する。
a.結果表示部17が,比較部16によって得られた結果を端末装置400に表示させる。即ち,2つの演算結果(新規項目ID,現行項目IDそれぞれでの計算値),およびこれらの差異を表示する。
b.必要に応じて,ツリー表示部21が,項目IDでの項目値の算出に用いる計算式をツリー表示する。この場合,結果連動部20が新規の給与計算システム200において項目値の算出に用いられる計算式を計算式用DB370に記憶させる。この計算式用DB370がツリー表示に用いられる。
図4は,計算式用DB370に記憶される計算内容を概念的に表す図である。
ここでは,計算内容が,計算順序,計算行数,継続記号,計算条件,計算結果,計算式の欄に区分して表される。なお,図4の計算条件,計算式は,概念的に表したものである。計算条件,計算式はそれぞれ,図5,6のように項目に区分して表現できる。
ここでは,計算内容が,計算順序,計算行数,継続記号,計算条件,計算結果,計算式の欄に区分して表される。なお,図4の計算条件,計算式は,概念的に表したものである。計算条件,計算式はそれぞれ,図5,6のように項目に区分して表現できる。
計算順序は,計算の順序を表す。ここでは,70,71番目の計算順序が設定される。71番目の計算順序が2行あるのは,この2行で1つの計算をすることを表す。即ち,図4には2組の計算が表現されている。
計算行数は,計算に関わる行数を表す。ここでは,計算順序70では1行,計算順序71では1,2行が設定されている。70番目の計算が1行のみで,71番目の計算が2行に渡るためである。
継続記号は,その行での計算内容が前の行に続くか否かを表す。継続しない場合は空欄,継続する場合は「−」が記入される。計算順序71が2行に渡ることから,その1行目に「−」が記入されている。
計算行数は,計算に関わる行数を表す。ここでは,計算順序70では1行,計算順序71では1,2行が設定されている。70番目の計算が1行のみで,71番目の計算が2行に渡るためである。
継続記号は,その行での計算内容が前の行に続くか否かを表す。継続しない場合は空欄,継続する場合は「−」が記入される。計算順序71が2行に渡ることから,その1行目に「−」が記入されている。
計算条件は,その行の計算内容を実行するための条件が記入される。計算順序71の1行目に計算条件「AR13=1」が記入され,この行での計算が項目ID「AR13」の値が「1」のときにのみ実行されることを表している。この計算条件は,図5に示すように項目に区分して表現できる。
計算結果は,その計算結果に対応する項目IDによって表される。計算順序71番のように複数の行に計算が渡る場合,この項目IDには仮のものが用いられる。ここでは,「@H1X」が仮の項目IDである。この仮の項目IDは,複数の行間で値を受け渡すための変数としての役割を担う。なお,ここでは,仮の項目IDに「@」を付与している。
計算式は,項目ID間での演算式によって表現される。この計算式には,仮の項目IDを用いることができる。計算順序71番目の2行目では仮の項目ID「@H1X」が用いられている。計算順序71番目の1,2行目が,同一の仮の項目ID「@H1X」によって結びつけられることで,これら2つの行が1つの計算式として纏まりを有することになる。なお,この計算式は,図6に示すように項目に区分して表現できる。
図7は,計算式のツリー表示例を表す図である。項目ID「AR14」が項目ID「AR13」,「XG47」から演算され,さらに項目ID「AR13」が項目ID「XN07」,「XN08」から演算されることが表される。
図7の表示は,図4の計算内容と対応する。
計算順序70番において,項目ID「AR13」が項目ID「XN07」,「XN08」から演算されることが表される。
また,計算順序71番において,項目ID「AR14」が項目ID「AR13」,「XG47」から演算されることが表される。計算順序71番において,項目ID「AR13」は計算条件を規定することから,項目ID「AR14」の演算結果に影響を与える。また,仮の項目ID「@H1X」は計算順序71番の1,2行間を結びつけるためのものに過ぎないので,省略している。
計算順序70番において,項目ID「AR13」が項目ID「XN07」,「XN08」から演算されることが表される。
また,計算順序71番において,項目ID「AR14」が項目ID「AR13」,「XG47」から演算されることが表される。計算順序71番において,項目ID「AR13」は計算条件を規定することから,項目ID「AR14」の演算結果に影響を与える。また,仮の項目ID「@H1X」は計算順序71番の1,2行間を結びつけるためのものに過ぎないので,省略している。
図7のツリー表示は次のようにして実現可能である。
1)それぞれの行において,計算結果の項目IDを上位とし,計算条件および計算式の項目IDをその下位に対応付ける。
図8は,このときの項目ID間の関係を表す模式図である。図8の(A)〜(C)がそれぞれ,図4の計算順序70番の1行,計算順序71番の1,2行を表す。
1)それぞれの行において,計算結果の項目IDを上位とし,計算条件および計算式の項目IDをその下位に対応付ける。
図8は,このときの項目ID間の関係を表す模式図である。図8の(A)〜(C)がそれぞれ,図4の計算順序70番の1行,計算順序71番の1,2行を表す。
2)複数行に渡る一の計算順序において,仮の項目IDを削除し,項目ID間の関係を整理する。
図9は,このときの項目ID間の関係を表す模式図である。図9の(A),(B)がそれぞれ,図4の計算順序70番,71番を表す。図8の仮の項目ID「@H1X」が削除され,図8の(B),(C)が一つに纏められることで,図9の(B)が成立する。仮の項目ID「@H1X」が削除されることで,項目ID「AR14」の直下に項目ID「AR13」,「XG47」が配置される。なお,仮の項目IDであるか否かは,「@」の有無により判別できる。
図9は,このときの項目ID間の関係を表す模式図である。図9の(A),(B)がそれぞれ,図4の計算順序70番,71番を表す。図8の仮の項目ID「@H1X」が削除され,図8の(B),(C)が一つに纏められることで,図9の(B)が成立する。仮の項目ID「@H1X」が削除されることで,項目ID「AR14」の直下に項目ID「AR13」,「XG47」が配置される。なお,仮の項目IDであるか否かは,「@」の有無により判別できる。
3)複数の計算順序において,項目ID間の関係を整理する。
既述の図7は,このときの項目ID間の関係を表す。項目ID「AR13」は項目ID「AR14」の下位であると共に,項目ID「XN07」,「XN08」の上位でもあるので,図9(A),(B)を1つに纏めて,図7が成立する。
既述の図7は,このときの項目ID間の関係を表す。項目ID「AR13」は項目ID「AR14」の下位であると共に,項目ID「XN07」,「XN08」の上位でもあるので,図9(A),(B)を1つに纏めて,図7が成立する。
(8)データの復帰(ステップS18)
結果戻し部18により,結果バックアップ部12で保存したバックアップDB330の値を新規の計算結果DB320に戻す。また,データ削除部19が,システムデータ取得部11で登録した現行の計算結果DB310注の計算結果を削除する。
結果戻し部18により,結果バックアップ部12で保存したバックアップDB330の値を新規の計算結果DB320に戻す。また,データ削除部19が,システムデータ取得部11で登録した現行の計算結果DB310注の計算結果を削除する。
本実施形態では,以下の利点を享受できる。
(1)指定した内容で計算結果を比較することができるため,計算結果の比較をより柔軟に行うことができる。
(2)新規の給与計算システム200に設定されている計算式の構造がツリー状に表示されるため,計算式を構成する項目を容易に把握できる。例えば,誤った計算式が設定されている項目の特定が容易となる。
(3)ツリー表示された計算式の各項目に比較値を表示することができるため,計算途中の計算式設定ミスを特定することができる。
(1)指定した内容で計算結果を比較することができるため,計算結果の比較をより柔軟に行うことができる。
(2)新規の給与計算システム200に設定されている計算式の構造がツリー状に表示されるため,計算式を構成する項目を容易に把握できる。例えば,誤った計算式が設定されている項目の特定が容易となる。
(3)ツリー表示された計算式の各項目に比較値を表示することができるため,計算途中の計算式設定ミスを特定することができる。
(その他の実施形態)
本発明の実施形態は上記の実施形態に限られず拡張,変更可能であり,拡張,変更した実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の実施形態は上記の実施形態に限られず拡張,変更可能であり,拡張,変更した実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
10…計算結果比較システム,100,200…給与計算システム,300…計算結果比較装置,310,320…計算結果DB,330…バックアップDB,340…比較内容DB,350…閾値DB,360…比較結果DB,370…計算式用DB,380…制御部,11…システムデータ取得部,12…結果バックアップ部,13…比較データ表示部,14…比較内容設定部,15…閾値設定部,16…比較部,17…結果表示部,18…結果戻し部,19…データ削除部,20…結果連動部,21…ツリー表示部,400…端末装置
Claims (4)
- 複数の第1の項目に区分される給与または賞与の第1の計算結果を記憶する第1の記憶部と,
前記複数の第1の項目と少なくとも一部が異なる複数の第2の項目に区分される給与または賞与の第2の計算結果を記憶する第2の記憶部と,
前記複数の第1の項目の中から複数の第3の項目として選択する項目の情報を入力し,前記複数の第2の項目の中から複数の第4の項目として選択する項目の情報を入力する入力部と,
前記入力される複数の第3の項目として選択された項目の情報および第4の項目として選択された項目の情報に基づき,第3,第4の計算結果をそれぞれ導出する第1,第2の計算部と,
前記導出される第3,第4の計算結果を比較する比較部と,
前記比較の結果を表示する表示部と,
を具備することを特徴とする計算結果比較装置。 - 前記導出される第3,第4の計算結果の差の絶対値が所定の閾値以下のときに,前記導出される第3,第4の計算結果が一致していると前記比較部が判断する
ことを特徴とする請求項1記載の計算結果比較装置。 - 前記表示部が,前記第1の項目の計算に用いる計算式を表示する
ことを特徴とする請求項1記載の計算結果比較装置。 - 給与または賞与の第1,第2の計算結果それぞれを区分する複数の第1,第2の項目それぞれから複数の第3,第4の項目を選択する情報を入力するステップと,
前記入力される複数の第3,第4の項目それぞれに基づき,第3,第4の計算結果をそれぞれ導出するステップと,
前記導出される第3,第4の計算結果を比較するステップと,
前記比較の結果を表示するステップと,
を具備することを特徴とする計算結果比較方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006304474A JP2008123125A (ja) | 2006-11-09 | 2006-11-09 | 計算結果比較装置および計算結果比較方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008123125A true JP2008123125A (ja) | 2008-05-29 |
Family
ID=39507837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006304474A Withdrawn JP2008123125A (ja) | 2006-11-09 | 2006-11-09 | 計算結果比較装置および計算結果比較方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008123125A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012173966A (ja) * | 2011-02-21 | 2012-09-10 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | データ分析支援装置、データ分析支援方法及びプログラム |
JP2019056994A (ja) * | 2017-09-20 | 2019-04-11 | 株式会社オービック | 計算結果表示装置、計算結果表示方法および計算結果表示プログラム |
JP2019087186A (ja) * | 2017-11-10 | 2019-06-06 | 株式会社野村総合研究所 | 資産情報照合支援システム |
-
2006
- 2006-11-09 JP JP2006304474A patent/JP2008123125A/ja not_active Withdrawn
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