JP2019134391A - 広告配信システム、コンテンツ視聴端末、広告配信装置及びプログラム - Google Patents

広告配信システム、コンテンツ視聴端末、広告配信装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】個人情報を保護すると共にサーバの負担を軽減しつつ、視聴者に適した広告を提供する。【解決手段】コンテンツ視聴端末により視聴された番組に関する番組データを、コンテンツ視聴端末に送信する番組データ送信部と、広告に関する広告メタデータを、コンテンツ視聴端末に送信する広告メタデータ送信部と、コンテンツ視聴端末から広告識別情報を受信し、広告識別情報で特定される広告を、コンテンツ視聴端末に配信するコンテンツに挿入し、コンテンツ視聴端末に送信する広告挿入部とを有する。コンテンツ視聴端末は、通信回線を介して、番組データ及び広告メタデータを受信する受信部と、視聴履歴を記録する視聴履歴記録部と、視聴者の視聴者属性を推定する視聴者属性推定部と、視聴者に適した広告を推定し、その広告の広告識別情報を送信する広告推定部と、通信回線を介して、広告が挿入されたコンテンツを受信し、表示する表示制御部とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は広告配信システム、コンテンツ視聴端末、広告配信装置及びプログラムに関し、特に、視聴者に適した広告を提供する広告配信システム、コンテンツ視聴端末、広告配信装置及びプログラムに関する。
テレビ放送は不特定多数への同一広告(いわゆるテレビコマーシャル)の配信のみが可能であり、テレビ毎に異なる広告を配信することはできない。そこで、テレビ番組中に表示する広告の効果を高めることが、広告主等から要求されている。この要求に応えるため、これまで、テレビ番組中の広告を、そのテレビ番組の内容に関連性があるものにする等の工夫がなされている。
しかし、テレビ番組の内容に関連性がある広告を当該テレビ番組を視聴するユーザに表示することは、その広告を、その広告の対象であるユーザに対してだけではなく、広告の対象外であるユーザに対しても表示することになる場合があり、広告の表示が効果的ではなくなることがある。すなわち、広告の対象となるユーザ個々に対してその広告を表示させることができないため、広告の効果を高めることができない。また、ユーザにとっても、自身のニーズに合わない広告を視聴しなければならず、広告が有益ではなくなってしまう。
そこで、広告を、適切な対象ユーザに対して効果的に表示させ、広告の効果を高める技術として、特許文献1に記載された技術がある。特許文献1に記載された技術は、サーバのHDDには、暗号化された番組データと、この番組データを復号する復号鍵データと、複数種類の広告データとが記録されており、テレビのHDDには、予め送信された番組データが記録されている。ユーザが番組を再生する指示を行うと、テレビからサーバに対し、番組データを復号するために必要な復号鍵データの要求がなされる。サーバは、この復号鍵データの要求履歴を基に作成したユーザ情報を用いて、ユーザに対する各広告データの適合度を判定し、適合度が高い広告データを、番組データと共にテレビに送信する。
特開2007−306066号公報
しかし、特許文献1に記載された技術は、ユーザ情報等の個人情報をサーバに送信しており、個人情報の管理に大きな負担が生じていた。
更に、ユーザ情報等の視聴者属性の推定や、視聴者に適した広告の選定等の処理はサーバが行っており、サーバに大きな負荷を与えてしまう。
そこで、本発明は上記課題に鑑みて発明されたものであって、個人情報を保護すると共にサーバの負担を軽減しつつ、視聴者に適した広告を提供できる広告配信システム、コンテンツ視聴端末、広告配信装置及びプログラムを提供することにある。
本発明の一態様は、コンテンツを視聴するコンテンツ視聴端末を備える広告配信システムであって、前記コンテンツ視聴端末により視聴された番組に関する番組データを、前記コンテンツ視聴端末に送信する番組データ送信部と、広告に関する広告メタデータを、前記コンテンツ視聴端末に送信する広告メタデータ送信部と、前記コンテンツ視聴端末から広告識別情報を受信し、前記広告識別情報で特定される広告を、前記コンテンツ視聴端末に配信するコンテンツに挿入し、広告が挿入されたコンテンツを前記コンテンツ視聴端末に送信する広告挿入部とを有し、前記コンテンツ視聴端末は、通信回線を介して、前記番組データ及び前記広告メタデータを受信する受信部と、視聴された番組の視聴履歴を記録する視聴履歴記録部と、前記番組データ及び前記視聴履歴を用いて、視聴者の視聴者属性を推定する視聴者属性推定部と、前記視聴者属性及び前記広告メタデータを用いて、前記コンテンツ視聴端末の視聴者に適した広告を推定し、推定した広告の前記広告識別情報を、前記広告挿入部に送信する広告推定部と、前記通信回線を介して、前記広告が挿入されたコンテンツを受信し、前記広告が挿入されたコンテンツを表示する表示制御部とを有する広告配信システムである。
本発明の一態様は、通信回線を介して、視聴された番組に関する番組データと広告に関する広告メタデータとを受信する受信部と、視聴された番組の視聴履歴を記録する視聴履歴記録部と、前記番組データ及び前記視聴履歴を用いて、視聴者の視聴者属性を推定する視聴者属性推定部と、前記視聴者属性及び前記広告メタデータを用いて、前記コンテンツ視聴端末の視聴者に適した広告を推定し、推定した広告の広告識別情報を送信する広告推定部と、前記通信回線を介して、前記広告識別情報で特定される広告が挿入されたコンテンツを受信し、前記広告が挿入されたコンテンツを表示する表示制御部とを有するコンテンツ視聴端末である。
本発明の一態様は、広告に関する広告メタデータを、コンテンツを視聴するコンテンツ視聴端末に送信する広告メタデータ送信部と、前記コンテンツ視聴端末から広告識別情報を受信し、前記広告識別情報で特定される広告を、前記コンテンツ視聴端末に配信するコンテンツに挿入し、広告が挿入されたコンテンツを前記コンテンツ視聴端末に送信する広告挿入部とを有する広告配信装置である。
本発明の一態様は、通信回線を介して、視聴された番組に関する番組データと広告に関する広告メタデータとを受信する受信処理と、視聴された番組の視聴履歴を記録する視聴履歴記録処理と、前記番組データ及び前記視聴履歴を用いて、視聴者の視聴者属性を推定する視聴者属性推定処理と、前記視聴者属性及び前記広告メタデータを用いて、前記コンテンツ視聴端末の視聴者に適した広告を推定し、推定した広告の広告識別情報を送信する広告推定処理と、前記通信回線を介して、前記広告識別情報で特定される広告が挿入されたコンテンツを受信し、前記広告が挿入されたコンテンツを表示する表示制御処理とをコンピュータに実行させるプログラムである。
本発明は、個人情報を保護すると共にサーバの負担を軽減しつつ、視聴者に適した広告を提供できる。
図1は第1の実施の形態における広告配信システムの概略構成図である。 図2はコンテンツ視聴端末1のブロック図である。 図3は視聴履歴記録処理222により記録される視聴履歴の一例を示した図である。 図4はニューラルネットワークの一例を示した図である。 図5は視聴履歴に対応する番組データの一例を示した図である。 図6はニューラルネットワークの出力ノードからの出力の一例を示した図である。 図7は広告メタデータの一例を示した図である。 図8は遺伝的アルゴリズムの概念を示したものである。 図9は番組サーバ3のブロック図である。 図10は広告サーバ4のブロック図である。 図11は広告配信システムのシーケンス図である。 図12は視聴者属性推定処理223の動作フローチャートである。 図13は、記録された視聴履歴と番組サーバ3から取得した番組データとから、ニューラルネットワークに入力する入力データの一例を示した図である。 図14は広告推定処理224の動作フローチャートである。 図15は第2の実施の形態のコンテンツ視聴端末1のブロック図である。
<第1の実施の形態>
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施の形態における広告配信システム及びそれに用いられる各装置について説明する。
図1は第1の実施の形態における広告配信システムの概略構成図である。
本実施の形態の広告配信システムは、コンテンツ視聴端末1と、放送局2、番組サーバ3と、広告サーバ4とを備える。そして、コンテンツ視聴端末1と、放送局2、番組サーバ3と、広告サーバ4とは、以下の機能を備える。
コンテンツ視聴端末1は、テレビ放送又はネット配信によるコンテンツを視聴する端末であり、例えば、据え置き型テレビ受信機、スマートフォン、ヘッドマウントディスプレイ等がある。また、コンテンツの代表的な例として、放送局から放送される放送番組があるが、放送番組に限られない。例えば、ビデオオンデマンド(VOD)によるビデオコンテンツ、ラジオ放送によるラジオ番組などでもよい。また、番組は、ドラマ、バラエティ番組、紹介番組等である。
コンテンツ視聴端末1は、ネットワークを介して、番組サーバ3及び広告サーバ4と通信を行う機能を有する。コンテンツ視聴端末1が、番組サーバ3及び広告サーバ4と通信を行う機能として、例えば、コンテンツ視聴端末1がテレビ受信機である場合、ハイブリットキャスト等がある。
更に、コンテンツ視聴端末1は、後述するように、視聴者の視聴履歴を記録する視聴履歴記録機能と、視聴者の属性を推定する視聴者属性推定機能と、視聴者に適した広告を推定する広告推定機能と、視聴者に適した広告を表示する表示制御機能とを備える。
放送局2は、コンテンツ視聴端末1で視聴される番組を放送する。
番組サーバ3は、放送局2が放送した番組の番組データを、コンテンツ視聴端末1に送信する機能を有する。番組データは、番組に関する情報であって、その番組の各層毎の視聴率や、その番組がどのような構成の番組であるのかの情報(例えば、バラエティ、エンタメ、料理、ニュース、ドラマ、ドキュメンタリー、スポーツ、情報等の番組のカテゴリに関する情報)である。
広告サーバ4は、コンテンツ視聴端末1からの広告メタデータのリクエストに応答して、広告メタデータをコンテンツ視聴端末1に送信する機能を有する。広告メタデータは、広告毎に、広告の時間(長さ)、値段、希望の放送(配信)時間帯、累計表示回数、広告のターゲットとする視聴者層、広告のカテゴリ、競合する広告のリストなどの情報である。
また、広告サーバ4は、コンテンツ視聴端末1からの広告挿入リクエストに応答して、リクエストされた広告が挿入された一群のコンテンツを、コンテンツ視聴端末1に配信する機能を有する。
次に、各装置の構成及び動作について、図面を用いて説明する。
まず、コンテンツ視聴端末1について説明する。
コンテンツ視聴端末1は、テレビ受信機能を持った情報処理装置(コンピュータ)によって構成することができる。図2はコンテンツ視聴端末1のブロック図である。
コンテンツ視聴端末1は、図2に示す如く、テレビ放送を受信するチューナ、エンコーダ等を含むテレビ番組受信部21と、プロセッサ22、メモリ(ROMやRAM)23、記憶装置(ハードディスク、半導体ディスクなど)24、入力装置(リモコン、キーボード、マウス、タッチパネルなど)25、表示装置(ディスプレイ)26、通信装置27を備える。
コンテンツ視聴端末1は、記憶装置24に格納されたプログラムがメモリ23にロードされ、プロセッサ22によりプログラムが実行されることにより、送受信処理221と、視聴履歴記録処理222と、視聴者属性推定処理223と、広告推定処理224と、表示制御処理225とが実現されるものである。
具体的には、コンテンツ視聴端末1は、送受信処理221によるハイブリットキャスト等を利用して、視聴履歴記録処理222と、視聴者属性推定処理223と、広告推定処理224と、表示制御処理225とを、プロセッサに実行させるプログラム等を、広告サーバ4から取得する。尚、プログラム等の取得は、かならずしも広告サーバ4に限定されるものでなく、他のサーバから取得するようにしても良い。以下、コンテンツ視聴端末1において実行される送受信処理221と、視聴履歴記録処理222と、視聴者属性推定処理223と、広告推定処理224と、表示制御処理225とを説明する。
送受信処理221は、ハイブリットキャスト等を利用して、コンテンツ視聴端末1と番組サーバ3及び広告サーバ4との間で情報の送受信を行う処理である。
視聴履歴記録処理222は、コンテンツ視聴端末1で視聴された放送コンテンツ(番組)の視聴履歴を記録する処理である。記録される視聴履歴は、視聴時間(時刻)、視聴チャンネル、視聴番組名等の視聴者が視聴したコンテンツ(番組)を特定できる履歴である。図3は、視聴履歴記録処理222により記録される視聴履歴の一例を示した図である。図3に示す例は、現在視聴している番組の視聴履歴(視聴履歴1)と、過去に視聴した視聴履歴のうち、最新の5回分の視聴履歴(視聴履歴2〜視聴履歴6)を記録した例であり、各視聴履歴として、視聴者が視聴した番組の視聴日、視聴時間及び視聴チャンネルを記録している。尚、本実施の形態では、放送局2から放送されるコンテンツの視聴履歴を記録する場合を例にするが、これに限られない。例えば、インターネット等で配信されるコンテンツの視聴履歴を記録するようにしても良い。
視聴者属性推定処理223は、記録された視聴履歴と、番組サーバ3から取得した番組データから、視聴者の属性(例えば、視聴者の性別、年齢層、子供の有無、興味のあるカテゴリ等)を推定する処理である。視聴者の属性の推定は、例えば、教師データを用いて、番組データとその番組データから推定される視聴者の属性との関係をニューラルネットワークに学習させ、この学習済みのニューラルネットワークを用いて行われる。学習済みのニューラルネットワークは、ハイブリットキャスト等を利用して、広告サーバ4からコンテンツ視聴端末1が取得する。尚、一度学習されたニューラルネットワークは、広告サーバ4により、中間層における重みづけ等を適時更新するようにしても良い。
視聴者属性推定処理223で用いられるニューラルネットワークの一例について、図4を用いて説明する。
図4に示されるニューラルネットワークの一例は、過去に視聴した5回の番組(視聴履歴2〜視聴履歴6)と、現在視聴している番組との計6回分の視聴履歴(視聴履歴1)及び番組データから、視聴者属性を推定する例を示している。入力層は、ひとつの視聴番組に対して、その番組のカテゴリ(例えば、[バラエティ,エンタメ,料理,ニュース,ドラマ,ドキュメンタリー,スポーツ,情報])に対応した8個の入力ノードと、番組の視聴率情報(例えば、視聴者の年齢別区分毎の視聴率[C,T,M1,M2,M3,F1,F2,F3]層の視聴率)に対応した8個の入力ノードと、放送時間の1個の入力ノードとを持つ。そして、この17個の入力ノードが番組数(6回分)あるので、ニューラルネットワークの全体として、17×6=102個の入力ノードを持つ。
一方、出力層は、視聴者の性別の度合いが出力される1個の出力ノード、視聴者の視聴者層([C,T,M1,M2,M3,F1,F2,F3]層)の度合いが出力される8個の出力ノード、視聴者の興味のある番組カテゴリ([バラエティ,エンタメ,料理,ニュース,ドラマ,ドキュメンタリー,スポーツ,情報])の度合いが出力される8個の出力ノード、子供の有無の度合いが出力される1個の出力ノードの計18個の出力ノードを持つ。
上述したニューラルネットワークに、番組サーバ3から取得した番組データと、視聴履歴記録処理222で記録した視聴履歴とから成るデータを入力することにより、例えば、視聴者の性別、視聴者の視聴者層、視聴者の興味のある番組カテゴリ及び視聴者の子供の有を推定することができる。
例えば、視聴履歴が図3に示されるものである場合、図3に示される視聴履歴から特定される番組データを、番組サーバ3から取得する。そして、視聴履歴に対応する番組データが、図5に示されるものであるとする、各データがニューラルネットワークの入力ノードに入力される。すると、ニューラルネットワークの出力ノードからは、図6に示されるような度合い(値)が出力される。
尚、上述したニューラルネットワークは、一例であり、現在の視聴履歴に対応する番組データを考慮せず、過去の視聴履歴に対応する番組データのみで、視聴者の属性を推定しても良い。
視聴者属性推定処理で推定される視聴者の属性は後述する広告推定処理で利用されるが、視聴者属性推定処理の段階で、視聴者の属性を結論づける必要はなく、各出力ノードから出力される度合(値)(推定値)を、後述する広告推定処理でそのまま用いても良い。また、視聴者属性推定処理の段階で視聴者属性を決定する場合は、例えば、ニューラルネットワークの出力ノードが出力された度合を、所定の閾値により判断する。例えば、性別の場合、ニューラルネットワークの出力ノードの出力値が「0〜0.3」である場合には男性、「0.7〜1」である場合には女性であるとする推定する等である。
広告推定処理224は、視聴者属性推定処理223により推定された視聴者属性と、広告サーバ4から取得した広告メタデータとから、視聴者に適した広告を推定する処理である。そして、推定した広告を識別する広告識別情報及びその広告の配列パターン(どのような順序で広告を表示させるかのパターン)を、広告サーバ4に送信する処理である。
視聴者に適した広告を推定する広告推定処理224は、例えば、視聴者属性推定処理223により推定された視聴者属性と、広告サーバ4から取得した広告メタデータとを、遺伝的アルゴリズムを用いて解析することにより、実現することができる。
例えば、どのような視聴者層をターゲットとするかの広告ターゲット層と、広告の希望放送時間帯と、広告の単価と、広告累計表示回数と、広告の尺とを変数に持つ『広告の価値V』を定義し、Vを元に遺伝的アルゴリズムによって視聴者に提示する広告を決定する。アルゴリズムは以下通りである。
(1)まず、広告サーバ4から広告メタデータを取得する。広告サーバ4から取得した広告メタデータの一例を、図7に示す。図7に示される広告メタデータは、広告毎に、広告の希望放送時間帯、広告単価、広告累計表示回数、広告の尺の値、ターゲットとする性別、視聴者層([C,T,M1,M2,M3,F1,F2,F3]層)及び子供の有無の適合度合いが記載されている。そして、広告毎に価値V(利益と広告の適正を加味)を計算する。例えば、以下の式である。
ここで、C,Cは定数、AdPriceは広告の値段、Corは視聴者属性と広告がターゲットとする広告ターゲット層との相関、Disは広告主の希望広告放送時間帯と現在の視聴時刻との距離、Countは広告の累積表示回数、Lengthは広告の尺である。
尚、Corは、視聴者属性と広告がターゲットとする広告ターゲット層との相関が高い程、値は大きくなる。例えば、Corの計算方法の一例としては、視聴者属性推定処理におけるニューラルネットワークの出力ノードの出力値と、広告メタデータにおける広告毎の対象とする性別、視聴者層([C,T,M1,M2,M3,F1,F2,F3]層)及び子供の有無の適合度合いとの分散値を求め、その逆数をRConviewとする例がある。但し、上述の計算方法は一例であり、これに限られない。
(2)広告を染色体として個体をn個生成する(初期値はランダム)
(3)染色体が1なら実際に放送する広告として採用する。
(4)個体毎の適応度T(採用する広告の価値Vの和)を計算し、上位2つの個体はエリート個体として次世代に必ず残し、残りn-2個の個体は適応度Tに比例して残りやすいようにして次世代の個体をn個選択する。
(5)次世代の個体同士を「交叉」して染色体の入れ替えを行う。
(6)ある一定の確率で「突然変異」を発生させ染色体の一部をランダムに入れ替える。
(7)(3)から(6)を指定回数繰り返す。
図8は、上述のアルゴリズムの概念を示したものである。
このようにして、視聴者に適した広告と、その広告の配列パターンを推定することができる。尚、広告パターンは、広告がひとつの場合もありうる。
更に、上述の広告毎に価値Vでは、広告によって得られる利益と、視聴者と広告との適正とを考慮したが、広告によって得られる利益を考慮せず、視聴者と広告との適正のみを考慮して、広告を推定することも可能である。上記の式のうち、第一項目は放送局側の利益を最大にするように効率的に広告を配信するための項、第二項は広告に興味のある視聴者に対して広告出稿主の希望に合った時間帯に広告を配信するための項である。従って、視聴者と広告との適正のみを考慮する場合は、第一項目を除き、第二項のみの式で計算を行えば良い。
表示制御処理225は、現在視聴している放送番組に代えて、広告サーバ4から配信される広告が挿入されたコンテンツを、表示制御処理225に表示する制御を行う処理である。
番組サーバ3は、図9に示す如く、プロセッサ31、メモリ(ROMやRAM)32、記憶装置(ハードディスク、半導体ディスクなど)33、入力装置(キーボード、マウス、タッチパネルなど)34、表示装置(ディスプレイ)35、通信装置36、番組データベース37などのハードウェア資源を有する汎用のコンピュータにより構成することができる。
番組データベース37は、各番組の番組データが格納されたデータベースである。上述したように、番組データは、一例として、図5に示したものであり、例えば、番組に関する情報であって、その番組の各層毎の視聴率や、その番組がどのような構成の番組であるのかの情報(例えば、バラエティ、エンタメ、料理、ニュース、ドラマ、ドキュメンタリー、スポーツ、情報等の番組のカテゴリに関する情報)である。尚、番組データベース37は、番組サーバ3が備えていても良いが、番組サーバ3と物理的に外部に設けられ、LANを介して番組サーバ3と接続されていても良い。
番組サーバ3は、記憶装置33に格納されたプログラムがメモリ32にロードされ、プロセッサ31によりプログラムが実行されることにより、送受信処理311と、番組データ送信処理312とが実現されるものである。
送受信処理311は、番組サーバ3とコンテンツ視聴端末1との間で情報の送受信を行う処理である。
番組データ送信処理312は、コンテンツ視聴端末1に番組データをコンテンツ視聴端末1に送信する処理である。送信する番組データは、コンテンツ視聴端末1の視聴履歴の番組の番組データをカバーできれば、コンテンツ視聴端末1から番組データを指定する方法であっても、過去及び現在放送された一定の量の番組データを、コンテンツ視聴端末1に送信するようにしても良い。
広告サーバ4は、コンテンツ視聴端末1からの広告メタデータのリクエストに応答して、広告メタデータをコンテンツ視聴端末1に送信する機能を有する。広告メタデータは、広告毎に、広告の時間(長さ)、値段、希望の放送(配信)時間帯、累計表示回数、広告のターゲットとする視聴者層、広告のカテゴリ、競合する広告のリストなどの情報である。
また、広告サーバ4は、コンテンツ視聴端末1からの広告挿入リクエストに応答して、リクエストされた広告が挿入された一群のコンテンツを、コンテンツ視聴端末1に配信する機能を有する。広告を挿入するコンテンツは、例えば、テレビ局2で放送されている番組と同じものである。
具体的には、広告サーバ4は、図10に示す如く、プロセッサ41、メモリ(ROMやRAM)42、記憶装置(ハードディスク、半導体ディスクなど)43、入力装置(キーボード、マウス、タッチパネルなど)44、表示装置(ディスプレイ)45、通信装置46、広告メタデータデータベース47、広告映像データベース48、コンテンツデータベース49などのハードウェア資源を有する汎用のコンピュータにより構成することができる。
広告メタデータデータベース47は、各広告のメタデータが格納されたデータベースである。上述したように、広告メタデータは、広告毎に、広告の時間(長さ)、値段、希望の放送(配信)時間帯、累計表示回数、広告のターゲットとする視聴者層、広告のカテゴリ、競合する広告のリストなどの情報である。一例としては、上述したように、図7に示したものである。
広告映像データベース48は、各広告の映像(音声も含む)が格納されたデータベースである。
コンテンツデータベース49は、コンテンツが格納されたデータベースである。格納されたコンテンツは、例えば、テレビ局2で放送されているコンテンツ(番組)と同じものである。
尚、広告メタデータデータベース47、広告映像データベース48及びコンテンツデータベース49は、広告サーバ4が備えていても良いが、広告サーバ4と物理的に外部に設けられ、LANを介して広告サーバ4と接続されていても良い。
広告サーバ4は、記憶装置43に格納されたプログラムがメモリ42にロードされ、プロセッサ41によりプログラムが実行されることにより、送受信処理411と、広告メタデータ送信処理412と、広告挿入処理413とが実現されるものである。
送受信処理411は、広告サーバ4とコンテンツ視聴端末1との間で情報の送受信を行う処理である。
広告メタデータ送信処理412は、コンテンツ視聴端末1に、リクエストに応答して、広告メタデータをコンテンツ視聴端末1に送信する処理である。
広告挿入処理413は、コンテンツ視聴端末1から指定された広告の映像を、広告映像データベース48から選択し、選択した広告の映像を、コンテンツデータベース49から読み出したコンテンツに挿入する。そして、広告が挿入されたコンテンツを、コンテンツ視聴端末1に送信する処理である。
次に、上述した広告配信システム及びそれに用いられる各装置の動作を説明する。図11は広告配信システムのシーケンス図である。尚、以下の説明では、コンテンツ視聴端末1は、ハイブリットキャスト等を利用して、視聴履歴記録処理222と、視聴者属性推定処理223と、広告推定処理224とを、プロセッサに実行させるプログラム等を、既に広告サーバ4から取得しているものとする。
まず、テレビ局2は、番組を放送する(Step 10)。
コンテンツ視聴端末1は、放送番組を受信し、視聴者による番組の視聴が開始される。この視聴の際、コンテンツ視聴端末1は、視聴履歴記録処理222が開始される(Step 11)。視聴履歴記録処理222は、視聴された番組毎に、視聴時刻、視聴チャンネル、視聴番組名等の視聴者が視聴したコンテンツ(番組)を特定できる履歴を記録する。
コンテンツ視聴端末1は、記録された視聴履歴と、番組サーバ3から取得した番組データから、視聴者の属性を推定する視聴者属性推定処理223を行う(Step 12)。ここで、視聴者属性推定処理223の動作を説明する。図12は視聴者属性推定処理223の動作フローチャートである。
コンテンツの視聴が開始されると(Step 100)、n回分の視聴履歴が存在するかを確認する(Step 101)。n回分の視聴履歴が存在しない場合には、視聴者属性推定処理を終了する。一方、n回分の視聴履歴が存在する場合には、現在視聴している視聴履歴とn回分の視聴履歴とを取得する(Step 102)。本例では、nを5とすると、現在視聴している視聴履歴を含めて6回分の視聴履歴を取得することになる。そして、本例では取得した6回分の視聴履歴が、図3に示すものであるとする。
続いて、視聴者属性推定処理223は、取得した視聴履歴に対応する番組データを、番組サーバ3にリクエストする(Step 13、Step 103)。本例では、現在視聴しているコンテンツと過去5回分の視聴履歴に対応する番組データを、番組サーバ3にリクエストする。
番組サーバ3は、コンテンツ視聴端末1からの番組データのリクエストに応答して、番組データを送信する(Step 14)。送信する番組データは、コンテンツ視聴端末1の視聴履歴の番組の番組データをカバーできれば、コンテンツ視聴端末1から番組データを指定する方法であっても、過去及び現在放送された一定の量の番組データを、コンテンツ視聴端末1に送信するようにしても良い。
視聴者属性推定処理223は、取得した視聴履歴に対応する番組データを、番組サーバ3から取得する(Step 104)。本例では、現在視聴しているコンテンツと過去5回分の視聴履歴に対応する番組データを、番組サーバ3から取得する。本例では、現在視聴しているコンテンツと過去5回分の視聴履歴に対応する番組データは、図5に示すものであるとする。
視聴者属性推定処理223は、(n+1)回分の視聴履歴と、番組サーバ3から取得した視聴履歴に対応する番組データから、ニューラルネットワークに入力する入力データを生成する(Step 105)。図13は、記録された視聴履歴と番組サーバ3から取得した番組データとから、ニューラルネットワークに入力する入力データの一例を示した図である。図13では、視聴履歴から特定された各番組の番組データから、その番組が占めるカテゴリ([バラエティ,エンタメ,料理,ニュース,ドラマ,ドキュメンタリー,スポーツ,情報])の割合と、その番組の視聴者の年齢別区分毎の視聴率[C,T,M1,M2,M3,F1,F2,F3]層の視聴率)と、放送時間とを抽出して、ニューラルネットワークに入力する入力データを生成している。尚、現在視聴しているコンテンツの場合、全ての入力データが揃わない場合がある。例えば、番組の視聴者の年齢別区分毎の視聴率のような場合である。そのような場合は、仮の数値を当てても良い。
次に、視聴者属性推定処理223は、生成した入力データを、ニューラルネットワークに入力して、分類データを出力させ、視聴者の属性を推定する(Step 106)。本例では、ニューラルネットワークの出力ノードより、性別=1、C=0.4、T=0.2、M1=0.3、M2=0.2、M3=0.2、F1=0.1、F2=0.6、F3=0.2、バラエティ=0.2、エンタメ=0.4、料理=0.8、ニュース=0.2、ドラマ=0.4、ドキュメンタリー=0.3、スポーツ=0.2、情報=0.3、子供の有無=0.6が出力されたものとする。
コンテンツ視聴端末1は、視聴者属性推定処理223が終了すると、広告推定処理224を行う(Step 15)。ここで、広告推定処理224の動作を説明する。図14は広告推定処理224の動作フローチャートである。
まず、広告推定処理224は、広告サーバ4に、広告メタデータをリクエストする(Step 16、Step 200)。尚、このとき、コンテンツ視聴端末により現在視聴されている番組を識別する視聴番組識別情報も送信する。
広告サーバ4は、コンテンツ視聴端末1からの広告メタデータのリクエストに応答して、広告メタデータを送信する(Step 17)。尚、コンテンツ視聴端末1からの広告メタデータのリクエストの受信時刻を、コンテンツ視聴端末1により、コンテンツが視聴されている視聴時刻として取得する。
広告推定処理224は、広告メタデータを取得する(Step 201)。本例では、取得した広告メタデータは、図7に示すものであるとする。
次に、視聴者属性と広告ターゲット層との相関値を計算する(Step 202)。本例では、ニューラルネットワークの出力ノードより出力された、性別=1、C=0.4、T=0.2、M1=0.3、M2=0.2、M3=0.2、F1=0.1、F2=0.6、F3=0.2、及び子供の有無=0.6の各々の値と、図7に示す広告データの各広告の性別、C、T、M1、M2、M3、F1、F2、F3及び子供の有無の各値との分散を計算し、その逆数を、視聴者属性と広告がターゲットとする広告ターゲット層との相関値として計算する。また、広告主の希望広告放送時間帯と現在の視聴時刻(Step 17において、取得した視聴時刻)との距離も計算する。そして、計算された視聴者属性と広告がターゲットとする広告ターゲット層との相関(Cor)、広告主の希望広告放送時間帯と現在の視聴時刻との距離(Dis)、広告の値段(AdPrice)、広告の累積表示回数(Count)、及び、広告の尺(Length)を用いて、広告毎の価値Vを計算する(Step 203)。
続いて、広告推定処理224は、各広告の価値Vと遺伝アルゴリズムとを用いて、視聴者の属性と各広告のターゲット層との適合を考慮し、広告の効果が最大となる広告パターンを推定する(Step 204)。本例では、広告3及び広告4を、広告3、広告4の順番で視聴させるパターンが、視聴者に適合するものであると推定されたものとする。
そして、広告推定処理224は、適合広告が推定されると、推定した広告を識別する広告識別情報と広告の配列パターン(広告パターン)を、広告サーバ4に送信する(Step 18、Step 205)。
コンテンツ視聴端末1から広告識別情報及び広告の配列パターンを受信した広告サーバ4は、広告挿入処理413を開始する(Step 19)。広告挿入処理は、広告識別情報から、該当する広告の映像データを、広告映像データベース48から取得する。また、取得した視聴番組識別情報及びコンテンツが視聴されている視聴時刻を用いて、視聴者が現在視聴している番組と同じ番組の映像データを、コンテンツデータベース49から取得する。そして、コンテンツデータベース49から取得した番組の広告枠(広告表示区間)に、広告の配列パターンに従って、広告映像データベース48から取得した広告を挿入する。本例では、広告3、広告4の順番で、現在視聴している番組の広告枠(広告表示区間)に広告3、広告4を挿入する。これにより、視聴者に適した広告が挿入されたコンテンツが生成される。尚、コンテンツは、放送局2から現在放送されている番組(現在視聴中の番組)と同じものであっても良いし、独自のコンテンツであっても良い。生成されたコンテンツは、コンテンツ視聴端末1に送信される。
コンテンツ視聴端末1では、広告が挿入されたコンテンツを受信し、表示制御処理225により、放送番組に代えて、コンテンツを視聴する(Step 20)。
尚、上述した例では、放送番組に代えて、広告が挿入されたコンテンツを視聴するように構成した。しかし、広告サーバ4は広告のみを配信するように構成し、コンテンツ視聴端末1の表示制御処理が、放送番組の広告時間帯の広告に代えて、配信された広告を表示するように構成しても良い。
更に、コンテンツ視聴端末1は、放送波からの放送番組を表示する必要はなく、初めから広告サーバから送信される放送番組と同じコンテンツを受信して視聴するようにしても良い。
第1の実施の形態は、視聴者に適した広告を選択することができる。しかも、視聴者に適した広告の推定は、コンテンツ視聴端末側で行われるので、サーバ等の外部のデバイスに、視聴者の属性などの個人情報の送信する必要が無く、個人情報の保護の観点からも大きな効果が得られる。
更に、視聴者に適合した広告の推定は、コンテンツ視聴端末側で行われるので、サーバ側の処理の負担が少ないという効果も得られる。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態を説明する。
第2の実施の形態が、第1の実施の形態と異なる所は、コンテンツ視聴端末1によって、放送局から放送される広告(以下、デフォルト広告と記載する)と、放送番組広告サーバ4から送信される視聴者に適した広告(適合広告と記載する)とを、通信環境によって切り替えることである。
上記の相違より、第2の実施の形態では、コンテンツ視聴端末1の構成が第1の実施の形態と異なる。図15は、第2の実施の形態のコンテンツ視聴端末1のブロック図である。
第2の実施の形態のコンテンツ視聴端末1は、第1の実施の形態のコンテンツ視聴端末1に加えて、プロセッサ22が切換処理226を行うことが追加されている。この切換処理226は、コンテンツ視聴端末1の通信回線の通信品質を測定する。通信品質の測定の結果、ネットワーク側(ハイブリットキャスト側)から安定的に適合広告が挿入されたコンテンツを取得できる場合は、放送波の番組の視聴に代えて、適合広告が挿入されたコンテンツをコンテンツ視聴端末1に表示する。一方、通信品質の測定の結果、ネットワーク側(ハイブリットキャスト側)が不安定で適合広告が挿入されたコンテンツを正常に取得できない場合等は、放送波による放送番組をそのまま表示し、デフォルト広告を視聴者に視聴させる。
第2の実施の形態は、ネットワーク側の通信環境が不安定な場合であっても、視聴者に通常の放送波による広告を視聴させることができるので、安定的な広告配信ができる。
<第2の実施の形態の変形例>
上述した第2の実施の形態では、視聴者に提示する広告を、ネットワーク側の通信環境によって、視聴者に視聴させる広告を、デフォルト広告と適合広告とに切換える例を説明した。
しかし、コンテンツ視聴端末1の視聴者属性推定処理223において、視聴者の属性の推定が所定の確度が得られない場合、ネットワーク側の通信環境にかかわらず、放送波による放送番組をそのまま表示し、デフォルト広告を視聴者に視聴させるように構成しても良い。
更に、第2の実施の形態と第2の実施の形態の変形例とを組み合わせても良い。
1 コンテンツ視聴端末
2 放送局
3 番組サーバ
4 広告サーバ
21 テレビ番組受信部
22 プロセッサ
23 メモリ
24 記憶装置
25 入力装置
26 表示装置
31 プロセッ
32 メモリ
33 記憶装置
34 入力装置
35 表示装置
36 通信装置
37 番組データベース
41 プロセッサ
42 メモリ
43 記憶装置
44 入力装置
45 表示装置
46 通信装置
47 広告メタデータデータベース
48 広告映像データベース
49 コンテンツデータベース

Claims (13)

  1. コンテンツを視聴するコンテンツ視聴端末を備える広告配信システムであって、
    前記コンテンツ視聴端末により視聴された番組に関する番組データを、前記コンテンツ視聴端末に送信する番組データ送信部と、
    広告に関する広告メタデータを、前記コンテンツ視聴端末に送信する広告メタデータ送信部と、
    前記コンテンツ視聴端末から広告識別情報を受信し、前記広告識別情報で特定される広告を、前記コンテンツ視聴端末に配信するコンテンツに挿入し、広告が挿入されたコンテンツを前記コンテンツ視聴端末に送信する広告挿入部と、
    を有し、
    前記コンテンツ視聴端末は、
    通信回線を介して、前記番組データ及び前記広告メタデータを受信する受信部と、
    視聴された番組の視聴履歴を記録する視聴履歴記録部と、
    前記番組データ及び前記視聴履歴を用いて、視聴者の視聴者属性を推定する視聴者属性推定部と、
    前記視聴者属性及び前記広告メタデータを用いて、前記コンテンツ視聴端末の視聴者に適した広告を推定し、推定した広告の前記広告識別情報を、前記広告挿入部に送信する広告推定部と、
    前記通信回線を介して、前記広告が挿入されたコンテンツを受信し、前記広告が挿入されたコンテンツを表示する表示制御部と
    を有する広告配信システム。
  2. 前記広告推定部は、前記コンテンツ視聴端末の視聴者に適した複数の広告と、前記複数の広告の視聴順序とを、推定する
    請求項1に記載の広告配信システム。
  3. 前記広告推定部は、前記視聴者属性及び前記広告メタデータを用いて、前記コンテンツ視聴端末の視聴者に適し、かつ、広告による利益が最大となる広告を、推定する
    請求項1又は請求項2に記載の広告配信システム。
  4. 前記表示制御部は、前記通信回線の通信品質を測定し、前記通信品質の測定結果に基づいて、前記広告が挿入されたコンテンツと放送番組とを切換えて表示する
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の広告配信システム。
  5. 通信回線を介して、視聴された番組に関する番組データと広告に関する広告メタデータとを受信する受信部と、
    視聴された番組の視聴履歴を記録する視聴履歴記録部と、
    前記番組データ及び前記視聴履歴を用いて、視聴者の視聴者属性を推定する視聴者属性推定部と、
    前記視聴者属性及び前記広告メタデータを用いて、前記コンテンツ視聴端末の視聴者に適した広告を推定し、推定した広告の広告識別情報を送信する広告推定部と、
    前記通信回線を介して、前記広告識別情報で特定される広告が挿入されたコンテンツを受信し、前記広告が挿入されたコンテンツを表示する表示制御部と
    を有するコンテンツ視聴端末。
  6. 前記広告推定部は、前記コンテンツ視聴端末の視聴者に適した複数の広告と、前記複数の広告の視聴順序とを、推定する
    請求項5に記載のコンテンツ視聴端末。
  7. 前記広告推定部は、前記視聴者属性及び前記広告メタデータを用いて、前記コンテンツ視聴端末の視聴者に適し、かつ、広告による利益が最大となる広告を、推定する
    請求項5又は請求項6に記載のコンテンツ視聴端末。
  8. 前記表示制御部は、前記通信回線の通信品質を測定し、前記通信品質の測定結果に基づいて、前記広告が挿入されたコンテンツと放送番組とを切換えて表示する
    請求項5から請求項7のいずれかに記載のコンテンツ視聴端末。
  9. 広告に関する広告メタデータを、コンテンツを視聴するコンテンツ視聴端末に送信する広告メタデータ送信部と、
    前記コンテンツ視聴端末から広告識別情報を受信し、前記広告識別情報で特定される広告を、前記コンテンツ視聴端末に配信するコンテンツに挿入し、広告が挿入されたコンテンツを前記コンテンツ視聴端末に送信する広告挿入部と
    を有する広告配信装置。
  10. 通信回線を介して、視聴された番組に関する番組データと広告に関する広告メタデータとを受信する受信処理と、
    視聴された番組の視聴履歴を記録する視聴履歴記録処理と、
    前記番組データ及び前記視聴履歴を用いて、視聴者の視聴者属性を推定する視聴者属性推定処理と、
    前記視聴者属性及び前記広告メタデータを用いて、前記コンテンツ視聴端末の視聴者に適した広告を推定し、推定した広告の広告識別情報を送信する広告推定処理と、
    前記通信回線を介して、前記広告識別情報で特定される広告が挿入されたコンテンツを受信し、前記広告が挿入されたコンテンツを表示する表示制御処理と
    をコンピュータに実行させるプログラム。
  11. 前記広告推定処理部は、前記コンテンツ視聴端末の視聴者に適した複数の広告と、前記複数の広告の視聴順序とを、推定する
    請求項10に記載のプログラム。
  12. 前記広告推定処理部は、前記視聴者属性及び前記広告メタデータを用いて、前記コンテンツ視聴端末の視聴者に適し、かつ、広告による利益が最大となる広告を、推定する
    請求項10又は請求項11に記載のプログラム。
  13. 前記表示制御処理は、前記通信回線の通信品質を測定し、前記通信品質の測定結果に基づいて、前記広告が挿入されたコンテンツと放送番組とを切換えて表示する
    請求項10から請求項12のいずれかに記載のプログラム。
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