JP2019134083A - 樹脂ケースのカバー、及び、箱状体 - Google Patents

樹脂ケースのカバー、及び、箱状体 Download PDF

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正訓 鮫島
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Abstract

【課題】樹脂ケース内部の熱の放熱性に優れるカバー及び箱状体を提供する。【解決手段】カバー1は、樹脂製の開口部を有するケースのその開口部を塞ぐためのカバーである。カバーは、ケースの開口部に対応した枠形状を有する樹脂部材10と、前記枠形状が画成する中空箇所を塞ぐように樹脂部材に設けられる金属部材20と、樹脂部材と金属部材との接触箇所を封止する止水部30と、を備える。前記接触箇所にて、樹脂部材が有する所定の間隔をあけて互いに向かい合う一対の壁部11,13が金属部材に対して立設されることで溝形状の凹部が構成され、前記凹部の内部に止水部が設けられる。前記接触箇所に沿ってひとつながりの前記凹部が構成され、樹脂部材が、前記凹部に設けられた止水部をまたぐように一対の壁部を繋ぐ連結部14を有し、止水部は、ポッティング可能な材料で構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、樹脂で形成された開口部を有するケースの開口部を塞ぐためのカバー、及び、そのようなカバーを備えた箱状体に関する。
従来から、樹脂ケースの開口部をカバーで覆った箱状体が知られている(例えば、特許文献1〜7を参照)。具体的には、従来の箱状体の一つでは、樹脂ケースの開口部と、樹脂製のカバーと、が振動溶着され、箱状体が密封されるようになっている(特許文献1を参照)。
特開2008−166382号公報 特開2012−209308号公報 特開2009−295362号公報 特開2008−306048号公報 特開2007−305721号公報 特開2006−287065号公報 特許第5617011号公報
上述した箱状体の一例として、車両用のABS(Antilock Brake System)ユニットが挙げられる。このユニットでは、樹脂ケース(箱状体)内に、システム制御用の回路基板や、ブレーキ装置等を含む油圧回路を開閉するバルブを作動させるソレノイドコイル(機器)が収容されており、ユニットの作動熱によって樹脂ケースの内部が高温になりやすい。このような作動熱は、樹脂ケースの内部から外部に放熱されることが好ましい。しかし、上述した従来の箱状体では、箱状体の内部全体が樹脂材料に覆われることとなり、放熱性の点で改善が望まれる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、樹脂ケース内部の熱の放熱性に優れるカバー、及び、そのようなカバーを備えた箱状体、を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る樹脂ケースのカバーは、下記(1)〜(4)を特徴としている。
(1)
樹脂で形成された開口部を有するケースの前記開口部を塞ぐためのカバーであって、
前記開口部に対応した枠形状を有する枠部を有する樹脂部材と、
前記枠部が画成する中空箇所を塞ぐように前記樹脂部材に設けられる金属部材と、
前記樹脂部材と前記金属部材との接触箇所を封止する止水部と、を備え、
前記接触箇所において、
前記樹脂部材が有する所定の間隔をあけて互いに向かい合う一対の壁部が前記金属部材に対して立設されることによって溝形状の凹部が構成され、前記凹部の内部に前記止水部が設けられる、
樹脂ケースのカバーであること。
(2)
上記(1)に記載のカバーにおいて、
前記接触箇所に沿ってひとつながりの前記凹部が構成されると共に、前記樹脂部材が前記凹部に設けられた前記止水部をまたぐように前記一対の壁部を繋ぐ連結部を有し、
前記止水部は、
前記接触箇所へポッティング可能な材料によって構成されている、
樹脂ケースのカバーであること。
(3)
上記(2)に記載のカバーにおいて、
前記樹脂部材は、
前記一対の壁部が前記連結部を介して一体成形された構造を有する、又は、前記一対の壁部が別体であり且つ前記止水部を介して連結された構造を有する、
樹脂ケースのカバーであること。
(4)
上記(1)〜上記(3)の何れか一つに記載のカバーにおいて、
前記止水部は、
前記カバーが前記ケースに取り付けられたときに外部に露出しない箇所に設けられる、
樹脂ケースのカバーであること。
上記(1)の構成の樹脂ケースのカバーによれば、例えば、ケースの樹脂製の開口部とカバーの樹脂部材(枠状部)とを従来通り溶着によって接合することが可能である。また、樹脂部材(枠状部)の中空箇所が金属部材で塞がれているので、その中空箇所が樹脂部材で塞がれる場合に比べ、ケース内部の熱の放熱性に優れる。更に、止水部を有しているため、カバーを構成する樹脂材料と金属部材との間の隙間を通じてケース内に水などが侵入することを抑制できる。また、樹脂部材が有する一対の壁部と金属部材とが構成する凹部にこの止水部を設けることにより、止水部の位置ズレ(特に、後述するポッティング材を用いる場合の漏れ)を抑制しながら封止性を向上させられる。止水部をポッティングによって形成することにより、樹脂部材及び金属部材の寸法バラツキにかかわらず、両者の接触箇所の止水性を高めることができる。
したがって、上記構成の樹脂ケースのカバーは、樹脂ケース内部の熱の放熱性に優れる。更に、樹脂ケース内への水の侵入を抑制できる。
上記(2)の構成の樹脂ケースのカバーによれば、凹部を構成する一対の壁部をブリッジ状の連結部によって繋ぎ、ひとつながりの凹部を構成することで、凹部に注入(ポッティング)された封止材が凹部内を流れ、1回のポッティングで接触箇所(凹部)の全体を封止できる。よって、止水部を容易に構成できる。
上記(3)の構成の樹脂ケースのカバーによれば、一対の壁部を一体成形する又は別体として成形して連結することで、カバーを構成できる。カバーの形状および大きさ等を考慮した最適な製法を選択可能であるように、カバーを設計できる。
上記(4)の構成の樹脂ケースのカバーによれば、カバーがケースに取り付けられた状態にて止水部が外部に露出しないため、外部環境から止水部を隔離して止水性を長期間に亘って維持できる。
前述した目的を達成するために、本発明に係る箱状体は、下記(5)を特徴としている。
(5)
樹脂で形成された開口部を有するケースと、
前記開口部を塞ぐように前記ケースに取り付けられた上記(1)〜上記(4)の何れか一つに記載のカバーと、を備えた、
箱状体であること。
上記(5)の構成の箱状体によれば、例えば、ケースの樹脂製の開口部とカバーの樹脂部材(枠状部)とを従来通り溶着によって接合することが可能である。また、樹脂部材(枠状部)の中空箇所が金属部材で塞がれているので、その中空箇所が樹脂部材で塞がれる場合に比べ、ケース内部の熱の放熱性に優れる。更に、止水部を有しているため、カバーを構成する樹脂材料と金属部材との間の隙間を通じてケース内に水などが侵入することを抑制できる。特に、カバーの凹部に止水部が設けられることにより、止水部の位置ズレが抑制され、封止性が向上されている。
したがって、上記構成の箱状体は、内部の熱の放熱性に優れる。更に、箱状体の内部への水の侵入を抑制できる。
本発明によれば、樹脂ケース内部の熱の放熱性に優れるカバー及び箱状体を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1(a)は、本発明の実施形態に係るカバーを後側からみた斜視図であり、図1(b)は、当該カバーを前側からみた斜視図であり、図1(c)は、図1(b)のA−A線断面図であり、図1(d)は、図1(c)のB部の拡大図である。 図2(a)は、図1に示すカバーにインサート成形されている金属プレートの単独状態における平面図であり、図2(b)は、図1に示すカバーの平面図であり、図2(c)は、図2(b)のC−C線断面図である。 図3は、図1に示すカバーで樹脂ケースの開口部を覆った箱状体の斜視図である。 図4は、本発明の実施形態の変形例に係るカバーの分解斜視図である。 図5(a)は、図4に示すカバーの完成状態における斜視図であり、図5(b)は、図5(a)のD−D線断面図である。
<実施形態>
以下、図1〜図3を参照しながら、本発明の実施形態に係る樹脂ケース2のカバー1、及び、箱状体3について説明する。
図1に示すカバー1は、図3に示す樹脂ケース2の開口部(図示省略)を塞ぐための部材である。カバー1が樹脂ケース2の開口部を塞ぐように樹脂ケース2に接合されることで、箱状体3が構成される。箱状体3としては、典型的には、車両用のABS(Antilock Brake System)ユニットが想定される。
以下、説明の便宜上、図1〜図3に示すように、「接合方向」、「前」、及び「後」を定義する。図3から理解できるように、カバー1に対する前後の向きと、樹脂ケース2に対する前後の向きとは、逆になっている。カバー1の前側端面と樹脂ケース2の前側端面とが対面接触するように接合されることで、カバー1が樹脂ケース2の前側開口部を塞いだ箱状体3が得られる。
図1及び図2に示すように、カバー1は、樹脂製の矩形状の枠体10と、枠体10が画成する中空箇所を塞ぐように枠体10にインサート成形された金属プレート20と、で構成される。枠体10の枠形状は、樹脂ケース2の前側開口部の形状に対応している。図2(a)に示すように、金属プレート20は、矩形平板状の形状を有しており、4隅のうち対角線上に位置する2箇所に位置決め孔(貫通孔)21がそれぞれ形成されている。
図1(c)、図1(d)、図2(b)及び図2(c)に示すように、枠体10は、外壁部11と、後壁部12と、内壁部13と、連結部14と、を一体に備える成形体である。
外壁部11は、金属プレート20のインサート成形により金属プレート20の外縁部の全周を覆うように当該外縁部の全周と一体化された矩形の枠状体であり、当該外縁部の全周から前方に突出している。後壁部12は、外壁部11の後端部の全周から接合方向と直交する平面方向の内方に所定距離だけ延びる矩形の枠状体であり、金属プレート20の外縁部の後側面と接触している。
内壁部13は、外壁部11の内壁面の全周と所定の間隔をあけて互いに向かい合うように位置する矩形の枠状体であり、金属プレート20の外縁部の前側面から前方に突出している。このように、外壁部11及び内壁部13が全周に亘って所定の間隔をあけて互いに向かい合うように金属プレート20に対して前方に立設されることで、前方に開口15を有する矩形状の環状凹部が、外壁部11の内壁、金属プレート20の前側面、及び、内壁部13の外壁とで画成されている。
連結部14は、外壁部11及び内壁部13の間における周方向の複数箇所(本例では、6箇所)に位置し、外壁部11の内壁の前側部分と内壁部13の外壁の前側部分とをブリッジ状に連結する部分である。よって、上記環状凹部の開口15は、複数の連結部14によって周方向において複数の箇所に区画されている一方で、上記環状凹部における連結部14より後側の部分は、全周に亘って周方向に連続している。なお、図2(c)に示すように、各連結部14の後側面は、接合方向と直交する平面方向から周方向に沿って傾斜している。この理由は、外壁部11、後壁部12、内壁部13、及び連結部14を備える枠体10を一体成形する際において、所謂「内スライド構造」を採用して所謂「アンダーカット」を回避するためである。
図1(c)、図1(d)、図2(b)及び図2(c)に示すように、上記環状凹部(における連結部14より後側の部分)は全周に亘って、ポッティング剤30がポッティングにより充填されている。これにより、枠体10と金属プレート20との環状の接触箇所が全周に亘って封止されている。このように、ポッティング剤30は、カバー1が樹脂ケース2に接合されて箱状体3が構成されたときに、箱状体3の外部に露出しない箇所に設けられている。連結部14は、上記環状凹部に充填されているポッティング剤30の上部をまたぐように、外壁部11と内壁部13とをブリッジ状に繋いでいる。
上述のように、上記環状凹部(における連結部14より後側の部分)は全周に亘って周方向に連続している。よって、上記環状凹部の開口15の所定の1箇所からポッティング剤30を注入(ポッティング)することにより、注入されたポッティング剤30が上記環状凹部内を全周に亘って流れる。この結果、1回のポッティング動作で、枠体10と金属プレート20との環状の接触箇所が全周に亘って封止され得る。
また、外壁部11に対向する内壁部13を設け、外壁部11及び内壁部13により画成される環状凹部にポッティング剤30がポッティングにより充填されるので、内壁部13が設けられていない態様と比べて、ポッティング剤30の平面方向の内方への位置ズレが抑制される。この結果、ポッティング剤30の使用量を最小限に抑えることができる。
図3に示すように、上述したカバー1により樹脂ケース2の前側開口部を塞いで箱状体3を得るためには、具体的には、カバー1の樹脂製の枠体10の外壁部11の前側端面と、樹脂ケース2の前側端面とが接合される。この接合は、樹脂部材同士の接合となるため、振動溶着、及び、レーザ溶着等を利用してなされ得る。なお、この接合は、接着剤を利用してなされてもよい。
樹脂ケース2の内部には、ABS制御を行うための中央演算処理装置(CPU)を含めた複数の半導体素子(図示省略)を実装する回路基板(図示省略)、及び、ブレーキ装置等を含む油圧回路を開閉する油圧弁を構成するソレノイドコイルなどの機器(図示省略)等が収容されている。当該機器は、回路基板に実装されているCPUによって制御される。樹脂ケース2の内部には、当該回路基板及び機器に臨む中空箇所(図示省略)が形成されている。
箱状体3においては、樹脂ケース2に収容されているソレノイドコイルなどの機器の作動中において、当該機器や回路基板に実装されている半導体素子から作動熱が発生する。この作動熱は、上述した中空箇所に溜まりやすい。中空箇所に溜まっている作動熱は、箱状体3の外部に放熱されることが好ましい。
この点、箱状体3においては、樹脂ケース2の前側開口部の大部分が、カバー1の金属プレート20によって塞がれている。一般に、金属は、樹脂と比べて、熱伝導性に優れる。よって、上述した中空箇所に溜まっている作動熱は、金属プレート20を介して箱状体3の外部へ放熱され易い。換言すれば、箱状体3においては、カバー全体が樹脂部材で構成されて樹脂ケース2の前側開口部の大部分が樹脂部材によって塞がれる場合に比べ、放熱性に優れる。
以上、本発明の実施形態に係る樹脂ケース2のカバー1、及び、箱状体3によれば、ケース2の樹脂製の開口部と、カバー1の樹脂製の枠体10の外壁部11とを従来通り溶着によって接合することが可能である。また、枠体10の中空箇所が金属プレート20で塞がれているので、その中空箇所が樹脂部材で塞がれる場合に比べ、樹脂ケース2内部の熱の放熱性に優れる。更に、枠体10と金属プレート20との環状の接触箇所がポッティング剤30で封止されているので、枠体10を構成する樹脂材料と金属プレート20との間の隙間を通じて樹脂ケース2内に水などが侵入することを抑制できる。また、樹脂材料からなる枠体10が有する外壁部11及び内壁部13と金属プレート20とが構成する環状凹部にポッティング剤30をポッティングによって設けることにより、ポッティング剤30の位置ズレを抑制しながら封止性を向上させられる。このようにポッティングによってポッティング剤30を充填することにより、枠体10及び金属プレート20の寸法バラツキにかかわらず、両者の接触箇所の止水性を高めることができる。以上、樹脂ケース2のカバー1は、樹脂ケース2内部の熱の放熱性に優れる。更に、樹脂ケース2内への水の侵入を抑制できる。
更に、枠体10の外壁部11及び内壁部13をブリッジ状の連結部14によって繋ぎ、ひとつながりの環状凹部を構成することで、環状凹部の所定箇所に注入(ポッティング)されたポッティング剤30が環状凹部内を流れ、1回のポッティングで接触箇所(環状凹部)の全体を封止できる。よって、止水部を容易に構成できる。
更に、カバー1が樹脂ケース2に取り付けられた状態にてポッティング剤30が箱状体3の外部に露出しないので、外部環境からポッティング剤30を隔離し、ポッティング剤30による止水性を長期間に亘って維持できる。
<他の形態>
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態では、ポッティング剤30によって枠体10と金属プレート20との接触箇所を封止している。これに対し、ポッティング剤30に代えて、ゴム等の弾性材料から構成されたパッキンを用いて、接触箇所を封止してもよい。
更に、上記実施形態では、枠体10が金属プレート20の外縁部だけに接触するように、カバー1が成形されている。しかし、枠体10は、金属プレート20の外縁部以外の部分を覆うように構成されてもよい。例えば、枠体10が複数の窓状の中空箇所を有し、その中空箇所を塞ぐように金属プレート20が設けられてもよい。
更に、上記実施形態では、枠体10における外壁部11と内壁部13とが一体成形されている(図1〜図2参照)。これに対し、図4〜図5に示すように、枠体10における外壁部11と内壁部13とが別体で構成されていてもよい。
図4〜図5に示す例では、金属プレート20がインサート成形された、外壁部11及び後壁部12に相当する形状を有する樹脂製の第1枠状体と、内壁部13に相当する形状を有する樹脂製の第2枠状体と、が準備される。第1枠状体には、外壁部11の内壁における周方向の複数箇所(本例では、4箇所)に位置決め用の溝11aがそれぞれ形成されている。第2枠状体には、内壁部13の外壁における溝11aに対応するそれぞれの箇所に、連結部14に相当するボス部14が平面方向の外方に突出するように一体で形成されている。
第1枠状体の溝11aに第2枠状体のボス部14が嵌合するように、第1枠状体の内側に第2枠状体を嵌めることによって、図5に示すように、上記実施形態における枠体10と等価な形状を有する枠体が得られる。この枠体における、外壁部11及び内壁部13の間に画成される環状凹部の開口15からポッティング剤30がポッティングされる。このポッティングは、所定の治具等によって、第1枠状体に対して第2枠状体を後方に向けて押圧して第1、第2枠状体の環状の接触箇所を確実に塞いだ状態でなされることが好ましい。
これにより、当該環状凹部の全周に亘って、ポッティング剤30が充填される。このように充填されたポッティング剤30が固化することで、第1、第2枠状体の環状の接触箇所が全周に亘って封止されると共に、第1、第2枠状体(即ち、外壁部11及び内壁部13)が互いに連結(固定)される。この結果、上記実施形態におけるカバー1と同様なカバーが得られる。
なお、図4〜図5に示す例では、外壁部11及び後壁部12に相当する形状を有する第1枠状体に金属プレート20がインサート成形されている。これに対し、第1枠状体と金属プレート20とが別体で準備され、第1枠状体における後壁部12に金属プレート20が載置された状態で、第1枠状体の内側に第2枠状体を嵌めることによって、上記実施形態における枠体10と等価な形状を有する枠体が得られるように構成してもよい。
ここで、上述した本発明に係る樹脂ケース2のカバー1及び箱状体3の実施形態の特徴をそれぞれ以下(1)〜(5)に簡潔に纏めて列記する。
(1)
樹脂で形成された開口部を有するケース(2)の前記開口部を塞ぐためのカバー(1)であって、
前記開口部に対応した枠形状を有する枠部を有する樹脂部材(10)と、
前記枠部が画成する中空箇所を塞ぐように前記樹脂部材(10)に設けられる金属部材(20)と、
前記樹脂部材(10)と前記金属部材(20)との接触箇所を封止する止水部(30)と、を備え、
前記接触箇所において、
前記樹脂部材が有する所定の間隔をあけて互いに向かい合う一対の壁部(11,13)が前記金属部材(20)に対して立設されることによって溝形状の凹部が構成され、前記凹部の内部に前記止水部(30)が設けられる、
樹脂ケースのカバー。
(2)
上記(1)に記載のカバー(1)において、
前記接触箇所に沿ってひとつながりの前記凹部が構成されると共に、前記樹脂部材(10)が前記凹部に設けられた前記止水部(30)をまたぐように前記一対の壁部(11,13)を繋ぐ連結部(14)を有し、
前記止水部(30)は、
前記接触箇所へポッティング可能な材料によって構成されている、
樹脂ケースのカバー。
(3)
上記(2)に記載のカバー(1)において、
前記樹脂部材(10)は、
前記一対の壁部(11,13)が前記連結部(14)を介して一体成形された構造を有する、又は、前記一対の壁部(11,13)が別体であり且つ前記止水部(30)を介して連結された構造を有する、
樹脂ケースのカバー。
(4)
上記(1)〜上記(3)の何れか一つに記載のカバー(1)において、
前記止水部(30)は、
前記カバー(1)が前記ケース(2)に取り付けられたときに外部に露出しない箇所に設けられる、
樹脂ケースのカバー。
(5)
樹脂で形成された開口部を有するケース(2)と、
前記開口部を塞ぐように前記ケース(2)に取り付けられた上記(1)〜上記(4)の何れか一つに記載のカバー(1)と、を備えた、
箱状体(3)。
1 カバー
2 樹脂ケース(ケース)
3 箱状体
10 枠体(樹脂部材)
11 外壁部(壁部)
13 内壁部(壁部)
14 連結部
20 金属プレート(金属部材)
30 ポッティング剤(止水部)

Claims (5)

  1. 樹脂で形成された開口部を有するケースの前記開口部を塞ぐためのカバーであって、
    前記開口部に対応した枠形状を有する枠部を有する樹脂部材と、
    前記枠部が画成する中空箇所を塞ぐように前記樹脂部材に設けられる金属部材と、
    前記樹脂部材と前記金属部材との接触箇所を封止する止水部と、を備え、
    前記接触箇所において、
    前記樹脂部材が有する所定の間隔をあけて互いに向かい合う一対の壁部が前記金属部材に対して立設されることによって溝形状の凹部が構成され、前記凹部の内部に前記止水部が設けられる、
    樹脂ケースのカバー。
  2. 請求項1に記載のカバーにおいて、
    前記接触箇所に沿ってひとつながりの前記凹部が構成されると共に、前記樹脂部材が前記凹部に設けられた前記止水部をまたぐように前記一対の壁部を繋ぐ連結部を有し、
    前記止水部は、
    前記接触箇所へポッティング可能な材料によって構成されている、
    樹脂ケースのカバー。
  3. 請求項2に記載のカバーにおいて、
    前記樹脂部材は、
    前記一対の壁部が前記連結部を介して一体成形された構造を有する、又は、前記一対の壁部が別体であり且つ前記止水部を介して連結された構造を有する、
    樹脂ケースのカバー。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のカバーにおいて、
    前記止水部は、
    前記カバーが前記ケースに取り付けられたときに外部に露出しない箇所に設けられる、
    樹脂ケースのカバー。
  5. 樹脂で形成された開口部を有するケースと、
    前記開口部を塞ぐように前記ケースに取り付けられた請求項1〜請求項4の何れか一項に記載のカバーと、を備えた、
    箱状体。
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