JP2019132438A - 紙おむつ乾燥装置及び方法、燃料製造装置及び方法 - Google Patents

紙おむつ乾燥装置及び方法、燃料製造装置及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】使用済紙おむつを乾燥するために燃料を用いることなく、効果的に紙おむつを乾燥処理できるとともに、紙おむつを乾燥する際に発生する臭気を含む乾燥排ガスを脱臭するための装置の設置が不要な紙おむつ乾燥装置及び方法、さらには、乾燥後の紙おむつを用いた燃料製造装置及び方法を提供することを課題とする。【解決手段】廃棄物焼却炉1から排出される排ガスから熱回収して高温空気を製造する高温空気製造装置3と、高温空気製造装置から高温空気の供給を受け使用済み紙おむつを乾燥する乾燥機4と、乾燥機4から臭気成分を含む乾燥排ガスを受け燃焼空気と混合して廃棄物焼却炉1の燃焼室に供給する乾燥排ガス供給ライン50とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、紙おむつ乾燥装置及び方法、さらには乾燥後の紙おむつを用いた燃料製造装置及び方法に関する。
紙おむつは尿吸収パットであるパルプ材、吸水ポリマー、ビニール等のプラスチック材などから構成されており、病院、高年齢者施設、保育所などではし尿の付着した使用済み紙おむつが大量に廃棄されている。
使用済み紙おむつは生ごみ等と同様に焼却炉で焼却処分されているが、衛生上問題があることや、水分を多く含んでいるため燃焼温度を高くする必要があり焼却炉の運転コストが増大することなどの問題があった。そこで、これらの問題に対処するために、使用済み紙おむつを乾燥等の処理を行い、さらに、成形し燃料として利用することが試みられている。
このような状況下で、特許文献1には、使用済み紙おむつを破砕、乾燥し処理する紙おむつの処理装置が開示されている。
特許文献1の処理装置は、使用済み紙おむつを破砕し発酵剤(微生物)を添加し混合して付着しているし尿を分解処理する破砕混合槽と、破砕混合槽に熱風を供給し、破砕された紙おむつを熱風で加熱して発酵分解を進行させるとともに水分を蒸発して乾燥させる熱風発生機と、破砕混合槽で発生したガスや蒸気などの排気を脱臭処理、高温滅菌して大気中に排出する脱臭機とを有している。
特許文献1に開示された処理装置では、破砕混合槽でし尿分が発酵分解処理され、熱風により乾燥され滅菌処理された紙おむつ破砕乾燥物はそのまま燃料として用いられるか、あるいは廃プラスチック等と混合成形されて固形燃料として利用されることとなる。
特開2008−302271
特許文献1に開示された装置で、使用済み紙おむつを乾燥するためには、熱風発生機で都市ガス、LPG、灯油および重油などの燃料を燃焼し発生した熱風を、紙おむつを収容した槽に送って加熱乾燥することとなる。
したがって、使用済み紙おむつの乾燥のために熱風を発生させるので、燃料を燃焼する必要があり燃料コストが嵩み、また燃料の種類によっては化石燃料由来のCOを排出するという問題がある。
また、紙おむつを加熱乾燥させる際に排出される乾燥排ガスは強い臭気を含むので、乾燥排ガスを脱臭装置で脱臭剤により吸着脱臭したり、燃料を燃焼する燃焼炉で高温燃焼して臭気成分を熱分解し脱臭することが必要となる。したがって、脱臭装置や熱分解脱臭燃焼炉など脱臭のための装置の設置が必要であり、さらには、この熱分解脱臭燃焼炉に用いる燃料コストが嵩むことになり、また、燃料の種類によっては化石燃料由来のCOを排出するという問題がある。
本発明は、かかる事情に鑑み、紙おむつを乾燥するために燃料を用いることなく、効果的に紙おむつを乾燥処理できるとともに、紙おむつを乾燥する際に発生する臭気を含む乾燥排ガスを脱臭するための装置の設置が不要な紙おむつ乾燥装置及び方法、さらには、乾燥後の紙おむつを用いた燃料製造装置及び方法を提供することを課題とする。
本発明によれば、上述の課題を解決する手段として、次に記載した構成の紙おむつ乾燥装置、燃料製造装置、紙おむつ乾燥方法、燃料製造方法を得る。
[紙おむつ乾燥装置]
紙おむつ乾燥装置は、次の<第一発明>ないし<第四発明>のいずれによっても構成される。
<第一発明>
廃棄物焼却炉から排出される排ガスから熱回収して高温空気を製造する高温空気製造装置と、高温空気製造装置から高温空気の供給を受け使用済み紙おむつを乾燥する乾燥機と、乾燥機から臭気成分を含む乾燥排ガスを受け廃棄物焼却炉の燃焼室に供給する燃焼空気に合流させる乾燥排ガス供給ラインとを備えることを特徴とする紙おむつ乾燥装置。
<第二発明>
廃棄物焼却炉から排出される排ガスから熱回収するボイラで発生させる蒸気との熱交換により高温空気を製造する蒸気式空気予熱器と、蒸気式空気予熱器から高温空気の供給を受け使用済み紙おむつを乾燥する乾燥機と、乾燥機から臭気成分を含む乾燥排ガスを受け廃棄物焼却炉の燃焼室に供給する燃焼空気に合流させる乾燥排ガス供給ラインとを備え、
蒸気式空気予熱器は、製造した高温空気の一部を乾燥機へ供給するとともに、高温空気の残部を廃棄物焼却炉の燃焼室へ燃焼空気の一部として供給することを特徴とする紙おむつ乾燥装置。
<第三発明>
廃棄物焼却炉から排出される排ガスとの熱交換により高温空気を製造する燃焼用空気予熱器と、燃焼用空気予熱器から高温空気の供給を受け使用済み紙おむつを乾燥する乾燥機と、乾燥機から臭気成分を含む乾燥排ガスを受け廃棄物焼却炉の燃焼室に供給する燃焼空気に合流させる乾燥排ガス供給ラインとを備え、
燃焼用空気予熱器は、製造した高温空気の一部を乾燥機へ供給するとともに、高温空気の残部を廃棄物焼却炉の燃焼室へ燃焼空気の一部として供給することを特徴とする紙おむつ乾燥装置。
<第四発明>
廃棄物焼却炉から排出される排ガスとの熱交換により燃焼用高温空気を製造する燃焼用空気予熱器と、燃焼用空気予熱器の下流側に配設され余熱を有する排ガスとの熱交換により高温空気を製造する余熱回収空気加熱器と、余熱回収空気加熱器から高温空気の供給を受け使用済み紙おむつを乾燥する乾燥機と、乾燥機から臭気成分を含む乾燥排ガスを受け廃棄物焼却炉の燃焼室に供給する燃焼空気に合流させる乾燥排ガス供給ラインとを備え、
燃焼用空気予熱器は、製造した燃焼用高温空気を廃棄物焼却炉の燃焼室へ燃焼空気の一部として供給することを特徴とする紙おむつ乾燥装置。
[燃料製造装置]
<第五発明>
第一ないし第四発明のうちの一つの紙おむつ乾燥装置により乾燥する使用済み紙おむつを、単独で成形し、又は他の廃棄物と混合し成形して燃料を製造する燃料製造装置。
[紙おむつ乾燥方法]
紙おむつ乾燥方法は、次の<第六発明>ないし<第九発明>のいずれによっても構成される。
<第六発明>
廃棄物焼却炉から排出される排ガスを高温空気製造装置で熱回収して高温空気を製造し、 高温空気製造装置から高温空気の供給を受け使用済み紙おむつを乾燥機で乾燥し、乾燥排ガス供給ラインを経て、乾燥機からの臭気成分を含む乾燥排ガスを廃棄物焼却炉の燃焼室に燃焼空気とともに供給することを特徴とする紙おむつ乾燥方法。
<第七発明>
廃棄物焼却炉から排出される排ガスから熱回収するボイラで発生させる蒸気と空気とを蒸気式空気予熱器で熱交換することにより高温空気を製造し、蒸気式空気予熱器からの高温空気により使用済み紙おむつを乾燥機で乾燥し、乾燥排ガス供給ラインを経て、乾燥機からの臭気成分を含む乾燥排ガスを廃棄物焼却炉の燃焼室に燃焼空気とともに供給し、蒸気式空気予熱器で製造した高温空気の一部を乾燥機へ供給するとともに、高温空気の残部を廃棄物焼却炉の燃焼室へ燃焼空気の一部として供給することを特徴とする紙おむつ乾燥方法。
<第八発明>
廃棄物焼却炉から排出される排ガスと空気とを燃焼用空気予熱器で熱交換することにより高温空気を製造し、燃焼用空気予熱器からの高温空気により使用済み紙おむつを乾燥機で乾燥し、乾燥排ガス供給ラインを経て、乾燥機からの臭気成分を含む乾燥排ガスを廃棄物焼却炉の燃焼室に燃焼空気とともに供給し、燃焼用空気予熱器で製造した高温空気の一部を乾燥機へ供給するとともに、高温空気の残部を廃棄物焼却炉の燃焼室へ燃焼空気の一部として供給することを特徴とする紙おむつ乾燥方法。
<第九発明>
廃棄物焼却炉から排出される排ガスと空気とを燃焼用空気予熱器での熱交換することにより燃焼用高温空気を製造し、燃焼用空気予熱器からの排ガスの余熱を有する排ガスと空気とを余熱回収空気加熱器で熱交換することにより高温空気を製造し、余熱回収空気加熱器からの高温空気により使用済み紙おむつを乾燥機で乾燥し、乾燥排ガス供給ラインを経て、乾燥機からの臭気成分を含む乾燥排ガスを廃棄物焼却炉の燃焼室に燃焼空気とともに供給し、燃焼用空気予熱器で製造した燃焼用高温空気を廃棄物焼却炉の燃焼室へ燃焼空気の一部として供給することを特徴とする紙おむつ乾燥方法。
[燃料製造方法]
<第十発明>
第六発明ないし第九発明のうちの一つの紙おむつ乾燥方法により乾燥する使用済み紙おむつを、単独で成形し、又は他の廃棄物と混合し成形して燃料を製造する燃料製造方法。
本願の第一ないし第四発明そして第七発明ないし第十発明によれば、廃棄物燃焼却炉設備に備える高温空気製造装置、蒸気式空気予熱器、燃焼用空気予熱器又は余熱回収空気加熱器にて、廃棄物焼却炉から排出する排ガスから熱回収することにより、空気を加熱して高温空気を製造し、高温空気の一部と常温空気を混合し燃焼用空気として焼却炉へ供給するとともに、高温空気を乾燥機へ供給して使用済み紙おむつを乾燥するため、すなわち、廃棄物焼却炉からの排ガスの熱を利用して乾燥するので、乾燥機へ供給する熱風を発生させるために従来別途に設けていた熱風発生装置が不要であり、燃料を用いる必要がなく装置構成をコンパクトにでき、化石燃料と燃焼によるCOの排出をなくすことと、燃料コストを不要にすることが可能となるという効果を得る。これに加え、乾燥機から排出する臭気を有する乾燥排ガスを燃焼空気とともに廃棄物焼却炉の燃焼室へ供給するので、臭気成分が燃焼室内で熱分解され、乾燥排ガスは焼却炉内で脱臭処理されるため、別途に脱臭剤を備える脱臭装置や燃料を燃焼する熱分解炉を設ける必要がなく装置構成をコンパクトにでき、設備コストを低減でき、また燃料を用いる必要がないため運転コストを低減することができるという効果を得る。
かかる第一ないし第四発明の紙おむつ乾燥装置を用いた第五発明そして第六ないし第九発明の紙おむつ乾燥方法を用いた第十発明によれば、紙おむつが乾燥そして脱臭された乾燥物を単独で、または他の廃棄物と混合して成形することで、燃料として利用できるという効果を得る。
本発明の第一実施形態装置の概要構成を示すブロック図である。 図1装置の構成図である。 本発明の第二実施形態装置の概要構成を示すブロック図である。 図3装置の構成図である。 本発明の第三実施形態装置の概要構成を示すブロック図である。 図5装置の構成図である。
以下、添付図面にもとづき、本発明の実施形態を説明する。
<第一実施形態>
図1は本発明の第一実施形態装置の概要構成を示すブロック図、図2は図1装置の概要構成図である。
本実施形態装置は、図1に見られるように、廃棄物を焼却する廃棄物焼却炉1(以下、焼却炉1)に接続されボイラ2で焼却炉1からの排ガスの熱回収により発生した蒸気を受ける高温空気製造装置としての蒸気式空気予熱器3と、紙おむつを乾燥する乾燥機4と、焼却炉1に燃焼空気を供給する燃焼空気供給ライン5とを有している。乾燥機4から排出される乾燥排ガスを受け焼却炉1に供給される燃焼空気に合流させるように乾燥排ガス供給ライン50が燃焼空気供給ライン5に接続している。燃焼空気供給ライン5には、外部から取り入れられる空気と、蒸気式空気予熱器3にて製造された高温空気の一部とが供給され燃焼空気となるようになっており、乾燥排ガス供給ライン50により合流する乾燥排ガスとともに焼却炉1に供給される。
ボイラ2では、外部から供給された水が焼却炉1からの排ガスとの熱交換により加熱されて蒸気となり、該蒸気が上記蒸気式空気予熱器3に送られ、該蒸気式空気予熱器3に外部から送入される空気が蒸気との熱交換により昇温されて高温空気となって上記乾燥機4に送入される。ボイラ2で水との熱交換で降温された排ガスは下流側に排出され、蒸気式空気予熱器3で空気との熱交換で降温された蒸気ドレインは排出される。
乾燥機4では、処理前の紙おむつが投入され、該紙おむつは高温空気により乾燥されて乾燥物として排出され、乾燥機4から臭気を含む乾燥排ガスが排出され、乾燥排ガスは、乾燥排ガス供給ライン50にて、燃焼空気供給ライン5に供給され、外部からの空気と、蒸気式空気予熱器3からの高温空気の一部とからなる燃焼空気とともに焼却炉1へ供給される。
次に、図1のブロック図で示された本実施形態装置について、図2にもとづき、その構成をより具体的に説明する。図2では図1で用いた符号をその対応部位(装置)にそのまま用いている。
図2において、焼却炉1は、廃棄物Wを貯留している廃棄物ピット6に隣接して設置されている。該廃棄物ピット6はピット本体部6Aの上部にて横方向に張り出した廃棄物取出部6Bを有しており、該廃棄物取出部6Bには、ピット本体部6Aから廃棄物Wの一部を取り出すバケットクレーン6Cが設けられている。また、上記廃棄物取出部6Bには、廃棄物ピット6内の空気を外部へ取り出す空気吸引口6Dが設けられている。
焼却炉1は、上記廃棄物ピット6のバケットクレーン6Cからの廃棄物Wの落下投入を受ける投入口1A−1を上端に有するシュート1Aと、シュート1Aへ投入された廃棄物Wを焼却する燃焼室1Bとを有している。該燃焼室1Bには、その下部に火格子1Cが設けられていて、火格子1C上の廃棄物Wは該火格子1Cにより下流(図2にて右方)へ向け移動するようになっている。上記火格子1Cの下部には、風箱1Dが設けられていて、下方から燃焼空気が取り入れられるようになっている。上記燃焼室1Bの下流端下部には、廃棄物Wの焼却後の焼却灰を排出する焼却灰排出口1Eが設けられている。
上記焼却炉1の燃焼室1Bには、排ガスの熱を回収して蒸気を発生させるボイラ2が連設されている。該ボイラ2は、上流側の放射伝熱室2Aと、下流側で複数の伝熱管を配置した対流伝熱室2Bとを有している。ボイラ2で発生した蒸気は図示しない蒸気タービンに送られ発電に供されたり、焼却炉設備内の装置の熱源として用いられる。上記ボイラ2の排ガス出口2Cは、排ガス処理設備7に接続されていて、排ガスは該排ガス処理設備7で無害化処理された後、誘引送風機8で煙突9へ送られ、該煙突9から大気へ放出される。
本実施形態では、蒸気式空気予熱器3と、該蒸気式空気予熱器3から高温空気を受けて処理前の紙おむつを乾燥処理する乾燥機4をも備えている。
蒸気式空気予熱器3は、廃棄物ピット6の空気吸引口6Dに接続された管路11を経て送風機12により管路13から上記廃棄物ピット6内の空気を受けるようになっている。管路11には、空気流量計F1と空気の流量を調整するダンパD1が設けられていて、該ダンパD1の開度は、空気流量計F1の計測値にもとづき調整され、空気流量が調整される。上記管路13にもダンパD2が設けられていて、これは後述のごとく開度が調整される。上記管路11からの空気は、送風機12により、管路13、ダンパD2を経て蒸気式空気予熱器3へ送られる。上記蒸気式空気予熱器3は、管路11から廃棄物ピット6内の空気を受けるとともに、対流伝熱室2Bに接続されている管路14を経て該対流伝熱室2Bから高温の蒸気を受けるようになっている。該管路14には、蒸気量を調整する調整弁V1が設けられている。かくして、蒸気式空気予熱器3では管路11から管路13を経て受けた空気を、管路14からの蒸気との熱交換により高温空気とし、降温した蒸気は蒸気ドレン15として排出される。
乾燥機4は、乾燥機本体4Aと制御盤4Bとを有し、乾燥機本体4Aは、使用済みで処理前の紙おむつP1を受け破砕し、蒸気式空気予熱器3からの高温空気によりこの紙おむつP1を乾燥そして脱臭して乾燥物P2として排出し、制御盤4Bは乾燥機本体4A内の状況を把握して、この状況を制御するようになっている。上記蒸気式空気予熱器3と乾燥機4を接続する管路16は途中から分岐して管路17が設けられていて、該管路17が焼却炉1の燃焼室1Bの下部に位置する各風箱1Dに接続されており、蒸気式空気予熱器3からの高温空気の一部が上記風箱1Dへ燃焼空気の一部として供給されるようになっている。
上記管路17には、管路13から分岐した管路18が接続されていて、送風機12からの空気の一部を上記管路18を経て管路17へ流入させて燃焼空気の一部として風箱1Dへ供給するようになっている。該管路18には、空気の流量を調整するダンパD3が設けられている。管路17と管路18とが燃焼空気供給ライン5を構成しており、管路17を流れる高温空気と管路18を流れる常温空気とが混合され所定温度に調整されて燃焼空気として風箱1Dを経由して燃焼室1Bに供給される。
上記乾燥機4には、紙おむつP1を乾燥そして脱臭した後の乾燥排ガスを排出する乾燥排ガス供給ライン50が設けられていて、該乾燥排ガス供給ライン50は上記管路17と接続点Qにて接続されている。上記乾燥排ガス供給ライン50からは乾燥排ガスが、上記管路17を流れる高温空気と管路18を流れる常温空気とが混合した燃焼空気に合流して、上記風箱1Dへ供給され、燃焼室1Bに供給される。乾燥排ガスに含まれる臭気成分が燃焼室1B内で分解され脱臭される。
上記乾燥排ガス供給ライン50には、送風機19とダンパD4が設けられていて、送風機19により乾燥機4から抜き出され燃焼空気に合流される乾燥排ガスの流量が制御盤4Bの指令にもとづきダンパD4により調整される。具体的には制御盤4Bでは、乾燥機本体4A内の温度、紙おむつP1の乾燥に十分な温度の持続時間の両者が監視されており、両者が十分でないときにはダンパD4の開度を大きくして乾燥機4から抜き出す乾燥排ガスの流量を増加して蒸気式空気予熱器3からの高温空気の乾燥機4への流入量を増量するようになっている。
本実施形態では、さらに、燃焼空気供給ライン5の一部をなす管路17で接続点Qより下流部分17Aに燃焼空気温度計T1、管路16で蒸気式空気予熱器3の出口近傍に蒸気式空気予熱器出口温度計T2が設けられているとともに、上記燃焼空気温度計T1の計測値にもとづき燃焼空気温度を所定範囲とするようにダンパD2そしてダンパD3の開度を制御して常温空気と高温空気の流量を制御する燃焼空気温度制御装置21と、蒸気式空気予熱器出口温度計T2の計測値にもとづき高温空気温度を所定範囲とするように調整弁V1を制御してボイラの対流伝熱室2Bから管路14を経て蒸気式空気予熱器3に供給される蒸気流量を制御する高温空気温度制御装置22が設けられている。
このような本実施形態装置では、廃棄物の焼却処理そして使用済みで処理前の紙おむつの乾燥脱臭処理は、次の要領のもとに行われる。
先ず、焼却炉1では、廃棄物ピット6からバケットクレーン6Cによりシュート1Aへ落下投入された廃棄物Wが、火格子1C上に供給され風箱1Dからの燃焼空気を受けて、火格子1C上で焼却される。高温の排ガスはボイラ2にもたらされ、焼却灰は焼却灰排出口1Eから炉外へ排出される。
高温の排ガスは、ボイラ2で、放射伝熱室2Aにより、次いで対流伝熱室2Bにより熱交換され、蒸気を生ずる。降温された排ガスは排ガス処理設備7で無害化処理されてから誘引送風機8を経て煙突9から大気へ放出される。
蒸気式空気予熱器3は、空気吸引口6D、管路11、ダンパD1を経て送風機12により送られてくる廃棄物ピット6内の空気を、ダンパD2が設けられた管路13を経て受ける。その一方で、上記蒸気式空気予熱器3は管路14を経て対流伝熱室2Bからの蒸気を受ける。上記管路13からの空気は該対流伝熱室2Bからの蒸気との熱交換により加熱され高温空気となり、高温空気の一部が管路16を経て乾燥機4へ送られ、高温空気の残部が燃焼空気供給ライン5の管路17を経て燃焼空気の一部として燃焼室1Bへ送られ、この熱交換により降温された蒸気は蒸気ドレン15として排出される。
乾燥機4では、乾燥機本体4Aに投入された使用済み処理前の紙おむつP1が破砕され蒸気式空気予熱器3からの高温空気と接触して乾燥され、処理後の乾燥物P2として排出され、臭気を含む乾燥排ガスが乾燥排ガス供給ライン50を経て燃焼空気とともに焼却炉1の風箱1Dへ供給され燃焼室1Bへ供給される。
上記乾燥機4は、制御盤4Bにより乾燥機本体4A内の温度、紙おむつP1の乾燥に十分な温度の持続時間の両者が監視されていて、両者が十分でないときには、制御盤4Bの指令によりダンパD4の開度を大きくして、乾燥機4から抜き出す乾燥排ガスの流量を増加して蒸気式空気予熱器3からの高温空気の乾燥機4への流入量を増量する。
さらに、燃焼空気温度制御装置21により燃焼空気温度計T1の計測値にもとづき燃焼空気温度を所定範囲とするようにダンパD2そしてダンパD3の開度を制御して常温空気と高温空気の流量が制御される。また、管路11における空気の流量は、空気流量計F1の計測値にもとづき、ダンパD1の開度を調整することで適切な流量に保たれる。さらに、
高温空気温度制御装置22により蒸気式空気予熱器出口温度計T2の計測値にもとづき高温空気温度を所定範囲とするように調整弁V1を制御してボイラの対流伝熱室2Bから管路14を経て蒸気式空気予熱器3に供給される蒸気流量が制御される。
本実施形態において、使用済み紙おむつが乾燥機での処理後に排出される乾燥物P2は、燃料として利用可能であり、これを焼却炉へ燃料として供給してもよいし、燃料として外販することとしてもよく、こうすることで廃棄物の有効利用が促進される。紙おむつ乾燥物P2を成形したり、紙おむつ乾燥物P2と他の廃棄物とを混合して成形して燃料(紙おむつ燃料という)を製造することができる。
焼却炉で低カロリーごみを焼却する際に、炉内温度を上昇させる目的で、現状では、都市ガス、石油等の補助燃料を燃焼させるが、紙おむつ乾燥物から製造した燃料を補助燃料として用いることによりこれらの補助燃料を不要もしくは使用量を低減することができ、運転コストを低減できる。
また、廃棄物燃焼炉に紙おむつ燃料を供給して焼却することにより、焼却炉からの排ガスの有する熱エネルギーを増大させ、ボイラ蒸発量を増大させ発電量を増大させることができる。
さらには、廃棄物焼却設備に使用済み紙おむつ乾燥装置あるいは紙おむつ燃料製造装置を併設することにより、使用済み紙おむつの処理のために別に装置を設ける必要がなく処理コストを低減できる。
<第二実施形態>
図3は本発明の第二実施形態装置の概要構成を示すブロック図、図4は図3装置の概要構成図である。
本実施形態は、図3に見られるように、第一実施形態からボイラを外して、焼却炉1の排ガスを燃焼用空気予熱器3Aにて空気と熱交換させて高温空気を生ずることに特徴があり、他は第一実施形態と同じである。以下、図3そして図4において、第一実施形態の図1そして図2と共通部位には、同一符号を付してその説明を省略する。
図3において、燃焼用空気予熱器3Aには焼却炉1からの排ガスが導入されており、外部から取り入れられる空気がこの排ガスとの熱交換により高温空気となって乾燥機4へ送られる。上記空気との熱交換により降温された排ガスは燃焼用空気予熱器3Aから排出される。
次に、図3のブロック図で示された本実施形態装置について、図4にもとづき、その構成をより具体的に説明する。図4では図3で用いた符号をその対応部位(装置)にそのまま用いている。
本実施形態では、焼却炉1にはボイラが連設されておらず、焼却炉1の排ガス出口側には、ガス冷却室1Gが連設されている。ガス冷却室1Gの下流に、空気を流通させる伝熱管が配されていてガス冷却室1Gからの排ガスとの熱交換により空気を加熱して燃焼用空気を予熱する燃焼用空気予熱器3Aが連設されている。該燃焼用空気予熱器3Aには、焼却炉1からの排ガスが導入されるので、この排ガスの温度を上記燃焼用空気予熱器3Aでの熱交換に適した温度にまで降温させるために、ガス冷却室1Gに水を噴射する水噴射ノズル1Fが設けられている。冷水ノズル1Fからの冷水の噴射により、所定温度まで降温された排ガスは燃焼用空気予熱器3Aへ流入する。燃焼用空気予熱器3Aは、廃棄物ピット6の空気吸引口6Dに接続された管路11を経て送風機12により管路13から上記廃棄物ピット6内の空気を受けるようになっている。管路11には、空気流量計F1と空気の流量を調整するダンパD1が設けられていて、該ダンパD1の開度は、空気流量計F1の計測値にもとづき調整され、空気流量が調整される。かくして、管路13から燃焼用空気予熱器3Aに導入された空気は排ガスとの熱交換により加熱されて高温空気となる。燃焼用空気予熱器3Aで空気との熱交換により降温された排ガスは排ガス出口2Cから排ガス処理設備7へ送られ、第一実施形態の場合と同様に無害化処理されて煙突9から大気へ放出される。燃焼用空気予熱器3Aは、管路17、管路16を経て乾燥機4に接続されている。高温空気の一部が管路17、管路16を経て乾燥機4へ送られる。乾燥機4は、乾燥機本体4Aと制御盤4Bとを有し、乾燥機本体4Aは、使用済みで処理前の紙おむつP1を受け破砕し、燃焼用空気予熱器3Aからの高温空気によりこの紙おむつP1を乾燥、脱臭して乾燥物P2として排出し、制御盤4Bは乾燥機本体4A内の状況を把握して、この状況を制御するようになっている。
燃焼用空気予熱器3Aに管路17が接続され、管路17の下流部分17Aが焼却炉1の燃焼室1Bの下部に位置する各風箱1Dに接続されており、燃焼用空気予熱器3Aからの高温空気の一部が上記風箱1Dを経て燃焼室1Bへ燃焼空気の一部として供給されるようになっている。上記管路17Aには、管路13から分岐した管路18が接続されていて、送風機12により送られる廃棄物ピット6内からの空気の一部を、上記管路18を経て管路17Aへ流入させて風箱1Dを経て燃焼室1Bへ燃焼空気の一部として供給されるようになっている。管路17と管路17Aと管路18とが燃焼空気供給ライン5を構成しており、管路17を流れる高温空気と管路18を流れる常温空気とが混合され所定温度に調整されて燃焼空気として風箱1Dを経由して燃焼室1Bに供給される。管路18には、廃棄物ピット6内から取り込まれ燃焼空気の一部となす常温の空気の流量を調整するダンパD3が設けられている。さらに、燃焼空気供給ライン5の一部をなす17Aに燃焼空気温度計T1が設けられていて、燃焼空気温度計T1の計測値にもとづき燃焼空気温度を所定範囲とするようにダンパD3の開度を制御して常温空気の流量を制御するようになっている。
上記乾燥機4には、紙おむつP1を乾燥そして脱臭した後の乾燥排ガスを排出する乾燥排ガス供給ライン50が設けられていて、該乾燥排ガス供給ライン50は上記管路17Aに接続されている。上記乾燥排ガス供給ライン50からは乾燥排ガスが、上記管路17を流れる高温空気と管路18を流れる常温空気とが混合した燃焼空気に合流して、上記風箱1Dへ供給され、燃焼室1Bに供給される。乾燥排ガスに含まれる臭気成分が燃焼室1B内で分解され脱臭される。
上記乾燥排ガス供給ライン50には、送風機19とダンパD4が設けられていて、送風機19により乾燥機4から抜き出され燃焼空気に合流される乾燥排ガスの流量が制御盤4Bの指令にもとづきダンパD4により調整される。具体的には制御盤4Bでは、乾燥機本体4A内の温度、紙おむつP1の乾燥に十分な温度の持続時間の両者が監視されており、両者が十分でないときにはダンパD4の開度を大きくして乾燥機4から抜き出す乾燥排ガスの流量を増加して燃焼用空気予熱器3Aからの高温空気の乾燥機4への流入量を増量するようになっている。
<第三実施形態>
図5は本発明の第三実施形態装置の概要構成を示すブロック図、図6は図5装置の概要構成図である。
本実施形態は、図5に見られるように、第二実施形態に対し、燃焼用空気予熱器3Aと乾燥機4との間に余熱回収空気加熱器30を配したこと、余熱回収空気加熱器30からの高温空気を乾燥機4へ送るとともに、温水利用先31へ温水を供給するための温水発生熱交換器32へ高温空気を送り温水生成のために利用するようになっている点で特徴があり、他は第二実施形態と同じである。以下、図5そして図6において、第二実施形態の図3そして図4と共通部位には、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、図5に見られるように、燃焼用空気予熱器3Aと乾燥機4との間に、燃焼用空気予熱器3Aからの排ガスを受け、外部からの空気を加熱する余熱回収空気加熱器30が設けられている。
また、該余熱回収空気加熱器30は、乾燥機4に接続されこの余熱回収空気加熱器30で生成される高温空気の一部を、乾燥機4へ紙おむつの乾燥のために供給するとともに、高温空気の残部を温水利用先31へ温水を供給するための温水発生熱交換器32へ送るよう、該温水発生熱交換器32に接続されている。温水利用先31と該温水発生熱交換器32との間には、温水が循環していて、温水発生熱交換器32で余熱回収空気加熱器30からの高温空気との熱交換により温水が昇温されるようになっている。
かくして、温水発生熱交換器32では、温水利用先31で利用され降温された戻り温水が上記高温空気との熱交換により昇温し、再び温水利用先31での利用に供される。戻り温水の加熱に供した後に降温された空気はそのまま排出される。
次に、図5のブロック図で示された本実施形態装置について、図6にもとづき、その構成をより具体的に説明する。図6では図5で用いた符号をその対応部位(装置)にそのまま用いている。
図6に見られるように、焼却炉1にはボイラが連設されておらず、焼却炉1の排ガス出口側には、ガス冷却室1Gが連設されている。ガス冷却室1Gの下流に、空気を流通させる伝熱管が配されていてガス冷却室1Gからの排ガスとの熱交換により空気を加熱して燃焼用空気を予熱する燃焼用空気予熱器3Aが連設されている。さらに、燃焼用空気予熱器3Aの下流に余熱回収空気加熱器30が配されている。該燃焼用空気予熱器3Aには、焼却炉1からの排ガスが導入されるので、この排ガスの温度を上記燃焼用空気予熱器3Aでの熱交換に適した温度にまで降温させるために、ガス冷却室1Gに水を噴射する水噴射ノズル1Fが設けられている。冷水ノズル1Fからの冷水の噴射により、所定温度まで降温された排ガスは燃焼用空気予熱器3Aへ流入する。燃焼用空気予熱器3Aは、廃棄物ピット6の空気吸引口6Dに接続された管路11を経て送風機12により管路13から上記廃棄物ピット6内の空気を受けるようになっている。管路11には、空気流量計F1と空気の流量を調整するダンパD1が設けられている。かくして、管路13から燃焼用空気予熱器3Aに導入された空気は排ガスとの熱交換により加熱されて高温空気となる。。
燃焼用空気予熱器3Aで空気との熱交換により降温された排ガスは余熱回収空気加熱器30へ送られ、保有する余熱が回収され高温空気の製造に用いられる。余熱回収空気加熱器30に管路36が接続され、空気取入口33から取り入れられた空気が、ダンパ34で流量を調整され送風機35により管路36を経て上記余熱回収空気加熱器30へ送られるようになっている。余熱回収空気加熱器30では、該空気が燃焼用空気予熱器3Aから送られた排ガスと熱交換されて高温空気を生ずる。余熱回収空気加熱器30で空気との熱交換により降温された排ガスは排ガス出口2Cから排ガス処理設備7へ送られ、第一実施形態の場合と同様に無害化処理されて煙突9から大気へ放出される。
第二実施形態では燃焼用空気予熱器3Aから高温空気が紙おむつの乾燥のため乾燥機4へ送られていたのとは異なり、本第三実施形態では余熱回収空気加熱器30から高温空気が管路37、管路37Aを経て紙おむつの乾燥のため乾燥機4へ送られる。乾燥機4は、乾燥機本体4Aと制御盤4Bとを有し、乾燥機本体4Aは、使用済みで処理前の紙おむつP1を受け破砕し、余熱回収空気加熱器30からの高温空気によりこの紙おむつP1を乾燥、脱臭して乾燥物P2として排出し、制御盤4Bは乾燥機本体4A内の状況を把握して、この状況を制御するようになっている。
また、この余熱回収空気加熱器30からの高温空気は、その一部が乾燥機4へ供給されるとともに、高温空気の残部は管路37を経て、温水利用先31へ温水を供給するための温水発生熱交換器32へ送られる。温水利用先31と該温水発生熱交換器32との間には、ポンプ38により温水が循環していて、温水発生熱交換器32で余熱回収空気加熱器30からの高温空気との熱交換により温水が昇温されるようになっている。かくして、温水発生熱交換器32では、温水利用先31で利用され降温された戻り温水が上記高温空気との熱交換により昇温し、再び温水利用先31での利用に供される。戻り温水の加熱に供された後に降温された空気はそのまま管路37Bを経て排出される。
燃焼用空気予熱器3Aに管路17が接続され、管路17の下流部分17Aが焼却炉1の燃焼室1Bの下部に位置する各風箱1Dに接続されており、燃焼用空気予熱器3Aからの予熱された高温の空気が上記風箱1Dを経て燃焼室1Bへ燃焼空気の一部として供給されるようになっている。上記管路17Aには、管路13から分岐した管路18が接続されていて、送風機12により送られる廃棄物ピット6内からの常温の空気の一部を、上記管路18を経て管路17Aへ流入させて風箱1Dを経て燃焼室1Bへ燃焼空気の一部として供給されるようになっている。該管路18には、空気の流量を調整するダンパD3が設けられている。管路17と管路17Aと管路18とが燃焼空気供給ライン5を構成しており、管路17を流れる高温空気と管路18を流れる常温空気とが混合され所定温度に調整されて燃焼空気として風箱1Dを経由して燃焼室1Bに供給される。管路18には、廃棄物ピット6内から取り込まれ燃焼空気の一部となす常温の空気の流量を調整するダンパD3が設けられている。さらに、燃焼空気供給ライン5の一部をなす17Aに燃焼空気温度計T1が設けられていて、燃焼空気温度計T1の計測値にもとづき燃焼空気温度を所定範囲とするようにダンパD3の開度を制御して常温空気の流量を制御するようになっている。
上記乾燥機4には、紙おむつP1を乾燥そして脱臭した後の乾燥排ガスを排出する乾燥排ガス供給ライン50が設けられていて、該乾燥排ガス供給ライン50は上記管路17Aに接続されている。上記乾燥排ガス供給ライン50からは乾燥排ガスが、上記管路17を流れる高温空気と管路18を流れる常温空気とが混合した燃焼空気に合流して、上記風箱1Dへ供給され、燃焼室1Bに供給される。乾燥排ガスに含まれる臭気成分が燃焼室1B内で分解され脱臭される。
上記乾燥排ガス供給ライン50には、送風機19とダンパD4が設けられていて、送風機19により乾燥機4から抜き出され燃焼空気に合流される乾燥排ガスの流量が制御盤4Bの指令にもとづきダンパD4により調整される。具体的には制御盤4Bでは、乾燥機本体4A内の温度、紙おむつP1の乾燥に十分な温度の持続時間の両者が監視されており、両者が十分でないときにはダンパD4の開度を大きくして乾燥機4から抜き出す乾燥排ガスの流量を増加して燃焼用空気予熱器3Aからの高温空気の乾燥機4への流入量を増量するようになっている。
上記乾燥排ガス供給ライン50には乾燥排ガス流量計F2が設けられていて、乾燥機4から排出され燃焼室1Bへ送られる乾燥排ガス流量を計測する。管路11には、空気流量計F1と空気の流量を調整するダンパD1が設けられている。空気流量計F1は、燃焼用空気予熱器3Aと余熱回収空気加熱器30へ送られる空気流量を計測するようになっている。空気流量計F1の計測値と上記乾燥排ガス流量計F2の計測値とを用いて、制御装置39により、管路11のダンパD1の開度を制御する。
第二実施形態及び第三実施形態においても、第一実施形態の場合と同様、使用済み紙おむつが乾燥機での処理後に排出される乾燥物P2は、燃料として利用可能であり、これを焼却炉へ燃料として供給してもよいし、燃料として外販することとしてもよく、こうすることで廃棄物の有効利用が促進される。
焼却炉で低カロリーごみを焼却する際に、炉内温度を上昇させる目的で、現状では、都市ガス、石油等の補助燃料を燃焼させるが、紙おむつ乾燥物から製造した燃料を補助燃料として用いることによりこれらの補助燃料を不要もしくは使用量を低減することができ、運転コストを低減できる。
さらには、廃棄物焼却設備に使用済み紙おむつ乾燥装置あるいは紙おむつ燃料製造装置を併設することにより、使用済み紙おむつの処理のために別に装置を設ける必要がなく処理コストを低減できる。
1 (廃棄物)焼却炉
2 ボイラ
3 蒸気式空気予熱器
3A 燃焼用空気予熱器
4 乾燥機
50 乾燥排ガス供給ライン
30 余熱回収空気加熱器
31 温水利用先
32 温水発生熱交換器
P1 (使用済み)紙おむつ
P2 乾燥物
W 廃棄物

Claims (10)

  1. 廃棄物焼却炉から排出される排ガスから熱回収して高温空気を製造する高温空気製造装置と、高温空気製造装置から高温空気の供給を受け使用済み紙おむつを乾燥する乾燥機と、
    乾燥機から臭気成分を含む乾燥排ガスを受け廃棄物焼却炉の燃焼室に供給する燃焼空気に合流させる乾燥排ガス供給ラインとを備えることを特徴とする紙おむつ乾燥装置。
  2. 廃棄物焼却炉から排出される排ガスから熱回収するボイラで発生させる蒸気との熱交換により高温空気を製造する蒸気式空気予熱器と、蒸気式空気予熱器から高温空気の供給を受け使用済み紙おむつを乾燥する乾燥機と、乾燥機から臭気成分を含む乾燥排ガスを受け廃棄物焼却炉の燃焼室に供給する燃焼空気に合流させる乾燥排ガス供給ラインとを備え、
    蒸気式空気予熱器は、製造した高温空気の一部を乾燥機へ供給するとともに、高温空気の残部を廃棄物焼却炉の燃焼室へ燃焼空気の一部として供給することを特徴とする紙おむつ乾燥装置。
  3. 廃棄物焼却炉から排出される排ガスとの熱交換により高温空気を製造する燃焼用空気予熱器と、燃焼用空気予熱器から高温空気の供給を受け使用済み紙おむつを乾燥する乾燥機と、乾燥機から臭気成分を含む乾燥排ガスを受け廃棄物焼却炉の燃焼室に供給する燃焼空気に合流させる乾燥排ガス供給ラインとを備え、
    燃焼用空気予熱器は、製造した高温空気の一部を乾燥機へ供給するとともに、高温空気の残部を廃棄物焼却炉の燃焼室へ燃焼空気の一部として供給することを特徴とする紙おむつ乾燥装置。
  4. 廃棄物焼却炉から排出される排ガスとの熱交換により燃焼用高温空気を製造する燃焼用空気予熱器と、燃焼用空気予熱器の下流側に配設され余熱を有する排ガスとの熱交換により高温空気を製造する余熱回収空気加熱器と、余熱回収空気加熱器から高温空気の供給を受け使用済み紙おむつを乾燥する乾燥機と、乾燥機から臭気成分を含む乾燥排ガスを受け廃棄物焼却炉の燃焼室に供給する燃焼空気に合流させる乾燥排ガス供給ラインとを備え、
    燃焼用空気予熱器は、製造した燃焼用高温空気を廃棄物焼却炉の燃焼室へ燃焼空気の一部として供給することを特徴とする紙おむつ乾燥装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のうちの一つに記載の紙おむつ乾燥装置により乾燥する使用済み紙おむつを、単独で成形し、又は他の廃棄物と混合し成形して燃料を製造する燃料製造装置。
  6. 廃棄物焼却炉から排出される排ガスを高温空気製造装置で熱回収して高温空気を製造し、高温空気製造装置から高温空気の供給を受け使用済み紙おむつを乾燥機で乾燥し、乾燥排ガス供給ラインを経て、乾燥機からの臭気成分を含む乾燥排ガスを燃焼空気と混合して廃棄物焼却炉の燃焼室に供給することを特徴とする紙おむつ乾燥方法。
  7. 廃棄物焼却炉から排出される排ガスから熱回収するボイラで発生させる蒸気と空気とを蒸気式空気予熱器で熱交換することにより高温空気を製造し、蒸気式空気予熱器からの高温空気により使用済み紙おむつを乾燥機で乾燥し、乾燥排ガス供給ラインを経て、乾燥機からの臭気成分を含む乾燥排ガスを廃棄物焼却炉の燃焼室に燃焼空気とともに供給し、蒸気式空気予熱器で製造した高温空気の一部を乾燥機へ供給するとともに、高温空気の残部を廃棄物焼却炉の燃焼室へ燃焼空気の一部として供給することを特徴とする紙おむつ乾燥方法。
  8. 廃棄物焼却炉から排出される排ガスと空気とを燃焼用空気予熱器で熱交換することにより高温空気を製造し、燃焼用空気予熱器からの高温空気により使用済み紙おむつを乾燥機で乾燥し、乾燥排ガス供給ラインを経て、乾燥機からの臭気成分を含む乾燥排ガスを廃棄物焼却炉の燃焼室に燃焼空気とともに供給し、燃焼用空気予熱器で製造した高温空気の一部を乾燥機へ供給するとともに、高温空気の残部を廃棄物焼却炉の燃焼室へ燃焼空気の一部として供給することを特徴とする紙おむつ乾燥方法。
  9. 廃棄物焼却炉から排出される排ガスと空気とを燃焼用空気予熱器での熱交換することにより燃焼用高温空気を製造し、燃焼用空気予熱器からの排ガスの余熱を有する排ガスと空気とを余熱回収空気加熱器で熱交換することにより高温空気を製造し、余熱回収空気加熱器からの高温空気により使用済み紙おむつを乾燥機で乾燥し、乾燥排ガス供給ラインを経て、乾燥機からの臭気成分を含む乾燥排ガスを廃棄物焼却炉の燃焼室に燃焼空気とともに供給し、燃焼用空気予熱器で製造した燃焼用高温空気を廃棄物焼却炉の燃焼室へ燃焼空気の一部として供給することを特徴とする紙おむつ乾燥方法。
  10. 請求項6ないし請求項9のうちの一つに記載の紙おむつ乾燥方法により乾燥する使用済み紙おむつを、単独で成形し、又は他の廃棄物と混合し成形して燃料を製造する燃料製造方法。
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