JPH05164314A - 家畜糞、し尿処理汚泥の乾燥・焼却処理装置 - Google Patents

家畜糞、し尿処理汚泥の乾燥・焼却処理装置

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JPH05164314A
JPH05164314A JP35341291A JP35341291A JPH05164314A JP H05164314 A JPH05164314 A JP H05164314A JP 35341291 A JP35341291 A JP 35341291A JP 35341291 A JP35341291 A JP 35341291A JP H05164314 A JPH05164314 A JP H05164314A
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dryer
exhaust gas
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Tetsuo Hanakawa
哲夫 花川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】家畜糞およびし尿処理汚泥等に代表されるりん
含有率が高い高湿分廃棄処理物の安全化、安定化および
減量化を図り、その焼却灰を資源回収する。 【構成】原料フィーダ(1)からコンベア(2)移送に
より投入ホッパ(3)へ供給された上記処理物を、自燃
可能な水分まで予備乾燥する乾燥機(4)と、乾燥排ガ
スが配管導入され、乾品コンベア(6)により投入スク
リュ(7)に移送・供給された生成乾品を自燃させる、
補助バーナ(9)および脱臭バーナ(10)を備えた焼却
炉(8)と、上記焼却炉(8)の排気口(12)から燃焼
排ガスを乾燥機(4)のジャケット部(5)を通過させ
て集塵サイクロン(13)に導き、熱交換器(14)を介し
て予熱された外気を乾燥機(4)の内筒へ送出・供給し
て乾燥熱源とするとともに、熱回収済の燃焼排ガスを大
気放出する機構とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、畜産農場から排出され
る家畜糞、下水処理場で発生するし尿処理汚泥等のりん
含有率が高い高湿分廃棄処理物を乾燥・焼却処理して焼
却灰を資源回収するとともに熱損失を極力抑えた処理工
程レイアウトおよび機器系統を有した、家畜糞、し尿処
理汚泥の乾燥・焼却処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、畜産農場から排出される家畜
糞は、一部を肥料として畑地に還元してきたが、残りの
大部分とそのままでは肥料として適しないものは、乾燥
・堆積発酵等により処理するか、最終処分場へ投棄して
きた。
【0003】また、下水処理場で発生するし尿処理汚泥
については、加工して肥料化される場合もあるが、大部
分焼却処理されてきた。これらに代表される高湿分の汚
泥を乾燥・焼却処理する技術として、乾燥機と焼却炉を
組み合わせた乾燥・焼却システムが知られている。この
場合、焼却炉としては、多段焼却炉、流動床式、固定床
式あるいは回転床式焼却炉等種々のものがあり、乾燥機
あるいは乾燥炉についても同様であった。
【0004】上記の乾燥・焼却システムにおいてなされ
てきた技術開発は、各炉の発明を含む熱回収技術の改善
による熱効率の向上、処理工程レイアウトの変更による
処理能力の向上および飛散量の低減等を主題とするもの
であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの処理
技術のうち、とくに家畜糞およびし尿処理汚泥等に代表
されるりん含有率が高い高湿分廃棄処理物を専らに扱う
乾燥・処理装置として、処理物の安全化、安定化、およ
び減量化を図り、残渣である焼却灰を資源回収するとこ
ろまでをフローシートとして開示したものは見当たらな
かった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであって、熱回収による省エネルギタイプであり、
かつ、処理物の安全化、安定化、および減量化を図り、
残渣である焼却灰を資源回収する新たな家畜糞、し尿処
理汚泥の乾燥・焼却処理装置を提供することを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、家畜糞、し尿処理汚泥等のりん含有率が高
い高湿分廃棄処理物の乾燥・焼却処理装置において、原
料フィーダからコンベア移送により投入ホッパへ供給さ
れた上記処理物を、自燃可能な水分まで予備乾燥する乾
燥機と、乾燥排ガスが配管導入され、乾品コンベアによ
り投入スクリュに移送・供給された生成乾品を自燃させ
る、補助バーナおよび脱臭バーナを備えた焼却炉と、上
記焼却炉の排気口から燃焼排ガスを乾燥機のジャケット
部を通過させて集塵サイクロンに導き、熱交換器を介し
て予熱された外気を乾燥機の内筒へ送出・供給して乾燥
熱源とするとともに、熱回収済の燃焼排ガスを大気放出
する機構とから構成されることを特徴とするものであ
る。
【0008】
【作用】上述した本発明の乾燥・焼却装置は、乾燥機に
より、高湿分廃棄処理物が自燃可能な水分まで乾燥さ
せ、焼却炉へ投入後、この乾燥排ガスの配管導入ととも
に、点火のみをおこない自燃させる。ここで、点火をお
こなう補助バーナは、焼却中の発熱量の変動に対応する
ものである。また、乾燥排ガスは悪臭ガスでもあり、こ
れを脱臭バーナにより高温燃焼させ、悪臭を分解する。
次いで、燃焼排ガスを乾燥機のジャケット部へ導き、熱
回収するとともに、さらに、集塵サイクロンを介して熱
交換し、予熱された外気を乾燥熱源として乾燥機内筒へ
送出・供給する。この高湿分廃棄処理物の乾燥・自燃化
焼却と燃焼排ガスの循環供給による熱回収を機器系統に
組み込むことにより省エネルギを可能とする。
【0009】
【実施例】本発明の最適な実施例について添付図面を参
照して以下説明する。図1は、家畜糞、し尿処理汚泥の
乾燥・焼却処理置のフローシートの例を示したものであ
る。
【0010】図において、原料となる家畜糞あるいは汚
泥(以下、原料汚泥という。)を原料フィーダ(1)に
貯留する。この原料汚泥を原料フィーダ(1)から原料
コンベア(2)により乾燥機(4)の投入ホッパ(3)
へ移送する。ここで、原料フィーダ(1)は、可変モー
タ付きスクリュによって供給量が任意に選択できるよう
にしたものとされ、目標供給量を設定することができ
る。
【0011】投入された原料汚泥は、約80〜85パーセン
トの高湿分から、20〜30パーセント程度にまで、すなわ
ち自燃可能な水分量まで乾燥され、乾品コンベア(6)
に排出される。ここで、乾燥は、後述する燃焼排ガスの
熱回収によりなされるので、外部から熱量供給は不要で
ある。
【0012】予備乾燥された原料汚泥は、乾品コンベア
(6)によって投入スクリュ(7)に移送され、焼却炉
(8)へ投入される。焼却炉では、原料汚泥が自燃する
ために点火時のみ燃料を消費するだけでよいが、この点
火と発熱量の変動に対応するための補助バーナ(9)
と、脱臭温度を確保するための脱臭バーナ(10)とが設
けられている。
【0013】焼却灰は、焼却灰排出スクリュ(11)によ
って灰ホッパに一時貯留し、定期的に外部へ取り出され
る。
【0014】一方、乾燥排ガス(悪臭ガス)は、排気フ
ァン(15)を経由して焼却炉(8)へ配管導入され、炉
中、高温下で脱臭される。次いで、炉内燃焼排ガスが排
気口(12)から配管により乾燥機(4)のジャケット部
(5)に導入され、熱回収されるとともに、集塵サイク
ロン(13)へ導かれ、さらに熱交換器(14)を介して押
込みファン(16)により予熱された外気となって乾燥熱
源として乾燥機(4)内筒へ送出・供給される。上記熱
交換器(14)で熱回収済の燃焼排ガスは、別途排気ファ
ン(15)を介して煙突(17)から大気放出される。
【0015】なお、燃焼排ガスは、乾燥機(4)の運転
停止の際には、排気口(12)から乾燥機(4)のジャケ
ット部(5)への経路をダンパにより遮断し、直接大気
放出することができる。
【0016】以上本発明の1実施例について説明した
が、本発明はこれに限定されることなく、本発明が保護
される範囲内において種々の改変を施すことができるも
のである。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上の構成よりなるものであ
り、これによれば、乾燥・焼却処理レイアウトが、熱回
収の機構について、燃焼排ガスの熱交換による循環供給
と除塵による大気放出を機器系統に組み込んだものとさ
れているので、熱損失を極力抑えた省エネルギタイプの
焼却処理を図ることができる。
【0018】また、家畜糞、し尿処理汚泥を代表とする
りん含有率の高い汚泥を自燃させるので、上記省エネル
ギに相乗して高い経済性を有するとともに、焼却灰中に
りん分の資源回収を図ることができ、しかも、過剰な廃
棄物の減量化に寄与すること等、産業上の利用において
極めて価値の高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例装置のフローシートである。
【符号の説明】
1 原料フィーダ 2 原料コンベア 3 投入ホッパ 4 乾燥機 5 ジャケット部 6 乾品コンベア 7 投入スクリュ 8 焼却炉 9 補助バーナ 10 脱臭バーナ 11 排出スクリュ 12 排気口 13 集塵サイクロン 14 熱交換器 15 排気ファン 16 押込ファン 17 煙突

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家畜糞、し尿処理汚泥等のりん含有率が
    高い高湿分廃棄処理物の乾燥・焼却処理装置において、
    原料フィーダからコンベア移送により投入ホッパへ供給
    された上記処理物を、自燃可能な水分まで予備乾燥する
    乾燥機と、乾燥排ガスが配管導入され、乾品コンベアに
    より投入スクリュに移送・供給された生成乾品を自燃さ
    せる、補助バーナおよび脱臭バーナを備えた焼却炉と、
    上記焼却炉の排気口から燃焼排ガスを乾燥機のジャケッ
    ト部を通過させて集塵サイクロンに導き、熱交換器を介
    して予熱された外気を乾燥機の内筒へ送出・供給して乾
    燥熱源とするとともに、熱回収済の燃焼排ガスを大気放
    出する機構とから構成されることを特徴とする、家畜
    糞、し尿処理汚泥の乾燥・焼却処理装置。
JP3353412A 1991-12-16 1991-12-16 家畜糞等の乾燥・焼却処理装置 Expired - Fee Related JPH0743106B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10226538A1 (de) * 2002-06-14 2004-01-08 Schäch, Josef Heizanlage und Verfahren zum Betreiben einer Heizanlage
CN107044647A (zh) * 2017-05-10 2017-08-15 山东鑫合新材料科技有限公司 一种预辊涂铝卷生产线废气处理装置
JP2019132438A (ja) * 2018-01-29 2019-08-08 Jfeエンジニアリング株式会社 紙おむつ乾燥装置及び方法、燃料製造装置及び方法

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