JP3025118U - 含水廃棄処理物の乾燥・焼却処理装置 - Google Patents

含水廃棄処理物の乾燥・焼却処理装置

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JP3025118U
JP3025118U JP1995013374U JP1337495U JP3025118U JP 3025118 U JP3025118 U JP 3025118U JP 1995013374 U JP1995013374 U JP 1995013374U JP 1337495 U JP1337495 U JP 1337495U JP 3025118 U JP3025118 U JP 3025118U
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JP1995013374U
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Inventor
正弘 下道
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株式会社濱田製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】家畜糞や各種処理汚泥等の含水廃棄処理物を被
処理物とする乾燥・焼却処理装置系を簡素化し、省エネ
ルギ及び省スペースの要請に積極的に対応可能とする。 【解決手段】被処理物を自燃可能な水分まで予備乾燥す
るためのジャケット付き回転乾燥機と、生成乾品となっ
た被処理物を受入れて自燃させるための焼却炉と、少な
くとも脱臭後の燃焼排ガスの熱量を乾燥熱源として伝熱
回収する熱回収機構とを具備する含水廃棄処理物の乾燥
・焼却処理装置を改善したものであって、ジャケット付
き回転乾燥機1の一端と焼却炉3の炉体とを連結して、
ジャケット付き回転乾燥機1から産出する生成乾品を乾
燥排ガスとともに焼却炉3内に直接導入するものとし
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、家畜糞や各種処理汚泥等の含水廃棄処理物(被処理物)を乾燥・焼 却処理して焼却灰を資源回収するとともに熱損失を極力抑えた処理工程レイアウ トおよび機器系統を有した含水廃棄処理物の乾燥・焼却処理装置の改善に係り、 特に、ジャケット付き回転乾燥機の一端と焼却炉の炉体とを連結して装置系を簡 素化するとともに省エネルギ及び省スペースの要請に積極的に対応可能な含水廃 棄処理物の乾燥・焼却処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、畜産農場から排出される家畜糞は、一部を肥料として畑地に還元し てきたが、残りの大部分とそのままでは肥料として適しないものは、乾燥・堆積 発酵等により処理するか、最終処分場へ投棄してきた。
【0003】 また、下水処理場や食品加工工場等で発生する各種処理汚泥等の比較的高湿分 の含水廃棄処理物については、加工して肥料化される場合もあるが、大部分が処 理業者に委託して焼却又は埋立て処理(処分)されてきた。
【0004】 ところで、これらの含水廃棄処理物を被処理物とする乾燥・焼却処理システム はこれまでにも少なからず提案され、一般にも知られている。ここでは、焼却炉 にも多段焼却炉、流動床式、固定床式あるいは回転床式焼却炉等種々のものがあ り、乾燥機(乾燥炉)についても同様であった。
【0005】 上記乾燥・焼却処理システムにおいてなされてきた技術開発は、概して各炉の 考案を含む熱回収技術(熱効率)の改善、処理工程レイアウトの変更による処理 能力の向上、および飛散量の低減等を主題とするものであった。
【0006】 こうしたなかで本出願人は、先に特徴的な熱回収機構を有する省エネルギタイ プの家畜糞等の乾燥・焼却処理装置(特公平7−43106号;以下、先願装置 という。)を提案してきた。ここでは、家畜糞等に代表されるようにりん含有率 が高くかつ比較的高湿分の含水廃棄処理物(被処理物)を専用的に扱うものとし 、上記課題を解消するとともに含水廃棄処理物(被処理物)の安全化、安定化、 および減量化を図り、残渣である処理物焼却灰を資源回収するところまでを技術 解決課題(目的効果)として、フローシートとともにその技術手段を開示してい る。
【0007】 そして、この先願装置はすでに実施され、所期の目的効果に沿った好結果をの こしている。図2にその一実施例であるフローシートを示す。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記先願装置の利点を踏襲しながら、種々の含水廃棄処理物に 対して共通した装置仕様で運用可能、かつ、省エネルギ、省スペース設計(コン パクト化)等とともに立地条件を緩和可能とするハード構成の変更が要請される 場合があった。
【0009】 本考案はこのような事情に鑑みなされたものであって、規模の拡縮を含む省エ ネルギ及び省スペースへの要請に柔軟かつ積極的に対応するために、ジャケット 付き回転乾燥機と焼却炉とを連結してジャケット付き回転乾燥機から産出する生 成乾品(被処理物)を乾燥排ガスとともに焼却炉内に直接導入することにより装 置系を簡素化するとともに、炉内の燃焼による発熱量を乾燥熱源としても利用可 能とした含水廃棄処理物の乾燥・焼却処理装置を提供することを目的とするもの である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、焼却炉への乾燥排ガスの導入経路及び生 成乾品の移送・供給手段の省略することにより熱利用形態の部分的な変更を含み 装置系を簡素化した含水廃棄処理物の乾燥・焼却処理装置であって、ジャケット 付き回転乾燥機の一端と焼却炉の炉体とを連結して、ジャケット付き回転乾燥機 から産出する生成乾品を乾燥排ガスとともに焼却炉内に直接導入するようにした ことを特徴とするものである。
【0011】
【考案の実施の形態】
本考案装置は、先願装置と同様に被処理物を自燃可能な水分まで乾燥させ、生 成乾品と乾燥排ガスを焼却炉へ投入(導入)して自燃させるとともに、悪臭ガス (乾燥排ガス)を熱分解させて脱臭し、その脱臭ガス(燃焼排ガス)を熱回収機 構に配管導入するものであるが、特徴的構成の最適な態様において、ジャケット 付き回転乾燥機と焼却炉とを連結してジャケット付き回転乾燥機から産出する生 成乾品を乾燥排ガスとともに焼却炉内に直接導入するように構成変更してなり、 装置系を簡素化し、かつ、ジャケット部で伝熱回収した熱量と焼却炉内の発熱量 とを乾燥熱源として熱利用するようにしている。また、乾燥処理及び脱臭を含む 焼却処理を閉鎖的な空間でおこなうことができる。
【0012】
【実施例】
本考案の一実施例について添付図面を参照して以下説明する。
【0013】 図1は一実施例装置のフローシートである。図中、1がジャケット付き回転乾 燥機、2がジャケット部、3が焼却炉及び4が熱回収経路である。なお、符号を 付していない装置構成要素については図中に名称を記載した。
【0014】 図示するとおり、先願装置(系)の構成〔図2参照〕において、焼却炉への乾 燥排ガスの導入経路及び生成乾品の移送・供給手段の省略することにより熱利用 形態の部分的な変更を含み装置系を簡素化し、ジャケット付き回転乾燥機(1) )の一端と焼却炉(3)の炉体とを連結して、ジャケット付き回転乾燥機(1) から産出する生成乾品を乾燥排ガスとともに焼却炉(3)内に直接導入するよう にしている。
【0015】 各装置構成要素の機能とともに被処理物である含水廃棄処理物(以下、原料汚 泥という。)の処理プロセスを説明する。
【0016】 原料汚泥をジャケット付き回転乾燥機(1)へ投入する。ここで、原料汚泥は 、原料フィーダから乾燥機の投入ホッパへ目標供給量をコンベア移送するように している。(図示省略)
【0017】 投入された原料汚泥は、約70〜85パーセントの高湿分から、30〜40パーセント 程度にまで、すなわち自燃可能な水分量まで乾燥される。
【0018】 ここでの乾燥熱源は、後述する燃焼排ガスをジャケット部で伝熱回収した熱量 と焼却炉内での発熱量の一部(を利用するもの)であり、外部から熱量供給はほ とんど不要である。
【0019】 予備乾燥された原料汚泥は、乾燥排ガス(悪臭ガス)とともにジャケット付き 回転乾燥機(1)の一端から直接焼却炉(3)内へ投入される。
【0020】 焼却炉(3)は、図示しない補助バーナを備えており、原料汚泥が自燃するの で、点火時と炉内温度(燃焼による発熱量)の変動時に対応するだけでよい。
【0021】 また、乾燥排ガス(悪臭ガス)の脱臭(熱分解)は、燃焼熱と輻射熱で炉内温 度が650 ℃〜800 ℃となるので十分可能である。
【0022】 焼却炉で発生した焼却灰は、焼却灰排出スクリュと灰コンベヤを介して灰ホッ パに一時貯留し、定期的に外部へ取り出される。
【0023】 一方、燃焼排ガスは排気口(炉頂)から配管構成された熱回収経路(4)によ りジャケット付き回転乾燥機(1)のジャケット部(2)に導入され、伝熱によ り熱回収されるとともに、集塵サイクロンへ導かれ、誘引ファンを介して大気放 出される。また、その一部を循環ファンを介してジャケット付き回転乾燥機(1 )内筒へ送給する場合がある。
【0024】 なお、燃焼排ガスは、ジャケット付き回転乾燥機(1)が運転停止した際に、 排気口からジャケット部(2)への経路をダンパにより遮断し、直接大気放出す ることができる。
【0025】 以上本考案の一実施例について説明したが、本考案はこれに限定されることな く、本考案が保護される範囲内において熱回収経路や他の配管経路については種 々の改変を施すことができるものである。
【0026】
【考案の効果】
本考案は以上の構成よりなるものであり、これによればジャケット付き回転乾 燥機と焼却炉とを連結してジャケット付き回転乾燥機から産出する生成乾品を乾 燥排ガスとともに直接焼却炉内に導入するように構成変更しているので、装置系 を簡素化し、かつ、焼却炉内の発熱量を乾燥熱源としても熱利用することができ る。そして、規模の拡縮を含む省エネルギ及び省スペースへの要請に柔軟かつ積 極的に対応できる。また、乾燥処理及び脱臭を含む焼却処理が閉鎖的な空間で処 理可能となり、公害対策上の寄与も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例装置のフローシートである。
【図2】先願装置の一実施例に係るフローシートであ
る。
【符号の説明】
1 ジャケット付き回転乾燥機 2 ジャケット部 3 焼却炉 4 熱回収経路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F23G 7/00 C 104 A B

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家畜糞や各種処理汚泥等の含水廃棄処理
    物を被処理物として、自燃可能な水分まで予備乾燥する
    ためのジャケット付き回転乾燥機と、生成乾品となった
    被処理物を受入れて自燃させるための焼却炉と、少なく
    とも脱臭後の燃焼排ガスをジャケット付き回転乾燥機の
    ジャケット部に導入してその熱量を伝熱回収し新たに受
    け入れた被処理物の乾燥熱源として消費する熱回収機構
    とを具備した含水廃棄処理物の乾燥・焼却処理装置の改
    善において、ジャケット付き回転乾燥機の一端と焼却炉
    の炉体とを連結して、ジャケット付き回転乾燥機から産
    出する生成乾品を乾燥排ガスとともに焼却炉内に直接導
    入するようにしたことを特徴とする含水廃棄処理物の乾
    燥・焼却処理装置。
JP1995013374U 1995-11-22 1995-11-22 含水廃棄処理物の乾燥・焼却処理装置 Expired - Lifetime JP3025118U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998010223A1 (fr) * 1996-09-07 1998-03-12 Co., Ltd. Equa Incinerateur

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6131801A (ja) * 1984-07-23 1986-02-14 有限会社 雄工社 温水ボイラ
JPH0448109A (ja) * 1990-06-14 1992-02-18 Keiichi Tanaka 脱臭乾燥焼却炉
JPH07243631A (ja) * 1994-03-02 1995-09-19 Kankyo Soken Consultant:Kk 乾燥部を有する流動焼却炉

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