JP2019132259A - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ブローバイガスに含まれるオイルによるエアフローセンサの汚損を抑制できる内燃機関の吸気装置を提供する。【解決手段】内燃機関1の吸気装置100は、吸気管10と、吸気管10に設けられたエアフローセンサ20と、エアフローセンサ20より下流側の吸気管10に設けられ、ブローバイガスを還流させる還流通路2が接続されるガス戻し口30と、エアフローセンサ20とガス戻し口30との間に位置する吸気管10に設けられ、ブローバイガスに含まれるオイルOの吸気管10内での流れを遮断する遮断部40と、を備える。【選択図】図2
Description
本開示は、主として吸気管とエアフローセンサとを備えた内燃機関の吸気装置に関する。
一般に、内燃機関の吸気装置は、吸気管と、吸気管に設けられたエアフローセンサと、を備える。
また、吸気装置としては、エアフローセンサより下流側の吸気管に、ブローバイガスを還流させる還流通路のガス戻し口を備えた吸気装置が知られている。
上記の吸気装置においては、ブローバイガスに含まれるオイルがガス戻し口の周辺の吸気管内に付着し、上流側に向かって吸気管内を流れて、エアフローセンサより上流側の吸気管内等にオイルが溜まる場合がある。
この場合、溜まったオイルが吸気によって下流側に飛散されて、エアフローセンサが汚損される可能性がある。特に、エアフローセンサ内部の感知部にオイルが付着すると、センサ出力が変化する虞がある。
そこで、本開示は、かかる事情に鑑みて創案され、その目的は、ブローバイガスに含まれるオイルによるエアフローセンサの汚損を抑制できる内燃機関の吸気装置を提供することにある。
本開示に係る内燃機関の吸気装置は、吸気管と、前記吸気管に設けられたエアフローセンサと、前記エアフローセンサより下流側の前記吸気管に設けられ、ブローバイガスを還流させる還流通路が接続されるガス戻し口と、前記エアフローセンサと前記ガス戻し口との間に位置する前記吸気管に設けられ、前記ブローバイガスに含まれるオイルの前記吸気管内での流れを遮断する遮断部と、を備えている。
また、前記遮断部は、前記吸気管の下面部に設けられた凹部を有することが好ましい。
また、前記遮断部は、前記吸気管の下面部から径方向内側に突出された凸部を有することが好ましい。
また、前記吸気管内に設けられ、前記遮断部によって遮断されたオイルに向かって吸気を噴出する噴出部を更に備えることが好ましい。
また、前記吸気管は、前記ガス戻し口と前記エアフローセンサとの間の位置に、下流から上流に向けて斜め下方に延びる傾斜部を有し、前記遮断部は、前記傾斜部の下面部に設けられることが好ましい。
本開示に係る内燃機関の吸気装置によれば、ブローバイガスに含まれるオイルによるエアフローセンサの汚損を抑制することができる。
以下、添付図面に基づいて、本開示の実施形態を説明する。なお、図中に示す左右方向は、説明の便宜上定められたものに過ぎないものとする。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る吸気装置100を含む内燃機関1全体の概略構成図である。図2は、図1に示した吸気装置100の上流側の拡大断面図であり、図3は、図1に示した吸気装置100の下流側の拡大断面図である。また、図4は、図3のIV−IV断面図であり、図5は、図3のV−V断面図である。なお、図中において、白抜き矢印Aは、吸気の流れを示し、点線矢印Bは、ブローバイガスに含まれるオイルOの流れを示すものとする。また、符号Cは、吸気管10の管軸を示すものとする。
図1は、第1実施形態に係る吸気装置100を含む内燃機関1全体の概略構成図である。図2は、図1に示した吸気装置100の上流側の拡大断面図であり、図3は、図1に示した吸気装置100の下流側の拡大断面図である。また、図4は、図3のIV−IV断面図であり、図5は、図3のV−V断面図である。なお、図中において、白抜き矢印Aは、吸気の流れを示し、点線矢印Bは、ブローバイガスに含まれるオイルOの流れを示すものとする。また、符号Cは、吸気管10の管軸を示すものとする。
図1に示すように、内燃機関1の吸気装置100は、吸気管10と、吸気管10に設けられたエアフローセンサ20と、を備える。また、吸気装置100は、エアフローセンサ20より下流側の吸気管10に設けられ、ブローバイガスを還流させるガスホース2が接続されるガス戻し口30を備える。また、吸気装置100は、エアフローセンサ20とガス戻し口30との間に位置する吸気管10に設けられ、ブローバイガスに含まれるオイルOの吸気管10内での流れを遮断する遮断部40を備える。
また、本実施形態の吸気装置100は、吸気管10内に設けられ、遮断部40によって遮断されたオイルOに向かって吸気を噴出する噴出部50を備える。
内燃機関1は、車両(不図示)に搭載された多気筒の圧縮着火式内燃機関、すなわちディーゼルエンジンである。但し、内燃機関1の用途、種類等は、任意であって良い。
内燃機関1は、シリンダブロック3と、シリンダブロック3の上部に接続されたシリンダヘッド4と、シリンダブロック3の下部に形成されたクランクケース5と、を備える。
シリンダヘッド4には、吸気マニホールド6及びターボチャージャのコンプレッサ7を介して吸気管10が接続される。但し、ターボチャージャは、設けられなくても良い。
ガスホース2は、クランクケース5内のブローバイガスを吸気管10に還流させる還流通路の一部を構成する。ガスホース2は、コンプレッサ7よりも上流側の吸気管10に接続される。
図2に示すように、吸気管10の入口10inには、エアクリーナ8の出口8outが接続される。エアクリーナ8は、円筒型フィルタエレメント8aを内設する。但し、フィルタエレメント8aは、任意の種類であって良い。
エアクリーナ8の入口8inには、吸気口(不図示)を有する吸気ダクト9の出口9outが接続される。
図1〜図3に示すように、本実施形態の吸気管10は、ガス戻し口30とエアフローセンサ20との間の位置に、下流から上流に向けて斜め下方に延びる傾斜部11を有する。
また、吸気管10は、コンプレッサ7から上流側に水平方向に延びるガス戻し部12と、入口10inから下流側に水平方向に延びるセンサ取付部13と、を有する。
傾斜部11の下流端は、ガス戻し部12の上流端に接続される。また、傾斜部11の上流端は、センサ取付部13の下流端に接続される。
ガス戻し部12には、ガス戻し口30が形成される。ガス戻し部12には、ガス戻し口30を通じてガスホース2からブローバイガスが還流される。
ガス戻し部12においては、ブローバイガスに含まれるオイルOがガス戻し口30近傍の内面に付着して下方に集まる。特に、吸気量が少なくなる内燃機関1の低負荷運転時には、ガス戻し部12の内面に付着して下方に集まったオイルOが溜まり易い傾向がある。また、点線矢印Bで示すように、特に、吸気が停止される内燃機関1の運転停止時には、オイルOが傾斜部11の下面部を伝って、上流側に流れて移動する傾向がある。このオイルOの流れを遮断するのが遮断部40であり、その作用効果は後に詳述する。
センサ取付部13の上面部には、エアフローセンサ20を取り付けるための挿通孔13aが形成される。
エアフローセンサ20には、熱線式のエアフローセンサが適用される。但し、エアフローセンサ20は、熱線式ではなく、任意の種類(例えば、カルマン渦式)であっても良い。
本実施形態のエアフローセンサ20は、挿通孔13aに挿入されてセンサ取付部13内に配置されるケース21を有する。また、エアフローセンサ20は、ケース21内に収容される感知部としてのホットワイヤ22を有する。
また、図示しないが、エアフローセンサ20は、ホットワイヤ22で感知した吸気温度を電子制御ユニットもしくはコントローラに出力し、吸気温度の変化によって吸気流量を検出できるように構成される。
より詳しくは、ケース21は、上流側端面に吸気導入口20inを有し、下流側端面に吸気排出口20outを有する。ホットワイヤ22は、ケース21内において、吸気導入口20inから吸気排出口20outに向かう流路の途中に設けられる。
図3及び図4に示すように、遮断部40は、吸気管10の下面部に設けられた凹部41を有する。具体的には、本実施形態の場合、遮断部40は、凹部41により形成される。
凹部41は、傾斜部11の途中に位置する下面部を鉛直下方に湾曲状に凹ませて形成され、傾斜部11の下面部を流れ落ちるオイルOを溜めて、上流側に向かうオイルOの流れを遮断する。
より詳しくは、凹部41は、下方に湾曲された底部41aを有し、底部41aから上流側及び下流側に拡がるように開口される。但し、凹部41の位置、形状等は、任意であって良い。また、凹部41は、吸気管10と別体として形成されても良い。
また、凹部41は、十分な量のオイルOを溜められる容積を有する。例えば、凹部41の容積は、所定の時間(例えば、1時間)に亘って所定の運転状態(例えば、低負荷運転状態)が継続されたときの1回の運転時に、ガス戻し部12の下面部に付着するオイル量よりも多いものとする。
より詳しくは、凹部41の容積は、上記の1回の運転時に付着する量のオイルOを、所定の回数分(例えば、5回分)溜められる大きさとする。但し、凹部41の容積は、任意の大きさであって良い。
図3〜図5に示すように、噴出部50は、平板部材51と、傾斜部11の下面部とにより画成される。平板部材51は、傾斜部11内で上流側から下流側に延びると共に、吸気流路断面を上下方向に区切るように配置される。平板部材51の側部51L,51Rは、傾斜部11の左右の内周面に溶接等により固定される。
また、平板部材51は、傾斜部11の上流側端部から下流側に管軸Cと平行に延びると共に、凹部41の直上流の位置で下面部側に湾曲された下流側端部51aを有する。下流側端部51aは、凹部41内のオイルOに向けて上流側から指向される。また、平板部材51は、管軸Cよりも傾斜部11の下面部側に配置される。
また、平板部材51の下流側端部51aは、傾斜部11の下面部との隙間により、凹部41内のオイルOに向けて吸気を噴出する噴出口52を画成する。より詳しくは、平板部材51の下流側端部51aは、傾斜部11の下面部との距離が徐々に小さくなるように配置され、噴出口52がノズル状に形成される。
次に、第1実施形態における吸気装置100の作用効果を説明する。
図3の点線矢印Bで示したように、吸気装置100においては、内燃機関1の運転停止時に、ガス戻し部12の下面部に付着したオイルOが、傾斜部11の下面部を伝って上流側に流れて移動する傾向がある。
ここで、図示しないが、凹部41を備えていない比較例の吸気装置では、エアフローセンサより上流側の吸気管内や、エアクリーナのフィルタエレメントにオイルが流れて付着し或いは溜まり、その付着し或いは溜まったオイルが吸気によって下流側に飛散される可能性がある。そして、飛散されて霧状になったオイルが、エアフローセンサを汚損する虞がある。
これに対して、本実施形態の吸気装置100であれば、図2〜図4に示すように、ガス戻し部12から上流側に流れるオイルOを凹部41に溜めて、上流側に向かうオイルOの流れを傾斜部11の途中で遮断できる。そのため、エアフローセンサ20より上流側の吸気管10内やフィルタエレメント8aにオイルOが流れて付着し或いは溜まるのを抑制できる。その結果、付着し或いは溜まったオイルOが下流側に飛散されるのを抑制して、オイルOによるエアフローセンサ20の汚損を抑制できる。
特に、本実施形態においては、吸気導入口20inからエアフローセンサ20内にオイルOが侵入すること、更には、ホットワイヤ22にオイルOが付着することを抑制できる。これにより、エアフローセンサ20のセンサ出力が変化することを抑制できる。
また、吸気量が多くなる内燃機関1の高負荷運転時には、凹部41付近を流れる吸気によって、凹部41内のオイルOを排出して下流側に送り出すことができる。
特に、図3〜図5に示すように、本実施形態の噴出部50を設けた場合には、噴出部50から吸気を噴出することによって、凹部41内のオイルOを凹部41外に、積極的に或いは強制的に押し出すことができる。これにより、オイルOを下流側により効率良く送り出すことができる。
特に、噴出部50は、噴出口52がノズル状に形成されるので、吸気を加速させて噴出できる。そのため、オイルOの排出効率を向上し、凹部41に溜まるオイルOの量を可能な限り減らすことができる。
他方、平板部材51より下面部側の傾斜部11内には、下流側端部51aによって吸気抵抗が生じる。しかし、本実施形態の平板部材51は、管軸Cよりも下面部側に配置されるため、吸気抵抗が生じる下面部側の流路面積を減少すると共に、吸気抵抗が生じない上面部側の流路面積を相対的に増加させることができる。これにより、傾斜部11内を流れる吸気全体の吸気抵抗を抑制することが可能になる。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態に係る吸気装置200の下流側の拡大断面図であり、図7は、図6のVII−VII断面図である。なお、第2実施形態では、遮断部40の構成が第1実施形態と異なるが、他の部分は第1実施形態と同じなので、同一の構成要素には同じ符号を用い、それらの詳細な説明は省略する。
図6は、第2実施形態に係る吸気装置200の下流側の拡大断面図であり、図7は、図6のVII−VII断面図である。なお、第2実施形態では、遮断部40の構成が第1実施形態と異なるが、他の部分は第1実施形態と同じなので、同一の構成要素には同じ符号を用い、それらの詳細な説明は省略する。
図6及び図7に示すように、第2実施形態の遮断部40は、第1実施形態で説明した凹部41の代わりに、吸気管10の下面部から径方向内側に突出された凸部42を有する。具体的には、本実施形態の場合、遮断部40は、凸部42により形成される。
凸部42は、傾斜部11の途中に位置する下面部に立設された板状部材43により形成される。板状部材43は、傾斜部11の下面部を流れ落ちるオイルOを堰き止めるように配置される。
より詳しくは、板状部材43は、略半円状の平板で形成され、傾斜部11の吸気流路断面の下端部のみを塞ぐように設けられる。また、板状部材43は、傾斜部11の軸方向に対して直交して配置される。但し、板状部材43の位置、形状等は、任意であって良い。
また、本実施形態の噴出部50は、平板部材51と、傾斜部11の下面部と、板状部材43とにより画成される。平板部材51は、板状部材43の直上流の位置から下面部側に向かって湾曲された下流側端部51bを有する。下流側端部51bは、板状部材43で堰き止められたオイルOに向けて上流側から指向される。
また、平板部材51の下流側端部51bは、板状部材43との隙間により、板状部材43で堰き止められたオイルOに向けて吸気を噴出する噴出口53を画成する。より詳しくは、平板部材51の下流側端部51bは、板状部材43との距離が徐々に小さくなるように配置され、噴出口53がノズル状に形成される。
第2実施形態によれば、板状部材43により形成された凸部42によって、ガス戻し部12から上流側に流れるオイルOを堰き止めて、上流側に向かうオイルOの流れを傾斜部11の途中で遮断できる。これにより、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、第2実施形態の板状部材43は、傾斜部11の吸気流路断面の下端部のみを塞ぐように設けられる。そのため、板状部材43を設けることによって生じる吸気抵抗及び圧力損失の増加を最小限に抑えることができる。
(第3実施形態)
図8は、第3実施形態に係る吸気装置300の下流側の拡大断面図である。
図8は、第3実施形態に係る吸気装置300の下流側の拡大断面図である。
第1実施形態及び第2実施形態においては、遮断部40が凹部41または凸部42のみにより形成された。これに対して、第3実施形態においては、遮断部40が凹部41と凸部42とによって形成される。
より詳しくは、第3実施形態の遮断部40では、下流側から順に、凹部41と凸部42とが連続して設けられる。凸部42は、板状部材43により形成される。但し、凹部41と凸部42とは、互いに離間して配置されても良く、また、下流側から凸部42、凹部41の順で配置されても良い。
本実施形態によれば、凹部41と凸部42とを組み合わせることで、第1実施形態及び第2実施形態と比較して、流れを遮断できるオイルOの量を増加させることができる。
なお、本開示は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して実施することが可能である。
例えば、噴出部50を画成する平板部材51の形状、位置等は、任意であって良い。また、噴出部50は、設けられなくても良い。
また、上述の各実施形態は、以下のように変形することができる。なお、下記の説明においては、上記の各実施形態と同一の構成要素に同じ符号を用い、それらの詳細な説明は省略する。
(第1変形例)
図9は、第1変形例に係る吸気装置400の拡大断面図である。
図9は、第1変形例に係る吸気装置400の拡大断面図である。
第1実施形態においては、傾斜部11の下面部に凹部41が形成された。これに対して、第1変形例においては、図9に示すように、傾斜部11の代わりに、水平方向に延びる水平部14が設けられ、水平部14の下面部に凹部41が形成される。但し、凹部41は、エアフローセンサ20より下流側に位置するセンサ取付部13の下面部や、ガス戻し口30より上流側に位置するガス戻し部12の下面部に形成されても良い。
水平方向に延びる水平部14であっても、車両の傾き等によってオイルOがその下面部を上流側に流れる場合がある。本変形例によれば、このオイルOの流れを遮断することで、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。なお、図示しないが、本変形例において、凹部41の代わりに、或いはそれに加えて、第2実施形態の凸部42を適用しても良い。
(第2変形例)
図10は、第2変形例に係る吸気装置500の拡大断面図である。
図10は、第2変形例に係る吸気装置500の拡大断面図である。
第2実施形態の板状部材43は、傾斜部11の下面部から、管軸Cに対して直交して配置された。これに対して、第2変形例の板状部材44は、図10に示すように、傾斜部11の下面部から鉛直上方に延びて配置される。すなわち、板状部材44は、管軸Cに直交する直交軸(二点鎖線D)に対して、下流側に後傾される。
本変形例の板状部材44であれば、図6及び図10の白抜き矢印Aを見比べて分かるように、第2実施形態の板状部材43の上流側端面で上方に曲げられる吸気よりも、曲がり角度が緩やかな鈍角になる。そのため、板状部材44を設けることによって生じる吸気抵抗及び圧力損失の増加量を、第2実施形態の板状部材43よりも抑えることができる。
(第3変形例)
図11は、第4変形例に係る吸気装置600の下流側の拡大断面図であり、図12は、図11のXII−XII断面図である。
図11は、第4変形例に係る吸気装置600の下流側の拡大断面図であり、図12は、図11のXII−XII断面図である。
第2実施形態の凸部42は、略半円状の板状部材43により形成された。これに対して、第3変形例の凸部42は、図11及び図12に示すように、中央部分に吸気通路45aが形成された環状部材45により形成される。
具体的には、環状部材45は、環状の平板で形成され、環状部材45の外周面が傾斜部11の内周面に全周に亘って当接される。また、吸気通路45aの高さ中心は、管軸Cに対して上方に偏在されており、環状部材45の下端部によりオイルOを堰き止めるように設けられる。なお、本変形例の環状部材45は、傾斜部11内に、管軸Cに対して直交する方向に配置されているが、鉛直上下方向に配置されていても良い。
この第3変形例であれば、第2実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(第4変形例)
図13は、第4変形例に係る吸気装置700の下流側の拡大断面図である。
図13は、第4変形例に係る吸気装置700の下流側の拡大断面図である。
第2実施形態の凸部42は、傾斜部11の下面部に立設された板状部材43により形成された。これに対して、第4変形例の凸部42は、図13に示すように、傾斜部11の下面部を上方に凹ませた凹状の壁部46により形成される。
この第4変形例であれば、上述した板状部材43,44や環状部材45を凸部42として別途設ける必要がなくなるので、部品点数を削減できる。
(第5変形例)
図14は、第5変形例に係る吸気装置800の下流側の拡大断面図である。第5変形例の噴出部60は、平板部材51等の代わりに、筒部材61によって画成される。
図14は、第5変形例に係る吸気装置800の下流側の拡大断面図である。第5変形例の噴出部60は、平板部材51等の代わりに、筒部材61によって画成される。
具体的には、筒部材61は、円筒状に形成され、支持部材(不図示)を介して傾斜部11の内壁部に固定される。また、筒部材61は、傾斜部11の上流側端部から下流側に管軸Cと平行に延びると共に、凹部41の直上流の位置で下面部側に湾曲された下流側端部61aを有する。下流側端部61aは、凹部41内のオイルOに向けて上流側から指向される。
また、筒部材61は、下流側端部61aに形成された噴出口62を有する。より詳しくは、下流側端部61aは、上流側から下流側に向かうにつれ、内径が小さくなるように形成され、噴出口62がノズル状に形成される。
本変形例の筒部材61であれば、上述した各実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
1 内燃機関
2 ガスホース(還流通路)
10 吸気管
11 傾斜部
12 ガス戻し部
13 センサ取付部
20 エアフローセンサ
30 ガス戻し口
40 遮断部
41 凹部
42 凸部
43 板状部材
50 噴出部
51 平板部材
100 吸気装置
O オイル
2 ガスホース(還流通路)
10 吸気管
11 傾斜部
12 ガス戻し部
13 センサ取付部
20 エアフローセンサ
30 ガス戻し口
40 遮断部
41 凹部
42 凸部
43 板状部材
50 噴出部
51 平板部材
100 吸気装置
O オイル
Claims (5)
- 吸気管と、
前記吸気管に設けられたエアフローセンサと、
前記エアフローセンサより下流側の前記吸気管に設けられ、ブローバイガスを還流させる還流通路が接続されるガス戻し口と、
前記エアフローセンサと前記ガス戻し口との間に位置する前記吸気管に設けられ、前記ブローバイガスに含まれるオイルの前記吸気管内での流れを遮断する遮断部と、を備えた ことを特徴とする内燃機関の吸気装置。 - 前記遮断部は、前記吸気管の下面部に設けられた凹部を有する
請求項1記載の内燃機関の吸気装置。 - 前記遮断部は、前記吸気管の下面部から径方向内側に突出された凸部を有する
請求項1記載の内燃機関の吸気装置。 - 前記吸気管内に設けられ、前記遮断部によって遮断されたオイルに向かって吸気を噴出する噴出部を更に備える
請求項1〜3何れか一項に記載の内燃機関の吸気装置。 - 前記吸気管は、前記ガス戻し口と前記エアフローセンサとの間の位置に、下流から上流に向けて斜め下方に延びる傾斜部を有し、
前記遮断部は、前記傾斜部の下面部に設けられる
請求項1〜4何れか一項に記載の内燃機関の吸気装置。
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2018
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