JP2019131503A - 自己乳化型浴用剤組成物 - Google Patents
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Description
そして、香料成分とシリコーン油を併用した自己乳化型浴用剤組成物において、高い香り立ちを確保しつつ保湿力を高め、浴後の肌の過乾燥を抑制して潤いをもたらすだけでなく、浴水に投入したときに優れた乳化分散性を発現させるには、さらなる改善を要することも判明した。
したがって、本発明は、高い香り立ち効果とスキンケア効果に優れるとともに、浴水に投入したときに優れた乳化分散性を発現する自己乳化型浴用剤組成物に関する。
(A)シリコーン油、
(B)脂肪酸トリグリセリド、
(C)香料成分、
(D)分子内に3個以上の水酸基を有するポリオール、及び平均分子量が200以上1000以下のポリエチレングリコールから選ばれる1種又は2種以上の水酸基含有成分
を含有する自己乳化型浴用剤組成物に関する。
本発明の自己乳化型浴用剤組成物は、次の成分(A)、(B)、(C)、並びに(D):
(A)シリコーン油
(B)脂肪酸トリグリセリド
(C)香料成分
(D)分子内に3個以上の水酸基を有するポリオール、及び平均分子量が200以上1000以下のポリエチレングリコールから選ばれる1種又は2種以上の水酸基含有成分
を含有する。
なお、かかる粘度は、B型粘度計で測定される値を意味する。
トリアセチルヒドロキシステアリン酸グリセリル、トリアセチルリシノール酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリド、トリイソステアリン酸グリセリル、トリウンデカン酸グリセリル、トリヒドロキシステアリン酸グリセリル、トリオレイン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン・イソステアリン・アジピン酸)グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、トリ(カプリル・カプリン・ミリスチン・ステアリン酸)グリセリル、トリ(カプリル・カプリン・ラウリン酸)グリセリル、トリ(カプリル・カプリン・リノール酸)グリセリル、トリカプリン酸グリセリル、トリ牛脂脂肪酸グリセリル、トリ(牛脂脂肪酸・ミンク油脂肪酸・タラ肝油脂肪酸)グリセリル、トリミリスチン酸グリセリド、トリステアリン酸グリセリル、トリパルミチン酸グリセリル、トリ2−ヘプチルウンデカン酸グリセリル、トリベヘン酸グリセリル、トリミリスチン酸グリセリル、トリ(ミンク油脂肪酸・パルミチン酸)グリセリル、トリヤシ油脂肪酸グリセリル、トリラウリン酸グリセリル、トリラノリン脂肪酸グリセリル、トリ(リシノレイン・カプロン・カプリル・カプリン酸)グリセリル、トリリノール酸グリセリル等の合成グリセリド
から選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
なかでも、植物油、及び炭素数10〜22の脂肪酸基を2以上有する脂肪酸トリグリセリドから選ばれる1種又は2種以上が好ましく、かかる脂肪酸トリグリセリドとしては、炭素数10〜22の脂肪酸基を3個有する脂肪酸トリグリセリドがより好ましい。具体的には、例えば、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、米胚芽油が好ましい。
なお、かかる平均分子量とは、GPC(ゲルパーミェーションクロマトグラフィ)にて測定される質量平均分子量を意味する。
成分(X)としては、具体的には、例えば流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、セレシン、スクワラン、スクアレン、ジオクチルシクロヘキサン、ブリスタン等の炭化水素油;
オクタン酸セチル、イソオクタン酸セチル、乳酸ミリスチル、乳酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソステアリル、アジピン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステアリル、イソノナン酸イソトリデシル、オレイン酸デシル、イソステアリン酸コレステロール等の脂肪酸エステル類;
大豆油、ヌカ油、ホホバ油、アボガド油、アーモンド油、オリーブ油、カカオ脂、ゴマ油、パーシック油、ヒマシ油、ヤシ油、ミンク油、牛脂、豚脂等の天然油脂、これらの天然油脂を水素添加して得られる硬化油;
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ラノリン酸、イソステアリン酸等の高級脂肪酸類;
ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、コレステロール、2−ヘキシルデカノール等の、成分(D)以外の高級アルコール類;
トコフェロール等の酸化防止剤;
防菌・防黴剤や生薬等の油溶性有効成分等が挙げられる。
成分(E)としては、具体的には、例えばモノオレイン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、ヤシ油脂肪酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル;モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン、トリオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル;モノオレイン酸ポリオキシエチレングリセリル等のポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル;テトラオレイン酸ポリオキシエチレンソルビット等のポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル;ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油;ポリグリセリン脂肪酸エステル;ショ糖脂肪酸エステルから選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
表1に示す処方にしたがい、各自己乳化型浴用剤を製造した。次いで、下記方法にしたがって各評価を行った。
結果を表1に示す。
各浴用剤30gを温度40℃の浴水180Lに投入して均一に溶解させて、専門パネラー5名により5分間入浴した後、下記基準にしたがって香り強度を官能評価し、その平均値を求めた。かかる値が大きいほど、香り立ち効果が高いことを示す。
0:匂わない
1:やっと感知できる匂い
2:何の匂いであるかがわかる弱い匂い
3:楽に感知できる匂い
4:しっかりと感知できる匂い
各浴用剤30gを温度40℃の浴水150Lに投入して均一に溶解させ、静置2分後の乳化性と浴水面のダマの発生の有無を肉眼で観察し、下記基準にしたがって評価した。
AA:ダマの発生がなく均一に白濁
A :ほぼダマの発生がなく均一に白濁
B :若干のダマの発生が認められるものの、均一に白濁
C :ダマの発生、又はクリーム状の分離が認められる
D :多量にダマの発生が認められる
各浴用剤30gを温度40℃の浴水150Lに投入して均一に溶解させて、専門パネラー5名により5分間入浴した後、下記基準にしたがって入浴後の肌の感触を官能評価し、その平均値を求めた。
A :しっとり感が強く感じられる
B :しっとり感が感じられる
C :しっとり感が弱い
各浴用剤30gを温度40℃の浴水150Lに投入して均一に溶解させて、専門パネラー5名により5分間入浴した後、下記基準にしたがって入浴後の肌の感触を官能評価し、その平均値を求めた。
A :強いすべすべ感があり、べたつき感がない
B :すべすべ感があり、べたつき感がない
C :すべすべ感がなく、べたつき感が強い
Claims (8)
- 次の成分(A)、(B)、(C)、並びに(D):
(A)シリコーン油
(B)脂肪酸トリグリセリド
(C)香料成分
(D)分子内に3個以上の水酸基を有するポリオール、及び平均分子量が200以上1000以下のポリエチレングリコールから選ばれる1種又は2種以上の水酸基含有成分
を含有する自己乳化型浴用剤組成物。 - 成分(A)の含有量と成分(B)の含有量との質量比((A)/(B))が、0.01以上2.5以下である請求項1に記載の自己乳化型浴用剤組成物。
- 成分(D)の含有量が、0.05質量%以上10質量%以下である請求項1又は2に記載の自己乳化型浴用剤組成物。
- 成分(B)の含有量と成分(D)の含有量との質量比((B)/(D))が、1以上70以下である請求項1〜3のいずれか1項に記載の自己乳化型浴用剤組成物。
- 成分(D)が、ソルビトール、グリセリン、ジグリセロール、ペンタエリスリトール、グルコース、マルチトール、トレハロース、フルクトース、及び平均分子量400以上600以下のポリエチレングリコールから選ばれる1種又は2種以上である請求項1〜4のいずれか1項に記載の自己乳化型浴用剤組成物。
- 成分(A)の25℃における粘度が、45mPa・s以下である請求項1〜5のいずれか1項に記載の自己乳化型浴用剤組成物。
- 成分(C)の含有量が、1質量%超である請求項1〜6のいずれか1項に記載の自己乳化型浴用剤組成物。
- さらに、ノニオン界面活性剤(E)を含有する請求項1〜7のいずれか1項に記載の自己乳化型浴用剤組成物。
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