JP2019131240A - 合成樹脂製ボトル - Google Patents

合成樹脂製ボトル Download PDF

Info

Publication number
JP2019131240A
JP2019131240A JP2018014432A JP2018014432A JP2019131240A JP 2019131240 A JP2019131240 A JP 2019131240A JP 2018014432 A JP2018014432 A JP 2018014432A JP 2018014432 A JP2018014432 A JP 2018014432A JP 2019131240 A JP2019131240 A JP 2019131240A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
resin bottle
flat wall
bottle
trunk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018014432A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7079611B2 (ja
Inventor
小野 浩司
Koji Ono
浩司 小野
徳晃 久保
Noriaki Kubo
徳晃 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokkaican Co Ltd
Original Assignee
Hokkaican Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hokkaican Co Ltd filed Critical Hokkaican Co Ltd
Priority to JP2018014432A priority Critical patent/JP7079611B2/ja
Publication of JP2019131240A publication Critical patent/JP2019131240A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7079611B2 publication Critical patent/JP7079611B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Abstract

【課題】胴部にパネル部を備えずにホットパック後の不正変形を防止でき、ホットパックとアセプティック充填とのどちらにも対応できる合成樹脂製ボトルを提供する。【解決手段】合成樹脂製ボトル1は、口部2と、肩部3と、胴部4と、底部5とを備え、口部2に装着したキャップにより内部が密封される。胴部4は、コーナー部8を介して周方向に連接する複数の平坦壁部9を備える多角筒状であり、コーナー部8は、互いに隣り合う平坦壁部9の周方向端縁同士を繋ぐ面で構成され、各平坦壁部9にその輪郭に沿う縦リブ10を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、合成樹脂製ボトルに関する。
従来、飲料や液体調味料等の液状内容物を収容する合成樹脂製ボトルとして、ポリエチレンテレフタレート樹脂等の合成樹脂からなるものが用いられている。
前記合成樹脂製ボトルでは、前記液状内容物を充填する際に、例えば、殺菌のために約85℃程度の高温に加熱した該液状内容物を充填し、口部にキャップを装着して内部を密封した後、冷却する所謂ホットパックが行われている。前記ホットパックでは、冷却に伴って前記合成樹脂製ボトルの内圧(以下、ボトル内圧と略記する)が減圧状態になると、該合成樹脂製ボトルの胴部が予期しない形状に不正変形する虞がある。
そこで、前記液状内容物の冷却に伴う合成樹脂製ボトルの胴部の不正変形を防止するために、該胴部に該合成樹脂製ボトル内部の容積変化に対応して膨出変形と没入変形とを許容するパネル部を備える合成樹脂製ボトルが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−137927号公報
一方、無菌環境下で常温に近い前記液状内容物を前記合成樹脂製ボトルに充填する所謂アセプティック充填を行う場合には、冷却にともなうボトル内圧の変化が少ないため、前記胴部にパネル部を備えることを必要としない。
このため、前記胴部にパネル部を備える前記合成樹脂製ボトルをアセプティック充填に用いるときにはデザイン的に好まれないことがある。また、前記胴部にパネル部を備える前記合成樹脂製ボトルは、胴部に凹凸を備えるため、その製造に用いる金型形状が複雑になるという問題もある。
そこで、本発明は、前記事情に鑑み、胴部にパネル部を備えることなく、ホットパック後の不正変形を防止することができ、ホットパックとアセプティック充填とのどちらにも対応することができる合成樹脂製ボトルを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明の合成樹脂製ボトルは、円筒状の口部と、該口部の下端から下方に連続して次第に拡径する肩部と、該肩部の下端から下方に連続する胴部と、該胴部の下端を閉塞する底部とを備え、該口部に装着したキャップにより内部が密封される合成樹脂製ボトルにおいて、該胴部は、コーナー部を介して周方向に連接する複数の平坦壁部を備える多角筒状であり、該コーナー部は、互いに隣り合う平坦壁部の周方向端縁同士を繋ぐ面で構成され、該胴部の各平坦壁部に、該平坦壁部の輪郭に沿う縦リブを備えることを特徴とする。
本発明の合成樹脂製ボトルは、前記胴部の平坦壁部の輪郭に沿う縦リブを備えており、該縦リブは結果的に前記コーナー部の両側に配置されている。このため、液状内容物をホットパック後、該液状内容物の冷却に伴って前記合成樹脂製ボトルの内部が減圧状態になると、前記平坦壁部の中央部が該合成樹脂製ボトル内部に凹入する一方、前記コーナー部の高さ方向の中央部が該合成樹脂製ボトルの外方に突出するように変形する。
本発明の合成樹脂製ボトルは、前記平坦壁部と前記コーナー部との前記変形により、前記ホットパック後の減圧を吸収して前記胴部の不正変形を防止することができる。従って、本発明の合成樹脂製ボトルによれば、前記平坦壁部にパネル部を備えることなく、前記ホットパックに対応することができる。
また、本発明の合成樹脂製ボトルは、前記胴部がコーナー部を介して周方向に連接する複数の平坦壁部を備えるので、アセプティック充填にも用いることができるデザイン性を備えている。
本発明の合成樹脂製ボトルは、前記胴部は五角形以上の多角筒状であってもよいが、例えば四角筒状とすることができる。
Aは本発明の合成樹脂製ボトルの構成を示す正面図、BはAの底面図。 図1Aに示す合成樹脂製ボトルを水平方向に45°回転した状態を示す側面図。 図1AのIII−III線断面図。 図1Aに示す合成樹脂製ボトルに液状内容物をホットパックし、冷却したときのボトル内圧と平坦壁部中央部の凹入量との関係を示すグラフ。 図1Aに示す合成樹脂製ボトルに液状内容物をホットパックし、冷却したときのボトル内圧とコーナー部の高さ方向中央部の突出量との関係を示すグラフ。 図1Aに示す合成樹脂製ボトルに液状内容物をホットパックし、冷却したときのボトル内圧とボトル内容積との関係を示すグラフ。
次に、添付の図面を参照しながら本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。
図1Aに示すように、本実施形態の合成樹脂製ボトル1は、円筒状の口部2と、口部2の下端から下方に連続して次第に拡径する肩部3と、肩部3の下端から下方に連続する胴部4と、胴部4の下端を閉塞する底部5とを備える。口部2は、外周面に雄ねじ部6と、サポートリング7とを備え、雄ねじ部6に螺着される図示しないキャップにより内部が密封される。
胴部4は、コーナー部8を介して周方向に連接する4つの平坦壁部9を備える四角筒状であり、コーナー部8は、互いに隣り合う平坦壁部9の周方向端縁同士を繋ぐ面で構成されている。各平坦壁部9は、その輪郭に沿う1対の縦リブ10を備える以外、パネル部等の凹凸は備えていない。
図1Bに示すように、底部5は円環状の接地部11と、接地部11の内周側で合成樹脂製ボトル1内部に膨出する凹部12とを備えており、この結果、合成樹脂製ボトル1が接地部11で自立可能とされている。コーナー部8は、胴部4側から底部5方向に向かって扇状に広がる扇状部8aを備えており、扇状部8aは円環状の接地部11に連接している。
合成樹脂製ボトル1の胴部4は、正面視では図1Aに示すように四角形状であるが、コーナー部8が扇状部8aを備えることにより、図1Aに示す状態から45°回転した側面視では、図2に示すように、胴部4から底部5にかけて窄まる形状を備えている。胴部4が前記形状を備えることに伴って、1対の縦リブ10は胴部4から底部5にかけて両者の間隔が次第に縮小するようになっている。
また、1対の縦リブ10は平坦壁部9の輪郭に沿って形成されているので、図3に示すように、結果的に1つの平坦壁部9の縦リブ10が隣接する平坦壁部9の縦リブ10との間にコーナー部8を挟むようになっている。
次に、実施例として、容量250ml、高さ140mm、胴部4の対辺間の長さ54mm、対角間の長さ64mmの本実施形態の合成樹脂製ボトル1に、90℃に加熱した液状内容物としての温水を充填し、図示しないキャップを口部2の雄ねじ部6に螺着して、合成樹脂製ボトル1の内部を密封した後、5℃まで冷却したときに、合成樹脂製ボトル1のボトル内圧と、平坦壁部9の合成樹脂製ボトル1の内部への凹入量、コーナー部8の合成樹脂製ボトル1の外方への突出量及び合成樹脂製ボトル1の内容積との関係を調べた。また、比較例として、縦リブ10を全く備えない以外は本実施形態の合成樹脂製ボトル1と同一形状の合成樹脂製ボトル1を用いた以外は実施例と全く同一にして、該合成樹脂製ボトルのボトル内圧と、平坦壁部9の合成樹脂製ボトル1の内部への凹入量、コーナー部8の合成樹脂製ボトル1の外方への突出量及び合成樹脂製ボトル1の内容積との関係を調べた。
尚、「平坦壁部9の合成樹脂製ボトル1の内部への凹入量」とは、合成樹脂製ボトル1内部の減圧が進むにつれ平坦壁部9が徐々に内側に緩やかに凹み、合成樹脂製ボトル1の内方に向かって凸状となったときの凸状の頂点となった部位の変化量をいう。また、「コーナー部8の合成樹脂製ボトル1の外方への突出量」とは、合成樹脂製ボトル1内部の減圧が進むにつれコーナー部8が外側へ押し出され、合成樹脂製ボトル1の外方に向かって凸状となったときの凸状の頂点となった部位の変化量をいう。
ボトル内圧と平坦壁部9の中央部の該合成樹脂製ボトルの内部への凹入量との関係を図4に、ボトル内圧とコーナー部8の高さ方向中央部の該合成樹脂製ボトルの外方への突出量との関係を図5に、ボトル内圧と該合成樹脂製ボトルの内容積との関係を図6に、それぞれ示す。尚、図4〜6では、合成樹脂製ボトルの内部への変化をプラス、合成樹脂製ボトルの外方への変化をマイナスで示している。
図4〜6から、本実施例の合成樹脂製ボトル1によれば、比較例の合成樹脂製ボトルに対し、平坦壁部9の中央部の合成樹脂製ボトル1の内部への凹入量と、コーナー部8の高さ方向中央部の合成樹脂製ボトル1の外方への突出量とが大きく、この結果として、合成樹脂製ボトルの内容積の減少が大きく、ホットパック後の冷却に伴うボトル内圧の減圧を容易に吸収できることが明らかである。
尚、本実施形態の合成樹脂製ボトル1では、図3に示すように、コーナー部8を断面視Rのついた形状としているが、コーナー部8は断面視四角形の各頂角を面取りした形状であってもよい。また、平坦壁部9は、断面視四角形状を損なわない範囲で、外方に凸に湾曲していてもよい。
1…合成樹脂製ボトル、 2…口部、 3…肩部、 4…胴部、 5…底部、 8…コーナー部、 9…平坦壁部、 10…縦リブ。

Claims (2)

  1. 円筒状の口部と、該口部の下端から下方に連続して次第に拡径する肩部と、該肩部の下端から下方に連続する胴部と、該胴部の下端を閉塞する底部とを備え、該口部に装着したキャップにより内部が密封される合成樹脂製ボトルにおいて、
    該胴部は、コーナー部を介して周方向に連接する複数の平坦壁部を備える多角筒状であり、該コーナー部は、互いに隣り合う平坦壁部の周方向端縁同士を繋ぐ面で構成され、該胴部の各平坦壁部に、該平坦壁部の輪郭に沿う縦リブを備えることを特徴とする合成樹脂製ボトル。
  2. 請求項1記載の合成樹脂製ボトルにおいて、前記胴部は四角筒状であることを特徴とする合成樹脂製ボトル。
JP2018014432A 2018-01-31 2018-01-31 合成樹脂製ボトル Active JP7079611B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018014432A JP7079611B2 (ja) 2018-01-31 2018-01-31 合成樹脂製ボトル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018014432A JP7079611B2 (ja) 2018-01-31 2018-01-31 合成樹脂製ボトル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019131240A true JP2019131240A (ja) 2019-08-08
JP7079611B2 JP7079611B2 (ja) 2022-06-02

Family

ID=67545593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018014432A Active JP7079611B2 (ja) 2018-01-31 2018-01-31 合成樹脂製ボトル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7079611B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021010305A1 (ja) 2019-07-16 2021-01-21 Dmg森精機株式会社 測定装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003341640A (ja) * 2002-05-29 2003-12-03 Kodama Jushi Kogyo Kk 補強リブを有したプラスチック容器
US20060175284A1 (en) * 2005-02-02 2006-08-10 Graham Packaging Company, L.P. Plastic container
JP2007297084A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Dainippon Printing Co Ltd プラスチック製容器
JP2008132998A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Yoshino Kogyosho Co Ltd 角形ボトル
US20120111824A1 (en) * 2010-11-05 2012-05-10 Graham Packaging Company, L.P. Hot fill type plastic container
JP2016137927A (ja) * 2015-01-28 2016-08-04 北海製罐株式会社 合成樹脂製ボトル
JP2017100743A (ja) * 2015-11-30 2017-06-08 東洋製罐株式会社 減圧吸収ボトル

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003341640A (ja) * 2002-05-29 2003-12-03 Kodama Jushi Kogyo Kk 補強リブを有したプラスチック容器
US20060175284A1 (en) * 2005-02-02 2006-08-10 Graham Packaging Company, L.P. Plastic container
JP2007297084A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Dainippon Printing Co Ltd プラスチック製容器
JP2008132998A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Yoshino Kogyosho Co Ltd 角形ボトル
US20120111824A1 (en) * 2010-11-05 2012-05-10 Graham Packaging Company, L.P. Hot fill type plastic container
JP2016137927A (ja) * 2015-01-28 2016-08-04 北海製罐株式会社 合成樹脂製ボトル
JP2017100743A (ja) * 2015-11-30 2017-06-08 東洋製罐株式会社 減圧吸収ボトル

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021010305A1 (ja) 2019-07-16 2021-01-21 Dmg森精機株式会社 測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7079611B2 (ja) 2022-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2702932C (en) Bottle
JP5316940B2 (ja) 合成樹脂製壜体
EP3290345B1 (en) Synthetic resin container
JP2009154963A (ja) 樹脂製容器
WO2020037788A1 (zh) 一种容器盖
JP7444201B2 (ja) 合成樹脂製ボトル
JP2016108016A (ja) 樹脂製容器
JP6150114B2 (ja) 二重容器
CA3040674A1 (en) Bottle
JP6169406B2 (ja) 熱充填ボトル
JP2019131240A (ja) 合成樹脂製ボトル
JP7278971B2 (ja) 容器
JP2016137927A (ja) 合成樹脂製ボトル
JP6249294B2 (ja) 合成樹脂製丸形壜体
JP4894034B2 (ja) 角形樹脂製容器
JP5055109B2 (ja) 冷却水吸い込み防止キャップ
JP2008030814A (ja) 合成樹脂製壜体
JP3608420B2 (ja) プラスチック製容器
JP3208001U (ja)
JP2016179847A (ja) 合成樹脂製容器
JP2015143125A (ja) 合成樹脂製ボトル
JP2015105113A (ja) プラスチックボトル
JP7175751B2 (ja) ブロー成形容器
JP7551258B2 (ja) 合成樹脂製容器
JP6566604B2 (ja) 合成樹脂製扁平ボトルの底部形状

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211102

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220523

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7079611

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150