JP2019128604A - 算出装置、算出方法及び算出プログラム - Google Patents

算出装置、算出方法及び算出プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】有用な位置情報の収集を図ること。【解決手段】本願に係る算出装置は、取得部と、算出部とを備える。取得部は、ユーザから提供される位置情報であるユーザ提供情報を取得する。算出部は、取得部によって取得されたユーザ提供情報が所定のサービスに利用された後に、当該所定のサービスに対するユーザの貢献度を算出する。例えば、算出部は、ユーザ提供情報によって所定のサービスを提供する領域が拡大した度合いに基づいて、ユーザの貢献度を算出する。【選択図】図1

Description

本発明は、算出装置、算出方法及び算出プログラムに関する。
従来、ユーザが所有する端末装置から位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて各種情報処理を行う技術が提案されている。
ここで、位置情報等の個人情報の交換を制御する技術として、クライアント装置から要求を受信した場合に、要求の応答にプライバシーの同意が必要かどうかを決定することによって、個人情報の拡散の制御を行う技術が知られている。
特開2001−78273号公報
しかしながら、上記の従来技術では、有用な位置情報の収集を図ることができるとは限らない。一般に、サービス提供側は、精度の高い位置情報や、多数のユーザの位置情報を収集することで、位置情報を利用したサービスの質を向上させる。しかし、従来技術では、位置情報等の個人情報の拡散の制御を行うに過ぎず、例えば、サービス提供側が求めるような有用な位置情報の収集等の処理に適用することは難しい。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、有用な位置情報の収集を図ることができる算出装置、算出方法及び算出プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る算出装置は、ユーザから提供される位置情報であるユーザ提供情報を取得する取得部と、前記取得部によって取得されたユーザ提供情報が所定のサービスに利用された後に、当該所定のサービスに対する前記ユーザの貢献度を算出する算出部と、を備えたことを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、有用な位置情報の収集を図ることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る算出処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る算出システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係るユーザ端末の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る算出装置の構成例を示す図である。 図5は、実施形態に係るユーザ情報記憶部の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係るユーザ提供情報記憶部の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係るサービス結果情報記憶部の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る貢献度情報記憶部の一例を示す図である。 図9は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。 図10は、算出装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る算出装置、算出方法及び算出プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る算出装置、算出方法及び算出プログラムが限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.実施形態に係る算出処理の一例〕
まず、図1を用いて、実施形態に係る算出処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る算出処理の一例を示す図である。具体的には、図1では、算出装置100が、ユーザから提供される位置情報(以下、算出装置100がユーザから提供される位置情報を「ユーザ提供情報」と称する)を取得する処理と、ユーザ提供情報が所定のサービスに利用された後に、当該所定のサービスに対するユーザの貢献度を算出する算出処理とを行う例を示す。
図1に示す算出装置100は、実施形態に係る算出処理を実行する情報処理装置であり、例えば、ユーザが利用する端末装置や、事業者が管理するサーバ装置等と相互に通信を行うサーバ装置である。実施形態に係る算出装置100は、各ユーザを識別する識別情報と各ユーザの位置とを対応付けて取得し、取得した位置情報(ユーザ提供情報)を蓄積する。例えば、算出装置100は、ポータルサイト等を提供するサービスサーバであり、ポータルサイトにログインしたユーザから定期的に位置情報を取得する。また、算出装置100は、蓄積したユーザ提供情報を所望する事業者に対してユーザ提供情報を提供するサービスを行う。実施形態では、算出装置100は、例えば、ユーザの位置情報を利用した各種サービスを行う事業者(例えば、災害情報や交通案内を提供する事業者や、位置情報を利用して広告や各種情報を発信する事業者や、位置情報を利用したゲームを提供する事業者等)からの要求に応じて、当該事業者にユーザ提供情報を提供する。
図1に示すユーザ端末10、10及び10は、スマートフォン等の情報処理端末である。実施形態では、ユーザ端末10はユーザU01によって利用され、ユーザ端末10はユーザU02によって利用され、ユーザ端末10はユーザU03によって利用される。以下では、ユーザ端末10、10及び10等を区別する必要のないときは、「ユーザ端末10」と総称する。また、ユーザU01、U02及びU03等を区別する必要のないときは、「ユーザ」と総称する。なお、以下では、ユーザ端末10をユーザと読み替える場合がある。例えば、「ユーザが位置情報を送信する」とは、実際には、「ユーザが利用するユーザ端末10が位置情報を送信する」ことを意味する場合がある。
ユーザ端末10は、例えばGPS(Global Positioning System)等を利用して、自装置が所在する位置(例えば経度や緯度の数値等)を検知し、検知した位置を示す情報である位置情報を取得する。なお、位置情報は、位置を示す情報のみならず、その位置が検知された時間を含んでもよい。そして、ユーザ端末10は、例えば算出装置100の要求に従い、検知した位置情報を算出装置100に送信する。具体的には、ユーザ端末10は、算出装置100がユーザに提供するポータルサイトにアクセスしている場合や、算出装置100が提供するサービスにログインしている場合に、定期的かつ継続的に位置情報を算出装置100に送信する。ユーザ端末10から送信される位置情報は、算出装置100が有する記憶部に蓄積され、種々の情報処理に利用される。
図1に示す事業者サーバ50は、事業者によって管理されるサーバ装置である。図1では、事業者サーバ50は、所定の事業者によって管理されるサーバ装置であり、ユーザに対して種々のサービスを提供するサービスサーバである。具体的には、事業者サーバ50は、ユーザに災害情報等を発信する災害情報発信サービスや、広告や各種情報を発信する広告配信サービスや、ユーザの位置情報を活用したゲーム等を提供するサービスサーバである。なお、以下では、事業者サーバ50を事業者と読み替える場合がある。例えば、「事業者がサービスを提供する」とは、実際には、「事業者が利用する事業者サーバ50がサービスを提供する」ことを意味する場合がある。
また、実施形態に係る事業者は、算出装置100から提供されるユーザ提供情報を利用する情報利用者である。一般に、ユーザの位置情報は、例えば、ある地域に所在するユーザのみに情報を提供したり、広告を配信したり、ユーザにパーソナライズされた情報を提供したりというように、種々のサービスにおいて有用に活用される。このため、事業者は、算出装置100からユーザ提供情報の提供を受けることにより、よりユーザビリティの高いサービスを提供することができる。
なお、事業者は、より多くのユーザの位置情報を収集した方がサービスの充実を図ることができる。また、位置情報には、位置が取得される際に利用される機能によって精度に差がある。例えば、精度の低い位置情報は、ユーザの位置を数百メートルの誤差の範囲で特定するが、精度の高い位置情報は、ユーザの位置を数メートルの誤差の範囲で特定することが可能である。以上のことから、位置情報を利用する事業者は、より多くのユーザから、また、より精度の高い位置情報を取得することを所望する。
そこで、算出装置100は、位置情報を利用する事業者に対して、自身が取得したユーザ提供情報を提供する。各事業者は、自身が提供するサービスを介して各ユーザから位置情報を取得することが可能であるが、算出装置100から提供されたユーザ提供情報を利用することにより、自身が提供するサービスの一層の充実を図ることができる。なお、実施形態において、各事業者は、提供する各々のサービスにおいて算出装置100が利用するユーザの識別情報(ID)と共通するユーザの識別情報を利用するものとする。これにより、算出装置100及び事業者は、ユーザ提供情報と位置情報との間で名寄せ処理を行うことが可能となる。具体的には、算出装置100及び事業者は、ユーザを一意に識別する識別情報を共有することにより、算出装置100と事業者とが別々にユーザの位置情報を取得した場合であっても、双方の情報を当該ユーザの位置情報として利用することができる。なお、ユーザの識別情報とは、例えば、算出装置100が提供するサービスにおいて各ユーザに付与されるサービス用ID(ユーザアカウント)等である。かかるIDは、算出装置100のみならず、算出装置100と提携した事業者によって発行されてもよい。これにより、算出装置100や事業者は、一人のユーザが複数のユーザ端末10を利用していたり、異なる環境でサービスにログインしていたりする場合でも、当該ユーザを一意に特定して位置情報を取得することができる。また、算出装置100は、ユーザの識別情報として、サービスを利用した際のクッキー(Cookie)情報や、端末固有の端末ID等を利用してもよい。
ところで、位置情報は各ユーザの個人情報に該当するため、ユーザによっては、サービス側への積極的な提供に対して抵抗がある場合がある。例えば、ユーザは、位置情報を提供することにより、自宅の位置が特定されたり、常に自身の行動が追跡されたりすることを危惧することがある。しかしながら、サービス側としては、より正確なユーザの位置を特定できた方が質のよいサービスを提供できるため、より多くの位置情報を得たいというニーズがある。
そこで、実施形態に係る算出装置100は、位置情報を提供したユーザに対して、当該位置情報がサービスに貢献した度合い(以下、「貢献度」と称する)を算出し、算出した貢献度に応じた報酬をユーザに送信する。例えば、ユーザ提供情報によって、事業者が提供するサービスにおいてより広い範囲のユーザにサービスを提供できるようになったり、より多くの数のユーザにサービスを提供できるようになったりした場合、当該ユーザ提供情報は、貢献度が高く算出される。これにより、ユーザは、より多くの報酬を受け取ることができる。結果として、算出装置100は、位置情報を積極的に提供しようとする動機づけをユーザに与えるので、有用な位置情報の収集を図ることができる。また、事業者は、算出装置100から提供されるユーザ提供情報を用いて、よりユーザビリティの向上したサービスを展開することができる。以下、実施形態に係る算出処理について、図1を用いて流れに沿って説明する。
図1に示す例において、ユーザU01やユーザU02やユーザU03は、算出装置100から提供されるポータルサイト(ポータルサービス)の利用を要求する。例えば、各ユーザは、算出装置100が提供するスマートフォン用のアプリケーション(以下、単に「アプリ」と称する)をユーザ端末10にインストールする。そして、各ユーザは、当該アプリを介して、算出装置100からサービスの提供を受ける。
ユーザ端末10は、算出装置100が定義する設定、もしくはユーザ自身が定義した設定に基づいて、ユーザの位置情報を算出装置100に定期的に送信する。例えば、ユーザ端末10は、ユーザU01によって設定された頻度や精度に基づいて、ユーザU01の位置情報を算出装置100に送信する。
なお、設定された頻度とは、例えばユーザU01が算出装置100に位置情報を提供する時間間隔を示す。具体的には、ユーザU01は、算出装置100に数10分単位で位置情報を提供したり、数時間単位で提供したり、1日に1回提供したりといった、位置情報の提供の頻度を設定する。一般に、位置情報は頻度が高いほどユーザの行動を詳細に表現すると解されるので、頻度を高く設定する(言い換えれば、より多くの情報量を有する位置情報を送信する)ユーザほど、サービスへの貢献度が高く算出される。
また、設定された精度とは、例えばユーザU01が算出装置100に提供する位置情報の精度(例えば、どのくらいの誤差の範囲でユーザU01の位置を特定できるかといった度合い)を示す。位置情報は、ユーザ端末10が有する検知手段によって検知された位置を示す情報によって構成される。そして、ユーザ端末10は、位置を検知する複数の手段を有する場合がある。詳細は後述するが、ユーザ端末10は、GPSを利用したり、Wi−Fi(登録商標)を利用したり、Bluetooth(登録商標)を利用したりして位置を検知する。この場合、それぞれの検知手段によって、ユーザU01の位置を示す精度が異なる。実施形態では、例えば、GPSで検知された位置よりも、Wi−Fiを利用して検知された位置の方が精度が高く、Wi−Fiを利用して検知された位置よりも、Bluetooth(登録商標)を利用して検知された位置の方が精度が高いものとする。一般に、位置情報の精度が高いほどユーザの行動を詳細に表現すると解されるので、精度を高く設定する(言い換えれば、より精度の高い位置情報を送信する)ユーザほど、サービスへの貢献度が高く算出される。
上記のような位置情報の頻度や精度は、ユーザごとに設定されてもよい。すなわち、ユーザ端末10は、ユーザU02によって設定された頻度や精度に基づいて、ユーザU02の位置情報を算出装置100に送信する。また、ユーザ端末10は、ユーザU03によって設定された頻度や精度に基づいて、ユーザU03の位置情報を算出装置100に送信する。なお、ユーザは、位置情報を算出装置100に提供しないという設定を行ってもよい。この場合、当該ユーザが利用するユーザ端末10は、算出装置100にユーザの位置情報を送信しない。また、ユーザは、位置情報とともに、自身の属性情報(性別や年齢等)を提供してもよい。
算出装置100は、各ユーザから送信された位置情報(ユーザ提供情報)を取得する(ステップS01)。算出装置100は、取得した位置情報を記憶部に格納する。なお、図1での図示は省略しているが、算出装置100は、ユーザU01〜U03以外のユーザのユーザ提供情報についても定期的かつ継続的に取得する。
その後、算出装置100は、ユーザにサービスを提供する事業者サーバ50から、ユーザ提供情報の利用要求を受け付けた場合に、ユーザ提供情報を事業者(サービス)に提供する(ステップS02)。
事業者サーバ50は、算出装置100から提供された位置情報(ユーザ提供情報)を利用して、サービスをユーザに提供する(ステップS03)。例えば、事業者サーバ50は、災害情報サービスや広告配信サービスやゲームサービス等をユーザに提供する(ステップS03)。
続いて、事業者サーバ50は、サービスを提供した結果情報を算出装置100に送信する(ステップS04)。結果情報とは、例えば、ユーザに提供したサービスの地理的範囲や、サービスを提供したユーザの数等である。なお、事業者サーバ50は、結果情報を算出装置100に定期的かつ継続的に送信するものとする。すなわち、事業者サーバ50は、過去における、ユーザ提供情報を利用していない場合の結果情報と、その後、ユーザ提供情報を利用した場合の結果情報との双方を送信するものとする。
算出装置100は、事業者サーバ50から送信された結果情報に基づいて、位置情報を提供したユーザの貢献度を算出する(ステップS05)。詳細は後述するが、算出装置100は、事業者サーバ50が提供したサービスにおいて、サービスがカバーする地理的範囲が向上したことや、サービスを提供したユーザの増加数等に基づいて、ユーザの貢献度を算出する。
さらに、算出装置100は、算出した貢献度に基づいてユーザに対する報酬を決定する(ステップS06)。例えば、算出装置100は、報酬として、対価の額や、所定のサービスで利用可能なポイント等の量を決定する。なお、算出装置100は、各ユーザが提供した位置情報の頻度や精度に応じて、各ユーザの報酬を調整してもよい。具体的には、算出装置100は、高い頻度や精度の位置情報を提供したユーザほど、高い報酬を与えるように調整を行ってもよい。そして、算出装置100は、決定した報酬を各ユーザに送信する(ステップS07)。例えば、算出装置100は、所定のサービスで利用可能なポイントを各ユーザに付与する。
このように、実施形態に係る算出装置100は、ユーザから提供される位置情報であるユーザ提供情報を取得し、取得したユーザ提供情報が所定のサービスに利用された後に、当該所定のサービスに対するユーザの貢献度を算出する。
すなわち、実施形態に係る算出装置100は、ユーザが提供した位置情報が所定のサービスに貢献した度合いを算出することで、当該ユーザが提供した位置情報の価値を評価する。そして、算出装置100は、例えば位置情報の評価(すなわち貢献度)に応じた報酬をユーザに与えることによって、位置情報を提供しようという動機づけをユーザに与える。これにより、算出装置100は、評価の高い位置情報を積極的に提供することをユーザに促すことができるため、有用な位置情報の収集を図ることができる。
なお、上記の図1の例において、算出装置100は、ユーザ端末10が検知した位置情報をユーザ端末10から取得することを示した。しかし、算出装置100は、ユーザ端末10からの送信によらず、所定時間おきにユーザ端末10をクロール(crawl)することにより、位置情報を取得するようにしてもよい。また、算出装置100は、必ずしもユーザ端末10自身が検知した位置情報を取得するのではなく、算出装置100がユーザ端末10から検出した情報に基づいてユーザ端末10の位置を推定し、推定した情報をユーザ端末10の位置情報としてもよい。以下、上記のような実施形態に係る算出処理を実行する算出装置100、及び算出装置100を含む算出システム1について、詳細に説明する。
〔2.算出システムの構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る算出装置100が含まれる算出システム1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る算出システム1の構成例を示す図である。図2に例示するように、実施形態に係る算出システム1には、ユーザ端末10と、事業者サーバ50と、算出装置100とが含まれる。これらの各種装置は、ネットワークNを介して、有線又は無線により通信可能に接続される。また、図2に示す算出システム1に含まれる各装置の数は図示したものに限られない。例えば、算出システム1には、複数台のユーザ端末10や事業者サーバ50が含まれてもよい。
ユーザ端末10は、上述のように、スマートフォンを含む携帯電話機や、タブレット端末や、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、PDA(Personal Digital Assistant)等の情報処理端末である。また、ユーザ端末10には、眼鏡型や時計型の情報処理端末であるウェアラブルデバイス(wearable device)も含まれる。さらに、ユーザ端末10には、位置情報を取得するための情報処理機能を有する種々のスマート機器が含まれてもよい。例えば、ユーザ端末10には、TV(Television)や冷蔵庫、掃除機などのスマート家電や、自動車などのスマートビークル(Smart vehicle)や、ドローン(drone)、家庭用ロボットなどが含まれてもよい。
ユーザ端末10は、ユーザによる操作や、ユーザ端末10が有する機能に応じて、自装置の位置情報を取得し、記憶する。例えば、ユーザ端末10は、上述したGPSなどの外部システムと通信を行うことによって位置情報を取得する。そして、ユーザ端末10は、取得した位置情報を算出装置100や事業者サーバ50に送信する。
事業者サーバ50は、位置情報を利用した各種サービスを提供するサーバ装置である。例えば、事業者サーバ50は、災害情報や各種警報情報を提供する災害情報サービスや、広告や情報を配信する広告配信サービスや、位置情報を利用したゲームを提供するゲームサービスや、交通案内等を発信するナビサービス等をユーザに提供する。なお、事業者サーバ50は、上記サービス以外にも、種々のサービスを提供してもよい。また、事業者サーバ50は、サービスに係るウェブサイトを提供するウェブサーバとしての機能を有していてもよい。例えば、事業者サーバ50は、ポータルサイト、ニュースサイト、オークションサイト、天気予報サイト、ショッピングサイト、ファイナンス(株価)サイト、路線検索サイト、地図提供サイト、旅行サイト、飲食店紹介サイト、ウェブブログなどに関連する各種情報を含むウェブページをユーザ端末10に配信してもよい。
算出装置100は、上述のように、ユーザからユーザ提供情報を取得するとともに、事業者から位置情報を取得し、取得した位置情報の程度に基づいて、事業者に提供するユーザ提供情報の程度を制御するサーバ装置である。なお、算出装置100は、所定のサービスを提供するサービスサーバとしての機能を有してもよい。すなわち、算出装置100は、事業者サーバ50と一体であってもよい。
〔3.ユーザ端末の構成〕
次に、図3を用いて、実施形態に係るユーザ端末10の構成について説明する。図3は、実施形態に係るユーザ端末10の構成例を示す図である。図3に示すように、ユーザ端末10は、通信部11と、入力部12と、表示部13と、検知部14と、記憶部15と、制御部16とを有する。
(通信部11について)
通信部11は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、事業者サーバ50や算出装置100等との間で情報の送受信を行う。通信部11は、例えばNIC(Network Interface Card)等によって実現される。
(入力部12及び表示部13について)
入力部12は、ユーザから各種操作を受け付ける入力装置である。例えば、入力部12は、ユーザ端末10に備えられた操作キー等によって実現される。表示部13は、各種情報を表示するための表示装置である。例えば、表示部13は、液晶ディスプレイ等によって実現される。なお、ユーザ端末10にタッチパネルが採用される場合には、入力部12の一部と表示部13とは一体化される。
(検知部14について)
検知部14は、ユーザ端末10に関する各種情報を検知する。具体的には、検知部14は、ユーザ端末10に対するユーザの操作や、ユーザ端末10の所在する位置情報や、ユーザ端末10と接続されている機器に関する情報や、ユーザ端末10における環境等を検知する。図3に示す例では、検知部14は、操作検知部141と、位置検知部142と、外部装置検知部143と、環境検知部144とを有する。
(操作検知部141について)
操作検知部141は、ユーザ端末10に対するユーザの操作を検知する。例えば、操作検知部141は、入力部12に入力された情報に基づいて、ユーザの操作を検知する。すなわち、操作検知部141は、入力部12に画面をタッチする操作の入力があったことや、音声の入力があったこと等を検知する。また、操作検知部141は、ユーザによって所定のアプリが起動されたことを検知してもよい。かかるアプリがユーザ端末10内の撮像装置を動作させるアプリである場合、操作検知部141は、ユーザによって撮像機能が利用されていることを検知する。また、操作検知部141は、ユーザ端末10内に備えられた加速度センサやジャイロセンサ等で検知されたデータに基づき、ユーザ端末10自体が動かされているといった操作を検知してもよい。
(位置検知部142について)
位置検知部142は、ユーザ端末10の現在位置を検知する。具体的には、位置検知部142は、GPS衛星から送出される電波を受信し、受信した電波に基づいてユーザ端末10の現在位置を示す位置(例えば、緯度及び経度)を検知する。
位置検知部142は、種々の手法により位置を検知することができる。例えば、位置検知部142は、GPS衛星に限らず、ユーザ端末10の様々な通信機能を利用して位置を検知してもよい。
例えば、位置検知部142は、ユーザ端末10のWi−Fi(登録商標)通信機能や、各通信会社が備える通信網を利用して、ユーザ端末10の位置を検知する。具体的には、位置検知部142は、Wi−Fi通信等を行い、付近の基地局やアクセスポイントとの距離を測位することにより、自装置の位置を検知する。
また、位置検知部142は、ユーザ端末10のBluetooth機能を利用して位置を検知してもよい。例えば、位置検知部142は、Bluetooth機能によって接続されるビーコン(beacon)発信機と接続することにより、自装置の位置を検知する。
また、位置検知部142は、加速度センサやジャイロセンサ等を利用したPDR(Pedestrian Dead Reckoning)技術を利用して自装置の位置を検知してもよい。また、位置検知部142は、予め測定された構造物の地磁気のパターンと、自装置が備える地磁気センサとに基づいて、自装置の位置を検知してもよい。
また、例えば、ユーザ端末10が駅改札や商店等で使用される非接触型ICカードと同等の機能を備えている場合(もしくは、ユーザ端末10が非接触型ICカードの履歴を読み取る機能を備えている場合)、ユーザ端末10によって駅での乗車料金の決済等が行われた情報とともに、使用された位置が記録される。位置検知部142は、かかる情報を取得することで、ユーザ端末10の位置を検知してもよい。また、位置は、ユーザ端末10が備える光学式センサや、赤外線センサ等によって検知されてもよい。
位置検知部142は、上述した手法の一つ又は組合せを用いて、自装置の位置を検知する。そして、後述する取得部161は、位置検知部142が検知した位置と、検知した時間との情報に基づいて、ユーザ端末10の位置情報を取得する。
(外部装置検知部143について)
外部装置検知部143は、ユーザ端末10に接続される外部装置を検知する。例えば、外部装置検知部143は、外部装置との相互の通信パケットのやり取りなどに基づいて、外部装置を検知する。そして、外部装置検知部143は、検知した外部装置をユーザ端末10と接続される端末として認識する。また、外部装置検知部143は、外部装置との接続の種類を検知してもよい。例えば、外部装置検知部143は、外部装置と有線で接続されているか、無線通信で接続されているかを検知する。また、外部装置検知部143は、無線通信で用いられている通信方式等を検知してもよい。また、外部装置検知部143は、外部装置が発する電波を検知する電波センサや、電磁波を検知する電磁波センサ等によって取得される情報に基づいて、外部装置を検知してもよい。
(環境検知部144について)
環境検知部144は、ユーザ端末10における環境を検知する。環境検知部144は、ユーザ端末10に備えられた各種センサや機能を利用し、環境に関する情報を検知する。例えば、環境検知部144は、ユーザ端末10の周囲の音を収集するマイクロフォンや、ユーザ端末10の周囲の照度を検知する照度センサや、ユーザ端末10の物理的な動きを検知する加速度センサ(又は、ジャイロセンサなど)や、ユーザ端末10の周囲の湿度を検知する湿度センサや、ユーザ端末10の所在位置における磁場を検知する地磁気センサ等を利用する。そして、環境検知部144は、各種センサを用いて、種々の情報を検知する。例えば、環境検知部144は、ユーザ端末10の周囲における騒音レベルや、ユーザ端末10の周囲が撮像に適する照度であるか等を検知する。さらに、環境検知部144は、カメラで撮影された写真や映像に基づいて周囲の環境情報を検知してもよい。
(記憶部15について)
記憶部15は、各種情報を記憶する。記憶部15は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。例えば、記憶部15は、検知部14によって検知された各種情報を、検知された日時と対応付けて記憶する。具体的には、記憶部15は、位置検知部142によって検知された位置に基づく位置情報を記憶する。
(制御部16について)
制御部16は、例えば、コントローラ(controller)であり、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、ユーザ端末10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部16は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
制御部16は、算出装置100にユーザ端末10の位置情報を提供する処理を制御する。例えば、制御部16は、ユーザ端末10の位置情報の提供処理を実現するためのプログラム(アプリケーション)を実行制御する。プログラムは、算出装置100にアクセスすることによりユーザ端末10にダウンロードされ実行されてもよいし、ユーザ端末10を有するユーザU01による操作に従ってサーバ装置(算出装置100、又は、各種プログラムを提供する外部サーバ)からダウンロードされ、ユーザ端末10にインストールされてもよい。
図3に示すように、制御部16は、取得部161と、受信部162と、送信部163とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。例えば、制御部16は、RAMを作業領域として上述したプログラムを実行することにより、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現する。なお、制御部16の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部16が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(取得部161について)
取得部161は、各種情報を取得する。例えば、取得部161は、検知部14を制御することにより、検知部14によって検知される各種情報を取得する。例えば、取得部161は、位置検知部142によって検知された情報に基づいて、ユーザ端末10の位置情報を取得する。なお、取得部161は、位置情報に限らず、ユーザ端末10の周囲の環境に関する情報等の各種センサ情報を含む、ユーザ端末10のコンテキストに関する情報を取得してもよい。
取得部161は、所定の時間毎に位置情報を取得するようにしてもよい。例えば、取得部161は、定期的(1分毎や、3分毎や、5分毎等)に、上述した検知部14を制御すること等により、位置情報を取得する。なお、取得部161が位置情報を取得するタイミングは、算出装置100によって設定されてもよい。
(受信部162について)
受信部162は、各種情報を受信する。例えば、受信部162は、算出装置100や事業者サーバ50から送信される位置情報の要求を受信する。受信部162は、受信した情報を、制御部16の各処理部へ送る。
(送信部163について)
送信部163は、各種情報を送信する。例えば、送信部163は、受信部162に受信された要求に従い、位置情報を算出装置100や事業者サーバ50に送信する。
例えば、送信部163は、ユーザを識別するための識別情報と、取得部161によって取得された位置情報を対応付けて、算出装置100や事業者サーバ50に送信する。このとき、送信部163は、取得部161によって位置情報が取得されるたびに位置情報を送信してもよいし、所定の期間毎に位置情報を送信してもよい。例えば、送信部163は、定期的(1分毎、3分毎、5分毎、1時間毎など)に位置情報が取得部161によって取得された場合であっても、予め設定された時間毎に位置情報を算出装置100等に送信するようにしてもよい。また、送信部163が位置情報を送信するタイミングや送信する位置情報の精度は、算出装置100によって設定されてもよいしユーザによって設定されてもよい。
〔4.算出装置の構成〕
次に、図4を用いて、実施形態に係る算出装置100の構成について説明する。図4は、実施形態に係る算出装置100の構成例を示す図である。図4に示すように、算出装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。なお、算出装置100は、算出装置100を利用する管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110について)
通信部110は、例えばNIC等によって実現される。通信部110は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、ユーザ端末10や事業者サーバ50等との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部120は、ユーザ情報記憶部121と、ユーザ提供情報記憶部122と、サービス結果情報記憶部123と、貢献度情報記憶部124とを有する。
(ユーザ情報記憶部121について)
ユーザ情報記憶部121は、ユーザに関する情報を記憶する。ここで、図5に、実施形態に係るユーザ情報記憶部121の一例を示す。図5は、実施形態に係るユーザ情報記憶部121の一例を示す図である。図5に示すように、ユーザ情報記憶部121は、「ユーザID」、「端末ID」、「属性情報」、「提供レベル設定」といった項目を有する。
「ユーザID」は、ユーザを識別する識別情報を示す。なお、本明細書中では、図5に示すような識別情報を参照符号として用いる場合がある。例えば、ユーザID「U01」によって識別されるユーザを「ユーザU01」と表記する場合がある。「端末ID」は、ユーザが利用するユーザ端末10を識別する識別情報を示す。なお、各ユーザは、複数の端末を所有していてもよい。
「属性情報」は、ユーザの属性に関する情報を示す。なお、図5に示した例では、属性情報を「D01」といった概念で表記しているが、実際には、属性情報の項目には、ユーザの年齢や性別や職業や年収や居住地等の種々の具体的な情報が記憶される。
「提供レベル設定」は、ユーザごとに設定される位置情報の提供の程度(レベル)を示す。図5に示した例では、提供レベル設定を「E01」といった概念で表記しているが、実際には、提供レベル設定の項目には、各ユーザが算出装置100に提供する位置情報の頻度や精度等の種々の具体的な情報が記憶される。
すなわち、図5では、ユーザ情報記憶部121に記憶されるデータの一例として、ユーザID「U01」によって示されるユーザU01が、端末ID「C01」で識別されるユーザ端末10を利用していることを示している。また、ユーザU01の属性情報が「D01」であり、提供レベル設定が「E01」であることを示している。
なお、図5での図示は省略したが、ユーザ情報記憶部121には、サービスの利用履歴等に基づいて、ユーザの興味関心情報や、ユーザの行動履歴等が記憶されてもよい。例えば、興味関心情報は、種々のサービスの利用を介して、算出装置100によってユーザに設定される情報(ユーザの購買履歴や検索履歴から、ユーザが興味関心を抱いていると想定されるカテゴリや情報の内容等)である。また、行動履歴情報は、種々のサービスにおけるユーザの行動履歴(ウェブページ等の閲覧履歴や、商品の購買履歴や、検索履歴等)である。
(ユーザ提供情報記憶部122について)
ユーザ提供情報記憶部122は、ユーザから算出装置100に提供された位置情報(ユーザ提供情報)を記憶する。ここで、図6に、実施形態に係るユーザ提供情報記憶部122の一例を示す。図6は、実施形態に係るユーザ提供情報記憶部122の一例を示す図である。図6に示した例では、ユーザ提供情報記憶部122は、「取得日時」、「提供ユーザID」、「位置」、「精度」、「各種センサ情報」、「提供先事業者ID」といった小項目を有する。
「端末ID」及び「ユーザID」は、図5に示した同一の項目に対応する。「ユーザ提供情報」は、算出装置100が提供するサービスを介して取得された位置情報を示す。
「取得日時」は、ユーザの位置が取得された日時を示す。「提供ユーザID」は、位置情報を算出装置100に提供したユーザの識別情報を示す。なお、提供ユーザIDは、図5に示したユーザIDと共通するものとする。
「位置」は、ユーザ(言い換えればユーザ端末10)の具体的な位置を示す。図6では、位置を「G01」といった概念で表記しているが、実際には、位置の項目には、ユーザの位置を示す具体的な情報(例えば経度や緯度の数値等)が記憶される。
「精度」は、ユーザの位置を示す情報の精度を示す。実施形態では、精度は、例えば「低」、「中」、「高」の三段階で示される。精度は、例えば、ユーザ端末10によって位置が検知された際の検知手段に基づき、ユーザの位置を特定することのできる精度に応じて記憶される。具体的には、ユーザの位置を特定する際に数十メートルから数百メートルの誤差が生じるような検知手段(例えば検知手段がGPSのみであった場合等)の場合、取得されたユーザ提供情報の精度は「低」となる。また、精度が「低」であるユーザ提供情報と比較して精度の高い検知手段(例えば、検知手段がWi−FiやGPS等を組み合わせたものであった場合等)の場合、取得されたユーザ提供情報の精度は「中」となる。また、精度が「中」であるユーザ提供情報と比較して精度の高い検知手段(例えば、検知手段がBluetooth(ビーコン)を利用したものであった場合等)の場合、取得されたユーザ提供情報の精度は「高」となる。なお、上記した精度の判定は一例であり、算出装置100は、位置情報の検知の技術に応じて柔軟に精度の判定基準を修正してもよい。
「各種センサ情報」は、位置が検知された際に、各種センサによって検知された情報を示す。図6では、各種センサ情報を「X01」といった概念で表記しているが、実際には、各種センサ情報の項目には、気温や湿度等の各種センサによって取得された具体的な情報が記憶される。
「提供先事業者ID」は、ユーザ提供情報が提供される提供先となる事業者の識別情報を示す。なお、算出装置100は、ユーザごとに提供先を設定可能なようにしてもよい。例えば、ユーザは、位置情報の提供を拒むサービスを指定した情報を算出装置100に送信し、自身の位置情報が当該サービスに提供されないような設定を行うことができる。
すなわち、図6では、ユーザ提供情報記憶部122に記憶されるデータの一例として、取得日時「T01」に取得された位置情報を提供したユーザのユーザIDは「U01」であり、その位置は「G01」であり、その位置の精度は「高」であり、各種センサ情報が「X01」であることを示している。また、かかる位置情報は、提供先事業者ID「J01」や「J02」で識別される事業者に提供されていることを示している。
(サービス結果情報記憶部123について)
サービス結果情報記憶部123は、事業者がユーザに提供したサービスにおける結果情報を記憶する。ここで、図7に、実施形態に係るサービス結果情報記憶部123の一例を示す。図7は、実施形態に係るサービス結果情報記憶部123の一例を示す図である。図7に示した例では、サービス結果情報記憶部123は、「事業者ID」、「サービス内容」、「直近の結果情報」、「利用したユーザ提供情報」、「最新の結果情報」といった項目を有する。
「事業者ID」は、事業者を識別する識別情報を示す。なお、事業者IDは、図6に示した提供先事業者IDと共通するものとする。「サービス内容」は、事業者が提供するサービスの内容を示す。
「直近の結果情報」は、事業者がユーザに提供したサービスの結果情報のうち、直近の結果情報を示す。図7では、直近の結果情報を「M01」といった概念で表記しているが、実際には、直近の結果情報の項目には、サービスを提供可能な地理的範囲(地理的範囲は、都道府県や市区町村単位等の行政区画で表現されてもよいし、経度や緯度等の数値で表現されてもよい)や、所定期間においてサービスを提供したユーザの数等の具体的な情報が記憶される。
「利用したユーザ提供情報」は、「直近の結果情報」で示された結果を得たのちに、事業者がサービスにおいて利用したユーザ提供情報を示す。言い換えれば、利用したユーザ提供情報は、事業者が算出装置100から提供を受けたユーザ提供情報を示す。図7では、利用したユーザ提供情報を「N01」といった概念で表記しているが、実際には、利用したユーザ提供情報の項目には、ユーザ提供情報に含まれる位置情報がカバーする地理的範囲や、位置情報の情報量(例えば、位置情報を提供したユーザの数や、各ユーザが提供した位置情報の量等)等の具体的な情報が記憶される。
「最新の結果情報」は、事業者がユーザに提供したサービスの結果情報のうち、最新の結果情報を示す。図7では、最新の結果情報を「P01」といった概念で表記しているが、実際には、最新の結果情報の項目には、サービスを提供可能な地理的範囲や、所定期間(具体的には、「直近の結果情報」が得られた時点から「最新の結果情報」が得られた時点まで)においてサービスを提供したユーザの数等の具体的な情報が記憶される。
すなわち、図7では、サービス結果情報記憶部123に記憶されるデータの一例として、事業者ID「J01」によって識別される事業者J01は、「災害情報サービス」をユーザに提供していることを示している。また、そのサービスの直近の結果情報は「M01」であり、事業者J01が利用したユーザ提供情報は「N01」であり、そのユーザ提供情報を利用して得られた最新の結果情報が「P01」であることを示している。
(貢献度情報記憶部124について)
貢献度情報記憶部124は、ユーザが提供した位置情報の貢献度に関する情報を記憶する。ここで、図8に、実施形態に係る貢献度情報記憶部124の一例を示す。図8は、実施形態に係る貢献度情報記憶部124の一例を示す図である。図8に示した例では、貢献度情報記憶部124は、「ユーザID」、「ユーザ提供情報」、「貢献度」、「報酬」といった項目を有する。
「ユーザID」は、図5に示した同一の項目に対応する。「ユーザ提供情報」は、ユーザが算出装置100に提供した位置情報のデータ群を示す。図8では、ユーザ提供情報を「Q01」といった概念で表記しているが、実際には、ユーザ提供情報の項目には、ユーザが算出装置100に提供(送信)した位置情報の複数のデータ(例えば、所定期間に渡って検知されたユーザの位置情報や、各位置情報における位置を示す情報の精度や情報量)が記憶される。なお、ユーザ提供情報は、ユーザが算出装置100に提供した情報のうち、各事業者に提供された位置情報のみを含むものであってもよい。
「貢献度」は、ユーザが事業者に提供したユーザ提供情報の貢献度を示す。図8では、貢献度を「R01」といった概念で表記しているが、実際には、貢献度の項目には、各ユーザが提供したユーザ提供情報がサービスに貢献した度合いを示す情報(例えば、貢献した度合いを示す指標値(スコア))が記憶される。
「報酬」は、貢献度に基づいて決定されるユーザへの報酬を示す。図8では、報酬を「V01」といった概念で表記しているが、実際には、報酬の項目には、各ユーザが報酬として受け取る具体的な情報(例えば、対価の額や、報酬として付与されるポイント数等)が記憶される。
すなわち、図8では、貢献度情報記憶部124に記憶されるデータの一例として、ユーザU01が提供したユーザ提供情報は「Q01」であり、かかるユーザ提供情報の提供によるユーザU01の貢献度は「R01」であり、その報酬は「V01」であることを示している。
(制御部130について)
制御部130は、例えば、コントローラであり、CPUやMPU等によって、算出装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(算出プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図4に示すように、制御部130は、取得部131と、提供部132と、算出部133と、送信部134とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図4に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図4に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(取得部131について)
取得部131は、ユーザから提供される位置情報(ユーザ提供情報)を取得する。具体的には、取得部131は、ユーザ提供情報として、ユーザ端末10によって検知されたり、取得されたりした各種情報を取得する。例えば、取得部131は、所定の時間間隔でユーザ端末10からユーザ提供情報を取得し、取得したユーザ提供情報をユーザ提供情報記憶部122に格納する。なお、取得部131は、例えば算出装置100が提供するポータルサービスにおいて発行されたユーザIDと、位置情報とを対応付けて取得するようにしてもよい。これにより、取得部131は、一人のユーザが複数の異なるユーザ端末10を利用する場合であっても、当該ユーザを一意に識別して位置情報を取得することができる。なお、ユーザの識別情報は、サービスによって発行されたユーザIDのみならず、端末IDやクッキー等であってもよい。
また、取得部131は、ユーザの位置が検知された際の精度を含む位置情報を取得する。上述のように、ユーザ端末10は、種々の機能(取得手段)を用いて位置を検知する。そして、一般に、ユーザの位置を示す情報は、検知に用いられる機能によって精度が異なる。例えば、GPSでユーザの位置を検知する場合と、Wi−Fiによる通信機能を用いてユーザの位置を検知する場合と、ビーコンによる通信機能を用いてユーザの位置を検知する場合とでは、ユーザの位置を特定する精度が異なる。例えば、ビーコンによる通信機能を用いてユーザの位置を検知する場合、建物内のどこにユーザが所在しているかといった、数メートル範囲の精度でユーザの位置を特定可能である。一方で、GPSでユーザの位置を検知する場合、建物内のどこにユーザが所在しているかといった数メートル範囲の精度でユーザの位置を特定することは難しい。一般に、精度の高い位置情報を利用した方が、よりパーソナライズされたサービスを各ユーザに提供できるので、算出装置100は、精度の高い情報をより価値がある情報と判定する。
なお、取得部131は、ユーザ端末10から位置に関する情報を取得する際に、上記のようにユーザ端末10が位置を検知した場合の検知手段について取得してもよい。具体的には、取得部131は、ユーザ提供情報として、ユーザの位置と、当該位置の検知手段とを対応付けた情報を取得する。この場合、取得部131は、検知手段と精度との関係性を定義した定義情報等を予め取得していてもよい。具体的には、取得部131は、算出装置100の管理者等から、ビーコン機能を利用して検知された位置情報の精度が「高」である、といった定義情報を予め受け付けておく。そして、取得部131は、位置に関する情報と検知手段とをユーザ端末10から取得した場合に、当該検知手段に応じた精度の情報を位置と対応付けて、対応付けた情報をユーザ提供情報として取得する。かかる手段によって、取得部131は、精度に関する情報を含む位置情報を取得することができる。
また、取得部131は、位置情報とともに、ユーザに関する各種情報を取得してもよい。例えば、取得部131は、利用するサービスにおいてユーザが登録した情報に基づいて、ユーザの属性情報を取得する。また、取得部131は、サービスにおけるユーザの興味関心情報や、ユーザの行動履歴情報を取得してもよい。取得部131は、種々の既存の技術(例えば、ユーザの興味関心や行動に基づいて広告を配信するための広告配信技術等)を利用して、種々の情報を取得してもよい。また、取得部131は、曜日情報を含めた日時情報とともにユーザ提供情報を取得するようにしてもよい。
また、取得部131は、位置が検知された際に同時に検知された各種センサ情報(例えば温度や湿度等)をユーザ端末10から取得してもよい。
また、取得部131は、ユーザ提供情報として、ユーザ端末10と他の装置における通信の状況を取得してもよい。具体的には、取得部131は、ユーザ端末10がアクセスポイントを介してインターネットなどにアクセスしている通信状況を取得する。この場合、取得部131は、アクセスポイントとの通信状況から検出される情報をユーザ提供情報として取得する。具体的には、取得部131は、ユーザ端末10と通信中のアクセスポイントの設置位置を割り出し、割り出したアクセスポイントの設置位置に基づいて、当該ユーザ端末10のユーザ提供情報として取得するようにしてもよい。また、取得部131は、駅改札の装置とユーザ端末10との通信を検出することでユーザ端末10の位置を取得したり、ユーザ端末10のIPアドレスに基づいて位置を取得したりしてもよい。
また、取得部131は、必ずしもユーザ端末10が位置を検知した時間と同じ時間にユーザ提供情報を取得しなくてもよい。すなわち、取得部131は、リアルタイムにユーザ提供情報を取得するのではなく、後述する各種処理に利用する際に、ユーザ端末10の記憶部15に記憶されている位置情報をまとめてユーザ提供情報として取得してもよい。
(提供部132について)
提供部132は、事業者からユーザ提供情報の利用要求を受け付けた場合に、ユーザ提供情報を事業者に提供する。
提供部132は、事業者が指定する条件に沿ったユーザ提供情報を提供してもよい。例えば、提供部132は、事業者が地域(例えば都道府県等)を指定した場合、当該地域の周辺の位置を示す位置情報を含むユーザ提供情報を優先的に提供してもよい。また、提供部132は、事業者が位置の精度やユーザの属性を指定した場合も、指定された条件に適合するユーザ提供情報を優先的に提供してもよい。
(算出部133について)
算出部133は、取得部131によって取得されたユーザ提供情報が所定のサービスに利用された後に、当該所定のサービスに対するユーザの貢献度を算出する。例えば、算出部133は、ユーザ提供情報が所定のサービスに利用される前の結果情報と、ユーザ提供情報が所定のサービスに利用された後の結果情報とを比較することにより、当該所定のサービスに対するユーザの貢献度を算出する。算出部133は、算出した貢献度を貢献度情報記憶部124に格納する。
例えば、算出部133は、ユーザ提供情報によって所定のサービスを提供する領域が拡大した度合いに基づいてユーザの貢献度を算出する。例えば、事業者は、ユーザ提供情報を利用することによって、従来では提供することのできなかった領域(地理的範囲)にサービスを拡大することができる。この場合、算出部133は、サービスがカバーする領域が拡大した度合いに基づいて、ユーザの貢献度を算出する。例えば、算出部133は、サービスが新たにカバーした領域の面積等に基づいてユーザの貢献度を算出する。
また、算出部133は、ユーザ提供情報によって所定のサービスを提供する領域における当該所定のサービスに関する提供量が増加した度合いに基づいて、ユーザの貢献度を算出してもよい。例えば、事業者が提供するサービスによっては、ユーザ提供情報を利用することによって、従来では提供対象でなかったユーザにサービスを拡大したり、より高い頻度でサービスを提供したり(従来では1日に1回しか情報を発信できなかったサービスが、1時間に1回の情報を発信できるようになる等)することができる場合がある。この場合、算出部133は、例えば、増加したサービスの提供量(サービスが提供されたユーザの数や、サービスを提供する回数等)に基づいてユーザの貢献度を算出する。
なお、サービスへの貢献度は、位置情報の精度によって変化する場合がある。例えば、サービスが同じ情報を発信する場合であっても、ある店舗を中心として、誤差「数百メートル」の範囲を示す位置情報に基づいて「10」の情報(例えば、当該店舗のクーポン情報)を発信するよりも、誤差「数十メートル」の範囲を示す位置情報に基づいて「10」の情報を発信した方が、その情報がユーザに効果を発揮する可能性が高いと想定される。ユーザ提供情報によって位置情報の精度が向上することによって、事業者が上記のように高い精度で情報を発信することができるようになれば、かかるユーザ提供情報は、サービスに貢献しているといえる。このため、算出部133は、このようにサービスが提供される精度の向上に基づいて、ユーザの貢献度を算出してもよい。
また、算出部133は、ユーザ提供情報によってユーザの位置の遷移を追跡する精度が向上した度合いに基づいて、ユーザの貢献度を算出してもよい。例えば、事業者が独自に有する位置情報では、ユーザの所定期間(1日や1週間等)の行動を追跡できず、サービスを継続して提供できない場合がある。この場合、事業者は、ユーザ提供情報を利用することによって当該ユーザの位置の遷移を追跡可能になれば、当該ユーザに継続してサービスを提供することができる。そして、算出部133は、ユーザの位置の遷移を追跡する精度が向上した度合い(例えば、サービスを継続して提供可能となったユーザ数の増加や、サービスにおいて発信した情報量等)に基づいて、ユーザの貢献度を算出する。
また、算出部133は、ユーザ提供情報によって、日常的にユーザが所定時間を超えて所在する位置である拠点に関する情報の量又は精度が向上した度合いに基づいて、ユーザの貢献度を算出してもよい。一般に、継続的に取得された位置情報によれば、ユーザが生活の拠点とする位置が推定可能となる。例えば、平日の早朝や夜におけるユーザの位置情報に基づいて、当該ユーザの自宅が推定される。また、平日の昼間におけるユーザの位置情報に基づいて、ユーザが定期的に通う地域(例えば当該ユーザの勤務先)が推定される。
ここで、事業者が独自に有する位置情報では、位置情報の量が不足し、ユーザの行動を日常的に継続して参照できず、ユーザの自宅や勤務先等の拠点が推定できない場合がある。一方、事業者は、ユーザ提供情報を利用することによって当該ユーザの日常的な位置情報(例えば、1か月間継続して取得された位置情報)を参照することができれば、当該ユーザの拠点を推定することができる。そして、事業者は、例えばユーザが自宅や勤務先に所在するタイミングに合わせて情報を発信するなど、よりユーザに適したタイミングでサービスを提供することができるようになる。
このため、算出部133は、ユーザ提供情報を事業者に提供する前後において、事業者が拠点を推定可能となった情報量や精度を判定する。そして、算出部133は、拠点に関する情報の量又は精度が向上した度合い(例えば、自宅や勤務先にユーザが所在するタイミングで提供されるサービスの提供量の増加度合いや、自宅や勤務先を推定可能になったユーザの増加数等)に基づいて、ユーザの貢献度を算出する。
また、算出部133は、ユーザが利用するユーザ端末10において位置情報が取得された際の取得手段に基づいてユーザの貢献度を算出してもよい。具体的には、算出部133は、ビーコンによって位置が取得された位置情報に対しては、Wi−FiやGPSによって位置が取得された位置情報よりも貢献度を高く算出する。これにより、算出部133は、簡易にユーザ提供情報の貢献度を算出することができる。
また、算出部133は、サービスが新規ユーザに提供された数に基づいて、ユーザの貢献度を算出してもよい。例えば、算出部133は、ユーザ提供情報と、事業者が独自に保持する位置情報において、重複しないユーザ識別情報を計数する。なお、算出部133は、例えば、ユーザIDや端末IDに基づいて位置情報が重複するか否かを判定する。そして、算出部133は、重複しないユーザ識別情報の数に基づいて、当該事業者に提供されたユーザ提供情報の貢献度を算出する。さらに、算出部133は、算出した貢献度を、当該事業者に提供されたユーザ提供情報に含まれるユーザ数で除算することにより、各々のユーザの貢献度を算出する。この場合、算出部133は、ユーザ提供情報と、事業者が独自に保持する位置情報とにおいて、重複しないユーザ識別情報を有するユーザのみに貢献度を加算してもよい。言い換えれば、算出部133は、新規ユーザとして事業者に位置情報を提供したユーザのみに貢献度を加算してもよい。
なお、算出部133は、各ユーザが提供した位置情報の精度や情報量に応じて各ユーザの貢献度を算出してもよい。仮に、算出部133は、所定のサービスに提供されたユーザ提供情報の貢献度の指標値を「1000」と算出したものとする。また、かかるユーザ提供情報の位置情報は、100人のユーザから提供された位置情報群であったものとする。この場合、算出部133は、各ユーザが均等に「10」の貢献度を有すると算出するのではなく、各ユーザが提供した位置情報の精度や情報量に応じて、ユーザごとに差異のある貢献度を算出する。具体的には、算出部133は、精度が「高」である位置情報を提供したユーザや、位置の頻度の高い位置情報群(例えば、10分ごとに検知された位置を示す複数の位置情報)を提供したユーザの貢献度を相対的に高く算出する。
また、算出部133は、相対的にユーザの所在数が少ない地域における位置情報を提供したユーザほど、貢献度を相対的に高く算出してもよい。これにより、算出部133は、従来ではユーザの動向が取得されにくい地域(人口が少ない地域や、人が足を踏み入れない地域)に所在するユーザに対して、位置情報を提供しようとする動機づけを与えることができるため、より積極的に位置情報の提供を受けることができる。
また、算出部133は、位置情報に加えて各種情報を提供したユーザほど、貢献度を相対的に高く算出してもよい。例えば、ユーザは、位置情報とともに、各種センサデータや自身の属性情報を提供してもよい。かかる情報は、位置情報と組み合わせることにより、ユーザの動向や興味関心等をより詳細に推測するための補助となりうるため、サービス側はこれらの各種情報の提供を受けたいというニーズが存在する。このため、算出部133は、各種センサデータをより多く提供するユーザや、属性情報を提供するユーザほど、貢献度を相対的に高く算出してもよい。
また、算出部133は、算出した貢献度に基づいてユーザへの報酬を決定する。例えば、算出部133は、算出した貢献度の数値に対応する報酬が定義された定義情報に基づいて、報酬を決定する。例えば、算出部133は、貢献度に対応する対価を決定してもよいし、対価に対応するポイント等をユーザに付与することを報酬として決定してもよい。
(送信部134について)
送信部134は、算出部133によって算出された貢献度に基づいて決定されるユーザに対する報酬を当該ユーザに送信する。例えば、送信部134は、算出部133によって貢献度に基づくポイントがユーザに付与されることが決定された場合、ユーザに付与されるポイントの情報をユーザ端末10に送信する。
〔5.処理手順〕
次に、図9を用いて、実施形態に係る算出装置100による処理の手順について説明する。図9は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。
図9に示すように、算出装置100は、ユーザから位置情報提供の要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS101)。算出装置100は、ユーザから位置情報提供の要求を受け付けていない場合(ステップS101;No)、受け付けるまで待機する。
一方、位置情報提供の要求を受け付けた場合(ステップS101;Yes)、算出装置100は、ユーザから位置情報を取得する(ステップS102)。そして、算出装置100は、ユーザ(例えばユーザの識別情報)と位置情報(ユーザ提供情報)とを対応付けて記憶部120内に格納する(ステップS103)。
その後、算出装置100は、ユーザ提供情報の利用要求を事業者から受け付けたか否かを判定する(ステップS104)。算出装置100は、事業者からユーザ提供情報の利用要求を受け付けない場合(ステップS104;No)、受け付けるまで待機する。
一方、事業者からユーザ提供情報の利用要求を受け付けた場合(ステップS104;Yes)、算出装置100は、ユーザ提供情報を事業者に提供する(ステップS105)。
ユーザ提供情報を利用したサービスが事業者からユーザに提供されたのちに、算出装置100は、当該サービスの結果情報を取得したか否かを判定する(ステップS106)。算出装置100は、結果情報を取得していない場合(ステップS106;No)、取得するまで待機する。
一方、結果情報を取得した場合(ステップS106;Yes)、算出装置100は、取得した結果情報と、ユーザ提供情報を提供する前のサービスの結果情報との比較に基づいて、ユーザの貢献度を算出する(ステップS107)。
続けて、算出装置100は、算出した貢献度に基づいて、ユーザに対する報酬を決定する(ステップS108)。そして、算出装置100は、決定した報酬をユーザに送信する(ステップS109)。
〔6.変形例〕
上述した算出装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、実施形態の変形例について説明する。
〔6−1.拠点情報〕
上述した実施形態では、算出装置100や事業者サーバ50が、ユーザの自宅や勤務先等の拠点情報を推定する処理を示したが、拠点はユーザの自宅や勤務先等に限られない。例えば、算出装置100は、所定期間(例えば1年間など)のユーザの位置情報を継続的に取得し、取得した位置情報から推定可能な位置をユーザの拠点と推定してもよい。
例えば、算出装置100は、ユーザが頻繁に訪れる店舗や旅行先等を当該ユーザの拠点と推定してもよい。そして、算出装置100は、拠点が推定可能な位置情報(例えば、所定期間に渡って継続的に取得された位置情報)を提供したユーザほど、貢献度を相対的に高く算出するようにしてもよい。
〔6−2.位置情報〕
上記実施形態では、位置情報は、ユーザ端末10が取得するGPS情報や、アクセスポイント等から取得することを説明した。しかし、算出装置100は、異なる情報からユーザ端末10の位置情報を取得してもよい。
例えば、算出装置100は、ユーザが各種サービスを利用した履歴に基づいて、ユーザ端末10の位置情報を取得してもよい。具体的には、算出装置100は、路線検索サービスにおいて頻繁にユーザ端末10から入力される駅を、ユーザの最寄り駅と推定する。そして、算出装置100は、最寄り駅を含む所定範囲をユーザ端末10が所在する地域として取得してもよい。かかる処理によれば、算出装置100は、ユーザ端末10が位置情報を取得する機能を有していない場合であっても、ユーザ端末10の位置情報を取得することができる。
〔6−3.ユーザ端末の構成〕
上記実施形態では、ユーザ端末10の構成例について図3を用いて説明した。しかし、ユーザ端末10は、図3で例示した全ての処理部を備えることを必ずしも要しない。例えば、ユーザ端末10は、表示部13や検知部14を必ずしも備えていなくてもよい。また、ユーザ端末10は、2以上の機器に分離されて図3を示す構成が実現されてもよい。例えば、ユーザ端末10は、少なくとも検知部14と取得部161とを有する検知装置と、少なくとも通信部11を有する通信装置とが分離された構成を有する、2台以上の機器により実現されてもよい。
〔6−4.時間に応じた処理〕
上述した実施形態では、算出装置100が、ユーザ提供情報が所定のサービスに利用された後に、所定のサービスに対するユーザの貢献度を算出し、貢献度に基づいた報酬を当該ユーザに付与することを示した。ここで、算出装置100は、ユーザに対する貢献度を算出したり、報酬を付与したりするまでの時間に応じた処理を行ってもよい。
例えば、算出装置100は、ユーザ提供情報を提供したユーザから、どのくらいのタイミングで報酬を受け取るか、といった要求を受け付けてもよい。そして、算出装置100は、ユーザが報酬を受け取るタイミングに合わせて、貢献度を算出したり、報酬を付与したりする。
例えば、早く報酬を受け取ることを所望するユーザが、ユーザ提供情報が算出装置100に送信されてから「1時間」以内に報酬を受け取ることを所望したとする。この場合、算出装置100は、1時間の間にユーザから提供される位置情報や、既存の位置情報(既に記憶部120内に記憶されていた位置情報)に基づいて、ユーザ提供情報の貢献度を算出する。あるいは、他のユーザが、ユーザ提供情報が算出装置100に送信されてから「1日」以内に報酬を受け取ることを所望したとする。この場合、算出装置100は、1日の間にユーザから提供される位置情報や、既存の位置情報に基づいて、ユーザ提供情報の貢献度を算出する。
この場合、算出装置100は、「1日」のような時間的余裕のある方が、よりユーザ提供情報の価値を正確に算出することができる。一方、算出装置100は、「1時間」のように時間的余裕のない場合、ユーザ提供情報の価値をある程度曖昧に算出することになる。このため、例えば、算出装置100は、同じ位置情報を提供したユーザであっても、「1時間」以内に報酬を受け取ることを所望したユーザと比較して、「1日」以内に報酬を受け取ることを所望したユーザには、その価値を正確に判定した貢献度を算出するようにしてもよい。具体的には、算出装置100は、「1日」以内に報酬を受け取ることを所望したユーザの貢献度を、「1時間」以内に報酬を受け取ることを所望したユーザの貢献度よりも高く算出するように調整する。一方、「1時間」以内に報酬を受け取ることを所望したユーザには、やや貢献度が低く算出されるものの、より早いタイミングや、自身が所望するタイミングで報酬を受け取ることができるというメリットがある。
なお、算出装置100は、算出処理等をユーザに待ってもらう場合、当該ユーザに支払う報酬を高く付与するなどの処理を行ってもよい。例えば、算出装置100は、「1日」以内に報酬を受け取ることを所望したユーザと、「2日」以内に報酬を受け取ることを所望したユーザとが存在する場合、「2日」以内に報酬を受け取ることを所望したユーザに報酬がより多く付与されるような調整を行ってもよい。
なお、算出装置100は、サービスにユーザ提供情報が利用されたタイミングや、ユーザ提供情報の貢献度を算出したタイミングや、ユーザに報酬を付与したタイミング等について、全てを算出装置100側で管理するのではなく、ユーザ端末10や事業者サーバ50等に分散させて管理させる、いわゆるブロックチェーンでの管理を行ってもよい。この場合、膨大な情報量になると想定されるユーザ提供情報において、算出装置100が集約して管理するのではなく、多くの端末やサーバによって管理情報が共有されるため、それぞれの処理が実行されたタイミング等の時間情報の共有や、処理が終了したか否か等の結果情報の共有を円滑に行うことができる。
〔7.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る算出装置100やユーザ端末10や事業者サーバ50は、例えば図10に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、算出装置100を例に挙げて説明する。図10は、算出装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM(Read Only Memory)1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に記憶されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を記憶する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(図2に示したネットワークNに対応)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信網500を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に記憶されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る算出装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部120内のデータが記憶される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から通信網500を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔8.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図4に示した提供部132と算出部133とは統合されてもよい。また、例えば、記憶部120に記憶される情報は、ネットワークNを介して、外部に備えられた記憶装置に記憶されてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、算出装置100が、ユーザ端末10の位置情報を取得する取得処理と、ユーザ提供情報の貢献度を算出する算出処理とを行う例を示した。しかし、上述した算出装置100は、取得処理を行う取得装置と、算出処理を行う算出装置とに分離されてもよい。この場合、取得装置は、取得部131を少なくとも有する。算出装置は、算出部133を少なくとも有する。また、実施形態に係る算出装置100による処理は、取得装置と、算出装置といった各装置を含む算出システム1によって実現される。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔9.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る算出装置100は、取得部131と、算出部133とを有する。取得部131は、ユーザから提供される位置情報であるユーザ提供情報を取得する。算出部133は、取得部131によって取得されたユーザ提供情報が所定のサービスに利用された後に、当該所定のサービスに対するユーザの貢献度を算出する。
このように、実施形態に係る算出装置100は、ユーザが提供した位置情報が所定のサービスに貢献した度合いを算出することで、当該ユーザが提供した位置情報の価値を評価する。これにより、算出装置100は、評価の高い位置情報を積極的に提供することをユーザに促すことができるため、有用な位置情報の収集を図ることができる。
また、算出部133は、ユーザ提供情報によって所定のサービスを提供する領域が拡大した度合いに基づいて、ユーザの貢献度を算出する。
このように、実施形態に係る算出装置100は、サービスを提供する領域が拡大したというサービスにおけるメリットを貢献度に反映させることで、ユーザ提供情報の価値の算定を適切に行うことができる。
また、算出部133は、ユーザ提供情報によって所定のサービスを提供する領域における当該所定のサービスに関する提供量が増加した度合いに基づいて、ユーザの貢献度を算出する。
このように、実施形態に係る算出装置100は、サービスの提供量の増加というサービスにおけるメリットを貢献度に反映させることで、ユーザ提供情報の価値の算定を適切に行うことができる。
また、算出部133は、ユーザ提供情報によってユーザの位置の遷移を追跡する精度が向上した度合いに基づいて、ユーザの貢献度を算出する。
このように、実施形態に係る算出装置100は、ユーザの位置(言い換えれば、ユーザの動向)の追跡精度の向上というサービスにおけるメリットを貢献度に反映させることで、ユーザ提供情報の価値の算定を適切に行うことができる。
また、算出部133は、ユーザ提供情報によって、日常的にユーザが所定時間を超えて所在する位置である拠点に関する情報の量又は精度が向上した度合いに基づいて、ユーザの貢献度を算出する。
このように、実施形態に係る算出装置100は、ユーザの拠点情報というサービスにおいて活用される機会の多い情報の提供を貢献度に反映させることで、ユーザ提供情報の価値の算定を適切に行うことができる。
また、算出部133は、ユーザが利用するユーザ端末10において位置情報が取得された際の取得手段に基づいて、ユーザの貢献度を算出する。
このように、実施形態に係る算出装置100は、ユーザ端末10の位置検知手段に基づいて貢献度を算出することで、比較的簡易に貢献度を算出することができる。
また、実施形態に係る算出装置100は、貢献度に基づいて決定されるユーザに対する報酬を当該ユーザに送信する送信部134をさらに有する。
このように、実施形態に係る算出装置100は、貢献度に基づく報酬をユーザに還元することで、位置情報を積極的に提供しようとする動機づけをユーザに与えることができる。結果として、算出装置100は、有用な位置情報の収集を図ることができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 算出システム
10 ユーザ端末
50 事業者サーバ
100 算出装置
110 通信部
120 記憶部
121 ユーザ情報記憶部
122 ユーザ提供情報記憶部
123 サービス結果情報記憶部
124 貢献度情報記憶部
130 制御部
131 取得部
132 提供部
133 算出部
134 送信部

Claims (9)

  1. ユーザから提供される位置情報であるユーザ提供情報を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得されたユーザ提供情報が所定のサービスに利用された後に、当該所定のサービスに対する前記ユーザの貢献度を算出する算出部と、
    を備えたことを特徴とする算出装置。
  2. 前記算出部は、
    前記ユーザ提供情報によって前記所定のサービスを提供する領域が拡大した度合いに基づいて、前記ユーザの貢献度を算出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の算出装置。
  3. 前記算出部は、
    前記ユーザ提供情報によって前記所定のサービスを提供する領域における当該所定のサービスに関する提供量が増加した度合いに基づいて、前記ユーザの貢献度を算出する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の算出装置。
  4. 前記算出部は、
    前記ユーザ提供情報によって前記ユーザの位置の遷移を追跡する精度が向上した度合いに基づいて、前記ユーザの貢献度を算出する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の算出装置。
  5. 前記算出部は、
    前記ユーザ提供情報によって、日常的に前記ユーザが所定時間を超えて所在する位置である拠点に関する情報の量又は精度が向上した度合いに基づいて、前記ユーザの貢献度を算出する、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の算出装置。
  6. 前記算出部は、
    前記ユーザが利用する端末装置において位置情報が取得された際の取得手段に基づいて、前記ユーザの貢献度を算出する、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の算出装置。
  7. 前記貢献度に基づいて決定される前記ユーザに対する報酬を当該ユーザに送信する送信部、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の算出装置。
  8. コンピュータが実行する算出方法であって、
    ユーザから提供される位置情報であるユーザ提供情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程によって取得されたユーザ提供情報が所定のサービスに利用された後に、当該所定のサービスに対する前記ユーザの貢献度を算出する算出工程と、
    を含んだことを特徴とする算出方法。
  9. ユーザから提供される位置情報であるユーザ提供情報を取得する取得手順と、
    前記取得手順によって取得されたユーザ提供情報が所定のサービスに利用された後に、当該所定のサービスに対する前記ユーザの貢献度を算出する算出手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする算出プログラム。
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