JP2019127313A - 包装用容器 - Google Patents

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修也 川島
Shuya Kawashima
修也 川島
藍子 守田
Aiko Morita
藍子 守田
哲也 宮崎
Tetsuya Miyazaki
哲也 宮崎
裕菜 右原
Yuna Migihara
裕菜 右原
春菜 金城
Haruna Kaneshiro
春菜 金城
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Abstract

【課題】視覚的にフランジ部をシャープな印象にし、食品、食材等の収容物の消費者に高級感のある洗練された心象、印象度の強い心象を与えることができる包装用容器を提供する。【解決手段】発泡樹脂から構成される容器本体2が、底部3と、底部3の外周縁から立設される側壁4と、側壁4の上端から外方に突出するように連設されるフランジ部5を備え、フランジ部5に断面視で上方に凸で湾曲する湾曲部51が設けられると共に、湾曲部51の外壁511の下端から周縁部52が略水平で外側に突出して設けられ、断面視略V字状で底角αが略90度以上の外溝512が、湾曲部51の外壁511の外面に沿って周方向に延びて形成されている包装用容器1。【選択図】図4

Description

本発明は、例えば食品、食材等が収容される合成樹脂製の包装用容器に関する。
食品、食材等が収容される包装用容器として発泡樹脂で形成された包装用容器が一般的に利用されている。発泡樹脂製の包装用容器は、肉厚で断熱性、緩衝性に優れ、軽量であるという特性を有する。
特許文献1にはこのような発泡樹脂製の包装用容器が開示されている。特許文献1の包装用容器は、底面部の外周から上方に起立する周壁部と、周壁部の上端に設けられて外方へ突出したフランジ部を有し、フランジ部を、曲面形状に形成された湾曲部と、水平の周縁部と、湾曲部と周縁部との間の補強部とから構成し、補強部を湾曲部よりも肉厚にして外側に丸みを帯びて膨出したものである。
特許第5634902号公報
ところで、発泡樹脂製の包装用容器は、必要な強度を確保するために、フランジ部を含む全体が肉厚で形成されている。そのため、フランジ部が肉厚になることや、この肉厚のフランジ部を湾曲して形成される湾曲部の曲率が小さくなることから、食品、食材等を収容して陳列した際に、野暮ったく洗練されてない心象、安物で質が劣る心象、緩慢で印象度の弱い心象として消費者に認識されてしまう。
更に、特許文献1の包装用容器の如く、湾曲部と周縁部の間に湾曲部よりも肉厚で外側に丸みを帯びて膨出する補強部を設けた形状では、斯様な消費者の否定的な心象はより高められてしまい、発泡樹脂製の包装用容器について消費者の心象を改善することができる包装用容器が切望されている。
本発明は上記課題に鑑み提案するものであって、視覚的にフランジ部をシャープな印象にし、食品、食材等の収容物の消費者に高級感のある洗練された心象、印象度の強い心象を与えることができる包装用容器を提供することを目的とする。
本発明の包装用容器は、発泡樹脂から構成される容器本体が、底部と、前記底部の外周縁から立設される側壁と、前記側壁の上端から外方に突出するように連設されるフランジ部を備え、前記フランジ部に断面視で上方に凸で湾曲する湾曲部が設けられると共に、前記湾曲部の外壁の下端から周縁部が略水平で外側に突出して設けられ、断面視略V字状で底角が略90度以上の外溝が、前記湾曲部の外壁の外面に沿って周方向に延びて形成されていることを特徴とする。
これによれば、断面視略V字状で底角が略90度以上の外溝がフランジ部の湾曲部の外壁に沿って周方向に延びることにより、外溝に濃い陰影が生ずるように光を反射して外溝の上側と下側の湾曲部外壁との明度差を大きくすることができ、視覚的に湾曲部を細く、フランジ部をシャープな印象にすることができる。従って、食品、食材等の収容物の消費者に高級感のある洗練された心象、印象度の強い心象を与えることができる包装用容器を得ることができる。
一方底角が90度未満の場合、頂部が大きく形成されることで外溝を覆ってしまうので、光を反射させることができないため、視覚的にフランジ部をシャープな印象を与えることはできない。
本発明の包装用容器は、前記湾曲部の高さが前記容器本体の周方向で漸次変化するように形成され、前記外溝の形成されている高さが前記湾曲部の高さに倣って漸次変化するように形成されていることを特徴とする。
これによれば、湾曲部の高さが漸次変化する躍動感のある包装用容器において、外溝の高さを湾曲部の高さに倣って漸次変化させることにより、視覚的に湾曲部を細く且つ躍動感があり変化に富んだ印象にすることができる。
本発明の包装用容器は、前記外溝が前記容器本体の全周に亘って形成されていることを特徴とする。
これによれば、包装用容器或いは容器本体の全体に亘って視覚的に湾曲部を細く、フランジ部をシャープな印象にすることができると共に、包装用容器の全体に亘って視覚的に統一感のある印象にすることができる。
本発明の包装用容器は、前記湾曲部の内壁の内面に沿って内溝が周方向に延びて形成されていることを特徴とする。
これによれば、内溝で生ずる陰影と外溝で生ずる濃い陰影の双方により、湾曲部の内溝と外溝で挟まれる領域と内溝、外溝との明度差を大きくし、視覚的に湾曲部をより細く、フランジ部をよりシャープな印象にすることができる。
本発明の包装用容器は、前記内溝が前記外溝よりも高い位置に形成されていることを特徴とする。
これによれば、内溝が低い位置にあると、食品、食材等の収容物で内溝が隠れてしまったり、内溝に光が当たりにくくなったりする事態を生ずるが、内溝を外溝よりも高い位置に形成することにより、このような内溝が収容物で隠れる事態や内溝に光が当たりにくくなる事態を防止し、内溝と外溝により視覚的に湾曲部をより細く認識させる効果を確実に得ることができる。
本発明の包装用容器は、透明な合成樹脂で形成され、前記容器本体に着脱自在に嵌合される蓋体を備え、前記蓋体が、天板と、前記天板の外周縁から下方に延設される蓋側壁を有し、前記容器本体の前記底部が前記天板に載置された状態で前記底部の外側に配置されて前記底部を位置決めする位置決め突条が、前記天板の周縁近傍で上方に突出し且つ周方向に延びて複数箇所に離間して形成され、前記位置決め突条の外面に、前記位置決め突条の延在方向に延びる補強溝が内側に凹んで形成されていることを特徴とする。
これによれば、透明な合成樹脂の蓋体により、食品、食材等の包装用容器の収容物を略密閉できると同時に、収容物に対する視認性と、視覚的に細い湾曲部、シャープなフランジ部への視認性を確保することができる。また、位置決め突条により、蓋体を嵌めた包装用容器を積層する際に、上段に配置された包装用容器の移動を規制して、安定した状態で位置決めして複数段の包装用容器を積層することができる。また、位置決め突条とこれと対応する補強溝が複数箇所に離間して設けられることから、離間領域によって天板と蓋側壁の間の部分や天板からの食品、食材等の収容物の視認性をより高めることができると共に、食品表示ラベル等のシールを貼付し易い離間領域を得ることができる。また、内側に凹んで延びる補強溝により応力を分散し、蓋体の天板や天板と蓋側壁との境界周辺の強度を高めることができる。
本発明の包装用容器は、前記補強溝の延在方向の長さが前記位置決め突条の延在方向の長さと略対応することを特徴とする。
これによれば、補強溝の長さを可能な限り長くし、補強溝による応力分散性能を最大限に高め、蓋体の天板や天板と蓋側壁との境界周辺の強度をより一層高めることができる。
本発明の包装用容器は、前記蓋体が、前記蓋側壁の下端から外側に拡がって下方に延びる嵌合部が設けられ、前記嵌合部に、前記容器本体の外溝に倣うように周方向に延びる溝部が形成されていることを特徴とする。
これによれば、容器本体に蓋体を閉じた状態における容器本体の外溝の視認性を向上し、湾曲部が細く、フランジ部がシャープな視覚的な印象を閉蓋時にもより確実に消費者に認識させることができる。
本発明の包装用容器によれば、視覚的にフランジ部をシャープな印象にし、食品、食材等の収容物の消費者に高級感のある洗練された心象、印象度の強い心象を与えることができる。
本発明による実施形態の包装用容器の容器本体の平面図。 (a)は実施形態の包装用容器の容器本体の正面図、(b)は実施形態の包装用容器の容器本体の側面図。 図1のA−A部分拡大図。 (a)は図3のB−B拡大端面図、(b)は図3のC−C拡大端面図。 本発明による実施形態の包装用容器の蓋体の平面図。 (a)は実施形態の包装用容器の蓋体の正面図、(b)は実施形態の包装用容器の蓋体の側面図。 実施形態の包装用容器の蓋体における天板の一部周辺の拡大正面図。 本発明による実施形態の包装用容器における容器本体と蓋体を示す正面図。 実施形態の包装用容器の容器本体の変形例を示す部分断面説明図。
〔実施形態の包装用容器〕
本発明による実施形態の包装用容器1は、図1〜図8に示すように、容器本体2と、容器本体に着脱自在に嵌合される蓋体6とから構成される平面視略矩形の容器である。容器本体2は発泡樹脂で形成されており、又、蓋体6は透明な非発泡の合成樹脂の薄板によって形成されている。尚、容器本体2は発泡合成樹脂で基材を形成し、この基材に非発泡の合成樹脂フィルムを貼り合わせたものとしてもよい。
容器本体2は、図1〜図3のように、平面視略矩形の底部3を有し、底部3の四隅周辺には下方に突出するように凹んで脚部31が設けられている。容器本体2には、底部3の外周縁から側壁4が立設しており、図示例では上方に向かって外側に拡がるようにして側壁4が周設されている。側壁4の上端からは外方に突出するようにしてフランジ部5が連設されている(図1〜図4参照)。容器本体2の底部3、側壁4、フランジ部5は発泡樹脂で一体的に形成されている。
フランジ部5には、断面視で上方に凸で湾曲する湾曲部51が設けられると共に、湾曲部51の外壁511の下端から周縁部52が略水平で外側に突出して設けられている(図4参照)。湾曲部51の外壁511の外面には切り込まれたような形状で外溝512が形成されており、外溝512は、断面視略V字状で底角αが略90度以上になるようにして形成されている。外溝512の底角αは、略90度〜略110度に設定すると、発泡合成樹脂の熱成形等の製造工程で形成し易くなると共に、外溝512の箇所により明瞭な濃い陰影を生じさせることができて好適である。
外溝512は、湾曲部51の外壁511の外面に沿って容器本体2の周方向に延びて形成されており、本実施形態では、外溝512が容器本体2の全周に亘って形成されている。また、本実施形態では、湾曲部51の外壁511に外側に丸みを帯びて膨出する部分を有しない形状であることに加え、湾曲部51の頂部513の外面から外壁511の外面の下端まで、直線的に傾斜して延びる外面の基本形状を有し、この外面の基本形状から凹むようにして外溝512が形成されており、視覚的に洗練された心象をより高められる形状になっている。さらに、外溝512が形成できることは、外溝512の底角αが略90度〜略110度で成型できていることを意味し、これは成型する際の温度調整や時間調整等の設定条件調整の合格判断基準にすることができる。
本実施形態におけるフランジ部5の湾曲部51は、その高さが容器本体2の周方向で漸次変化するように形成されており、周方向になだらかに変化して山と谷が繰り返すようになっている。そして、湾曲部51の山の部分では頂部513の幅が狭く、谷の部分では山の部分よりも頂部513の幅が広くなるように漸次変化して形成されている。外溝512は、この湾曲部51の高さの変化に合わせて形成されており、外溝512の形成されている高さが湾曲部51の高さに倣って漸次変化するように形成されている。
また、湾曲部51の内壁514の内面には、内溝515が内壁514の内面に沿って容器本体2の周方向に延びて形成されており、本実施形態では、内溝515が容器本体2の全周に亘って形成されている。本実施形態における内溝515は、容器本体2に収容物を収容した状態で外部からの良好な視認性を確保するために、底角βが鈍角になるように設定して形成されており、又、内溝515が外溝512よりも高い位置に形成されている。
更に、図示例の内溝515は、基本的に湾曲部51の高さの変化に合わせて形成されており、内溝515の形成されている高さが湾曲部51の高さに倣って漸次変化するように形成されているが、容器本体2の長辺の略中央に形成されている内溝515が形成されている高さは、湾曲部51の高さ変化に拘わらず一定の高さになっている。
蓋体6は、図5〜図7に示すように、平面視略矩形の天板7を有し、天板7の外周縁から蓋側壁8が下方に延設されている。図示例の蓋側壁8は下方に向かって外側に拡がるようにして周設されている。蓋側壁8の下側には外側に拡がって下方に延びるようにして嵌合部9が形成されており、本実施形態における嵌合部9は容器本体2の湾曲部51を覆うようにして容器本体2に外嵌合されるようになっている。嵌合部9は断面略L字状で、容器本体2の外溝512に対応する位置に、断面視略対応する形状で外溝512に倣うように周方向に延びる溝部91が形成されており、蓋体6を閉じた状態における外溝512の視認性を向上している。
天板7の周縁近傍には、位置決め突条71が上方に突出して形成されていると共に、蓋体6の周方向に延びて複数箇所に離間して形成されている。位置決め突条71は、容器本体2の底部3が天板7に載置された状態で底部3の外側に配置されて底部3を位置決めするように設けられており、本実施形態では、前述の載置状態において容器本体2の脚部31の外面に蓋体6の位置決め突条71の内面が当接又は近接し、容器本体2の移動を規制する位置に設けられている。
位置決め突条71の外面には、位置決め突条71の延在方向に延びる補強溝72が内側に凹んで形成されている。補強溝72は、その延在方向の長さが各々の位置決め突条71の延在方向の長さと略対応して形成されており、本実施形態では、補強溝72の長さが位置決め突条71の長さと略同一にして形成されている。また、補強溝72は、1つの位置決め突条71に対応して1つずつ設けられている。
本実施形態の包装用容器1によれば、容器本体2の断面視略V字状で底角αが略90度以上の外溝512がフランジ部5の湾曲部51の外壁512に沿って周方向に延びることにより、外溝512に濃い陰影が生ずるように光を反射して外溝512の上側と下側の湾曲部外壁512との明度差を大きくすることができ、視覚的に湾曲部51を細く、フランジ部5をシャープな印象にすることができる。従って、食品、食材等の収容物の消費者に高級感のある洗練された心象、印象度の強い心象を与えることができる。更に、本実施形態では、湾曲部51の内壁514に沿って内溝515が周方向に延びることにより、内溝515で生ずる陰影と外溝512で生ずる濃い陰影の双方により、湾曲部51の内溝515と外溝515で挟まれる領域と内溝515、外溝512との明度差を大きくし、視覚的に湾曲部51をより細く、フランジ部5をよりシャープな印象にすることができる。
また、湾曲部51の高さが漸次変化する躍動感のある包装用容器1において、外溝512の高さを湾曲部51の高さに倣って漸次変化させることにより、視覚的に湾曲部51を細く且つ躍動感があり変化に富んだ印象にすることができる。更に、本実施形態では、大部分の内溝515の高さを湾曲部51の高さに倣って漸次変化させることにより、視覚的に湾曲部51を細く且つ躍動感があり変化に富んだ印象を一層高めることができる。
また、外溝512を容器本体2の全周に亘って形成することにより、包装用容器1或いは容器本体2の全体に亘って視覚的に湾曲部51を細く、フランジ部5をシャープな印象にすることができると共に、全体に亘って視覚的に統一感のある印象にすることができる。更に、本実施形態では、内溝515を容器本体2の全周に亘って形成することにより、全体に亘って視覚的に湾曲部51を細く、フランジ部5をシャープな印象にする効果を一層高めることができる。
また、内溝515を外溝512よりも高い位置に形成することにより、内溝515が収容物で隠れる事態や内溝515に光が当たりにくくなる事態を防止し、内溝515と外溝515により視覚的に湾曲部51をより細く認識させる効果を確実に得ることができる。
また、透明な合成樹脂の蓋体6により、食品、食材等の包装用容器1の収容物を略密閉できると同時に、収容物に対する視認性と、視覚的に細い湾曲部51、シャープなフランジ部5への視認性を確保することができる。また、蓋体6の位置決め突条71により、蓋体6を嵌めた包装用容器1を積層する際に、上段に配置された包装用容器1の移動を規制して、安定した状態で位置決めして複数段の包装用容器1を積層することができる。
また、位置決め突条71とこれと対応する補強溝72が複数箇所に離間して設けることにより、離間領域によって天板7と蓋側壁8の間の部分や天板7からの食品、食材等の収容物の視認性をより高めることができると共に、食品表示ラベル等のシールを貼付し易い離間領域を得ることができる。
また、内側に凹んで延びる補強溝72により応力を分散し、蓋体6の天板7や天板7と蓋側壁8との境界周辺の強度を高めることができる。更に、本実施形態では、補強溝72の延在方向の長さを位置決め突条71の延在方向の長さと略対応させることにより、補強溝72の長さを可能な限り長くし、補強溝72による応力分散性能を最大限に高め、蓋体6の天板7や天板7と蓋側壁8との境界周辺の強度をより一層高めることができる。
また、蓋体6の嵌合部9に、容器本体2の外溝512に倣うように周方向に延びる溝部91を形成することにより、容器本体2に蓋体6を閉じた状態における容器本体2の外溝512の視認性を向上し、湾曲部51が細く、フランジ部5がシャープな視覚的な印象を閉蓋時にもより確実に消費者に認識させることができる。
〔本明細書開示発明の包含範囲〕
本明細書開示の発明は、発明として列記した各発明、実施形態の他に、適用可能な範囲で、これらの部分的な内容を本明細書開示の他の内容に変更して特定したもの、或いはこれらの内容に本明細書開示の他の内容を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な内容を部分的な作用効果が得られる限度で削除して上位概念化して特定したものを包含する。そして、本明細書開示の発明には下記変形例や追記した内容も含まれる。
例えば上記実施形態の包装用容器1では、湾曲部51の頂部513の外面から外壁511の外面の下端まで、直線的に傾斜して延びる外面の基本形状を有し、この外面の基本形状から凹むようにして外溝512を形成したが、図9に示すように、同様の外面の基本形状から断面視略直角三角形状の突起516を外方に突出させ、且つ突起516を容器本体2の周方向に延ばして設け、湾曲部51の外壁511aの外面と突起516の上面とで、断面視略V字状で底角αが略90度以上の外溝512aを形成する構成とすることも可能である。この構成でも、湾曲部51の外壁511aに外側に丸みを帯びて膨出する部分は設けられず、視覚的な洗練性を得ることができる。
例えば上記実施形態の包装用容器1は、容器本体2に蓋体6が着脱自在に嵌合されるものとしたが、本発明の包装用容器には、容器本体と蓋体で構成されるものの他、蓋体を有しない容器本体だけで構成されるものも含まれる。また、上記実施形態の包装用容器1は、平面視略矩形としたが、本発明の包装用容器には、平面視略三角形、五角形、六角形、八角形等の適宜の平面視略多角形の包装用容器や、平面視略円形の包装用容器が含まれる。
また、本発明の包装用容器には、例えばフランジ部の湾曲部の高さと外溝の形成されている高さが略一定であるものや、フランジ部の湾曲部の高さと外溝の形成されている高さのいずれか一方が一定で他方が漸次変化するものも包含される。また、本発明の包装用容器には、外溝が容器本体の全周の一部だけに形成されているものや、内溝が容器本体の全周の一部だけに形成されているものも包含され、又、内溝を形成しないものや、内溝の高さが外溝の高さ以下のものも包含される。
また、本発明の包装用容器には、蓋体の補強溝の長さを位置決め突条の長さよりも短くしたものや、1つの位置決め突条に対して複数本の補強溝を並行して設けるものや、1つの位置決め突条に対して複数本の補強溝を補強溝の延びる延在方向に離間して設けるものも包含される。
また、本明細書開示の発明には、透明な合成樹脂で形成され、容器本体に着脱自在に嵌合される蓋体から構成され、前記蓋体が、天板と、前記天板の外周縁から下方に延設される蓋側壁を有し、前記容器本体の底部が前記天板に載置された状態で前記底部の外側に配置されて前記底部を位置決めする位置決め突条が、前記天板の周縁近傍で上方に突出し且つ周方向に延びて複数箇所に離間して形成され、前記位置決め突条の外面に、前記位置決め突条の延在方向に延びる補強溝が内側に凹んで形成されている包装用容器の蓋、或いは、透明な合成樹脂で形成され、容器本体に着脱自在に嵌合される蓋体を備え、前記蓋体が、天板と、前記天板の外周縁から下方に延設される蓋側壁を有し、前記容器本体の底部が前記天板に載置された状態で前記底部の外側に配置されて前記底部を位置決めする位置決め突条が、前記天板の周縁近傍で上方に突出し且つ周方向に延びて複数箇所に離間して形成され、前記位置決め突条の外面に、前記位置決め突条の延在方向に延びる補強溝が内側に凹んで形成されている包装用容器も含まれる。
これらの包装用容器の蓋或いは包装用容器によれば、位置決め突条により、蓋体を嵌めた包装用容器を積層する際に、上段に配置された包装用容器の移動を規制して、安定した状態で位置決めして複数段の包装用容器を積層することができる。また、位置決め突条とこれと対応する補強溝が複数箇所に離間して設けられることから、離間領域によって天板と蓋側壁の間の部分や天板からの食品、食材等の収容物の視認性をより高めることができると共に、食品表示ラベル等のシールを貼付し易い離間領域を得ることができる。また、内側に凹んで延びる補強溝により応力を分散し、蓋体の天板や天板と蓋側壁との境界周辺の強度を高めることができる。
本発明は、例えば食品、食材等が収容される包装用容器として利用することができる。
1…包装用容器 2…容器本体 3…底部 31…脚部 4…側壁 5…フランジ部 51…湾曲部 511、511a…外壁 512、512a…外溝 513…頂部 514…内壁 515…内溝 516…突起 52…周縁部 6…蓋体 7…天板 71…位置決め突条 72…補強溝 8…蓋側壁 9…嵌合部 91…溝部 α、β…底角

Claims (5)

  1. 発泡樹脂から構成される容器本体が、底部と、前記底部の外周縁から立設される側壁と、前記側壁の上端から外方に突出するように連設されるフランジ部を備え、
    前記フランジ部に断面視で上方に凸で湾曲する湾曲部が設けられると共に、前記湾曲部の外壁の下端から周縁部が略水平で外側に突出して設けられ、
    断面視略V字状で底角が略90度以上の外溝が、前記湾曲部の外壁の外面に沿って周方向に延びて形成されていることを特徴とする包装用容器。
  2. 前記湾曲部の内壁の内面に沿って内溝が周方向に延びて形成されていることを特徴とする請求項1記載の包装用容器。
  3. 前記内溝が前記外溝よりも高い位置に形成されていることを特徴とする請求項2記載の包装用容器。
  4. 透明な合成樹脂で形成され、前記容器本体に着脱自在に嵌合される蓋体を備え、
    前記蓋体が、天板と、前記天板の外周縁から下方に延設される蓋側壁を有し、
    前記容器本体の前記底部が前記天板に載置された状態で前記底部の外側に配置されて前記底部を位置決めする位置決め突条が、前記天板の周縁近傍で上方に突出し且つ周方向に延びて複数箇所に離間して形成され、
    前記位置決め突条の外面に、前記位置決め突条の延在方向に延びる補強溝が内側に凹んで形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の包装用容器。
  5. 前記蓋体が、前記蓋側壁の下端から外側に拡がって下方に延びる嵌合部が設けられ、
    前記嵌合部に、前記容器本体の外溝に倣うように周方向に延びる溝部が形成されていることを特徴とする請求項4記載の包装用容器。
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