JP2019127155A - 移動装置、移動方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリーの電力を有効活用し、長時間飛行可能な移動装置、移動方法及びプログラムを提供すること。【解決手段】外部の情報を取得する移動装置1は、推力を得るためのプロペラ等と、浮力を得るためのカイト部30と、移動装置1の位置が目標高度に達したか否かを判断する高度判断手段と、移動装置1が目標高度に達した場合に、カイト部30を展開する展開動作実施手段と、カイト部30の展開が完了したことを検知するカイト展開検知手段と、カイト部30の展開が完了したことを検知した場合に、プロペラ等の回転を停止または減速するプロペラ停止手段と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、移動装置、移動方法及びプログラムに関する。
従来、小型無人飛行体(「ドローン」とも呼ばれる)の利用が提案されている。このようなドローンを利用して、映像情報を取得する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2006−27331号公報
ところで、ドローンは、複数のモーターに接続されたプロペラの回転によって推力を得るのであるが、モーターを駆動させるための電力はドローンに搭載したバッテリーから得る。バッテリーによって供給可能な電力は、モーターが駆動することによって消費されるから、ドローンが飛行可能な時間は限定されている。
本発明はかかる問題の解決を試みたものであり、バッテリーの電力を有効活用し、長時間飛行可能な移動装置及び移動装置、移動方法及びプログラムを提供することを目的とする。
第一の発明は、外部の情報を取得する移動装置であって、推力を得るためのプロペラと、浮力を得るためのカイト部と、前記移動装置の位置が目標高度に達したか否かを判断する高度判断手段と、前記移動装置が前記目標高度に達した場合に、前記カイト部を展開する展開動作実施手段と、前記カイト部の展開が完了したことを検知するカイト展開検知手段と、前記カイト部の展開が完了したことを検知した場合に、前記プロペラの回転を停止または減速するプロペラ停止手段と、を有する移動装置である。
第一の発明の構成によれば、移動装置が目標高度に達した場合に、カイト部を展開し、カイト部の展開が完了すると、プロペラの回転を停止または減速する。これにより、カイト部の展開後は、カイト部による浮力によって、空中での滞在を維持することができる。これにより、バッテリーの電力を有効活用し、長時間飛行可能となる。
第二の発明は、第一の発明の構成において、前記移動装置が所定の地理的範囲である座標許容範囲から所定時間内に離脱するか否かを判断する離脱予測手段と、前記離脱予測手段によって、前記移動装置が所定の地理的範囲である座標許容範囲から所定時間内に離脱すると判断した場合に、前記プロペラを回転させ、前記カイト部による浮力によって前記座標許容範囲に最も長時間滞在することが可能な位置に移動する位置調整手段と、を有する、移動装置である。
第三の発明は、第一の発明または第二の発明のいずれかの構成において、風向を判断する風向判断手段と、前記カイト部が前記風向に正対するように前記移動装置の姿勢を制御する姿勢制御手段と、を有する、移動装置である。
第四の発明は、推力を得るためのプロペラと浮力を得るためのカイト部とを有し、外部の情報を取得する移動装置が、前記移動装置の位置が目標高度に達したか否かを判断する高度判断ステップと、前記移動装置が前記目標高度に達した場合に、前記カイト部を展開する展開動作実施ステップと、前記カイト部の展開が完了したことを検知するカイト展開検知ステップと、前記カイト部の展開が完了したことを検知した場合に、前記プロペラの回転を停止または減速するプロペラ停止ステップと、を実施する移動方法である。
第五の発明は、推力を得るためのプロペラと浮力を得るためのカイト部とを有し、外部の情報を取得する移動装置を制御するコンピュータを、前記移動装置の位置が目標高度に達したか否かを判断する高度判断手段、前記移動装置が前記目標高度に達した場合に、前記カイト部を展開する展開動作実施手段、前記カイト部の展開が完了したことを検知するカイト展開検知手段、及び、前記カイト部の展開が完了したことを検知した場合に、前記プロペラの回転を停止または減速するプロペラ停止手段、として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、バッテリーの電力を有効活用し、長時間飛行可能な移動装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る移動装置の使用状態を示す概略図である。 移動装置の構成を示す概略図である。 カイト部の展開した状態を示す概略図である。 カイト部の折りたたんだ状態を示す概略図である。 センターロッド及びトップロッドの構成を示す概略図である。 トップロッドが展開する様子を示す概略図である。 センターロッド及び接続部材を示す概略図である。 カイト部の展開時におけるセンターロッド及び接続部材の動きを示す概略図である。 カイト部の展開の様子を示す概略図である。 カイト部の展開の様子を示す概略図である。 移動装置の機能ブロックを示す図である。 移動装置の動作を示す概略フローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。以下の説明においては、同様の構成には同じ符号を付し、その説明を省略又は簡略する。なお、当業者が適宜実施できる構成については説明を省略し、本発明の基本的な構成についてのみ説明する。
図1に示すように、本実施形態の無人飛行体1(以下、「無人機1」という。)は、カイト(凧)部30を備え、プロペラの回転による推力によって、地上Eから、例えば、経路R1を通過して、目標高度に位置する位置P1に到達する。無風状態、あるいは、風向きが矢印X1に示す方向だとすれば、無人機1は、カイト部30のノーズ31を矢印X1に示す方向とは反対の方向(矢印X2に示す方向)に飛行することによって、カイト部30を展開する。カイト部30が展開すると、無人機1はプロペラに接続されたモーターの回転を停止し、プロペラの回転を停止する。移動が許容される地理的範囲(座標許容範囲)として範囲S1が与えられている場合、所定時間内に境界部S1aに到達すると予測される場合には、プロペラを回転させ、矢印X1とは反対向きの矢印X2に示す方向の推力を発生させ、反対側の境界部S1bまで移動する。境界部S1bに移動すると、プロペラの回転を停止する。そうすると、カイト部30による浮力によって、範囲S1の空中に滞在することができる。あるいは、プロペラの回転を完全に停止するのではなく、回転速度を減速してもよい。これにより、安定した飛行を実現することができる。プロペラの回転を停止または減速すると、無人機1の重量によって、無人機1は、経路R2に示すように、徐々に下降するのであるが、カイト部30によって得る浮力を利用できるから、バッテリーを有効に活用しつつ、範囲S1における撮影や測定等、あるいは、範囲S1からの撮影及び測定等を長時間実施することができる。無人機1は、外部の情報を取得する移動装置の一例である。
次に、図2を参照して、無人機1の構成を説明する。図2(a)に示すように、無人機1は、筐体2を有する。筐体2の内部には、無人機1の各部を制御するコンピュータ、自律飛行装置、モーター駆動回路、無線通信装置、GPS(Global Positioning System)などの航法衛星を利用した測位装置、慣性センサー、気圧センサー等の電子部品が配置されている。
筐体2には、4本の棒状のアーム4が接続されている。各アーム4にはモーター6が接続されており、各モーター6にはプロペラ8A乃至8Dが接続されている。無人機1は、プロペラ8A等の回転によって、移動するための推力を得る。アーム4は、例えば、炭素繊維強化プラスチックで形成されており、強度を保ちつつ、軽量に構成されている。
筐体2の下部には、ジンバル10が接続され、ジンバル10にカメラ12が接続されている。ジンバル10は、カメラ12による撮影画像のぶれを最小化し、かつ、カメラ12の光軸を任意の方向に制御することができる3軸の固定装置である。なお、無人機1は、カメラ12のほかに、レーザースキャナーや、大気成分等の測定装置等を備えてもよい。
筐体2には、切欠き部2aが形成されている。切欠き部2aには、棒状の接続部材20が矢印A1方向に回動可能な状態で接続されている。図2(b)は、筐体2及び接続部材20の概略平面図である。切欠き部2aの内側に、接続部材20の端部近傍が配置され、切欠き部2aの内側近傍部と接続部材20の端部近傍を回転軸部2bが貫通し、接続部材20は切欠き部2aに対して回動可能に構成されている。なお、本実施形態とは異なり、さらに、回転軸部2bをサーボモーターの軸部に接続し、回転軸部2bが能動的に回動するように構成してもよい。
次に、図3及び図4を参照して、カイト部30の構成を説明する。カイト部30は、センターロッド32にトップロッド(横骨)36A及び36Bが回動可能に接続され、トップロッド36Aにリーディングロッド34Aが接続され、トップロッド36Bにリーディングロッド34Bが接続されている。センターロッド32、リーディングロッド34A及び34Bには、セイル38が接続されている。センターロッド32の先端部31はノーズとなっている。
上述のように、センターロッド32に対してトップロッド(横骨)36A及び36Bは回動可能に接続されており、トップロッド(横骨)36A及び36Bがセンターロッド32に対して回動することにより、図3に示す展開状態と図4に示す折りたたみ状態の間の移行を実施することができる。
次に、図5を参照して、センターロッド32、トップロッド(横骨)36A及び36B
の構成を説明する。図5は、カイト部30が展開した状態のセンターロッド32、トップロッド(横骨)36A及び36Bを示す。図5(a)に示すように、トップロッド(横骨)36A及び36Bの間にはワイヤー39が張られ、トップロッド36A及び36Bが図5(a)の状態を越えて回動することを制限している。
図5(b)に示すように、トップロッド36A及び36Bは、それぞれ、円筒部36Aa及び36Bbを有する。センターロッド32が円筒部36Aa及び36Bbを貫通することによって、センターロッド32に対してトップロッド(横骨)36A及び36Bは回動可能になっている。
次に、図6を参照して、トップロッド36A及び36Bが展開する様子を説明する。図6(a)において、トップロッド36A及び36Bは閉じており、重複している。図6(a)の状態から、回動を開始し、途中状態(図6(b)参照)を経過して、展開状態(図6(c)参照)に至る。ワイヤー39による制限によって、展開状態を越えてトップロッド36A及び36Bが回動することはない。
次に、図7を参照して、センターロッド32及び接続部材20の構成を説明する。センターロッド32には一組の突起部32aが形成されている。一組の突起部32aの間に、接続部材20の屈折部20aの先端近傍部が配置される。屈折部20aは、接続部材20の本体部(屈折部20a以外の部分)に対して、直角に配置されている。回転軸部40が、一組の突起部32a及び屈折部20aの先端近傍部を貫通して固定されることによって、接続部材20とセンターロッド32は相対的に回動可能な状態で接続される。
次に、図8を参照して、センターロッド32及び接続部材20の動きを説明する。図8において、無人機1及びカイト部30の記載は省略している。無人機1にカイト部30が吊り下げられた状態において、図8(a)に示すように、接続部材20(屈折部20a以外の部分)とセンターロッド32とは平行に配置されている。無人機1が、目標高度において、矢印X2に示す方向に移動すると、カイト部30の左右のセイル38a及び38b(図3参照)の間に空気が入り、接続部材20は矢印A1方向に回動し、センターロッド32は矢印B1方向に回動する(図8(b)参照)。接続部材20は、さらに回動し、無人機1の上方に直立した形態となる(図8(c)参照)。センターロッド32も矢印B1方向へ回動する。センターロッド32の回動は、接続部材20の屈折部20aによって制限される。これにより、ノーズ31が下方向に向くことを防止している。
次に、図9及び図10を参照して、カイト部の展開の様子を説明する。無人機1は、目標高度に到達すると、カイト部30の左右のセイル38a及び38b(図3参照)の間に空気が入るように、矢印X2方向へ飛行する。そうすると、接続部材20は筐体2に対して矢印A1方向に回動する(図9(a)参照)。無人機1が、さらに矢印X2方向へ移動すると、接続部材20はさらに回動し、カイト部30は空気を受けて展開しつつ、接続部材20に対して回動する(図9(b)参照)。最終的に、接続部材20は無人機1の上方に直立した状態になり、カイト部30は完全に展開する(図10参照)。
図11は、無人機1の機能構成を示す図である。無人機1は、CPU(Central Processing Unit)100、記憶部102、無線受信部104、衛星測位部106、慣性センサー部108、駆動制御部110、画像処理部112、及び、電源部130を有する。
無人機1は、無線受信部104によって、基地局(図示せず)と通信可能になっている。無人機1は、無線受信部104によって、基地局から、移動等の指示を受信する。
無人機1は、衛星測位部106及び慣性センサー部108によって、現在位置を計測する。無人機1は、衛星測位部106によって、基本的に、4つ以上の航法衛星からの電波を受信して無人機1の位置を計測する。航法衛星は、例えば、GPS(Global Positioning System)衛星や準天頂衛星である。
無人機1は、慣性センサー部108によって、無人機1自体の位置を測定し、姿勢を検出することができる。慣性センサー部108は、加速度センサー及びジャイロセンサーによって、出発点からの無人機1の移動を積算して、無人機1の位置を計測する。
無人機1は、駆動制御部110によって、各プロペラ8A等の回転を制御し、上下水平移動や空中停止、傾きなどの姿勢を制御するようになっている。
無人機1は、画像処理部112によって、カメラ12によって取得した画像を処理する。
電源部130は、例えば、交換可能な可充電電池であり、無人機1の各部に電力を供給するようになっている。
記憶部102には、プロペラ8A等の回転に必要な各種データ及びプログラムのほか、高度判断プログラム、展開動作実施プログラム、カイト展開検知プログラム、プロペラ停止プログラム、風向判断プログラム、姿勢制御プログラム、離脱予測プログラム、及び、位置調整プログラムが格納されている。CPU100と高度判断プログラムは高度判断手段の一例である。CPU100と展開動作実施プログラムは展開動作実施手段の一例である。CPU100とカイト展開検知プログラムはカイト展開検知手段の一例である。CPU100とプロペラ停止プログラムはプロペラ停止手段の一例である。CPU100と風向判断プログラムは風向判断手段の一例である。CPU100と姿勢制御プログラムは姿勢制御手段の一例である。CPU100と離脱予測プログラムは離脱予測手段の一例である。CPU100と位置調整プログラムは位置調整手段の一例である。
無人機1は、高度判断プログラムによって、目標座標及び目標高度に到達したか否かを判断する。
無人機1は、展開動作実施プログラムによって、目標座標及び目標高度に到達した場合、カイト部30の展開動作を実施する。
無人機1は、カイト展開検知プログラムによって、カイト部30の展開が完了したか否かを検知する。筐体2に格納されている自律飛行装置は、例えば、無人機1が上昇気流に乗った場合、プロペラ8A等に接続された各モーター6の推力を維持すると、無人機1は上昇し過ぎるから、モーター6の推力を減少させるために、モーター6へ供給する電力を減少させる。本実施形態は、自律飛行装置の上記機能を活用するものである。自律飛行装置は、無人機1がカイト部30によって浮力を得ると、モーター6の推力を減少させるために、モーター6へ供給する電力を減少させる。カイト部30の展開過程においては、カイト部30によって得る浮力は変動するから、モーター6へ供給する電力も変動するのであるが、カイト部30の展開が完了して浮力が安定すると、モーター6へ供給する電力は、カイト部30の展開前に比べて低下した状態で安定する。無人機1は、モーター6へ供給する電力は、カイト部30の展開前に比べて低下した状態で安定したことを検知して、カイト部30の展開が完了したと判断する。ここで、「安定」とは、モーター6へ供給する電力量が所定時間の間、所定範囲内であることを意味する。所定時間は、例えば、1秒であり、所定範囲内は、例えば、特定の電力量の上下2%以内である。
無人機1は、プロペラ停止プログラムによって、カイト部30の展開が完了した場合に、モーター6への電力供給を停止し、プロペラ8A等の回転を停止する。
無人機1は、風向判断プログラムによって、風向を判断する。無人機1は、慣性センサー部108によって、無人機1自体の動きを検知し、風向は無人機1が動いた方向であると判断する。例えば、無人機1が図1の矢印X1方向に動いた場合には、風向は矢印X1方向であると判断する。
無人機1は、姿勢制御プログラムによって、カイト部30のノーズ31が風向に対して正対するように、無人機1の姿勢を制御する。なお、無風の場合には、ノーズ31の方向はいずれでもよい。
無人機1は、離脱予測プログラムによって、座標許容範囲(図1の範囲S1)から所定時間内に離脱するか否かを判断する。所定時間は、例えば、2秒(s)である。無人機1は、衛星測位部106及び慣性センサー部108によって、継続的に無人機1自体の位置を測位している。無人機1は、離脱予測プログラムによって、無人機1の移動の方向及び速度を算出し、現状を維持した場合に、範囲S1を所定時間内に離脱するか否かを判断する。
無人機1は、範囲S1を所定時間内に離脱すると判断した場合に、位置調整プログラムによって、プロペラ8A等を回転させて、カイト部30による浮力によって範囲S1に最も長時間滞在することが可能な位置に移動する。例えば、無人機1が、範囲S1の一方の端部S1a(図1参照)近傍に位置し、風向が矢印X1に示す方向である場合、他方の端部S1bの近傍が、カイト部30による浮力によって、範囲S1に最も長時間滞在することが可能な位置である。無人機1は、位置調整プログラムによって、現在位置と風向に基づいて、無人機1の位置を移動する。
以下、無人機1の動作を、図12のフローチャートを参照して説明する。無人機1は、基地局(図示せず)から作業開始の信号を受信すると、上昇及び移動を開始し(図12のステップST1)、目標高度及び目標座標に到達したか否かを判断する(ステップST2)。無人機1は、目標高度及び目標座標に到達したと判断すると、カイト部30の展開動作を実施し(ステップST3)、カイト部30の展開が完了したと判断すると(ステップST4)、風向に正対しているか否かを判断し(ステップST5)、風向に正対していると判断すると、プロペラ8A等の回転を停止する(ステップST6)。続いて、無人機1は、無人機1が所定時間内に範囲S1から離脱するか否かを予測し(ステップST7)、離脱しないと予測した場合には、地面近傍が否かを判断し(ステップST8)、地面近傍である場合には、所定の位置に着陸する。
上記のステップST5において、無人機1は、風向に正対していないと判断すると、プロペラ8A等の回転を制御し、姿勢を調整し、カイト部30のノーズ31を風向に正対させる(ステップST9)。上記のステップST7において、無人機1は、所定時間内に範囲S1から離脱すると予測した場合には、プロペラ8A等の回転を制御し、無人機1の位置を調整するために移動する(ステップST10)。
なお、本実施形態とは異なり、プロペラ8A等を可変ピッチプロペラとして構成してもよい。すべてのモーター6の回転を停止した後に、プロペラ8A等によってオートローテーション(自由回転飛行)を行い、そのときに、プロペラピッチを変更することによって、オートローテーションを調整する。オートローテーションとカイト部30による浮力の双方を使用して、より長時間飛行することができる。
なお、本発明は上述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
1 無人飛行体(無人機)
2 筐体
4 アーム
6 モーター
8A,8B,8C,8D プロペラ
20 接続部材
30 カイト部

Claims (5)

  1. 外部の情報を取得する移動装置であって、
    推力を得るためのプロペラと、
    浮力を得るためのカイト部と、
    前記移動装置の位置が目標高度に達したか否かを判断する高度判断手段と、
    前記移動装置が前記目標高度に達した場合に、前記カイト部を展開する展開動作実施手段と、
    前記カイト部の展開が完了したことを検知するカイト展開検知手段と、
    前記カイト部の展開が完了したことを検知した場合に、前記プロペラの回転を停止または減速するプロペラ停止手段と、
    を有する移動装置。
  2. 前記移動装置が所定の地理的範囲である座標許容範囲から所定時間内に離脱するか否かを判断する離脱予測手段と、
    前記離脱予測手段によって、前記移動装置が所定の地理的範囲である座標許容範囲から所定時間内に離脱すると判断した場合に、前記プロペラを回転させ、前記カイト部による浮力によって前記座標許容範囲に最も長時間滞在することが可能な位置に移動する位置調整手段と、
    を有する、
    請求項1に記載の移動装置。
  3. 風向を判断する風向判断手段と、
    前記カイト部が前記風向に正対するように前記移動装置の姿勢を制御する姿勢制御手段と、
    を有する、
    請求項1または請求項2に記載の移動装置。
  4. 推力を得るためのプロペラと浮力を得るためのカイト部とを有し、外部の情報を取得する移動装置が、
    前記移動装置の位置が目標高度に達したか否かを判断する高度判断ステップと、
    前記移動装置が前記目標高度に達した場合に、前記カイト部を展開する展開動作実施ステップと、
    前記カイト部の展開が完了したことを検知するカイト展開検知ステップと、
    前記カイト部の展開が完了したことを検知した場合に、前記プロペラの回転を停止または減速するプロペラ停止ステップと、
    を実施する移動方法。
  5. 推力を得るためのプロペラと浮力を得るためのカイト部とを有し、外部の情報を取得する移動装置を制御するコンピュータを、
    前記移動装置の位置が目標高度に達したか否かを判断する高度判断手段、
    前記移動装置が前記目標高度に達した場合に、前記カイト部を展開する展開動作実施手段、
    前記カイト部の展開が完了したことを検知するカイト展開検知手段、及び、
    前記カイト部の展開が完了したことを検知した場合に、前記プロペラの回転を停止または減速するプロペラ停止手段、
    として機能させるためのプログラム。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023175784A1 (ja) * 2022-03-16 2023-09-21 日本電信電話株式会社 制御装置、制御方法、測定システム、およびプログラム

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