JP2018090117A - 無人飛行装置、無人飛行方法及び無人飛行プログラム - Google Patents

無人飛行装置、無人飛行方法及び無人飛行プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】飛行物体が近づいてきた場合に、回避動作を実施することができる無人飛行装置、無人飛行方法及び無人飛行プログラムの提供すること。【解決手段】無人飛行装置は、外部の音圧を計測する音圧計測手段と、前記音圧の発生源の移動方向を算出する移動方向算出手段と、前記移動方向に基づいて、前記発生源と所定範囲内に近接することを回避するための回避経路を算出する回避経路算出手段と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、無人飛行装置、無人飛行方法及び無人飛行プログラムに関する。
従来、小型無人飛行装置(ドローンとも呼ばれる)の利用が提案されている。
特開2004−256020号公報
ドローンの用途の一つとして、空中から地上を撮影する空撮がある。ドローンが空撮する位置へ向かって飛行している途中や、空撮している最中に、有人のヘリコプターが接近してくる場合がある。このような場合には、ドローンはヘリコプターを回避する必要がある。このような回避動作は、従来、地上から無線でドローンを制御して実施しているが、ドローンの高度が高い場合、ドローンとヘリコプターの相対的な位置を地上から正確に認識することは困難であるから、適切な回避動作を実施できない場合がある。また、ドローンを自律飛行させているときには、地上からの制御はできない。
本発明はかかる問題の解決を試みたものであり、飛行物体が近づいてきた場合に、回避動作を実施することができる無人飛行装置、無人飛行方法及び無人飛行プログラムの提供を目的とする。
第一の発明は、自律飛行するための自律飛行手段を有する無人飛行装置であって、外部の音圧を計測する音圧計測手段と、前記音圧の発生源の移動方向を算出する移動方向算出手段と、前記移動方向に基づいて、前記発生源と所定範囲内に近接することを回避するための回避経路を算出する回避経路算出手段と、
を有する無人飛行装置である。
第一の発明の構成によれば、無人飛行装置は、自律飛行しつつ、外部の音圧を計測し、その発生源の移動方向を算出したうえで、回避経路を算出する。これにより、飛行物体が近づいてきた場合に、回避動作を実施することができる。
第二の発明は、第一の発明の構成において、前記発生源が、前記無人飛行装置が作業を実施する作業位置から所定範囲内に位置する場合には、前記発生源との接触を回避しつつ作業を実施するための変更作業位置を算出する変更作業位置算出手段を有する、
無人飛行装置である。
第三の発明は、第二の発明の構成において、前記無人飛行装置は、前記作業位置において前記作業を実施しているときに、前記発生源との接触を回避する場合には、前記変更作業位置に向かっている間においても前記作業を継続する、無人飛行装置である。
第四の発明は、第一乃至第三のいずれかの発明の構成において、前記回避経路は、前記発生源と遠ざかる方向で、前記発生源の進行方向と略直交する経路である、無人飛行装置である。
第五の発明は、自律飛行するための自律飛行手段を有する無人飛行装置が実施する無人飛行方法であって、外部の音圧を計測する音圧計測ステップと、前記音圧の発生源の移動方向を算出する移動方向算出ステップと、前記移動方向に基づいて、前記発生源と所定範囲内に近接することを回避するための回避経路を算出する回避経路算出ステップと、を含む無人飛行方法である。
第六の発明は、自律飛行するための自律飛行手段を有する無人飛行装置を制御するコンピュータを、外部の音圧を計測する音圧計測手段、前記音圧の発生源の移動方向を算出する移動方向算出手段、前記移動方向に基づいて、前記発生源と所定範囲内に近接することを回避するための変更経路を算出する変更経路算出手段、として機能させるためのプログラムである。
以上のように、本発明によれば、飛行物体が近づいてきた場合に、回避動作を実施することができる。
本発明の実施形態の作用の概略を示す図である。 本発明の実施形態の無人飛行体の構成を示す概略図である。 無人飛行体の動作を示す概略図である。 回避必要性を説明するための図である。 無人飛行体の動作を示す概略図である。 無人飛行体の動作を示す概略図である。 無人飛行体の動作を示す概略図である。 無人飛行体の機能ブロックを示す概略図である。 無人飛行体の動作を示すフローチャートである。 無人飛行体の動作を示すフローチャートである。
本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。なお、当業者が適宜実施できる構成については説明を省略し、本発明の基本的な構成についてのみ説明する。
図1及び図2に示す無人飛行体1(以下、「無人機1」という。)は、自律飛行可能な、いわゆる、ドローン、あるいは、マルチコプターある。無人機1は、無人飛行装置の一例である。
地域200は、山202,204及び206を背景とし、前方に湖208がある。山206と湖208の間には、道路210が配置され、自動車214が通行している。山206の山裾と道路210の間には、複数の家屋からなる集落212が形成されている。無人機1は、所定の空間位置から集落212を撮影する作業を行うようになっている。
無人機1は、所定の空間位置へ向かう途中や、所定の空間位置において撮影中に、ヘリコプター300と所定範囲内に近接することを回避するように構成されている。所定範囲内とは、例えば、100メートル(m)以内の距離である。
図2に示すように、無人機1は、筐体2を有する。筐体2には、丸棒状のアーム4が接続されている。各アーム4にはモーター6が接続されており、各モーター6にはプロペラ8が接続されている。各モーター6は、筐体2内のコンピュータによってそれぞれ独立して制御され、無人機1を上下水平方向の移動や回転、空中での停止(ホバリング)及び姿勢制御を自在に行うことができるようになっている。アーム4には保護枠10が接続され、プロペラ8が外部の物体に直接接触することを防止している。アーム4及び保護枠10は、例えば、炭素繊維強化プラスチックで形成されており、強度を保ちつつ、軽量に構成されている。
筐体2には、無人機1の各部を制御するコンピュータ、無線通信装置、GPS(Global Positioning System)を利用した測位装置、自律飛行制御装置、加速度センサー及びジャイロセンサー等の慣性センサー、磁気センサー、気圧センサー、温度センサー、バッテリー等が配置されている。また、筐体2には、固定装置(いわゆる、「ジンバル」)12を介してカメラ14が配置されている。カメラ14は、デジタル画像を撮像するデジタルカメラ、あるいは、ビデオカメラ等である。無人機1は、通信装置によって、基地局100(図8参照)と通信可能になっている。
筐体2には、音圧センサー20が配置されている。音圧センサー20は、指向性を有する6つのマイクロホン20a〜20fで構成される。マイクロホン20aと20b、マイクロホン20cと20d、マイクロホン20eと20fは、それぞれ最大感度方向が互いに逆方向を向くように、すなわち0度と180度を向くように配置される。それら3組のマイクロホン対は、各マイクロホン対を互いに直交し、一点(「原点」と呼ぶ)で交わる3つの軸線、すなわちx,y,z軸に沿って、かつ、原点を挟むようにそれぞれ配置される。マイクロホン20a〜20fは、それぞれ、カーディオイド指向特性を持つマイクロホンで構成することができる。無人機1は、音圧センサー20からの出力値によって、音圧の発生源としてのヘリコプター300の位置及び移動方向を算出するようになっている。ここで、ヘリコプター300の位置とは、無人機1に対する方角(角度)及び無人機1との距離である。移動方向とは、無人機1の進行方向に対するヘリコプター300の進行方向である。
各マイクロフォン20a等には、計測された音圧値を増幅するアンプと、それをデジタルデータに変換するA/Dコンバータが配置されている。
発生源が位置する角度は、指向性を有する2つのマイクロホンからなるマイクロホン対で計測された音圧の差分値を、記憶手段に予め格納された到来角度ごとのマイクロホン感度差に照合することで到来角度を推定したり(国際公開第2009−153999号パンフレット、国際公開第2006−054599号パンフレット参照)、マイクロホン対でそれぞれ計測された音圧の加算値及び差分値を乗じるか又は二乗音圧の差分値を計算し、次いで音響インピーダンスρc(ρ;空気密度、c;音速)で除することにより、各マイクロホン対の配置軸線に沿った音響インテンシティ成分を算出するとともに、別のマイクロホン対を用いて異なる軸線方向に沿った音響インテンシティ成分を同様に算出し、これら音響インテンシティのベクトル成分から到来角度を推定したりすることが可能である(国際公開第2009−153999号パンフレット、特開2008−249702号公報参照)。音響インテンシティとは、音圧及び粒子速度の積である。この積は、媒体中を伝播する音の伝播方向に沿って単位時間あたりに単位面積を流れるエネルギー、すなわち、音響エネルギーに相当する。
音圧の発生源(以下、「発生源」という。)が無人機1に接近しているのか否かは、マイクロフォン20a等が検出する音圧レベルが大きくなるか否か、あるいは、周波数によって判断する。
音圧レベルが大きくなる場合には、発生源が無人機1に近づいていると判断し、逆に、音圧レベルが小さくなる場合には、発生源が無人機1から遠ざかっていると判断する。
音圧の発生源が無人機1に接近しているのか否かを音圧の周波数によって判断する場合について、説明する。音圧の発生源の本来の周波を「周波数f0」とし、無人機1が移動中のヘリコプター300からの音圧の周波数を「周波数f1」とし、無人機1が空中停止中のヘリコプター300からの音圧の周波数を「周波数f2」とする。周波数f0が既知であれば、無人機1は、周波数f1が周波数f0よりも高いか否かを判断し、周波数f1が周波数f0よりも高い場合には、ヘリコプター300は無人機1に接近していると判断する。周波数f0が未知であれば、無人機1は、外部の音圧を検出した時点で空中停止して音圧を検出し、周波数f2が周波数f1よりも高いか否かを判断し、周波数f2が周波数f1よりも高い場合には、ヘリコプター300が無人機1に接近していると判断する。
発生源と無人機1との距離は、無人機1が、ヘリコプター300の音圧レベルと距離との関連データを保持しておき、実際に測定した音圧レベルと対比することで、算出することができる。距離の算出に際して、例えば、風向きや風速による補正を行ってもよい。なお、無人機1が、ヘリコプター300の音圧レベルと距離との関連データを保持していない場合には、距離を仮定して、計算に使用する。例えば、時刻tにおける距離を150メートル(m)と仮定し、時間Δtが経過した時刻t+Δtにおける距離を140メートル(m)と仮定する。Δtは、短い時間であり、例えば、0.1秒(s)である。
無人機1は、時刻tにおける音圧と、時刻tから時間Δtが経過した時刻t+Δtにおける音圧に基づいて、その音圧の発生源の無人機1に対する角度及び距離を算出し、その音圧の発生源の移動方向を算出する。
なお、音圧計測、角度算出、距離算出及び接近の判断に係る構成は、音圧値を計測可能でかつその音圧値を用いて発生音の到来角度、音圧レベル及び周波数を算出することができる限り、任意の構成とすることが可能である。
図3に示すように、無人機1が作業位置P1に向かって飛行経路R1に従って飛行中の場合、ヘリコプター300が移動方向B1で接近していると判断すると、飛行経路R1を回避経路R2に変更する。回避経路R2の初期段階は、移動方向B1と略直交する方向である。これにより、ヘリコプター300と所定範囲内に接近することを回避することができる。回避経路は複数あり得るが、無人機1は、所定の優先順位によって、回避経路を決定する。例えば、ヘリコプター300の下方に入る回避経路は採用しない。あるいは、回避を迅速に行うため、回避経路の初期段階において、風上から風下に向かう経路を優先する。風向きは、無人機1の自律飛行制御装置からの出力によって判断することができる。例えば、無人機1が南から北に向かって一直線に飛行している場合、無風状態の場合には、進行方向に対して左右のモーター6は、同じ回転数で回転している。これに対して、西から東へ向かう風向きの場合、無人機1は、一直線に飛行するために、左右のモーター6の回転数を変えて、南から北に向かう推力成分に加えて、東から西に向かう推力成分を発生させている。このため、各モーター6の回転数によって、風向きを判断することができる。
図4を使用して、ヘリコプター300が無人機1に接近している場合において、ヘリコプター300を回避する必要があるか否かを判断する例を説明する。
図4(a)に示すように、無人機1は、時刻tにおいて音圧を測定し、ヘリコプター300が位置する角度及び距離を算出する。そして、無人機1は、短い時間Δtが経過した時刻t+Δtにおいて、ヘリコプター300が位置する角度及び距離を算出する。Δtは、例えば、0.1秒(s)である。図4(a)に示すように、無人機1は、無人機1とヘリコプター300との距離が近づいており、時刻tにおける角度と時刻t+Δtにおける角度がともに角度A1で等しい場合には、移動方向B1を算出する。移動方向B1は、飛行経路R1における移動方向と等しく、いずれ、無人機1はヘリコプター300と所定範囲内に接近する。無人機1は、例えば、図3の回避経路R2を算出し、回避経路R2を経由して作業位置P1に向かう。
図4(b)に示すように、無人機1は、時刻tにおける角度が角度A1であり、時刻t+Δtにおける角度が角度A2である場合には、移動方向B2を算出する。現時点では、無人機1とヘリコプター300は近づいているが、移動方向B2は飛行経路R1の方向とほぼ直交するから、いずれ、遠ざかる。このため、無人機1は、飛行経路R1を維持する。
図4(c)に示す様に、無人機1は、時刻tにおける角度が角度A3であり、時刻t+Δtにおける角度が角度A4である場合には、移動方向B3を算出する。移動方向B3の延長線は、飛行経路R1の延長線と近接し、無人機1がヘリコプター300と所定距離内に近接する可能性があるから、無人機1は、移動方向B3と略直交する回避経路を算出する。
図5に示すように、無人機1は、回避経路R2の途中位置R2aにおいて、音圧センサー20で取得した音圧に基づいて、ヘリコプター300の移動方向を算出し、ヘリコプター300が無人機1から遠ざかっている場合には、当初の回避経路R2を経由して、作業位置P1へ向かう。
これに対して、図6に示すように、無人機1が、回避経路R2の途中位置R2aにおいて、音圧センサー20で取得した音圧に基づいて、ヘリコプター300が作業位置P1近傍に位置していると判断した場合には、回避経路R2を修正し、作業位置P1の代替位置としての変更作業位置P2(以下、「作業位置P2」という。)へ向かう。無人機1は、ヘリコプター300からの音圧から、ヘリコプター300が位置する角度を算出することによって、ヘリコプター300が作業位置P1の方向に位置するか否を判断することができる。また、無人機1は、その音圧レベルによって、ヘリコプター300が作業位置P1の近傍に位置するか否かを判断することができる。例えば、無人機1は、ヘリコプター300との距離と音圧レベルを関連付けたデータを参照して、音圧レベルによって、ヘリコプター300との距離を判断する。作業位置P2は変更作業位置の一例である。作業位置P2は、作業位置P1における作業と同質の作業を実施できる空中の位置である。作業位置P2は、ヘリコプター300から所定の距離だけ離れ、かつ、無人機1による撮影などの作業にヘリコプター300が障害にならない位置である。所定の距離は、例えば、100メートル(m)である。ヘリコプター300が所定の距離以内に位置するか否かは、音圧レベルで判断する。
図7に示すように、無人機1が、作業位置P1において作業を実施中に、ヘリコプター300が接近していると判断した場合には、回避経路R3によって、作業位置P2へ向かう。無人機1は、作業位置P1から作業位置P2へ向かう間も、作業を継続する。
図8に示すように、無人機1は、CPU(Central Processing Unit)50、記憶部52、無線通信部54、GPS(Global Positioning System)部56、慣性センサー部58、駆動制御部60、画像処理部62、音圧センサー部64、及び、電源部66を有する。
無線通信部54によって、無人機1は基地局100と通信可能になっている。基地局100は、無人機1の離陸及び着陸を監視及び管理する管理装置の一例であり、適宜、飛行に関する指示を与えるようになっている。
GPS部56と慣性センサー部58によって、無人機1は機体の位置を測定することができる。GPS部56は、基本的に、3つ以上のGPS衛星からの電波を受信して無人機1の位置を計測する。慣性センサー部58は、例えば、加速度センサー及びジャイロセンサーによって、出発点からの無人機1の移動を積算して、無人機1の位置を計測する。
駆動制御部60によって、無人機1は、各モーター6の回転を制御するようになっている。
画像処理部62によって、無人機1は、カメラ14を作動させて画像を取得することができる。
音圧センサー部64によって、無人機1は、音圧センサー20を作動させて、外部の音圧を測定するようになっている。
電源部66は、例えば、交換可能な可充電電池であり、無人機1の各部に電力を供給するようになっている。
記憶部52には、出発点から目的位置まで自律飛行するための飛行計画を示すデータ等の無人飛行に必要な各種データ及びプログラムや、以下の各プログラムが格納されている。
記憶部52には、音圧計測プログラム、移動方向算出プログラム、回避必要性判断プログラム、回避経路算出プログラム、変更作業位置算出プログラムが格納されている。
CPU50及び音圧計測プログラムは、外部の音圧を計測する音圧計測手段の一例である。無人機1は、音圧計測プログラムによって、音圧センサー20を作動し、外部の音圧を計測するようになっている。また、無人機1は、音圧計測プログラムによって、無人機1自体の周波数帯域をフィルタリング処理によって除外し、それ以外の周波数帯域の音圧値を取得するようになっている。
CPU50及び移動方向算出プログラムは、音圧の発生源の移動方向を算出する移動方向算出手段の一例である。無人機1は、取得した音圧値に基づいて、音圧の発生源が位置する角度、距離、及び、その発生源の進行方向を算出する。
CPU50及び回避必要性判断プログラムは、音圧の発生源から回避する必要があるか否かを判断する回避必要性判断手段の一例である。音圧の発生源に所定範囲内に近接する可能性がある場合に、回避する必要がある。無人機1は、音圧の発生源が無人機1から遠ざかっている場合には、回避する必要がないと判断する。音圧の発生源が無人機1の後方(進行方向と反対側)から近づいている場合であって、無人機1の進行方向と発生源の進行方向が略直交する場合には、回避する必要がないと判断する。音圧の発生源が無人機1に近づいている場合であって、発生源が無人機1の進行方向である場合には、回避する必要があると判断する。また、発生源が無人機1の後方であって、無人機1の進行方向と発生源の進行方向が略直交しない場合には、回避する必要があると判断する。
CPU50及び回避経路算出プログラムは、音圧の発生源から回避するための経路を算出する回避経路算出手段の一例である。無人機1は、音圧の発生源が無人機1に近づいている場合に、発生源と遠ざかる方向で、かつ、発生源が近づく方向と略直交する方向を変更経路とする。これにより、無人機1は、作業位置P1(図3参照)に向かっているときに、ヘリコプター300が接近してきた場合には、回避経路R2を経由して、作業位置P1に向かうことができる。
CPU50及び変更作業位置算出プログラムは、音圧の発生源から回避しつつ作業を実施するための変更作業位置を算出する変更作業位置算出手段の一例である。無人機1は、音圧の発生源からの所定の距離だけ離れ、かつ、音圧の発生源が撮影などの作業の障害にならない位置を作業位置P2(図6参照)として算出する。
以下、無人機1の動作を図9及び図10のフローチャートで説明する。無人機1は、発進すると(図9のステップST1)、ヘリコプター音を感知したか否かを判断し(ステップST2)、ヘリコプター音を感知した場合には、回避が必要か否かを判断する(ステップST3)。無人機1は、回避が必要であると判断すると、回避経路R2を算出し(ステップST4)、回避経路R2を経由して作業位置P1に接近する(ステップST5)。無人機1は、作業位置P1に到着すると(ステップST6)、作業を開始する(ステップST7)。
無人機1は、作業を実施しつつ、ヘリコプター音を感知したか否かを判断し(図10のステップST8)、ヘリコプター音を感知した場合には、回避が必要か否かを判断する(ステップST9)。無人機1は、回避が必要であると判断すると、回避経路R3及び作業位置P2を算出し(ステップST10)、回避しつつ、作業を継続する(ステップST11)。無人機1は、回避経路R3を経て、作業位置P2に到着すると、作業位置P2で作業を継続し(ステップST12)、作業が完了したと判断すると(ステップST13)、基地局100に帰還する。
音圧計測プログラム、移動方向算出プログラム、回避必要性判断プログラム、回避経路算出プログラム、変更作業位置算出プログラムが格納されているものとして説明したが、これらのプログラムの全部または一部を基地局100のサーバ内の記憶部に格納し、基地局100で処理した結果を無人機1に送信することによって、無人機1を制御するように構成してもよい。この場合、無人機1の記憶部52は、基地局100からの指示を処理する処理プログラムを格納すれば足りる。
なお、本発明は、上記実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えることができる。
1 無人飛行体(無人機)
50 CPU
52 記憶部
54 無線通信部
56 GPS部
58 慣性センサー部
60 駆動制御部
62 画像処理部
64 音圧センサー部
66 電源部

Claims (6)

  1. 自律飛行するための自律飛行手段を有する無人飛行装置であって、
    外部の音圧を計測する音圧計測手段と、
    前記音圧の発生源の移動方向を算出する移動方向算出手段と、
    前記移動方向に基づいて、前記発生源と所定範囲内に近接することを回避するための回避経路を算出する回避経路算出手段と、
    を有する無人飛行装置。
  2. 前記発生源が、前記無人飛行装置が作業を実施する作業位置から所定範囲内に位置する場合には、前記発生源との接触を回避しつつ作業を実施するための変更作業位置を算出する変更作業位置算出手段を有する、
    請求項1に記載の無人飛行装置。
  3. 前記無人飛行装置は、前記作業位置において前記作業を実施しているときに、前記発生源との接触を回避する場合には、前記変更作業位置に向かっている間においても作業を継続する、
    請求項2に記載の無人飛行装置。
  4. 前記回避経路は、前記発生源と遠ざかる方向で、かつ、前記発生源の進行方向と略直交する経路である、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の無人飛行装置。
  5. 自律飛行するための自律飛行手段を有する無人飛行装置が実施する無人飛行方法であって、
    外部の音圧を計測する音圧計測ステップと、
    前記音圧の発生源の移動方向を算出する移動方向算出ステップと、
    前記移動方向に基づいて、前記発生源と所定範囲内に近接することを回避するための回避経路を算出する回避経路算出ステップと、
    を含む無人飛行方法。
  6. 自律飛行するための自律飛行手段を有する無人飛行装置を制御するコンピュータを、
    外部の音圧を計測する音圧計測手段、
    前記音圧の発生源の移動方向を算出する移動方向算出手段、
    前記移動方向に基づいて、前記発生源と所定範囲内に近接することを回避するための変更経路を算出する変更経路算出手段、
    として機能させるためのプログラム。


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