JP2019125650A - 積鉄心および電気機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 三相交流電力が印加される電気機器に用いられる積鉄心の損失および騒音を低減する。【解決手段】 積鉄心200は、積鉄心200の軸200aに沿って積鉄心200を見た場合に、略Y字の形状を有する継鉄部221、222であって、当該Y字の端部の位置が、積鉄心200の高さ方向(Z軸方向)において相互に対向するように配置された継鉄部221、222と、積鉄心200の高さ方向(Z軸方向)に延設される脚部211、212、213であって、継鉄部221、222の当該Y字の端部の位置において、継鉄部221、222と磁気的に結合される脚部211、212、213とを有する。【選択図】 図2

Description

本発明は、積鉄心および電気機器に関し、特に、三相交流電力が印加される電気機器に用いて好適なものである。
三相交流電力が印加される電気機器の一例として三相変圧器がある。三相変圧器には鉄心が用いられる。三相変圧器の鉄心には大きく分けて積鉄心と巻鉄心がある。何れの鉄心も、例えば、複数の脚部と、当該脚部を磁気的に結合され、当該脚部と共に閉磁路を構成する複数の継鉄部とを有する。特許文献1には、三相変圧器用の積鉄心が開示されており、特許文献2には、三相変圧器用の巻鉄心が開示されている。何れの鉄心も、一方向(直線上)に間隔を有して配置される3つの脚部と、当該脚部の上端部・下端部の領域において当該脚部と接合される2つの継鉄部と、を有する。
特開2000−200722号公報 特開2009−252795号公報
しかしながら、特許文献1に記載の積鉄心を三相変圧器に用いると、継鉄部と中央の脚部との境界の領域付近等で回転磁界が発生しやすい。回転磁界とは、磁界の向きが一定の周期で楕円状または円状に変化する磁界をいう。特許文献1に記載のような積鉄心では、このような回転磁界が発生し易いこと等の理由で、ビルディングファクタ(電気機器の鉄損÷鉄心を構成する材料の鉄損)が大きくなる虞がある。
一方、特許文献2に記載のような巻鉄心を三相変圧器に用いると、磁束は圧延方向に沿うため、回転磁界は発生しづらい。しかしながら、巻鉄心を製造する場合には、鉄心としての形状とした後に、歪取り焼鈍が行われる。軟磁性体板を巻き回して鉄心の形状とする際に軟磁性体板に歪みが導入されるからである。歪取り焼鈍が行われると、磁区細分化により軟磁性体板により導入された歪が低減・消失する虞がある。磁区細分化とは、軟磁性体板の表面に局部的な歪を導入し、磁区を細分化する手法である。例えば、軟磁性体板に対するレーザービームの照射を行うことにより、磁区細分化を実現することができる。磁区細分化は、軟磁性体板の鉄損の低減に大きく寄与するが、以上のように巻鉄心に対して磁区細分化の技術を適用することが容易ではない。
更に、特許文献1、2に記載の技術のように、脚部が一方向に並ぶ構成とすると、中央の脚部に対して巻き回されたコイルに励磁電流を流すことにより発生する磁路と、当該中央の脚部の隣にある脚部に対して巻き回されたコイルに励磁電流を流すことにより発生する磁路とが異なる。このため、三相の磁気回路が均等にならない。従って、鉄損を増加や、鉄心の振動による騒音をさせる要因となる高調波の磁束が鉄心内に発生する虞がある。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、三相交流電力が印加される電気機器に用いられる積鉄心の損失および騒音を低減することを目的とする。
本発明の積鉄心は、積層された複数の軟磁性体板を有し、略同じ構成を有する3つの脚部と、積層された複数の軟磁性体板を有し、略同じ構成を有する2つの継鉄部とを有し、当該3つの脚部と当該2つの継鉄部とが磁気的に結合された状態の積鉄心であって、前記3つの脚部は、それぞれ、前記積鉄心の高さ方向に延設され、前記3つの脚部の横断面において、当該3つの脚部の軸の位置は、前記積鉄心の軸の位置を重心の位置とする三角形の頂点の位置と略同じ位置にあり、前記脚部を構成する前記軟磁性体板の板面が、前記三角形の重心と、当該脚部が位置する前記三角形の頂点とを相互に結ぶ仮想線が延びる方向に略平行な方向を向くように、当該脚部を構成する前記軟磁性体板は積層された状態であり、前記継鉄部を構成する軟磁性体板は、少なくとも1箇所において折り曲げられた状態であり、前記2つの継鉄部のうち、一方の前記継鉄部は、前記3つの脚部の長手方向の一方の端部の領域と接合された状態であり、他方の前記継鉄部は、前記3つの脚部の長手方向の他方の端部の領域と接合された状態であり、前記継鉄部および前記脚部の接合される領域において、前記継鉄部および前記脚部を構成する軟磁性体板の積層方向は、略同じ方向であることを特徴とする。
本発明の電気機器は、三相交流電力が印加される電気機器であって、請求項1〜13の何れか1項に記載の積鉄心と、前記脚部に巻き回されたコイルと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、三相交流電力が印加される電気機器に用いられる積鉄心の損失および騒音を低減することができる。
三相変圧器の構成の第1の例を示す正面図である。 三相変圧器の構成の第1の例を示す上面図、横断面図、および底面図である。 鉄心部分の構成の第1の例を示す俯瞰図である。 ステップラップ接合により接合された鉄心部分の構成の一例を示す図である。 交互ラップ接合により接合された鉄心部分の構成の一例を示す図である。 三相変圧器の第1の例の変形例の構成を示す上面図、横断面図、および底面図である。 三相変圧器の構成の第2の例を示す上面図および底面図である。 鉄心部分の構成の第2の例を示す俯瞰図である。 三相変圧器の第2の例の変形例の構成を示す上面図および底面図である。
単相の交流電力が印加される電気機器で用いられる積鉄心として、一方向(直線上)に間隔を有して配置される2つの脚部と、当該2つの脚部の上端部の領域・下端部の領域にそれぞれ接合される2つの継鉄部とを有する積鉄心(正面から見た形状が略口の字状の積鉄心)がある。本発明者らは、このような積鉄心では、ビルディングファクタが1に近いことに着目した。以下の説明では、このような積鉄心を必要に応じて2脚鉄心と称する。
2脚鉄心において、継鉄部を曲げた状態にしても磁路が大きく変わるわけではないので、鉄損が多少劣化する継鉄部の曲げ部分の体積が継鉄部全体の体積に比べ十分小さくすれば、ビルディングファクタは、継鉄部を曲げない場合と大きく変わることはない。そこで、本発明者らは、継鉄部を曲げた2脚鉄心を3つ用いて、鉄心の軸を回転軸として略3回対称となる位置に脚部が配置されるようにして鉄心を構成すれば、ビルディングファクタを低減することなく、三相の磁気回路を均等に近づけて高調波の磁束の発生を抑制できることを着想した。以下に説明する各実施形態は、このような着想に基づいてなされたものである。
また、本発明者らは、B8(800A/mの磁界強度における磁束密度)が大きい方向性電磁鋼板は方位集積度も大きいのにも関わらず、B8が大きい方向性電磁鋼板を三相変圧器の鉄心として用いると、鉄心の鉄損の改善率が、方向性電磁鋼板自体の鉄損の改善率に基づく期待値よりも小さくなるという知見を得た。これは、方向性電磁鋼板のB8を大きくすると、方向性電磁鋼板における磁気異方性が向上するため、方向性電磁鋼板の圧延方向への磁束の直進性が増すためであると考えられる。尚、B8は、方向性電磁鋼板の方位集積度を反映し、B8が大きいほど、方向性電磁鋼板の方位集積度は大きくなる。方位集積度とは、ミラー指数のゴス方位への配向の度合いを示すものであり、方位集積度が大きいほど、ミラー指数がゴス方位に配向している結晶粒が多いことを示す。
以下の各実施形態で説明する積鉄心を構成する軟磁性体板は、方向性電磁鋼板に限らず、例えば、無方向性電磁鋼板や電磁鋼板以外の軟磁性体板であってもよいが、以上の知見から、以下の各実施形態では、積鉄心を構成する軟磁性体板が方向性電磁鋼板である場合を例に挙げて説明する。
また、以下の各実施形態では、三相交流電力が印加される電気機器として三相変圧器を例に挙げて説明する。ただし、三相交流電力が印加される電気機器は、三相変圧器に限定されず、例えば、三相リアクトルであってもよい。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。各図において、X、Y、Z座標は、各図における向きの関係を示し、○の中に×を付しているものは、紙面の手前側から奥側に向かう方向を示し、○の中に●を付しているものは、紙面の奥側から手前側に向かう方向を示す。また、以下の各図では、表記および説明の都合上、説明に必要なもののみを必要に応じて簡略化して示す。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態を説明する。
図1は、三相変圧器の構成の一例を示す図であり、三相変圧器をその正面から見た図である。図2は、三相変圧器の構成の一例を示す図であり、三相変圧器をその上方(Z軸方向)から見た図(図2(a))と、三相変圧器のZ軸方向の中央における横断面を示す図(図1のI−I断面図、図2(b))と、三相変圧器をその下方(Z軸方向)から見た図(図2(c))である。
三相変圧器は、積鉄心200と、3つのコイル群310、320、330とを有する。
積鉄心200は、3つの脚部211、212、213と、2つの継鉄部221、222とを有する。
3つの脚部211、212、213は、略同じもの(形状および大きさが略同じ)である。3つの脚部211、212、213は、積層された(積み重ねられた)複数の方向性電磁鋼板を有する。脚部211、212、213を構成する複数の方向性電磁鋼板は、略同じもの(形状および大きさが略同じ)である。3つの脚部211、212、213は、その長手方向が、積鉄心200の高さ方向(Z軸方向)に沿うように配置される。図2(b)に示すように、脚部211、212、213の横断面(積鉄心200の高さ方向(Z軸方向)に垂直な方向に切った断面)の形状は四角形である。脚部211、212、213の横断面において、3つの脚部211、212、213を構成する方向性電磁鋼板の板面方向の長さ(幅)は、略同じである。
また、3つの脚部211、212、213の横断面において、3つの脚部211、212、213の重心(軸)211a、212a、213aは、積鉄心200の軸200a(積鉄心200の重心の位置を通り高さ方向(Z軸方向)に延びる軸)を重心の位置とする略正三角形の頂点と略同じ位置に位置する。3つの脚部211、212、213は、積鉄心200の軸200aを軸として略3回対称となるように配置される。
また、3つの脚部211、212、213の横断面において、3つの脚部211、212、213を構成する方向性電磁鋼板の板面が、それぞれ、積鉄心200の軸200aと、当該脚部211、212、213の重心(軸)211a、212a、213aとを相互に結ぶ仮想線が延びる方向に略平行な方向を向くように、3つの脚部211、212、213を構成する方向性電磁鋼板は積層される。
2つの継鉄部221、222は、略同じもの(形状および大きさが略同じ)である。2つの継鉄部221、222の長手方向の端部の領域(積鉄心200の軸200aと、脚部211、212、213の重心(軸)211a、212a、213aとを相互に結ぶ仮想線が延びる方向の端部の領域)は、それぞれ、脚部211、212、213の上端部の領域、下端部の領域と接合された状態で配置される。これにより、継鉄部221、222および脚部211、212、213は磁気的に結合される。この際、継鉄部221、222と脚部211、212、213とは、それらを構成する方向性電磁鋼板の板面の一部の領域が相互に重なるようにするのが好ましい。尚、接合とは、板厚部分同士を突き合わせることをいい、物理的に取り外し不能にされることを意味するものではない(このことは、以降の記載でも同じである)。図2(a)に示すように、継鉄部221は、積鉄心200をその上方から見た場合に、略Y字の形状を有する。この略Y字の3つの端部の領域が、3つの脚部211、212、213の長手方向の端部の領域の1つとそれぞれ接合される。継鉄部221、222における折り曲げの箇所はそれぞれ3箇所であり、当該折り曲げ角度は、略60°であり、当該折り曲げ角度の合計は180°である。ここで、折り曲げ角度とは、継鉄部221、222を構成する方向性電磁鋼板の、平面の状態からの折り曲げ角度である。従って、継鉄部221、222の3つの角部の角度(のうち小さい方の角度)は、それぞれ略120°である。
継鉄部221は、積層された(積み重ねられた)複数の方向性電磁鋼板を有する。複数の方向性電磁鋼板は、長手方向の長さおよび折り曲げ位置が異なる。継鉄部221を構成する複数の方向性電磁鋼板は、その長手方向の略中央の1箇所の位置で、略同じ折り曲げ角度で折り曲げられた形状(折り曲げ部)を有する。当該折り曲げ角度は、略60°である。図2(a)に示すように、このように折り曲げられた複数の方向性電磁鋼板は、折り曲げ部の凹面が積鉄心200の外側を向くように積層される。このようにして積層された複数の方向性電磁鋼板の組として同じ構成の組が3つある。当該3つの組は、当該3つの組の前述した折り曲げ位置であって、前述した折り曲げ部の凸面側の折り曲げ位置が相互に合わさるように組み合わされる。
図2(a)〜図2(c)に示すように、継鉄部221を構成する複数の方向性電磁鋼板のうち、脚部211、212、213と接合される領域に配置される複数の方向性電磁鋼板の積層方向は、当該脚部211、212、213を構成する複数の方向性電磁鋼板の積層方向と略同じになる。継鉄部221を構成する複数の方向性電磁鋼板の積層方向は、前述した折り曲げ位置において異なる方向に変更される。継鉄部221を構成する複数の方向性電磁鋼板の積層方向であって、相互に異なる積層方向のなす角度のうち小さい方の角度は略120°である。
ここで、方向性電磁鋼板の折り曲げは、例えば、ユニコア加工機等、公知の技術を用いて行うことができる。
また、少なくとも方向性電磁鋼板の折り曲げ部に熱処理を施すことにより折り曲げ加工により導入された塑性歪を軽減し、その結果、方向性電磁鋼板の折り曲げ部における鉄損値(塑性歪に伴い増加する)の、方向性電磁鋼板のその他の領域における鉄損値に対する比が、1.5以下となっていることが好ましい。折り曲げ加工によるビルディングファクタの劣化を抑制することができるからである。
前述したように継鉄部222は、継鉄部221と略同じものであり、継鉄部222の説明は、以上の継鉄部221の説明において、符号221を222に、上方を下方に置き換えたものになる。従って、継鉄部222の詳細な説明を省略する。
また、脚部211、212、213および継鉄部221、222を構成する方向性電磁鋼板に対して磁区細分化を行うのが好ましい。例えば、方向性電磁鋼板の表面に対して、ボールペンによる罫書き、レーザービームの照射、電子ビームの照射、またはプラズマの照射を行うことにより、磁区細分化を実現することができる。これらの手法により、例えば、方向性電磁鋼板の圧延方向に対して略直交するように線状に歪を導入することができる。折り曲げ部に前述した熱処理を行う場合には、方向性電磁鋼板のその他の領域に熱処理の影響を及ぼさないことが好ましい。
コイル群310、320、330は、それぞれ、積鉄心200の脚部211、212、213に対して巻き回されるコイルを有する。本実施形態では、三相変圧器を例に挙げて説明するので、コイル群310、320、330は、例えば、それぞれ、U相、V相、W相に対応し、それぞれが、一次コイル(励磁コイル)と二次コイル(二次電圧を出力するコイル)とを有する。コイル群310、320、330は、三相変圧器に適用される公知のコイルにより実現することができる。従って、コイル群310、320、330の詳細な説明を省略する。
前述したように、(1つの)継鉄部221、222を構成する複数の方向性電磁鋼板の組として略同じ構成の組が3組あり、これら3組を組み合わせることにより(1つの)継鉄部221、222が構成される。このような継鉄部221、222を構成する組のうち、積鉄心200の高さ方向(Z軸方向)において相互に対向する位置にある2つの組と、脚部211、212、213を構成する複数の方向性電磁鋼板のうち、当該2つの組の間の領域に配置される複数の方向性電磁鋼板とを一組として同じ構成の組を3つ用意し、当該3つの組を組み合わせることにより積鉄心200が構成される。以下の説明では、積鉄心200を構成する3つの組の各組を、必要に応じて鉄心部分と称する。以下に、鉄心部分の一例について詳細に説明する。
図3は、鉄心部分300の構成の一例を示す俯瞰図である。図3では、3組の鉄心部分のうち、脚部211、212を構成する鉄心部分300を示す。また、図3では、鉄心部分300に巻き回されるコイル群310、320の一部を破線で示す。
図3において、鉄心部分300は、継鉄部221(の半分)を構成する第1の部分301と、継鉄部222(の半分)を構成する第2の部分302と、脚部211(の半分)を構成する第3の部分303と、脚部212(の半分)を構成する第4の部分304とを有する。
図3において、第1の部分301と第2の部分302は、略同じもの(形状および大きさが略同じ)である。
第1の部分301および第2の部分302は、積層された複数の方向性電磁鋼板を有する。これら複数の方向性電磁鋼板は、その平面形状が等脚台形であり、当該等脚台形の上底および下底の中心において、略同じ折り曲げ角度で折り曲げられた形状を有する。当該折り曲げ角度は、略60°である。前述したように、折り曲げ角度とは、第1の部分301および第2の部分302を構成する方向性電磁鋼板の、平面の状態からの折り曲げ角度である。従って、第1の部分301および第2の部分302の角部の角度(のうち小さい方の角度)は、それぞれ略120°である。また、当該方向性電磁鋼板の圧延方向は、当該等脚台形の上底および下底に沿う方向(継鉄部221、222の長手方向)と略平行である(図3の第1の部分301および第2の部分302の中に示す両矢印線を参照)。
また、図3において、第3の部分303と第4の部分304は、略同じもの(形状および大きさが略同じ)である。
第3の部分303および第4の部分304は、積層された複数の方向性電磁鋼板を有する。これら複数の方向性電磁鋼板は、その平面形状が等脚台形である。当該方向性電磁鋼板は、折り曲げられない。また、当該方向性電磁鋼板の圧延方向は、当該等脚台形の上底および下底に沿う方向(脚部211、212の長手方向)と略平行である(図3の第3の部分303および第4の部分304の中に示す両矢印線を参照)。
また、図3において、第1の部分301、第2の部分302、第3の部分303、および第4の部分304を構成する方向性電磁鋼板の積層枚数は同じである。
また、図3において、第1の部分301を構成する方向性電磁鋼板の長手方向の第1の端(等脚台形の斜辺に対応する領域)の板厚部分と、第3の部分303を構成する方向性電磁鋼板の長手方向の第1の端(等脚台形の斜辺に対応する領域)の板厚部分とが当接するようにする。また、第1の部分301を構成する方向性電磁鋼板の長手方向の第2の端(等脚台形の斜辺に対応する領域)の板厚部分と、第4の部分304を構成する方向性電磁鋼板の長手方向の第1の端(等脚台形の斜辺に対応する領域)の板厚部分とが当接するようにする。
同様に、第2の部分302を構成する方向性電磁鋼板の長手方向の第1の端(等脚台形の斜辺に対応する領域)の板厚部分と、第3の部分303を構成する方向性電磁鋼板の長手方向の第2の端(等脚台形の斜辺に対応する領域)の板厚部分とが当接するようにする。また、第2の部分302を構成する方向性電磁鋼板の長手方向の第2の端(等脚台形の斜辺に対応する領域)の板厚部分と、第4の部分304を構成する方向性電磁鋼板の長手方向の第2の端(等脚台形の斜辺に対応する領域)の板厚部分とが当接するようにする。
このようにして、継鉄部221、222(第1の部分301および第2の部分302)を構成する方向性電磁鋼板の長手方向の端部の領域は、積鉄心200の周方向(積鉄心200の軸200a回りの方向)において相互に隣り合う2つの脚部211、212(第3の部分303および第4の部分304)を構成する方向性電磁鋼板の長手方向の端部の領域と接合された状態になる。本実施形態では、継鉄部221、222と脚部211、212とは額縁接合される。額縁接合とは、板面に対して垂直に見た場合に、継鉄部を構成する軟磁性体板と脚部を構成する軟磁性体板との境目を示す直線と、脚部の長手方向とのなす鋭角が略45°となるように、脚部と継鉄部とを接合することをいう。
このとき、継鉄部221、222(第1の部分301、第2の部分302)を構成する方向性電磁鋼板の板面の一部の領域と、脚部211、212(第3の部分303、第4の部分304)を構成する方向性電磁鋼板の板面の一部の領域とが相互に重なるようにするのが好ましい。例えば、方向性電磁鋼板の接合(突き合わせ)の方式をステップラップ接合または交互ラップ接合とすることができる。
図4は、ステップラップ接合により接合された鉄心部分300の構成の一例を示す図である。図4(a)は、鉄心部分300の正面図であり、図4(b)は、鉄心部分300の底面図(図4(a)のA方向から見た図)であり、図4(c)は、鉄心部分300の側面図(図4(a)のB方向から見た図)である。尚、図4(a)において、破線は、最表面の方向性電磁鋼板の裏側(Y軸の負の方向側)にある方向性電磁鋼板の輪郭を示す。
ステップラップ接合は、板の長手方向における板厚部分を見た場合に、板の長手方向の端部の位置が、周期的に階段状にずれるように板を積層することにより実現される。
図4に示す例では、方向性電磁鋼板の長手方向(図4(b)ではX軸方向、図4(c)ではZ軸方向)における方向性電磁鋼板(図4(b)では、方向性電磁鋼板402、図4(c)では方向性電磁鋼板403)の板厚部分を見た場合に、方向性電磁鋼板の板厚方向で隣接する6つの方向性電磁鋼板毎に、方向性電磁鋼板(図4(b)では、方向性電磁鋼板402、図4(c)では方向性電磁鋼板403)の長手方向の端部のそれぞれの位置が、周期的に階段状にずれるようにする場合を示す。
尚、鉄心部分300の上面図(図4(a)のC方向から見た図)は、図4(b)において、符号402、403、404を、それぞれ、符号401、404、403としたものとなる。また、鉄心部分300の他の側面図(図4(a)のD方向から見た図)は、図4(c)において、符号、403、401、402を、それぞれ、404、402、401としたものとなる。従って、ここでは、方向性電磁鋼板401、404についての図示を省略するが、方向性電磁鋼板401、404についても、その長手方向の端部のそれぞれの位置が、周期的に階段状にずれる。また、図4に示す例では、方向性電磁鋼板の長手方向の端部の位置を、1つの方向性電磁鋼板毎にずらす場合を示すが、方向性電磁鋼板の長手方向の端部の位置を、複数の方向性電磁鋼板毎にずらすようにしてもよい。
以上のようなステップラップ接合を採用することによって、方向性電磁鋼板の長手方向における板厚部分を見た場合に、当該方向性電磁鋼板の長手方向の端部の位置が、徐々に変化するため、当該方向性電磁鋼板の長手方向の端部の板厚方向の各位置における磁束の集中(即ち、当該方向性電磁鋼板の長手方向の端部の板厚方向において磁束が不均一になること)を抑制することができる。
図5は、交互ラップ接合により接合された鉄心部分300の構成の一例を示す図である。図5(a)は、鉄心部分300の正面図であり、図5(b)は、鉄心部分300の底面図(図5(a)のA方向から見た図)であり、図5(c)は、鉄心部分300の側面図(図5(a)のB方向から見た図)である。尚、図5(a)において、破線は、最表面の方向性電磁鋼板の裏側(Y軸の負の方向側)にある方向性電磁鋼板の輪郭を示す。
交互ラップ接合は、板の長手方向における板厚部分を見た場合に、板の長手方向の端部の位置が、第1の位置および第2の位置の2つの位置に交互に配置されるように板を積層することにより実現される。
図5に示す例では、方向性電磁鋼板の長手方向(図5(b)ではX軸方向、図5(c)ではZ軸方向)に沿って方向性電磁鋼板(図5(b)では、方向性電磁鋼板502、図5(c)では方向性電磁鋼板503)の板厚部分を見た場合に、方向性電磁鋼板(図5(b)では、方向性電磁鋼板502、図5(c)では方向性電磁鋼板503)の長手方向の端部のそれぞれの位置が、第1の位置および第2の位置の2つの位置(図5(b)では、X軸方向の相対的に正の方向側および負の方向側の2つの位置、図5(c)では、Z軸方向の相対的に正の方向側および負の方向側の2つの位置)に交互に配置されるようにする場合を示す。
尚、鉄心部分300の上面図(図5(a)のC方向から見た図)は、図5(b)において、符号502、503、504を、それぞれ、符号501、504、503としたものとなる。また、鉄心部分300の他の側面図(図5(a)のD方向から見た図)は、図5(c)において、符号、503、501、502を、それぞれ、504、502、501としたものとなる。従って、ここでは、方向性電磁鋼板501、504についての図示を省略するが、方向性電磁鋼板501、504についても、その長手方向の端部のそれぞれの位置が、第1の位置および第2の位置の2つの位置に交互に配置される。
交互ラップ接合としても、ステップラップ接合と同様に、方向性電磁鋼板の長手方向の端部の板厚方向の各位置における磁束の集中(即ち、当該方向性電磁鋼板の長手方向の端部の板厚方向において磁束が不均一になること)を抑制することができる。交互ラップ接合よりもステップラップ接合の方が、当該磁束の集中を抑制する効果は大きいが、交互ラップ接合の方がステップラップ接合よりも積層が容易になる。
尚、ステップラップ接合および交互ラップ接合自体は、公知の技術で実現することができ、ステップラップ接合および交互ラップ接合の方法として、図4および図5に示す以外にも種々の方法を採用することができる。
図2(a)および図3に示すように、(1つの)鉄心部分300は、積鉄心200をその上方から見た場合に、略V字の形状を有する。3つの鉄心部分300は、鉄心部分300の表面のうち、略V字の形状の外側の表面の領域(略V字の頂点の角度が大きい側の表面の領域)同士が相互に合わさるように配置される。
以上の構成の鉄心部分300を3組用意して組み合わせる。
より具体的に説明すると、鉄心部分300の表面のうち、折り曲げ部の凹面が、積鉄心200の外側を向き、且つ、3つの鉄心部分300の当該折り曲げられている位置が合い、且つ、2つの鉄心部分300において、当該鉄心部分300の表面のうち、折り曲げ部の凸面が相互に合わさるように、3つの鉄心部分300を組み合わせて固定する。3つの鉄心部分300の固定は、例えば、方向性電磁鋼板に穴をあけて、当該穴に、当該方向性電磁鋼板と電気的に絶縁された状態でボルトを通し、当該ボルトを、当該方向性電磁鋼板と電気的に絶縁された状態でナットを用いて締めたり、ケースを用いて3つの鉄心部分300を固定したり、複数の方向性電磁鋼板を溶接したりすることにより実現することができる。
以上のようにして積鉄心200が構成される。
以上のように本実施形態では、積鉄心200は、積鉄心200の高さ方向から積鉄心200を見た場合に、略Y字の形状を有する継鉄部221、222であって、当該Y字の端部の領域の位置が、積鉄心200の高さ方向において相互に対向するように配置された継鉄部221、222と、積鉄心200の高さ方向に延設される脚部211、212、213であって、継鉄部221、222の当該Y字の端部の領域の位置において、継鉄部221、222と接合される脚部211、212、213とを有する。従って、積鉄心200を構成する方向性電磁鋼板の板面の方向に沿って流れる磁束が、特許文献1、2に記載の技術よりも、三相交流の各相において均等に近づき、各相の磁気回路を均等に近づけることができるため、回転磁界の発生を抑制することができる。よって、例えば、B8が大きい方向性電磁鋼板を用いても、ビルディングファクタが低下することを抑制することができると共に、高調波の磁束が積鉄心200内に発生することを抑制することができる。よって、積鉄心200の損失および騒音を低減することができる。
本実施形態では、脚部211、212、213の横断面が四角形である場合を例に挙げて説明した。しかしながら、脚部211、212、213の横断面の形状は四角形に限定されない。図6は、三相変圧器の変形例の構成を示す図であり、三相変圧器をその上方から見た上面図(図6(a))と、三相変圧器の高さ方向の中央における横断面を示す横断面図(図6(b))と、三相変圧器をその下方から見た底面図(図6(c))である。
図6において、三相変圧器は、積鉄心600と、3つのコイル群610、620、630とを有する。
積鉄心600は、3つの脚部611、612、613と、2つの継鉄部621、622とを有する。
図2(b)に示す例では、脚部211、212、213の横断面は、四角形である。これに対し、図6(b)に示す例では、脚部611、612、613の横断面において、方向性電磁鋼板の板面方向の長さ(幅)が、方向性電磁鋼板の積層方向の中央から端に向けて段階的に小さくなるようにする。具体的に図6(b)に示す例では、脚部611、612、613の横断面において、方向性電磁鋼板の積層方向の中央に位置する方向性電磁鋼板の板面方向の長さが最も長く、方向性電磁鋼板の積層方向の端に位置する方向性電磁鋼板の板面方向の長さが最も短くなるように、方向性電磁鋼板の積層方向の中央から端に向けて複数枚の方向性電磁鋼板毎に多段階で、方向性電磁鋼板の板面方向の長さが短くなるようにする。
このような脚部611、612、613の形状に合わせて、継鉄部621、622を構成する方向性電磁鋼板の長手方向の端の位置が、方向性電磁鋼板の積層方向の端から中央に向けて多段階で相対的に積鉄心600の外側(例えば、脚部611と接合する領域では、Y軸の正の方向側)に突出した位置になるようにする。
尚、図6のように積鉄心600を構成する場合も、図2に示す積鉄心200と同様に、3つの脚部611、612、613の横断面において、3つの脚部611、612、613を構成する方向性電磁鋼板の板面は、それぞれ、積鉄心600の軸600aと、当該脚部611、612、613の重心(軸)611a、612a、613aとを相互に結ぶ仮想線が延びる方向に略平行な方向を向くように、3つの脚部611、612、613を構成する方向性電磁鋼板は積層される。また、継鉄部621、622を構成する複数の方向性電磁鋼板のうち、脚部611、612、613と接合される領域に配置される複数の方向性電磁鋼板の積層方向は、当該脚部611、612、613を構成する複数の方向性電磁鋼板の積層方向と略同じになる。
以上のようにすることにより、脚部611、612、613の横断面の形状を円に近づけることができ、コイル群610、620、630を構成するコイルを円状に近い形状で巻き回すことができる。
また、本実施形態のように、3つの脚部211、212、213の横断面において、3つの脚部211、212、213の重心(軸)211a、212a、213aが、積鉄心200の軸200aを重心の位置とする略正三角形の頂点と略同じ位置に位置するようにすれば、3相の磁気回路をより均等に近づけることができるので好ましいが、3つの脚部の横断面において、3つの脚部の重心が、積鉄心の軸を重心の位置とする三角形の頂点と略同じ位置に位置するようにしていれば、当該三角形は必ずしも略正三角形でなくてもよい。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態を説明する。第1の実施形態では、継鉄部221、222の長手方向における折り曲げ位置がそれぞれ1箇所である場合を例に挙げて説明した。これに対し、本実施形態では、継鉄部の長手方向における折り曲げ位置がそれぞれ複数箇所である場合を例に挙げて説明した。このように本実施形態と第1の実施形態とは、継鉄部の構成の一部が主として異なる。従って、本実施形態の説明において、第1の実施形態と同一の部分については、図1〜図6に付した符号と同一の符号を付す等して詳細な説明を省略する。
図7は、三相変圧器の構成の一例を示す図であり、三相変圧器をその上方から見た図(図7(a))と、三相変圧器をその下方から見た図(図7(c))である。尚、三相変圧器の高さ方向の中央における横断面を示す図は、図2(b)と同じである(ただし、符号200aは符号700aに置き換えられる)。
三相変圧器は、積鉄心700と、3つのコイル群310、320、330とを有する。
積鉄心700は、3つの脚部211、212、213と、2つの継鉄部721、722とを有する。
3つのコイル群310、320、330および3つの脚部211、212、213は、第1の実施形態で説明したものと同じもので実現することができる。
2つの継鉄部721、722は、略同じもの(形状および大きさが略同じ)である。2つの継鉄部721、722の長手方向の端部の領域(積鉄心700の軸700aと、脚部211、212、213の重心(軸)211a、212a、213aとを相互に結ぶ仮想線が延びる方向の端部の領域)は、それぞれ、3つの脚部211、212、213の上端部の領域、下端部の領域と接合された状態で配置される。これにより、継鉄部721、722および脚部211、212、213は磁気的に結合される。図7(a)に示すように、積鉄心700をその上方から見た場合に、継鉄部721は、略正三角形の形状に対し、当該正三角形の各頂点から、当該正三角形の重心と当該頂点とを結ぶ方向に沿って当該正三角形の外側に延びる直線部分を加えた形状を有する。この形状の3つの直線部分の先端部の領域の1つが、3つの脚部211、212、213の長手方向の端部の領域の1つと接合される。また、継鉄部721を構成する略三角形の領域は、中空となっており、当該中空の領域の形状は、積鉄心700の軸700aの位置を重心の位置とする略正三角形の形状である(即ち、継鉄部721を構成する略三角形の領域の形状は、中空の略正三角柱である)。継鉄部721、722における折り曲げの箇所はそれぞれ6箇所であり、当該折り曲げ角度は、略30°である。前述したように、折り曲げ角度とは、継鉄部721、722を構成する方向性電磁鋼板の、平面の状態からの折り曲げ角度である。従って、継鉄部721、722の12個の角部の角度(のうち小さい方の角度)は、それぞれ略150°である。また、図7(a)に示すように、積鉄心700をその上方から見た場合に、前述した折り曲げ位置から前述した直線部分の先端までの最短距離は、6箇所の折り曲げ位置のそれぞれにおいて略等しく、当該直線部分の長さは、脚部211、212、213を構成する方向性電磁鋼板の板面方向の長さ(幅)よりも長い。
継鉄部721は、積層された(積み重ねられた)複数の方向性電磁鋼板を有する。複数の方向性電磁鋼板は、長手方向の長さおよび折り曲げ位置が異なる。継鉄部721を構成する複数の方向性電磁鋼板は、脚部211、212、123と接合される領域よりも内側の2箇所の位置で、略同じ折り曲げ角度で折り曲げられた形状(折り曲げ部)を有する。当該折り曲げ角度は、略30°である。また、当該折り曲げられる2箇所の位置と、方向性電磁鋼板の長手方向の端との最短距離は、略同じである。
図7(a)に示すように、このように折り曲げられた複数の方向性電磁鋼板は、折り曲げ部の凹面が積鉄心700の外側を向くように積層される。このようにして積層された複数の方向性電磁鋼板の組として略同じ構成の組が3つある。当該3つの組は、前述した折り曲げ位置よりも長手方向の先端側の板面であって、前述した折り曲げ部の凸面が相互に合わさるように組み合わされる。
図2(b)、図7(a)および図7(b)に示すように、継鉄部721を構成する複数の方向性電磁鋼板のうち、脚部211、212、213と接合される領域に配置される複数の方向性電磁鋼板の積層方向は、当該脚部211、212、213を構成する複数の方向性電磁鋼板の積層方向と略同じになる。継鉄部721を構成する複数の方向性電磁鋼板の積層方向は、前述した折り曲げ位置において異なる方向に変更される。継鉄部721を構成する複数の方向性電磁鋼板の積層方向であって、相互に異なる積層方向のなす角度のうち小さい方の角度は略150°である。
ここで、方向性電磁鋼板の折り曲げは、例えば、ユニコア加工機等、公知の技術を用いて行うことができる。
前述したように継鉄部722は、継鉄部721と略同じものであり、継鉄部722の説明は、以上の継鉄部721の説明において、符号721を722に、上方を下方に置き換えたものになる。従って、継鉄部722の詳細な説明を省略する。
また、方向性電磁鋼板の折り曲げられている部分に、熱処理を施すことや、方向性電磁鋼板に磁区細分化を行うことが可能であることは第1の実施形態で説明した通りである。
前述したように、(1つの)継鉄部721、722を構成する複数の方向性電磁鋼板の組として同じ構成の組が3組あり、これら3組を組み合わせることにより(1つの)継鉄部721、722が構成される。このような継鉄部721、722を構成する組のうち、積鉄心700の高さ方向(Z軸方向)において相互に対向する位置にある2つの組と、脚部211、212、213を構成する複数の方向性電磁鋼板のうち、当該2つの組の間の領域に配置される複数の方向性電磁鋼板とを一組として同じ構成の組を3つ用意し、当該3つの組を組み合わせることにより積鉄心700が構成される。以下の説明では、積鉄心700を構成する3つの組の各組を、必要に応じて鉄心部分と称する。以下に、鉄心部分の一例について詳細に説明する。
図8は、鉄心部分800の構成の一例を示す俯瞰図である。図8では、3組の鉄心部分のうち、脚部211、212を構成する鉄心部分800を示す。また、図8では、鉄心部分800に巻き回されるコイル群310、320の一部を破線で示す。
図8において、鉄心部分800は、継鉄部721(の半分)を構成する第1の部分801と、継鉄部722(の半分)を構成する第2の部分802と、脚部711(の半分)を構成する第3の部分803と、脚部712(の半分)を構成する第4の部分804とを有する。
図8において、第1の部分801と第2の部分802は、略同じもの(形状および大きさが略同じ)である。
第1の部分801および第2の部分802は、積層された複数の方向性電磁鋼板を有する。これら複数の方向性電磁鋼板は、その平面形状が等脚台形であり、当該等脚台形の第3の部分803および第4の部分804と接合される領域よりも内側において、略同じ折り曲げ角度で折り曲げられた形状を有する。当該折り曲げ角度は、略30°である。前述したように、折り曲げ角度とは、第1の部分801および第2の部分802を構成する方向性電磁鋼板の、平面の状態からの折り曲げ角度である。従って、第1の部分801および第2の部分802の4つの角部の角度(のうち小さい方の角度)は、それぞれ略150°である。また、当該方向性電磁鋼板の圧延方向は、当該等脚台形の上底および下底に沿う方向(継鉄部721、722の長手方向)と略平行である(図8の第1の部分801および第2の部分802の中に示す両矢印線を参照)。
また、図8において、第3の部分803と第4の部分804は、略同じもの(形状および大きさが略同じ)である。
第3の部分803および第4の部分804は、積層された複数の方向性電磁鋼板を有する。これら複数の方向性電磁鋼板は、その平面形状が等脚台形である。当該方向性電磁鋼板は、折り曲げられない。また、当該方向性電磁鋼板の圧延方向は、当該等脚台形の上底および下底に沿う方向(脚部711、712の長手方向)と略平行である(図8の第3の部分803および第4の部分804の中に示す両矢印線を参照)。
また、図8において、第1の部分801、第2の部分802、第3の部分803、および第4の部分804を構成する方向性電磁鋼板の積層枚数は同じである。
また、図8において、第1の部分801を構成する方向性電磁鋼板の長手方向の第1の端(等脚台形の斜辺に対応する領域)の板厚部分と、第3の部分803を構成する方向性電磁鋼板の長手方向の第1の端(等脚台形の斜辺に対応する領域)の板厚部分とが当接するようにする。また、第1の部分801を構成する方向性電磁鋼板の長手方向の第2の端(等脚台形の斜辺に対応する領域)の板厚部分と、第4の部分804を構成する方向性電磁鋼板の長手方向の第1の端(等脚台形の斜辺に対応する領域)の板厚部分とが当接するようにする。
同様に、第2の部分802を構成する方向性電磁鋼板の長手方向の第1の端(等脚台形の斜辺に対応する領域)の板厚部分と、第3の部分803を構成する方向性電磁鋼板の長手方向の第2の端(等脚台形の斜辺に対応する領域)の板厚部分とが当接するようにする。また、第2の部分802を構成する方向性電磁鋼板の長手方向の第2の端(等脚台形の斜辺に対応する領域)の板厚部分と、第4の部分804を構成する方向性電磁鋼板の長手方向の第2の端(等脚台形の斜辺に対応する領域)の板厚部分とが当接するようにする。
このようにして、継鉄部721、722(第1の部分801および第2の部分802)を構成する方向性電磁鋼板の長手方向の端部の領域は、積鉄心700の周方向(積鉄心700の軸700a回りの方向)において相互に隣り合う2つの脚部211、212(第3の部分803および第4の部分804)を構成する方向性電磁鋼板の長手方向の端部の領域と接合された状態になる。本実施形態でも第1の実施形態と同様に、継鉄部721、722と脚部711、712とは額縁接合される。
このとき、継鉄部721、722(第1の部分801および第2の部分802)を構成する方向性電磁鋼板の板面の一部の領域と、脚部711、712(第3の部分803および第4の部分804)を構成する方向性電磁鋼板の板面の一部の領域とが相互に重なるようにするのが好ましい。例えば、方向性電磁鋼板の接合(突き合わせ)の方式をステップラップ接合または交互ラップ接合とすることができる。テップラップ接合、交互ラップ接合については、それぞれ、図4、図5を参照しながら説明したのと同様にして実現することができるので、ここでは、その詳細な説明を省略する。
図7(a)および図8に示すように、積鉄心700をその上方から見た場合に、鉄心部分800の長手方向の端部の領域は、他の鉄心部分800の長手方向の端部の領域と接触し、鉄心部分800の長手方向の中央部の領域は、他の鉄心部分800と接触しない。
以上の構成の鉄心部分800を3組用意して組み合わせる。
より具体的に説明すると、鉄心部分800の表面のうち、折り曲げ部の凹面が、積鉄心700の外側を向き、且つ、3つの鉄心部分800の当該折り曲げ位置が合い、且つ、2つの鉄心部分800の長手方向の端部の領域において、当該鉄心部分800の表面のうち、折り曲げ部の凸面が相互に合わさるように、3つの鉄心部分800を組み合わせて固定する。固定の方法は、例えば、第1の実施形態で説明したのと同じようにして実現される。
以上のようにして積鉄心700が構成される。
以上のように本実施形態では、積鉄心700は、積鉄心700の軸700aに沿って積鉄心700を見た場合に、中空の略正三角形に対し、当該正三角形の各頂点から、当該正三角形の重心と当該頂点とを結ぶ方向に沿って当該正三角形の外側に延びる直線部分を加えた形状を有する継鉄部721、722であって、当該直線部分の位置が、積鉄心700の高さ方向(Z軸方向)において相互に対向するように配置された継鉄部721、722と、積鉄心700の高さ方向(Z軸方向)に延設される脚部211、212、213であって、継鉄部721、722の当該直線部分の位置において、継鉄部721、722と磁気的に結合される脚部211、212、213とを有する。このようにしても第1の実施形態で説明した効果を奏することができる。
本実施形態では、脚部211、212、213の横断面が四角形である場合を例に挙げて説明した。しかしながら、第1の実施形態の変形例で説明したのと同様に、脚部211、212、213の横断面の形状は四角形に限定されない。図9は、三相変圧器の変形例の構成を示す図であり、三相変圧器をその上方から見た上面図(図9(a))と、三相変圧器をその下方から見た底面図(図9(b))である。尚、三相変圧器の高さ方向の中央における横断面を示す横断面図は、図6(b)に示したものと同じである。
図9において、三相変圧器は、積鉄心900と、3つのコイル群610、620、630とを有する。
積鉄心900は、3つの脚部611、612、613と、2つの継鉄部921、922とを有する。
図7(図2(b))に示す例では、脚部211、212、213の横断面は、四角形である。これに対し、第1の実施形態で説明したように図6(b)に示す例では、脚部611、612、613の横断面において、方向性電磁鋼板の積層方向の中央に位置する方向性電磁鋼板の板面方向の長さ(幅)が最も長く、方向性電磁鋼板の積層方向の端に位置する方向性電磁鋼板の板面方向の長さが最も短くなるように、方向性電磁鋼板の板面方向の長さが、方向性電磁鋼板の積層方向の中央から端に向けて段階的に、小さくなるようにする。
このような脚部611、612、613の形状に合わせて、継鉄部921、922を構成する方向性電磁鋼板の長手方向の端の位置が、方向性電磁鋼板の積層方向の端から中央に向けて多段階で相対的に積鉄心900の外側(例えば、脚部611と接合する領域では、Y軸の正の方向側)に突出した位置になるようにする。
以上のようにすることにより、脚部611、612、613の横断面の形状を円に近づけることができ、コイル群610、620、630を構成するコイルを円状に近い形状で巻き回すことができる。
また、本実施形態のように、3つの脚部211、212、213の横断面において、3つの脚部211、212、213の重心(軸)211a、212a、213aが、積鉄心700の軸700aを重心の位置とする略正三角形の頂点と略同じ位置に位置するようにし、積鉄心700をその上方から見た場合に、継鉄部721に形成される中空の領域の形状を、積鉄心700の軸700aを重心の位置とする略正三角形とすれば、3相の磁気回路をより均等にすることができるので好ましいが、3つの脚部の横断面において、3つの脚部の重心が、積鉄心の軸を重心の位置とする三角形の頂点と略同じ位置に位置するようにしていれば、当該三角形は必ずしも略正三角形でなくてもよく、また、前述した中空の領域の形状は略正三角形でなくても、三角形でなくてもよい。例えば、図7(a)において、略正三角形の部分(中空の領域の周りの部分)の当該略正三角形の三辺の中点の位置で、それぞれ同じように更に折り曲げるようにしてもよい(この場合、(1つの)継鉄部における折り曲げの箇所は9箇所(=6+3)になる)。
尚、以上説明した本発明の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
200,600,700,900:積鉄心、211〜213,611〜613:脚部、221〜222,621〜622,721〜722,921〜922:継鉄部、300,800:鉄心部分、301,801:第1の部分、302,802:第2の部分、303,803:第3の部分、304,804:第4の部分、310,320,330,610,620,630:コイル群、401〜404,501〜504:方向性電磁鋼板

Claims (14)

  1. 積層された複数の軟磁性体板を有し、略同じ構成を有する3つの脚部と、積層された複数の軟磁性体板を有し、略同じ構成を有する2つの継鉄部とを有し、当該3つの脚部と当該2つの継鉄部とが磁気的に結合された状態の積鉄心であって、
    前記3つの脚部は、それぞれ、前記積鉄心の高さ方向に延設され、
    前記3つの脚部の横断面において、当該3つの脚部の軸の位置は、前記積鉄心の軸の位置を重心の位置とする三角形の頂点の位置と略同じ位置にあり、
    前記脚部を構成する前記軟磁性体板の板面が、前記三角形の重心と、当該脚部が位置する前記三角形の頂点とを相互に結ぶ仮想線が延びる方向に略平行な方向を向くように、当該脚部を構成する前記軟磁性体板は積層された状態であり、
    前記継鉄部を構成する軟磁性体板は、少なくとも1箇所において折り曲げられた状態であり、
    前記2つの継鉄部のうち、一方の前記継鉄部は、前記3つの脚部の長手方向の一方の端部の領域と接合された状態であり、他方の前記継鉄部は、前記3つの脚部の長手方向の他方の端部の領域と接合された状態であり、
    前記継鉄部および前記脚部の接合される領域において、前記継鉄部および前記脚部を構成する軟磁性体板の積層方向は、略同じ方向であることを特徴とする積鉄心。
  2. 前記継鉄部は、前記三角形の重心と、前記三角形の頂点とを相互に結ぶ仮想線が延びる方向に略平行な領域を有し、
    前記脚部は、前記継鉄部の領域であって、前記三角形の重心と、当該脚部が位置する前記三角形の頂点とを相互に結ぶ仮想線が延びる方向の端部の領域と接合された状態であることを特徴とする請求項1に記載の積鉄心。
  3. 前記3つの脚部の横断面において、当該3つの脚部の軸の位置は、前記積鉄心の軸の位置を重心の位置とする略正三角形の頂点の位置と略同じ位置にあることを特徴とする請求項1または2に記載の積鉄心。
  4. 前記継鉄部を構成する軟磁性体板は、1箇所において折り曲げられた状態であり、
    前記継鉄部は、略同じ構成の3つの鉄心部分を有し、
    前記積鉄心の高さ方向から前記積鉄心の表面を見た場合に、前記鉄心部分は、略V字の形状を有し、
    前記積鉄心の高さ方向から前記積鉄心の表面を見た場合に、前記3つの鉄心部分は、前記略V字の形状の外側の表面同士が相互に合わさる状態で配置され、
    前記積鉄心の高さ方向から前記積鉄心の表面を見た場合に、前記継鉄部が略Y字の形状を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の積鉄心。
  5. 前記継鉄部を構成する軟磁性体板は、1箇所において折り曲げられた状態であり、
    1つの前記折り曲げられている箇所における折り曲げ角度は、略60°であり、
    3つの前記折り曲げられている箇所における折り曲げ角度の合計は、180°であることを特徴とする請求項4に記載の積鉄心。
  6. 前記継鉄部を構成する軟磁性体板は、複数箇所において折り曲げられた状態であり、
    前記継鉄部は、略同じ構成の3つの鉄心部分を有し、
    前記3つの鉄心部分は、
    前記積鉄心の高さ方向から前記積鉄心の表面を見た場合に、前記鉄心部分の長手方向の端部の領域は、他の前記鉄心部分の長手方向の端部の領域と接触し、前記鉄心部分の長手方向の中央部の領域は、他の前記鉄心部分と接触していない状態であり、
    前記積鉄心の高さ方向から前記積鉄心の表面を見た場合に、前記継鉄部は、中空の領域を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の積鉄心。
  7. 前記継鉄部を構成する軟磁性体板は、2箇所において折り曲げられた状態であり、
    前記積鉄心の高さ方向から前記積鉄心の表面を見た場合に、1つの前記継鉄部は、中空の三角形の領域を有することを特徴とする請求項6に記載の積鉄心。
  8. 前記折り曲げられている箇所における折り曲げ角度は、略30°であり、
    前記積鉄心の高さ方向から前記積鉄心の表面を見た場合に、前記継鉄部は、中空の略正三角形の領域を有することを特徴とする請求項7に記載の積鉄心。
  9. 前記脚部を構成する軟磁性体板と、前記継鉄部を構成する軟磁性体板とは、ステップラップ接合または交互ラップ接合により接合された状態であることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載の積鉄心。
  10. 前記脚部の横断面において、前記脚部を構成する軟磁性体板の板面方向の長さは、略同じであることを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の積鉄心。
  11. 前記脚部の横断面において、前記脚部を構成する軟磁性体板の積層方向に垂直な方向における当該軟磁性体板の板面方向の長さは、前記脚部を構成する軟磁性体板の積層方向の中央から端に向けて段階的に小さくなることを特徴とする請求項1〜9の何れか1項に記載の積鉄心。
  12. 前記軟磁性体板の前記折り曲げられている領域における鉄損値の、当該軟磁性体板のその他の領域における鉄損値に対する比が1.5以下であることを特徴とする請求項1〜11の何れか1項に記載の積鉄心。
  13. 前記軟磁性体板は、電磁鋼板であることを特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記載の積鉄心。
  14. 三相交流電力が印加される電気機器であって、
    請求項1〜13の何れか1項に記載の積鉄心と、
    前記脚部に巻き回されたコイルと、を有することを特徴とする電気機器。
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