JP2019125487A - ラミネート電池 - Google Patents
ラミネート電池 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019125487A JP2019125487A JP2018005222A JP2018005222A JP2019125487A JP 2019125487 A JP2019125487 A JP 2019125487A JP 2018005222 A JP2018005222 A JP 2018005222A JP 2018005222 A JP2018005222 A JP 2018005222A JP 2019125487 A JP2019125487 A JP 2019125487A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- laminate
- battery
- case
- gas barrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
Abstract
Description
ラミネートケースの多層構造が、ポリロタキサンを特定量含有する中間層を含むこのような構成によれば、ポリロタキサンを特定量含有する中間層の伸縮性が高いため、アルミニウム層と負極との間の短絡による腐食を抑制し、製造不良の発生を低減することができる。したがって、このような構成によれば、ラミネートケースと電極体との間に金属異物が混入することに起因する製造時の不良の発生が低減された、ラミネート電池が提供される。
なお、本明細書において「電池」とは、電気エネルギーを取り出し可能な蓄電デバイス一般を指す用語であって、一次電池、二次電池等を含む概念であり、電気二重層キャパシタ等のキャパシタ(いわゆる物理電池)をも包含する概念である。
ラミネート電池100がリチウムイオン二次電池であった場合には、正極は、例えば、正極集電体上に正極活物質層が設けられた構成を有する。正極集電体としては、例えば、アルミニウム箔等を用いることができる。正極活物質層に含まれる正極活物質としては、例えば、リチウム遷移金属酸化物、リチウム遷移金属リン酸化合物等を用いることができる。
ラミネート電池100がリチウムイオン二次電池であった場合には、負極は、例えば、負極集電体上に正極活物質層が設けられた構成を有する。負極集電体としては、例えば、銅箔等を用いることができる。負極活物質層に含まれる負極活物質としては、例えば、黒鉛等を用いることができる。
ラミネート電池100が液系電池である場合には、ラミネート電池100は、正極、セパレータ、および負極がこの順に積層された電極体が、電解液と共にラミネートケース10に収容された構成とすることができる。
ラミネート電池100が液系リチウムイオン二次電池であった場合には、セパレータとしては、例えば、多孔質ポリオレフィンシートを用いることができる。電解液としては、例えば、カーボネート類等の非水溶媒に、LiPF6等のリチウム塩を溶解させたものを用いることができる。
ラミネート電池100が全固体電池である場合には、ラミネート電池100は、正極、固体電解質、および負極がこの順に積層された電極体が、ラミネートケース10に収容された構成とすることができる。
ラミネート電池100が全固体リチウムイオン二次電池であった場合には、固体電解質としては、例えば、リチウムイオン伝導性を有する各種の化合物(例、非晶質硫化物、結晶質硫化物、非晶質酸化物、結晶質酸化物、結晶質酸窒化物、結晶質窒化物、結晶質ヨウ化物等)を用いることができる。
ラミネートケース10は、多層構造を有するラミネートフィルムにより構成されているため、多層構造を有する。図2に示す例では、ラミネートケース10は、シーラント層12、中間層14、ガスバリア層16、および外層18を含む多層構造を有する。
外層18は、従来のラミネートケースの外層と同様の構成であってよい。例えば、外層18は、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン等により構成される。
ポリロタキサンとは、鎖状分子と複数の環状分子とから構成され、鎖状分子が環状分子を貫通することにより、鎖状分子を複数の環状分子が包接している構造を有する化合物である。
従来のラミネート電池では、その製造工程においてラミネートケースと電極体との間に、電池組立装置、注液装置等を発生源とする金属異物が混入することがある。ラミネートケースと電極体との間に金属異物が混入すると、アルミニウム層であるガスバリア層と電極体の負極との間で短絡が発生し得る。短絡によりアルミニウム層と負極が導通すると、アルミニウム層において腐食が起こり(例えば、リチウムイオン二次電池では、Li−Al合金が形成される)、ガスバリア性が低下する。そうすると、製造不良が発生する。
しかしながら、本実施形態では、ラミネートケース10の多層構造が、ポリロタキサンを特定量含有する中間層を含む。ポリロタキサンを特定量含有する中間層は、伸縮性が高いため、アルミニウム層と負極との間の短絡による腐食を抑制し、製造不良の発生を低減することができる。
中間層14におけるポリロタキサンの含有率は、好ましくは10質量%以上50質量%以下であり、より好ましくは30質量%以上50質量%以下である。
中間層14のポリロタキサン以外の構成成分としては、ポリロタキサンによる伸縮性向上効果を大きく損なわず、中間層としての機能を付与できる材料(例えば、樹脂)を適宜選択すればよい。
中間層14の厚さには特に制限はなく、例えば1μm以上100μm以下であり、好ましくは10μm以上100μm以下であり、より好ましくは50μm以上100μm以下である。
図3より、ラミネートケースの中間層中のポリロタキサンの含有率が増加していくにつれて、不良となった電池の個数が低減していくことがわかる。特に、中間層の厚さが100μmである場合には、電池不良は発生しなかった。
12 シーラント層
14 中間層
16 ガスバリア層
18 外層
100 ラミネート電池
Claims (1)
- 電極体と、
前記電極体を収容するラミネートケースと、
を備えるラミネート電池であって、
前記ラミネートケースは、シーラント層と、ガスバリア層と、外層と、前記シーラント層と前記ガスバリア層との間に位置する中間層と、を含む多層構造を有し、
前記ガスバリア層は、アルミニウム層であり、
前記中間層は、ポリロタキサンを5質量%以上50質量%以下含有する、
ラミネート電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018005222A JP2019125487A (ja) | 2018-01-16 | 2018-01-16 | ラミネート電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018005222A JP2019125487A (ja) | 2018-01-16 | 2018-01-16 | ラミネート電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019125487A true JP2019125487A (ja) | 2019-07-25 |
Family
ID=67399040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018005222A Pending JP2019125487A (ja) | 2018-01-16 | 2018-01-16 | ラミネート電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019125487A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020203685A1 (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 三井化学株式会社 | リチウムイオン電池用外装フィルム、リチウムイオン電池、及びリチウムイオン電池スタック |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002093384A (ja) * | 2000-09-13 | 2002-03-29 | Yuasa Corp | フィルムパッケージ電池 |
JP2009064694A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 電池用包装材料 |
JP2014060012A (ja) * | 2012-09-14 | 2014-04-03 | Nissan Motor Co Ltd | 積層構造電池 |
JP2015195089A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-05 | 大日本印刷株式会社 | 電池用包装材料 |
JP2016131104A (ja) * | 2015-01-14 | 2016-07-21 | 凸版印刷株式会社 | 蓄電デバイス用外装体 |
JP2016532254A (ja) * | 2013-06-18 | 2016-10-13 | エルジー・ケム・リミテッド | セル包装材料及びその製造方法 |
JP2017532717A (ja) * | 2014-09-26 | 2017-11-02 | エルジー・ケム・リミテッド | 絶縁層を含む二次電池用ケース及びそれを含むリチウム二次電池 |
-
2018
- 2018-01-16 JP JP2018005222A patent/JP2019125487A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002093384A (ja) * | 2000-09-13 | 2002-03-29 | Yuasa Corp | フィルムパッケージ電池 |
JP2009064694A (ja) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 電池用包装材料 |
JP2014060012A (ja) * | 2012-09-14 | 2014-04-03 | Nissan Motor Co Ltd | 積層構造電池 |
JP2016532254A (ja) * | 2013-06-18 | 2016-10-13 | エルジー・ケム・リミテッド | セル包装材料及びその製造方法 |
JP2015195089A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-05 | 大日本印刷株式会社 | 電池用包装材料 |
JP2017532717A (ja) * | 2014-09-26 | 2017-11-02 | エルジー・ケム・リミテッド | 絶縁層を含む二次電池用ケース及びそれを含むリチウム二次電池 |
JP2016131104A (ja) * | 2015-01-14 | 2016-07-21 | 凸版印刷株式会社 | 蓄電デバイス用外装体 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020203685A1 (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 三井化学株式会社 | リチウムイオン電池用外装フィルム、リチウムイオン電池、及びリチウムイオン電池スタック |
JPWO2020203685A1 (ja) * | 2019-03-29 | 2021-12-23 | 三井化学株式会社 | リチウムイオン電池用外装フィルム、リチウムイオン電池、及びリチウムイオン電池スタック |
JP7361765B2 (ja) | 2019-03-29 | 2023-10-16 | 三井化学株式会社 | リチウムイオン電池用外装フィルム、リチウムイオン電池、及びリチウムイオン電池スタック |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7415921B2 (ja) | 端子用樹脂フィルム及びこれを用いた蓄電装置 | |
JP5453709B2 (ja) | 電気化学デバイス用の外装材およびこれを用いた電気化学デバイス | |
JP5896244B2 (ja) | 腐食防止用保護層を含む電極リードを含む二次電池 | |
KR20130105578A (ko) | 절연물질이 코팅된 파우치형 2차전지 | |
CN115023839A (zh) | 具有改进的安全性的电池单元及其制造方法 | |
US20220344670A1 (en) | Electrode current collector and secondary battery | |
KR20160134331A (ko) | 파우치형 이차전지 및 그 제조방법 | |
JP2016207576A (ja) | 非水電解液二次電池 | |
KR100995544B1 (ko) | 전지 외장재 및 이를 이용한 파우치형 이차 전지 | |
JP2007250414A (ja) | 筒形非水電解液電池 | |
KR20140116795A (ko) | 탭 리드 | |
JP2019125487A (ja) | ラミネート電池 | |
KR101787636B1 (ko) | 전지 셀 및 이를 포함하는 디바이스 | |
KR20150038945A (ko) | 분리막의 열 수축성이 억제된 전지셀 | |
KR101600605B1 (ko) | 안전성이 개선된 전극 조립체 및 이를 포함하는 이차전지 | |
KR20150122579A (ko) | 비수전해질 2차 전지 | |
CN116250131A (zh) | 电池单元及包括该电池单元的电池模块 | |
KR100670512B1 (ko) | 전지 외장재 및 이를 이용한 파우치형 이차 전지 | |
JP2006024727A (ja) | 電気化学素子 | |
JP2016197491A (ja) | 電池用外装材及びそれを用いた電池 | |
JP6681017B2 (ja) | 電極体を有する二次電池 | |
JP2006278896A (ja) | 電気化学デバイス | |
KR20130075538A (ko) | 이차전지용 파우치 | |
US20240088489A1 (en) | Power storage device | |
Matsumura et al. | TAB-Lead for Automotive Lithium-ion Batteries |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200821 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210726 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210812 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220120 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20220728 |