JP2019125458A - 発光ユニットおよび空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】照度センサの異常と照度センサが汚れているか発光経路に異物が存在するという異常との少なくともいずれかを判断することが可能な発光ユニットおよび空気調和装置を提供する。【解決手段】発光ユニットとしての第4コーナーパネル44は、対象空間に向けて発光するLED61と、対象空間の照度を検知する照度センサ62と、LED61の発光に対する照度センサ62の検知結果に基づいて、照度センサ62の異常と、照度センサ62が汚れているか発光経路に異物が存在するという異常と、の少なくともいずれかを判断する室内制御部73と、を備えている。【選択図】図12

Description

本開示は、発光ユニットおよび空気調和装置に関する。
従来より、対象空間を照らすライトとして、例えば、特許文献1(特開2015−210934号)に記載されているように、照度センサと光源を備えており、対象空間の照度に応じて光源の光量が制御される照明器具がある。
当該照明器具によれば、光源からの光が照度センサに入射してしまうことに起因して生じる光源の点灯と消灯のチャタリングの問題を解消させるために、光源と照度センサとの間に遮光壁を設けることが提案されている。
このような、照明器具では、照度センサにおいて何らかの原因により異常が生じ、光源の発光制御において照度センサの検知照度を利用できなくなる場合がある。
本開示は、上述した点に鑑みてなされたものであり、本開示における課題は、照度センサの異常と照度センサが汚れているか発光経路に異物が存在するという異常との少なくともいずれかを判断することが可能な発光ユニットおよび空気調和装置を提供することにある。
第1観点に係る発光ユニットは、発光部と、照度センサと、異常判断部と、を備えている。発光部は、対象空間に向けて発光する。照度センサは、対象空間の照度を検知する。異常判断部は、発光部の発光に対する照度センサの検知結果に基づいて、照度センサの異常と、照度センサが汚れているか発光経路に異物が存在するという異常と、の少なくともいずれか一つを判断する。
なお、発光経路としては、特に限定されるものではなく、発光部が発した光であって発光ユニット内の空間を通過し、発光ユニット外に到っていない光を照度センサが検知できる場合には発光ユニット内における発光部から照度センサに到るまでの間の空間とすることができ、発光部が発した光であって発光ユニット外である対象空間まで到達することで対象空間を照らした光を照度センサが検知する場合には発光部からの光が発光ユニット外である対象空間に到るまでに通過する空間または照度センサから発光ユニット外である対象空間に到るまでの間の空間の少なくともいずれかの空間とすることができる。
この発光ユニットでは、発光部を発光させることによる照度センサの検知結果をみることにより、照度センサの異常と照度センサが汚れているか発光経路に異物が存在するという異常との少なくともいずれかを判断することが可能である。
第2観点に係る発光ユニットは、第1観点に係る発光ユニットであって、発光部が発光するための条件として、照度センサによる検知照度が所定値以下または所定値よりも低いという条件が含まれる。
なお、異常判断部による照度センサの異常の有無の判断を終えた後において発光部が発光するための条件として、照度センサによる検知照度が所定値以下または所定値よりも低いという条件が含まれることが好ましい。
この発光ユニットでは、対象空間の照度が所定値以下または所定値よりも低い場合に、発光部に発光させることが可能となる。
第3観点に係る発光ユニットは、第1観点または第2観点に係る発光ユニットであって、発光部は、電源の供給開始時に発光する。異常判断部は、電源の供給開始時における発光部の発光に対する照度センサの検知結果に基づいて照度センサの異常を判断する。
この発光ユニットでは、電源供給開始時に発光部を必ず発光させるため、照度センサの異常を施工当初より把握することが可能となる。
第4観点に係る発光ユニットは、第1観点から第3観点のいずれかに係る発光ユニットであって、収容部をさらに備えている。収容部は、発光部と照度センサを内部に収容する。照度センサは、発光部から発せられる光が収容部内の空間を介して届く位置に配置されている。
この発光ユニットでは、照度センサは発光部から発せられる光を収容部内の空間を介して直接受光することができるため、照度センサの異常の判定精度を高めることができる。
第5観点に係る発光ユニットは、第1観点から第4観点のいずれかに係る発光ユニットであって、異常判断部は、発光部の発光に応じて照度センサが検知する照度が変化しない場合と、発光部の発光に応じて照度センサが検知する照度が変化しており照度センサが検知した照度が所定照度条件を満たす場合と、を区別するように判断する。
この発光ユニットでは、照度センサの異常と、照度センサ以外の異常と、を区別して把握することが可能となる。
第6観点に係る空気調和装置は、第1観点から第5観点のいずれかに係る発光ユニットを有する室内ユニットと、室外ユニットと、コントローラと、を備えている。異常判断部による判断結果を報知する報知部は、室内ユニットと室外ユニットとコントローラとのいずれかに設けられている。
この空気調和装置では、室内ユニットと室外ユニットとコントローラとのいずれかに異常判断部による判断結果を報知する報知部が設けられているため、異常判断部による判断結果を容易に把握することが可能になる。
空気調和装置の概略構成図である。 室内ユニットの概略外観斜視図である。 室内ユニットの平面視概略構成図である。 室内ユニットの図3のA−A断面における側面視概略構成図である。 第4コーナーパネルの下面視概略構成図である。 第4コーナーパネルのカバーが取り外された状態の上面視概略構成図である。 第4コーナーパネルの上面視概略構成図である。 第4コーナーパネルの図5のB−B断面の矢視における断面図である。 第4コーナーパネルの図5のC−C断面の矢視における断面図である。 空気調和装置の制御ブロック構成図である。 LEDおよびブザーの通常制御フローチャートである。 照度センサの異常判定フローチャートである。
(1)空気調和装置の構成
図1に、空気調和装置1の概略構成図を示す。
空気調和装置1は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行うことによって、建物等の室内の冷房および暖房を行うことが可能な装置である。
空気調和装置1は、主として、室外ユニット2と、室内ユニット3と、室外ユニット2と室内ユニット3とを接続する冷媒経路である液冷媒連絡管4およびガス冷媒連絡管5と、を有している。そして、空気調和装置1の蒸気圧縮式の冷媒回路6は、室外ユニット2と、室内ユニット3とが冷媒連絡管4、5を介して接続されることによって構成されている。冷媒連絡管4、5は、空気調和装置1を建物等の設置場所に設置する際に、現地にて施工される冷媒管である。特に限定されないが、本実施形態では、当該冷媒回路6に作動冷媒としてR32が充填されている。
(2)室外ユニット
室外ユニット2は、室外(建物の屋上や建物の壁面近傍等)に設置されており、冷媒回路6の一部を構成している。室外ユニット2は、主として、アキュムレータ7、圧縮機8と、四路切換弁10と、室外熱交換器11と、膨張機構としての室外膨張弁12と、液側閉鎖弁13と、ガス側閉鎖弁14と、室外ファン15と、室外制御部72と、を有している。
アキュムレータ7は、ガス冷媒を圧縮機に供給するための容器であり、圧縮機8の吸入側に設けられている。
圧縮機8は、低圧のガス冷媒を吸入し、圧縮して高圧のガス冷媒を吐出する。
室外熱交換器11は、冷房運転時には圧縮機8から吐出された冷媒の放熱器として機能し、暖房運転時には室内熱交換器51から送られてくる冷媒の蒸発器として機能する熱交換器である。室外熱交換器11は、その液側が室外膨張弁12に接続されており、ガス側が四路切換弁10に接続されている。
室外膨張弁12は、冷房運転時には室外熱交換器11において放熱された冷媒を室内熱交換器51に送る前に減圧し、暖房運転時には室内熱交換器51において放熱された冷媒を室外熱交換器11に送る前に減圧することが可能な電動膨張弁である。
室外ユニット2の液側閉鎖弁13には、液冷媒連絡管4の一端が接続されている。室外ユニット2のガス側閉鎖弁14には、ガス冷媒連絡管5の一端が接続されている。
室外ユニット2の各機器および弁間は、冷媒管16〜22によって接続されている。
四路切換弁10は、圧縮機8の吐出側が室外熱交換器11側に接続されるとともに圧縮機8の吸入側がガス側閉鎖弁14側に接続される状態(図1における四路切換弁10の実線を参照)と、圧縮機8の吐出側がガス側閉鎖弁14側に接続されるとともに圧縮機8の吸入側が室外熱交換器11側に接続される状態(図1における四路切換弁10の破線を参照)と、を切り換えることにより、後述する冷房運転の接続状態と暖房運転の接続状態とを切り換える。
室外ファン15は、室外ユニット2の内部に配置され、室外空気を吸入して、室外熱交換器11に室外空気を供給した後に、ユニット外に排出する空気流れを形成する。このように、室外ファン15によって供給される室外空気は、室外熱交換器11の冷媒との熱交換における冷却源又は加熱源として用いられる。
室外制御部72は、室外ユニット2内に設けられており、後述する室内制御部73と通信可能に接続されることで制御部70の一部を構成しており、CPU、ROM、RAM等を有している。室外制御部72は、圧縮機8の駆動周波数と、四路切換弁10の接続状態と、室外膨張弁12の弁開度と、室外ファン15の風量を制御する。
(3)室内ユニット
図2に、室内ユニット3の外観斜視図を示す。図3に、室内ユニット3の天板を取り除いた状態を示す概略平面図を示す。図4に、図3中にA−Aで示す切断面における室内ユニット3の概略側面断面図を示す。
室内ユニット3は、本実施形態では、空調対象空間である室内等の天井に設けられた開口に埋め込まれることで設置されるタイプの室内機である。室内ユニット3は、主として、室内熱交換器51と、室内ファン52と、ケーシング30と、フラップ39と、ベルマウス33と、ドレンパン32と、室内制御部73と、を有している。
室内熱交換器51は、冷房運転時には室外熱交換器11から送られてくる冷媒の蒸発器として機能し、暖房運転時には圧縮機8から吐出された冷媒の放熱器として機能する熱交換器である。室内熱交換器51は、その液側が液冷媒連絡管4の室内側端部に接続されており、ガス側がガス冷媒連絡管5の室内側端部に接続されている。
室内ファン52は、室内ユニット3のケーシング本体31の内部に配置された遠心送風機である。室内ファン52は、室内の空気を後述する化粧パネル35の吸込口36を通じてケーシング30内に吸入し、室内熱交換器51を通過させた後、化粧パネル35の吹出口37を通じてケーシング30外へ吹き出す空気流れを形成する。このように、室内ファン52によって供給される室内空気は、室内熱交換器51の冷媒と熱交換することにより温度が調節される。
ケーシング30は、ケーシング本体31と、化粧パネル35と、を主として有している。
ケーシング本体31は、空調室の天井Uに形成された開口に挿入されるようにして配置されており、その平面視において、長辺と短辺とが交互に形成された略8角形状の箱状体であり、下面が開口している。このケーシング本体31は、天板および天板の周縁部から下方に延びる複数の側板を有している。なお、ケーシング本体31の平面視における4角の短辺には、天井に対して室内ユニット3を固定するための図示しないボルトがそれぞれ固定されている。なお、各4角におけるボルトに対する固定位置の高さを調節することで、室内ユニット3の化粧パネル35の上面と天井の下面との隙間を無くすることが可能になる。
化粧パネル35は、天井Uの開口に嵌め込まれるようにして配置されており、ケーシング本体31の天板および側板よりも平面視における外側にまで広がっており、ケーシング本体31の下方に室内側から取り付けられる。化粧パネル35は、内枠35aと外枠35bを有している。内枠35aの内側には、下方に向けて開口した略四角形状の吸込口36が形成されている。吸込口36の上方には、吸込口36から吸入された空気中の塵埃を除去するためのフィルタ34が設けられている。外枠35bの内側であって内枠35aの外側には、下方から斜め下方に向けて開口した吹出口37と角部吹出口38が形成されている。吹出口37は、化粧パネル35の平面視における略四角形状の各辺に対応する位置に設けられた、第1吹出口37aと、第2吹出口37bと、第3吹出口37cと、第4吹出口37dと、を有している。角部吹出口38は、化粧パネル35の平面視における略四角形状の4角に対応する位置に設けられた、第1角部吹出口38aと、第2角部吹出口38bと、第3角部吹出口38cと、第4角部吹出口38dと、を有している。外枠35bは、平面視において略四角形状の内縁および外縁を有しており、各角部にそれぞれ対応するように、第1コーナーパネル41と、第2コーナーパネル42と、第3コーナーパネル43と、第4コーナーパネル44と、を有している。平面視において、第1コーナーパネル41は第1角部吹出口38aの外側に、第2コーナーパネル42は第2角部吹出口38bの外側に、第3コーナーパネル43は第3角部吹出口38cの外側に、第4コーナーパネル44は第4角部吹出口38dの外側に、それぞれ設けられている。第1〜第4コーナーパネル41〜44における各コーナーパネル本体の形状はいずれも同一であるため、各コーナーパネル41〜44は適宜、設置場所を替えることができる。なお、第1〜4コーナーパネル41〜44の上方の空間には、それぞれ室内ユニット3を天井に対して固定するためのボルトが位置している。
フラップ39は、吹出口37を通過する空気流れの方向を変更可能な部材である。フラップ39は、第1吹出口37aに配置される第1フラップ39aと、第2吹出口37bに配置される第2フラップ39bと、第3吹出口37cに配置される第3フラップ39cと、第4吹出口37dに配置される第4フラップ39dと、を有している。各フラップ39a〜dは、ケーシング30の所定の位置において回動可能に軸支されている。
ドレンパン32は、室内熱交換器51の下側に配置され、室内熱交換器51において空気中の水分が凝縮して生じるドレン水を受けとる。このドレンパン32は、ケーシング本体31の下部に装着されている。ドレンパン32には、平面視において、室内熱交換器51の内側において上下方向に伸びた円筒形状の空間が形成されており、当該空間の内側下方にベルマウス33が配置されている。ベルマウス33は、吸込口36から吸入される空気を室内ファン52に案内する。また、ドレンパン32には、平面視において、室内熱交換器51の外側において上下方向に伸びた複数の吹出流路47a〜d、角部吹出流路48a〜cが形成されている。吹出流路47a〜dは、下端において第1吹出口37aと連通する第1吹出流路47aと、下端において第2吹出口37bと連通する第2吹出流路47bと、下端において第3吹出口37cと連通する第3吹出流路47cと、下端において第4吹出口37dと連通する第4吹出流路47dと、を有している。角部吹出流路48a〜cは、下端において第1角部吹出口38aと連通する第1角部吹出流路48aと、下端において第2角部吹出口38bと連通する第2角部吹出流路48bと、下端において第3角部吹出口38cと連通する第3角部吹出流路48cと、を有している。
室内制御部73は、室外制御部72および後述するコーナー基板60と通信可能に接続されることで制御部70の一部を構成しており、CPU、ROM、RAM等を有している。室内制御部73は、室内ファン52の風量を制御する。
(4)第2コーナーパネル
第2コーナーパネル42は、パネル中央近傍において人検知センサ55を備えている。
人検知センサ55は、特に限定されないが、例えば、赤外線カメラ等によって構成されており、室内制御部73に対して通信可能に接続されている。
(5)第4コーナーパネル
図5に第4コーナーパネル44の下面視概略構成図を、図6に第4コーナーパネル44のカバーが取り外された状態の上面視概略構成図を、図7に第4コーナーパネル44の上面視概略構成図を、それぞれ示す。また、図8に、第4コーナーパネル44の図5のB−B断面の矢視における断面図を、図9に、第4コーナーパネル44の図5のC−C断面の矢視における断面図を、それぞれ示す。
第4コーナーパネル44は、平面視において第2コーナーパネル42とは対角線状に位置するコーナーパネルであって、コーナーパネル本体81と、発光用レンズ82と、照度用レンズ83と、取付部材84と、カバー85と、コーナー基板60と、を備えている。
コーナーパネル本体81は、第1〜3コーナーパネル41〜43と同様に平面視において略L字状の板状部材であり、板厚方向である上下方向に貫通した発光用開口81aと照度用開口81bとブザー用開口81cとが設けられている。発光用開口81aは、コーナーパネル本体81の重心近傍に設けられており、室内側に発光用レンズ82が取り付けられている。照度用開口81bは、発光用開口81aに隣接して設けられており、室内側に照度用レンズ83が取り付けられている。ブザー用開口81cは、発光用開口81aに対して室内ユニット3の平面視における中心寄りに設けられている。
取付部材84は、コーナー基板60をコーナーパネル本体81に対して取り付けるために、コーナー基板60とコーナーパネル本体81との間に介在する部材である。取付部材84は、ネジ84xによって、コーナーパネル本体81に固定される。
カバー85は、コーナー基板60をさらに上から覆う部材であり、ネジ85xによってコーナーパネル本体81に固定される。
コーナー基板60は、複数の電子部品によって構成されており、室内ユニット3のケーシング本体31の内側に位置している室内制御部73と通信可能に接続された制御基板であり、LED61と照度センサ62とブザー63とが設けられている。具体的には、コーナー基板60は、CPU、ROM、RAM等を有して構成されており、室内制御部73と通信線および電源供給線によって接続され、室内制御部73から電源供給線を介して電源供給を受けつつ、室内制御部73との間で通信線を介して通信が可能となっている。このLED61と照度センサ62とブザー63が実装されたコーナー基板60は、コーナーパネル本体81と取付部材84とカバー85とによって囲まれた空間である収容部86に配置されている。なお、LED61と照度センサ62とブザー63とは、いずれも同じコーナー基板60に実装されており、基板が1つであるため、コンパクト化を図ることができている。
LED61は、コーナー基板60の下面に実装されており、室内ユニット3が空調対象とする対象空間を照らす。具体的には、LED61は、下方に向けて発した光が、取付部材84の対応する開口部と、コーナーパネル本体81に設けられた発光用開口81aと、発光用レンズ82を透過して、室内を照らすように設置されている。
照度センサ62は、コーナー基板60の下面に実装されており、室内ユニット3が空調対象とする対象空間の照度を検知する。特に限定されないが、照度センサ62は、例えば、フォトトランジスタ等によって構成される。照度センサ62は、室内からの明かりを、照度用レンズ83、コーナーパネル本体81に設けられた照度用開口81b、取付部材84の対応する開口部を介して検知する。なお、照度センサ62とLED61とは、図9において二点鎖線の矢印で示すように、LED61が発した光であって、コーナーパネル本体81に対する室内空間側とは反対側の空間を通過した光を受光可能な配置関係となっている。具体的には、本実施形態では、LED61が発した光は、取付部材84の上方の空間であってコーナー基板60の下方の空間を介して略水平方向に進んで照度センサ62に到達することが可能な構造となっており、第4コーナーパネル44の内部構造においてLED61と照度センサ62との間を遮る部材が存在しない構造となっている。
ブザー63は、コーナー基板60の下面に実装されており、室内ユニット3が空調対象とする対象空間に向けて音を発する。具体的には、ブザー63は、所定の時間間隔で同じ音が繰り返し出力される警告音を発する。ブザー63は、下方に向けて発した音が、取付部材84の対応する開口部と、コーナーパネル本体81に設けられたブザー用開口81cを通過して室内に伝えられるように設置されている。
(6)リモコン
図10に、空気調和装置1の制御ブロック構成図を示す。
室内ユニット3が空調を行う対象空間には、リモコン74が設けられている。
リモコン74は、室外制御部72や室内制御部73と通信可能に接続されており、CPU、ROM、RAM等を有するリモコン基板74aと、入力部74bと、ディスプレイ74cと、を有している。
入力部74bは、ユーザからの各種設定を受け付ける。
ディスプレイ74cは、空気調和装置1の運転状態や設定温度や異常の状態等の表示出力が可能である。
(7)制御部
空気調和装置1は、室外制御部72と、リモコン基板74aと、室内制御部73と、コーナー基板60と、によって構成された制御部70を有している。
具体的には、室外制御部72は、圧縮機8、四路切換弁10、室外膨張弁12、室外ファン15等の制御が可能なように接続されており、室内制御部73は、人検知センサ55からの信号を受信可能であり室内ファン52の制御が可能なように接続されており、コーナー基板60は、照度センサ62からの信号を受信可能でありLED61やブザー63等の制御が可能なように接続されており、リモコン基板74aは、入力部74bからの信号を受信可能でありディスプレイ74cに各種の表示出力が可能なように接続されている。
いる。
空気調和装置1の各種制御動作や情報処理は、当該制御部70が実行する。
(8)空気調和装置の動作
次に、図1を用いて、空気調和装置1の動作について説明する。空気調和装置1では、圧縮機8、室外熱交換器11、室外膨張弁12、室内熱交換器51の順に冷媒を流す冷房運転と、圧縮機8、室内熱交換器51、室外膨張弁12、室外熱交換器11の順に冷媒を流す暖房運転と、が行われる。
(8−1)冷房運転
冷房運転時には、室外熱交換器11が冷媒の放熱器となり室内熱交換器51が冷媒の蒸発器となるように、四路切換弁10の接続状態が切り換えられる(図1の実線参照)。冷媒回路6において、冷凍サイクルの低圧のガス冷媒は、圧縮機8に吸入され、冷凍サイクルの高圧になるまで圧縮された後に吐出される。圧縮機8から吐出された高圧のガス冷媒は、四路切換弁10を通じて、室外熱交換器11に送られる。室外熱交換器11に送られた高圧のガス冷媒は、冷媒の放熱器として機能する室外熱交換器11において、室外ファン15によって冷却源として供給される室外空気と熱交換を行って放熱して、高圧の液冷媒になる。この高圧の液冷媒は、室外膨張弁12を通過する際に冷凍サイクルにおける低圧になるまで減圧され、気液二相状態の冷媒となって、液側閉鎖弁13および液冷媒連絡管4を通じて、室内ユニット3に送られる。
低圧の気液二相状態の冷媒は、室内熱交換器51において、冷房運転時は室内ファン52によって加熱源として供給される室内空気と熱交換を行って蒸発する。これにより、室内熱交換器51を通過する空気は冷却され、室内の冷房が行われる。室内熱交換器51において蒸発した低圧のガス冷媒は、ガス冷媒連絡管5を通じて、室外ユニット2に送られる。
室外ユニット2に送られた低圧のガス冷媒は、ガス側閉鎖弁14、四路切換弁10およびアキュムレータ7を通じて、再び、圧縮機8に吸入される。冷房運転では、以上のようにして、冷媒が冷媒回路6を循環する。
(8−2)暖房運転
暖房運転時には、室外熱交換器11が冷媒の蒸発器となり室内熱交換器51が冷媒の放熱器となるように、四路切換弁10の接続状態が切り換えられる(図1の破線参照)。冷媒回路6において、冷凍サイクルの低圧のガス冷媒は、圧縮機8に吸入され、冷凍サイクルの高圧になるまで圧縮された後に吐出される。圧縮機8から吐出された高圧のガス冷媒は、四路切換弁10、ガス側閉鎖弁14およびガス冷媒連絡管5を通じて、室内ユニット3に送られる。
高圧のガス冷媒は、室内熱交換器51において、室内ファン52によって冷却源として供給される室内空気と熱交換を行って放熱して、高圧の液冷媒になる。これにより、室内熱交換器51を通過する空気は加熱され、室内の暖房が行われる。室内熱交換器51で放熱した高圧の液冷媒は、液冷媒連絡管4を通じて、室外ユニット2に送られる。
室外ユニット2に送られた高圧の液冷媒は、液側閉鎖弁13を通じて、室外膨張弁12において冷凍サイクルの低圧まで減圧され、低圧の気液二相状態の冷媒になる。室外膨張弁12で減圧された低圧の気液二相状態の冷媒は、冷媒の蒸発器として機能する室外熱交換器11において、室外ファン15によって加熱源として供給される室外空気と熱交換を行って蒸発して、低圧のガス冷媒になる。この低圧のガス冷媒は、四路切換弁10およびアキュムレータ7を通じて、再び、圧縮機8に吸入される。暖房運転では、以上のようにして、冷媒が冷媒回路6を循環する。
(9)LEDおよびブザーの制御
図11に、LED61およびブザー63の通常制御フローチャートを示す。
このLED61およびブザー63の通常制御は、後述する図12に示す照度センサ62の異常判定を終えて、照度センサ62の異常が無く、照度センサ62が汚れていることやLED61と照度センサ62との間の発光経路に異物が存在するという異常も無いことが確認された後に行われる。
ステップS10では、室内制御部73が所定の時間条件を満たしているか否かを判断する。当該所定の時間条件としては、特に限定されないが、例えば、一日のうちの所定の時間帯であることという条件とすることができ、室内制御部73が有するメモリ等に予め格納されている。なお、ユーザは、リモコン74の入力部74bを介して当該所定の時間条件を設定することが可能となっている。ここで、所定の時間条件を満たすと判断した場合にはステップS12に移行し、所定の時間条件を満たさないと判断した場合にはステップS10を繰り返す。
ステップS11では、室内制御部73が室内の照度が予め定めた所定照度以下であるか否かを判断する。具体的には、室内制御部73は、コーナー基板60を介して照度センサ62が検知した照度値を把握し、当該照度値を所定照度と比較することで判断する。所定照度以下(暗い)と判断した場合にはステップS12に移行し、所定照度以下ではない(暗くはない)と判断した場合にはステップS10を繰り返す。
ステップS12では、室内制御部73が室内に人が存在しているか否かを判断する。具体的には、室内制御部73は、人検知センサ55からの検知信号を受信することで、室内における人の存在の有無を判断する。人が存在すると判断した場合にはステップS13に移行し、人が存在しないと判断した場合にはステップS10に戻る。
ステップS13では、室内制御部73は、LED61を発光させ、ブザー63から警告音が発せられるように、制御を行う。具体的には、室内制御部73は、コーナー基板60に向けて、LED61を発光させ、ブザー63から警告音が発せられるように制御信号を送信する。これにより、当該制御信号を受信したコーナー基板60が、LED61を発光させ、ブザー63から警告音を発せられるように、LED61およびブザー63を制御する。
ステップS14では、室内制御部73は照度センサ62が検知する照度が変化したか否かを判断する。具体的には、室内制御部73は、ステップS13においてLED61を発光させるための制御信号を送信する前と後とで照度センサ62が検知する照度が変化したか否かを判断する。ここで、照度センサ62が検知する照度が変化したと判断した場合にはステップS16に移行し、変化していないと判断した場合にはステップS15に移行する。
ステップS15では、室内制御部73は、照度センサ62が異常であると判断し、リモコン74のディスプレイ74cに対して、照度センサ62が異常であることを示す所定の異常コードを表示出力させる。
ステップS16では、室内制御部73は、LED61を発光させ、ブザー63から警告音を発するようにしてから所定時間が経過したか否かを判断する。ここで、所定時間としては特に限定されないが、例えば、1分以上5分未満の所定の時間長さとすることができる。所定時間が経過したと判断した場合にはステップS17に移行し、所定時間が経過していないと判断した場合には所定時間が経過するまでLED61の発光およびブザー63からの警告音の出力を続ける。
ステップS17は、室内制御部73は、LED61の発光を停止させ、ブザー63から警告音も止めて、ステップS10に戻り、上記処理を繰り返す。
(10)照度センサの異常判定
図12に、照度センサ62の異常判定フローチャートを示す。
空気調和装置1は、現地に施工された後、図11に記載のLED61およびブザー63の通常制御フローチャートが実行される前に、照度センサ62が所望の検知を行うことができる状態にあるか否かを確認するための異常判定処理を行う。具体的には、室内ユニット3が施工された状態で、室内ユニット3に対して通電を開始する際に、照度センサ62の状態を、以下の手順によって、LED61を発光させてみることで確認する。なお、図9において二点鎖線の矢印で示したように、LED61が発した光は、第4コーナーパネル44の内部において照度センサ62が受光可能な構造となっている。
ステップS20では、室内制御部73がLED61や照度センサ62への電源供給が開始されたか否かを判断する。具体的には、室内制御部73は、自身に通電が開始された場合に、室内制御部73およびコーナー基板60を介してLED61や照度センサ62への電源供給が開始されていると判断する。ここで、LED61や照度センサ62への電源供給が開始された場合には、ステップS21に移行し、電源供給が開始されていない場合には開始されるまで上記処理を繰り返す。
ステップS21では、室内制御部73がLED61を発光させる。具体的には、室内制御部73は、コーナー基板60に対してLED61を発光させるための制御指令を送信することにより、LED61を発光させる。
ステップS22では、室内制御部73は照度センサ62が検知する照度が変化したか否かを判断する。具体的には、室内制御部73は、ステップS21においてLED61を発光させる前と後とで照度センサ62が検知する照度が変化したか否かを判断する。ここで、照度センサ62が検知する照度が変化したと判断した場合にはステップS24に移行し、変化していないと判断した場合にはステップS23に移行する。
ステップS23では、室内制御部73は、照度センサ62が異常であると判断し、リモコン74のディスプレイ74cに対して、照度センサ62が異常であることを示す所定の異常コードを表示出力させる。
ステップS24では、室内制御部73は照度センサ62が検知する照度が、所定低照度条件を満たすか否かを判断する。具体的には、室内制御部73は、ステップS21においてLED61を発光させた後での照度センサ62が検知する照度が、LED61を発光させた場合に得られる本来の照度に満たない所定低照度条件を満たすか否か(本実施形態では、所定低照度値より小さいか否か)を判断する。ここで、照度センサ62が検知する照度が所定低照度条件を満たすと判断した場合にはステップS25に移行し、所定低照度条件を満たさないと判断した場合にはステップS26に移行する。
ステップS25では、室内制御部73は、照度センサ62が汚れているかまたはLED61と照度センサ62との間の発光経路に異物が存在している状態であると判断し、リモコン74のディスプレイ74cに対して、照度センサ62が汚れているまたは異物が付着している状態であることを示す所定の異常コードを表示出力させる。
ステップS26では、室内制御部73は、照度センサ62は正常であると判断し、判定処理を終了する。
(11)特徴
(11−1)
本実施形態の第4コーナーパネル44を含んだ室内ユニット3を備える空気調和装置1では、現地への施工を終えた状態で、LED61を発光させた場合の照度センサ62の検知照度の変化等をみることにより、照度センサ62に異常が生じていること、または、照度センサ62が汚れているか発光経路に異物が存在するという異常と、の少なくともいずれかを判断することが可能である。具体的には、LED61を発光させたにも関わらず、照度センサ62の検知照度に変化が無い場合には、照度センサ62に異常が生じていると判断し、LED61を発光させることで照度センサ62の検知照度に変化が生じたものの本来の照度が得られていない場合には、照度センサ62が汚れているか発光経路に異物が存在していると判断することが可能である。
(11−2)
本実施形態の第4コーナーパネル44を含んだ室内ユニット3を備える空気調和装置1では、現地への施工を終えて照度センサ62が正常であることを確認した後に、LED61を発光させる条件として、室内の照度が予め定めた所定照度以下であるという条件(正常と判定された照度センサ62の検知照度が所定照度以下であるという条件)を含んでいる。これにより、照度センサ62の異常判定により照度センサ62が正常と判定された場合には、室内が暗い場合に限ってLED61を発光させることが可能になる。
(11−3)
本実施形態の第4コーナーパネル44を含んだ室内ユニット3を備える空気調和装置1では、室内ユニット3への電源供給開始時にLED61を必ず発光させ、その際の照度センサ62の検知結果を用いて照度センサ62の異常判断を行っている。このため、照度センサ62の異常を施工当初より把握することが可能となる。
また、照度センサ62の異常判断処理を終えた後は室内が所定照度以下の場合にのみLED61が発光するようにして用いられるものであっても、照度センサ62の異常判断処理を行う際には電源供給開始時に強制的にLED61を発光させることとしている。このため、照度センサ62の異常判断処理を行う際に室内が明るい状況であったとしても(室内の照度が所定照度よりも高いために通常制御では発光させない状況であったとしても)、LED61の強制発光を用いた照度センサ62の異常判定を実行することが可能となっている。
(11−4)
本実施形態の第4コーナーパネル44を含んだ室内ユニット3を備える空気調和装置1では、図9において二点鎖線の矢印で示したように、LED61が発した光が、第4コーナーパネル44の内部において照度センサ62に届く構造となっている。このように、照度センサ62は、第4コーナーパネル44の内部においてLED61が発する光を直接受光することができるため、LED61によって照らされた室内の照度のみを検知可能に照度センサが設けられている場合と比較して、LED61の発光の有無による検知照度の変化を大きくすることが可能となる。これにより、照度センサ62の異常判定精度を高めることができる。
(11−5)
本実施形態の第4コーナーパネル44を含んだ室内ユニット3を備える空気調和装置1では、LED61の発光による照度センサ62の検知照度の変化を観察するだけでなく、さらに、照度センサ62がLED61の発光による得られるべき本来の照度を検知できているか否かも判断することが可能になっている。このため、LED61の発光に伴う照度センサ62の検知照度に変化が無い場合の照度センサ62の異常と、LED61の発光に伴う本来の照度を照度センサ62が検知できない場合の照度センサ62以外の異常と、を区別して把握することが可能となる。ここで、照度センサ62以外の異常としては、照度センサ62に汚れが付着していることや照度センサ62とLED61との間に異物が存在していること等が挙げられる。
(11−6)
本実施形態の第4コーナーパネル44を含んだ室内ユニット3を備える空気調和装置1では、照度センサ62の異常や照度センサ62が汚れているか発光経路に異物が存在するという異常を、異なる異常コードとして、リモコン74のディスプレイ74cに表示出力させている。これにより、施工者が異常を容易に把握することができるとともに、異常毎の対処が容易になっている。
(12)変形例
(12−1)変形例A
上記実施形態では、照度センサ62の異常判定による結果を異常コードとしてリモコン74のディスプレイ74cに表示出力させる場合を例に挙げて説明した。
これに対して、照度センサ62の異常判定による結果を表示出力する対象は、リモコン74に限られず、例えば、室内ユニット3や室外ユニット2において表示出力部を備えている場合には、当該表示出力部において出力させるようにしてもよい。
(12−2)変形例B
上記実施形態では、照度センサ62の異常判定を主として室内制御部73が行う場合を例に挙げて説明した。
しかし、照度センサ62の異常判定を行う主体としては、室内制御部73の代わりに、コーナー基板60が行うようにしてもよい。この場合には、コーナー基板60がLED61を発光させ、その際の照度センサ62が検知する照度の変化や具体的な照度の値に基づいて、照度センサ62の異常と照度センサ62が汚れているか発光経路において異物が存在するという異常とを判断することとなる。そして、各種報知の信号をコーナー基板60がリモコン74のディスプレイ74c等に対して送信することになる。
(12−3)変形例C
上記実施形態では、照度センサ62の異常判定を電源供給開始時のLED61の強制発光を利用して行う場合を例に挙げて説明した。
これに対して、照度センサ62の異常判定は、LED61の電源供給開始時の強制発光を利用する代わりに、電源供給開始時の強制発光を行わせることなく、通常制御においてLED61が発光条件を満たした場合(上記実施形態におけるステップS10〜12において全てYesの場合)のLED61の発光を用いて行うようにしてもよい。すなわち、所定の時間帯において暗い室内において人を検知することでLED61が発光した場合に、当該発光を利用して、照度センサ62の検知照度の変化等を見ることで照度センサ62の異常を判定するようにしてもよい。この場合には、室内が暗くない場合や所定の時間帯ではない場合等のように施工時に発光条件を満たさない場合には、施工時に迅速に照度センサ62の異常を把握することはできないものの、電源供給開始時にLED61を強制発光させない場合であっても、照度センサ62の異常等を把握することが可能となる。
また、電源供給開始時にLED61を強制発光させる場合もさせない場合も、いずれの場合であっても、LED61の通常制御においてLED61が発光条件を満たして発光する度に、照度センサ62の異常判定を行うようにしてもよい。
また、電源供給開始時の代わりに、または、これに加えて、リモコン74によって空気調和装置1の電源がONされる度に、照度センサ62の異常判定を行うようにしてもよい。
以上、本開示の実施形態及び変形例を説明したが、特許請求の範囲に記載された本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
1 空気調和装置
2 室外ユニット
3 室内ユニット
11 室外熱交換器
44 第4コーナーパネル(発光ユニット)
35 化粧パネル
51 室内熱交換器
55 人検知センサ
60 コーナー基板(異常判断部)
61 LED(発光部)
62 照度センサ
63 ブザー
70 制御部(異常判断部)
72 室外制御部
73 室内制御部(異常判断部)
74 リモコン(コントローラ)
74a リモコン基板
74c ディスプレイ(報知部)
81 コーナーパネル本体
84 取付部材
85 カバー
86 収容部
特開2015−210934号
本開示は、発光ユニットおよび空気調和装置に関する。
従来より、対象空間を照らすライトとして、例えば、特許文献1(特開2015−210934号)に記載されているように、照度センサと光源を備えており、対象空間の照度に応じて光源の光量が制御される照明器具がある。
当該照明器具によれば、光源からの光が照度センサに入射してしまうことに起因して生じる光源の点灯と消灯のチャタリングの問題を解消させるために、光源と照度センサとの間に遮光壁を設けることが提案されている。
このような、照明器具では、照度センサにおいて何らかの原因により異常が生じ、光源の発光制御において照度センサの検知照度を利用できなくなる場合がある。
本開示は、上述した点に鑑みてなされたものであり、本開示における課題は、照度センサの異常と照度センサが汚れているか発光経路に異物が存在するという異常との少なくともいずれかを判断することが可能な発光ユニットおよび空気調和装置を提供することにある。
第1観点に係る発光ユニットは、発光部と、1つの照度センサと、異常判断部と、を備えている。発光部は、対象空間に向けて発光する。照度センサは、対象空間の照度を検知する。異常判断部は、発光部の発光に対する1つの照度センサの検知結果に基づいて、照度センサの異常と、照度センサが汚れているか発光経路に異物が存在するという異常と、を区別して判断する。
なお、発光経路としては、特に限定されるものではなく、発光部が発した光であって発光ユニット内の空間を通過し、発光ユニット外に到っていない光を照度センサが検知できる場合には発光ユニット内における発光部から照度センサに到るまでの間の空間とすることができ、発光部が発した光であって発光ユニット外である対象空間まで到達することで対象空間を照らした光を照度センサが検知する場合には発光部からの光が発光ユニット外である対象空間に到るまでに通過する空間または照度センサから発光ユニット外である対象空間に到るまでの間の空間の少なくともいずれかの空間とすることができる。
この発光ユニットでは、発光部を発光させることによる照度センサの検知結果をみることにより、照度センサの異常と照度センサが汚れているか発光経路に異物が存在するという異常とを区別して判断することが可能である。
第2観点に係る発光ユニットは、第1観点に係る発光ユニットであって、発光部が発光するための条件として、照度センサによる検知照度が所定値以下または所定値よりも低いという条件が含まれる。
なお、異常判断部による照度センサの異常の有無の判断を終えた後において発光部が発光するための条件として、照度センサによる検知照度が所定値以下または所定値よりも低いという条件が含まれることが好ましい。
この発光ユニットでは、対象空間の照度が所定値以下または所定値よりも低い場合に、発光部に発光させることが可能となる。
第3観点に係る発光ユニットは、第1観点または第2観点に係る発光ユニットであって、発光部は、電源の供給開始時に発光する。異常判断部は、電源の供給開始時における発光部の発光に対する照度センサの検知結果に基づいて照度センサの異常を判断する。
この発光ユニットでは、電源供給開始時に発光部を必ず発光させるため、照度センサの異常を施工当初より把握することが可能となる。
第4観点に係る発光ユニットは、第1観点から第3観点のいずれかに係る発光ユニットであって、収容部をさらに備えている。収容部は、発光部と照度センサを内部に収容する。照度センサは、発光部から発せられる光が収容部内の空間を介して届く位置に配置されている。
この発光ユニットでは、照度センサは発光部から発せられる光を収容部内の空間を介して直接受光することができるため、照度センサの異常の判定精度を高めることができる。
第5観点に係る発光ユニットは、第1観点から第4観点のいずれかに係る発光ユニットであって、異常判断部は、発光部の発光に応じて照度センサが検知する照度が変化しない場合と、発光部の発光に応じて照度センサが検知する照度が変化しており照度センサが検知した照度が所定照度条件を満たす場合と、を区別するように判断する。
この発光ユニットでは、照度センサの異常と、照度センサ以外の異常と、を区別して把握することが可能となる。
第6観点に係る空気調和装置は、第1観点から第5観点のいずれかに係る発光ユニットを有する室内ユニットと、室外ユニットと、コントローラと、を備えている。異常判断部による判断結果を報知する報知部は、室内ユニットと室外ユニットとコントローラとのいずれかに設けられている。
この空気調和装置では、室内ユニットと室外ユニットとコントローラとのいずれかに異常判断部による判断結果を報知する報知部が設けられているため、異常判断部による判断結果を容易に把握することが可能になる。
第7観点に係る空気調和装置は、第6観点に係る空気調和装置であって、報知部は、ディスプレイである。ディスプレイには、照度センサの異常と、照度センサが汚れているか発光経路に異物が存在するという異常が、異なるコードとして表示される。
空気調和装置の概略構成図である。 室内ユニットの概略外観斜視図である。 室内ユニットの平面視概略構成図である。 室内ユニットの図3のA−A断面における側面視概略構成図である。 第4コーナーパネルの下面視概略構成図である。 第4コーナーパネルのカバーが取り外された状態の上面視概略構成図である。 第4コーナーパネルの上面視概略構成図である。 第4コーナーパネルの図5のB−B断面の矢視における断面図である。 第4コーナーパネルの図5のC−C断面の矢視における断面図である。 空気調和装置の制御ブロック構成図である。 LEDおよびブザーの通常制御フローチャートである。 照度センサの異常判定フローチャートである。
(1)空気調和装置の構成
図1に、空気調和装置1の概略構成図を示す。
空気調和装置1は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行うことによって、建物等の室内の冷房および暖房を行うことが可能な装置である。
空気調和装置1は、主として、室外ユニット2と、室内ユニット3と、室外ユニット2と室内ユニット3とを接続する冷媒経路である液冷媒連絡管4およびガス冷媒連絡管5と、を有している。そして、空気調和装置1の蒸気圧縮式の冷媒回路6は、室外ユニット2と、室内ユニット3とが冷媒連絡管4、5を介して接続されることによって構成されている。冷媒連絡管4、5は、空気調和装置1を建物等の設置場所に設置する際に、現地にて施工される冷媒管である。特に限定されないが、本実施形態では、当該冷媒回路6に作動冷媒としてR32が充填されている。
(2)室外ユニット
室外ユニット2は、室外(建物の屋上や建物の壁面近傍等)に設置されており、冷媒回路6の一部を構成している。室外ユニット2は、主として、アキュムレータ7、圧縮機8と、四路切換弁10と、室外熱交換器11と、膨張機構としての室外膨張弁12と、液側閉鎖弁13と、ガス側閉鎖弁14と、室外ファン15と、室外制御部72と、を有している。
アキュムレータ7は、ガス冷媒を圧縮機に供給するための容器であり、圧縮機8の吸入側に設けられている。
圧縮機8は、低圧のガス冷媒を吸入し、圧縮して高圧のガス冷媒を吐出する。
室外熱交換器11は、冷房運転時には圧縮機8から吐出された冷媒の放熱器として機能し、暖房運転時には室内熱交換器51から送られてくる冷媒の蒸発器として機能する熱交換器である。室外熱交換器11は、その液側が室外膨張弁12に接続されており、ガス側が四路切換弁10に接続されている。
室外膨張弁12は、冷房運転時には室外熱交換器11において放熱された冷媒を室内熱交換器51に送る前に減圧し、暖房運転時には室内熱交換器51において放熱された冷媒を室外熱交換器11に送る前に減圧することが可能な電動膨張弁である。
室外ユニット2の液側閉鎖弁13には、液冷媒連絡管4の一端が接続されている。室外ユニット2のガス側閉鎖弁14には、ガス冷媒連絡管5の一端が接続されている。
室外ユニット2の各機器および弁間は、冷媒管16〜22によって接続されている。
四路切換弁10は、圧縮機8の吐出側が室外熱交換器11側に接続されるとともに圧縮機8の吸入側がガス側閉鎖弁14側に接続される状態(図1における四路切換弁10の実線を参照)と、圧縮機8の吐出側がガス側閉鎖弁14側に接続されるとともに圧縮機8の吸入側が室外熱交換器11側に接続される状態(図1における四路切換弁10の破線を参照)と、を切り換えることにより、後述する冷房運転の接続状態と暖房運転の接続状態とを切り換える。
室外ファン15は、室外ユニット2の内部に配置され、室外空気を吸入して、室外熱交換器11に室外空気を供給した後に、ユニット外に排出する空気流れを形成する。このように、室外ファン15によって供給される室外空気は、室外熱交換器11の冷媒との熱交換における冷却源又は加熱源として用いられる。
室外制御部72は、室外ユニット2内に設けられており、後述する室内制御部73と通信可能に接続されることで制御部70の一部を構成しており、CPU、ROM、RAM等を有している。室外制御部72は、圧縮機8の駆動周波数と、四路切換弁10の接続状態と、室外膨張弁12の弁開度と、室外ファン15の風量を制御する。
(3)室内ユニット
図2に、室内ユニット3の外観斜視図を示す。図3に、室内ユニット3の天板を取り除いた状態を示す概略平面図を示す。図4に、図3中にA−Aで示す切断面における室内ユニット3の概略側面断面図を示す。
室内ユニット3は、本実施形態では、空調対象空間である室内等の天井に設けられた開口に埋め込まれることで設置されるタイプの室内機である。室内ユニット3は、主として、室内熱交換器51と、室内ファン52と、ケーシング30と、フラップ39と、ベルマウス33と、ドレンパン32と、室内制御部73と、を有している。
室内熱交換器51は、冷房運転時には室外熱交換器11から送られてくる冷媒の蒸発器として機能し、暖房運転時には圧縮機8から吐出された冷媒の放熱器として機能する熱交換器である。室内熱交換器51は、その液側が液冷媒連絡管4の室内側端部に接続されており、ガス側がガス冷媒連絡管5の室内側端部に接続されている。
室内ファン52は、室内ユニット3のケーシング本体31の内部に配置された遠心送風機である。室内ファン52は、室内の空気を後述する化粧パネル35の吸込口36を通じてケーシング30内に吸入し、室内熱交換器51を通過させた後、化粧パネル35の吹出口37を通じてケーシング30外へ吹き出す空気流れを形成する。このように、室内ファン52によって供給される室内空気は、室内熱交換器51の冷媒と熱交換することにより温度が調節される。
ケーシング30は、ケーシング本体31と、化粧パネル35と、を主として有している。
ケーシング本体31は、空調室の天井Uに形成された開口に挿入されるようにして配置されており、その平面視において、長辺と短辺とが交互に形成された略8角形状の箱状体であり、下面が開口している。このケーシング本体31は、天板および天板の周縁部から下方に延びる複数の側板を有している。なお、ケーシング本体31の平面視における4角の短辺には、天井に対して室内ユニット3を固定するための図示しないボルトがそれぞれ固定されている。なお、各4角におけるボルトに対する固定位置の高さを調節することで、室内ユニット3の化粧パネル35の上面と天井の下面との隙間を無くすることが可能になる。
化粧パネル35は、天井Uの開口に嵌め込まれるようにして配置されており、ケーシング本体31の天板および側板よりも平面視における外側にまで広がっており、ケーシング本体31の下方に室内側から取り付けられる。化粧パネル35は、内枠35aと外枠35bを有している。内枠35aの内側には、下方に向けて開口した略四角形状の吸込口36が形成されている。吸込口36の上方には、吸込口36から吸入された空気中の塵埃を除去するためのフィルタ34が設けられている。外枠35bの内側であって内枠35aの外側には、下方から斜め下方に向けて開口した吹出口37と角部吹出口38が形成されている。吹出口37は、化粧パネル35の平面視における略四角形状の各辺に対応する位置に設けられた、第1吹出口37aと、第2吹出口37bと、第3吹出口37cと、第4吹出口37dと、を有している。角部吹出口38は、化粧パネル35の平面視における略四角形状の4角に対応する位置に設けられた、第1角部吹出口38aと、第2角部吹出口38bと、第3角部吹出口38cと、第4角部吹出口38dと、を有している。外枠35bは、平面視において略四角形状の内縁および外縁を有しており、各角部にそれぞれ対応するように、第1コーナーパネル41と、第2コーナーパネル42と、第3コーナーパネル43と、第4コーナーパネル44と、を有している。平面視において、第1コーナーパネル41は第1角部吹出口38aの外側に、第2コーナーパネル42は第2角部吹出口38bの外側に、第3コーナーパネル43は第3角部吹出口38cの外側に、第4コーナーパネル44は第4角部吹出口38dの外側に、それぞれ設けられている。第1〜第4コーナーパネル41〜44における各コーナーパネル本体の形状はいずれも同一であるため、各コーナーパネル41〜44は適宜、設置場所を替えることができる。なお、第1〜4コーナーパネル41〜44の上方の空間には、それぞれ室内ユニット3を天井に対して固定するためのボルトが位置している。
フラップ39は、吹出口37を通過する空気流れの方向を変更可能な部材である。フラップ39は、第1吹出口37aに配置される第1フラップ39aと、第2吹出口37bに配置される第2フラップ39bと、第3吹出口37cに配置される第3フラップ39cと、第4吹出口37dに配置される第4フラップ39dと、を有している。各フラップ39a〜dは、ケーシング30の所定の位置において回動可能に軸支されている。
ドレンパン32は、室内熱交換器51の下側に配置され、室内熱交換器51において空気中の水分が凝縮して生じるドレン水を受けとる。このドレンパン32は、ケーシング本体31の下部に装着されている。ドレンパン32には、平面視において、室内熱交換器51の内側において上下方向に伸びた円筒形状の空間が形成されており、当該空間の内側下方にベルマウス33が配置されている。ベルマウス33は、吸込口36から吸入される空気を室内ファン52に案内する。また、ドレンパン32には、平面視において、室内熱交換器51の外側において上下方向に伸びた複数の吹出流路47a〜d、角部吹出流路48a〜cが形成されている。吹出流路47a〜dは、下端において第1吹出口37aと連通する第1吹出流路47aと、下端において第2吹出口37bと連通する第2吹出流路47bと、下端において第3吹出口37cと連通する第3吹出流路47cと、下端において第4吹出口37dと連通する第4吹出流路47dと、を有している。角部吹出流路48a〜cは、下端において第1角部吹出口38aと連通する第1角部吹出流路48aと、下端において第2角部吹出口38bと連通する第2角部吹出流路48bと、下端において第3角部吹出口38cと連通する第3角部吹出流路48cと、を有している。
室内制御部73は、室外制御部72および後述するコーナー基板60と通信可能に接続されることで制御部70の一部を構成しており、CPU、ROM、RAM等を有している。室内制御部73は、室内ファン52の風量を制御する。
(4)第2コーナーパネル
第2コーナーパネル42は、パネル中央近傍において人検知センサ55を備えている。
人検知センサ55は、特に限定されないが、例えば、赤外線カメラ等によって構成されており、室内制御部73に対して通信可能に接続されている。
(5)第4コーナーパネル
図5に第4コーナーパネル44の下面視概略構成図を、図6に第4コーナーパネル44のカバーが取り外された状態の上面視概略構成図を、図7に第4コーナーパネル44の上面視概略構成図を、それぞれ示す。また、図8に、第4コーナーパネル44の図5のB−B断面の矢視における断面図を、図9に、第4コーナーパネル44の図5のC−C断面の矢視における断面図を、それぞれ示す。
第4コーナーパネル44は、平面視において第2コーナーパネル42とは対角線状に位置するコーナーパネルであって、コーナーパネル本体81と、発光用レンズ82と、照度用レンズ83と、取付部材84と、カバー85と、コーナー基板60と、を備えている。
コーナーパネル本体81は、第1〜3コーナーパネル41〜43と同様に平面視において略L字状の板状部材であり、板厚方向である上下方向に貫通した発光用開口81aと照度用開口81bとブザー用開口81cとが設けられている。発光用開口81aは、コーナーパネル本体81の重心近傍に設けられており、室内側に発光用レンズ82が取り付けられている。照度用開口81bは、発光用開口81aに隣接して設けられており、室内側に照度用レンズ83が取り付けられている。ブザー用開口81cは、発光用開口81aに対して室内ユニット3の平面視における中心寄りに設けられている。
取付部材84は、コーナー基板60をコーナーパネル本体81に対して取り付けるために、コーナー基板60とコーナーパネル本体81との間に介在する部材である。取付部材84は、ネジ84xによって、コーナーパネル本体81に固定される。
カバー85は、コーナー基板60をさらに上から覆う部材であり、ネジ85xによってコーナーパネル本体81に固定される。
コーナー基板60は、複数の電子部品によって構成されており、室内ユニット3のケーシング本体31の内側に位置している室内制御部73と通信可能に接続された制御基板であり、LED61と照度センサ62とブザー63とが設けられている。具体的には、コーナー基板60は、CPU、ROM、RAM等を有して構成されており、室内制御部73と通信線および電源供給線によって接続され、室内制御部73から電源供給線を介して電源供給を受けつつ、室内制御部73との間で通信線を介して通信が可能となっている。このLED61と照度センサ62とブザー63が実装されたコーナー基板60は、コーナーパネル本体81と取付部材84とカバー85とによって囲まれた空間である収容部86に配置されている。なお、LED61と照度センサ62とブザー63とは、いずれも同じコーナー基板60に実装されており、基板が1つであるため、コンパクト化を図ることができている。
LED61は、コーナー基板60の下面に実装されており、室内ユニット3が空調対象とする対象空間を照らす。具体的には、LED61は、下方に向けて発した光が、取付部材84の対応する開口部と、コーナーパネル本体81に設けられた発光用開口81aと、発光用レンズ82を透過して、室内を照らすように設置されている。
照度センサ62は、コーナー基板60の下面に実装されており、室内ユニット3が空調対象とする対象空間の照度を検知する。特に限定されないが、照度センサ62は、例えば、フォトトランジスタ等によって構成される。照度センサ62は、室内からの明かりを、照度用レンズ83、コーナーパネル本体81に設けられた照度用開口81b、取付部材84の対応する開口部を介して検知する。なお、照度センサ62とLED61とは、図9において二点鎖線の矢印で示すように、LED61が発した光であって、コーナーパネル本体81に対する室内空間側とは反対側の空間を通過した光を受光可能な配置関係となっている。具体的には、本実施形態では、LED61が発した光は、取付部材84の上方の空間であってコーナー基板60の下方の空間を介して略水平方向に進んで照度センサ62に到達することが可能な構造となっており、第4コーナーパネル44の内部構造においてLED61と照度センサ62との間を遮る部材が存在しない構造となっている。
ブザー63は、コーナー基板60の下面に実装されており、室内ユニット3が空調対象とする対象空間に向けて音を発する。具体的には、ブザー63は、所定の時間間隔で同じ音が繰り返し出力される警告音を発する。ブザー63は、下方に向けて発した音が、取付部材84の対応する開口部と、コーナーパネル本体81に設けられたブザー用開口81cを通過して室内に伝えられるように設置されている。
(6)リモコン
図10に、空気調和装置1の制御ブロック構成図を示す。
室内ユニット3が空調を行う対象空間には、リモコン74が設けられている。
リモコン74は、室外制御部72や室内制御部73と通信可能に接続されており、CPU、ROM、RAM等を有するリモコン基板74aと、入力部74bと、ディスプレイ74cと、を有している。
入力部74bは、ユーザからの各種設定を受け付ける。
ディスプレイ74cは、空気調和装置1の運転状態や設定温度や異常の状態等の表示出力が可能である。
(7)制御部
空気調和装置1は、室外制御部72と、リモコン基板74aと、室内制御部73と、コーナー基板60と、によって構成された制御部70を有している。
具体的には、室外制御部72は、圧縮機8、四路切換弁10、室外膨張弁12、室外ファン15等の制御が可能なように接続されており、室内制御部73は、人検知センサ55からの信号を受信可能であり室内ファン52の制御が可能なように接続されており、コーナー基板60は、照度センサ62からの信号を受信可能でありLED61やブザー63等の制御が可能なように接続されており、リモコン基板74aは、入力部74bからの信号を受信可能でありディスプレイ74cに各種の表示出力が可能なように接続されている。
いる。
空気調和装置1の各種制御動作や情報処理は、当該制御部70が実行する。
(8)空気調和装置の動作
次に、図1を用いて、空気調和装置1の動作について説明する。空気調和装置1では、圧縮機8、室外熱交換器11、室外膨張弁12、室内熱交換器51の順に冷媒を流す冷房運転と、圧縮機8、室内熱交換器51、室外膨張弁12、室外熱交換器11の順に冷媒を流す暖房運転と、が行われる。
(8−1)冷房運転
冷房運転時には、室外熱交換器11が冷媒の放熱器となり室内熱交換器51が冷媒の蒸発器となるように、四路切換弁10の接続状態が切り換えられる(図1の実線参照)。冷媒回路6において、冷凍サイクルの低圧のガス冷媒は、圧縮機8に吸入され、冷凍サイクルの高圧になるまで圧縮された後に吐出される。圧縮機8から吐出された高圧のガス冷媒は、四路切換弁10を通じて、室外熱交換器11に送られる。室外熱交換器11に送られた高圧のガス冷媒は、冷媒の放熱器として機能する室外熱交換器11において、室外ファン15によって冷却源として供給される室外空気と熱交換を行って放熱して、高圧の液冷媒になる。この高圧の液冷媒は、室外膨張弁12を通過する際に冷凍サイクルにおける低圧になるまで減圧され、気液二相状態の冷媒となって、液側閉鎖弁13および液冷媒連絡管4を通じて、室内ユニット3に送られる。
低圧の気液二相状態の冷媒は、室内熱交換器51において、冷房運転時は室内ファン52によって加熱源として供給される室内空気と熱交換を行って蒸発する。これにより、室内熱交換器51を通過する空気は冷却され、室内の冷房が行われる。室内熱交換器51において蒸発した低圧のガス冷媒は、ガス冷媒連絡管5を通じて、室外ユニット2に送られる。
室外ユニット2に送られた低圧のガス冷媒は、ガス側閉鎖弁14、四路切換弁10およびアキュムレータ7を通じて、再び、圧縮機8に吸入される。冷房運転では、以上のようにして、冷媒が冷媒回路6を循環する。
(8−2)暖房運転
暖房運転時には、室外熱交換器11が冷媒の蒸発器となり室内熱交換器51が冷媒の放熱器となるように、四路切換弁10の接続状態が切り換えられる(図1の破線参照)。冷媒回路6において、冷凍サイクルの低圧のガス冷媒は、圧縮機8に吸入され、冷凍サイクルの高圧になるまで圧縮された後に吐出される。圧縮機8から吐出された高圧のガス冷媒は、四路切換弁10、ガス側閉鎖弁14およびガス冷媒連絡管5を通じて、室内ユニット3に送られる。
高圧のガス冷媒は、室内熱交換器51において、室内ファン52によって冷却源として供給される室内空気と熱交換を行って放熱して、高圧の液冷媒になる。これにより、室内熱交換器51を通過する空気は加熱され、室内の暖房が行われる。室内熱交換器51で放熱した高圧の液冷媒は、液冷媒連絡管4を通じて、室外ユニット2に送られる。
室外ユニット2に送られた高圧の液冷媒は、液側閉鎖弁13を通じて、室外膨張弁12において冷凍サイクルの低圧まで減圧され、低圧の気液二相状態の冷媒になる。室外膨張弁12で減圧された低圧の気液二相状態の冷媒は、冷媒の蒸発器として機能する室外熱交換器11において、室外ファン15によって加熱源として供給される室外空気と熱交換を行って蒸発して、低圧のガス冷媒になる。この低圧のガス冷媒は、四路切換弁10およびアキュムレータ7を通じて、再び、圧縮機8に吸入される。暖房運転では、以上のようにして、冷媒が冷媒回路6を循環する。
(9)LEDおよびブザーの制御
図11に、LED61およびブザー63の通常制御フローチャートを示す。
このLED61およびブザー63の通常制御は、後述する図12に示す照度センサ62の異常判定を終えて、照度センサ62の異常が無く、照度センサ62が汚れていることやLED61と照度センサ62との間の発光経路に異物が存在するという異常も無いことが確認された後に行われる。
ステップS10では、室内制御部73が所定の時間条件を満たしているか否かを判断する。当該所定の時間条件としては、特に限定されないが、例えば、一日のうちの所定の時間帯であることという条件とすることができ、室内制御部73が有するメモリ等に予め格納されている。なお、ユーザは、リモコン74の入力部74bを介して当該所定の時間条件を設定することが可能となっている。ここで、所定の時間条件を満たすと判断した場合にはステップS12に移行し、所定の時間条件を満たさないと判断した場合にはステップS10を繰り返す。
ステップS11では、室内制御部73が室内の照度が予め定めた所定照度以下であるか否かを判断する。具体的には、室内制御部73は、コーナー基板60を介して照度センサ62が検知した照度値を把握し、当該照度値を所定照度と比較することで判断する。所定照度以下(暗い)と判断した場合にはステップS12に移行し、所定照度以下ではない(暗くはない)と判断した場合にはステップS10を繰り返す。
ステップS12では、室内制御部73が室内に人が存在しているか否かを判断する。具体的には、室内制御部73は、人検知センサ55からの検知信号を受信することで、室内における人の存在の有無を判断する。人が存在すると判断した場合にはステップS13に移行し、人が存在しないと判断した場合にはステップS10に戻る。
ステップS13では、室内制御部73は、LED61を発光させ、ブザー63から警告音が発せられるように、制御を行う。具体的には、室内制御部73は、コーナー基板60に向けて、LED61を発光させ、ブザー63から警告音が発せられるように制御信号を送信する。これにより、当該制御信号を受信したコーナー基板60が、LED61を発光させ、ブザー63から警告音を発せられるように、LED61およびブザー63を制御する。
ステップS14では、室内制御部73は照度センサ62が検知する照度が変化したか否かを判断する。具体的には、室内制御部73は、ステップS13においてLED61を発光させるための制御信号を送信する前と後とで照度センサ62が検知する照度が変化したか否かを判断する。ここで、照度センサ62が検知する照度が変化したと判断した場合にはステップS16に移行し、変化していないと判断した場合にはステップS15に移行する。
ステップS15では、室内制御部73は、照度センサ62が異常であると判断し、リモコン74のディスプレイ74cに対して、照度センサ62が異常であることを示す所定の異常コードを表示出力させる。
ステップS16では、室内制御部73は、LED61を発光させ、ブザー63から警告音を発するようにしてから所定時間が経過したか否かを判断する。ここで、所定時間としては特に限定されないが、例えば、1分以上5分未満の所定の時間長さとすることができる。所定時間が経過したと判断した場合にはステップS17に移行し、所定時間が経過していないと判断した場合には所定時間が経過するまでLED61の発光およびブザー63からの警告音の出力を続ける。
ステップS17は、室内制御部73は、LED61の発光を停止させ、ブザー63から警告音も止めて、ステップS10に戻り、上記処理を繰り返す。
(10)照度センサの異常判定
図12に、照度センサ62の異常判定フローチャートを示す。
空気調和装置1は、現地に施工された後、図11に記載のLED61およびブザー63の通常制御フローチャートが実行される前に、照度センサ62が所望の検知を行うことができる状態にあるか否かを確認するための異常判定処理を行う。具体的には、室内ユニット3が施工された状態で、室内ユニット3に対して通電を開始する際に、照度センサ62の状態を、以下の手順によって、LED61を発光させてみることで確認する。なお、図9において二点鎖線の矢印で示したように、LED61が発した光は、第4コーナーパネル44の内部において照度センサ62が受光可能な構造となっている。
ステップS20では、室内制御部73がLED61や照度センサ62への電源供給が開始されたか否かを判断する。具体的には、室内制御部73は、自身に通電が開始された場合に、室内制御部73およびコーナー基板60を介してLED61や照度センサ62への電源供給が開始されていると判断する。ここで、LED61や照度センサ62への電源供給が開始された場合には、ステップS21に移行し、電源供給が開始されていない場合には開始されるまで上記処理を繰り返す。
ステップS21では、室内制御部73がLED61を発光させる。具体的には、室内制御部73は、コーナー基板60に対してLED61を発光させるための制御指令を送信することにより、LED61を発光させる。
ステップS22では、室内制御部73は照度センサ62が検知する照度が変化したか否かを判断する。具体的には、室内制御部73は、ステップS21においてLED61を発光させる前と後とで照度センサ62が検知する照度が変化したか否かを判断する。ここで、照度センサ62が検知する照度が変化したと判断した場合にはステップS24に移行し、変化していないと判断した場合にはステップS23に移行する。
ステップS23では、室内制御部73は、照度センサ62が異常であると判断し、リモコン74のディスプレイ74cに対して、照度センサ62が異常であることを示す所定の異常コードを表示出力させる。
ステップS24では、室内制御部73は照度センサ62が検知する照度が、所定低照度条件を満たすか否かを判断する。具体的には、室内制御部73は、ステップS21においてLED61を発光させた後での照度センサ62が検知する照度が、LED61を発光させた場合に得られる本来の照度に満たない所定低照度条件を満たすか否か(本実施形態では、所定低照度値より小さいか否か)を判断する。ここで、照度センサ62が検知する照度が所定低照度条件を満たすと判断した場合にはステップS25に移行し、所定低照度条件を満たさないと判断した場合にはステップS26に移行する。
ステップS25では、室内制御部73は、照度センサ62が汚れているかまたはLED61と照度センサ62との間の発光経路に異物が存在している状態であると判断し、リモコン74のディスプレイ74cに対して、照度センサ62が汚れているまたは異物が付着している状態であることを示す所定の異常コードを表示出力させる。
ステップS26では、室内制御部73は、照度センサ62は正常であると判断し、判定処理を終了する。
(11)特徴
(11−1)
本実施形態の第4コーナーパネル44を含んだ室内ユニット3を備える空気調和装置1では、現地への施工を終えた状態で、LED61を発光させた場合の照度センサ62の検知照度の変化等をみることにより、照度センサ62に異常が生じていること、または、照度センサ62が汚れているか発光経路に異物が存在するという異常と、の少なくともいずれかを判断することが可能である。具体的には、LED61を発光させたにも関わらず、照度センサ62の検知照度に変化が無い場合には、照度センサ62に異常が生じていると判断し、LED61を発光させることで照度センサ62の検知照度に変化が生じたものの本来の照度が得られていない場合には、照度センサ62が汚れているか発光経路に異物が存在していると判断することが可能である。
(11−2)
本実施形態の第4コーナーパネル44を含んだ室内ユニット3を備える空気調和装置1では、現地への施工を終えて照度センサ62が正常であることを確認した後に、LED61を発光させる条件として、室内の照度が予め定めた所定照度以下であるという条件(正常と判定された照度センサ62の検知照度が所定照度以下であるという条件)を含んでいる。これにより、照度センサ62の異常判定により照度センサ62が正常と判定された場合には、室内が暗い場合に限ってLED61を発光させることが可能になる。
(11−3)
本実施形態の第4コーナーパネル44を含んだ室内ユニット3を備える空気調和装置1では、室内ユニット3への電源供給開始時にLED61を必ず発光させ、その際の照度センサ62の検知結果を用いて照度センサ62の異常判断を行っている。このため、照度センサ62の異常を施工当初より把握することが可能となる。
また、照度センサ62の異常判断処理を終えた後は室内が所定照度以下の場合にのみLED61が発光するようにして用いられるものであっても、照度センサ62の異常判断処理を行う際には電源供給開始時に強制的にLED61を発光させることとしている。このため、照度センサ62の異常判断処理を行う際に室内が明るい状況であったとしても(室内の照度が所定照度よりも高いために通常制御では発光させない状況であったとしても)、LED61の強制発光を用いた照度センサ62の異常判定を実行することが可能となっている。
(11−4)
本実施形態の第4コーナーパネル44を含んだ室内ユニット3を備える空気調和装置1では、図9において二点鎖線の矢印で示したように、LED61が発した光が、第4コーナーパネル44の内部において照度センサ62に届く構造となっている。このように、照度センサ62は、第4コーナーパネル44の内部においてLED61が発する光を直接受光することができるため、LED61によって照らされた室内の照度のみを検知可能に照度センサが設けられている場合と比較して、LED61の発光の有無による検知照度の変化を大きくすることが可能となる。これにより、照度センサ62の異常判定精度を高めることができる。
(11−5)
本実施形態の第4コーナーパネル44を含んだ室内ユニット3を備える空気調和装置1では、LED61の発光による照度センサ62の検知照度の変化を観察するだけでなく、さらに、照度センサ62がLED61の発光による得られるべき本来の照度を検知できているか否かも判断することが可能になっている。このため、LED61の発光に伴う照度センサ62の検知照度に変化が無い場合の照度センサ62の異常と、LED61の発光に伴う本来の照度を照度センサ62が検知できない場合の照度センサ62以外の異常と、を区別して把握することが可能となる。ここで、照度センサ62以外の異常としては、照度センサ62に汚れが付着していることや照度センサ62とLED61との間に異物が存在していること等が挙げられる。
(11−6)
本実施形態の第4コーナーパネル44を含んだ室内ユニット3を備える空気調和装置1では、照度センサ62の異常や照度センサ62が汚れているか発光経路に異物が存在するという異常を、異なる異常コードとして、リモコン74のディスプレイ74cに表示出力させている。これにより、施工者が異常を容易に把握することができるとともに、異常毎の対処が容易になっている。
(12)変形例
(12−1)変形例A
上記実施形態では、照度センサ62の異常判定による結果を異常コードとしてリモコン74のディスプレイ74cに表示出力させる場合を例に挙げて説明した。
これに対して、照度センサ62の異常判定による結果を表示出力する対象は、リモコン74に限られず、例えば、室内ユニット3や室外ユニット2において表示出力部を備えている場合には、当該表示出力部において出力させるようにしてもよい。
(12−2)変形例B
上記実施形態では、照度センサ62の異常判定を主として室内制御部73が行う場合を例に挙げて説明した。
しかし、照度センサ62の異常判定を行う主体としては、室内制御部73の代わりに、コーナー基板60が行うようにしてもよい。この場合には、コーナー基板60がLED61を発光させ、その際の照度センサ62が検知する照度の変化や具体的な照度の値に基づいて、照度センサ62の異常と照度センサ62が汚れているか発光経路において異物が存在するという異常とを判断することとなる。そして、各種報知の信号をコーナー基板60がリモコン74のディスプレイ74c等に対して送信することになる。
(12−3)変形例C
上記実施形態では、照度センサ62の異常判定を電源供給開始時のLED61の強制発光を利用して行う場合を例に挙げて説明した。
これに対して、照度センサ62の異常判定は、LED61の電源供給開始時の強制発光を利用する代わりに、電源供給開始時の強制発光を行わせることなく、通常制御においてLED61が発光条件を満たした場合(上記実施形態におけるステップS10〜12において全てYesの場合)のLED61の発光を用いて行うようにしてもよい。すなわち、所定の時間帯において暗い室内において人を検知することでLED61が発光した場合に、当該発光を利用して、照度センサ62の検知照度の変化等を見ることで照度センサ62の異常を判定するようにしてもよい。この場合には、室内が暗くない場合や所定の時間帯ではない場合等のように施工時に発光条件を満たさない場合には、施工時に迅速に照度センサ62の異常を把握することはできないものの、電源供給開始時にLED61を強制発光させない場合であっても、照度センサ62の異常等を把握することが可能となる。
また、電源供給開始時にLED61を強制発光させる場合もさせない場合も、いずれの場合であっても、LED61の通常制御においてLED61が発光条件を満たして発光する度に、照度センサ62の異常判定を行うようにしてもよい。
また、電源供給開始時の代わりに、または、これに加えて、リモコン74によって空気調和装置1の電源がONされる度に、照度センサ62の異常判定を行うようにしてもよい。
以上、本開示の実施形態及び変形例を説明したが、特許請求の範囲に記載された本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
1 空気調和装置
2 室外ユニット
3 室内ユニット
11 室外熱交換器
44 第4コーナーパネル(発光ユニット)
35 化粧パネル
51 室内熱交換器
55 人検知センサ
60 コーナー基板(異常判断部)
61 LED(発光部)
62 照度センサ
63 ブザー
70 制御部(異常判断部)
72 室外制御部
73 室内制御部(異常判断部)
74 リモコン(コントローラ)
74a リモコン基板
74c ディスプレイ(報知部)
81 コーナーパネル本体
84 取付部材
85 カバー
86 収容部
特開2015−210934号

Claims (6)

  1. 対象空間に向けて発光する発光部(61)と、
    前記対象空間の照度を検知する照度センサ(62)と、
    前記発光部の発光に対する前記照度センサの検知結果に基づいて、前記照度センサの異常と、前記照度センサが汚れているか発光経路に異物が存在するという異常と、の少なくともいずれか一つを判断する異常判断部(70、73、60)と、
    を備えた発光ユニット(44)。
  2. 前記発光部が発光するための条件として、前記照度センサによる検知照度が所定値以下または前記所定値よりも低いという条件が含まれる、
    請求項1に記載の発光ユニット。
  3. 前記発光部は、電源の供給開始時に発光し、
    前記異常判断部は、前記電源の供給開始時における前記発光部の発光に対する前記照度センサの検知結果に基づいて前記照度センサの異常を判断する、
    請求項1または2に記載の発光ユニット。
  4. 前記発光部と前記照度センサを内部に収容する収容部(44、81、84、85)をさらに備え、
    前記照度センサは、前記発光部から発せられる光が前記収容部内の空間を介して届く位置に配置されている、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の発光ユニット。
  5. 前記異常判断部は、前記発光部の発光に応じて前記照度センサが検知する照度が変化しない場合と、前記発光部の発光に応じて前記照度センサが検知する照度が変化しており前記照度センサが検知した照度が所定照度条件を満たす場合と、を区別するように判断する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の発光ユニット。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の発光ユニットを有する室内ユニット(3)と、
    室外ユニット(2)と、
    コントローラ(74)と、
    を備え、
    前記異常判断部による判断結果を報知する報知部(74c)が前記室内ユニットと前記室外ユニットと前記コントローラとのいずれかに設けられている、
    空気調和装置(1)。
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