JP2019124625A - バルブシステム - Google Patents

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    • G01N30/16Injection
    • G01N30/20Injection using a sampling valve

Abstract

【課題】負圧によりガスを吸引する際に流入口及び流出口がダイアフラム層で閉塞されるのを防止することができるバルブシステムを提供する。【解決手段】第1流路51が、流入口23に接続され、マイクロバルブ1内にガスを流入させる。第2流路52が、流出口24に接続され、マイクロバルブ1内からガスを流出させる。第3流路53が、マイクロバルブ1内にニューマチック流体を流入させる。負圧発生機構(ポンプ61)が、第2流路52側に負圧を発生させることにより、第1流路51からマイクロバルブ1を介して第2流路52側にガスを吸引する。圧力調整機構(接続流路50及びバルブ63)が、第2流路52内と第3流路53内との圧力差を減少させることにより、第2流路52側に発生する負圧によって流入口23及び流出口24がダイアフラム層3で閉塞されるのを防止する。【選択図】 図7A

Description

本発明は、複数層が積層された積層構造を有するマイクロバルブを用いてガスの流路の開閉を行うバルブシステムに関するものである。
従来から、各種装置において、装置内の流路を開閉するためのバルブ装置が利用されている。例えば、クロマトグラフのマイクロインジェクタには、小型のマイクロバルブが利用されている。
マイクロバルブは、複数層が積層された積層構造を有しており、内部にガスなどの流体(ニューマチック流体)が導入されることにより、流路の開閉が行われる(例えば、下記特許文献1参照)。
特許文献1に記載のマイクロバルブは、第1層と、第2層と、変位層とを積層構造として備えている。このマイクロバルブでは、変位層が薄膜状に形成されており、変位層を第1層と第2層とで挟み込む構成となっている。また、第1層には、厚み方向に貫通する流入口及び流出口が形成されている。第1層と変位層との間には、隙間が設けられており、マイクロバルブが開状態とされている間は、流入口からマイクロバルブ内に供給されたガスは、第1層と変位層との間を通過し、流出口から外部に流出する。マイクロバルブを閉状態にする場合には、この状態から、第2層側から変位層に向けてニューマチック流体が導入される。これにより、変位層が、第1層側に押圧されて変形し、第1層に密着する。そして、変位層によって、流入口及び流出口が閉塞されて、マイクロバルブ内の流路が閉じられる。このように、変位層は、ニューマチック流体の導入によって弾性変形するダイアフラム層として機能する。
米国特許出願公開第2012/0021529号明細書
特許文献1に記載のマイクロバルブにおいて、ダイアフラム層はPEEK(Poly Ether Ether Keton)からなり、マイクロバルブ内に比較的高い圧力でニューマチック流体が導入されることにより、ダイアフラム層が弾性変形して流入口及び流出口が閉塞される。しかし、ダイアフラム層をより薄くて弾性変形しやすい材料で形成することも考えられる。
一方で、マイクロバルブ内に流入口からガスを供給する方法として、流入口側からガスを加圧してマイクロバブル内に流入させる方法と、流出口側に負圧を発生させることにより流入口からマイクロバルブ内にガスを吸引する方法とがある。後者の方法、すなわち負圧によりガスを吸引する方法が採用されたバルブシステムでは、ダイアフラム層が弾性変形しやすい構成の場合、流入口からのガスの吸引時にダイアフラム層が弾性変形して流入口及び流出口が閉塞されてしまうおそれがある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、負圧によりガスを吸引する際に流入口及び流出口がダイアフラム層で閉塞されるのを防止することができるバルブシステムを提供することを目的とする。
(1)本発明に係るバルブシステムは、マイクロバルブと、第1流路と、第2流路と、第3流路と、負圧発生機構と、圧力調整機構とを備える。前記マイクロバルブは、ガスの流入口及び流出口が形成された基台層と、前記基台層に対向するカバー層と、前記基台層と前記カバー層との間に設けられ、ニューマチック流体の流入に伴って弾性変形することにより前記流入口及び前記流出口を閉塞するダイアフラム層とが積層された積層構造を有する。前記第1流路は、前記流入口に接続され、前記マイクロバルブ内にガスを流入させる。前記第2流路は、前記流出口に接続され、前記マイクロバルブ内からガスを流出させる。前記第3流路は、前記マイクロバルブ内にニューマチック流体を流入させる。前記負圧発生機構は、前記第2流路側に負圧を発生させることにより、前記第1流路から前記マイクロバルブを介して前記第2流路側にガスを吸引する。前記圧力調整機構は、前記第2流路内と前記第3流路内との圧力差を減少させることにより、前記第2流路側に発生する負圧によって前記流入口及び前記流出口が前記ダイアフラム層で閉塞されるのを防止する。
このような構成によれば、マイクロバルブ内からガスを流出させる第2流路内と、マイクロバルブ内にニューマチック流体を流入させる第3流路内との圧力差が、圧力調整機構の作用によって減少する。その結果、第2流路側に発生する負圧によってダイアフラム層が弾性変形するのを抑制することができるため、負圧によりガスを吸引する際に流入口及び流出口がダイアフラム層で閉塞されるのを防止することができる。
(2)前記圧力調整機構は、前記第2流路と前記第3流路とを接続する接続流路と、前記接続流路を開閉するバルブとを有していてもよい。
このような構成によれば、バルブで接続流路を開閉するだけの簡単な構成で、第2流路内と第3流路内との圧力差を減少させることができる。
(3)前記バルブシステムは、前記バルブにより前記接続流路を閉じた状態で前記マイクロバルブ内にニューマチック流体を供給させ、前記バルブにより前記接続流路を開いた状態で前記マイクロバルブ内へのニューマチック流体の供給を停止させる制御部をさらに備えていてもよい。
このような構成によれば、マイクロバルブ内へのニューマチック流体の供給が停止された状態で、バルブにより接続流路が開かれ、第2流路内と第3流路内との圧力差が減少する。したがって、第2流路内と第3流路内との圧力差を減少させる際に、ニューマチック流体が接続流路を介して第2流路から第3流路へと流入するのを防止することができる。
(4)前記ダイアフラム層は、厚みが5〜20μmのガラスフィルムにより形成されていてもよい。この場合、前記ダイアフラム層は、ニューマチック流体から受ける5〜600kPaの圧力で弾性変形することにより前記流入口及び前記流出口を閉塞してもよい。
このような構成によれば、比較的薄いガラスフィルムによりダイアフラム層を形成し、当該ダイアフラム層を比較的低い圧力で弾性変形させて流入口及び流出口を閉塞することができる。この場合、流入口からのガスの吸引時にダイアフラム層が弾性変形して流入口及び流出口が閉塞されてしまうおそれがあるが、本発明によれば、圧力調整機構の作用によってダイアフラム層が弾性変形するのを抑制することができるため、負圧によりガスを吸引する際に流入口及び流出口がダイアフラム層で閉塞されるのを確実に防止することができる。
(5)前記ダイアフラム層は、厚みが10〜150μmのシリコンフィルムにより形成されていてもよい。この場合、前記ダイアフラム層は、ニューマチック流体から受ける20〜1000kPaの圧力で弾性変形することにより前記流入口及び前記流出口を閉塞してもよい。
このような構成によれば、比較的薄いシリコンフィルムによりダイアフラム層を形成し、当該ダイアフラム層を比較的低い圧力で弾性変形させて流入口及び流出口を閉塞することができる。この場合、流入口からのガスの吸引時にダイアフラム層が弾性変形して流入口及び流出口が閉塞されてしまうおそれがあるが、本発明によれば、圧力調整機構の作用によってダイアフラム層が弾性変形するのを抑制することができるため、負圧によりガスを吸引する際に流入口及び流出口がダイアフラム層で閉塞されるのを確実に防止することができる。
本発明によれば、第2流路側に発生する負圧によってダイアフラム層が弾性変形するのを抑制することができるため、負圧によりガスを吸引する際に流入口及び流出口がダイアフラム層で閉塞されるのを防止することができる。
本発明の一実施形態に係るマイクロバルブの構成例を示した斜視図であって、マイクロバルブを上方側から見た状態を示している。 図1に示すマイクロバルブの分解斜視図である。 マイクロバルブを下方側から見た状態を示した斜視図である。 図3に示すマイクロバルブの分解斜視図である。 マイクロバルブの構成例を示した断面図であり、マイクロバルブ内にニューマチック流体が導入されていない状態を示している。 マイクロバルブの構成例を示した断面図であり、マイクロバルブ内にニューマチック流体が導入されることによりダイアフラム層が弾性変形した状態を示している。 図1〜図6のマイクロバルブを用いたバルブシステムの構成例を示す概略図であり、マイクロバルブが開いた状態を示している。 図1〜図6のマイクロバルブを用いたバルブシステムの構成例を示す概略図であり、マイクロバルブが閉じた状態を示している。 図7A及び図7Bのバルブシステムをガスサンプラに適用した場合の流路図の一例であり、サンプリング時の状態を示している。 図7A及び図7Bのバルブシステムをガスサンプラに適用した場合の流路図の一例であり、インジェクト時の状態を示している。 図7A及び図7Bのバルブシステムをガスサンプラに適用した場合の流路図の一例であり、分析時の状態を示している。 バルブシステムの変形例を示した概略図であり、マイクロバルブが開いた状態を示している。 バルブシステムの変形例を示した概略図であり、マイクロバルブが閉じた状態を示している。
1.マイクロバルブの構成
図1は、本発明の一実施形態に係るマイクロバルブ1の構成例を示した斜視図であって、マイクロバルブ1を上方側から見た状態を示している。図2は、図1に示すマイクロバルブ1の分解斜視図である。図3は、マイクロバルブ1を下方側から見た状態を示した斜視図である。図4は、図3に示すマイクロバルブ1の分解斜視図である。なお、図1〜図4では、マイクロバルブ1の一部を切り欠いた状態を示している。
以下の説明において、マイクロバルブ1の方向について言及するときは、図1〜図4に示す状態を上下の基準とする。すなわち、紙面上方が上方であり、紙面下方が下方である。また、上下方向は、マイクロバルブ1の軸方向に一致している。すなわち、上方は、軸方向一方であり、下方は、軸方向他方である。
マイクロバルブ1は、平面視正方形状の所定の厚みを有する板状の部材であって、複数(2層)の平板状の部材が積層された積層構造を有している。具体的には、マイクロバルブ1は、層構造として、基台層2と、カバー層4とを備えている。また、マイクロバルブ1は、基台層2とカバー層4との間に配置されるダイアフラム層3を備えている。マイクロバルブ1の幅方向(左右方向)の寸法、及び、幅方向と直交する直交方向(前後方向)の寸法は、それぞれ約1cmである。基台層2及びカバー層4には、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術により微細加工が施されている。
図2に示すように、基台層2は、マイクロバルブ1において、最下方に位置する層である。基台層2は、平面視正方形状の平板状に形成されており、ガラス又はシリコンからなる。基台層2には、凹部21と、流入口23と、流出口24とが形成されている。
凹部21は、基台層2の中央部に位置している。凹部21は、平面視円形状であって、基台層2の上面から下方に向かって窪んでいる。基台層2において、凹部21の下方に位置する部分が、接触部26であり、凹部21及び接触部26の外方に位置する部分が密着部27である。
流入口23は、基台層2の中央部(接触部26)に位置する貫通孔として形成されている。流入口23は、平面視円形状であって、接触部26を厚み方向に貫通している。流入口23は、凹部21に連通している。この流入口23を介して、マイクロバルブ1内にガスが流入する。
流出口24は、基台層2の中央部(接触部26)に位置する貫通孔として形成されている。具体的には、流出口24は、流入口23の近傍に間隔を隔てて位置している。流出口24は、平面視円形状であって、接触部26を厚み方向に貫通している。流出口24は、凹部21に連通している。流入口23を介してマイクロバルブ1内に流入したガスは、流出口24を介してマイクロバルブ1の外部に流出する。
図2及び図4に示すように、カバー層4は、基台層2の上方に位置しており、基台層2に対向している。カバー層4は、平面視正方形状の平板状に形成されており、ガラス又はシリコンからなる。カバー層4の外形は、基台層2の外形とほぼ同一に形成されている。カバー層4には、開口41が形成されている。開口41は、カバー層4の中心部に位置している。開口41は、平面視円形状であって、カバー層4を厚み方向に貫通している。なお、後述するように、カバー層4の下面42は、ダイアフラム層3を取り付ける取付面として機能する。
ダイアフラム層3は、カバー層4の下面42に取り付けられている。ダイアフラム層3は、平面視円形状の薄膜状に形成されており、ガラス又はシリコンからなる。ダイアフラム層3の径は、基台層2の凹部21の径よりも小さい。ダイアフラム層3をガラスフィルムにより形成する場合には、その厚みが5〜20μmであることが好ましい。また、ダイアフラム層3をシリコンフィルムにより形成する場合には、その厚みが10〜150μmであることが好ましい。このように、ダイアフラム層3は非常に薄いため、可撓性を有しており、弾性変形しやすい構成となっている。
基台層2及びカバー層4における開口及び凹部は、エッチング又はブラスト処理により、予め各層に形成される。また、基台層2、ダイアフラム層3及びカバー層4には、予め不活性化処理が施される。そして、これらの処理が施された基台層2、ダイアフラム層3及びカバー層4が積層されて、マイクロバルブ1が構成される。なお、各層(基台層2、ダイアフラム層3及びカバー層4)に対する不活性化処理は、基台層2、ダイアフラム層3及びカバー層4が積層された後に行われてもよい。すなわち、各層に対する不活性化処理は、各層の積層の前又は後のいずれにおいても行うことができる。
具体的には、図1及び図3に示すように、カバー層4の下面42には、ダイアフラム層3の外縁部32が溶接(レーザ溶接)により取り付けられる。このとき、ダイアフラム層3の軸線と、カバー層4の軸線とは一致している。なお、カバー層4の下面42に下方に向かってわずかに突出する環状の取付部を設け、この取付部の下面に対して、ダイアフラム層3の外縁部32を溶接により取り付けてもよい。この場合、取付部の下面が取付面を構成する。
また、基台層2の密着部27と、カバー層4の外縁部43とが接合される。基台層2とカバー層4との接合は、基台層2とカバー層4とが異種材料であるときは、陽極接合を用いることができ、基台層2とカバー層4とが同種材料であるときは、拡散接合を用いることができる。なお、基台層2とカバー層4とを溶接により固定することも可能である。
マイクロバルブ1が構成された状態においては、基台層2とカバー層4とが対向しており、基台層2とカバー層4との間にダイアフラム層3が配置されている。また、ダイアフラム層3は、基台層2の接触部26と間隔を隔てて対向している。具体的には、ダイアフラム層3の中央部31は、基台層2の流入口23及び流出口24と間隔を隔てて対向している。ダイアフラム層3と基台層2の接触部26との間の寸法(ギャップ)は、例えば、5〜20μmであって、好ましくは、約10μmである。
このように、ダイアフラム層3と基台層2の接触部26との間には空間が形成されており、この空間を介して流入口23から流出口24へとガスが流通可能となっている。この状態で開口41からニューマチック流体を流入させれば、そのニューマチック流体の圧力によりダイアフラム層3が弾性変形し、ダイアフラム層3が接触部26に密着することにより、流入口23及び流出口24を閉塞することができる。ニューマチック流体としては、例えば空気、窒素ガス又はヘリウムガスなどのガスを用いることができる。流入口23からマイクロバルブ1内に流入するガスとしては、分析対象となるサンプルガスを例示することができるが、これに限られるものではない。
2.マイクロバルブの動作
以下では、図5及び図6を用いて、マイクロバルブ1の動作について説明する。
図5及び図6は、マイクロバルブ1の構成例を示した断面図である。図5は、マイクロバルブ1内にニューマチック流体が導入されていない状態を示している。図6は、マイクロバルブ1内にニューマチック流体が導入されることによりダイアフラム層3が弾性変形した状態を示している。また、図5及び図6では図示しないが、マイクロバルブ1は、基台層2の下面側に、サンプルガスの流入及び流出を行うための流路が接続され、カバー層4の上面側に、ニューマチック流体を導入するための流路が接続された状態で使用される。
図5に示す状態では、マイクロバルブ1内には、ニューマチック流体が導入されていない。この状態において、ダイアフラム層3は、カバー層4の下面42に密着している。また、ダイアフラム層3と基台層2(接触部26)との間には、空間(隙間)が形成されており、ダイアフラム層3の中央部31は、基台層2の流入口23及び流出口24と間隔を隔てて対向している。このとき、マイクロバルブ1は、開状態となっている。
この状態において、マイクロバルブ1内に向けてサンプルガスが供給される。サンプルガスは、基台層2の流入口23からマイクロバルブ1内に供給され、その後、ダイアフラム層3と基台層2の接触部26との間の空間を通過し、基台層2の流出口24を通過してマイクロバルブ1の外部に流出する。
一方、マイクロバルブ1において、サンプルガスの流路を閉じる場合、すなわち、マイクロバルブ1を閉状態とする場合には、図6に示すように、マイクロバルブ1に向けてニューマチック流体が供給される。
すると、ニューマチック流体の圧力によって、ダイアフラム層3の中央部31が下方側(基台層2側)に向かって押圧される。これにより、ダイアフラム層3の中央部31が、下方側(基台層2側)に向かうように弾性変形して、基台層2の接触部26に密着する。ダイアフラム層3は、薄膜状に形成されており、柔らかいため、気密性が高い状態で、ダイアフラム層3と基台層2の接触部26とが密着する。
そして、基台層2の流入口23及び流出口24が、ダイアフラム層3の中央部31によって閉塞され、サンプルガスの流路が閉じられて、マイクロバルブ1が閉状態となる。
また、マイクロバルブ1内へのニューマチック流体の供給が停止されると、ダイアフラム層3の弾性力により、図5に示すように、ダイアフラム層3が元の状態に戻り、マイクロバルブ1が開状態となる。
このように、マイクロバルブ1にニューマチック流体が導入されることで、ダイアフラム層3が弾性変形し、中央部31が基台層2の接触部26に密着して、マイクロバルブ1が閉状態となる。また、マイクロバルブ1へのニューマチック流体の供給が停止されることで、ダイアフラム層3が元の状態に戻り、マイクロバルブ1が開状態となる。
上記したマイクロバルブ1は、各種装置に設けられるバルブとして用いることができる。また、複数のマイクロバルブ1を準備し、各マイクロバルブ1をポートとして用いることで、マルチポートバルブと同様の動作を行うことができる。
3.バルブシステムの構成及び動作
図7A及び図7Bは、図1〜図6のマイクロバルブ1を用いたバルブシステムの構成例を示す概略図である。図7Aは、マイクロバルブ1が開いた状態を示しており、図7Bは、マイクロバルブ1が閉じた状態を示している。
マイクロバルブ1の流入口23には、マイクロバルブ1内にサンプルガスを流入させる第1流路51が接続されている。マイクロバルブ1の流出口24には、マイクロバルブ1内からサンプルガスを流出させる第2流路52が接続されている。マイクロバルブ1の開口41には、マイクロバルブ1内にニューマチック流体を流入させる第3流路53が接続されている。
第2流路52におけるマイクロバルブ1側とは反対側には、ポンプ61が接続されている。このポンプ61を駆動させることにより、マイクロバルブ1側からポンプ61側へと第2流路52内のガスが吸引される。したがって、図7Aに示すようにマイクロバルブ1が開状態のときにポンプ61を駆動させると、第2流路52が第1流路51よりも負圧状態となり、第1流路51からマイクロバルブ1を介して第2流路52側にサンプルガスが吸引される。このように、ポンプ61は、第2流路52側に負圧を発生させる負圧発生機構を構成している。
第3流路53には、バルブ62が設けられている。このバルブ62を開くことにより、第3流路53を介してマイクロバルブ1内にニューマチック流体が流入し、ダイアフラム層3を弾性変形させることができる。図7Aに示すように、ポンプ61を駆動させる際には、バルブ62が閉じられてマイクロバルブ1内へのニューマチック流体の導入が停止される。一方、図7Bに示すように、ポンプ61の駆動を停止させたときには、バルブ62が開かれてマイクロバルブ1内にニューマチック流体が導入されることにより、ダイアフラム層3が弾性変形してマイクロバルブ1が閉状態となる。
第2流路52の途中部と、第3流路53の途中部とは、接続流路50により接続されている。接続流路50にはバルブ63が設けられており、このバルブ63により接続流路50を開閉することができる。接続流路50及びバルブ63は、第2流路52内と第3流路53内との圧力差を減少させるための圧力調整機構を構成している。
ポンプ61及びバルブ62,63には、制御部60が接続されている。制御部60は、例えばCPU(Central Processing Unit)を含む構成であり、CPUがプログラムを実行することにより、ポンプ61及びバルブ62,63の動作を制御する。図7Aに示すように、ポンプ61を駆動させる際には、バルブ62が閉状態となり、バルブ63が開状態となる。一方、図7Bに示すように、ポンプ61の駆動を停止させたときには、バルブ62が開状態となり、バルブ63が閉状態となる。
すなわち、制御部60は、バルブ63により接続流路50を閉じた状態で、バルブ62を開いてマイクロバルブ1内にニューマチック流体を供給させ(図7B参照)、バルブ63により接続流路50を開いた状態で、バルブ62を閉じてマイクロバルブ1内へのニューマチック流体の供給を停止させる(図7A参照)。
図7Aに示すように、ポンプ61を駆動させる際には、バルブ63が開かれることにより、第2流路52と第3流路53とが連通状態になる。この状態では、第2流路52と第3流路53との圧力差が減少するため、第2流路52側に発生する負圧によってダイアフラム層3が弾性変形するのを抑制することができる。したがって、負圧によりサンプルガスを吸引する際に流入口23及び流出口24がダイアフラム層3で閉塞されるのを防止することができる。特に、本実施形態では、バルブ63で接続流路50を開閉するだけの簡単な構成で、第2流路52内と第3流路53内との圧力差を減少させることができる。
また、バルブ63により接続流路50が開かれる際には、バルブ62が閉じられることによりマイクロバルブ1内へのニューマチック流体の供給が停止される。したがって、第2流路52内と第3流路53内との圧力差を減少させる際に、ニューマチック流体が接続流路50を介して第2流路52から第3流路53へと流入するのを防止することができる。
ダイアフラム層3が、厚み5〜20μmのガラスフィルムにより形成されている場合、ダイアフラム層3は、例えば5〜600kPaの圧力をニューマチック流体から受けて弾性変形することにより流入口23及び流出口24を閉塞する。一方、ダイアフラム層3が、厚み10〜150μmのシリコンフィルムにより形成されている場合、ダイアフラム層3は、例えば20〜1000kPaの圧力をニューマチック流体から受けて弾性変形することにより流入口23及び流出口24を閉塞する。
このように、本実施形態では、比較的薄いガラスフィルム又はシリコンフィルムによりダイアフラム層3を形成し、当該ダイアフラム層3を比較的低い圧力で弾性変形させて流入口23及び流出口24を閉塞することができる。この場合、流入口23からのサンプルガスの吸引時(図7A参照)にダイアフラム層3が弾性変形して流入口23及び流出口24が閉塞されてしまうおそれがあるが、本実施形態では、圧力調整機構(バルブ63)の作用によってダイアフラム層3が弾性変形するのを抑制することができるため、負圧によりサンプルガスを吸引する際に流入口23及び流出口24がダイアフラム層3で閉塞されるのを確実に防止することができる。
4.バルブシステムの適用例
図8A〜図8Cは、図7A及び図7Bのバルブシステムをガスサンプラに適用した場合の流路図の一例である。図8Aはサンプリング時の状態、図8Bはインジェクト時の状態、図8Cは分析時の状態をそれぞれ示している。この例では、サンプルガスの供給源からポンプ61までの流路に、2つのマイクロバルブ1が直列に設けられている。また、2つのマイクロバルブ1の間の流路には、サンプルループ64が設けられている。
ニューマチック流体の流路である第3流路53は、バルブ62の下流側の分岐部531において分岐し、2つのマイクロバルブ1の開口41にそれぞれ接続されている。また、分岐部531において分岐した各第3流路53は、それぞれ接続流路50を介して第2流路52に接続されている。各接続流路50は、合流部501において1つの接続流路50に合流した後、第2流路52に接続されている。接続流路50を開閉するためのバルブ63は、合流部501よりも下流側の接続流路50に設けられている。
サンプルループ64と上流側のマイクロバルブ1との間の流路には、キャリアガスをサンプルループ64に供給するための第4流路54が接続されている。また、サンプルループ64と下流側のマイクロバルブ1との間の流路には、サンプルループ64からカラム(図示せず)にキャリアガスを供給するための第5流路55が接続されている。第4流路54にはバルブ65が設けられ、第5流路55にはバルブ66が設けられている。なお、バルブ65,66は、マイクロバルブ1により構成されていてもよく、その場合には、ニューマチック流体によりバルブ65,66を開閉することができる。
サンプルループ64内にサンプルを充填する際には、図8Aに示すように、バルブ65,66を閉状態とした上で、各マイクロバルブ1を開状態とする。この状態でポンプ61を駆動させることにより、サンプルガスが第1流路51を介してサンプルループ64に供給され、サンプルガスに含まれる分析対象成分(サンプル)がサンプルループ64内に充填される。
このとき、バルブ62は閉状態とされており、各マイクロバルブ1内にニューマチック流体は流入しない。また、バルブ63は開状態とされており、接続流路50を介して第2流路52と第3流路53とが連通している。したがって、第2流路52側に発生する負圧によって各マイクロバルブ1のダイアフラム層3が弾性変形するのを抑制し、負圧によりサンプルガスを吸引する際に各マイクロバルブ1の流入口23及び流出口24がダイアフラム層3で閉塞されるのを防止することができる。
その後、図8Bに示すように、バルブ62が開状態とされることにより、各マイクロバルブ1内にニューマチック流体が流入し、各マイクロバルブ1が閉状態となる。このとき、ポンプ61の駆動が停止されるとともに、バルブ63が閉状態とされ、バルブ65,66が開状態とされる。これにより、第4流路54を介してサンプルループ64内にキャリアガスが供給され、サンプルループ64を通過したキャリアガスは、第5流路55を介してカラムへと供給される。これにより、サンプルループ64内に充填されているサンプルが脱離し、キャリアガスとともにカラムに導入(インジェクト)される。
このようにしてカラムにサンプルが導入された後、カラムにキャリアガスが供給されることにより分析が行われる。分析中は、図8Cに示すように、ポンプ61の駆動を停止させた状態のまま、バルブ65,66を閉状態とした上で、各マイクロバルブ1を開状態とする。このとき、バルブ62は閉状態とされており、各マイクロバルブ1内にニューマチック流体は流入しない。
5.バブルシステムの変形例
図9A及び図9Bは、バルブシステムの変形例を示した概略図である。図9Aは、マイクロバルブ1が開いた状態を示しており、図9Bは、マイクロバルブ1が閉じた状態を示している。
上記実施形態では、圧力調整機構としてバルブ63を用いた構成について説明したが、この変形例では、バルブ63の代わりにポンプ67が圧力調整機構として用いられ、第2流路52と第3流路53は接続流路50で接続されていない。その点以外は上記実施形態と同様であるため、同様の構成については、図に同一符号を付して詳細な説明を省略する。
ポンプ67は、第3流路53から分岐した分岐流路56に設けられている。このポンプ67の駆動を制御部60で制御することにより、第2流路52と第3流路53との圧力差を減少させることができる。
具体的には、図9Aに示すように、ポンプ61を駆動させる際には、ポンプ67も駆動させる。各ポンプ61,67の吸引圧力は同等に設定されている。これにより、第2流路52と第3流路53との圧力差が減少するため、第2流路52側に発生する負圧によってダイアフラム層3が弾性変形するのを抑制することができる。したがって、負圧によりサンプルガスを吸引する際に流入口23及び流出口24がダイアフラム層3で閉塞されるのを防止することができる。
ポンプ61の駆動を停止させる際には、図9Bに示すように、ポンプ67の駆動も停止させる。この状態でバルブ62が開かれることにより、マイクロバルブ1内にニューマチック流体が導入され、ダイアフラム層3が弾性変形してマイクロバルブ1が閉状態となる。
6.その他の変形例
以上の実施形態では、ポンプ61により第2流路52側に負圧を発生させるような構成について説明した。しかし、このような構成に限らず、例えば第2流路52側に設けられた減圧されたタンクなどにより、第2流路52側に負圧を発生させるための負圧発生機構が構成されていてもよい。
1 マイクロバルブ
2 基台層
3 ダイアフラム層
4 カバー層
23 流入口
24 流出口
41 開口
50 接続流路
51 第1流路
52 第2流路
53 第3流路
54 第4流路
55 第5流路
56 分岐流路
60 制御部
61 ポンプ
64 サンプルループ
67 ポンプ
501 合流部
531 分岐部

Claims (5)

  1. ガスの流入口及び流出口が形成された基台層と、前記基台層に対向するカバー層と、前記基台層と前記カバー層との間に設けられ、ニューマチック流体の流入に伴って弾性変形することにより前記流入口及び前記流出口を閉塞するダイアフラム層とが積層された積層構造を有するマイクロバルブと、
    前記流入口に接続され、前記マイクロバルブ内にガスを流入させる第1流路と、
    前記流出口に接続され、前記マイクロバルブ内からガスを流出させる第2流路と、
    前記マイクロバルブ内にニューマチック流体を流入させる第3流路と、
    前記第2流路側に負圧を発生させることにより、前記第1流路から前記マイクロバルブを介して前記第2流路側にガスを吸引する負圧発生機構と、
    前記第2流路内と前記第3流路内との圧力差を減少させることにより、前記第2流路側に発生する負圧によって前記流入口及び前記流出口が前記ダイアフラム層で閉塞されるのを防止する圧力調整機構とを備えることを特徴とするバルブシステム。
  2. 前記圧力調整機構は、前記第2流路と前記第3流路とを接続する接続流路と、前記接続流路を開閉するバルブとを有することを特徴とする請求項1に記載のバルブシステム。
  3. 前記バルブにより前記接続流路を閉じた状態で前記マイクロバルブ内にニューマチック流体を供給させ、前記バルブにより前記接続流路を開いた状態で前記マイクロバルブ内へのニューマチック流体の供給を停止させる制御部をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載のバルブシステム。
  4. 前記ダイアフラム層は、厚みが5〜20μmのガラスフィルムにより形成されており、ニューマチック流体から受ける5〜600kPaの圧力で弾性変形することにより前記流入口及び前記流出口を閉塞することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のバルブシステム。
  5. 前記ダイアフラム層は、厚みが10〜150μmのシリコンフィルムにより形成されており、ニューマチック流体から受ける20〜1000kPaの圧力で弾性変形することにより前記流入口及び前記流出口を閉塞することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のバルブシステム。
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