JP2019123587A - 自動ワインダにおける静圧制御方法及び自動ワインダ - Google Patents

自動ワインダにおける静圧制御方法及び自動ワインダ Download PDF

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Abstract

【課題】吸引空気流を利用して糸継ぎを行うことが可能な複数の巻取ユニットを有する自動ワインダにおいて、吸引空気流の静圧を適切に制御することで吸引ブロワの消費電力を削減する。【解決手段】複数の巻取ユニットの起動時に、吸引空気流の静圧が所定の設定値よりも高くなるように吸引ブロワを作動させる起動工程と、起動工程の後に、吸引空気流の静圧を設定値まで下げるべく、吸引ブロワの周波数をフィードバック制御する初期フィードバック工程と、初期フィードバック工程の後に、吸引空気流の静圧を設定値に維持すべく、吸引ブロワの周波数をフィードバック制御する通常フィードバック工程と、を備え、初期フィードバック工程における制御周期を、通常フィードバック工程における制御周期よりも短くする。【選択図】図8

Description

本発明は、吸引空気流を利用して糸継ぎを行うことが可能な複数の巻取ユニットを有する自動ワインダにおける静圧制御方法に関する。
従来より、給糸ボビンから解舒された糸をボビンに巻き取ってパッケージを形成する複数の巻取ユニットを備えた自動ワインダが知られている。各巻取ユニットには、給糸ボビンとパッケージとの間で分断された糸を糸継ぎするための糸継装置が設けられている。糸継ぎを行う場合には、パッケージ側の糸(上糸)を吸引保持する上糸用の吸引部材と、給糸ボビン側の糸(下糸)を吸引保持する下糸用の吸引部材とによって、上糸及び下糸がそれぞれ糸継装置に案内される。
このような自動ワインダでは、各巻取ユニットの吸引部材に吸引空気流を供給するために吸引ブロワが設けられている。吸引ブロワと各巻取ユニットとを接続する流路には、時間の経過とともに糸屑が溜まり、吸引空気の流れが悪くなり、ダクト内の圧力(静圧)が徐々に低下する。静圧が低くなると、上記吸引部材の吸引力が低下するため、糸継ぎが行えなくなる。これに対処するため、静圧の低下を見込んで最初から静圧を高めに設定することが考えられるが、そうすると、吸引ブロワの消費電力が増加してしまう。そこで、例えば特許文献1には、吸引空気流の静圧を検出し、検出値に基づいて吸引ブロワの動作をフィードバック制御することで、消費電力の増加を抑えつつ静圧を一定に維持する方法が開示されている。
実開平2−40759号公報
しかしながら、単に吸引ブロワの動作をフィードバック制御するだけだと、次のような問題が発生していた。例えば、自動ワインダの起動時に、吸引空気流の静圧を設定値に合わせ込むのに長時間を要し、起動初期の消費電力が増大するという問題があった。また、自動ワインダが通常の稼働状態になった後でも、吸引空気流の静圧がハンチングする(振動する)ことで、静圧が設定値よりも高くなることがあり、消費電力が増加する要因となっていた。
本発明は、以上の課題に鑑みてなされたものであり、吸引空気流を利用して糸継ぎを行うことが可能な複数の巻取ユニットを有する自動ワインダにおいて、吸引空気流の静圧を適切に制御することで吸引ブロワの消費電力を削減することを目的とする。
本発明に係る自動ワインダにおける静圧制御方法の第1態様は、吸引空気流を利用して糸継ぎを行うことが可能な複数の巻取ユニットと、前記吸引空気流を発生させる吸引ブロワと、前記吸引空気流の静圧を検出する静圧検出部と、を備えた自動ワインダにおける静圧制御方法であって、前記複数の巻取ユニットの起動時に、前記吸引空気流の静圧が所定の設定値よりも高くなるように前記吸引ブロワを作動させる起動工程と、前記起動工程の後に、前記吸引空気流の静圧を前記設定値まで下げるべく、前記吸引ブロワの周波数をフィードバック制御する初期フィードバック工程と、前記初期フィードバック工程の後に、前記吸引空気流の静圧を前記設定値に維持すべく、前記吸引ブロワの周波数をフィードバック制御する通常フィードバック工程と、を備え、前記初期フィードバック工程における制御周期を、前記通常フィードバック工程における制御周期よりも短くすることを特徴とする。
自動ワインダの起動時には、複数の巻取ユニットのうち、端部に配置された巻取ユニットから順番に起動され、各巻取ユニットは糸継ぎを行ってから巻き取りを開始する。このため、自動ワインダの起動時に吸引空気流の静圧が不足していると、糸継ぎの失敗が続出し、巻き取りが開始できないおそれがある。この点、本発明の第1態様によれば、まず、起動工程で吸引空気流の静圧を設定値よりも高くなるように吸引ブロワを作動させるので、起動時の静圧を高くすることができ、確実に糸継ぎを行うことができる。さらに、起動工程直後の初期フィードバック工程における制御周期を、その後の通常フィードバック工程よりも短くしているので、起動工程で高めにしていた静圧を速やかに設定値まで下げ、設定値に合わせ込むことができる。したがって、静圧が設定値よりも高い状態を短時間に留めることができ、吸引ブロワの消費電力を削減することができる。
本発明に係る自動ワインダにおける静圧制御方法の第1態様において、前記初期フィードバック工程における前記静圧検出部による検出周期を、前記通常フィードバック工程における検出周期よりも短くするとよい。
このように、初期フィードバック工程における静圧の検出周期を短くすることで、静圧をより速やかに設定値に合わせ込むことができる。
本発明に係る自動ワインダにおける静圧制御方法の第1態様において、前記初期フィードバック工程における前記吸引ブロワの周波数の加減速レートを、前記通常フィードバック工程における加減速レートよりも速くするとよい。
このように、初期フィードバック工程における吸引ブロワの周波数の加減速レートを速くすることで、起動工程で高めにしていた静圧をより速やかに設定値まで下げることができる。
本発明に係る自動ワインダにおける静圧制御方法の第1態様において、前記起動工程では、まず前記吸引ブロワの周波数を加速し、前記静圧検出部によって検出された静圧の瞬時値が、前記設定値よりも高く設定された起動時設定値以上になると、それ以降は、前記瞬時値が前記起動時設定値以上となった時点の前記吸引ブロワの周波数を維持するとよい。
このように吸引ブロワの周波数を制御すれば、静圧の瞬時値が起動時設定値に達した後に周波数を変更する必要がなく、制御プログラムを簡易なものとすることができる。
本発明に係る自動ワインダにおける静圧制御方法の第1態様において、前記起動工程において、前記複数の巻取ユニットの起動が完了すると、前記初期フィードバック工程に移行するとよい。
複数の巻取ユニットの起動が完了してから初期フィードバック工程に移行することで、複数の巻取ユニットを順次起動している間、静圧が高い状態を維持することができる。したがって、起動工程で糸継ぎに失敗することを効果的に防止し、巻き取りを速やかに開始することができる。
本発明に係る自動ワインダにおける静圧制御方法の第1態様において、前記初期フィードバック工程において、前記静圧検出部によって検出された静圧の瞬時値が前記設定値以下になると、その制御周期の残りの間は前記吸引ブロワの周波数を前記瞬時値が前記設定値以下となった時点の周波数に維持するとよい。
初期フィードバック工程で静圧を設定値まで下げる際に、静圧の瞬時値が設定値以下となった時点で吸引ブロワの周波数の減速を停止して一定に維持すれば、静圧が設定値よりも下がりすぎることを抑えることができる。したがって、静圧をより速やかに設定値に合わせ込むことができる。
本発明に係る自動ワインダにおける静圧制御方法の第1態様において、前記初期フィードバック工程において、前記静圧検出部によって検出された静圧の時間平均値が前記設定値以下になると、前記通常フィードバック工程に移行するとよい。
初期フィードバック工程から通常フィードバック工程に移行する際の判断を、静圧の瞬時値ではなく時間平均値で行うことで、初期フィードバック工程で静圧をより確実に設定値に合わせ込んでから、通常フィードバック工程に移行することができる。
本発明に係る自動ワインダにおける静圧制御方法の第2態様は、吸引空気流を利用して糸継ぎを行うことが可能な複数の巻取ユニットと、前記吸引空気流を発生させる吸引ブロワと、前記吸引空気流の静圧を検出する静圧検出部と、を備えた自動ワインダにおける静圧制御方法であって、前記吸引空気流の静圧を所定の設定値に維持すべく、前記吸引ブロワの周波数をフィードバック制御し、前記静圧検出部によって検出された静圧の時間平均値が前記設定値未満の場合に、前記吸引ブロワの周波数を加速し始め、前記静圧検出部によって検出された静圧の瞬時値が前記設定値以上となった時点で、前記吸引ブロワの周波数の加速を停止することを特徴とする。
本発明の第2態様によれば、吸引ブロワの周波数の加速を停止する際の判断を、静圧の時間平均値ではなく瞬時値で行っているため、静圧が設定値を超えて上昇することを効果的に抑制でき、吸引ブロワの消費電力を削減することができる。
本発明に係る自動ワインダは、吸引空気流を利用して糸継ぎを行うことが可能な複数の巻取ユニットと、前記吸引空気流を発生させる吸引ブロワと、前記吸引空気流の静圧を検出する静圧検出部と、前記静圧検出部で検出された静圧に基づいて、前記吸引ブロワの動作を制御する制御部と、を備えた自動ワインダであって、前記制御部は、上記自動ワインダにおける静圧制御方法の何れかを実行可能であることを特徴とする。
このような制御部を備えた自動ワインダであれば、吸引ブロワの消費電力を削減することができる。
本実施形態に係る自動ワインダの正面図である。 自動ワインダの電気的構成を示すブロック図である。 巻取ユニットの正面図である。 糸屑回収装置を模式的に示す上面図である。 自動ワインダの起動後の一連の動作を示すフローチャートである。 初期フィードバック制御を示すフローチャートである。 通常フィードバック制御を示すフローチャートである。 ブロワ周波数及び静圧の変化を示すグラフである。
(自動ワインダ)
本発明の実施形態について説明する。図1は本実施形態に係る自動ワインダの正面図であり、図2は自動ワインダの電気的構成を示すブロック図であり、図3は巻取ユニットの正面図である。図1に示すように、自動ワインダ1は、所定の配列方向(図1の左右方向)に配列された複数の巻取ユニット2と、左右方向に走行自在に設けられた玉揚装置3と、複数の巻取ユニット2の左側に配置された糸屑回収ボックス4と、各部の制御を行う機台制御装置5と、を備えている。
図2に示すように、機台制御装置5と、各巻取ユニット2のユニット制御部2aと、玉揚装置3とは、相互に電気信号を送受信可能に構成されている。ある巻取ユニット2においてパッケージPの形成すなわち糸Yの巻き取りが完了すると、その巻取ユニット2のユニット制御部2aから玉揚装置3に巻取完了信号が送られる。巻取完了信号を受信した玉揚装置3は、その巻取ユニット2に移動して玉揚げを行う。
(巻取ユニット)
図3に示すように、巻取ユニット2は、給糸ボビンBから解舒される糸Yを巻取管Qに巻き取ってパッケージPを形成する。巻取ユニット2は、給糸ボビンBに巻かれた糸Yを解舒しながら供給する給糸部10と、給糸部10から供給された糸Yに対して様々な処理を行う糸処理部20と、糸処理部20を通過した糸Yを巻取管Qに巻き取ってパッケージPを形成する巻取部30と、を有する。給糸部10、糸処理部20、及び、巻取部30は、この順に、下から上に並んで配置されている。
給糸部10は、起立状態で保持された給糸ボビンBから糸Yを解舒する際に、糸Yの解舒を補助する糸解舒補助装置11を有する。糸解舒補助装置11は、糸Yが解舒される際の膨らみ(バルーン)を適切な範囲に規制するための規制筒12を有する。
糸処理部20は、ヤーンフィーラ21、テンション付与装置22、糸継装置23、ヤーンクリアラ24、下糸捕捉案内部材25、上糸捕捉案内部材26等を有する。
ヤーンフィーラ21は、糸解舒補助装置11とテンション付与装置22との間において、走行する糸Yの有無を検出するものである。テンション付与装置22は、走行する糸Yに所定のテンションを付与するものである。図3では、一例として、いわゆるゲート式のものを図示している。ヤーンクリアラ24は、走行する糸Yの太さの情報を常時取得しており、この糸太さの情報に基づいて、糸Yに含まれる一定以上に糸太さが太い異常部分を糸欠陥として検出する。ヤーンクリアラ24にはカッター24aが付設されており、ヤーンクリアラ24で糸欠陥が検出されたときにカッター24aで即座に糸Yを切断する。
糸継装置23は、ヤーンクリアラ24により糸欠陥が検出されたときのカッター24aによる糸切断時、パッケージPの巻き取り中における糸切れ時、あるいは、給糸ボビンBの交換時に、給糸ボビンB側の下糸Y1とパッケージP側の上糸Y2とを糸継ぎする。糸継装置23の一例として、空気流を発生させて下糸Y1と上糸Y2の繊維同士を絡ませて糸継ぎを行うエアスプライサがある。なお、ヤーンクリアラ24の糸欠陥検出後にカッター24aによって糸Yを切断しても、上糸Y2には糸欠陥が残存している。そのため、糸継装置23は、内蔵するカッター(図示省略)を用いて糸欠陥を除去してから、下糸Y1と上糸Y2の糸継ぎを行う。
下糸捕捉案内部材25は、給糸ボビンB側の下糸Y1を吸引捕捉して糸継装置23へ案内する。下糸捕捉案内部材25は、モータ27によって回転駆動されることで、軸25aを中心に上下に旋回する。下糸捕捉案内部材25の先端部には、下糸Y1の糸端部を吸引して捕捉する吸引部25bが設けられている。一方、上糸捕捉案内部材26は、パッケージP側の上糸Y2を吸引捕捉して糸継装置23へ案内する。上糸捕捉案内部材26は、モータ28によって回転駆動されることで、軸26aを中心に上下に旋回する。上糸捕捉案内部材26の先端部には、上糸Y2の糸端部を吸引して捕捉する吸引部26bが設けられている。下糸捕捉案内部材25及び上糸捕捉案内部材26は、後述する糸屑回収装置6(図4参照)に接続されており、これによって吸引部25b、26bに吸引空気流が発生するように構成されている。
巻取ユニット2における糸継動作は、次のようにして行われる。上糸捕捉案内部材26は、まず上方へ旋回し、吸引部26bによってパッケージPの表面に付着している上糸Y2の糸端部を吸引して捕捉する。続いて、上糸捕捉案内部材26は、上糸Y2を捕捉した状態で下方へと旋回することにより、糸継装置23に上糸Y2を案内する。下糸捕捉案内部材25は、吸引部25bによって下糸Y1の糸端部を捕捉した状態で上方へと旋回することにより、糸継装置23に下糸Y1を案内する。そして、糸継装置23は、下糸捕捉案内部材25によって導入された下糸Y1の糸端部と、上糸捕捉案内部材26によって導入された上糸Y2の糸端部とを繋いで1本の糸Yにする。
巻取部30は、巻取管Qを回転自在に支持するクレードル31と、綾振ドラム32と、綾振ドラム32を回転させるドラム駆動モータ33と、を有する。綾振ドラム32の周面には螺旋状の綾振溝32aが形成されており、この綾振溝32aによって糸Yをトラバースさせる。綾振ドラム32がパッケージPに接触した状態で回転することで、糸YをトラバースさせながらパッケージPに巻き取ることができる。
(糸屑回収装置)
図4は糸屑回収装置6を模式的に示す上面図である。糸屑回収装置6は、複数の巻取ユニット2で発生した糸屑を回収する。糸屑回収装置6は、糸屑回収ボックス4と、糸屑回収ボックス4内に配置された吸引ブロワ41及びフィルタ42と、糸屑回収ボックス4と複数の巻取ユニット2とを接続するダクト43と、を有する。ダクト43は、複数の巻取ユニット2の後方に配置されている。ダクト43には、ダクト43における吸引空気流の静圧を検出するための静圧センサ46が設けられている。本実施形態では、静圧センサ46は、吸引空気流の流れる方向においてダクト43の上流側端部に設けられている。しかしながら、静圧センサ46を、ダクト43の他の位置に設けてもよいし、糸屑回収ボックス4の内部空間のうちフィルタ42よりもダクト43側に設けてもよい。
巻取ユニット2が有する上糸捕捉案内部材26は、配管51を介してダクト43に接続されている。配管51には、ユニット制御部2aによって動作が制御されるシャッター52が設けられている。シャッター52を開閉することで、上糸捕捉案内部材26に吸引空気流が作用する状態と作用しない状態との間で切り換えることができる。糸継動作が実行される際には、シャッター52を開くことで、上糸捕捉案内部材26によって糸Yを吸引可能となる。下糸捕捉案内部材25は、配管53を介してダクト43に接続されている。下糸捕捉案内部材25の吸引部25b(図3参照)には、不図示の開閉蓋が設けられている。この開閉蓋は、下糸捕捉案内部材25が下糸Y1の糸端部を捕捉する下糸捕捉位置において、不図示の押し当て部材に接触する。これにより、開閉蓋が開いて吸引作用を及ぼすことができる。
巻取ユニット2における糸継動作を安定させるためには、ダクト43内における吸引空気流の静圧(吸引力)が所定の設定値に維持されることが望ましい。しかしながら、フィルタ42やダクト43に糸屑が溜まってくると、ダクト43内の静圧が低下し、下糸捕捉案内部材25及び上糸捕捉案内部材26の吸引力が弱くなり、糸継動作が失敗しやすくなる。そこで、本実施形態では、ダクト43内の静圧を設定値に維持するように、静圧センサ46の検出値に基づいて、吸引ブロワ41の周波数(回転数)をフィードバック制御している。これによって、フィルタ42やダクト43に糸屑が溜まってきても、ダクト43内の静圧を設定値に維持することができる。
(静圧制御)
図5〜図8を参照しつつ、機台制御装置5による吸引空気流の静圧制御について詳細に説明する。図5は自動ワインダ1の起動後の一連の動作を示すフローチャートであり、図6は初期フィードバック制御を示すフローチャートであり、図7は通常フィードバック制御を示すフローチャートであり、図8はブロワ周波数及び静圧の変化を示すグラフである。なお、図8のグラフ中に示す鎖線の縦線は、フィードバック制御の制御周期の開始時を示しており、鎖線の間隔が制御周期に対応する。また、図8では簡略化して示しているが、実際には、静圧の瞬時値(検出値そのもの)には細かい振動(ハンチング)が生じているのが一般的である。
図5に示すように、自動ワインダ1の起動時には、機台制御装置5は、まず吸引ブロワ41の周波数(以下、「ブロワ周波数」と言う)を加速する(ステップS11、図8の時刻t0〜t1参照)。そして、ダクト43内の吸引空気流の静圧(以下、「静圧」と言う)の瞬時値(検出値そのもの)が所定の起動時設定値以上となると(ステップS12でYES、図8の時刻t1参照)、ブロワ周波数の加速を停止する。そして、それ以降のブロワ周波数を、瞬時値が起動時設定値に達したときの周波数に維持し、複数の巻取ユニット2を端のものから順番に起動(順次起動)する(ステップS13、図8の時刻t1〜t2参照)。ステップS11〜S13は、本発明の「起動工程」に相当する。
ここで、起動時設定値は、後述の初期フィードバック工程及び通常フィードバック工程における設定値よりも高い値に設定されている。このように、起動工程において静圧を通常の稼働時よりも高くしておくのは、複数の巻取ユニット2を順次起動する際には、多数の巻取ユニット2で糸継動作が同時に実行されるからである。起動工程における静圧を高くしておくことで、多数の巻取ユニット2で糸継動作が同時に実行されても、吸引力不足になってしまうことを防止することができる。
全ての巻取ユニット2の起動が完了すると(ステップS14でYES)、すなわち、全ての巻取ユニット2で糸Yの巻き取りが開始されると、多数の巻取ユニット2で糸継動作が同時に実行される可能性は低くなる。このため、機台制御装置5は、起動工程で設定値よりも高くされた静圧を設定値に速やかに下げるため初期フィードバック制御を実行する(ステップS15)。初期フィードバック制御は、図8の時刻t2〜t4の間に実行され、本発明の「初期フィードバック工程」に相当する。初期フィードバック制御で静圧が設定値まで下がった後、機台制御装置5は、静圧を設定値に維持するため通常フィードバック制御を実行する(ステップS16)。通常フィードバック制御は、図8の時刻t4以降に実行され、本発明の「通常フィードバック工程」に相当する。以下、初期フィードバック制御及び通常フィードバック制御について詳細に説明する。
(初期フィードバック制御)
図6に示すように、初期フィードバック制御では、まず、1つ前の制御周期における静圧の時間平均値(以下、「平均値」と言う)が設定値よりも高いか否かを判断する(ステップS21)。初期フィードバック開始直後は、静圧の平均値は設定値よりも高くなっているので(ステップS21でYES)、ブロワ周波数を一定の減速レートで減速する(ステップS22)。静圧の瞬時値は、静圧センサ46によって制御周期よりも短い間隔で検出されている。図8の時刻t2〜t3に示すように、ブロワ周波数が減速されるのに伴って、静圧の瞬時値も比例的に低下する。ステップS23では、静圧センサ46によって検出された静圧の瞬時値が、設定値以下まで下がったか否かが判断される。瞬時値が設定値よりもまだ高く(ステップS23でNO)、制御周期が経過していなければ(ステップS24でNO)、ブロワ周波数の減速を継続する(ステップS22)。一方、制御周期が経過していれば(ステップS24でYES)、ステップS21に戻って新しい平均値に基づいて次の制御周期を開始する。
ステップS23において、静圧の瞬時値が設定値以下となると(ステップS23でYES、図8の時刻t3参照)、その制御周期の残りの間、ブロワ周波数の減速を停止し一定に維持する(ステップS25)。制御周期が経過すると(ステップS26でYES)、ステップS21に戻って新しい平均値に基づいて次の制御周期を開始する。このように、ブロワ周波数の減速の停止タイミングを、静圧の平均値ではなく瞬時値で判断することにより、静圧が設定値を超えて低くなりすぎることを防止し、設定値への合わせ込みを速やかに行うことができる。
ステップS21〜S26を繰り返している間に、静圧の平均値が設定値以下となると(ステップS21でNO、図8の時刻t4参照)、初期フィードバック制御を終了し、通常フィードバック制御に移行する。初期フィードバック工程から通常フィードバック工程への移行の判断を、仮に静圧の瞬時値で行うとすると、時刻t3で通常フィードバック工程に移行することになる。そうすると、静圧の平均値が設定値よりも高い状態で、以下に説明するように制御周期の長い通常フィードバック工程に移行することになる。そうすると、静圧を設定値に合わせ込むのに長時間を要してしまうおそれがあるので、本実施形態では、瞬時値ではなく平均値で移行の判断を行うようにしている。
ここで、本実施形態では、初期フィードバック制御における制御周期を、次に説明する通常フィードバック制御における制御周期よりも短くしている。また、初期フィードバック制御における静圧センサ46による静圧の検出周期を、通常フィードバック制御における検出周期よりも短くしている。また、初期フィードバック制御におけるブロワ周波数の加減速レートを、通常フィードバック制御におけるブロワ周波数の加減速レートよりも速くしている。こうすることで、初期フィードバック工程において静圧を速やかに設定値に合わせ込むことが可能となっている。本実施形態では、初期フィードバック制御における制御周期を10秒、静圧の検出周期を1秒、ブロワ周波数の加減速レートを0.3Hz/秒としている。一方、通常フィードバック制御における制御周期を300秒、静圧の検出周期を15秒、ブロワ周波数の加減速レートを0.001Hz/秒としている。もちろん、これらの値は一例にすぎず、適宜変更が可能である。
(通常フィードバック制御)
図7に示すように、通常フィードバック制御では、まず、1つ前の制御周期における静圧の平均値が設定値未満か否かを判断する(ステップS31)。静圧の平均値が設定値未満の場合は(ステップS31でYES、図8の時刻t5参照)、ブロワ周波数を一定の加速レートで加速する(ステップS32)。図8の時刻t5〜t6に示すように、ブロワ周波数が加速されるのに伴って、静圧の瞬時値も比例的に上昇する。ただし、通常フィードバック制御における加減速レートは、初期フィードバック制御における加減速レートよりも遅いので、静圧の上昇速度は緩やかである。
ステップS33では、静圧センサ46によって検出された静圧の瞬時値が、設定値に達したか否かが判断される。瞬時値が設定値よりもまだ低く(ステップS33でNO)、制御周期が経過していなければ(ステップS34でNO)、ブロワ周波数の加速を継続する(ステップS32)。一方、制御周期が経過していれば(ステップS34でYES)、ステップS31に戻って新しい平均値に基づいて次の制御周期を開始する。
ステップS33において、静圧の瞬時値が設定値に達すると(ステップS33でYES、図8の時刻t6参照)、その制御周期の残りの間、ブロワ周波数の加速を停止し一定に維持する(ステップS35)。制御周期が経過すると(ステップS36でYES)、ステップS31に戻って新しい平均値に基づいて次の制御周期を開始する。このように、ブロワ周波数の加速の停止タイミングを、静圧の平均値ではなく瞬時値で判断することにより、静圧が設定値を超えて上昇することを防止し、無駄な電力消費を低減することができる。
一方、ステップS31において、静圧の平均値が設定値以上の場合は(ステップS31でNO)、その制御周期の間、ブロワ周波数を一定の減速レートで減速する(ステップS37)。制御周期が経過すると(ステップS38でYES)、ステップS31に戻って新しい平均値に基づいて次の制御周期を開始する。
(効果)
本実施形態では、初期フィードバック工程(初期フィードバック制御)における制御周期を、通常フィードバック工程(通常フィードバック制御)における制御周期よりも短くしている。したがって、起動工程(複数の巻取ユニット2の順次起動時)で高めにしていた静圧を速やかに設定値まで下げ、設定値に合わせ込むことができる。したがって、静圧が設定値よりも高い状態を短時間に留めることができ、吸引ブロワ41の消費電力を削減することができる。ちなみに、従来は、起動工程の後に制御周期の長い通常フィードバック工程に移行していたが、これだと静圧を設定値に合わせ込むのに20分程度要していた。一方、本実施形態の条件で稼動させると、1分程度で静圧の合わせ込みが完了した。
本実施形態では、初期フィードバック工程における静圧センサ46(本発明の「静圧検出部」に相当)による検出周期を、通常フィードバック工程における検出周期よりも短くしている。このように、初期フィードバック工程における静圧の検出周期を短くすることで、静圧をより速やかに設定値に合わせ込むことができる。
本実施形態では、初期フィードバック工程におけるブロワ周波数の加減速レートを、通常フィードバック工程における加減速レートよりも速くしている。このように、初期フィードバック工程における吸引ブロワの周波数の加減速レートを速くすることで、起動工程で高めにしていた静圧をより速やかに設定値まで下げることができる。
本実施形態では、起動工程において、まずブロワ周波数を加速し(図8の時刻t0〜t1参照)、静圧センサ46によって検出された静圧の瞬時値が、通常の設定値よりも高く設定された起動時設定値以上になると(図8の時刻t1参照)、それ以降は、瞬時値が起動時設定値以上となった時点のブロワ周波数を維持する(図8の時刻t1〜t2参照)。このようにブロワ周波数を制御すれば、静圧の瞬時値が起動時設定値に達した後に周波数を変更する必要がなく、制御プログラムを簡易なものとすることができる。
本実施形態では、起動工程において、複数の巻取ユニット2の起動が完了すると(図8の時刻t2参照)、初期フィードバック工程に移行する。こうすることで、複数の巻取ユニット2を順次起動している間、静圧が高い状態を維持することができる。したがって、起動工程で糸継ぎに失敗することを効果的に防止し、巻き取りを速やかに開始することができる。
本実施形態では、初期フィードバック工程において、静圧センサ46によって検出された静圧の瞬時値が設定値以下になると(図8の時刻t3参照)、その制御周期の残りの間はブロワ周波数を瞬時値が設定値以下となった時点の周波数に維持する。初期フィードバック工程で静圧を設定値まで下げる際に、静圧の瞬時値が設定値以下となった時点でブロワ周波数の減速を停止して一定に維持すれば、静圧が設定値よりも下がりすぎることを抑えることができる。したがって、静圧をより速やかに設定値に合わせ込むことができる。
本実施形態では、初期フィードバック工程において、静圧センサ46によって検出された静圧の平均値が設定値以下になると(図8の時刻t4参照)、通常フィードバック工程に移行する。初期フィードバック工程から通常フィードバック工程に移行する際の判断を、静圧の瞬時値ではなく平均値で行うことで、初期フィードバック工程で静圧をより確実に設定値に合わせ込んでから、通常フィードバック工程に移行することができる。
本実施形態では、静圧センサ46によって検出された静圧の平均値が設定値未満の場合に(図8の時刻t5参照)、ブロワ周波数を加速し始め、静圧センサ46によって検出された静圧の瞬時値が設定値以上となった時点で(図8の時刻t6参照)、ブロワ周波数の加速を停止する。このように、ブロワ周波数の加速を停止する際の判断を、静圧の平均値ではなく瞬時値で行っているため、静圧が設定値を超えて上昇することを効果的に抑制でき、吸引ブロワ41の消費電力を削減することができる。
(他の実施形態)
上記実施形態に種々の変更を加えた変形例について説明する。
上記実施形態では、起動工程において、静圧の瞬時値が起動時設定値に達した時点のブロワ周波数を維持するように、吸引ブロワ41を制御するものとした。しかしながら、起動工程における吸引ブロワ41の制御方法はこれに限定されない。例えば、起動工程において、ブロワ周波数を最初からある一定値に維持するようにしてもよい。この場合の一定値とは、複数の巻取ユニット2の順次起動に支障のない静圧を実現できる周波数であればよく、一例としては、吸引ブロワ41の周波数の上限値としてもよい。
上記実施形態では、全ての巻取ユニット2の起動が完了すると、起動工程から初期フィードバック工程に移行するものとした。しかしながら、一部の巻取ユニット2の起動がまだ完了していない時点で、起動工程から初期フィードバック工程に移行するようにしてもよい。
上記実施形態では、各フィードバック工程における加速レートと減速レートを同じとした。しかしながら、加速レートと減速レートを異ならせてもよい。特に、本実施形態のように吸引ブロワ41の消費電力の削減を重視する場合には、減速レートを加速レートよりも速く設定するとよい。
上記実施形態では、静圧の設定値を単一の値に設定するものとした。しかしながら、静圧の設定値を一定範囲内の値として設定してもよい。
上記実施形態では、吸引ブロワ41の制御を機台制御装置5によって行うものとした。しかしながら、吸引ブロワ41の制御を他の制御部によって行うようにしてもよい。
上記実施形態では、起動工程から初期フィードバック工程への移行、初期フィードバック工程から通常フィードバック工程への移行を、機台制御装置5によって自動で行うものとした。しかしながら、これらの移行を、オペレータによる操作によって行うようにしてもよい。
上記実施形態では、巻取ユニット2のユニット制御部2aから、直接的に玉揚装置3に巻取完了信号が送信されるものとした。しかしながら、巻取ユニット2のユニット制御部2aから機台制御装置5に巻取完了信号を送信し、機台制御装置5が玉揚装置3にどの巻取ユニット2で玉揚げを行うかを指示する玉揚指令を送信するようにしてもよい。
1:自動ワインダ
2:巻取ユニット
5:機台制御装置(制御部)
41:吸引ブロワ
46:静圧センサ(静圧検出部)

Claims (9)

  1. 吸引空気流を利用して糸継ぎを行うことが可能な複数の巻取ユニットと、前記吸引空気流を発生させる吸引ブロワと、前記吸引空気流の静圧を検出する静圧検出部と、を備えた自動ワインダにおける静圧制御方法であって、
    前記複数の巻取ユニットの起動時に、前記吸引空気流の静圧が所定の設定値よりも高くなるように前記吸引ブロワを作動させる起動工程と、
    前記起動工程の後に、前記吸引空気流の静圧を前記設定値まで下げるべく、前記吸引ブロワの周波数をフィードバック制御する初期フィードバック工程と、
    前記初期フィードバック工程の後に、前記吸引空気流の静圧を前記設定値に維持すべく、前記吸引ブロワの周波数をフィードバック制御する通常フィードバック工程と、
    を備え、
    前記初期フィードバック工程における制御周期を、前記通常フィードバック工程における制御周期よりも短くすることを特徴とする自動ワインダにおける静圧制御方法。
  2. 前記初期フィードバック工程における前記静圧検出部による検出周期を、前記通常フィードバック工程における検出周期よりも短くすることを特徴とする請求項1に記載の自動ワインダにおける静圧制御方法。
  3. 前記初期フィードバック工程における前記吸引ブロワの周波数の加減速レートを、前記通常フィードバック工程における加減速レートよりも速くすることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動ワインダにおける静圧制御方法。
  4. 前記起動工程では、まず前記吸引ブロワの周波数を加速し、前記静圧検出部によって検出された静圧の瞬時値が、前記設定値よりも高く設定された起動時設定値以上になると、それ以降は、前記瞬時値が前記起動時設定値以上となった時点の前記吸引ブロワの周波数を維持することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の自動ワインダにおける静圧制御方法。
  5. 前記起動工程において、前記複数の巻取ユニットの起動が完了すると、前記初期フィードバック工程に移行することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の自動ワインダにおける静圧制御方法。
  6. 前記初期フィードバック工程において、前記静圧検出部によって検出された静圧の瞬時値が前記設定値以下になると、その制御周期の残りの間は前記吸引ブロワの周波数を前記瞬時値が前記設定値以下となった時点の周波数に維持することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の自動ワインダにおける静圧制御方法。
  7. 前記初期フィードバック工程において、前記静圧検出部によって検出された静圧の時間平均値が前記設定値以下になると、前記通常フィードバック工程に移行することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の自動ワインダにおける静圧制御方法。
  8. 吸引空気流を利用して糸継ぎを行うことが可能な複数の巻取ユニットと、前記吸引空気流を発生させる吸引ブロワと、前記吸引空気流の静圧を検出する静圧検出部と、を備えた自動ワインダにおける静圧制御方法であって、
    前記吸引空気流の静圧を所定の設定値に維持すべく、前記吸引ブロワの周波数をフィードバック制御し、
    前記静圧検出部によって検出された静圧の時間平均値が前記設定値未満の場合に、前記吸引ブロワの周波数を加速し始め、前記静圧検出部によって検出された静圧の瞬時値が前記設定値以上となった時点で、前記吸引ブロワの周波数の加速を停止することを特徴とする自動ワインダにおける静圧制御方法。
  9. 吸引空気流を利用して糸継ぎを行うことが可能な複数の巻取ユニットと、
    前記吸引空気流を発生させる吸引ブロワと、
    前記吸引空気流の静圧を検出する静圧検出部と、
    前記静圧検出部で検出された静圧に基づいて、前記吸引ブロワの動作を制御する制御部と、
    を備えた自動ワインダであって、
    前記制御部は、請求項1〜8の何れか1項に記載の自動ワインダにおける静圧制御方法を実行可能であることを特徴とする自動ワインダ。
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