JP2019123401A - ベルトラインモール - Google Patents

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宏行 萬條
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【課題】サイドドアにおけるアウタパネルの上縁に沿って設けられるベルトラインモールにおいて、NV性能の低下を抑制しつつ、ベルトラインの美観を向上させる。【解決手段】車両のサイドドアにおけるアウタパネル53の上縁に沿って設けられるベルトラインモール1である。アウタパネル53の上縁部53aに取り付けられるモール本体部10と、モール本体部10の車外側を覆うようにモール本体部10に取り付けられる装飾部材20とを備えている。アウタパネル53との見切り部Aを形成する装飾部材20の下端部21aには、下端部21aから車内側に延びた後、アウタパネル53との間に間隔をあけて上方に延びるように折り返された折返し部24が形成されている。折返し部24に沿って取り付けられる取付け部4と、取付け部4から車内側に延びてアウタパネル53に接触するリップ部5と、を有するシールリップ3を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、車両のサイドドアにおけるアウタパネルの上縁に沿って設けられるベルトラインモールに関するものである。
車両のサイドドアのベルトラインをなすアウタパネルの上縁には、ドアガラスとアウタパネルの上縁部との間をシールする樹脂製のベルトラインモールが取り付けられるのが一般的である。
このようなベルトラインモールのうち昇降ガラス付きのサイドドアに用いられるものには、アウタパネルの上縁部に沿って固定される略逆U字状のモール本体部と、当該モール本体部の車内側に突設されたガラスシールリップと、を備えるものが多い。かかるガラスシールリップを備えるベルトラインモールが設けられたサイドドアでは、昇降するドアガラスの表面にガラスシールリップが摺接することで、ドアガラス表面の汚れや水分が除去されるようになっている。
また、車両側方から見て、上側のガラスと下側の金属製のアウタパネルとの間で前後に走る樹脂製のベルトラインモールによって形成されるベルトラインの美観を向上させるために、モール本体部の車外側を覆うように、金属光沢を有する合成樹脂積層フィルム(例えば特許文献1参照)やステンレス鋼等といった装飾部材を取り付けたベルトラインモールも知られている。このような装飾部材をモール本体部に取り付ければ、車両側方から見て、上側のガラスと下側の金属製のアウタパネルとの間で金属製の(または金属光沢を有する)装飾部材が前後に走るシャープな外観を呈することになるので、ベルトラインの美観を向上させることが可能となる。
特開2014−196051号公報
ところで、装飾部材を備えるベルトラインモールが設けられた車両では、車両走行中に、装飾部材とアウタパネルとの見切り部に生じる隙間から、ベルトラインモール内に空気が流入すると、風切り音が発生してNV(Noise and Vibration)性能が低下する場合がある。このため、上記特許文献1のもののように、装飾部材を備えるベルトラインモールでは、見切り部を形成する装飾部材の下端部とアウタパネルとの間に上下にスペースを確保する(両者の隙間を大きくする)とともに、装飾部材の下端部から下方に延びる相対的に長いシールリップを形成し、かかるシールリップをアウタパネルにしっかりと当てて両者のラップ量を確保する構造を採用することが多い。
しかしながら、このような構造では、車両側方から見て、例えば金属製の装飾部材と金属製のアウタパネルとの見切り部の隙間が大きくなり、折角ベルトラインの美観を向上させるために装飾部材を設けたにもかかわらず、美観が損なわれるという問題がある。
そこで、ベルトラインの美観の向上を図るべく、例えば装飾部材を下方に延長して、装飾部材の下端部とアウタパネルの外面との隙間を狭くするとともに、装飾部材の下端部に薄いシールリップを形成し、かかるシールリップを装飾部材の下端部とアウタパネルとの間に挟んで隠すことが考えられる。このようにすれば、装飾部材とアウタパネルとの見切り部の隙間が狭くなり、見切り部に樹脂製のシールリップが現れないので、ベルトラインの美観を向上させることはできるものの、これではシールリップとアウタパネルとのラップ量が不足し、NV性能が低下するおそれがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、サイドドアにおけるアウタパネルの上縁に沿って設けられるベルトラインモールにおいて、NV性能の低下を抑制しつつ、ベルトラインの美観を向上させる技術を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係るベルトラインモールでは、装飾部材の裏側とアウタパネルとの間に車幅方向にスペースを確保するとともに、装飾部材から車内側に延びてアウタパネルの外面に接触するシールリップを設けるようにしている。
具体的には、本発明は、車両のサイドドアにおけるアウタパネルの上縁に沿って設けられるベルトラインモールを対象としている。
そして、このベルトラインモールは、上記アウタパネルの上縁部に被さるように取り付けられる断面略逆U字状のモール本体部と、上記モール本体部の車外側を覆うように当該モール本体部に取り付けられる装飾部材と、を備え、上記アウタパネルとの見切り部を形成する上記装飾部材の下端部には、当該下端部から車内側に延びた後、当該アウタパネルの外面との間に車幅方向に間隔をあけて上方に延びるように折り返された折返し部が形成されており、上記折返し部に沿って取り付けられる取付け部と、当該取付け部から車内側に延びて上記アウタパネルに接触するリップ部と、を有するシールリップをさらに備えていることを特徴とするものである。
この構成によれば、装飾部材の下端部に形成された折返し部とアウタパネルとの間に車幅方向にスペースを確保するとともに、かかる折返し部に沿って取り付けられる取付け部から車内側に延びるリップ部をアウタパネルの外面にしっかりと当てて両者のラップ量を確保するので、車両走行中に装飾部材とアウタパネルとの見切り部に生じる隙間からベルトラインモール内に空気が流入するのを確実に抑えることができる。これにより、風切り音の発生が抑えられるので、車両のNV性能が低下するのを確実に抑制することができる。
しかも、かかるシールリップは、車外側からは見えない装飾部材の裏側でアウタパネルの外面に接触することから、シールリップとアウタパネルとのラップ量を確保するために、装飾部材とアウタパネルとの見切り部の隙間を大きくする必要がなく、装飾部材とアウタパネルの外面との見切り部にシールリップが現れないので、ベルトラインの美観を向上させることができる。
以上説明したように、本発明に係るベルトラインモールによれば、NV性能の低下を抑制しつつ、ベルトラインの美観を向上させることができる。
本発明の実施形態に係るベルトラインモールが設けられた車両のサイドドアを模式的に示す図である。 図1のII−II線の矢視断面図である。 シールリップを模式的に示す断面図である。 図2に相当する、従来1のベルトラインモールを模式的に示す断面図である。 図2に相当する、従来2のベルトラインモールを模式的に示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。なお、図中における、矢印Upは上方を、矢印Frは車両前後方向前側を、矢印Lfは車幅方向左側をそれぞれ示している。
−サイドドア−
図1は、本実施形態に係るベルトラインモール1が設けられた車両のサイドドア50を模式的に示す図である。このサイドドア50は、金属製のドアパネル51と、ドアパネル51の上部に取り付けられた金属製のドアサッシュ59と、を備えていて、ドアパネル51の上縁とドアサッシュ59の内周縁とによって窓開口50aが区画されている。ドアパネル51は、アウタパネル53とインナパネル(図示せず)とを有していて、これらアウタパネル53とインナパネルとの間には、窓開口50aを開閉するスライドガラス55が昇降自在に設けられている。このサイドドア50には、図1に示すように、アウタパネル53の上縁に沿ってベルトラインモール1が設けられている。
−ベルトラインモール−
図2は、図1のII−II線の矢視断面図である。図2に示すように、ベルトラインモール1は、モール本体部10と、装飾部材20と、ガラスシールリップ部30と、を備えていて、例えば2軸押出成形機を使用して押出成形することで、これらモール本体部10、装飾部材20およびガラスシールリップ部30を一体成形したものである。
モール本体部10は、硬質材からなり、上下に延びる車外側側壁部11と、上下に延びる車内側側壁部12と、車幅方向に延びてこれらの上端部を繋ぐ上壁部13とを有する断面略逆U字状に形成されていて、ベルトラインアウタリインフォースメント57の上端部をかしめたアウタパネル53の上縁部53aに被さるように取り付けられている。なお、硬質材としては、例えば、ポリプロピレン等の硬質合成樹脂や、硬質のオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)や、硬質ソリッドゴム等を挙げることができる。
車内側側壁部12には、車外側の面に係止リップ14が設けられていて、アウタパネル53の上縁部53aを断面略逆U字形のモール本体部10の内部に挿入した際に、アウタパネル53の先端部53bに当該係止リップ14が係止するようになっている。このように、係止リップ14がアウタパネル53の先端部53bに係止することで、スライドガラス55の昇降時に、ベルトラインモール1がアウタパネル53から外れることが抑えられるようになっている。また、車内側側壁部12の下端部には、車内側に曲がるフック部15が形成されていて、装飾部材20の内側取付け部22におけるヘヤピン状に曲がった下端部27に係合するようになっている。
装飾部材20は、SUS(ステンレス鋼)からなり、ベルトラインの美観を向上させるために、モール本体部10の車外側を覆うように当該モール本体部10に取り付けられている。より詳しくは、装飾部材20は、車外側側壁部11を車外側から覆う外側装飾部21と、その車外側の面が車内側側壁部12における車内側の面に一体的に取り付けられる内側取付け部22と、外側装飾部21と内側取付け部22との上端部を繋ぐとともに、上壁部13を上方から覆う上側装飾部23と、を有する断面略逆U字状に形成されている。このように、モール本体部10を覆うように装飾部材20を設けることで、本実施形態のベルトラインモール1では、外側装飾部21の下端部21aがアウタパネル53との見切り部Aを形成している。
内側取付け部22の下端部27は、上述の如く、車内側にヘヤピン状に曲がっている。一方、外側装飾部21の下端部21aには、当該下端部21aから車内側に延びた後、アウタパネル53の外面53cとの間に車幅方向に間隔をあけて上方に延びるように折り返された折返し部24が形成されている。より詳しくは、折返し部24は、外側装飾部21の下端部21aから車内側に延びる底壁部25と、底壁部25における車内側の端部から上方に延びる側壁部26と、を有していて、かかる側壁部26とアウタパネル53の外面53cとの間に車幅方向に間隔があいている。
ガラスシールリップ部30は、軟質材からなり、装飾部材20の内側取付け部22における車内側の面に一体的に取り付けられていて、昇降するスライドガラス55の表面に摺接することで、スライドガラス55表面の汚れや水分を除去するように構成されている。ガラスシールリップ部30は、上側ガラスシールリップ31と、下側ガラスシールリップ32と、上側突条部35と、下側突条部36と、を有している。なお、軟質材としては、例えば、軟質合成樹脂や、軟質の系熱可塑性エラストマー(TPO)や、軟質ゴム等を挙げることができる。
上側ガラスシールリップ31の下面には、短繊維が植毛された上側植毛部33が設けられている一方、下側ガラスシールリップ32の下面には、短繊維が植毛された下側植毛部34が設けられている。これら上側植毛部33と下側植毛部34とは、スライドガラス55が昇降するときにスライドガラス55と接触して、上側および下側ガラスシールリップ31,32とスライドガラス55との摺動抵抗を下げることで、スライドガラス55のスムーズな昇降を可能としている。
上側突条部35は上側ガラスシールリップ31の上側に、また、下側突条部36は上側ガラスシールリップ31と下側ガラスシールリップ32との間にそれぞれ設けられていて、スライドガラス55が上昇する際に車外側に倒れようとする上側および下側ガラスシールリップ31,32にそれぞれ当接することで、上側および下側ガラスシールリップ31,32が過度に倒れるのを抑えるように構成されている。このように、上側および下側ガラスシールリップ31,32が過度に倒れるのを抑えることで、スライドガラス55が上昇する際に車外側に傾いて、車外側に引き出されるのを抑制することが可能になっている。
−シールリップ−
以上のような構成に加えて、本実施形態のベルトラインモール1では、図1に示すように、装飾部材20の折返し部24にシールリップ3が設けられている。ここで、本発明を理解し易くするために、シールリップ3の説明に先立ち、従来のベルトラインモール101,201について説明する。
図4は、図2に相当する、従来1のベルトラインモール101を模式的に示す断面図であり、図5は、図2に相当する、従来2のベルトラインモール201を模式的に示す断面図である。なお、従来1のベルトラインモール101は、シールリップ103の形状、および、外側装飾部121の下端部121aとアウタパネル153との間隔以外は、本実施形態のベルトラインモール1とほぼ同様なので、同様の構成については、同一の符号に100を付加し、その説明を省略する。また、従来2のベルトラインモール201についても、シールリップ203の形状、および、外側装飾部221の下端部221aとアウタパネル253との間隔以外は、本実施形態のベルトラインモール1とほぼ同様なので、同様の構成については、同一の符号に200を付加し、その説明を省略する。
装飾部材120を備えるベルトラインモール101が設けられた車両では、車両走行中に装飾部材120とアウタパネル153との見切り部Bに生じる隙間からベルトラインモール101内の空間Sに空気が流入すると、風切り音が発生してNV(Noise and Vibration)性能が低下する場合がある。このため、図4に示す従来1のベルトラインモール101では、アウタパネル153との見切り部Bを形成する外側装飾部121の下端部121aとアウタパネル153の外面153cとの間に上下にスペースを確保する(両者の隙間を大きくする)とともに、外側装飾部121の下端部121aから下方に延びる相対的に長いシールリップ103を形成し、かかるシールリップ103をアウタパネル153の外面153cに当てる構造が採用されている。
このように、従来1のベルトラインモール101では、シールリップ103をアウタパネル153の外面153cにしっかりと当てて両者のラップ量を確保することで、車両走行中に、装飾部材120とアウタパネル153との見切り部Bに生じる隙間からベルトラインモール101内の空間Sに空気が流入するのを抑えることができ、これにより、風切り音の発生によるNV性能の低下を抑えることができる。
しかしながら、このような構造では、車両側方から見て(図4の破線矢印参照)、SUS製の装飾部材120と金属製のアウタパネル153との見切り部Bの隙間が大きくなるとともに、かかる大きな隙間に樹脂等からなるシールリップ103が現れるため、折角ベルトラインの美観を向上させるために装飾部材120を設けたにもかかわらず、美観が損なわれるという問題がある。
そこで、ベルトラインの美観の向上を図るべく、図5に示す従来2のベルトラインモール201のように、外側装飾部221の下端部221aとアウタパネル253の外面253cとの間の隙間を狭くするとともに、外側装飾部221の下端部221aに薄いシールリップ203を形成し、かかるシールリップ203を外側装飾部221の下端部221aとアウタパネル253の外面253cとの間に挟むことも考えられる。このような従来2のベルトラインモール201では、車両側方から見て(図5の破線矢印参照)、装飾部材220とアウタパネル253との見切り部Cの隙間が狭くなるとともに、外側装飾部221の下端部221aとアウタパネル253の外面253cとの間にシールリップ203が隠れることから、SUS製の装飾部材220と金属製のアウタパネル253との見切り部Cに樹脂等からなるシールリップ203が現れず、ベルトラインの美観を向上させることができる。
しかしながら、このような構造では、シールリップ203とアウタパネル253とのラップ量が不足するため、車両走行中に、装飾部材220とアウタパネル253との見切り部Cに生じる隙間からベルトラインモール201内の空間Sに空気が流入し易くなり、風切り音が発生してNV性能が低下するという問題がある。
そこで、本実施形態のベルトラインモール1では、装飾部材20の外側装飾部21の裏側とアウタパネル53との間に車幅方向にスペースを確保するとともに、折返し部24から車内側に延びるシールリップ3を形成するようにしている。
図3は、シールリップ3を模式的に示す断面図である。このシールリップ3は、軟質ゴム等の軟質材からなり、例えばベルトラインモール1を押出成形する際に装飾部材20と一体成形されるものであり、図3に示すように、下方に延びた後、車外側に延びる取付け部4と、下方に延びた後、車内側に延びるリップ部5とに二股に分かれる断面末広がり形状に形成されている。取付け部4は、折返し部24の底壁部25と側壁部26とに跨るように、底壁部25の下面と側壁部26の車内側側面に沿って接着されている。一方、リップ部5は、折返し部24の側壁部26から車内側に延びていて、アウタパネル53の上縁部53aを断面略逆U字形のモール本体部10の内部に挿入した際に、図3の黒塗り矢印で示すように、アウタパネル53に当接して当該アウタパネル53の外面53cに沿って上方に折れ曲がることで、アウタパネル53の外面53cにラップ量Lで接触している。
このように、本実施形態のベルトラインモール1では、装飾部材120とアウタパネル153との見切り部Bの隙間を大きくするとともに、相対的に長いシールリップ103を下方に延ばす従来1のベルトラインモール101とは異なり、装飾部材20とアウタパネル53との見切り部Aの隙間を大きくする必要がない上、シールリップ3の相対的に長いリップ部5を車内側に延ばすことから、車両側方から見て(図2の破線矢印参照)、SUS製の装飾部材20と金属製のアウタパネル53との見切り部Aに樹脂等からなるシールリップ3がほとんど現れず、ベルトラインの美観を向上させることができる。
さらに、本実施形態のベルトラインモール1では、薄いシールリップ203を外側装飾部221の下端部221aとアウタパネル253との間に挟むだけの従来2のベルトラインモール201とは異なり、取付け部4を外側装飾部21の下端部21aとアウタパネル53との間に挟むことに加えて、外側装飾部21の裏側(車内側)においてシールリップ3のリップ部5をアウタパネル53の外面53cにしっかりと当てて両者3,53のラップ量Lを確保することで、空気の流入を二重に抑えることができる。それ故、図3の白抜き矢印で示すように、車両走行中に、装飾部材20とアウタパネル53との見切り部Aに生じる隙間から空気が流入するのを、外側装飾部21の下端部21aとアウタパネル53との間に挟まれる取付け部4によって抑えることができるとともに、ラップ量不足により仮に見切り部Aに生じる隙間から空気が流入しても、アウタパネル53の外面53cに十分なラップ量Lでしっかりと当たるリップ部5によって、ベルトラインモール1内の空間Sに空気が流入するのを抑えることができる。したがって、風切り音の発生によるNV性能の低下を抑えることができる。
つまり、本実施形態のベルトラインモール1によれば、NV性能の低下を抑制しつつ、ベルトラインの美観を向上させることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、実施形態に限定されず、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。
上記実施形態では、ベルトラインモール1に2つのガラスシールリップ(上側ガラスシールリップ31および下側ガラスシールリップ32)を設けたが、これに限らず、ガラスシールリップは1つだけでもよい。
また、上記実施形態では、SUS製の装飾部材20に本発明を適用したが、これに限らず、SUS以外の金属または金属光沢を有する合成樹脂からなる装飾部材に本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、シールリップ3を接着によって折返し部24に取り付けるようにしたが、これに限らず、例えば折返し部24に工夫を凝らし、かしめ構造等により取付け部4をかしめることで、シールリップ3を折返し部24に取り付けるようにしてもよい。
このように、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明によると、NV性能の低下を抑制しつつ、ベルトラインの美観を向上させることができるので、車両のサイドドアにおけるアウタパネルの上縁に沿って設けられるベルトラインモールに適用して極めて有益である。
1 ベルトラインモール
3 シールリップ
4 取付け部
5 リップ部
10 モール本体部
20 装飾部材
21a 下端部
24 折返し部
50 サイドドア
53 アウタパネル
53a 上縁部
A 見切り部

Claims (1)

  1. 車両のサイドドアにおけるアウタパネルの上縁に沿って設けられるベルトラインモールであって、
    上記アウタパネルの上縁部に被さるように取り付けられる断面略逆U字状のモール本体部と、
    上記モール本体部の車外側を覆うように当該モール本体部に取り付けられる装飾部材と、を備え、
    上記アウタパネルとの見切り部を形成する上記装飾部材の下端部には、当該下端部から車内側に延びた後、当該アウタパネルの外面との間に車幅方向に間隔をあけて上方に延びるように折り返された折返し部が形成されており、
    上記折返し部に沿って取り付けられる取付け部と、当該取付け部から車内側に延びて上記アウタパネルに接触するリップ部と、を有するシールリップをさらに備えていることを特徴とするベルトラインモール。
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