JP2019123211A - 樹脂硬化層付き基板およびその製造方法 - Google Patents

樹脂硬化層付き基板およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019123211A
JP2019123211A JP2018007193A JP2018007193A JP2019123211A JP 2019123211 A JP2019123211 A JP 2019123211A JP 2018007193 A JP2018007193 A JP 2018007193A JP 2018007193 A JP2018007193 A JP 2018007193A JP 2019123211 A JP2019123211 A JP 2019123211A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
substrate
layer
cured layer
resin cured
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018007193A
Other languages
English (en)
Inventor
美菜 佐藤
Mina Sato
美菜 佐藤
栗原 正幸
Masayuki Kurihara
正幸 栗原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2018007193A priority Critical patent/JP2019123211A/ja
Publication of JP2019123211A publication Critical patent/JP2019123211A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

【課題】優れた耐摩耗性を備える樹脂硬化層付き基板およびその製造方法を提供する。【解決手段】樹脂硬化層付き基板100は、基板1に膜厚が3μm以上20μm以下である樹脂硬化層2を有する樹脂硬化層付き基板であって、樹脂硬化層2が下記要件を満たす。(a)樹脂硬化層2の法線方向に0.5mNの荷重を負荷して測定した場合の樹脂硬化層2のマルテンス硬度が150N/mm2以上800N/mm2以下である。(b)樹脂硬化層2に対して基板1に接している面側から赤外分光分析を行って算出した式(1)で示される値Xと、基板1に接していない面側から赤外分光分析を行って算出した式(1)で示される値Yとの関係が、X/Y≧1.2を満たす。1280cm-1付近のピークの吸光度i1280cm-1と1020cm-1付近のピークの吸光度i1020cm-1との比であるi1280cm-1/i1020cm-1・・・(1)【選択図】図1

Description

本発明は、優れた耐摩耗性を備える樹脂硬化層付き基板およびその製造方法に関する。
ポリカーボネート樹脂は、透明性に優れ、軽量で耐衝撃性が高いことから、各種の建築物、自動車等の窓材や構造材等として、広く応用展開されてきた。しかしながら、耐摩耗性、耐侯性、耐薬品性の観点でガラスに大幅に劣るという欠点があった。そのため、これらの性能をカバーする機能を有するハードコート層をポリカーボネート上に形成する方法が提案されている。
特許第5944069号公報
このようなハードコート層としては、例えば、有機珪素化合物の加水分解縮合物を主成分として含む下地ハードコート層の上層にPE−CVD法で形成した酸化珪素層を積層させたものが提案されている(特許文献1を参照)。しかしながら、この方法でハードコート層を形成する場合には、成膜速度が遅いために生産性が不十分である、湿式塗工装置と乾式塗工装置の両装置を導入する必要があるという点で、製造コストが高くなるという欠点があった。
本発明は、上記欠点を解決するためになされたものであり、その目的は、優れた耐摩耗性を備える樹脂硬化層付き基板およびその製造方法を提供することにある。
本発明の一態様に係る樹脂硬化層付き基板は、基板の少なくとも一方の面に膜厚が3μm以上20μm以下である樹脂硬化層を有する樹脂硬化層付き基板であって、樹脂硬化層が下記(a)および(b)の要件を満たすことを要旨とする。
(a)樹脂硬化層の法線方向に0.5mNの荷重を負荷して測定した場合の樹脂硬化層のマルテンス硬度が150N/mm2以上800N/mm2以下である。
(b)樹脂硬化層に対してフーリエ変換赤外分光光度計にて基板に接している面側から赤外分光分析を行って算出した下記式(1)で示される値Xと、基板に接していない面側から赤外分光分析を行って算出した下記式(1)で示される値Yとの関係が、下記式(2)を満たす。
Si−CH3結合を示す1280cm-1付近のピークの吸光度i1280cm-1とSi−O−Si結合を示す1020cm-1付近のピークの吸光度i1020cm-1との比であるi1280cm-1/i1020cm-1 ・・・(1)
X/Y≧1.2 ・・・(2)
本発明の他の態様に係る樹脂硬化層付き基板の製造方法は、基板の少なくとも一方の面に膜厚が3μm以上20μm以下である樹脂硬化層を形成する工程を有し、樹脂硬化層が下記(a)および(b)の要件を満たすことを要旨とする。
(a)樹脂硬化層の法線方向に0.5mNの荷重を負荷して測定した場合の樹脂硬化層のマルテンス硬度が150N/mm2以上800N/mm2以下である。
(b)樹脂硬化層に対してフーリエ変換赤外分光光度計にて基板に接している面側から赤外分光分析を行って算出した下記式(1)で示される値Xと、基板に接していない面側から赤外分光分析を行って算出した下記式(1)で示される値Yとの関係が、下記式(2)を満たす。
Si−CH3結合を示す1280cm-1付近のピークの吸光度i1280cm-1とSi−O−Si結合を示す1020cm-1付近のピークの吸光度i1020cm-1との比であるi1280cm-1/i1020cm-1 ・・・(1)
X/Y≧1.2 ・・・(2)
本発明によれば、優れた耐摩耗性を備える樹脂硬化層付き基板を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る樹脂硬化層付き基板の積層構造を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る樹脂硬化層付き基板の製造方法において使用されるフィルム積層体の積層構造を示す断面図である。
本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施形態は本発明の一例を示したものであって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。また、本実施形態には種々の変更又は改良を加えることが可能であり、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明に含まれ得る。
本実施形態の樹脂硬化層付き基板100は、図1に示すように、基板1の少なくとも一方の面に膜厚が3μm以上20μm以下である樹脂硬化層2を有する樹脂硬化層付き基板であって、樹脂硬化層2が下記(a)および(b)の要件を満たす。
(a)樹脂硬化層2の法線方向に0.5mNの荷重を負荷して測定した場合の樹脂硬化層2のマルテンス硬度が150N/mm2以上800N/mm2以下である。
(b)樹脂硬化層2に対してフーリエ変換赤外分光光度計にて基板1に接している面側から赤外分光分析を行って算出した下記式(1)で示される値Xと、基板1に接していない面側から赤外分光分析を行って算出した下記式(1)で示される値Yとの関係が、下記式(2)を満たす。
Si−CH3結合を示す1280cm-1付近のピークの吸光度i1280cm-1とSi−O−Si結合を示す1020cm-1付近のピークの吸光度i1020cm-1との比であるi1280cm-1/i1020cm-1 ・・・(1)
X/Y≧1.2 ・・・(2)
また、本実施形態の樹脂硬化層付き基板100の製造方法は、基板1の少なくとも一方の面に膜厚が3μm以上20μm以下である樹脂硬化層2を形成する工程を有し、樹脂硬化層2が上記(a)および(b)の要件を満たす。
上記構成の本実施形態の樹脂硬化層付き基板100は、ポリカーボネート樹脂のような傷つきやすい材料で基板1が形成されていたとしても、樹脂硬化層2によって十分な耐摩耗性を備える。
また、上記構成の本実施形態の樹脂硬化層付き基板100の製造方法は、樹脂硬化層2を形成する際にCVD法などの乾式塗工を使用しないため、生産性の低下や設備導入による製造コストの上昇を抑制することができる。
以下、本実施形態の樹脂硬化層付き基板100およびその製造方法について、さらに詳細に説明する。
<マルテンス硬度>
本実施形態の樹脂硬化層付き基板100は、樹脂硬化層2のマルテンス硬度が150N/mm2以上800N/mm2以下であるが、より好ましくは200N/mm2以上600N/mm2以下である。マルテンス硬度が上記の下限値未満では樹脂硬化層2の耐摩耗性が不十分となるおそれがあり、上記の上限値よりも高いと樹脂硬化層2にクラックが発生しやすくなる。
このマルテンス硬度は、試料表面に最大荷重0.5mNの荷重でダイヤモンド製の圧子を押し込んだ際の押し込み深さから、最大荷重(A)と圧子の表面積(B)を用いて以下の式(3)により算出する。
マルテンス硬度=A/B ・・・(3)
なお、本発明におけるマルテンス硬度は、ISO14577に規定の方法に従って測定される値である。本実施形態の樹脂硬化層付き基板100に150N/mm2以上800N/mm2以下のマルテンス硬度を備えさせるには、樹脂硬化層2の組成、厚さ等を適宜調整すればよい。
<分子構造>
本実施形態の樹脂硬化層付き基板100は、樹脂硬化層2に対してフーリエ変換赤外分光光度計にて基板1に接している面側から赤外分光分析を行って算出した上記式(1)で示される値Xと、基板1に接していない面側から赤外分光分析を行って算出した上記式(1)で示される値Yとの関係が、上記式(2)を満たす。赤外分光分析は、ゲルマニウムクリスタル製のプリズムを用いた顕微全反射減衰法(顕微ATR法)にて行ってもよい。なお、Xを求める際には、基板1と接している面側から測定する以外にも、基板1と接していない面側から表面を削り測定する方法を用いることができる。
X/Yは1.2以上である必要があるが、2以上であることがより好ましい。X/Yが上記の下限値以上であると、樹脂硬化層2の基板1と接していない表面に無機硬質皮膜が形成されており、優れた耐摩耗性が得られる。X/Yが上記の要件を満たすような分子構造を樹脂硬化層2が備えることにより、基板1に対して優れた耐摩耗性を備えさせることができる。本実施形態の樹脂硬化層付き基板100に対して前記分子構造を備えさせるには、樹脂硬化層2の組成や厚さ等を適宜調整すればよく、その具体的条件について以下に詳述する。
以下に、本実施形態の樹脂硬化層付き基板100を構成する各層の組成や厚さ等について説明する。本実施形態の樹脂硬化層付き基板100において、基板1の材質は特に制限されず、樹脂(例えば有機樹脂)、ガラス、紙、木材、金属など様々な材質のものを用いることができる。この中でも、樹脂の射出成形により基板1を成形する場合、後述する熱可塑性樹脂あるいは、熱硬化性樹脂(1液又は2液硬化性樹脂を含む)を用いることができる。
熱可塑性樹脂材料としては、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどのビニル系重合体や、ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン系共重合体、ABS樹脂(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂)などのスチレン系樹脂や、ポリメチル(メタ)アクリレート、ポリエチル(メタ)アクリレート、ポリアクリロニトリルなどのアクリル系樹脂などが挙げられる。あるいは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテンなどのポリオレフィン系樹脂や、ポリエチレンテレフタレート、エチレングリコール−テレフタル酸−イソフタル酸共重合体、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂や、ポリカーボネート樹脂などを挙げることもできる。
また、熱硬化性樹脂としては、1液又は2液反応硬化型のポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂などが挙げられる。これらの樹脂は、単独で用いても良いし、二種以上混合して用いても良い。これらの樹脂の中でも、ポリカーボネートは耐衝撃性や透明性に優れており、好適に使用される。
また、これらの樹脂には、必要に応じて各種添加剤を添加することができる。添加剤としては、例えば、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、光安定剤、難燃剤、可塑剤、無機物粉末(シリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウムなど)、充填剤(木粉、ガラス繊維など)、滑剤、離型剤、帯電防止剤、着色剤があげられる。なお、樹脂は、用途に応じて適宜、着色剤を添加して着色した樹脂を使用しても良い。
基板1の厚みについては特に限定されるものではなく、基板1の用途に応じて適宜決定すればよい。
基板1と樹脂硬化層2との密着性を向上させる目的で、界面に接着層を設けても良い。接着層としては、公知のヒートシール性接着剤又は粘着剤を使用できる。例えば、接着層としては、酢酸ビニル樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂、塩酢ビ樹脂、アクリル樹脂、ブチラール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコン系粘着剤、ウレタン系粘着剤などを使用できる。また、紫外線遮蔽機能を付与するために、耐候性改善剤を添加しても良い。接着層の厚みとしては、0.5μm〜10μmの範囲が好適である。
樹脂硬化層2は、基板1に耐摩耗性等の機械強度を付与するために設けられる層であり、湿気硬化性樹脂、熱硬化性樹脂、および紫外線硬化性樹脂のうちいずれかを含む樹脂組成物の硬化物からなる。樹脂硬化層2に使用される湿気硬化性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂の種類については、前述したマルテンス硬度及びフーリエ変換赤外分光光度計で測定した値で規定する分子構造を充足できるように適宜設定すればよく、これらの物性値を充足できることを限度として特に制限されない。
ここで湿気硬化性樹脂とは、空気中の湿気によって硬化する樹脂を言う。湿気硬化性樹脂の中でも、式(1)の吸光度ピーク比を向上させるためには、シリコーン系の湿気硬化性樹脂を使用することが好ましく、好ましくは2〜4官能性、より好ましくは3〜4官能性のケイ素アルコキシドを湿気により硬化させるものが好ましい。
また、これらをあらかじめ溶液中で適度に加水分解ならびに脱水縮合して適度にオリゴマー化あるいはポリマー化させたものも、好ましく用いられる。使用可能なケイ素アルコキシドの例としては、例えばテトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン等が挙げられる。これらの樹脂は単独の組成で用いても、数種の混合組成で用いても良く、又、後述する熱硬化性樹脂または紫外線硬化性樹脂と組み合わせて使用しても良い。
熱硬化性樹脂とは、熱によって硬化する樹脂を言う。熱硬化性樹脂の中でも、式(1)の吸光度ピーク比を向上させるためには、シリコーン系の熱硬化性樹脂を使用することが好ましく、好ましくは2〜4官能性、より好ましくは3〜4官能性のケイ素アルコキシドを加熱により硬化させるものが好ましい。
また、これらをあらかじめ溶液中で適度に加水分解ならびに脱水縮合して適度にオリゴマー化あるいはポリマー化させたものも好ましく用いられる。使用可能なケイ素アルコキシドの例としては、前述の湿気硬化性の樹脂と同様のものが挙げられる。これらの樹脂は単独の組成で用いても、数種の混合組成で用いても良く、又、先述した湿気硬化性樹脂と組み合わせて使用しても良い。
紫外線硬化性樹脂とは、紫外線(UV)によって硬化する樹脂を言う。代表的な紫外線硬化性樹脂としては、分子中にアクリロイル基を有する樹脂であり、アクリル(メタ)アクリレート、ポリカーボネート(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メタ)アクリレート、ポリブタジエン(メタ)アクリレート、シリコーン(メタ)アクリレートなどのモノマー、オリゴマー、ポリマーなどの混合物が使用される。
紫外線硬化性樹脂の中でも、式(1)の吸光度ピーク比を向上させるためには、シリコーン(メタ)アクリレートを使用することが好ましい。これらの樹脂は単独の組成で用いても、数種の混合組成で用いても良く、又、前述した湿気硬化性樹脂または熱硬化性樹脂と組み合わせて使用しても良い。
なお、紫外線照射に伴い樹脂の硬化を円滑に進行させる為に、公知の光重合開始剤を適量添加することが好ましい。このような光重合開始剤としては、例えば、アセトフェノン類、ベンゾイン類、ベンゾフェノン類、ホスフィンオキシド類、ケタール類、アントラキノン類、チオキサントン類等が挙げられる。
また、光増感剤としてn−ブチルアミン、トリエチルアミン、ポリ−n−ブチルホスフィン等を混合して用いることができる。
ここで、樹脂硬化層2をフィルム積層体10から転写によって基板1に積層する場合、樹脂硬化層2は、転写前はタックフリー状態であり、基板1に転写後に紫外線を照射することで架橋できる樹脂からなるものが好ましい。フィルム積層体10は、図2に示す通り、支持フィルム3の少なくとも一方の面に、離型層4と樹脂硬化層2をこの順に積層したものである。転写後に架橋する理由としては、フィルム積層体10は射出成形法や加熱転写法で使用される場合、予め架橋すると転写の延伸時にクラックが生じやすく、外観不良となるためである。
本実施形態においては、樹脂硬化層2は平均粒子径10nm以上100nm以下の無機微粒子を含有することが好ましい。無機微粒子としては、酸化珪素(SiO2)、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化スズ、五酸化アンチモンといった酸化物や、アンチモンドープ酸化スズ、リンドープ酸化スズ等の複合酸化物の微粒子が挙げられる。また、炭酸カルシウム、タルク、クレイ、カオリン、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、リン酸カルシウム等の微粒子も使用することができる。これら無機微粒子は単独で使用しても良いし、2種類以上を混合して用いても良い。これらの中でも酸化珪素を用いることが好ましい。酸化珪素を含有することで、式(1)の吸光度ピーク比を向上させることができる。無機微粒子は、質量基準で酸化珪素を主成分としてもよい。
なお、本発明における無機微粒子の平均粒子径は、動的光散乱法により測定される微粒子の平均粒子径であり、粒径分布を累積分布で表したときの50%粒径(d50 メジアン径)である。この50%粒径は、例えば、市販の米国Microtrac社製のNanotrac UPA−EX150と呼ばれる装置により測定できる。
無機微粒子を添加することにより、樹脂硬化層2中の空隙を無機微粒子が埋めるため、硬度が向上する。また、無機微粒子の平均粒子径を10nm以上にすることにより、無機微粒子の製造が容易となり、100nm以下にすることにより、樹脂硬化層2の光線透過性を付与することができる。さらに好ましい無機微粒子の平均粒子径は、10nm以上50nm以下である。無機微粒子の添加量は、無機微粒子の種類、粒径により異なるが、樹脂100質量部に対して20〜500質量部が好ましく、より好ましくは50〜300質量部である。
また、諸物性を向上させるため、硬化剤、紫外線吸収剤、光安定剤、レベリング剤、滑剤等を樹脂硬化層2に添加しても構わない。特に、耐候性能を付与するためには、紫外線吸収剤や光安定剤を添加することが好ましく、紫外線や風雨に晒されることによる樹脂の変色や劣化等を効果的に抑制することが可能になる。
樹脂硬化層2の膜厚は、3μm以上20μm以下とする必要があり、5μm以上15μm以下がより好ましい。膜厚が下限値未満であると樹脂硬化層2の耐摩耗性が不十分となるおそれがあり、上限値よりも厚いとクラックが発生しやすくなり耐摩耗性が低下するおそれがある。
フィルム積層体10の支持フィルム3としては、例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルム、トリアセチルセルロースフィルム、ポリカーボネートフィルム、ナイロンフィルム、セロファンフィルム、アクリルフィルムといった基材が使用可能である。使用可能な支持フィルム3の厚みは、25μm〜150μmであるが、好ましくは38μm〜50μmである。
フィルム積層体10の離型層4は、樹脂硬化層2からの剥離性が最も重要であり、耐熱性、耐溶剤性及び延伸性も必要とされる。このため、離型層4は、硬化系であることが好ましく、例えば、メラミン樹脂、ポリオレフィン樹脂、ウレタン樹脂、酢酸セルロースなどの硬化物が使用可能である。硬化架橋系としては、エポキシ樹脂/アミン類、アルキド樹脂/酸触媒、アクリルポリオール樹脂/イソシアネート化合物、アクリルオリゴマー/光開始剤を使用できる。離型層4の厚みは特に制限はないが、0.1μm〜3μmが好適である。
本実施形態の樹脂硬化層付き基板100の製造方法については、特に制限されないが、例えば、基板1以外の各層を予め積層させたフィルム積層体10を作製しておき、当該フィルム積層体10を用いて基板1に各層を積層させる方法が挙げられる。
具体的には、少なくとも離型層4および樹脂硬化層2をこの順に支持フィルム3上に積層させたフィルム積層体10を、基板1に積層させた後に、支持フィルム3および離型層4を剥離し、紫外線を照射して樹脂硬化層2を硬化する方法によって、本実施形態の樹脂硬化層付き基板100を製造することができる。
また、本実施形態の樹脂硬化層付き基板100の製造方法においては、上記の通り形成された樹脂硬化層2に対して、真空紫外光(以下、「VUV」と記す。)の照射処理を施しても良い。VUVは波長200nm以下の紫外線であり、これを照射することにより、樹脂硬化層2の表面構造を変化させることができる。具体的には、樹脂硬化層2の表面に存在する珪素原子と炭素原子の結合あるいは炭素原子と炭素原子の結合を特異的に切断することが可能である。
このような処理を行うことにより、樹脂硬化層2に対してフーリエ変換赤外分光光度計にて基板1に接している面側から赤外分光分析を行って算出した前記式(1)で示される値Xと、基板1に接していない面側から赤外分光分析を行って算出した前記式(1)で示される値Yとの比X/Yを、向上させることができる。
VUVの光源としては、例えば、重水素ランプ、ヘリウムランプ、カーボンアークランプ、低圧水銀ランプ、エキシマランプなどが挙げられる。エキシマランプのエキシマ源としては、例えば、NaF、Ar2、Kr2、F2、ArBr、Xe2、ArCl、KrCl、ArFなどが挙げられる。
以下に実施例及び比較例を示し、本発明をより具体的に説明する。
〔実施例1〕
以下のようにして、図2と同様の構成のフィルム積層体を製造した。支持フィルムである厚さ50μmの二軸延伸ポリエステルフィルム(三菱樹脂株式会社製のG440E50)上に、アクリルメラミン樹脂(日立化成ポリマー株式会社製のテスファイン)をグラビア法により塗布してアクリルメラミン樹脂層を形成し、離型層とした。アクリルメラミン樹脂層の厚さは、Dry厚で0.2μmとした。ここで「Dry厚で0.2μm」とは、アクリルメラミン樹脂層の厚さが乾燥後に0.2μmになるということを意味している。以下に記載される「Dry厚」の意味も同様である。
次に、シリコーン(信越化学工業株式会社製のKR−272)100質量部と、チタン系触媒(信越化学工業株式会社製のD−20)3質量部と、メチルイソブチルケトン20質量部とを混合して、熱硬化性樹脂組成物を得た。そして、離型層上に熱硬化性樹脂組成物をグラビア法により塗布して、120℃のオーブン内で30分間熱処理することにより熱硬化させて熱硬化性樹脂組成物層を形成し、樹脂硬化層とした。熱硬化性樹脂組成物層の厚さは、Dry厚で10μmとした。
続いて、塩酢ビ樹脂(日信化学工業株式会社製のソルバインA)をトルエン及びメチルエチルケトンに溶かしてインキを得た。そして、樹脂硬化層上にインキをグラビア法により塗布してインキ層を形成し、接着層とした。インキ層の厚さは、Dry厚で1μmとした。これにより、フィルム積層体を得た。
さらに、射出成形機の金型内にこのフィルム積層体を装着した上で、金型内に溶融したポリカーボネート樹脂を充填し、射出成形を行った。ポリカーボネート樹脂により基板が形成され、基板上にフィルム積層体の樹脂硬化層が積層された射出成形品が得られた。得られた射出成形品から支持フィルムおよび離型層を取り除き、120℃のオーブン内で120分間熱処理することにより樹脂硬化層を熱硬化させた。その後、樹脂硬化層に対して5000mJ/cm2のXe2エキシマ光を照射することにより、樹脂硬化層付き基板を得た。
〔実施例2〕
熱硬化性樹脂組成物の代わりに、シリカを添加した紫外線硬化性樹脂組成物を用いて樹脂硬化層を形成した点以外は、実施例1と同様にしてフィルム積層体を得た。そして、実施例1と同様にして射出成形を行った後に、熱処理により熱硬化させる代わりに、紫外線硬化性樹脂組成物層の表面に、120W/cmの高圧水銀灯で露光量1000mJ/cm2の紫外線を照射し、樹脂硬化層を完全に硬化させた。その後、実施例1と同様に、樹脂硬化層に対して5000mJ/cm2のXe2エキシマ光を照射することにより、樹脂硬化層付き基板を得た。
なお、シリカを添加した紫外線硬化性樹脂組成物の組成は以下の通りである。
アクリル基含有シリコーン(信越化学工業株式会社製のKR−513)100質量部
シリコーン(モメンティブパフォーマンスマテリアルズジャパン製のTSR−144)60質量部
ナノシリカ(信越化学工業株式会社製のQSG−30)80質量部
光重合開始剤(BASFジャパン製のイルガキュアー184)3質量部
メチルイソブチルケトン20質量部
〔実施例3〕
熱硬化性樹脂組成物の代わりに、湿気硬化性樹脂組成物を用いて樹脂硬化層を形成した点以外は、実施例1と同様にしてフィルム積層体を得た。そして、実施例1と同様にして射出成形を行った後に、熱処理により熱硬化させる代わりに、温度25℃、相対湿度50%の室内に1週間静置させることで、樹脂硬化層を完全に硬化させた。その後、実施例1と同様に、樹脂硬化層に対して5000mJ/cm2のXe2エキシマ光を照射することにより、樹脂硬化層付き基板を得た。
なお、湿気硬化性樹脂組成物の組成は以下の通りである。
シリコーン(信越化学工業株式会社製のKR−515)100質量部
チタン系触媒(信越化学工業株式会社製のD−20)3質量部
メチルイソブチルケトン40質量部
〔実施例4〕
熱硬化性樹脂組成物として下記の組成の樹脂組成物を用いて樹脂硬化層を形成した点以外は、実施例1と同様にして樹脂硬化層付き基板を得た。
シリコーン(信越化学工業株式会社製のKR−112)100質量部
ナノシリカ(信越化学工業株式会社製のQSG−30)80質量部
メチルイソブチルケトン50質量部
〔実施例5〕
紫外線硬化性樹脂組成物として下記の組成の樹脂組成物を用いて樹脂硬化層を形成し、樹脂硬化層に対して1500mJ/cm2のXe2エキシマ光を照射した点以外は、実施例2と同様にして樹脂硬化層付き基板を得た。
有機無機ハイブリッドポリマー(東亞合成株式会社製のAC−SQ SI−20)100質量部
光重合開始剤(BASFジャパン製のイルガキュアー184)3質量部
トルエン10質量部
〔実施例6〕
湿気硬化性樹脂組成物として下記の組成の樹脂組成物を用いて樹脂硬化層を形成した点以外は、実施例3と同様にして樹脂硬化層付き基板を得た。
シリコーン(信越化学工業株式会社製のKR−515)100質量部
ナノシリカ(信越化学工業株式会社製のQSG−30)50質量部
チタン系触媒(信越化学工業株式会社製のD−20)3質量部
メチルイソブチルケトン80質量部
〔比較例1〕
湿気硬化性樹脂組成物として下記の組成の樹脂組成物を用いて樹脂硬化層を形成した点以外は、実施例3と同様にして樹脂硬化層付き基板を得た。
シリコーン(信越化学工業株式会社製のKR−515)100質量部
ナノシリカ(信越化学工業株式会社製のQSG−30)500質量部
チタン系触媒(信越化学工業株式会社製のD−20)3質量部
メチルイソブチルケトン120質量部
〔比較例2〕
熱硬化性樹脂組成物として下記の組成の樹脂組成物を用いて樹脂硬化層を形成した点以外は、実施例1と同様にして樹脂硬化層付き基板を得た。
シリコーン(信越化学工業株式会社製のKR−216)100質量部
チタン系触媒(信越化学工業株式会社製のD−20)3質量部
メチルイソブチルケトン30質量部
〔比較例3〕
熱硬化性樹脂組成物として下記の組成の樹脂組成物を用いて樹脂硬化層を形成し、樹脂硬化層に対して900mJ/cm2のXe2エキシマ光を照射した点以外は、実施例1と同様にして樹脂硬化層付き基板を得た。
有機変性シリコーン樹脂(信越化学工業株式会社製のES−1002T)100質量部
チタン系触媒(信越化学工業株式会社製のD−20)3質量部
メチルイソブチルケトン20質量部
〔比較例4〕
熱硬化性樹脂組成物層の厚さをDry厚で2μmとした点以外は、実施例1と同様にして樹脂硬化層付き基板を得た。
〔比較例5〕
熱硬化性樹脂組成物層の厚さをDry厚で23μmとした点以外は、実施例1と同様にして樹脂硬化層付き基板を得た。
実施例1〜6および比較例1〜5の樹脂硬化層付き基板を評価した。その評価項目と評価基準を下記に示す。
(マルテンス硬度)
樹脂硬化層付き基板の樹脂硬化層の表面に0.5mNの荷重でダイヤモンド製の圧子を押し込んだ際の押し込み深さから、最大荷重(A)および圧子の表面積(B)を用いて、ISO14577に規定の方法に従って、前記式(3)によりマルテンス硬度を算出した。なお、荷重は、樹脂硬化層の法線方向に沿って負荷した。
(分子構造)
樹脂硬化層付き基板の樹脂硬化層の表面に対して、フーリエ変換赤外分光光度計にて基板に接している面側から赤外分光分析を行って算出した前記式(1)で示される値Xと、基板に接していない面側から赤外分光分析を行って算出した前記式(1)で示される値Yとの比であるピーク強度比X/Yを算出した。赤外分光分析は、ゲルマニウムクリスタル製のプリズムを用いた顕微ATR法にて行った。
(耐摩耗性)
摩耗輪としてCS−10Fを用いて、樹脂硬化層付き基板の樹脂硬化層のテーバー摩耗試験を行った。テーバー摩耗試験の条件は、摩耗輪の回転回数1000回転、摩耗輪の回転速度60rpm、摩耗輪の負荷荷重500gfである。
テーバー摩耗試験前後において、樹脂硬化層付き基板の樹脂硬化層の表面の4カ所についてヘイズを測定し、その平均値を求めた。ヘイズの測定は、日本電色工業株式会社製のヘーズメータNDH−2000を用い、JIS K7136に規定の方法に従って行った。そして、テーバー摩耗試験後のヘイズからテーバー摩耗試験前のヘイズを差し引くことにより、テーバー摩耗試験前後のヘイズ差(ΔHz)を求めた。
各実施例及び各比較例の評価結果を表1に示す。
Figure 2019123211
実施例1〜6及び比較例1〜5の樹脂硬化層付き基板の樹脂硬化層の硬度、化学組成および耐摩耗性を評価したところ、マルテンス硬度が150N/mm2以上800N/mm2以下で、かつ、ピーク強度比X/Yが1.2以上である実施例1〜6については、耐摩耗性が良好であり、ΔHzがすべて2.0%以下であった。
一方、マルテンス硬度が高すぎる比較例1は、耐摩耗性が向上せずΔHzが3.7%であり、逆にマルテンス硬度が低すぎる比較例2も、耐摩耗性が向上せずΔHzが8.1%であった。また、ピーク強度比X/Yが1.2未満である比較例3は、耐摩耗性が向上せずΔHzが2.1%であった。さらに、膜厚が薄すぎる比較例4は、耐摩耗性が向上せずΔHzが2.6%であり、逆に膜厚が厚すぎる比較例5も、耐摩耗性が向上せずΔHzが3.3%であった。
本発明によれば、ポリカーボネート樹脂のような傷つきやすい材料で基板が形成されていても、十分な耐摩耗性を備える樹脂硬化層付き基板およびその製造方法を提供することができる。なお、本発明の樹脂硬化層付き基板の製造方法は、ハードコートとなる樹脂硬化層を形成する際にCVD法などの乾式塗工を使用しないため、生産性の低下や設備導入による製造コストの上昇を抑制することができる。
1 基板
2 樹脂硬化層
3 支持フィルム
4 離型層
10 フィルム積層体
100 樹脂硬化層付き基板

Claims (6)

  1. 基板の少なくとも一方の面に膜厚が3μm以上20μm以下である樹脂硬化層を有する樹脂硬化層付き基板であって、前記樹脂硬化層が下記(a)および(b)の要件を満たす樹脂硬化層付き基板。
    (a)前記樹脂硬化層の法線方向に0.5mNの荷重を負荷して測定した場合の前記樹脂硬化層のマルテンス硬度が150N/mm2以上800N/mm2以下である。
    (b)前記樹脂硬化層に対してフーリエ変換赤外分光光度計にて前記基板に接している面側から赤外分光分析を行って算出した下記式(1)で示される値Xと、前記基板に接していない面側から赤外分光分析を行って算出した下記式(1)で示される値Yとの関係が、下記式(2)を満たす。
    Si−CH3結合を示す1280cm-1付近のピークの吸光度i1280cm-1とSi−O−Si結合を示す1020cm-1付近のピークの吸光度i1020cm-1との比であるi1280cm-1/i1020cm-1 ・・・(1)
    X/Y≧1.2 ・・・(2)
  2. 前記基板が有機樹脂を主成分とする請求項1に記載の樹脂硬化層付き基板。
  3. 前記樹脂硬化層が、湿気硬化性樹脂、熱硬化性樹脂、または紫外線硬化性樹脂を含有する請求項1又は請求項2に記載の樹脂硬化層付き基板。
  4. 前記樹脂硬化層がシリコーン樹脂を含有する請求項1〜3のいずれか一項に記載の樹脂硬化層付き基板。
  5. 前記樹脂硬化層が酸化珪素を主成分とする微粒子を含有する請求項1〜4のいずれか一項に記載の樹脂硬化層付き基板。
  6. 基板の少なくとも一方の面に膜厚が3μm以上20μm以下である樹脂硬化層を形成する工程を有し、前記樹脂硬化層が下記(a)および(b)の要件を満たす樹脂硬化層付き基板の製造方法。
    (a)前記樹脂硬化層の法線方向に0.5mNの荷重を負荷して測定した場合の前記樹脂硬化層のマルテンス硬度が150N/mm2以上800N/mm2以下である。
    (b)前記樹脂硬化層に対してフーリエ変換赤外分光光度計にて前記基板に接している面側から赤外分光分析を行って算出した下記式(1)で示される値Xと、前記基板に接していない面側から赤外分光分析を行って算出した下記式(1)で示される値Yとの関係が、下記式(2)を満たす。
    Si−CH3結合を示す1280cm-1付近のピークの吸光度i1280cm-1とSi−O−Si結合を示す1020cm-1付近のピークの吸光度i1020cm-1との比であるi1280cm-1/i1020cm-1 ・・・(1)
    X/Y≧1.2 ・・・(2)
JP2018007193A 2018-01-19 2018-01-19 樹脂硬化層付き基板およびその製造方法 Pending JP2019123211A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018007193A JP2019123211A (ja) 2018-01-19 2018-01-19 樹脂硬化層付き基板およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018007193A JP2019123211A (ja) 2018-01-19 2018-01-19 樹脂硬化層付き基板およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019123211A true JP2019123211A (ja) 2019-07-25

Family

ID=67397453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018007193A Pending JP2019123211A (ja) 2018-01-19 2018-01-19 樹脂硬化層付き基板およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019123211A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020209181A1 (ja) * 2019-04-10 2020-10-15 株式会社小糸製作所 車両用の樹脂製部材
WO2021235493A1 (ja) * 2020-05-20 2021-11-25 日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社 積層フィルムおよび成形体、ならびにこれらの製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020209181A1 (ja) * 2019-04-10 2020-10-15 株式会社小糸製作所 車両用の樹脂製部材
WO2021235493A1 (ja) * 2020-05-20 2021-11-25 日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社 積層フィルムおよび成形体、ならびにこれらの製造方法
JPWO2021235493A1 (ja) * 2020-05-20 2021-11-25
JP7297156B2 (ja) 2020-05-20 2023-06-23 日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社 積層フィルムおよび成形体、ならびにこれらの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2010113605A1 (ja) 表面保護フィルム
JP5824725B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型樹脂組成物
WO2018038101A1 (ja) 樹脂組成物、未硬化樹脂層、樹脂フィルム及びその製造方法、積層体の製造方法
JP2019123211A (ja) 樹脂硬化層付き基板およびその製造方法
JP7009795B2 (ja) 加飾成形品、加飾成形品の製造方法、転写シート及び表示装置
JP6010381B2 (ja) 離型フィルム
TWI798747B (zh) 塗佈膜
JP2020011447A (ja) ハードコート層付き樹脂基板およびその製造方法
JP2020082521A (ja) 表面酸化樹脂硬化層付き基板、化粧シート、加飾シート、樹脂ガラス、及び、表面酸化樹脂硬化層付き基板の製造方法
JP7292651B2 (ja) 光拡散性バリアフィルム
TW202103957A (zh) 成型用層合膜
JP2019209671A (ja) 樹脂硬化層付基板
JP7067193B2 (ja) 加飾成形品、画像表示装置及び転写シート
JP5794883B2 (ja) 射出成形用ハードコートフィルム積層体及びその製造方法並びに射出成形体
JP2020082439A (ja) 樹脂硬化層付き基板、化粧板、車両用窓、及び樹脂硬化層付き基板の製造方法
JP2020090067A (ja) 表面酸化樹脂硬化層付き基板、化粧シート、加飾シート、樹脂ガラス、及び、表面酸化樹脂硬化層付き基板の製造方法
JP4397226B2 (ja) 熱加工可能な耐擦傷性に優れた熱可塑性樹脂成形体
JP5659538B2 (ja) インキ組成物及びこれを用いた加飾シート
JP7027851B2 (ja) 樹脂硬化層付き基板およびその製造方法
JP2015030165A (ja) ハードコート被膜付き樹脂基板の製造方法およびハードコート被膜付き樹脂基板
CN111051399B (zh) 低摩擦膜及其制造方法、成形体、以及手指滑动性改善方法
JP2009067049A (ja) 透明樹脂積層体とその製造方法
JP2020100020A (ja) 樹脂硬化層付き基板、化粧シート、化粧板、車両用窓及び樹脂硬化層付き基板の製造方法
JP2000238176A (ja) 透明導電性フィルム
JP2012061732A (ja) ガスバリア性ハードコートフィルムおよびその製造方法