JP2019123104A - チェーンソー - Google Patents

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Abstract

【課題】ガイドバーからの伝熱によって、外部に露出したナットが高温となってしまうことを防止することが可能な技術を提供する。【解決手段】本明細書はチェーンソーを開示する。チェーンソーは、ソーチェーンと、ソーチェーンが取り付けられたガイドバーと、ソーチェーンをガイドバーの周縁に沿って走行させるスプロケットと、スプロケットを回転させる原動機と、原動機を収容するハウジングと、ハウジングから突出しており、ガイドバーに設けられた孔を貫通するボルトと、ボルトに螺合してガイドバーをハウジングに固定するナットを備えている。ナットは、外部に露出している。チェーンソーにおいて、ナットとガイドバーの間の伝熱経路に断熱構造が設けられている。【選択図】図8

Description

本明細書で開示する技術は、チェーンソーに関する。
特許文献1には、チェーンソーが開示されている。チェーンソーは、ソーチェーンと、ソーチェーンが取り付けられたガイドバーと、ソーチェーンをガイドバーの周縁に沿って走行させるスプロケットと、スプロケットを回転させる原動機と、原動機を収容するハウジングと、ハウジングから突出しており、ガイドバーに設けられた孔を貫通するボルトと、ボルトに螺合してガイドバーをハウジングに固定するナットを備えている。ナットは、外部に露出している。
特開2014−198367号公報
チェーンソーを使用して被切削物を切削する際には、ソーチェーンとガイドバーの摩擦熱によって、ガイドバーが高温となる。上記のように、ナットが外部に露出している構成では、ガイドバーからの伝熱によってナットが高温となると、高温のナットに使用者が不意に触れてしまうおそれがある。本明細書では、ガイドバーからの伝熱によって、外部に露出したナットが高温となってしまうことを防止することが可能な技術を提供する。
本明細書はチェーンソーを開示する。チェーンソーは、ソーチェーンと、ソーチェーンが取り付けられたガイドバーと、ソーチェーンをガイドバーの周縁に沿って走行させるスプロケットと、スプロケットを回転させる原動機と、原動機を収容するハウジングと、ハウジングから突出しており、ガイドバーに設けられた孔を貫通するボルトと、ボルトに螺合してガイドバーをハウジングに固定するナットを備えている。ナットは、外部に露出している。チェーンソーにおいて、ナットとガイドバーの間の伝熱経路に断熱構造が設けられている。
上記の構成によれば、ガイドバーからナットまでの伝熱経路に断熱構造が設けられているので、高温となったガイドバーからナットに伝熱してナットが高温となってしまうことを防止することができる。
実施例のチェーンソー2を上方後方左方から見た斜視図である。 実施例のチェーンソー2の下方前方右方から見た斜視図である。 実施例のチェーンソー2について、載置面Pに載置した状態の右側面図である。 実施例のチェーンソー2について、サイドハンドル14および左側ハウジング10を外した状態の左側面図である。 実施例のチェーンソー2の、本体4の横断面図である。 実施例のチェーンソー2について、スプロケットカバー20を外した状態の右側面図である。 実施例のチェーンソー2について、スプロケットカバー20、ガイドバー6、ブレーキカバー18を外した状態の右側面図である。 実施例のチェーンソー2の、ボルト66およびナット68の近傍の縦断面図である。 変形例のチェーンソー2の、ボルト66およびナット68の近傍の縦断面図である。 別の変形例のチェーンソー2の、ボルト66およびナット68の近傍の縦断面図である。 さらに別の変形例のチェーンソー2について、スプロケットカバー20を外した状態で、ガイドバー6の長孔6aの近傍を示す右側面図である。 さらに別の変形例のチェーンソー2について、スプロケットカバー20を外した状態で、ガイドバー6の長孔6aの近傍を示す右側面図である。
1つまたはそれ以上の実施形態において、チェーンソーは、ソーチェーンと、ソーチェーンが取り付けられたガイドバーと、ソーチェーンをガイドバーの周縁に沿って走行させるスプロケットと、スプロケットを回転させる原動機と、原動機を収容するハウジングと、ハウジングから突出しており、ガイドバーに設けられた孔を貫通するボルトと、ボルトに螺合してガイドバーをハウジングに固定するナットを備えていてもよい。ナットは、外部に露出していてもよい。ナットとガイドバーの間の伝熱経路に断熱構造が設けられていてもよい。
上記の構成によれば、ガイドバーからナットまでの伝熱経路に断熱構造が設けられているので、高温となったガイドバーからナットに伝熱してナットが高温となってしまうことを防止することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、チェーンソーは、スプロケットを覆う樹脂製のスプロケットカバーをさらに備えていてもよい。スプロケットカバーは、ナットとガイドバーの間に介在していてもよい。
上記の構成によれば、ガイドバーからナットまでの伝熱経路に樹脂製のスプロケットカバーからなる断熱構造が設けられているので、高温となったガイドバーからナットに伝熱してナットが高温となってしまうことを防止することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、スプロケットカバーは、ナットとガイドバーの間に介在する金属製のスリーブと、スリーブとガイドバーの間に介在する樹脂製の断熱部を備えていてもよい。
ナットとガイドバーの間に樹脂製のスプロケットカバーを介在させる構成では、ナットとガイドバーの間に介在するスプロケットカバーの厚みが大きいと、ナットを強く締め付けた時にスプロケットカバーが座屈して損傷するおそれがある。上記の構成では、ナットを締め付ける際の荷重をスリーブが受けるので、スプロケットカバーが座屈して損傷することを防止することができる。なお、この場合、金属製のスリーブが、ガイドバーからナットまでの伝熱経路の一部を構成することになるが、上記の構成によれば、スリーブとガイドバーの間に断熱部が設けられているので、高温となったガイドバーからナットに伝熱してナットが高温となってしまうことを防止することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、スプロケットカバーは、ナットとガイドバーの間に介在する金属製のスリーブと、ナットとスリーブの間に介在する樹脂製の断熱部を備えていてもよい。
ナットとガイドバーの間に樹脂製のスプロケットカバーを介在させる構成では、ナットとガイドバーの間に介在するスプロケットカバーの厚みが大きいと、ナットを強く締め付けた時にスプロケットカバーが座屈して損傷するおそれがある。上記の構成では、ナットを締め付ける際の荷重をスリーブが受けるので、スプロケットカバーが座屈して損傷することを防止することができる。なお、この場合、金属製のスリーブが、ガイドバーからナットまでの伝熱経路の一部を構成することになるが、上記の構成によれば、ナットとスリーブの間に断熱部が設けられているので、高温となったガイドバーからナットに伝熱してナットが高温となってしまうことを防止することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、チェーンソーは、樹脂製のワッシャをさらに備えていてもよい。スプロケットカバーは、ナットとガイドバーの間に介在する金属製のスリーブを備えていてもよい。ワッシャは、ナットとスリーブの間に介在していてもよい。
ナットとガイドバーの間に樹脂製のスプロケットカバーを介在させる構成では、ナットとガイドバーの間に介在するスプロケットカバーの厚みが大きいと、ナットを強く締め付けた時にスプロケットカバーが座屈して損傷するおそれがある。上記の構成では、ナットを締め付ける際の荷重をスリーブが受けるので、スプロケットカバーが座屈して損傷することを防止することができる。なお、この場合、金属製のスリーブが、ガイドバーからナットまでの伝熱経路の一部を構成することになるが、上記の構成によれば、ナットとスリーブの間の樹脂製のワッシャが断熱構造として機能するので、高温となったガイドバーからナットに伝熱してナットが高温となってしまうことを防止することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、ガイドバーの孔の内周面とボルトの間に空気による断熱部が形成されていてもよい。
ガイドバーからナットまでの伝熱経路としては、ガイドバーからボルトを介さずにナットに伝熱する経路のほかに、ガイドバーからボルトに伝熱して、ボルトからナットに伝熱する経路も存在する。上記の構成では、ガイドバーからボルトへの伝熱経路に、空気による断熱部が設けられているので、高温となったガイドバーからナットに伝熱してナットが高温となってしまうことを防止することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、ガイドバーの孔の内周面とボルトの間に樹脂製の断熱部が形成されていてもよい。
ガイドバーからナットまでの伝熱経路としては、ガイドバーからボルトを介さずにナットに伝熱する経路のほかに、ガイドバーからボルトに伝熱して、ボルトからナットに伝熱する経路も存在する。上記の構成では、ガイドバーからボルトへの伝熱経路に、樹脂製の断熱部が設けられているので、高温となったガイドバーからナットに伝熱してナットが高温となってしまうことを防止することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、チェーンソーの使用時に、ソーチェーンはガイドバーの周縁に沿って、18m/s以上の速度で走行可能であってもよく、より詳細には20m/s以上の速度で走行可能であってもよく、さらにより詳細には22m/s以上の速度で走行可能であってもよい。
ソーチェーンがガイドバーの周縁に沿って高速で走行する場合、ソーチェーンとガイドバーの摩擦熱が大きくなり、ガイドバーがより高温となる。上記の構成によれば、ガイドバーからナットまでの伝熱経路に断熱構造が設けられているので、より高温となったガイドバーからナットに伝熱してナットが高温となってしまうことを防止することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、ガイドバーの周縁の最小の曲率半径は20mm以下であってもよく、より詳細には15mm以下であってもよく、さらにより詳細には10mm以下であってもよい。
ガイドバーが曲率半径の小さな箇所を有する場合、その箇所ではソーチェーンとガイドバーの摩擦熱が大きくなり、結果としてガイドバーがより高温となる。上記の構成によれば、ガイドバーからナットまでの伝熱経路に断熱構造が設けられているので、より高温となったガイドバーからナットに伝熱してナットが高温となってしまうことを防止することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、原動機が、電力によって駆動されるモータであってもよい。
原動機がエンジンである場合に比べて、原動機がモータである場合には、ハウジングにそれほど高温となる部位がないので、使用者がそれほど注意を払わずに、外部に露出したナットに不意に触れてしまうおそれが大きい。上記の構成によれば、ガイドバーからナットまでの伝熱経路に断熱構造が設けられているので、高温となったガイドバーからナットに伝熱してナットが高温となってしまうことを防止することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、チェーンソーは、ハウジングに着脱可能なバッテリをさらに備えていてもよい。モータは、バッテリからの電力によって駆動されてもよい。
バッテリからの電力供給によってモータを駆動するチェーンソーは、電源コードが不要であるため、チェーンソーの取り回しが良い反面、外部に露出したナットに使用者が不意に触れてしまうおそれが大きい。上記の構成によれば、ガイドバーからナットまでの伝熱経路に断熱構造が設けられているので、高温となったガイドバーからナットに伝熱してナットが高温となってしまうことを防止することができる。
(実施例)
図1、図2に示すように、本実施例のチェーンソー2は、本体4と、ガイドバー6と、ソーチェーン8を備えている。ガイドバー6は、本体4から前方に向けて突出するように本体4に取り付けられた、細長い板状の部材である。ソーチェーン8は、相互に連結された複数のカッタを備えており、ガイドバー6の周縁に沿って取り付けられている。本体4には、バッテリBが取り付けられている。チェーンソー2は、バッテリBから供給される電力によって、ソーチェーン8をガイドバー6の周縁に沿って回転駆動することで、木材等の被切削物を切削する。ガイドバー6としては、切削作業の内容に応じて、種々のものを取付可能である。図1、図2に示す例では、ガイドバー6の先端の曲率半径は、例えば10mmである。本実施例のチェーンソー2は、ソーチェーン8を、例えば22.5m/sの速度で、ガイドバー6の周縁に沿って回転駆動する。なお、以下の説明では、図3に示すように、チェーンソー2を地面等の載置面Pに載置した時に、載置面Pに直交する方向を、チェーンソー2の上下方向といい、載置面Pにガイドバー6の長手方向を投影した方向を、チェーンソー2の前後方向といい、チェーンソー2の上下方向および前後方向に直交する方向を、チェーンソー2の左右方向という。なお、図1−図3以外の図面では、図示の明瞭化のために、ソーチェーン8の図示を省略している。
図1、図2に示すように、本体4は、左側ハウジング10と、右側ハウジング12と、サイドハンドル14と、ハンドガード16と、ブレーキカバー18と、スプロケットカバー20を備えている。左側ハウジング10と右側ハウジング12によって、本体ハウジング22と、トップハンドル24が形成されている。左側ハウジング10は、本体ハウジング22とトップハンドル24の左半面の外形形状を形成しており、右側ハウジング12は、本体ハウジング22とトップハンドル24の右半面の外形形状を形成している。
本体ハウジング22は、本体4の前後方向に長手方向を有する略直方体形状の前側本体ハウジング22aと、前側本体ハウジング22aの後方上部から後方に向けて伸びる後側本体ハウジング22bを備えている。後側本体ハウジング22bの下面には、バッテリBを左右方向にスライドさせることでバッテリBを着脱可能なバッテリ取り付け部22cが形成されている。図3に示すように、チェーンソー2にバッテリBが取り付けられた状態で、チェーンソー2を載置面Pに載置した場合、前側本体ハウジング22aの下面が載置面Pに当接するとともに、バッテリBの下面も載置面Pに当接する。
図1に示すように、トップハンドル24は、前側本体ハウジング22aの前方上面から上方に向けて突出する略角柱形状の支持部24aと、支持部24aの後方上部から後方に向けて伸びており、下方に湾曲して、後側本体ハウジング22bの上面に接続する、断面が略円形状の把持部24bを備えている。支持部24aの上面には、凹部24cが形成されている。凹部24cの内部には、使用者がチェーンソー2の電源のオン・オフを切替操作する電源スイッチ26と、チェーンソー2の電源のオン・オフの状態を表示する電源ランプ28が配置されている。把持部24bの前方下面には、使用者がソーチェーン8の回転駆動を操作するためのトリガスイッチ30が配置されている。把持部24bの上部には、使用者によるトリガスイッチ30の操作を許可する状態と禁止する状態の間で切り替わるトリガロックレバー32が配置されている。
サイドハンドル14は、トップハンドル24の支持部24aの上方後方左面と、前側本体ハウジング22aの下方後方左面の間を接続する略U字形状の外形形状を有している。サイドハンドル14の断面形状は、略円形状である。使用者は、チェーンソー2を使用する際に、右手でトップハンドル24を把持し、左手でサイドハンドル14を把持して、チェーンソー2を保持する。この状態から、使用者がトップハンドル24のトリガロックレバー32を右手の掌で押し下げると、使用者によるトリガスイッチ30の操作が許可された状態となり、この状態で使用者がトリガスイッチ30を右手の人差し指で押し上げることで、ソーチェーン8が回転駆動される。なお、後側本体ハウジング22bの上面、すなわち本体ハウジング22にトップハンドル24の把持部24bが接続する箇所には、使用者が手を置くことができるハンドレスト22dが形成されている。
図4に示すように、前側本体ハウジング22aの内部には、モータ34と、オイルタンク36と、オイルポンプ38が配置されている。また、後側本体ハウジング22bの内部には、コントロールユニット40が配置されている。オイルタンク36は、モータ34およびオイルポンプ38よりも前方に配置されている。
図5に示すように、モータ34は、アウタロータ型のDCブラシレスモータである。モータ34は、コイル42が巻回されたステータ44と、ステータ44の外側に配置されたロータ46と、ロータ46に嵌合された冷却ファン48と、ステータ44およびロータ46の中央を貫通するように配置されており、冷却ファン48に嵌合された出力シャフト50を備えている。ステータ44は、本体ハウジング22に対して固定されている。ステータ44のコイル42は、コントロールユニット40(図4参照)に接続されている。図示はしないが、コントロールユニット40は、スイッチング素子を備えるインバータ回路と、それぞれのスイッチング素子の動作を制御する制御回路を内蔵しており、コイル42に印加する電圧を制御することによって、モータ34の動作を制御する。出力シャフト50は、チェーンソー2の左右方向に沿って配置されており、ベアリング52,54を介して本体ハウジング22に回転可能に支持されている。ベアリング52は、ステータ44よりも右側に配置されており、ベアリング54は、ステータ44および冷却ファン48よりも左側に配置されている。出力シャフト50の右側の端部近傍には、スプロケット56と、ブレーキベース58が固定されている。スプロケット56およびブレーキベース58は、ベアリング52よりも右側に配置されている。ブレーキベース58には、ブレーキドラム60が嵌合している。
図6に示すように、スプロケット56は、右側ハウジング12の外側に露出している。スプロケット56には、ガイドバー6からソーチェーン8(図1−図3参照)が架け渡される。モータ34が駆動すると、出力シャフト50とともにスプロケット56が回転し、これによってソーチェーン8がスプロケット56とガイドバー6の周りを回転する。
ガイドバー6は、内側ガイドプレート61と、外側ガイドプレート62に挟持された状態で、右側ハウジング12に固定されている。内側ガイドプレート61は、上端近傍と下端近傍が内側(チェーンソー2の左側)に湾曲した形状を有している。外側ガイドプレート62は、上端近傍と下端近傍が外側(チェーンソー2の右側)に湾曲した形状を有している。ガイドバー6には、ガイドバー6の長手方向に沿う長孔6aが形成されている。ガイドバー6は、長孔6aを貫通する支持ピン64およびボルト66を介して、本体ハウジング22に支持されている。図2、図3に示すように、ボルト66には、スプロケットカバー20および外側ガイドプレート62の外側から締結されたナット68が取り付けられる。使用者は、ナット68を緩めた状態で、長孔6aに沿ってガイドバー6をスライドさせることで、ガイドバー6とスプロケット56の距離を変化させて、ソーチェーン8の張り具合を調整することができる。
図6に示すように、ガイドバー6には、係合爪65と係合する係合孔67が形成されている。図7に示すように、係合爪65は、回転直動変換機構69を介して調整ネジ70に連結している。回転直動変換機構69は、調整ネジ70の回転運動を、係合爪65の長孔6aに沿った方向の直線運動に変換する。図5、図6に示すように、調整ネジ70は、長孔6aの内周面に接することなく長孔6aを貫通している。使用者が、調整ネジ70を回転させると、係合爪65がガイドバー6の長孔6aに沿った方向で移動して、ガイドバー6が長孔6aに沿った方向にスライドする。
図2、図3に示すように、スプロケット56、内側ガイドプレート61、外側ガイドプレート62、支持ピン64は、スプロケットカバー20によって覆われている。スプロケットカバー20には、凹部を形成する外側カバー23が取り付けられている。外側カバー23には、ボルト66に締結されたナット68に外部からアクセスするための締結用開口23aと、調整ネジ70に外部からアクセスするための調整用開口23bが形成されている。使用者は、スプロケットカバー20を取り付けた状態で、ナット68を締めたり緩めたりすることができる。また、使用者は、スプロケットカバー20を取り付けた状態で、調整用開口23bを介して調整ネジ70を回転させて、ソーチェーン8の張り具合を調整することができる。
図8に示すように、ボルト66は、右側ハウジング12に嵌合された基部66aと、ガイドバー6の長孔6aの内周面と当接する円筒形状の軸部66bと、外側側面に雄ねじが形成されたねじ部66cを備えている。ナット68は、内側側面に雌ねじが形成された頭部68aと、頭部68aよりも小さい外径を有しており、頭部68aから逆テーパ状に伸びるスカート部68bを備えている。ナット68のスカート部68bには、ワッシャ71が取り付けられている。スプロケットカバー20には、ワッシャ受け部20aが形成されている。ワッシャ受け部20aには、金属製のスリーブ25が取り付けられている。ナット68の頭部68aの雌ねじは、ボルト66のねじ部66cの雄ねじに螺合する。ナット68を締結すると、ナット68の頭部68aと右側ハウジング12の間に、内側ガイドプレート61、ガイドバー6、外側ガイドプレート62、ワッシャ受け部20a、スリーブ25、ワッシャ71が、挟み込まれて固定される。なお、ナット68を締結した状態では、スリーブ25と外側ガイドプレート62の間には、スプロケットカバー20の一部である樹脂製の断熱部20bが介在しており、スリーブ25と外側ガイドプレート62は直接的に接触はしていない。本実施例のチェーンソー2では、ナット68を締結する際にスプロケットカバー20のワッシャ受け部20aにかかる荷重をスリーブ25が受けるので、ナット68を強固に締結した場合であっても、スプロケットカバー20のワッシャ受け部20aが座屈してしまうことを防止することができる。
本実施例のチェーンソー2では、スカート部68bの外径は、ワッシャ71の内径よりも大きい。また、ワッシャ71の外径は、外側カバー23の締結用開口23aの内径よりも大きい。このため、ナット68をボルト66から取り外した場合であっても、ナット68とワッシャ71は、スプロケットカバー20と外側カバー23によって保持される。ナット68やワッシャ71が脱落してしまうことを防止することができる。
図2に示すように、スプロケットカバー20の後方下部には、下側ガード21が設けられている。下側ガード21は、左右方向に沿った揺動軸(図示せず)から後方下方へ伸びる板状の部材であり、揺動軸周りで回動可能である。左右方向に関して、下側ガード21はガイドバー6よりも幅広の形状に形成されており、下側ガード21の左側端部はガイドバー6の左側端部よりも左側に位置しており、下側ガード21の右側端部はガイドバー6の右側端部よりも右側に位置している。下側ガード21は、図示しない捩りばねによって開く方向に付勢されており、使用者がチェーンソー2を持ち上げた状態では、図2に示すように、スプロケットカバー20の後方下部から後方下方へ向けて突出する。これによって、チェーンソー2によって被切削物を切削する際に、使用者に切削粉が飛来することを防止することができる。図3に示すように、チェーンソー2を載置面Pに載置すると、載置面Pとの当接によって下側ガード21は閉じる方向に揺動して、下側ガード21はスプロケットカバー20の内側の空間に収容される。
図7に示すように、ハンドガード16は、リンク機構72を介して、ブレーキシュー74と連結されている。ハンドガード16は、チェーンソー2の左右方向に沿った揺動軸周りに揺動可能である。ブレーキシュー74は、ブレーキドラム60の周囲を囲うように配置されている。リンク機構72は、ハンドガード16が前方に向けて倒された時に、ブレーキシュー74を縮径させ、ハンドガード16が後方に向けて起こされた時に、ブレーキシュー74を拡径させる。ブレーキシュー74が縮径すると、ブレーキシュー74の内周面とブレーキドラム60の外周面が当接して、両者の間の摩擦力によって出力シャフト50の回転が制動される。
図4に示すオイルタンク36には、ソーチェーン8を潤滑するための潤滑油が貯留される。オイルタンク36には、オイルタンク36に潤滑油を補充するための補充用開口36a(図5参照)に着脱可能なキャップ76が設けられている。図1に示すように、オイルタンク36のキャップ76は、左側ハウジング10の外部に露出しており、前側本体ハウジング22aの前方下方左面に配置されている。なお、左側ハウジング10のキャップ76より前方には、外部からオイルタンク36の液位を視認可能な液位確認用開口78が形成されている。
図4に示すオイルポンプ38は、モータ34の回転に連動して、導入管80を介してオイルタンク36の内部の潤滑油を吸い出すとともに、導出管82を介してガイドバー6に向けて潤滑油を送り出す。モータ34の出力シャフト50の左側端部近傍には、オイルポンプ38を駆動するためのウォームギア84が嵌合している。図5に示すように、ウォームギア84は、ステータ44および冷却ファン48よりも左側であって、ベアリング54よりも右側に配置されている。オイルポンプ38によってオイルタンク36からガイドバー6に供給される潤滑油の吐出量は、調整ピン94(図4参照)を介して調整可能である。
図1に示すように、本体ハウジング22の上面には、外部から調整ピン94にアクセス可能な、調整用開口124が形成されている。使用者は調整用開口124から工具を差し込んで、調整ピン94を回転させることで、オイルポンプ38における潤滑油の吐出量を調整することができる。チェーンソー2の左右方向に関して、調整用開口124は、トップハンドル24よりも左側に配置されている。チェーンソー2の前後方向に関して、調整用開口124は、サイドハンドル14のトップハンドル24への接続箇所と、サイドハンドル14の本体ハウジング22への接続箇所の間に配置されている。このような場所に調整用開口124を設けることによって、使用者が工具を差し込みやすくすることができ、オイルポンプ38における潤滑油の吐出量を調整しやすくすることができる。
チェーンソー2を使用して被切削物を切削する際には、ソーチェーン8とガイドバー6の摩擦熱によって、ガイドバー6が高温となる。特に、ガイドバー6の先端の曲率半径が小さい場合には、ガイドバー6の先端で大きな摩擦熱が生じ、ガイドバー6がより高温となる。本実施例のチェーンソー2のように、ナット68が外側カバー23よりも外側に突出して外部に露出する構成では、ガイドバー6からの伝熱によってナット68が高温となると、高温のナット68に使用者が不意に触れてしまうおそれがある。
図8に示すように、本実施例のチェーンソー2では、外側ガイドプレート62、断熱部20b、スリーブ25、ワッシャ71が、ガイドバー6からナット68までの伝熱経路を構成している。この伝熱経路には、樹脂製の断熱部20bからなる断熱構造が設けられている。このような構成とすることによって、高温となったガイドバー6からナット68に伝熱してナット68が高温となってしまうことを防止することができる。
なお、ガイドバー6からナット68までの伝熱経路に設ける断熱構造は、上記の例に限られない。例えば、図9に示すように、スプロケットカバー20の一部である断熱部20bを、スリーブ25とワッシャ71の間に介在させてもよい。この場合、スリーブ25は、ワッシャ71と直接的に接触することはない。スリーブ25は、外側ガイドプレート62と直接的に接触していてもよい。図9に示す構成では、外側ガイドプレート62、スリーブ25、断熱部20b、ワッシャ71が、ガイドバー6からナット68までの伝熱経路を構成している。この伝熱経路には、樹脂製の断熱部20bからなる断熱構造が設けられている。このような構成とすることによって、高温となったガイドバー6からナット68に伝熱してナット68が高温となってしまうことを防止することができる。
あるいは、図10に示すように、スプロケットカバー20に断熱部20bを設けることなく、ワッシャ71として樹脂製のものを用いる構成としてもよい。この場合、スリーブ25は、外側ガイドプレート62やワッシャ71と直接的に接触していてもよい。図10に示す構成では、外側ガイドプレート62、スリーブ25、ワッシャ71が、ガイドバー6からナット68までの伝熱経路を構成している。この伝熱経路には、樹脂製のワッシャ71からなる断熱構造が設けられている。このような構成とすることによって、高温となったガイドバー6からナット68に伝熱してナット68が高温となってしまうことを防止することができる。
あるいは、図11に示すように、ボルト66の軸部66bの直径をガイドバー6の長孔6aの幅よりも小さくして、ボルト66がガイドバー6と直接的に接触しない構成としてもよい。この場合、ガイドバー6からボルト66を介してナット68へ至る伝熱経路において、ボルト66の軸部66bとガイドバー6の間の空気層が、断熱構造として機能する。このような構成とすることによって、高温となったガイドバー6からナット68に伝熱してナット68が高温となってしまうことを防止することができる。なお、図11に示す例では、ガイドバー6から本体4に作用する上下方向の荷重を、ボルト66が受けないので、長孔6aを貫通する別の支持ピン63を設けている。図11に示す構成では、ガイドバー6から本体4に作用する上下方向の荷重を、支持ピン64と支持ピン63で受けることで、ガイドバー6を本体4に確実に固定することができる。
あるいは、図12に示すように、ボルト66の軸部66bの外周部分に樹脂製の断熱部66dを設けて、ボルト66が断熱部66dを介してガイドバー6と接触する構成としてもよい。この場合、ガイドバー6からボルト66を介してナット68へ至る伝熱経路において、ボルト66の断熱部66dが、断熱構造として機能する。このような構成とすることによって、高温となったガイドバー6からナット68に伝熱してナット68が高温となってしまうことを防止することができる。なお、図12に示す例では、ガイドバー6から本体4に作用する上下方向の荷重を、ボルト66の断熱部66dが受けないように、長孔6aを貫通する別の支持ピン63を設けている。図12に示す構成では、ガイドバー6から本体4に作用する上下方向の荷重を、支持ピン64と支持ピン63で受けることで、ガイドバー6を本体4に確実に固定することができる。また、ボルト66の断熱部66dが破損することを防止することができる。
以上のように、1つまたはそれ以上の実施形態において、チェーンソー2は、ソーチェーン8と、ソーチェーン8が取り付けられたガイドバー6と、ソーチェーン8をガイドバー6の周縁に沿って走行させるスプロケット56と、スプロケット56を回転させるモータ34(原動機の例)と、モータ34を収容する本体ハウジング22(ハウジングの例)と、本体ハウジング22から突出しており、ガイドバー6に設けられた長孔6a(孔の例)を貫通するボルト66と、ボルト66に螺合してガイドバー6を本体ハウジング22に固定するナット68を備えている。ナット68は、外部に露出している。ナット68とガイドバー6の間の伝熱経路に断熱構造が設けられている。上記の構成によれば、ガイドバー6からナット68までの伝熱経路に断熱構造が設けられているので、高温となったガイドバー6からナット68に伝熱してナット68が高温となってしまうことを防止することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、チェーンソー2は、スプロケット56を覆う樹脂製のスプロケットカバー20をさらに備えている。スプロケットカバー20は、ナット68とガイドバー6の間に介在している。上記の構成によれば、ガイドバー6からナット68までの伝熱経路に樹脂製のスプロケットカバー20からなる断熱構造が設けられているので、高温となったガイドバー6からナット68に伝熱してナット68が高温となってしまうことを防止することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、スプロケットカバー20は、ナット68とガイドバー6の間に介在する金属製のスリーブ25と、スリーブ25とガイドバー6の間に介在する樹脂製の断熱部20bを備えている(図8参照)。ナット68とガイドバー6の間に樹脂製のスプロケットカバー20を介在させる構成では、ナット68とガイドバー6の間に介在するスプロケットカバー20の厚みが大きいと、ナット68を強く締め付けた時にスプロケットカバー20が座屈して損傷するおそれがある。上記の構成では、ナット68を締め付ける際の荷重をスリーブ25が受けるので、スプロケットカバー20が座屈して損傷することを防止することができる。なお、この場合、金属製のスリーブ25が、ガイドバー6からナット68までの伝熱経路の一部を構成することになるが、上記の構成によれば、スリーブ25とガイドバー6の間に断熱部20bが設けられているので、高温となったガイドバー6からナット68に伝熱してナット68が高温となってしまうことを防止することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、スプロケットカバー20は、ナット68とガイドバー6の間に介在する金属製のスリーブ25と、ナット68とスリーブ25の間に介在する樹脂製の断熱部20bを備えている(図9参照)。ナット68とガイドバー6の間に樹脂製のスプロケットカバー20を介在させる構成では、ナット68とガイドバー6の間に介在するスプロケットカバー20の厚みが大きいと、ナット68を強く締め付けた時にスプロケットカバー20が座屈して損傷するおそれがある。上記の構成では、ナット68を締め付ける際の荷重をスリーブ25が受けるので、スプロケットカバー20が座屈して損傷することを防止することができる。なお、この場合、金属製のスリーブ25が、ガイドバー6からナット68までの伝熱経路の一部を構成することになるが、上記の構成によれば、ナット68とスリーブ25の間に断熱部20bが設けられているので、高温となったガイドバー6からナット68に伝熱してナット68が高温となってしまうことを防止することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、チェーンソー2は、樹脂製のワッシャ71をさらに備えている。スプロケットカバー20は、ナット68とガイドバー6の間に介在する金属製のスリーブ25を備えている。ワッシャ71は、ナット68とスリーブ25の間に介在している(図10参照)。ナット68とガイドバー6の間に樹脂製のスプロケットカバー20を介在させる構成では、ナット68とガイドバー6の間に介在するスプロケットカバー20の厚みが大きいと、ナット68を強く締め付けた時にスプロケットカバー20が座屈して損傷するおそれがある。上記の構成では、ナット68を締め付ける際の荷重をスリーブ25が受けるので、スプロケットカバー20が座屈して損傷することを防止することができる。なお、この場合、金属製のスリーブ25が、ガイドバー6からナット68までの伝熱経路の一部を構成することになるが、上記の構成によれば、ナット68とスリーブ25の間の樹脂製のワッシャ71が断熱構造として機能するので、高温となったガイドバー6からナット68に伝熱してナット68が高温となってしまうことを防止することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、ガイドバー6の長孔6aの内周面とボルト66の間に空気による断熱部が形成されている(図11参照)。ガイドバー6からナット68までの伝熱経路としては、ガイドバー6からボルト66を介さずにナット68に伝熱する経路のほかに、ガイドバー6からボルト66に伝熱して、ボルト66からナット68に伝熱する経路も存在する。上記の構成では、ガイドバー6からボルト66への伝熱経路に、空気による断熱部が設けられているので、高温となったガイドバー6からナット68に伝熱してナット68が高温となってしまうことを防止することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、ガイドバー6の長孔6aの内周面とボルト66の間に樹脂製の断熱部66dが形成されている(図12参照)。ガイドバー6からナット68までの伝熱経路としては、ガイドバー6からボルト66を介さずにナット68に伝熱する経路のほかに、ガイドバー6からボルト66に伝熱して、ボルト66からナット68に伝熱する経路も存在する。上記の構成では、ガイドバー6からボルト66への伝熱経路に、樹脂製の断熱部66dが設けられているので、高温となったガイドバー6からナット68に伝熱してナット68が高温となってしまうことを防止することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、チェーンソー2の使用時に、ソーチェーン8はガイドバー6の周縁に沿って、18m/s以上の速度で走行可能であり、より詳細には20m/s以上の速度で走行可能であり、さらにより詳細には22m/s以上の速度で走行可能である。
ソーチェーン8がガイドバー6の周縁に沿って高速で走行する場合、ソーチェーン8とガイドバー6の摩擦熱が大きくなり、ガイドバー6がより高温となる。上記の構成によれば、ガイドバー6からナット68までの伝熱経路に断熱構造が設けられているので、より高温となったガイドバー6からナット68に伝熱してナット68が高温となってしまうことを防止することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、ガイドバー6の周縁の最小の曲率半径は20mm以下であり、より詳細には15mm以下であり、さらにより詳細には10mm以下である。ガイドバー6が曲率半径の小さな箇所を有する場合、その箇所ではソーチェーン8とガイドバー6の摩擦熱が大きくなり、結果としてガイドバー6がより高温となる。上記の構成によれば、ガイドバー6からナット68までの伝熱経路に断熱構造が設けられているので、より高温となったガイドバー6からナット68に伝熱してナット68が高温となってしまうことを防止することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、スプロケット56を回転させる原動機は、電力によって駆動されるモータ34である。原動機がエンジンである場合に比べて、原動機がモータ34である場合には、本体ハウジング22にそれほど高温となる部位がないので、使用者がそれほど注意を払わずに、外部に露出したナット68に不意に触れてしまうおそれが大きい。上記の構成によれば、ガイドバー6からナット68までの伝熱経路に断熱構造が設けられているので、高温となったガイドバー6からナット68に伝熱してナット68が高温となってしまうことを防止することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、チェーンソー2は、本体ハウジング22に着脱可能なバッテリBをさらに備えている。モータ34は、バッテリBからの電力によって駆動される。バッテリBからの電力供給によってモータ34を駆動するチェーンソー2は、電源コードが不要であるため、チェーンソー2の取り回しが良い反面、外部に露出したナット68に使用者が不意に触れてしまうおそれが大きい。上記の構成によれば、ガイドバー6からナット68までの伝熱経路に断熱構造が設けられているので、高温となったガイドバー6からナット68に伝熱してナット68が高温となってしまうことを防止することができる。
なお、一実施形態に係るチェーンソー2は、バッテリBを取り付けることなく、電源コードを介して電力を供給されてもよい。
一実施形態に係るチェーンソー2は、スプロケット56を回転させる原動機として、モータ34の代わりに、エンジンを備えていてもよい。この場合、エンジンの駆動によって、スプロケット56に連結された出力シャフト50を回転させる構成としてもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2 :チェーンソー
4 :本体
6 :ガイドバー
6a :長孔
8 :ソーチェーン
10 :左側ハウジング
12 :右側ハウジング
14 :サイドハンドル
16 :ハンドガード
18 :ブレーキカバー
20 :スプロケットカバー
20a :ワッシャ受け部
20b :断熱部
21 :下側ガード
22 :本体ハウジング
22a :前側本体ハウジング
22b :後側本体ハウジング
22c :バッテリ取り付け部
22d :ハンドレスト
23 :外側カバー
23a :締結用開口
23b :調整用開口
24 :トップハンドル
24a :支持部
24b :把持部
24c :凹部
25 :スリーブ
26 :電源スイッチ
28 :電源ランプ
30 :トリガスイッチ
32 :トリガロックレバー
34 :モータ
36 :オイルタンク
36a :補充用開口
38 :オイルポンプ
40 :コントロールユニット
42 :コイル
44 :ステータ
46 :ロータ
48 :冷却ファン
50 :出力シャフト
52 :ベアリング
54 :ベアリング
56 :スプロケット
58 :ブレーキベース
60 :ブレーキドラム
61 :内側ガイドプレート
62 :外側ガイドプレート
63 :支持ピン
64 :支持ピン
65 :係合爪
66 :ボルト
66a :基部
66b :軸部
66c :ねじ部
66d :断熱部
67 :係合孔
68 :ナット
68a :頭部
68b :スカート部
69 :回転直動変換機構
70 :調整ネジ
71 :ワッシャ
72 :リンク機構
74 :ブレーキシュー
76 :キャップ
78 :液位確認用開口
80 :導入管
82 :導出管
84 :ウォームギア
94 :調整ピン
124 :調整用開口

Claims (11)

  1. ソーチェーンと、
    前記ソーチェーンが取り付けられたガイドバーと、
    前記ソーチェーンを前記ガイドバーの周縁に沿って走行させるスプロケットと、
    前記スプロケットを回転させる原動機と、
    前記原動機を収容するハウジングと、
    前記ハウジングから突出しており、前記ガイドバーに設けられた孔を貫通するボルトと、
    前記ボルトに螺合して前記ガイドバーを前記ハウジングに固定するナットを備えるチェーンソーであって、
    前記ナットは、外部に露出しており、
    前記ナットと前記ガイドバーの間の伝熱経路に断熱構造が設けられている、チェーンソー。
  2. 前記スプロケットを覆う樹脂製のスプロケットカバーをさらに備えており、
    前記スプロケットカバーが、前記ナットと前記ガイドバーの間に介在する、請求項1のチェーンソー。
  3. 前記スプロケットカバーが、
    前記ナットと前記ガイドバーの間に介在する金属製のスリーブと、
    前記スリーブと前記ガイドバーの間に介在する樹脂製の断熱部を備える、請求項2のチェーンソー。
  4. 前記スプロケットカバーが、
    前記ナットと前記ガイドバーの間に介在する金属製のスリーブと、
    前記ナットと前記スリーブの間に介在する樹脂製の断熱部を備える、請求項2のチェーンソー。
  5. 樹脂製のワッシャをさらに備えており、
    前記スプロケットカバーが、前記ナットと前記ガイドバーの間に介在する金属製のスリーブを備えており、
    前記ワッシャが、前記ナットと前記スリーブの間に介在する、請求項2のチェーンソー。
  6. 前記ガイドバーの前記孔の内周面と前記ボルトの間に空気による断熱部が形成されている、請求項1のチェーンソー。
  7. 前記ガイドバーの前記孔の内周面と前記ボルトの間に樹脂製の断熱部が形成されている、請求項1のチェーンソー。
  8. 前記チェーンソーの使用時に、前記ソーチェーンが前記ガイドバーの周縁に沿って、18m/s以上の速度で走行可能である、請求項1のチェーンソー。
  9. 前記ガイドバーの周縁の最小の曲率半径が20mm以下である、請求項1のチェーンソー。
  10. 前記原動機が、電力によって駆動されるモータである、請求項1のチェーンソー。
  11. 前記ハウジングに着脱可能なバッテリをさらに備えており、
    前記モータが、前記バッテリからの電力によって駆動される、請求項10のチェーンソー。
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