JP2008141992A - 歩行型電動作業機 - Google Patents

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Shinichi Kawabata
河端  真一
Takayasu Kobayashi
孝安 小林
Masaaki Nishinaka
正昭 西中
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【課題】バッテリーの防水性を向上させながら、バッテリーの放熱効率を向上させることのできる歩行型電動作業機を実現する。
【解決手段】伝動ケース1の下部に装着された耕耘爪2又は走行装置と、操縦ハンドル4と、電動モータ3と、バッテリー9とを備えた歩行型電動作業機において、バッテリー9を収納した防水構造のバッテリーケース10を、電動モータ3の外周部に配置するとともに、バッテリーケース10に冷却風を供給可能な冷却ファン3dと、バッテリーケース10に伝達されたバッテリー9からの熱を放熱可能な複数の放熱板1bとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、伝動ケースの下部に装着された耕耘爪又は走行装置を電動モータによって駆動する歩行型電動作業機に関する。
従来の技術しては、例えば特許文献1に開示されているように、電動モータ(特許文献1の図1の11)の外周部にバッテリー(特許文献1の図5の31)を装備し、バッテリーによって電動モータを駆動させて、機体(特許文献1の図1の17)下部に備えた耕耘爪(特許文献1の図1の13)を回転するように構成された歩行型電動作業機が知られている。
特開2004−275102号公報(図1、図5及び図7参照)
特許文献1に開示されている従来の歩行型電動作業機においては、バッテリーホルダ(特許文献1の図5の36,37)に装着したバッテリーをフェンダ(特許文献1の図5の14)に取り付けて、上方から上部カバー(特許文献1の図5の15)で覆うように構成されている。そのため、例えば耕耘作業の際や保管する際に雨水等が歩行型電動作業機に掛かると、雨水等が上部カバーとフェンダの隙間からバッテリーの装着された上部カバー内部に浸入し、バッテリー等が雨水等に曝されて漏電等が生じるおそれがあるといった問題があった。
また、上部カバー及びフェンダ等によって電動モータの外周部に装備したバッテリーを覆うと、電動モータの駆動によって発生したバッテリーの熱が上部カバー及びフェンダの内部にこもってバッテリーの放熱効率が低下し、バッテリーの寿命が短くなるといった問題があった。
本発明は、バッテリーの防水性を向上させながら、バッテリーの放熱効率を向上させることのできる歩行型電動作業機を実現することを目的とする。
[I]
(構成)
本発明の第1特徴は、伝動ケースの下部に装着された耕耘爪又は走行装置と、前記伝動ケースから後方に延出された操縦ハンドルと、前記伝動ケースの上部に配備された前記耕耘爪又は走行装置を駆動する電動モータと、前記電動モータの駆動源となるバッテリーとを備えた歩行型電動作業機において、次のように構成することにある。
前記バッテリーを収納した防水構造のバッテリーケースを、前記電動モータの外周部に配置するとともに、
前記バッテリーケースに冷却風を供給可能な冷却ファンと、前記バッテリーケースに伝達された前記バッテリーからの熱を放熱可能な複数の放熱板とを備える。
(作用)
本発明の第1特徴によると、バッテリーを収納した防水構造のバッテリーケースを、電動モータの外周部に配置することにより、歩行型電動作業機に雨水等が掛かったとしても、バッテリーケースによって雨水等のバッテリーケース内部への侵入が阻止されて、バッテリーケースの内部に収納されたバッテリーが雨水等に曝され難くなる。
本発明の第1特徴によると、バッテリーケースに冷却風を供給可能な冷却ファンを備えることにより、冷却ファンによってバッテリーケースに冷却風を供給することができ、バッテリーケースの内部に収納されたバッテリーの熱が外部に放出され易くなる。また、バッテリーケースに伝達されたバッテリーからの熱を放熱可能な複数の放熱板を備えることにより、バッテリーケースに伝達されたバッテリーからの熱を放熱板から効率的に放熱することができる。すなわち、冷却ファン及び放熱板によってバッテリーの熱を効率良く放熱できる。
(発明の効果)
本発明の第1特徴によると、バッテリーケースの内部に収納されたバッテリーが雨水等に曝され難くなるため、バッテリーの防水性を向上させることができ、漏電等が生じ難くなる。
本発明の第1特徴によると、冷却ファン及び放熱板によってバッテリーの熱を効率良く放熱できるため、バッテリーの放熱効率を向上させることができ、バッテリーの寿命を長くすることができる。
[II]
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の歩行型電動作業機において、次のように構成することにある。
前記伝動ケースのデッキ部の上面側に前記バッテリーケースを配置するとともに、
前記デッキ部の下面側から下方に延出された前記複数の放熱板を、前記デッキ部に備える。
(作用)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
本発明の第2特徴によると、上記構成により、バッテリーケースに伝達されたバッテリーからの熱を伝動ケースのデッキ部に伝達することができ、この伝動ケースのデッキ部に伝達された熱を、デッキ部の下面側から下方に延出した複数の放熱板から放熱することができる。すなわち、バッテリーケースに伝達されたバッテリーからの熱を、機外に開放されたデッキ部の下面側に備えた放熱板によって効率良く放熱することができる。
(発明の効果)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第2特徴によると、バッテリーケースに伝達されたバッテリーからの熱を、機外に開放されたデッキ部の下面側に備えた放熱板によって効率良く放熱することができるため、バッテリーの放熱効率を更に向上させることができる。
〔歩行型電動作業機の全体構成〕
図1に、本発明に係る歩行型電動作業機の全体側面図を示し、図2に、歩行型電動作業機の全体平面図を示す。図1及び図2に示すように、伝動ケース1に軸支された耕耘爪2を、伝動ケース1の上部に支持した電動モータ3によって回転させて、伝動ケース1から斜め後方に延出された操縦ハンドル4を操作することにより、走行させながら耕耘作業を行うことができるように歩行型電動作業機が構成されている。
伝動ケース1からパイプ状のフレーム5が斜め上方後方に延出されており、このフレーム5の後端部にブラケット6が固定されている。ブラケット6には、後方に延出された左右の操縦ハンドル4が左右方向の軸心周りで支持されており、ブラケット6の下部に設けた調節金具6aを調節することでフレーム5に対する操縦ハンドル4の角度を変更できるように構成されている。
左右の操縦ハンドル4の後端部には、握り部4aが装着されており、この左右の握り部4aを両手で握って耕耘爪2を回転させながら走行させることで耕耘作業を行うことができる。右側の操縦ハンドル4に装着された握り部4aの前方には、起動停止スイッチ7が装着されており、操縦ハンドル4の握り部4aを握って右手の親指で起動停止スイッチ7を操作することで、後述する電動モータ3の起動及び停止ができ、耕耘爪2の回転及び停止ができるように構成されている。
伝動ケース1から後方にヒッチ11が延出されており、このヒッチ11に抵抗棒12が高さ調節可能に支持されている。ブラケット6の上部には、箱状に形成された水密構造のコントローラ8が装着されており、電動モータ3、起動停止スイッチ7及びバッテリー9等がこのコントローラ8と接続されている。コントローラ8の内部には、CPU23、モータ駆動回路24等が内蔵されており、電動モータ3の起動及び停止、後述する通常モード及び補助駆動モードを実施することができるように構成されている。
伝動ケース1の上部には、冷却ファン3dを備えた電動モータ3、電動モータ3の駆動源となる複数のバッテリー9を収納したバッテリーケース10、電動モータ3及びバッテリー9等を上方から覆う保護カバー20等が装着されている。
〔歩行型電動作業機の詳細構造〕
図3及び図4に示すように、伝動ケース1の下部に左右向きの回転軸13が軸支されており、この回転軸13に耕耘爪2が装着されている。伝動ケース1の内部には、伝動ケース1に内嵌された上下のベアリング14,14を介して、上下に長い駆動軸15が上下方向の軸心P周りに回動自在に支持されている。駆動軸15の上端部は、電動モータ3の出力軸3aにカップリング16を介して連動連結されており、駆動軸15の下端部は、回転軸13にベベル伝達機構17を介して連動連結されている。
この歩行型電動作業機のように、電動モータ3によって耕耘爪2を駆動させる構成を採用した場合、伝動クラッチ等(図示せず)を設けなくても起動停止スイッチ7を操作することにより、電動モータ3への動力の伝達を断って耕耘爪2の回転を停止させることができる。そのため、電動モータ3の出力軸3aに、耕耘爪2が連動連結された駆動軸15を直結する構成を採用することにより、例えば電動モータ3の出力軸3aを、伝動クラッチ等を介して耕耘爪2等に連結する場合に比べ、伝動ケース1の構造及び電動モータ3から耕耘爪2に亘る伝動経路の構造を簡素化することができ、製造コストを削減できる。
伝動ケース1の上部には、電動モータ3等を固定する平板状のデッキ部1aが形成されており、このデッキ部1aに電動モータ3、バッテリー9を内装したバッテリーケース10、保護カバー20等を固定するための取付穴が施されている。
電動モータ3は、その下部に位置するフランジ部3bと、電動モータ本体3cと、冷却ファン3d等を備えて構成されており、フランジ部3bの下方に、スプライン溝の加工された出力軸3aが延出されている。フランジ部3bには、複数の取付穴が施されており、フランジ部3bの下面を伝動ケース1のデッキ部1aの上面に接当させてボルトを締め付けることで、電動モータ3を伝動ケース1に固定できるように構成されている。
電動モータ3の上部には、電動モータ3と一体回動可能な冷却ファン3dが取り付けられており、この冷却ファン3dを回転させることによって、冷却ファン3dの上方から吸い込んだ外気を、冷却ファン3dの下方に位置する電動モータ本体3c及び後述するバッテリーケース10に供給できるように構成されている。
バッテリー9は、バッテリーケース10に収納された状態で、伝動ケース1のデッキ部1aに装着されている。バッテリーケース10は、バッテリー9の形状に合わせた箱形に成形されており、複数のバッテリー9をバッテリーケース10に収納した状態で、例えば雨水等がバッテリーケース10に掛かったとしてもバッテリー9が濡れて漏電等が起こらないように構成されている。
バッテリーケース10は、熱に強く熱伝達率の高い鋼板を溶接成形することによって箱形に構成されており、歩行型電動作業機を走行することにより発生したバッテリー9の熱がバッテリーケース10の外面に伝達され易いように、バッテリーケース10とバッテリー9との間に隙間を開けずに密着した状態でバッテリー9がバッテリーケース10内に収納されるように構成されている。
バッテリーケース10には、複数の配線口が形成されており、バッテリーケース10,10の間及びバッテリーケース10とコントローラ8との間を、防水構造の接続部材10aに介して防水構造のハーネス18を接続することにより、バッテリーケース10内に雨水等が侵入し難いように構成されている。
バッテリーケース10は、その下面が伝動ケース1のデッキ部1aの上面に接当するように伝動ケース1に固定されており、バッテリーケース10の下面に伝達されたバッテリー9の熱が伝動ケース1に伝達され易いように構成されている。
図1及び図5に示すように、伝動ケース1のデッキ部1aの下面側には、複数の放熱板1bが伝動ケース1と一体鋳造されている。放熱板1bは、帯状に形成されて、放熱板1bのそれぞれが伝動ケース1のデッキ部1aから下方に延出するように構成されている。放熱板1bは、前後及び左右からの外気が放熱板1bに当たって、放熱板1bが効率良く冷却されるように、前後及び左右に一定の間隔を開けて配設されている。
以上のようにバッテリーケース10及び放熱板1b等を構成することにより、バッテリーケース10に伝達されたバッテリー9からの熱が伝動ケース1のデッキ部1aに伝達されて、デッキ部1aに設けた放熱板1bによって効率良く放熱することができ、バッテリー9の放熱効率を向上させることができる。
図3及び図4に示すように、電動モータ3、バッテリー9を内装したバッテリーケース10は、上方から保護カバー20で覆われて、これらの機器が外部に露出せず破損を防止でき、歩行型電動作業機の見栄えが良くなるように構成されている。
保護カバー20は、その上部中央に円形の吸気口20aが形成されており、この吸気口20aは、電動モータ3の冷却ファン3dの形状等に合わせて成形されている。吸気口20aの外周部に位置する保護カバー20の端部には、下方に末広がり状に突出した円筒状の導風部20bが一体成形されており、冷却ファン3dの回転によって吸気口20aから吸い込んだ外気が、電動モータ3及び電動モータ3の前部及び左右両側部に配置したバッテリーケース10に供給されるように、導風部20bの先端部が径方向に湾曲した形状に成形されている。
保護カバー20の後部には、半円弧状の排気口20cが形成されており、電動モータ3及びバッテリーケース10を冷却した外気が、この排気口20cから無理なく排気されるように構成されている。このように、吸気口20aから吸い込んだ外気によって電動モータ3及びバッテリーケース10を冷却し、排気口20cから排気するように保護カバー20を構成することにより、保護カバー20に覆われた電動モータ3及びバッテリーケース10を効率良く冷却することができるだけでなく、保護カバー20を、冷却ファン3dから吸い込んだ外気を効率よく電動モータ3及びバッテリーケース10へ導く導風板として兼用することができ、製造コストを削減できる。
保護カバー20の平面視における形状は、電動モータ3の周辺にバッテリー9を内装したバッテリーケース10を無理なく配置することができ、歩行型電動作業機の走行の妨げになり難く、かつ見栄えが良くなるように前方の左右両端部が湾曲された形状に成形されている。また、保護カバー20の四隅の下部にネジ加工が施されたブラケット21が固着されており、保護カバー20の下面を伝動ケース1のデッキ部1aの上面側に接当させて下方からボルトをねじ込むことで保護カバー20を伝動ケース1に固定できるように構成されている。なお、保護カバー20の形状及び保護カバー20に設けた吸気口20a、導風部20b及び排気口20cの位置や形状等は異なるものを採用しもよい。
〔通常モード及び補助駆動モード〕
図6及び図7に基づいて、この歩行型電動作業機において実施されている補助駆動モードについて説明する。図6のブロック図に示すように、上述した起動停止スイッチ7、電動モータ3及びバッテリー9は、ブラケット6の上部に装着されたコントローラ8に接続されており、このコントローラ8の内部に、起動停止スイッチ7の操作に従って電動モータ3の駆動及び停止を行う通常モードと、電動モータ3が駆動していない状態で電動モータ3を補助駆動(低トルク駆動)する補助駆動モードとを備えたCPU23、モータ駆動回路24等が設けられて、歩行型電動作業機の制御装置が構成されている。
バッテリー9はモータ駆動回路24に接続されており、CPU23からモータ駆動回路24に出力することにより、CPU23からのモータ駆動回路24への出力値に応じて、バッテリー9からの電力が電動モータ3に供給されて、電動モータ3が予め設定された回転トルクで駆動されるように構成されている。
モータ駆動回路24から電動モータ3に接続された配線が分岐されてCPU23に接続されており、電動モータ3の発電によって電動モータ3からモータ駆動回路24に供給される電力量をCPU23で監視できるように構成されている。
通常モードにおいては、起動停止スイッチ7の「起動」を押すと、CPU23からのモータ駆動回路24への出力により、バッテリー9からの電力が電動モータ3に供給されて歩行型電動作業機が駆動するように構成されている。一方、起動停止スイッチ7の「停止」を押すと、CPU23からのモータ駆動回路24への出力により、バッテリー9からの電動モータ3への電力の供給が遮断されて歩行型電動作業機が停止するように構成されている。
図7に基づいて補助駆動モードについて説明する。図7に示すように、電動モータ3の起動停止状況(電動モータ3の出力状況)がCPU23に蓄積されており、モータ駆動回路24から電動モータ3に出力されているか否か判別する(ステップ#11)。電動モータ3に出力されていない場合には(ステップ#11・NO)、電動モータ3の発電量が予め設定された所定値以上か否か判別する(ステップ#12)。
次に、電動モータ3の発電量が所定値以上の場合には(ステップ#12・YES)、CPU23からモータ駆動回路24にモータ低トルク作動指令を発令し(ステップ#13)、モータ駆動回路24から電動モータ3へ通常モードより少量の電力量が供給して、電動モータ3を自動的に通常モードの回転トルクよりも小さい回転トルクで低トルク駆動する。
電動モータ3の発電量が予め設定された所定値未満か否か判別し(ステップ#14)、電動モータ3の発電量が所定値未満に達した場合には(ステップ#14・YES)、CPU23からモータ駆動回路24にモータ低トルク解除指令を発令し(ステップ#15)、モータ駆動回路24から電動モータ3への電力量の供給を遮断して、電動モータ3を停止する。
例えば、電動モータ3を駆動していない状態で操縦ハンドル4を前方に押すと、電動モータ3の発電によってモータ駆動回路24に電力が供給される。この電動モータ3の発電による電力がモータ駆動回路24及びCPU23等に蓄積するとモータ駆動回路24及びCPU23等を破損するおそれがある。
そこで、通常モードに加えて補助駆動モードを備えて歩行型電動作業機を構成し、電動モータ3が発電して所定値以上の電力が電動モータ3からモータ駆動回路24に供給されている場合には電動モータ3を自動的に低トルク作動させることにより、モータ駆動回路24及びCPU23等に電動モータ3の発電による電力が蓄積し難くなって、電動モータ3に接続されたモータ駆動回路24及びCPU23等の破損を防止できる。
また、操縦ハンドル4を少し押せば、補助駆動モードによる電動モータ3の低トルク駆動により歩行型電動作業機を移動することができる。そのため、電動モータ3の発電による負荷に逆らって歩行型電動作業機を移動する場合に比べ、容易に歩行型電動作業機を移動することができる。その結果、作業者の作業負担を軽減することができ、歩行型電動作業機の移動作業の作業性を向上させることができる。
更に、電動モータ3の発電量が所定値未満になると電動モータ3の低トルク駆動を自動的に解除することにより、モータ駆動回路24及びCPU23等を破損するおそれがなく、作業者が歩行型電動作業機を移動しようとしていない状態においては、自動的に電動モータ3を停止することができる。そのため、電動モータ3の低トルク駆動を適切な時期に実施することができ、歩行型電動作業機の移動作業の作業性を更に向上させることができる。
[発明の実施の第1別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]においては、耕耘爪2を伝動ケース1の下部に装着した歩行型電動作業機を例に示したが、クローラ走行装置(図示せず)等の走行装置を伝動ケース1の下部に装着した歩行型電動作業機においても同様に適用できる。
[発明の実施の第2別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]及び[発明の実施の第1別形態]においては、3個の分割式のバッテリーケース10を、電動モータ3の前方及び左右両側方の外周部に配置した例を示したが、バッテリーケース10の材質、形状及び構造等は異なるものであってもよく、例えば、平面視で円筒状に形成してもよく、分割式ではなく一体式のバッテリーケース10を採用してもよい。また、バッテリーケース10に収納するバッテリー9の形状等についても異なる形状等を採用してもよい。
前述の[発明を実施するための最良の形態]及び[発明の実施の第1別形態]においては、冷却ファン3dを電動モータ3の上部に設け、電動モータ3と一体回動可能に構成した例を示したが、電動モータ3とは別個に冷却ファン3dを設けてもよく、冷却ファン3dを配置する位置も異なる位置であってもよい。例えばコントローラ8に接続して別駆動可能に構成した冷却ファン(図示せず)を保護カバー20の前部に装着して、前方から吸い込んだ冷却風を保護カバー20の後部の排気口20cから排気するように構成することで、更に効率良くバッテリーケース10を冷却できる。
前述の[発明を実施するための最良の形態]及び[発明の実施の第1別形態]においては、複数の放熱板1bを、伝動ケース1のデッキ部1aの下面側に一体鋳造して構成した例を示したが、放熱板1bを異なる位置に設けてもよく、伝動ケース1等に別部材として取り付ける構成を採用してもよい。具体的には、例えばバッテリーケース10の上部、下部、又は外周部に複数の放熱板1bを固着する構成を採用してもよい。
歩行型電動作業機の全体左側面図 歩行型電動作業機の全体平面図 伝動ケース及び保護カバーの内部の構造を示す縦断側面図 保護カバーの内部の構造を示す横断平面図 放熱板の配置を示す横断底面図 歩行型電動作業機の制御装置のブロック図 補助駆動モードのフローチャート
符号の説明
1 伝動ケース
1a デッキ部
1b 放熱板
2 耕耘爪
3 電動モータ
3d 冷却ファン
4 操縦ハンドル
9 バッテリー
10 バッテリーケース

Claims (2)

  1. 伝動ケースの下部に装着された耕耘爪又は走行装置と、前記伝動ケースから後方に延出された操縦ハンドルと、前記伝動ケースの上部に配備された前記耕耘爪又は走行装置を駆動する電動モータと、前記電動モータの駆動源となるバッテリーとを備えた歩行型電動作業機において、
    前記バッテリーを収納した防水構造のバッテリーケースを、前記電動モータの外周部に配置するとともに、
    前記バッテリーケースに冷却風を供給可能な冷却ファンと、前記バッテリーケースに伝達された前記バッテリーからの熱を放熱可能な複数の放熱板とを備えてある歩行型電動作業機。
  2. 前記伝動ケースのデッキ部の上面側に前記バッテリーケースを配置するとともに、
    前記デッキ部の下面側から下方に延出された前記複数の放熱板を、前記デッキ部に備えてある請求項1記載の歩行型電動作業機。
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