JP2019122996A - 鋼帯の板厚制御装置及び板厚制御方法 - Google Patents

鋼帯の板厚制御装置及び板厚制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019122996A
JP2019122996A JP2018006173A JP2018006173A JP2019122996A JP 2019122996 A JP2019122996 A JP 2019122996A JP 2018006173 A JP2018006173 A JP 2018006173A JP 2018006173 A JP2018006173 A JP 2018006173A JP 2019122996 A JP2019122996 A JP 2019122996A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
variation
steel strip
rolling
actual value
amplitude
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018006173A
Other languages
English (en)
Inventor
彩香 衛藤
Ayaka Eto
彩香 衛藤
順一 齋木
Junichi Saiki
順一 齋木
佑輔 吉岡
Yusuke Yoshioka
佑輔 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP2018006173A priority Critical patent/JP2019122996A/ja
Publication of JP2019122996A publication Critical patent/JP2019122996A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Abstract

【課題】時間以外の要素と相関のある状態量の変動が含まれていたり、状態量の変動周期が変化したりする場合であっても、圧延時の鋼帯の板厚変動を抑制可能な鋼帯の板厚制御装置及び板厚制御方法を提供すること。【解決手段】鋼帯の板厚制御装置1は、鋼帯Sの圧延荷重又は圧延機出側における鋼帯Sの板厚の圧延距離に基づく定周期間隔の実績値に対してFFT解析処理を実行することにより、圧延距離における実績値の変動の周期及び振幅を抽出し、抽出された実績値の変動の周期及び振幅に基づいて変動を抑制するように圧延機のロールギャップを制御する。これにより、時間以外の要素と相関のある状態量の変動が含まれていたり、状態量の変動周期が変化したりする場合であっても、圧延時の鋼帯Sの板厚変動を抑制できる。【選択図】図1

Description

本発明は、鋼帯の板厚制御装置及び板厚制御方法に関する。
一般に、鋼帯の圧延時、バックアップロールの偏芯に起因する変動等の周期性を有する変動を検出し、検出された変動を抑制する制御方法が知られている。具体的には、特許文献1には、一定時間間隔の板厚実績値に対し高速フーリエ変換解析処理を実行することによって被圧延材の板厚変動成分及びその周期を検出し、検出結果に基づいて被圧延材の板厚変動を抑制する方法が記載されている。また、特許文献2には、荷重偏差及び板厚偏差の実績値と設定値に基づいた値との偏差を用いて圧延材の板厚変動成分及びその周期を検出し、検出結果に基づいて圧延材の板厚変動を抑制する方法が記載されている。
特開2014−28387号公報 特開2004−136349号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法は、一定時間周期に発生する状態量の変動に対して高速フーリエ変換解析処理を実行した結果を用いて被圧延材の板厚変動を抑制しているのみであり、例えば一定の距離間隔といった時間以外の要素と相関のある状態量の変動を抑制できない。特に特許文献1に記載の方法では、ライン速度が短時間で変化する加減速時には、一定距離間隔の周期性を有する変動を精度よく検出して抑制することはできない。一方、特許文献2に記載の方法は、高速フーリエ変換解析処理を利用して状態量の変動を検出していないために、状態量の変動周期が変化する場合には状態量の変動を精度よく検出できず、状態量の変動を抑制できない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、時間以外の要素と相関のある状態量の変動が含まれていたり、状態量の変動周期が変化したりする場合であっても、圧延時の鋼帯の板厚変動を抑制可能な鋼帯の板厚制御装置及び板厚制御方法を提供することにある。
本発明に係る鋼帯の板厚制御装置は、鋼帯の圧延荷重又は圧延機出側における鋼帯の板厚の圧延距離に基づく定周期間隔の実績値に対して高速フーリエ変換解析処理を実行することにより、圧延距離における前記実績値の変動の周期及び振幅を抽出する変動抽出手段と、前記変動抽出手段によって抽出された前記実績値の変動の周期及び振幅に基づいて該変動を抑制するように前記圧延機のロールギャップを制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る鋼帯の板厚制御装置は、上記発明において、前記変動抽出手段は、前記実績値に対して時間に基づく周波数解析と圧延距離に基づく空間周波数解析とをそれぞれ実行し、前記制御手段は、前記変動抽出手段によって抽出された前記実績値の変動の時間周期の周波数及び振幅と前記実績値の変動の距離周期の空間周波数及び振幅とに基づいて該変動を抑制するように前記圧延機のロールギャップを制御することを特徴とする。
本発明に係る鋼帯の板厚制御方法は、鋼帯の圧延荷重又は圧延機出側における鋼帯の板厚の圧延距離に基づく定周期間隔の実績値に対して高速フーリエ変換解析処理を実行することにより、圧延距離における前記実績値の変動の周期及び振幅を抽出する変動抽出ステップと、前記変動抽出ステップにおいて抽出された前記実績値の変動の周期及び振幅に基づいて該変動を抑制するように前記圧延機のロールギャップを制御する制御ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明に係る鋼帯の板厚制御方法は、上記発明において、前記変動抽出ステップは、前記実績値に対して時間に基づく周波数解析と圧延距離に基づく空間周波数解析とをそれぞれ実行するステップを含み、前記制御ステップは、前記変動抽出ステップにおいて抽出された前記実績値の変動の時間周期の周波数及び振幅と前記実績値の変動の距離周期の空間周波数及び振幅とに基づいて該変動を抑制するように前記圧延機のロールギャップを制御するステップを含むことを特徴とする。
本発明に係る鋼帯の板厚制御装置及び板厚制御方法によれば、時間以外の要素と相関のある状態量の変動が含まれていたり、状態量の変動周期が変化したりする場合であっても、圧延時の鋼帯の板厚変動を抑制することができる。
図1は、本発明の一実施形態である鋼帯の板厚制御装置の構成を示す模式図である。 図2は、本発明の一実施形態である鋼帯の板厚制御装置の変形例の構成を示す模式図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態である鋼帯の板厚制御装置の構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態である鋼帯の板厚制御装置の構成を示す模式図である。図1に示すように、本発明の一実施形態である鋼帯の板厚制御装置1は、圧延機が備える一対の圧延ロールRのロールギャップを制御することにより、圧延機によって圧延される鋼帯Sの板厚を目標板厚に制御する装置であり、荷重計2、板厚計3、高速フーリエ変換(FFT)解析装置4、周期性外乱検出装置5、ロールギャップ量計算装置6、及びロールギャップ制御装置7を主な構成要素として備えている。
荷重計2は、一対の圧延ロールRの圧延荷重の実績値を測定し、測定された圧延荷重の実績値を示す電気信号を出力する。
板厚計3は、一対の圧延ロールRによって圧延された鋼帯Sの板厚を測定し、測定された板厚を示す電気信号を出力する。
FFT解析装置4は、板厚計3によって測定された圧延機の出側における鋼帯Sの板厚の圧延距離に基づく定周期間隔の実績値に対してFFT解析処理を実行する。より具体的には、FFT解析装置4は、鋼帯Sの板厚の実績値に対して時間に基づく周波数解析と圧延距離に基づく空間周波数解析とをそれぞれ実行する。なお、本実施形態では、FFT解析装置4は、鋼帯Sの板厚の圧延距離に基づく定周期間隔の実績値に対してFFT解析処理を実行することとしたが、図2に示すように荷重計2によって測定される圧延荷重の圧延距離に基づく定周期間隔の実績値に対してFFT解析処理を実行してもよい。
周期性外乱検出装置5は、FFT解析装置4によるFFT解析処理の結果に基づいて、圧延距離における鋼帯Sの板厚又は圧延荷重の実績値の変動の周期及び振幅を周期性外乱として検出する。より具体的には、周期性外乱検出装置5は、鋼帯Sの板厚又は圧延荷重の実績値の変動の時間周期の周波数及び振幅と、鋼帯Sの板厚又は圧延荷重の実績値の変動の距離周期の空間周波数及び振幅とを周期性外乱として検出する。
ロールギャップ量計算装置6は、周期性外乱検出装置5によって検出された周期性外乱を抑制して鋼帯Sの板厚を目標板厚に制御するために必要な一対の圧延ロールRのロールギャップの操作量を計算し、計算されたロールギャップの操作量を示す電気信号をロールギャップ制御装置7に出力する。
ロールギャップ制御装置7は、ロールギャップ量計算装置6によって計算されたロールギャップの操作量に従って一対の圧延ロールRのロールギャップを制御する。
以上の説明から明らかなように、本発明の一実施形態である鋼帯の板厚制御装置1は、鋼帯Sの圧延荷重又は圧延機出側における鋼帯Sの板厚の圧延距離に基づく定周期間隔の実績値に対してFFT解析処理を実行することにより、圧延距離における実績値の変動の周期及び振幅を抽出し、抽出された実績値の変動の周期及び振幅を用いて変動を抑制するように圧延機のロールギャップを制御するので、時間以外の要素と相関のある状態量の変動が含まれていたり、状態量の変動周期が変化したりする場合であっても、圧延時の鋼帯Sの板厚変動を抑制することができる。
また、本発明の一実施形態である鋼帯の板厚制御装置1は、実績値に対して時間に基づく周波数解析と圧延距離に基づく空間周波数解析とをそれぞれ実行し、実績値の変動の時間周期の周波数及び振幅と実績値の変動の距離周期の空間周波数及び振幅とを用いて変動を抑制するように圧延機のロールギャップを制御するので、圧延時の鋼帯Sの板厚変動をより抑制することができる。
本実施例では、5圧延スタンド構成の冷間圧延ラインにおける初段の圧延スタンドのみを模した圧延シミュレータを用いて本発明の有効性を検証した。なお、初段の圧延スタンドのみを模した理由は、初段の圧延スタンドが圧下による板厚制御に最も効果的であるためである。但し、本発明の適用範囲は初段の圧延スタンドに限定されることはなく、本発明は全ての圧延スタンドに適用することができる。
具体的には、本実施例では、板厚計3の測定値に対して一定距離間隔でFFT解析処理を実行することにより鋼帯Sの板厚の変動の圧延距離に対する周期及び振幅を検出し、鋼帯Sの板厚の変動を抑制して鋼帯Sの板厚を目標板厚に制御するように初段の圧延スタンドのロールギャップの操作量を制御した。この結果、本発明の制御を実施した場合、本発明の制御を実施しない場合と比較して、初段の圧延スタンドの出側における鋼帯Sの板厚の標準偏差が28.8%減少し、目標外れ値のポイント数が89%減少した。以上のことから、本発明によれば、圧延時の鋼帯Sの板厚変動を抑制できることが確認された。
以上、本発明者らによってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、本実施形態による本発明の開示の一部をなす記述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、本実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例、及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれる。
1 鋼帯の板厚制御装置
2 荷重計
3 板厚計
4 高速フーリエ変換(FFT)解析装置
5 周期性外乱検出装置
6 ロールギャップ量計算装置
7 ロールギャップ制御装置
R 圧延ロール
S 鋼帯

Claims (4)

  1. 鋼帯の圧延荷重又は圧延機出側における鋼帯の板厚の圧延距離に基づく定周期間隔の実績値に対して高速フーリエ変換解析処理を実行することにより、圧延距離における前記実績値の変動の周期及び振幅を抽出する変動抽出手段と、
    前記変動抽出手段によって抽出された前記実績値の変動の周期及び振幅に基づいて該変動を抑制するように前記圧延機のロールギャップを制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする鋼帯の板厚制御装置。
  2. 前記変動抽出手段は、前記実績値に対して時間に基づく周波数解析と圧延距離に基づく空間周波数解析とをそれぞれ実行し、
    前記制御手段は、前記変動抽出手段によって抽出された前記実績値の変動の時間周期の周波数及び振幅と前記実績値の変動の距離周期の空間周波数及び振幅とに基づいて該変動を抑制するように前記圧延機のロールギャップを制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の鋼帯の板厚制御装置。
  3. 鋼帯の圧延荷重又は圧延機出側における鋼帯の板厚の圧延距離に基づく定周期間隔の実績値に対して高速フーリエ変換解析処理を実行することにより、圧延距離における前記実績値の変動の周期及び振幅を抽出する変動抽出ステップと、
    前記変動抽出ステップにおいて抽出された前記実績値の変動の周期及び振幅に基づいて該変動を抑制するように前記圧延機のロールギャップを制御する制御ステップと、
    を含むことを特徴とする鋼帯の板厚制御方法。
  4. 前記変動抽出ステップは、前記実績値に対して時間に基づく周波数解析と圧延距離に基づく空間周波数解析とをそれぞれ実行するステップを含み、
    前記制御ステップは、前記変動抽出ステップにおいて抽出された前記実績値の変動の時間周期の周波数及び振幅と前記実績値の変動の距離周期の空間周波数及び振幅とに基づいて該変動を抑制するように前記圧延機のロールギャップを制御するステップを含む
    ことを特徴とする請求項3に記載の鋼帯の板厚制御方法。
JP2018006173A 2018-01-18 2018-01-18 鋼帯の板厚制御装置及び板厚制御方法 Pending JP2019122996A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018006173A JP2019122996A (ja) 2018-01-18 2018-01-18 鋼帯の板厚制御装置及び板厚制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018006173A JP2019122996A (ja) 2018-01-18 2018-01-18 鋼帯の板厚制御装置及び板厚制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019122996A true JP2019122996A (ja) 2019-07-25

Family

ID=67397376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018006173A Pending JP2019122996A (ja) 2018-01-18 2018-01-18 鋼帯の板厚制御装置及び板厚制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019122996A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3903953B1 (en) Chattering detection method for cold rolling mill, chattering detection device for cold rolling mill, cold rolling method, and cold rolling mill
JP6672094B2 (ja) プラント制御装置、圧延制御装置、プラント制御方法およびプラント制御プログラム
JP6404195B2 (ja) プラント制御装置、圧延制御装置、プラント制御方法およびプラント制御プログラム
KR900000780B1 (ko) 압연제품두께 제어방법 및 그 장치
JP6365526B2 (ja) 小径ロールのベアリング劣化検出方法及びベアリング劣化検出装置
JP2016153138A (ja) 冷間圧延または調質圧延における振動異常検出方法および装置
CN110756592B (zh) 控制热轧带钢尾部宽度的方法及装置
JP2019122996A (ja) 鋼帯の板厚制御装置及び板厚制御方法
JP5818511B2 (ja) 自動板厚制御方法
JP6324259B2 (ja) 圧延制御装置、圧延制御方法および圧延制御プログラム
JP6155207B2 (ja) 圧延制御装置、圧延制御方法および圧延制御プログラム
JP6572981B2 (ja) チャタマーク防止方法及びチャタマーク防止装置
JP2015009261A (ja) 冷間圧延機のチャタリング検出方法および装置
CN107292438B (zh) 一种钢铁工业负荷功率特性建模方法
JP2014004612A (ja) 冷間圧延における異常検出方法および冷間圧延方法
JP2797872B2 (ja) タンデムミルの板厚制御方法
JP2015213940A (ja) 圧延機の板厚制御方法
JP2000140919A (ja) 板厚変動解析装置、および板厚制御装置とその制御方法、並びに板厚制御装置を備えた圧延機
JP7411518B2 (ja) プラント制御装置、圧延制御装置、プラント制御方法およびプラント制御プログラム
JP5811077B2 (ja) タンデム圧延機のライン加速時の最高圧延速度設定支援方法及び装置
JP2020104171A (ja) 溶接点トラッキング修正方法及び溶接点トラッキング修正装置
JP2007108036A (ja) 鋼板の伸び率測定装置および伸び率測定方法
JP6823466B2 (ja) 圧延機の板厚制御装置および該方法ならびに圧延機
JP6197620B2 (ja) 板厚制御装置および板厚制御方法
JPH07328709A (ja) タンデムミルの板厚制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190823

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200623

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210525