JP2019121768A - インダクタの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】量産性に影響を与えることなく、磁性体の弾性変形を利用せずに導体ピンのガタツキを抑えることができるインダクタの製造方法を提供する。【解決手段】まず、上面及び下面を有すると共に上面と下面との間を貫通する孔111を有するシート状又は板状の磁性体11を用意する。次に、孔111の内径より小さい外径を持ちかつ上面と下面との間の距離より大きいサイズの高さを持つ導体ピン17を孔111に挿入する。また、孔111を覆うように磁性体11の上面及び下面上に上側導体13及び下側導体15を夫々配置する。上側導体13及び下側導体15に上側電極41及び下側電極43を夫々当て、電極41,43間に電流を流しつつ、電極41,43を用いて上側導体13及び下側導体15を互いに接近させる方向へ加圧することで上側導体13及び下側導体15の夫々と導体ピン17とを抵抗溶着する。【選択図】図3

Description

本発明は、インダクタの製造方法に関し、特にシート状又は板状の磁性体を有するインダクタの製造方法に関する。
シート状又は板状の磁性体に形成された孔内に導体ピンを挿入し、その導体ピンで磁性体の上面及び下面に配置された導体層を連結してインダクタを構成する案が多数提案されている。このようなインダクタの製造方法は、例えば、特許文献1や特許文献2に記載されている。
特許6062691号公報 特開2017−17223号公報
導体ピンの外径が磁性体に形成された孔の内径以上だと、導体ピンは、孔内に挿入されたとき、磁性体にしっかり保持され、導体ピンのガタツキは生じない。
一方、導体ピンの外径が磁性体に形成される孔の内径より小さいと、ガタツキが発生する可能性はあるものの、導体ピンの孔への挿入が容易に行えるという利点がある。そのため、量産性を考慮した場合には、導体ピンの外径は孔の内径より小さい方が好ましい。
しかしながら、導体ピンのガタツキは、完成したインダクタに不具合をもたらす可能性がある。したがって、導体ピンのガタツキを抑制する必要がある。
導体ピンのガタツキを抑制する方法は、例えば、特許文献2に記載されている。特許文献2に記載された方法では、磁性体の上面及び下面に配置された導体層を磁性体の厚み方向に加圧し、磁性体を厚み方向に弾性変形させることにより、弾性体に形成された孔内に配置された導体ピンと、磁性体の上面及び下面に配置された導体層とを接触させる。そして、接触した状態の導体ピンと導体層とを互いに接合する。この方法によれば、磁性体を厚み方向に弾性変形させたことにより孔の内径が縮小されるので、導体ピンの外径と孔の内径が適切であれば、磁性体の弾性変形によって、導体ピンが磁性体に保持されることになる。
しかしながら、特許文献2に記載の方法は、磁性体の弾性変形を利用して導体ピンのガタツキを抑制するものである。
本発明は、量産性に影響を与えることなく、磁性体の弾性変形を利用せずに導体ピンのガタツキを抑えることができるインダクタの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、第1のインダクタの製造方法として、
上面及び下面を有すると共に前記上面と前記下面との間を貫通する孔を有するシート状又は板状の磁性体を用意し、
前記孔の内径より小さい外径を持ちかつ前記上面と前記下面との間の距離より大きいサイズの高さを持つ導体ピンを前記孔に挿入し、
前記孔を覆うように前記磁性体の前記上面及び前記下面上に上側導体及び下側導体を夫々配置し、
前記上側導体及び前記下側導体に夫々電極を当て、
前記電極間に電流を流しつつ、前記電極を用いて前記上側導体及び前記下側導体を互いに接近させる方向へ加圧することで前記上側導体及び前記下側導体と前記導体ピンとを抵抗溶着する
インダクタの製造方法を提供する。
また、本発明は、第2のインダクタの製造方法として、第1のインダクタの製造方法であって、
前記抵抗溶着の前において、前記導体ピンは、高さ方向に沿った中心軸を有するとともに前記中心軸に直交する一対の底面を有する円柱形状の本体と、前記底面から夫々突出する突部を有しており、
前記抵抗溶着の後において、前記突部は変形している
インダクタの製造方法を提供する。
また、本発明は、第3のインダクタの製造方法として、第1又は第2のインダクタの製造方法であって、
前記導体ピンは、銅をベースとしたものであり、表層に錫の層を有している
インダクタの製造方法を提供する。
また、本発明は、第4のインダクタの製造方法として、第1から第3までのインダクタの製造方法のうちのいずれか一つであって、
前記抵抗溶着は、前記導体ピンを少なくとも部分的に前記孔の内壁に接触させる
インダクタの製造方法を提供する。
また、本発明は、第5のインダクタの製造方法として、第1から第4までのインダクタの製造方法のうちのいずれか一つであって、
前記電極は、前記上側導体及び前記下側導体に接する接触部を夫々有しており、
前記接触部の面積は、前記導体ピンを高さ方向に沿って見たときの占有面積よりも大きい
インダクタの製造方法を提供する。
また、本発明は、第1のインダクタとして、磁性体部と導体部とを有するインダクタであって、
前記磁性体部は、上面及び下面を有するシート状又は板状の磁性体からなり、
前記磁性体部には、上下方向に貫通する孔が形成されており、
前記導体部は、上側導体と、下側導体と、前記上側導体と前記下側導体とを接続する導体ピンとを有しており、
前記導体ピンは、銅をベースとし、表層に錫の層を有しており、
前記上側導体及び前記下側導体は、前記孔を覆うように前記上面及び前記下面に夫々配置されており、
前記導体ピンは、前記磁性体部の前記孔内に配置されており、
前記導体ピンは、前記上側導体と前記下側導体に夫々接続される接続面を有しており、
前記銅は、前記接続面の夫々に部分的に現れている
インダクタを提供する。
また、本発明は、第2のインダクタとして、第1のインダクタであって、
前記導体ピンは円柱状である
インダクタを提供する。
また、本発明は、第3のインダクタとして、第2のインダクタであって、
前記銅は、前記接続面上に同心円状に現れている
インダクタを提供する。
また、本発明は、第4のインダクタとして、第3のインダクタであって、
前記接続面において、中心から外周に向かって、前記錫、前記銅、前記錫、前記銅及び前記錫が、この順に同心円状に現れている
インダクタを提供する。
さらに、本発明は、第5のインダクタとして、第1から第4までのインダクタのうちのいずれか一つであって、
前記導体ピンは、少なくとも部分的に前記孔の内壁に接触している
インダクタを提供する。
インダクタの製造方法において、シート状又は板状の磁性部材の厚みより大きいサイズの高さを有する導体ピンを用いる。磁性部材に形成された孔に導体ピンを挿入し、孔を覆うように配置された上側導体及び下側導体と導体ピンとの抵抗溶着を行う。抵抗溶着の際、導体ピンに圧をかけて高さ方向に圧縮し、それによって導体ピンの径を大きくする。径を大きくすることで、導体ピンは、孔の内壁に接触する。こうして、導体ピンのガタツキを抑制したインダクタを得ることができる。
本発明の一実施の形態によるインダクタの分解斜視図を示す図である。導体ピンは抵抗溶着前(変形前)の状態にある。 図1のインダクタに含まれる導体ピンの斜視図である。導体ピンは抵抗溶着の前(変形前)の状態にある。 図1のインダクの製造方法を説明するためのフローチャートである。 図1のインダクタに含まれる上側導体板、下側導体板及び導体ピンの構成を示すとともに抵抗溶着に用いられる電極を示す概略図である。 抵抗溶着の際に電極間に印加される電流の波形を示す波形図である。 図1のインダクタの一部の断面を示す拡大写真のコピーを示す図である。導体ピンは、抵抗溶着によって変形した状態にある。 図6のインダクタにおける導体ピンの上側導体との接続面周辺における銅の割合を示す図である。
図1を参照すると、本発明の一実施の形態によるインダクタ10は、磁性体(磁性体部)11と、上側導体13(13a,13b)と、下側導体15(15a,15b,15c)と、導体ピン17(17a,17b,17c,17d)とを有している。後述するように、上側導体13、下側導体15及び導体ピン17は、互いに接続されて導体部を形成する。
図1から理解されるように、磁性体11は、シート状又は板状の形状を有し、厚み方向(上下方向)と直交する上面及び下面を有している。磁性体11は、特に限定されないが、軟磁性扁平金属粉末を樹脂(バインダ)で結着した可撓性を有する磁性シートを用いることができる。磁性体11は、高い比透磁率、例えば100以上を有していることが好ましい。
図1に示されるように、磁性体11には、二組の孔111と、一対のギャップ113とが形成されている。孔111及びギャップ113は、磁性体11の上面と下面との間を貫通して形成されている。換言すると、孔111及びギャップ113は、磁性体11を厚み方向に貫通している。
図1から理解されるように、二組の孔111は、互いに対称な位置に形成され、磁性体11の短辺及び長辺から離れている。各組の三個の孔111は、磁性体11の短辺と平行に並び、かつその一部が重なるように形成されている。三個の孔111のうち、両側の孔111に導体ピン17が夫々挿入される。中央に位置する孔111は、両側の孔111の変形を容易にするとともに、磁性体11の磁気飽和を抑制する目的で設けられている。両側に位置する孔111の内径は、挿入された(変形前の)導体ピン17を容易に挿入でき、かつ挿入された導体ピン17が大きく傾くことがないように設定される。本実施の形態において、三個の孔111の内径は互いに等しい。但し、三個の孔111のうち中央に位置する孔111は、上記目的で設けたものなので、残りの二つの孔111と異なる形状(例えば、スリット)や大きさを有してもよいし、場合によっては設けなくてもよい。
図1から理解されるように、各ギャップ113は、磁性体11の両方の長辺から等距離の位置にあり、磁性体11の長辺と平行に延びている。また、ギャップ113は、対応する組の孔111のうち中央に位置する孔111から磁性体11の短辺のうち近い方にまで延びている。ギャップ113は、中央に位置する孔111と同じ目的で設けられている。したがって、ギャップ113は、場合によっては設けなくてもよい。
本発明において、上側導体13a,13b、下側導体15a,15b,15c及び導体ピン17a,17b,17c,17dの夫々の構成は、特に限定されないが、いずれも、銅をベースとし、表層に錫メッキが施されたものを用いることができる(図4参照)。ベースと錫メッキ層との間に、下地層として、ニッケルメッキ層や銅メッキ層が形成されていてもよい。
図1に示されるように、上側導体13a及び13bは、夫々矩形の板状である。下側導体15のうち、両側に位置する下側導体15a及び15cは、略同一の形状を有している。詳しくは、下側導体15a及び15cは、L字状の上板部と、その上板部に続く曲げ部とを有している。曲げ部は、インダクタ10を図示しない回路基板等に搭載する際に接続部として使用される。下側導体15のうち中央に位置する下側導体15bは、クランク形(逆S字形)の板状である。上側導体13及び下側導体15を夫々構成する部品の数と各部品の形状は、所望の特性に応じて変更され得る。但し、製造工程の簡略化のため、上側導体13及び下側導体15は、夫々、単一の金属板に対して一回の打ち抜き加工(及び曲げ加工)により得られるように構成されることが好ましい。
導体ピン17の夫々は、柱状体である。詳しくは、導体ピン17は、図2に示されるように、高さ方向に沿った中心軸を有し、中心軸と直交する一対の底面を持つ円柱形状の本体171と、底面の夫々から突出する一対の突部173とを有している。本実施の形態において、突部173は、円柱形状を有している。但し、本発明はこれに限られない。例えば、導体ピン17の本体171の形状は多角柱状であってもよい。同様に、突部173の形状も多角柱状であってもよい。突部173の外径は、本体171の外径よりも小さい。本体171の外径は、磁性体11に形成されている孔111の内径よりも小さい。これにより、導体ピン17を対応する孔111へ容易に挿入することができる。導体ピン17の高さ(突部173の先端間の距離)は、磁性体11の厚み(上面と下面との間の距離)よりも大きいサイズを有している。本実施の形態において、本体171の高さは磁性体11の厚みに対して長い。但し、上述した導体ピン17の形状及び大きさは、インダクタ10の製造に使用される前、即ち、後述する抵抗溶着の前(変形前)の状態のものである。即ち、完成したインダクタ10において、導体ピン17の形状は、上述の形状から変化(変形)している。また、図2において、導体ピン17の高さは、導体ピン17の外径に比べて大きく描かれているが、本発明はこれに限定されない。導体ピン17の各部のサイズは、抵抗溶着を実現可能にするとともに、抵抗溶着により変形した導体ピン17が孔111内に適切に収容されるように決定される。
図1から理解されるように、上側導体13と下側導体15とは、導体ピン17を介して接続される。これにより、下側導体15a、導体ピン17a、上側導体13a,導体ピン17b、下側導体15b、導体ピン17c、上側導体13b、導体ピン17d及び下側導体15cの順に連続する導電部(コイル)が形成される。
次に、図1に加え、図3を参照して、インダクタ10の製造方法について詳細に説明する。
まず、ステップS301において、磁性体11と、上側導体13a,13bと、下側導体15a,15b,15cと、導体ピン17とを用意する。上側導体13a,13bは、互いに分離されていてもよいが、リードフレームを介して互いに接続されていてもよい。また、複数のインダクタ10を同時に製造するため、複数組の上側導体13a,13bが共通のリードフレームに接続されていてもよい。同様に、下側導体15a,15b,15cは、互いに分離されていてもよいが、リードフレームを介して互いに接続されていてもよい。また、複数組の下側導体15a,15b,15cが共通のリードフレームに接続されていてもよい。
次に、ステップS302において、下側導体15a,15b,15cの位置決めを行う。実際には、下側導体15a,15b,15cの移動を規制するように構成された第1治具(図示せず)の上に、下側導体15a,15b,15cを載せる。下側導体15a,15b,15cがリードフレームに接続されている場合は、第1治具に設けられたピンとリードフレームに形成された穴を利用することにより、下側導体15a,15b,15cの置決めを容易にかつ正確に行うことができる。
次に、ステップS303において、下側導体15a,15b,15cの上に磁性体11を載せる。実際には、第1治具の上に第2治具(図示せず)を置き、第2治具に形成された窓(図示せず)内に磁性体11を挿入する。詳しくは、第2治具は、第1治具に対して位置決めされるように構成されており、かつその窓は、第2治具が第1位治具に対して位置決めされたときその内部に下側導体15a,15b,15cが露出するように構成されている。第2治具の窓内に磁性体11を挿入することで、磁性体11は下側導体15a,15b,15cに対して適切に位置決めされ、その移動は規制される。
次に、ステップS304において、導体ピン17を磁性体11の対応する孔111に夫々挿入する。このとき、孔111は、導体ピン17全体を収容することができず、導体ピン17は、部分的に孔111の外側に突出する。
続いて、ステップS305において、上側導体13a,13bを磁性体11及び導体ピン17の上に置く。実際には、第2治具を利用して、磁性体11に対する上側導体13a,13bの位置決めを行う。上側導体13a,13bがリードフレームに接続されている場合は、第2治具に設けられたピンとリードフレームに形成された穴を利用することにより、上側導体13a,13bの置決めを容易かつ正確に行うことができる。
以上のようにして、磁性体11に形成された孔111に導体ピン17が挿入され、導体ピン17が挿入された孔111を覆うように、磁性体11の上面及び下面に上側導体13及び下側導体15が夫々配置された組み合わせ体が形成される。なお、本実施の形態では、下側導体15a,15b,15cの上に磁性体11を載せた後、導体ピン17を対応する孔111に挿入するようにしたが、孔111に導体ピン17を挿入した後、孔111を覆うように磁性体11の下面に下側導体15を配置するようにしてもよい。その場合、上述した第1治具及び第2治具とは異なる治具、即ちより適切な治具を用いることができる。
次に、ステップS306において、上側導体13及び下側導体15に夫々電極を当て、ステップS307において、各導体ピン17と上側導体13及び下側導体15の夫々との抵抗溶着を行う。詳しくは、まず、組み合わせ体を溶接機(図示せず)のステージに置く。それから、ステージを移動させて、図4に示されるように、上側電極41と下側電極43との間に導体ピン17が位置するように、組み合わせ体を配置する。そして、上側電極41及び下側電極43を上側導体13及び下側導体15に夫々当てる。これにより、上側電極41と下側電極43との間に、上側導体13、導体ピン17及び下側導体15を介して導電経路が形成される。この状態で、上側電極41と下側電極43との間に電流を流しつつ、上側電極41と下側電極43を用いて組み合わせ体を圧縮する方向に加圧する。このとき上側電極41と下側電極43との間に流す電流は、図5に示されるようなバイポーラパルス電流とする。こうして、上側導体13と導体ピン17との間、及び下側導体15と導体ピン17との間を、それぞれ抵抗溶着する。
すべての導体ピン17に対して上述した抵抗溶着を行うとインダクタ10が完成する。上側導体13及び下側導体15がそれぞれリードフレームに接続されている場合には、抵抗溶着の終了後、治具を取り外し、リードフレームからインダクタ10を切り離して、インダクタ10が完成する。
再び図4を参照して、本実施の形態における抵抗溶着について更に説明する。本実施の形態において、抵抗溶着に使用される上側電極41と下側電極43は、少なくとも先端面の形状及び大きさが互いに等しい。また、上側電極41と下側電極43の夫々の接触面の面積は、導体ピン17を高さ方向に沿って見たときの専有面積よりも大きい。これは、抵抗溶着の際に、導体ピン17の変形を制御し、上側電極41及び下側電極43の夫々との接続面を平らにするためである。
図4に示されるように、導体ピン17は、ベース(銅)175と錫めっき層177とを有している。また、上側導体13は、ベース(銅)131と錫めっき層133とを有し、下側導体15は、ベース(銅)151と錫めっき層153とを有している。この構成において、上側電極41と下側電極43との間に形成される導電経路は、主として銅により形成される。一般に、低抵抗の銅を小電流で抵抗溶着することは困難であり、形成された溶接部は強度不足になりやすく、オープン不良を招く可能性がある。また、大電流での銅の抵抗溶着は、リードフレームの変形による信頼性の低下や、溶接散りの発生による周辺部での短絡の発生等の問題を引き起こす恐れがある。これに対して、本実施の形態では、導電経路に外径の比較的小さい突部173を含ませることにより、小電流での銅の抵抗溶着を実現する。即ち、上側電極41と導体ピン17との間の接触面積及び導体ピン17と下側電極43との接触面積を夫々小さくすることで、そこを流れる電流の密度を高め、小電流での銅の抵抗溶着を実現する。これにより、リードフレームの変形や、溶接散りの発生を抑えることができる。
上側電極41と下側電極43との間に所定の電流を流すとともに、上側電極41及び下側電極43を用い、上側導体13と下側導体15とを互いに近づける方向に、上側導体13、導体ピン17及び下側導体15を加圧する。これにより、突部173は溶解し変形(塑性流動)する。さらに通電と加圧を続けると、導体ピン17の本体171も変形し、本体171の両底面の外周部が上側導体13及び下側導体15に夫々接触する。このとき、突部173では温度上昇によってその抵抗値が上昇しているため、本体171と上側導体13及び下側導体15の夫々との接触部において優先的に電流が流れる。その結果、導体ピン17は、本体171の外周部においても、上側導体13及び下側導体15の夫々と抵抗溶着される。こうして、導体ピン17と上側導体13及び下側導体15の夫々との間の溶接面積は、突部173の端面の面積よりも大きくなる。その結果、導体ピン17と上側導体13及び下側導体15の夫々との間に十分な溶接強度を確保することができる。
通電と加圧をさらに続けると、導体ピン17は高さ方向に縮小され(潰れ)、径方向に拡大される(太る)。即ち、導体ピン17の径方向のサイズが増加する。これにより、導体ピン17は、その外周面が少なくとも部分的に孔111の内壁に接触する。理想的には、孔111と導体ピン17との間の隙間が無くなる。これにより、導体ピン17は、孔111内においてその移動が規制され、ガタツキが抑制又は防止される。その結果、インダクタ10の耐振動性が向上するとともに信頼性が向上する。
図6に示されるように、抵抗溶着後の導体ピン17と上側導体13及び下側導体15の夫々との接続面61には、色の濃い部分63と色の薄い部分65、即ち組成の異なる部分が存在する。図7に示されるように、接続面61の近傍において、色の濃い部分63では銅の成分が70wt%以上あり、接続面61に銅が現れていると考えられる。接続面61に銅が現れている部分は、本体171の外周部及び突部173の外周部に夫々対応している。したがって、接続面61には、中心から外周側に向かって、錫、銅、錫、銅及び錫の領域がこの順に、同心円状に現れているものと考えられる。接続面61に銅が現れた領域では、導体ピン17と上側導体13及び下側導体15の夫々との間でベース(銅)同士が溶着している。これにより、導体ピン17と上側導体13及び下側導体15の夫々との間に低いDCR(Direct Current Resistance)を実現するとともに、十分な溶接強度を確保することができる。
本実施の形態によるインダクタ10において、上側導体13及び下側導体15の夫々は磁性体11の上面及び下面に面接触しており、上側導体13及び下側導体15の夫々と導体ピン17とは適切に抵抗溶着されており、導体ピン17は孔111内にガタツキなく収容されている。このようなインダクタ10を実現するための条件を以下に示す。
孔111の内径は、導体ピン17の本体171の外径よりも2〜8%大きいことが好ましい。孔111の内径がこれよりも小さいときは、抵抗溶着後において、孔111内に導体ピン17を収容しきれず、上側導体13及び下側導体15の少なくとも一方は、磁性体11と面接触できず、製品高さがばらつく恐れがある。また、孔111の内径がこれよりも大きいときは、導体ピン17と孔111との間の隙間が大きく、ガタツキを抑制することができない。
導体ピン17の本体171の高さは、磁性体11の厚みの8〜12%大きいことが好ましい。但し、この数値は、導体ピン17の本体171の外径=1.2mmかつ突部173の大きさが後述する条件を満たしている場合のものである。本体171の高さがこれより小さいと、抵抗溶着後において、上側導体13及び下側導体15の少なくとも一方が本体171の外周部に接触することができない可能性がある。また、本体171の高さがこれより大きいと、抵抗溶着後において、導体ピン17の高さ方向の潰れが不足する可能性がある。
導体ピン17の突部173の外径は、本体171の外径の0.16〜0.6倍であることが好ましい。但し、この数値は、導体ピン17の本体171の外径=1.2mmの場合のものである。突部173の外径がこれより小さいと、抵抗溶着に適した電流密度を印加した際に突部173にかかる電流密度が高すぎて、溶接点の爆発及び飛散が生じる可能性がある。また、突部173の外径がこれより大きいと、突部173にかかる電流密度が低すぎて、溶接不良が生じる可能性がある。
導体ピン17の突部173の高さは、突部173の外径の0.4〜1.5倍とすることが好ましい。但し、この数値は、導体ピン17の本体171の外径=1.2mmかつ突部173の外径=0.5mmの場合のものである。突部173の高さがこれより低いと、抵抗溶着の前において、上側導体13及び下側導体15の少なくとも一方が、導体ピン17の本体171に接触する可能性がある。また、突部173の高さがこれより高いと、抵抗溶着を行っても上側導体13及び下側導体15の少なくとも一方が、本体171の外周部に接触することができない可能性がある。
めっき層177の厚みは、1〜10μmとすることが好ましい。但し、この数値は、後述する電流密度や加圧力の条件を満たす場合ものである。めっき層177の厚みがこれより薄いと、発熱に必要な抵抗値を得ることができず、抵抗溶着を実現することができない可能性がある。また、めっき層177の厚みがこれより厚いと、十分に溶解することができず、そのため、加圧力によって移動することができなかったり、溶接散りが発生したりする可能性がある。
抵抗溶着の際に導体ピン17に印加する電流密度は、2.65〜4.42kA/mmとすることが好ましい。換言すると、この範囲の電流密度が、導体ピン17を変形させるのに適している。但し、この数値は、導体ピン17の本体171の外径=1.2mmの場合のものである。電流密度がこれより低いと、ベース(銅)を溶解させることができず、錫めっき層同士の溶接となる。また、電流密度がこれより高いと、溶接点の爆発や飛散が生じたり、上側電極41及び下側電極43が上側導体13及び下側導体15に夫々めり込んだりする可能性がある。
上側電極41及び下側電極43による加圧力は、4.42〜8.84kg/mmとすることが好ましい。換言すると、この範囲の加圧力が、導体ピン17を変形させるのに適している。但し、この数値は、導体ピン17の本体171の外径=1.2mmの場合のものである。加圧力がこれより小さいと、導体ピン17と上側導体13及び下側導体15の夫々との間の接触抵抗が増加したり、接触ばらつきが生じたりして、溶接点の爆発及び飛散が生じたり、溶接状態にばらつきが生じたりする。また、加圧力がこれより大きいと、上側電極41及び下側電極43が上側導体13及び下側導体15に夫々めり込んだり、リードフレームに変形を生じたりする可能性がある。
上記条件を満たす一例を挙げると、導体ピン17の本体171の外径=1.2mm、本体171の高さ=1.25mm、孔111の内径=1.3mm、突部173の外径=0.5mm、突部173の高さ=0.3mm、めっき層177の厚み=6μmである。また、上側電極41及び下側電極43の外径を2mm、印加電流を4.5kA(電流密度3.98kA/mm)、加重7.5kg(加圧力6.63kg/mm)とすることができる。この条件下で、例えば、図5に示されるように、上側電極41と下側電極43との間にバイポーラパルス電流を印加することで、所望の抵抗溶着を実現することができる。図5に示される例では、0.1msecの立ち上がり時間の後、電流密度4.5kA/mmを3msecの間維持し、極性を反転して、電流密度−4.5kA/mmを3msecの間維持する。これにより、導体ピン17と上側導体13及び下側導体15の夫々との間を適切に抵抗溶着することができるとともに、導体ピン17の本体171の外径を約102%増大させることができる。上記条件によれば、導体ピン17を孔111に容易に挿入することができるので、量産性に優れている。また、導体ピン17の少なくとも一部が孔111の内壁に接触するので、導体ピン17の移動が抑制又は防止され、高い信頼性を実現することができる。
以上、本発明について実施の形態を掲げて説明してきたが、本発明は上記実施の形態に減されることなく、種々の変形・変更が可能である。
10 インダクタ
11 磁性体(磁性体部)
111 孔
113 ギャップ
13,13a,13b 上側導体
131 ベース(銅)
133 錫めっき層
15,15a,15b,15c 下側導体
151 ベース(銅)
153 錫めっき層
17,17a,17b,17c,17d 導体ピン
171 本体
173 突部
175 ベース(銅)
177 錫めっき層
41 上側電極
43 下側電極
61 接続面
63 色の濃い部分(銅)
65 色の薄い部分(錫)

Claims (10)

  1. 上面及び下面を有すると共に前記上面と前記下面との間を貫通する孔を有するシート状又は板状の磁性体を用意し、
    前記孔の内径より小さい外径を持ちかつ前記上面と前記下面との間の距離より大きいサイズの高さを持つ導体ピンを前記孔に挿入し、
    前記孔を覆うように前記磁性体の前記上面及び前記下面上に上側導体及び下側導体を夫々配置し、
    前記上側導体及び前記下側導体に夫々電極を当て、
    前記電極間に電流を流しつつ、前記電極を用いて前記上側導体及び前記下側導体を互いに接近させる方向へ加圧することで前記上側導体及び前記下側導体と前記導体ピンとを抵抗溶着する
    インダクタの製造方法。
  2. 請求項1に記載されたインダクタの製造方法であって、
    前記抵抗溶着の前において、前記導体ピンは、高さ方向に沿った中心軸を有するとともに前記中心軸に直交する一対の底面を有する円柱形状の本体と、前記底面から夫々突出する突部を有しており、
    前記抵抗溶着の後において、前記突部は変形している
    インダクタの製造方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載されたインダクタの製造方法であって、
    前記導体ピンは、銅をベースとしたものであり、表層に錫の層を有している
    インダクタの製造方法。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一つに記載されたインダクタの製造方法であって、
    前記抵抗溶着は、前記導体ピンを少なくとも部分的に前記孔の内壁に接触させる
    インダクタの製造方法。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一つに記載されたインダクタの製造方法であって、
    前記電極は、前記上側導体及び前記下側導体に接する接触部を夫々有しており、
    前記接触部の面積は、前記導体ピンを高さ方向に沿って見たときの占有面積よりも大きい
    インダクタの製造方法。
  6. 磁性体部と導体部とを有するインダクタであって、
    前記磁性体部は、上面及び下面を有するシート状又は板状の磁性体からなり、
    前記磁性体部には、上下方向に貫通する孔が形成されており、
    前記導体部は、上側導体と、下側導体と、前記上側導体と前記下側導体とを接続する導体ピンとを有しており、
    前記導体ピンは、銅をベースとし、表層に錫の層を有しており、
    前記上側導体及び前記下側導体は、前記孔を覆うように前記上面及び前記下面に夫々配置されており、
    前記導体ピンは、前記磁性体部の前記孔内に配置されており、
    前記導体ピンは、前記上側導体と前記下側導体に夫々接続される接続面を有しており、
    前記銅は、前記接続面の夫々に部分的に現れている
    インダクタ。
  7. 請求項6に記載のインダクタであって、
    前記接続面の夫々において、中心から外周に向かって、前記錫、前記銅、前記錫、前記銅及び前記錫が、この順に現れている
    インダクタ。
  8. 請求項6又は請求項7に記載のインダクタであって、
    前記導体ピンは円柱状である
    インダクタ。
  9. 請求項8に記載のインダクタであって、
    前記銅は、前記接続面の夫々に同心円状に現れている
    インダクタ。
  10. 請求項6から請求項9までのいずれか一つに記載のインダクタであって、
    前記導体ピンは、少なくとも部分的に前記孔の内壁に接触している
    インダクタ。
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