JP2019121273A - 情報伝達装置、情報伝達システム及びプログラム - Google Patents

情報伝達装置、情報伝達システム及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】使用者の行動の対象に関する情報として、使用者の行動の履歴に応じて異なる情報を伝達する。【解決手段】使用者の行動の対象に関する対象情報を、使用者に伝達する伝達手段と、使用者の行動の履歴情報に応じて、対象情報を変更する変更手段とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、情報伝達装置、情報伝達システム及びプログラムに関する。
街路の交差点に設置された案内板は、各方位別のガイド情報を超音波帯域の複数チャンネルで特定方向に送信し、通行人が装着しているガイド端末は、超音波のガイド情報の到来方向に基づいて自装置(通行人)の向いている方向を検出し、複数チャンネルからその方向のチャンネルを選択して、受信・再生する音声ガイドシステムは、知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−128952号公報
ここで、使用者が向いている方向にある施設のガイド情報を音声で案内するに過ぎない構成を採用した場合には、使用者の行動の対象に関する情報として、毎回同じ情報を伝達することになり、使用者の行動の履歴に応じて異なる情報を伝達することはできない。
本発明の目的は、使用者の行動の対象に関する情報として、使用者の行動の履歴に応じて異なる情報を伝達することにある。
請求項1に記載の発明は、使用者の行動の対象に関する対象情報を、当該使用者に伝達する伝達手段と、前記使用者の行動の履歴情報に応じて、前記対象情報を変更する変更手段とを備えたことを特徴とする情報伝達装置である。
請求項2に記載の発明は、前記使用者の行動は、当該使用者の特定の場所における行動であり、前記履歴情報は、前記特定の場所への前記使用者の訪問の履歴を示す訪問履歴情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報伝達装置である。
請求項3に記載の発明は、前記訪問履歴情報は、前記特定の場所への前記使用者の前記行動のための訪問の履歴を示すことを特徴とする請求項2に記載の情報伝達装置である。
請求項4に記載の発明は、前記訪問履歴情報は、前記特定の場所へ前記使用者が訪問した回数であることを特徴とする請求項2に記載の情報伝達装置である。
請求項5に記載の発明は、前記訪問履歴情報は、前記特定の場所への前記使用者の訪問の有無であることを特徴とする請求項2に記載の情報伝達装置である。
請求項6に記載の発明は、前記対象は、前記使用者が見る被視体であり、前記対象情報は、前記被視体に関する説明を行う説明情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報伝達装置である。
請求項7に記載の発明は、前記変更手段は、前記使用者が前記被視体を見る方向に応じて、前記説明情報を変更することを特徴とする請求項6に記載の情報伝達装置である。
請求項8に記載の発明は、前記変更手段は、前記使用者が前記被視体を含む複数の被視体を見た順序に応じて、前記説明情報を変更することを特徴とする請求項6に記載の情報伝達装置である。
請求項9に記載の発明は、前記変更手段は、前記使用者が前記複数の被視体の中で前記被視体の前に他の何れの被視体を見たかに応じて、前記説明情報を変更することを特徴とする請求項8に記載の情報伝達装置である。
請求項10に記載の発明は、前記対象は、前記使用者が確認する施設であり、前記対象情報は、前記施設の確認内容を指示する指示情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報伝達装置である。
請求項11に記載の発明は、前記指示情報は、前記施設を確認する場所へ前記使用者が訪問した回数に対応する時間ごとに、過去の当該施設の確認内容の履歴に基づいて決定されることを特徴とする請求項10に記載の情報伝達装置である。
請求項12に記載の発明は、前記施設の確認内容を示す前記使用者の音声を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記音声に基づいて、過去の前記施設の確認内容の履歴を更新する更新手段とを更に備えたことを特徴とする請求項11に記載の情報伝達装置である。
請求項13に記載の発明は、前記対象は、前記使用者が参加する行事であり、前記対象情報は、前記行事の過去の経緯に関する説明を行う説明情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報伝達装置である。
請求項14に記載の発明は、使用者の行動の対象に関する対象情報を、当該使用者に伝達する伝達手段と、前記使用者が向いている方向と前記対象の位置との関係に応じて、前記伝達手段による前記対象情報の伝達を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする情報伝達装置である。
請求項15に記載の発明は、前記制御手段は、前記使用者が向いている方向に対して第1の側及び第2の側の何れの側に前記対象があるかに応じて、前記伝達手段による前記対象情報の伝達を制御することを特徴とする請求項14に記載の情報伝達装置である。
請求項16に記載の発明は、前記制御手段は、前記使用者が向いている方向に対して前記第1の側に前記対象がある場合に、前記対象情報を、当該使用者の当該第1の側の聴覚に伝達し、当該使用者の前記第2の側の聴覚に伝達しないように、前記伝達手段を制御することを特徴とする請求項15に記載の情報伝達装置である。
請求項17に記載の発明は、前記制御手段は、前記使用者が向いている方向に対して前記第1の側に前記対象がある場合に、前記対象情報を、当該使用者の当該第1の側の聴覚に第1の音量で伝達し、当該使用者の前記第2の側の聴覚に当該第1の音量よりも小さい第2の音量で伝達するように、前記伝達手段を制御することを特徴とする請求項15に記載の情報伝達装置である。
請求項18に記載の発明は、使用者の行動の対象に関する対象情報を、当該使用者に伝達する情報伝達装置と、前記使用者の行動の履歴情報に応じて決定された前記対象情報を前記情報伝達装置に送信する送信装置とを備えたことを特徴とする情報伝達システムである。
請求項19に記載の発明は、コンピュータに、使用者の行動の対象に関する対象情報を、当該使用者に伝達する機能と、前記使用者の行動の履歴情報に応じて、前記対象情報を変更する機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項20に記載の発明は、コンピュータに、使用者の行動の対象に関する対象情報を、当該使用者に伝達する機能と、前記使用者が向いている方向と前記対象の位置との関係に応じて、前記対象情報の伝達を制御する機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項1の発明によれば、使用者の行動の対象に関する情報として、使用者の行動の履歴に応じて異なる情報を伝達することができる。
請求項2の発明によれば、ある場所における使用者の行動の対象に関する情報として、その場所への使用者の訪問の履歴に応じて異なる情報を伝達することができる。
請求項3の発明によれば、ある場所における使用者の行動の対象に関する情報として、その場所への使用者のその行動のための訪問の履歴に応じて異なる情報を伝達することができる。
請求項4の発明によれば、ある場所における使用者の行動の対象に関する情報として、その場所へ使用者が訪問した回数に応じて異なる情報を伝達することができる。
請求項5の発明によれば、ある場所における使用者の行動の対象に関する情報として、その場所への使用者の訪問の有無に応じて異なる情報を伝達することができる。
請求項6の発明によれば、使用者が見る被視体に関する説明を行う情報として、使用者が被視体を見た履歴に応じて異なる情報を伝達することができる。
請求項7の発明によれば、使用者が見る被視体に関する説明を行う情報として、使用者が被視体を見る方向に応じて異なる情報を伝達することができる。
請求項8の発明によれば、使用者が見る被視体に関する説明を行う情報として、使用者が複数の被視体を見た順序に応じて異なる情報を伝達することができる。
請求項9の発明によれば、使用者が見る被視体に関する説明を行う情報として、使用者が既に他の何れの被視体を見たかに応じて異なる情報を伝達することができる。
請求項10の発明によれば、使用者が確認する施設の確認内容を指示する情報として、使用者が施設を確認した履歴に応じて異なる情報を伝達することができる。
請求項11の発明によれば、使用者が確認する施設の確認内容を指示する情報として、例えば指示者が設定した情報を伝達するよう構成された場合に比較して、施設の状況に合った情報を伝達できる可能性が高まる。
請求項12の発明によれば、使用者が確認する施設の確認内容を指示する情報を、例えば指示者が把握した過去の施設の確認内容に基づいて決定するよう構成された場合に比較して、施設の実際の状況に合ったものとできる可能性が高まる。
請求項13の発明によれば、使用者が参加する行事の過去の経緯に関する説明を行う情報として、使用者が行事に参加した履歴に応じて異なる情報を伝達することができる。
請求項14の発明によれば、使用者の行動の対象に関する情報を、使用者が向いている方向と対象の位置との関係に応じて伝達することができる。
請求項15の発明によれば、使用者の行動の対象に関する情報を、使用者が向いている方向に対してどの側に対象があるかに応じて伝達することができる。
請求項16の発明によれば、使用者の行動の対象に関する情報を、対象がある側の聴覚に伝達し、対象がない側の聴覚には伝達しないようにすることができる。
請求項17の発明によれば、使用者の行動の対象に関する情報を、対象がある側の聴覚に、対象がない側の聴覚よりも大きい音量で伝達することができる。
請求項18の発明によれば、使用者の行動の対象に関する情報として、使用者の行動の履歴に応じて異なる情報を伝達することができる。
請求項19の発明によれば、使用者の行動の対象に関する情報として、使用者の行動の履歴に応じて異なる情報を伝達することができる。
請求項20の発明によれば、使用者の行動の対象に関する情報を、使用者が向いている方向と対象の位置との関係に応じて伝達することができる。
本発明の第1の実施の形態における観光の経路の例を示した図である。 本発明の第1の実施の形態におけるコンピュータシステムの機能構成例を示したブロック図である。 本発明の第1の実施の形態の情報記憶部に記憶された観光名所情報の一例を示した図である。 本発明の第1の実施の形態の情報記憶部に記憶された位置履歴情報の一例を示した図である。 本発明の第1の実施の形態におけるコンピュータシステムの動作例を示したシーケンス図である。 観光名所が左耳に近いかどうかを判定する方法について説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態における巡回警備の経路の例を示した図である。 本発明の第2の実施の形態におけるコンピュータシステムの機能構成例を示したブロック図である。 本発明の第2の実施の形態の情報記憶部に記憶された確認ポイント情報の一例を示した図である。 本発明の第2の実施の形態におけるコンピュータシステムの動作例を示したシーケンス図である。 本発明の第3の実施の形態における美術館の見学の経路の例を示した図である。 本発明の第3の実施の形態におけるコンピュータシステムの機能構成例を示したブロック図である。 本発明の第3の実施の形態の情報記憶部に記憶された美術品情報の一例を示した図である。 本発明の第3の実施の形態におけるコンピュータシステムの動作例を示したシーケンス図である。 本発明の第4の実施の形態における複数回にわたる会議の参加者の変遷の例を示した図である。 本発明の第4の実施の形態におけるコンピュータシステムの機能構成例を示したブロック図である。 本発明の第4の実施の形態の情報記憶部に記憶された会議情報の一例を示した図である。 本発明の第4の実施の形態におけるコンピュータシステムの動作例を示したシーケンス図である。 本発明の第1乃至第4の実施の形態における端末装置のハードウェア構成例を示した図である。 本発明の第1乃至第4の実施の形態におけるサーバのハードウェア構成例を示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本実施の形態は、使用者(ユーザ)の行動の対象に関する情報(以下、「対象情報」という)を、そのユーザの行動の履歴情報に応じて変更して、ユーザに伝達する端末装置を提供する。ここで、ユーザの行動としては、これに限るものではないが、以下では、3つの行動を想定する。第1の行動は、見るという行動である。この場合、行動の対象は、ユーザが見る対象物、つまり、被視体であり、対象情報は、被視体に関する説明を行う説明情報である。第2の行動は、確認するという行動である。この場合、行動の対象は、ユーザが確認する施設であり、対象情報は、施設の確認内容を指示する指示情報である。第3の行動は、参加するという行動である。この場合、行動の対象は、ユーザが参加する行事であり、対象情報は、行事の過去の経緯に関する説明を行う説明情報である。
以下、このような端末装置と、クラウド上のサーバとからなるコンピュータシステムについて、詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
本実施の形態は、端末装置を装着した観光者(ユーザ)が観光を行う際の実施の形態である。本実施の形態では、端末装置が、観光名所、旧跡等(以下、単に「観光名所」という)に関するガイド情報(以下、「観光名所ガイド情報」という)を観光者に伝達する。ここで、観光するという行動は、見るという行動の一例であり、観光名所は、ユーザが見る対象物である被視体の一例であり、観光名所ガイド情報は、被視体に関する説明を行う説明情報の一例である。
図1は、このような観光の経路の例を示した図である。図示するように、地点PAから地点PBまでの間に、観光名所P1,P2,P3,P4があるとする。そして、観光名所P1,P2,P3,P4の順に観光する経路を矢印で示している。
この観光経路を観光者が通行すると、端末装置に組み込まれた位置検出部は、観光者がどの観光名所の近くにいるかを検出し、その情報をクラウド上のサーバに送信する。これにより、クラウド上のサーバは、クラウド上に保存された音声による観光名所ガイド情報を端末装置に送信する。例えば、観光者が観光名所P1の近くにいる旨の情報をクラウド上のサーバに送信すると、クラウド上のサーバは観光名所P1に関する観光名所ガイド情報を端末装置に送信する。
その際、クラウド上のサーバは、端末装置の位置検出部で検出された過去の位置情報を受信して蓄積することにより、観光者が観光名所に、初めて訪れたのか、既に複数回訪れているのかを判定する。そして、訪れた回数によって、再生する観光名所ガイド情報の内容を切り替える。
また、端末装置は、位置検出部及び向き検出部で検出された情報に基づいて、観光者が観光名所のどの側でどの方向を向いているかを検出する。例えば、観光者が観光名所P1の右側を前を向いて通行中であることを検出する。そして、端末装置は、観光名所に注目するように観光名所に近い側の耳に観光名所ガイド情報を流す。例えば、観光者が観光名所P1の右側を前を向いて通行中である場合は、観光名所ガイド情報を左耳に流す。これにより、観光者は左側に注目することになる。仮に観光名所と逆の方向を向いていたとしても、観光名所が存在する方向を、音声の聞こえる方向によって知ることになる。
図2は、第1の実施の形態におけるコンピュータシステム1の機能構成例を示したブロック図である。図示するように、第1の実施の形態におけるコンピュータシステム1は、情報伝達装置の一例としての端末装置10と、送信装置の一例としてのサーバ20とが、通信回線を介して接続されることにより構成される。
まず、端末装置10の機能構成について説明する。端末装置10は、ユーザ位置特定部11と、ユーザ方向特定部12と、送信部13と、受信部14と、情報出力部15とを備える。
ユーザ位置特定部11は、位置検出部98(図19参照)が検出した端末装置10の位置に基づいて、端末装置10を装着したユーザの位置(ユーザ位置)として特定する。例えば、位置検出部98(図19参照)が検出した端末装置10の位置をそのままユーザ位置とする。
ユーザ方向特定部12は、向き検出部99(図19参照)が検出した端末装置10の向きに基づいて、端末装置10を装着したユーザの方向を特定する。
送信部13は、端末装置10を装着したユーザの識別情報(以下、「ユーザID」という)と、ユーザ位置特定部11が特定したユーザ位置とを、サーバ20に送信する。ここで、ユーザIDは、ユーザが端末装置10の使用を開始するに先立って端末装置10に記憶しておけばよい。或いは、端末装置10に予め記憶された装置の識別情報を、ユーザIDとして用いてもよい。
受信部14は、観光名所ガイド情報をサーバ20から受信する。ここで、観光名所ガイド情報は、観光名所及び訪問回数に応じて異なる。本実施の形態では、使用者の行動の履歴情報に応じて、対象情報を変更する変更手段の一例として、受信部14を設けている。
情報出力部15は、受信部14が受信した観光名所ガイド情報を、ユーザに対して出力する。ここで、観光名所ガイド情報の出力は、これに限るものではないが、以下では、音出力部97(図19参照)を介して音声によって行うものとする。その際、情報出力部15は、観光名所ガイド情報を、観光名所が左耳に近い場合には、左耳に音を出力する音出力部(以下、「左耳用音出力部」とする)97を介して出力し、観光名所が右耳に近い場合には、右耳に音を出力する音出力部(以下、「右耳用音出力部」とする)97を介して出力する。本実施の形態では、対象情報を使用者に伝達する伝達手段の一例として、また、使用者が向いている方向と対象の位置との関係に応じて対象情報の伝達を制御する制御手段の一例として、情報出力部15を設けている。
次に、サーバ20の機能構成について説明する。サーバ20は、受信部21と、情報記憶部22と、情報取得部23と、送信部24とを備える。
受信部21は、ユーザID及びユーザ位置を端末装置10から受信する。
情報記憶部22は、観光名所に関する情報(以下、「観光名所情報」という)と、過去のユーザ位置の履歴情報(以下、「位置履歴情報」という)とを記憶する。観光名所情報及び位置履歴情報の具体的な内容については後述する。ここで、位置履歴情報は、使用者の行動の履歴情報、特に、特定の場所への使用者の訪問の履歴を示す訪問履歴情報、特定の場所へ使用者が訪問した回数である訪問履歴情報の一例である。
情報取得部23は、情報記憶部22に記憶された観光名所情報を参照して、受信部21が受信したユーザ位置に近い観光名所を特定し、情報記憶部22に記憶された位置履歴情報を参照して、受信部21が受信したユーザIDに対するユーザ位置の履歴からこの観光名所の訪問回数を特定する。そして、情報記憶部22に記憶された観光名所情報を参照して、これらの特定された観光名所及び訪問回数に対応する観光名所ガイド情報を取得する。
送信部24は、情報取得部23が取得した観光名所ガイド情報を端末装置10へ送信する。
図3は、情報記憶部22に記憶された観光名所情報の例を示した図である。図示するように、観光名所情報は、観光名所IDと、観光名所位置と、観光名所訪問回数と、観光名所ガイド情報とを対応付けたものである。
観光名所IDは、観光名所の識別情報である。
観光名所位置は、対応する観光名所IDで識別される観光名所の位置である。ここでは、観光名所位置を、図1に示したXY座標系における座標で示している。
観光名所訪問回数は、対応する観光名所IDで識別される観光名所への訪問回数である。
観光名所ガイド情報は、対応する観光名所IDで識別される観光名所に関するガイド情報である。ここでは、観光名所ガイド情報を記号で示したが、例えば、観光名所ガイド情報M_P1_1は、観光名所P1に関する基本的なガイド情報とし、観光名所ガイド情報M_P1_2は、観光名所P1に関する詳細なガイド情報とし、観光名所ガイド情報M_P1_3は、観光名所P1に関するより詳細なガイド情報とし、観光名所ガイド情報M_P1_4は、観光名所P1に関する周辺情報まで含むガイド情報としてよい。
例えば、図3の観光名所情報においては、観光名所P1が図1のXY座標系における座標(XP1,YP1)に位置することが示されている。また、観光名所P1への1回目の訪問においては、観光名所ガイド情報M_P1_1が取得され、観光名所P1への2回目の訪問においては、観光名所ガイド情報M_P1_2が取得され、観光名所P1への3回目の訪問においては、観光名所ガイド情報M_P1_3が取得され、観光名所P1への4回目以降の訪問においては、観光名所ガイド情報M_P1_4が取得されることが示されている。
図4は、情報記憶部22に記憶された位置履歴情報の例を示した図である。図示するように、位置履歴情報は、ユーザIDと、ユーザ位置の履歴とを対応付けたものである。
ユーザIDは、ユーザの識別情報である。
ユーザ位置の履歴は、対応するユーザIDで識別されるユーザが過去に訪問した場所の位置の履歴である。尚、図示しないが、ユーザ位置のそれぞれには、ユーザが場所を訪問した日時の情報も関連付けて記憶されているものとする。
例えば、図4の位置履歴情報においては、ユーザAが、過去のある時点で、図1のXY座標系における座標(XA1,YA1)、(XA2,YA2)、(XA3,YA3)、(XA4,YA4)、(XA5,YA5)の場所を、この順に訪問したことが示されている。
図5は、第1の実施の形態におけるコンピュータシステム1の動作例を示したシーケンス図である。
図示するように、端末装置10では、まず、ユーザ位置特定部11が、ユーザ位置を特定する(ステップ101)。
すると、送信部13が、ユーザIDと、ステップ101で特定されたユーザ位置とを、サーバ20へ送信する(ステップ102)。
これにより、サーバ20では、受信部21が、ステップ102で送信されたユーザID及びユーザ位置を受信する(ステップ201)。
すると、情報取得部23が、情報記憶部22に記憶された観光名所情報を参照して、ステップ201で受信されたユーザ位置に近い観光名所があるかどうかを判定する(ステップ202)。この判定は、例えば、ステップ201で受信されたユーザ位置を中心とした予め定められた半径の円内に観光名所位置が含まれる観光名所が存在するかどうかを調べることにより行えばよい。
その結果、ユーザ位置に近い観光名所があると判定されなければ、処理は終了するが、ユーザ位置に近い観光名所があると判定すれば、情報取得部23は、その観光名所を特定する。つまり、その観光名所の観光名所IDを特定する。そして、情報記憶部22に記憶された位置履歴情報を参照して、ステップ201で受信されたユーザIDに対するユーザ位置の履歴から、ステップ202で特定された観光名所への訪問回数を観光名所訪問回数として特定する(ステップ203)。例えば、ステップ201で受信されたユーザIDに対して履歴として記憶されたユーザ位置のうち、ステップ202で特定された観光名所IDに対応する観光名所位置を中心とした予め定められた半径内にあるユーザ位置の数を数えて、これを訪問回数とすればよい。但し、履歴内にそのようなユーザ位置が連続している場合は、これらをまとめて1回と数えるものとする。また、同じ日にそのようなユーザ位置が複数あった場合に、これらをまとめて1回と数えてもよい。
このようにステップ202で観光名所が特定され、ステップ203で訪問回数が特定されると、情報取得部23は、情報記憶部22に記憶された観光名所情報から、この特定された観光名所及び訪問回数に対応する観光名所ガイド情報を取得する(ステップ204)。具体的には、情報記憶部22に記憶された観光名所情報から、ステップ202で特定された観光名所IDに対応し、かつ、ステップ203で特定された観光名所訪問回数に対応する観光名所ガイド情報を取得する。
すると、送信部24が、ステップ204で取得された観光名所ガイド情報を端末装置10へ送信する(ステップ205)。
これにより、端末装置10では、受信部14が、ステップ205で送信された観光名所ガイド情報を受信する(ステップ103)。
すると、ユーザ方向特定部12が、ユーザ方向を特定する(ステップ104)。
その後、情報出力部15が、ステップ101で特定されたユーザ位置とステップ104で特定されたユーザ方向とに基づいて、観光名所が左耳に近いかどうかを判定する(ステップ105)。そして、観光名所が左耳に近いと判定すれば、情報出力部15は、観光名所ガイド情報を、左耳用音出力部97を介して、ユーザの左耳に伝達する(ステップ106)。また、観光名所が左耳に近くない、つまり、右耳に近いと判定すれば、情報出力部15は、観光名所ガイド情報を、右耳用音出力部97を介して、ユーザの右耳に伝達する(ステップ107)。
尚、ここでは、左耳用音出力部97及び右耳用音出力部97のうち、一方から音を出力し、他方から音を出力しないようにした。これは、使用者が向いている方向に対して第1の側に対象がある場合に、対象情報を、使用者の第1の側の聴覚に伝達し、使用者の第2の側の聴覚に伝達しないように、伝達手段を制御することの一例である。
しかしながら、左耳用音出力部97及び右耳用音出力部97からの音の出力の態様は、これには限らない。左耳用音出力部97及び右耳用音出力部97の両方から音を出力することを前提とし、観光名所から左耳及び右耳までの近さに応じて、左耳用音出力部97及び右耳用音出力部97から出力される音の大きさに差を付けて再生してもよい。例えば、左耳用音出力部97及び右耳用音出力部97のうち、観光名所から近い方の耳に観光名所から遠い方の耳よりも大音量で音を出力してよい。これは、使用者が向いている方向に対して第1の側に対象がある場合に、対象情報を、使用者の第1の側の聴覚に第1の音量で伝達し、使用者の第2の側の聴覚に第1の音量よりも小さい第2の音量で伝達するように、伝達手段を制御することの一例である。
また、観光名所が左耳及び右耳に同程度に近い場合には、情報出力部15は、観光名所ガイド情報を両耳に伝達するようにしてもよい。その際、ユーザが観光名所の方向を向いていて、観光名所が左耳及び右耳に同程度に近い場合は、ユーザが観光名所とは全く逆の方向を向いていて、観光名所が左耳及び右耳に同程度に近い場合よりも、大音量で音を出力するようにしてよい。
以上、左耳用音出力部97及び右耳用音出力部97からの音の出力の様々な態様を述べてきたが、これらは全て、使用者が向いている方向に対して第1の側及び第2の側の何れの側に対象があるかに応じて、伝達手段による対象情報の伝達を制御することの一例であると言える。
ここで、ステップ105の観光名所が左耳に近いかどうかを判定する方法について説明する。観光名所が左耳に近いかどうかの判定方法としては、観光名所から左耳までの距離と、観光名所から右耳までの距離とを求め、これらの距離の大小関係によって判定する方法も考えられる。しかしながら、以下では、ユーザが向いている方向に対して左側及び右側の何れの側に観光名所があるかによって判定する方法について説明する。
図6は、この判定方法について説明するための図である。尚、この図における座標も、図1に示したXY座標系で表すものとする。また、この図における方向は、X軸の正方向となす角度で表すものとし、X軸の正方向から左回りに180°以下の角度回転させた方向をプラスの角度で表し、X軸の正方向から右回りに180°以下の角度回転させた方向をマイナスの角度で表すものとする。更に、計算で得られた角度は、360°を加算又は減算することにより、−180°以上180°以下に正規化するものとする。
図示するように、観光名所Pは座標(XP,YP)の位置にあるとする。ユーザAは座標(XA,YA)の位置におり、ユーザAから観光名所Pへの方向はθA(90°<θA<180°)であるとする。このθAは座標(XP,YP)と座標(XA,YA)とから算出される。ここで、ユーザAがα1(0°<α1<90°)の方向を向いている場合を考える。これは、観光名所PがユーザAの左耳に近いと判定すべき場合である。このとき、θA及びα1は、上述した範囲の制限から、0°<θA−α1<180°を満たしている。一方、ユーザAがα2(−180°<α2<−90°)の方向を向いている場合を考える。これは、観光名所PがユーザAの右耳に近いと判定すべき場合である。このとき、θA及びα2は、上述した範囲の制限から、180°<θA−α2<360°を満たしており、360°を減算して正規化することにより、−180°<θA−α2<0°を満たしていることになる。
これを観光名所Pの周りの如何なる位置について考えてみても、ユーザAから観光名所Pへの方向θAと、ユーザAが向いている方向αとがなす角度(θA−α)について、0°<θA−α<180°が満たされる場合に、観光名所PがユーザAの左耳に近いと判定し、−180°<θA−α<0°を満たす場合に、観光名所PがユーザAの右耳に近いと判定すべきことが分かる。
尚、ここでは、θA―α=−180°,0°,180°である場合については述べなかったが、この場合は、観光名所PがユーザAの左耳及び右耳に同程度に近いと判定すればよい。また、θA―αが−180°,0°,180°以外に、観光名所PがユーザAの左耳及び右耳に同程度に近いと判定すべき範囲を設けてもよい。例えば、ある程度小さな角度δを予め設定しておき、θA―α<−180°+δ,―δ<θA―α<δ,θA―α>180°―δが満たされる場合に、観光名所PがユーザAの左耳及び右耳に同程度に近いと判定してもよい。
更に、θA―α=0°である場合と、θA―α=−180°,180°である場合とに差を設けてもよい。具体的には、θA―α=0°である場合には、ユーザAが観光名所の方向を向いていて、観光名所PがユーザAの左耳及び右耳に同程度に近いと判定し、θA―α=−180°,180°である場合には、ユーザAが観光名所とは全く逆の方向を向いていて、観光名所PがユーザAの左耳及び右耳に同程度に近いと判定してもよい。更にまた、―δ<θA―α<δが満たされる場合には、ユーザAが観光名所の方向を向いていて、観光名所PがユーザAの左耳及び右耳に同程度に近いと判定し、θA―α<−180°+δ,θA―α>180°―δが満たされる場合には、ユーザAが観光名所とは全く逆の方向を向いていて、観光名所PがユーザAの左耳及び右耳に同程度に近いと判定してもよい。
[第2の実施の形態]
本実施の形態は、端末装置を装着した警備員(ユーザ)がオフィスビルを巡回警備する際の実施の形態である。オフィスビルには一般に集中管理室があり、室内電力の利用状況、従業員入退出情報、終夜運転機器の事前届け出情報等がこの集中管理室で管理されており、これらの情報に基づいて巡回時の確認ポイントが設定される。本実施の形態では、端末装置が、確認ポイントに関する確認ガイド情報を警備員に伝達する。ここで、確認ポイントは、ユーザが確認する施設の一例であり、確認ガイド情報は、施設の確認内容を指示する指示情報の一例である。
図7は、このような巡回警備の経路の例を示した図である。図示するように、地点QAから地点QBまでの間に、巡回時の確認ポイントQ1,Q2,Q3,Q4があるとする。そして、確認ポイントQ1,Q2,Q3,Q4の順に巡回する経路を矢印で示している。ここで、警備員は、例えば地点QAから地点QBまでの経路を1日に4回巡回しているとする。尚、1回目の巡回は20時に、2回目の巡回は23時に、3回目の巡回は2時に、4回目の巡回は5時に、それぞれ行うものとする。
警備員は、確認ポイントQ1,Q2,Q3,Q4で、消灯及び施錠の確認、残留者の確認、終夜運転機器の確認(例えば、誤動作、発煙、発火の確認)等を行うが、その日の何回目の巡回であるか(何時の巡回であるか)によって行うべき確認が異なる。
例えば、端末装置を装着した警備員が過去に巡回したときの履歴情報から、20時には確認ポイントQ2,Q3,Q4で業務遂行中であり、終夜運転機器は確認ポイントQ4にのみ設置されていることが推測できたとする。すると、警備員は20時に、確認ポイントQ1について消灯及び施錠の確認を行い、確認ポイントQ2,Q3,Q4について残留者の確認を行い、確認ポイントQ4については更に終夜運転機器の確認を行えばよい。
また、端末装置を装着した警備員が過去に巡回したときの履歴情報から、23時には確認ポイントQ4のみ業務遂行中であることが推測できたとする。すると、警備員は23時に、確認ポイントQ1,Q2,Q3について消灯及び施錠の確認を行い、確認ポイントQ4について残留者の確認及び終夜運転機器の確認を行えばよい。
更に、端末装置を装着した警備員が過去に巡回したときの履歴情報から、2時及び5時には確認ポイントQ1,Q2,Q3,Q4に従業員は不在であることが推測できたとする。すると、警備員は2時及び5時に、確認ポイントQ1,Q2,Q3,Q4について消灯及び施錠の確認を行い、確認ポイントQ4については更に終夜運転機器の確認を行えばよい。
即ち、本実施の形態において、端末装置は、警備員の位置を検出する位置検出部を有し、位置検出部が検出した警備員の位置及びその位置への訪問回数に応じた確認ガイド情報を音声で再生する。その際、端末装置は、左右の耳に流す音声のバランスにより確認ポイントへ導くようガイドする。
加えて、端末装置は、マイクを有している。そして、警備員が巡回確認結果をマイクに対して発声すると、端末装置は、時刻及び位置と共に巡回確認結果をクラウド上のサーバへ送信し、クラウド上にこれらの情報が記録される。
図8は、第2の実施の形態におけるコンピュータシステム2の機能構成例を示したブロック図である。図示するように、第2の実施の形態におけるコンピュータシステム2は、情報伝達装置の一例としての端末装置30と、送信装置の一例としてのサーバ40とが、通信回線を介して接続されることにより構成される。
まず、端末装置30の機能構成について説明する。端末装置30は、ユーザ位置特定部31と、ユーザ方向特定部32と、送信部33と、受信部34と、情報出力部35と、情報取得部36とを備える。
ユーザ位置特定部31及ユーザ方向特定部32は、第1の実施の形態のユーザ位置特定部11及びユーザ方向特定部12と同じなので、説明を省略する。
送信部33は、ユーザIDと、ユーザ位置特定部31が特定したユーザ位置とを、サーバ20に送信する。ユーザIDについては、第1の実施の形態で述べたので、説明を省略する。また、第2の実施の形態では、警備員による確認ポイントの確認の結果の情報(以下、「確認結果情報」という)も、サーバ20に送信する。
受信部34は、確認ガイド情報をサーバ20から受信する。ここで、確認ガイド情報は、確認ポイント及び訪問回数に応じて異なる。本実施の形態では、使用者の行動の履歴情報に応じて、対象情報を変更する変更手段の一例として、受信部34を設けている。
情報出力部35は、受信部34が受信した確認ガイド情報を、ユーザに対して出力する。ここで、確認ガイド情報の出力は、これに限るものではないが、以下では、音出力部97(図19参照)を介して音声によって行うものとする。その際、情報出力部35は、確認ガイド情報を、確認ポイントが左耳に近い場合には、左耳用音出力部97を介して出力し、確認ポイントが右耳に近い場合には、右耳用音出力部97を介して出力する。本実施の形態では、対象情報を使用者に伝達する伝達手段の一例として、また、使用者が向いている方向と対象の位置との関係に応じて対象情報の伝達を制御する制御手段の一例として、情報出力部35を設けている。
情報取得部36は、警備員が音入力部96(図19参照)に音声で入力した確認結果情報を取得する。本実施の形態では、施設の確認内容を示す使用者の音声を取得する取得手段の一例として、情報取得部36を設けている。
次に、サーバ40の機能構成について説明する。サーバ40は、受信部41と、情報記憶部42と、情報取得部43と、送信部44と、情報更新部45とを備える。
受信部41は、ユーザID及びユーザ位置を端末装置30から受信する。また、第2の実施の形態では、確認結果情報も端末装置30から受信する。
情報記憶部42は、確認ポイントに関する情報(以下、「確認ポイント情報」という)と、過去のユーザ位置の履歴情報(位置履歴情報)とを記憶する。確認ポイント情報の具体的な内容については後述する。位置履歴情報の具体的な内容については第1の実施の形態で説明したので省略する。但し、本実施の形態では、確認ポイントをその確認とは別の目的で訪れることも考えられる。そこで、このような場合に取得される確認ガイド情報に位置履歴情報が影響を与えないよう、確認ポイントを確認のために訪れるときのみ端末装置30を巡回モードに設定しておき、端末装置30が巡回モードに設定されている場合にのみ位置履歴情報を記録するようにしてもよい。この場合、位置履歴情報は、特定の場所への使用者の行動のための訪問の履歴を示す訪問履歴情報の一例である。
情報取得部43は、情報記憶部42に記憶された確認ポイント情報を参照して、受信部41が受信したユーザ位置に近い確認ポイントを特定し、情報記憶部42に記憶された位置履歴情報を参照して、受信部41が受信したユーザIDに対するユーザ位置の履歴からこの確認ポイントの訪問回数を特定する。そして、情報記憶部42に記憶された確認ポイント情報を参照して、これらの特定された確認ポイント及び訪問回数に対応する確認ガイド情報を取得する。
送信部44は、情報取得部43が取得した確認ポイント情報を端末装置30へ送信する。
情報更新部45は、受信部41が受信した確認結果情報に基づいて、情報記憶部42に記憶された確認ポイント情報に含まれる確認ガイド情報を更新する。本実施の形態では、過去の施設の確認内容の履歴を更新する更新手段の一例として、情報更新部45を設けている。
図9は、情報記憶部42に記憶された確認ポイント情報の例を示した図である。図示するように、確認ポイント情報は、確認ポイントIDと、確認ポイント位置と、確認ポイント訪問回数と、確認ガイド情報とを対応付けたものである。
確認ポイントIDは、確認ポイントの識別情報である。
確認ポイント位置は、対応する確認ポイントIDで識別される確認ポイントの位置である。ここでは、確認ポイント位置を、図7に示したXY座標系における座標で示している。
確認ポイント訪問回数は、対応する確認ポイントIDで識別される確認ポイントへの訪問回数である。
確認ガイド情報は、対応する確認ポイントIDで識別される確認ポイントで確認すべき内容を示すガイド情報である。ここでは、確認ガイド情報を記号で示したが、例えば、確認ガイド情報M_Q1_1は、確認ポイントQ1を20時に確認する際のガイド情報とし、確認ガイド情報M_Q1_2は、確認ポイントQ1を23時に確認する際のガイド情報とし、確認ガイド情報M_Q1_3は、確認ポイントQ1を2時に確認する際のガイド情報とし、確認ガイド情報M_Q1_4は、確認ポイントQ1を5時に確認する際のガイド情報としてよい。これらの確認ガイド情報は、上述したように、端末装置30を装着した警備員が過去に巡回したときの履歴情報から決定されたものである。即ち、確認ガイド情報は、施設を確認する場所へ使用者が訪問した回数に対応する時間ごとに、過去の施設の確認内容の履歴に基づいて決定された指示情報の一例である。
例えば、図9の確認ポイント情報においては、確認ポイントQ1が図7のXY座標系における座標(XQ1,YQ1)に位置することが示されている。また、確認ポイントQ1への1回目の訪問においては、確認ガイド情報M_Q1_1が取得され、確認ポイントQ1への2回目の訪問においては、確認ガイド情報M_Q1_2が取得され、確認ポイントQ1への3回目の訪問においては、確認ガイド情報M_Q1_3が取得され、確認ポイントQ1への4回目の訪問においては、確認ガイド情報M_Q1_4が取得されることが示されている。
図10は、第2の実施の形態におけるコンピュータシステム2の動作例を示したシーケンス図である。
ステップ301及びステップ302、ステップ401乃至ステップ405、及び、ステップ303乃至ステップ307の処理は、第1の実施の形態のステップ101及びステップ102、ステップ201乃至ステップ205、及び、ステップ103乃至ステップ107の処理において、観光名所を確認ポイントとし、観光名所ガイド情報を確認ガイド情報としたものであるので、説明を省略する。
このようにしてステップ306及びステップ307で確認ガイド情報がユーザに伝達されると、端末装置30では、情報取得部36が、音入力部96を介して入力された確認結果情報を取得する(ステップ308)。
すると、送信部33が、確認結果情報をサーバ40へ送信する(ステップ309)。
これにより、サーバ40では、受信部41が、ステップ309で送信された確認結果情報を受信する(ステップ406)。
すると、情報更新部45が、ステップ406で受信された確認結果情報に基づいて、情報記憶部42に記憶された確認ポイント情報に含まれる確認ガイド情報を更新する(ステップ407)。例えば、ある確認ポイントを20時に確認する際の確認ガイド情報として、消灯及び施錠の確認をすべき旨の情報が記憶されている場合に、最近の巡回でその確認ポイントで業務遂行中であることが多くなっていれば、残留者の確認をすべき旨の情報に更新する。
[第3の実施の形態]
本実施の形態は、端末装置を装着した見学者(ユーザ)が美術館を見学する際の実施の形態である。本実施の形態では、端末装置が、美術品に関するガイド情報(以下、「美術品ガイド情報」という)を見学者に伝達する。ここで、見学するという行動は、見るという行動の一例であり、美術品は、ユーザが見る対象物である被視体の一例であり、美術品ガイド情報は、被視体に関する説明を行う説明情報の一例である。
ところで、美術館で音声ガイドによる案内を実施する場合、通常は同じ内容の音声ガイドが繰り返し再生されるので、その美術館を複数回訪れた見学者は音声ガイドを聞かないことも多い。また、美術館では、一般に、一応の見学順序はあるものの、彫刻等の多方向から見学できる美術品もあり、また、どの美術品を見学するかも自由であることから、一度見学した美術品を再度見直す場合もある。
図11は、このような美術館における見学の経路の例を示した図である。図示するように、地点RAから地点RBまでの間に、美術品R1,R2,R3,R4があるとする。但し、ここでは、見学順序が自由であることを踏まえて、美術品R1を見学した後、美術品R2を見学し、次に、美術品R1を再び見学し、その後、美術品R2を別方向から見学し、最後に美術品R4を見学する経路を、矢印で示している。
そこで、本実施の形態では、端末装置が、美術品R1,R2,R3,R4のうちどの美術品を見学しているかだけでなく、その美術品をどの方向から見学しているか、どの美術品を見学した後にその美術品を見学しているか等の情報によっても、音声ガイドの内容を変化させて再生する。これにより、美術品の魅力的な鑑賞の方向を伝えたり、美術品の時代による作風の変遷や複数の美術品を見比べた際の特徴等を伝えたりする。
図12は、第3の実施の形態におけるコンピュータシステム3の機能構成例を示したブロック図である。図示するように、第3の実施の形態におけるコンピュータシステム3は、情報伝達装置の一例としての端末装置50と、送信装置の一例としてのサーバ60とが、通信回線を介して接続されることにより構成される。
まず、端末装置50の機能構成について説明する。端末装置50は、ユーザ位置特定部51と、送信部53と、受信部54と、情報出力部55とを備える。
ユーザ位置特定部51及び送信部53は、第1の実施の形態のユーザ位置特定部11及び送信部13と同じなので、説明を省略する。
受信部54は、美術品ガイド情報をサーバ60から受信する。ここで、美術品ガイド情報は、美術品、訪問回数、鑑賞方向及び見学済美術品に応じて異なる。本実施の形態では、使用者の行動の履歴情報に応じて、対象情報を変更する変更手段、使用者が被視体を見る方向に応じて、説明情報を変更する変更手段、使用者が複数の被視体の中で被視体の前に他の何れの被視体を見たかに応じて、説明情報を変更する変更手段の一例として、受信部54を設けている。或いは、見学済美術品は、現在見学中の美術品までの美術品の見学順序であってもよい。この場合、受信部54は、使用者が被視体を含む複数の被視体を見た順序に応じて、説明情報を変更する変更手段の一例となる。
情報出力部55は、受信部54が受信した美術品ガイド情報を、ユーザに対して出力する。ここで、美術品ガイド情報の出力は、これに限るものではないが、以下では、音出力部97(図19参照)を介して音声によって行うものとする。本実施の形態では、対象情報を使用者に伝達する伝達手段の一例として、情報出力部55を設けている。
次に、サーバ60の機能構成について説明する。サーバ60は、受信部61と、情報記憶部62と、情報取得部63と、送信部64とを備える。
受信部61は、ユーザID及びユーザ位置を端末装置30から受信する。
情報記憶部62は、美術品に関する情報(以下、「美術品情報」という)と、過去のユーザ位置の履歴情報(位置履歴情報)とを記憶する。美術品情報の具体的な内容については後述する。位置履歴情報の具体的な内容については第1の実施の形態で説明したので省略する。
情報取得部63は、情報記憶部62に記憶された美術品情報を参照して、受信部61が受信したユーザ位置に近い美術品を特定し、このユーザ位置と美術品の位置とから鑑賞方向を特定する。また、情報記憶部62に記憶された位置履歴情報を参照して、受信部61が受信したユーザIDに対するユーザ位置の履歴からこの美術品の訪問回数及び見学済美術品を特定する。そして、情報記憶部62に記憶された美術品情報を参照して、これらの特定された美術品、訪問回数、鑑賞方向及び見学済美術品に対応する美術品ガイド情報を取得する。或いは、見学済美術品は、現在見学中の美術品までの美術品の見学順序であってもよい。
送信部64は、情報取得部63が取得した美術品ガイド情報を端末装置50へ送信する。
図13は、情報記憶部62に記憶された美術品情報の例を示した図である。図示するように、美術品情報は、美術品IDと、美術品位置と、美術品訪問回数と、美術品鑑賞方向と、見学済美術品IDと、美術品ガイド情報とを対応付けたものである。
美術品IDは、美術品の識別情報である。
美術品位置は、対応する美術品IDで識別される美術品の位置である。ここでは、美術品位置を、図11に示したXY座標系における座標で示している。
美術品訪問回数は、対応する美術品IDで識別される美術品が展示された場所への訪問回数である。
美術品鑑賞方向は、対応する美術品IDで識別される美術品を鑑賞する方向である。実際は、美術品の正面からの方向、美術品の左側からの方向、美術品の右側からの方向等、美術品に対する相対的な方向を用いるのが望ましいが、ここでは、簡単のため、全ての美術品に共通に設定された方向θ1、θ2、θ3、及び、θ4を用いるものとする。また、「any」は、如何なる鑑賞方向であってもよいことを示す。
見学済美術品IDは、対応する美術品IDで識別される美術品の前に既に見学した美術品の識別情報である。ここで、「other」は、その上に列挙した美術品以外の美術品を見学済であること又はどの美術品も見学済でないことを示す。また、「any」は、どの美術品を見学済であってもよくどの美術品も見学済でなくてもよいことを示す。
美術品ガイド情報は、対応する美術品IDで識別される美術品に関するガイド情報である。ここでは、美術品ガイド情報を記号で示したが、例えば、美術品ガイド情報M_R1_100は、美術品R1に関する基本的なガイド情報とし、美術品ガイド情報M_R1_200は、美術品R1に関する詳細なガイド情報としてよい。
例えば、図12の美術品情報においては、美術品R1が図1のXY座標系における座標(XR1,YR1)に位置することが示されている。また、美術品R1が展示された場所への1回目の訪問においては、美術品ガイド情報M_R1_100が取得され、美術品R1が展示された場所への2回目の訪問においては、美術品ガイド情報M_R1_200が取得されることが示されている。更に、美術品R1が展示された場所への3回目の訪問においては、鑑賞方向がθ1であれば、美術品ガイド情報M_R1_310が取得され、鑑賞方向がθ2であれば、美術品ガイド情報M_R1_320が取得され、鑑賞方向がθ3であれば、美術品ガイド情報M_R1_330が取得され、鑑賞方向がθ4であれば、美術品ガイド情報M_R1_340が取得されることが示されている。更にまた、美術品R1が展示された場所への4回目の訪問においては、美術品R2が見学済みであれば、美術品ガイド情報M_R1_402が取得され、美術品R3が見学済みであれば、美術品ガイド情報M_R1_403が取得され、美術品R4が見学済みであれば、美術品ガイド情報M_R1_404が取得され、美術品R2,R3,R4の何れも見学済みでなければ、美術品ガイド情報M_R1_400が取得されることが示されている。
尚、ここでは、鑑賞方向θ1、θ2、θ3、θ4のそれぞれに対し、見学済美術品がどれであっても同じ美術品ガイド情報を定義し、見学済美術品R2,R3,R4,otherのそれぞれに対し、鑑賞方向がどの方向であっても同じ美術品ガイド情報を定義したが、この限りではない。鑑賞方向θ1、θ2、θ3、θ4のそれぞれに対し、見学済美術品がどれであるかによって異なる美術品ガイド情報を定義してもよい。
図14は、第3の実施の形態におけるコンピュータシステム3の動作例を示したシーケンス図である。
図示するように、端末装置50では、まず、ユーザ位置特定部51が、ユーザ位置を特定する(ステップ501)。
すると、送信部53が、ユーザIDと、ステップ501で特定されたユーザ位置とを、サーバ60へ送信する(ステップ502)。
これにより、サーバ60では、受信部61が、ステップ502で送信されたユーザID及びユーザ位置を受信する(ステップ601)。
すると、情報取得部63が、情報記憶部62に記憶された美術品情報を参照して、ステップ601で受信されたユーザ位置に近い美術品があるかどうかを判定する(ステップ602)。この判定は、例えば、ステップ601で受信されたユーザ位置を中心とした予め定められた半径の円内に美術品位置が含まれる美術品が存在するかどうかを調べることにより行えばよい。
その結果、ユーザ位置に近い美術品があると判定されなければ、処理は終了するが、ユーザ位置に近い美術品があると判定すれば、情報取得部63は、その美術品を特定する。つまり、その美術品の美術品IDを特定する。そして、ステップ601で受信されたユーザ位置からステップ602で特定された美術品に対応する美術品位置への方向を美術品鑑賞方向として特定する(ステップ603)。
また、情報取得部63は、情報記憶部62に記憶された位置履歴情報を参照して、ステップ601で受信されたユーザIDに対するユーザ位置の履歴から、ステップ602で特定された美術品が展示された場所への訪問回数を美術品訪問回数として特定する(ステップ604)。その際、ユーザ位置の履歴としては、この処理を行っている日の履歴を参照するとよい。例えば、ステップ601で受信されたユーザIDに対してこの日に履歴として記憶されたユーザ位置のうち、ステップ602で特定された美術品IDに対応する美術品位置を中心とした予め定められた半径内にあるユーザ位置の数を数えて、これを訪問回数とすればよい。但し、履歴内にそのようなユーザ位置が連続している場合は、これらをまとめて1回と数えるものとする。
更に、情報取得部63は、情報記憶部62に記憶された位置履歴情報を参照して、ステップ601で受信されたユーザIDに対するユーザ位置の履歴から、ステップ602で特定された美術品以外の美術品が展示された場所への訪問の有無を調べることにより、ステップ602で特定された美術品以外の見学済美術品を特定する(ステップ605)。つまり、見学済美術品の美術品IDである見学済美術品IDを特定する。その際、ユーザ位置の履歴としては、この処理を行っている日の履歴を参照するとよい。例えば、ステップ601で受信されたユーザIDに対してこの日に履歴として記憶されたユーザ位置に、ステップ602で特定されたものではない美術品IDに対応する美術品位置を中心とした予め定められた半径内にあるユーザ位置が含まれているかどうかを調べて、含まれていればその美術品IDを見学済美術品IDとするとよい。
このようにステップ602で美術品が特定され、ステップ603で鑑賞方向が特定され、ステップ604で訪問回数が特定され、ステップ605で見学済美術品が特定されると、情報取得部63は、情報記憶部62に記憶された美術品情報から、この特定された美術品、訪問回数、鑑賞方向及び見学済美術品に対応する美術品ガイド情報を取得する(ステップ606)。具体的には、情報記憶部62に記憶された美術品情報から、ステップ602で特定された美術品IDに対応し、ステップ604で特定された美術品訪問回数に対応し、ステップ603で特定された美術品鑑賞方向に対応し、かつ、ステップ605で特定された見学済美術品IDに対応する美術品ガイド情報を取得する。
すると、送信部64が、ステップ606で取得された美術品ガイド情報を端末装置50へ送信する(ステップ607)。
これにより、端末装置50では、受信部54が、ステップ607で送信された美術品ガイド情報を受信する(ステップ503)。
すると、情報出力部55が、ステップ503で受信された美術品ガイド情報をユーザに伝達する(ステップ504)。
[第4の実施の形態]
本実施の形態は、端末装置を装着した参加者(ユーザ)が複数回にわたる会議、ミーティング、会合等(以下、単に「会議」という)に参加する際の実施の形態である。本実施の形態では、端末装置が、会議に関するガイド情報(以下、「会議ガイド情報」という)を参加者に伝達する。ここで、会議は、ユーザが参加する行事の一例であり、会議ガイド情報は、行事の過去の経緯に関する説明を行う説明情報の一例である。
ところで、複数回にわたって開催される会議には、初期参加者に加え、新規参加者、欠席者、離脱者がいる。ここで、初期参加者は、第1回の会議から参加している参加者である。新規参加者は、第2回以降のある回の会議から新たに参加した参加者である。欠席者は、第2回以降のある回の会議に参加しなかったが、その回以降のある回の会議に再び参加した参加者である。離脱者は、第2回以降のある回の会議に参加せず、その回以降の会議にも参加しなかった参加者である。
図15は、複数回にわたる会議における参加者の変遷の例を示した図である。図では、初期参加者を細い実線の丸で、新規参加者を太い実線の丸で、欠席者を細い破線の丸で、離脱者を太い破線の丸で、それぞれ示している。即ち、第1回の会議には初期参加者としてユーザA,B,C,Dが参加したが、第2回の会議にはユーザCが欠席し、第2回の会議以降ユーザDは離脱し、第3回の会議にはユーザEが新規参加者として参加したことが示されている。
このような状況で、第2回以降の会議では、今回からの新規参加者や前回の欠席者に対して、今までの経緯を説明する必要がある。しかしながら、これは前回の参加者にとっては不要な情報であり時間の無駄になってしまう。前回の参加者に対しては、前回の振り返りを提示して会議に入り易くすることが望ましい。つまり、同じ会議の場にいる参加者のうち、前回の参加者には前回の振り返りを、今回からの新規参加者及び前回の欠席者には今までの経緯を、分けて提供すべきである。
そこで、本実施の形態では、端末装置を装着した参加者が会議に参加すると、端末装置が、位置検出部により検出された過去の訪問履歴に基づいて、参加者が、前回の参加者か、今回からの新規参加者又は前回の欠席者かを判断する。そして、会議ガイド情報として、前回の参加者には前回の振り返りを、今回からの新規参加者又は前回の欠席者には今までの経緯を、各参加者の必要に応じた内容で個別に伝達し、各個人が同じ理解度の状態で会議に参加できるようにする。
図16は、第4の実施の形態におけるコンピュータシステム4の機能構成例を示したブロック図である。図示するように、第4の実施の形態におけるコンピュータシステム4は、情報伝達装置の一例としての端末装置70と、送信装置の一例としてのサーバ80とが、通信回線を介して接続されることにより構成される。
まず、端末装置70の機能構成について説明する。端末装置70は、ユーザ位置特定部71と、送信部73と、受信部74と、情報出力部75とを備える。
ユーザ位置特定部71及び送信部73は、第1の実施の形態のユーザ位置特定部11及び送信部13と同じなので、説明を省略する。
受信部74は、会議ガイド情報をサーバ80から受信する。ここで、会議ガイド情報は、会議、今回の開催及び前回の参加の有無に応じて異なる。本実施の形態では、使用者の行動の履歴情報に応じて、対象情報を変更する変更手段の一例として、受信部74を設けている。
情報出力部75は、受信部74が受信した会議ガイド情報を、ユーザに対して出力する。ここで、会議ガイド情報の出力は、これに限るものではないが、以下では、音出力部97(図19参照)を介して音声によって行うものとする。本実施の形態では、対象情報を使用者に伝達する伝達手段の一例として、情報出力部75を設けている。
次に、サーバ80の機能構成について説明する。サーバ80は、受信部81と、情報記憶部82と、情報取得部83と、送信部84とを備える。
受信部81は、ユーザID及びユーザ位置を端末装置70から受信する。
情報記憶部82は、会議に関する情報(以下、「会議情報」という)と、過去のユーザ位置の履歴情報(位置履歴情報)とを記憶する。会議情報の具体的な内容については後述する。位置履歴情報の具体的な内容については第1の実施の形態で説明したので省略する。但し、本実施の形態において、位置履歴情報は、特定の場所への使用者の訪問の有無である訪問履歴情報の一例という意味合いを持つ。また、本実施の形態では、会議室を会議への参加とは別の目的で訪れることも考えられる。そこで、このような場合に取得される会議ガイド情報に位置履歴情報が影響を与えないよう、会議室を会議への参加のために訪れるときのみ端末装置70を会議モードに設定しておき、端末装置70が会議モードに設定されている場合にのみ位置履歴情報を記録するようにしてもよい。この場合、位置履歴情報は、特定の場所への使用者の行動のための訪問の履歴を示す訪問履歴情報の一例である。
情報取得部83は、情報記憶部82に記憶された会議情報を参照して、受信部81が受信したユーザ位置に近い場所で開催されている会議と、その会議の今回の開催とを特定し、情報記憶部82に記憶された位置履歴情報を参照して、受信部81が受信したユーザIDに対するユーザ位置の履歴からこの会議の前回の開催に対するユーザの参加の有無を特定する。そして、情報記憶部82に記憶された会議情報を参照して、これらの特定された会議、今回の開催及び前回の参加の有無に対応する会議ガイド情報を取得する。
送信部84は、情報取得部83が取得した会議ガイド情報を端末装置70へ送信する。
図17は、情報記憶部82に記憶された会議情報の例を示した図である。図示するように、会議情報は、会議IDと、会議開催位置と、会議開催回数と、前回開催参加有無と、会議ガイド情報とを対応付けたものである。
会議IDは、会議の識別情報である。
会議開催位置は、対応する会議IDで識別される会議が開催される会議室等の位置である。ここでは、会議開催位置を、図示しないが、例えば会議室フロアに予め設定されたXY座標系における座標で示している。
会議開催回数は、対応する会議IDで識別される会議が開催される回数である。ここでは、会議開催回数として、初回の開催の回数である「1」から今回の開催の回数である「4」までを記憶している。つまり、会議開催回数として複数の回数が記憶されている場合は、それらの回数のうちの最も大きな回数が今回の開催の回数である。また、会議開催回数のそれぞれには、その回数の開催の日時が関連付けられているものとする。
前回開催参加有無は、対応する会議IDで識別される会議の前回の開催に参加したかどうかを示す情報である。「YES」は前回の開催に参加したことを示し、「NO」は前回の開催に参加していないことを示す。
会議ガイド情報は、対応する会議IDで識別される会議に関するガイド情報である。ここでは、会議ガイド情報を記号で示したが、例えば、会議ガイド情報M_S1_41は、会議S1の第3回の振り返りに関するガイド情報とし、会議ガイド情報M_S1_40は、会議S1の今までの経緯に関するガイド情報としてよい。
例えば、図17の会議情報においては、会議S1が座標(XS1,YS1)に位置する会議室等で開催されていることが示されている。また、会議S1の今回の開催である第4回の開催においては、前回の開催に出席したユーザについては会議ガイド情報M_S1_41が取得され、前回の開催に欠席したユーザについては会議ガイド情報M_S1_40が取得されることが示されている。
図18は、第4の実施の形態におけるコンピュータシステム4の動作例を示したシーケンス図である。
図示するように、端末装置70では、まず、ユーザ位置特定部71が、ユーザ位置を特定する(ステップ701)。
すると、送信部73が、ユーザIDと、ステップ701で特定されたユーザ位置とを、サーバ80へ送信する(ステップ702)。
これにより、サーバ80では、受信部81が、ステップ702で送信されたユーザID及びユーザ位置を受信する(ステップ801)。
すると、情報取得部83が、情報記憶部82に記憶された会議情報を参照して、ステップ801で受信されたユーザ位置に近い場所で開催されている会議があるかどうかを判定する(ステップ802)。この判定は、例えば、ステップ801で受信されたユーザ位置を中心とした予め定められた半径の円内に会議開催位置が含まれる会議が存在するかどうかを調べることにより行えばよい。
その結果、ユーザ位置に近い場所で開催されている会議があると判定されなければ、処理は終了するが、ユーザ位置に近い場所で開催されている会議があると判定すれば、情報取得部83は、その会議を特定する。つまり、その会議の会議IDを特定する。そして、情報記憶部82に記憶された会議情報を参照して、ステップ802で特定された会議の今回の会議開催回数を特定する(ステップ803)。具体的には、ステップ802で特定された会議に対応する会議開催回数のうち、最も回数が大きな会議開催回数を、今回の会議開催回数として特定する。
また、情報記憶部82に記憶された位置履歴情報を参照して、ステップ801で受信されたユーザIDに対するユーザ位置の履歴から、ステップ802で特定された会議の前回の開催に対する参加の有無を前回開催参加有無として特定する(ステップ804)。例えば、まず、情報記憶部82に記憶された会議情報を参照して、ステップ803で特定された今回の会議開催回数よりも1つ少ない前回の会議開催回数を求め、この前回の会議開催回数に関連付けられた日時を求める。次に、ステップ801で受信されたユーザIDに対してこの日時に履歴として記憶されたユーザ位置に、ステップ802で特定された会議に対応する会議開催位置を中心とした予め定められた半径内にあるユーザ位置が含まれているかどうかを調べることにより、前回開催参加有無を特定する。
このようにステップ802で会議が特定され、ステップ803で今回の会議開催回数が特定され、ステップ804で前回開催参加有無が特定されると、情報取得部83は、情報取得部83に記憶された会議情報から、この特定された会議、今回の会議開催回数及び前回開催参加有無に対応する会議ガイド情報を取得する(ステップ805)。具体的には、情報記憶部82に記憶された会議情報から、ステップ802で特定された会議IDに対応し、ステップ803で特定された会議開催回数に対応し、かつ、ステップ804で特定された前回開催参加有無に対応する会議ガイド情報を取得する。
すると、送信部84が、ステップ805で取得された会議ガイド情報を端末装置70へ送信する(ステップ806)。
これにより、端末装置70では、受信部74が、ステップ806で送信された会議ガイド情報を受信する(ステップ703)。
すると、情報出力部75が、ステップ703で受信された会議ガイド情報をユーザに伝達する(ステップ704)。
[端末装置のハードウェア構成]
第1乃至第4の実施の形態における端末装置10,30,50,70は、使用ユーザの聴覚に直接情報を伝達する所謂ヒアラブルデバイスにより実現するとよい。そこで、端末装置10,30,50,70がヒアラブルデバイス90により実現されるものとして、このヒアラブルデバイス90のハードウェア構成について説明する。
図19は、ヒアラブルデバイス90のハードウェア構成を示した図である。図示するように、ヒアラブルデバイス90は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)91と、記憶手段であるメインメモリ92及びHDD(Hard Disk Drive)93とを備える。ここで、CPU91は、OS(Operating System)やアプリケーション等の各種ソフトウェアを実行し、上述した各処理部を実現する。また、メインメモリ92は、各種ソフトウェアやその実行に用いるデータ等を記憶し、HDD93は、各種ソフトウェアに対する入力データや各種ソフトウェアからの出力データ等を記憶する。更に、ヒアラブルデバイス90は、使用ユーザが各種操作を行うための操作部94と、外部との通信を行うための通信インターフェース(図では「通信I/F」と表記)95と、マイクロフォン等から音が入力される音入力部96と、イヤフォン、ヘッドフォン等に対して音を出力する音出力部97とを備える。尚、このイヤフォン、ヘッドフォン等は、空気の振動を頭蓋骨に直接伝えることで音を伝える骨伝導イヤフォン、骨伝導ヘッドフォン等であってもよい。更にまた、ヒアラブルデバイス90は、GPS(Global Positioning System)等を用いて自身の位置を検出する位置検出部98と、地磁気センサ、加速度センサ等を用いて自身の向きを検出する向き検出部99とを備える。但し、第3及び第4の実施の形態では、向き検出部99は備えていなくてもよい。
ここで、ヒアラブルデバイス90は、イヤフォン型又はヘッドフォン型のデバイスであってよい。ヒアラブルデバイス90がイヤフォン型のデバイスである場合、ヒアラブルデバイス90は、本デバイスを使用ユーザの一方の耳に装着するための装着手段を備えることになる。また、ヒアラブルデバイス90がヘッドフォン型のデバイスである場合、ヒアラブルデバイス90は、本デバイスを使用ユーザの頭に装着するための装着手段を備えることになる。
或いは、ヒアラブルデバイス90は、イヤフォン、ヘッドフォン等に接続されたスマートフォン、タブレット端末等の携帯情報端末であってもよい。
[サーバのハードウェア構成]
第1乃至第4の実施の形態におけるサーバ20,40,60,80は、汎用のコンピュータにより実現するとよい。そこで、サーバ20,40,60,80がコンピュータ100により実現されるものとして、このコンピュータ100のハードウェア構成について説明する。
図20は、コンピュータ100のハードウェア構成を示した図である。図示するように、コンピュータ100は、演算手段であるCPU110と、記憶手段であるメインメモリ120及びHDD130とを備える。ここで、CPU110は、OSやアプリケーション等の各種ソフトウェアを実行し、上述した各処理部を実現する。また、メインメモリ120は、各種ソフトウェアやその実行に用いるデータ等を記憶し、HDD130は、各種ソフトウェアに対する入力データや各種ソフトウェアからの出力データ等を記憶し、これらの一方又は両方が各記憶部を実現する。更に、コンピュータ100は、外部との通信を行うための通信インターフェース(図では「通信I/F」と表記)140と、ディスプレイ等の表示デバイス150と、キーボードやマウス等の入力デバイス160とを備える。
[プログラム]
第1乃至第4の実施の形態における端末装置10,30,50,70が行う処理は、例えば、アプリケーションソフトウェア等のプログラムとして用意される。
即ち、第1乃至第4の実施の形態を実現するプログラムは、コンピュータに、使用者の行動の対象に関する対象情報を、使用者に伝達する機能と、使用者の行動の履歴情報に応じて、対象情報を変更する機能とを実現させるためのプログラムとして捉えられる。
また、第1乃至第4の実施の形態を実現するプログラムは、コンピュータに、使用者の行動の対象に関する対象情報を、使用者に伝達する機能と、使用者が向いている方向と対象の位置との関係に応じて、対象情報の伝達を制御する機能とを実現させるためのプログラムとしても捉えられる。
尚、本実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
10,30,50,70…端末装置、11,31,51,71…ユーザ位置特定部、12,32…ユーザ方向特定部、13,33,53,73…送信部、14,34,54,74…受信部、15,35,55,75…情報出力部、36…情報取得部、20,40,60,80…サーバ、21,41,61,81…受信部、22,42,62,82…情報記憶部、23,43,63,83…情報取得部、24,44,64,84…送信部、45…情報更新部

Claims (20)

  1. 使用者の行動の対象に関する対象情報を、当該使用者に伝達する伝達手段と、
    前記使用者の行動の履歴情報に応じて、前記対象情報を変更する変更手段と
    を備えたことを特徴とする情報伝達装置。
  2. 前記使用者の行動は、当該使用者の特定の場所における行動であり、
    前記履歴情報は、前記特定の場所への前記使用者の訪問の履歴を示す訪問履歴情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報伝達装置。
  3. 前記訪問履歴情報は、前記特定の場所への前記使用者の前記行動のための訪問の履歴を示すことを特徴とする請求項2に記載の情報伝達装置。
  4. 前記訪問履歴情報は、前記特定の場所へ前記使用者が訪問した回数であることを特徴とする請求項2に記載の情報伝達装置。
  5. 前記訪問履歴情報は、前記特定の場所への前記使用者の訪問の有無であることを特徴とする請求項2に記載の情報伝達装置。
  6. 前記対象は、前記使用者が見る被視体であり、
    前記対象情報は、前記被視体に関する説明を行う説明情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報伝達装置。
  7. 前記変更手段は、前記使用者が前記被視体を見る方向に応じて、前記説明情報を変更することを特徴とする請求項6に記載の情報伝達装置。
  8. 前記変更手段は、前記使用者が前記被視体を含む複数の被視体を見た順序に応じて、前記説明情報を変更することを特徴とする請求項6に記載の情報伝達装置。
  9. 前記変更手段は、前記使用者が前記複数の被視体の中で前記被視体の前に他の何れの被視体を見たかに応じて、前記説明情報を変更することを特徴とする請求項8に記載の情報伝達装置。
  10. 前記対象は、前記使用者が確認する施設であり、
    前記対象情報は、前記施設の確認内容を指示する指示情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報伝達装置。
  11. 前記指示情報は、前記施設を確認する場所へ前記使用者が訪問した回数に対応する時間ごとに、過去の当該施設の確認内容の履歴に基づいて決定されることを特徴とする請求項10に記載の情報伝達装置。
  12. 前記施設の確認内容を示す前記使用者の音声を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記音声に基づいて、過去の前記施設の確認内容の履歴を更新する更新手段と
    を更に備えたことを特徴とする請求項11に記載の情報伝達装置。
  13. 前記対象は、前記使用者が参加する行事であり、
    前記対象情報は、前記行事の過去の経緯に関する説明を行う説明情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報伝達装置。
  14. 使用者の行動の対象に関する対象情報を、当該使用者に伝達する伝達手段と、
    前記使用者が向いている方向と前記対象の位置との関係に応じて、前記伝達手段による前記対象情報の伝達を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする情報伝達装置。
  15. 前記制御手段は、前記使用者が向いている方向に対して第1の側及び第2の側の何れの側に前記対象があるかに応じて、前記伝達手段による前記対象情報の伝達を制御することを特徴とする請求項14に記載の情報伝達装置。
  16. 前記制御手段は、前記使用者が向いている方向に対して前記第1の側に前記対象がある場合に、前記対象情報を、当該使用者の当該第1の側の聴覚に伝達し、当該使用者の前記第2の側の聴覚に伝達しないように、前記伝達手段を制御することを特徴とする請求項15に記載の情報伝達装置。
  17. 前記制御手段は、前記使用者が向いている方向に対して前記第1の側に前記対象がある場合に、前記対象情報を、当該使用者の当該第1の側の聴覚に第1の音量で伝達し、当該使用者の前記第2の側の聴覚に当該第1の音量よりも小さい第2の音量で伝達するように、前記伝達手段を制御することを特徴とする請求項15に記載の情報伝達装置。
  18. 使用者の行動の対象に関する対象情報を、当該使用者に伝達する情報伝達装置と、
    前記使用者の行動の履歴情報に応じて決定された前記対象情報を前記情報伝達装置に送信する送信装置と
    を備えたことを特徴とする情報伝達システム。
  19. コンピュータに、
    使用者の行動の対象に関する対象情報を、当該使用者に伝達する機能と、
    前記使用者の行動の履歴情報に応じて、前記対象情報を変更する機能と
    を実現させるためのプログラム。
  20. コンピュータに、
    使用者の行動の対象に関する対象情報を、当該使用者に伝達する機能と、
    前記使用者が向いている方向と前記対象の位置との関係に応じて、前記対象情報の伝達を制御する機能と
    を実現させるためのプログラム。
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