JP2017216570A - 無線通信端末、情報処理システム、サーバ - Google Patents
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Abstract
【課題】状況に応じた行動を取るために必要な情報をユーザに提供する。【解決手段】無線通信端末は、無線信号の発信元を識別する発信元IDを含む無線信号を受信可能である。無線通信端末は、発信元IDと、発信元に関する発信元情報とを関連付けて記憶する記憶装置と、無線信号を受信する受信部と、受信部によって受信された無線信号に基づいて、無線信号の発信元を識別する発信元IDを特定する手段と、特定された発信元IDに関連付けられた発信元情報を通知する通知部と、を備える。【選択図】図3
Description
本発明は、無線通信端末、情報処理システム、及び、サーバに関する。
従来、RFIDタグを用いて、視覚障害者を誘導するための音声メッセージを提供するシステムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1のシステムでは、RFIDタグが道路に埋設される。RFIDタグには、障害物の存在を示す情報が記憶される。ユーザ(視覚障害者)は、歩行誘導装置を所持している。歩行誘導装置は、RFIDタグに記憶された情報を読み取ると、読み取った情報に基づいて、障害物があることを通知するための音声メッセージを提供する。
しかし、特許文献1では、障害物を特定する情報を通知しないので、ユーザは、障害物の存在を認識することはできるが、障害物を特定することはできない。例えば、ユーザは、障害物が段差であるのか、人間であるのかを特定することはできない。
そのため、ユーザは、障害物に応じた回避行動を取ることはできない。つまり、ユーザは、状況に応じた行動を取ることはできない。
そのため、ユーザは、障害物に応じた回避行動を取ることはできない。つまり、ユーザは、状況に応じた行動を取ることはできない。
本発明の目的は、状況に応じた行動を取るために必要な情報をユーザに提供することである。
本発明の一態様は、
無線信号の発信元を識別する発信元IDを含む無線信号を受信可能な無線通信端末であって、
前記発信元IDと、前記発信元に関する発信元情報とを関連付けて記憶する記憶装置と、
前記無線信号を受信する受信部と、
前記受信部によって受信された無線信号に基づいて、前記無線信号の発信元を識別する発信元IDを特定する手段と、
前記特定された発信元IDに関連付けられた発信元情報を通知する通知部と、を備える、
無線通信端末である。
無線信号の発信元を識別する発信元IDを含む無線信号を受信可能な無線通信端末であって、
前記発信元IDと、前記発信元に関する発信元情報とを関連付けて記憶する記憶装置と、
前記無線信号を受信する受信部と、
前記受信部によって受信された無線信号に基づいて、前記無線信号の発信元を識別する発信元IDを特定する手段と、
前記特定された発信元IDに関連付けられた発信元情報を通知する通知部と、を備える、
無線通信端末である。
本発明によれば、状況に応じた行動を取るために必要な情報をユーザに提供することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(1)第1実施形態
第1実施形態について説明する。
第1実施形態について説明する。
(1.1)情報処理システムの構成(図1)
第1実施形態の情報処理システムについて説明する。図1は、第1実施形態の情報処理システムの構成図である。図2は、図1の情報処理システムの使用例を示す概略図である。
第1実施形態の情報処理システムについて説明する。図1は、第1実施形態の情報処理システムの構成図である。図2は、図1の情報処理システムの使用例を示す概略図である。
図1に示すように、情報処理システム1は、無線通信端末10(10−1〜10−n(nは正の整数))と、発信機20(20−1〜20−m(mは正の整数))とを備える。
無線通信端末10は、発信機20、及び、他の無線通信端末10と、通信(例えば、BLE(Bluetooth(登録商標)Low Energy)通信、又は、UWB(Ultra Wide Band)通信)を行うことができる。
無線通信端末10は、発信機20、及び、他の無線通信端末10と、通信(例えば、BLE(Bluetooth(登録商標)Low Energy)通信、又は、UWB(Ultra Wide Band)通信)を行うことができる。
無線通信端末10は、ユーザが使用する情報処理装置の一例である。無線通信端末10は、例えば、ウェアラブルデバイス、スマートフォン、タブレット端末、又は、パーソナルコンピュータ等である。
発信機20は、例えば、BLEタグ、又は、UWBタグである。
発信機20は、例えば、BLEタグ、又は、UWBタグである。
図2に示すように、情報処理システム1は、例えば、障害を抱える生徒が通う学校で使用される。
具体的には、学校内の生徒A及び教師Bは、それぞれ、無線通信端末10−1及び10−2を使用する。換言すると、生徒A及び教師Bは、無線通信端末10のユーザである。
生徒A及び教師Bは、移動する発信元1〜2の一例である。
発信機20−1〜20−3は、それぞれ、1階男子トイレ、1階女子トイレ、及び、1階玄関に設けられている。1階男子トイレ、1階女子トイレ、及び、1階玄関は、移動しない発信元3〜5の一例である。
発信機20−5が設けられた発信元5(1階玄関)の周辺は、立入禁止領域NTである。
具体的には、学校内の生徒A及び教師Bは、それぞれ、無線通信端末10−1及び10−2を使用する。換言すると、生徒A及び教師Bは、無線通信端末10のユーザである。
生徒A及び教師Bは、移動する発信元1〜2の一例である。
発信機20−1〜20−3は、それぞれ、1階男子トイレ、1階女子トイレ、及び、1階玄関に設けられている。1階男子トイレ、1階女子トイレ、及び、1階玄関は、移動しない発信元3〜5の一例である。
発信機20−5が設けられた発信元5(1階玄関)の周辺は、立入禁止領域NTである。
(1.2)無線通信端末及び発信機の構成(図3)
第1実施形態の無線通信端末及び発信機の構成について説明する。図3は、図1の無線通信端末及び発信機の構成を示すブロック図である。
第1実施形態の無線通信端末及び発信機の構成について説明する。図3は、図1の無線通信端末及び発信機の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、発信機20は、発信部21と、切替部22とを備える。
発信部21は、定期的にビーコン(「無線信号」の一例)を発信するように構成される。無線信号は、発信機20の発信機ID(発信元IDの一例)を含む。
切替部22は、発信部21によるビーコンの発信のオン及びオフを切り替えるように構成される。例えば、ユーザが、切替部22を操作することにより発信部21をオフにすると、発信部21によるビーコンの発信は停止する。
無線通信端末10は、記憶装置11と、CPU(Central Processing Unit)12と、入出力インタフェース13と、受信部14と、振動モータ15と、発信部16と、を備える。
記憶装置11は、情報処理に必要なプログラム及びデータを記憶するように構成される。記憶装置11は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及び、ストレージ(例えば、フラッシュメモリ又はハードディスク)の組合せである。
情報処理に必要なプログラムは、例えば、OS(Operating System)のプログラム、情報処理を実行するアプリケーションのプログラム等である。
情報処理に必要なデータは、例えば、情報処理を実行することによって得られるデータ(つまり、情報処理の実行結果)である。
情報処理に必要なプログラムは、例えば、OS(Operating System)のプログラム、情報処理を実行するアプリケーションのプログラム等である。
情報処理に必要なデータは、例えば、情報処理を実行することによって得られるデータ(つまり、情報処理の実行結果)である。
CPU12は、記憶装置11に記憶されたプログラムを起動することによって、アプリケーションの機能を実現するように構成される。
入出力インタフェース13は、無線通信端末10に接続される入力デバイスからユーザの指示を受け付け、かつ、無線通信端末10に接続される出力デバイスに情報を出力するように構成される。
入力デバイスは、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、マイクロフォン、加速度センサ、又は、それらの組合せである。
出力デバイスは、例えば、ディスプレイ、スピーカ、又は、それらの組合せである。
一例として、ヘッドセットHSが入出力インタフェース13に接続される。ヘッドセットHSは、マイクロフォンと、スピーカとを有する。マイクロフォンがユーザの音声を取得すると、入出力インタフェース13は、ユーザの音声に対応する指示をCPU12に提供する。CPU12による情報処理が実行されると、入出力インタフェース13は、情報処理の結果に対応する音声をスピーカから出力する。
スピーカは、骨伝導スピーカであることが好ましい。この場合、障害者(例えば、視覚障害者、又は、聴覚障害者)でも無線通信端末10を使用することができる。
入力デバイスは、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、マイクロフォン、加速度センサ、又は、それらの組合せである。
出力デバイスは、例えば、ディスプレイ、スピーカ、又は、それらの組合せである。
一例として、ヘッドセットHSが入出力インタフェース13に接続される。ヘッドセットHSは、マイクロフォンと、スピーカとを有する。マイクロフォンがユーザの音声を取得すると、入出力インタフェース13は、ユーザの音声に対応する指示をCPU12に提供する。CPU12による情報処理が実行されると、入出力インタフェース13は、情報処理の結果に対応する音声をスピーカから出力する。
スピーカは、骨伝導スピーカであることが好ましい。この場合、障害者(例えば、視覚障害者、又は、聴覚障害者)でも無線通信端末10を使用することができる。
受信部14は、他の無線通信端末10又は発信機20によって発信されたビーコンを受信するように構成される。
振動モータ15は、複数の振動パターンで振動可能なモータである。振動モータ15は、CPU12の制御に従って駆動する。
発信部16は、定期的にビーコンを発信するように構成される。無線信号は、無線通信端末10の端末ID(発信元IDの一例)を含む。
切替部17は、発信部16によるビーコンの発信のオン及びオフを切り替えるように構成される。例えば、ユーザが、切替部17を操作することにより発信部16をオフにすると、発信部16によるビーコンの発信は停止する。
(1.3)発信元データベース(図4)
第1実施形態の発信元データベースについて説明する。発信元データベースは、記憶装置11に記憶される。
図4は、第1実施形態の発信元データベースのデータ構造を示す図である。
第1実施形態の発信元データベースについて説明する。発信元データベースは、記憶装置11に記憶される。
図4は、第1実施形態の発信元データベースのデータ構造を示す図である。
図4の発信元データベースの各レコードには、発信元に関する情報(以下「発信元情報」という)が格納される。
発信元データベースは、「発信元ID」フィールドと、「発信元名」フィールドと、「タイプ」フィールドと、「通知ファイル」フィールドと、「通知条件」フィールドとを含む。
「発信元ID」フィールドには、発信元IDが格納される。発信元IDは、無線信号の発信元を識別する情報である。発信元IDは、発信元データベースの各レコードの主キーである。
「発信元名」フィールドには、発信元の名称を示すテキストが格納される。「発信元名」フィールドの情報は、システム管理者が任意に決定することができる。
「通知ファイル」フィールドには、複数の通知ファイルが格納される。通知ファイルとは、所定範囲内に存在する発信元に関する発信元情報を通知するときに参照されるファイルである。通知ファイルは、例えば、音声ファイル、画像ファイル、又は、制御ファイルである。音声ファイルは、発信元情報に応じた音声に対応する。画像ファイルは、発信元情報に応じた画像に対応する。制御ファイルは、発信元情報に基づいて振動モータ15を制御するための命令を含む。
一例として、音声ファイル「Voice003a.mp3」は、発信元ID「BLE003」によって識別される発信機20が取り付けられた発信元(発信元名「1階男子トイレ」)と無線通信端末10との距離が第1閾値(例えば、10m)以下である場合に選択される。音声ファイル「Voice003b.mp3」は、当該発信元(発信元名「1階男子トイレ」)と無線通信端末10との距離が、第1閾値より小さい第2閾値(例えば、1m)以下である場合に選択される。
一例として、音声ファイル「Voice003a.mp3」は、発信元ID「BLE003」によって識別される発信機20が取り付けられた発信元(発信元名「1階男子トイレ」)と無線通信端末10との距離が第1閾値(例えば、10m)以下である場合に選択される。音声ファイル「Voice003b.mp3」は、当該発信元(発信元名「1階男子トイレ」)と無線通信端末10との距離が、第1閾値より小さい第2閾値(例えば、1m)以下である場合に選択される。
「通知条件」フィールドには、通知条件を示すコードが格納される。「通知条件」フィールドの情報は、「通知ファイル」フィールドのファイルに関連付けられている。
一例として、コード「N/A」は、通知を実行しないことを意味する。コード「1」は、通知ファイルを参照することを意味する。コード「0」は、通知ファイルを参照しないことを意味する。図4の例では、発信元ID「BLE003」に関連付けられた音声ファイル「Voice003a.mp3」は、コード「0」に関連付けられているので、参照されない。この場合、発信元(発信元名「1階男子トイレ」)と無線通信端末10との距離が第1閾値以下であっても、通知は実行されない。一方、音声ファイル「Voice003b.mp3」は、コード「1」に関連付けられているので、参照される。この場合、発信元(発信元名「1階男子トイレ」)と無線通信端末10との距離が第2閾値以下になった場合、通知が実行される。
一例として、コード「N/A」は、通知を実行しないことを意味する。コード「1」は、通知ファイルを参照することを意味する。コード「0」は、通知ファイルを参照しないことを意味する。図4の例では、発信元ID「BLE003」に関連付けられた音声ファイル「Voice003a.mp3」は、コード「0」に関連付けられているので、参照されない。この場合、発信元(発信元名「1階男子トイレ」)と無線通信端末10との距離が第1閾値以下であっても、通知は実行されない。一方、音声ファイル「Voice003b.mp3」は、コード「1」に関連付けられているので、参照される。この場合、発信元(発信元名「1階男子トイレ」)と無線通信端末10との距離が第2閾値以下になった場合、通知が実行される。
(1.4)情報処理(図5)
第1実施形態の情報処理について説明する。図5は、第1実施形態の情報処理のフローチャートである。
第1実施形態の情報処理について説明する。図5は、第1実施形態の情報処理のフローチャートである。
以下の情報処理は、無線通信端末10−1のCPU12(図3)が記憶装置11に記憶されたアプリケーションのプログラムを実行することによって、実現される。
はじめに、無線通信端末10−1は、信号の受信(S100)を実行する。
具体的には、無線通信端末10−1が、無線通信端末10−2又は発信機20から所定距離内に入ると、受信部14は、無線通信端末10−2の発信部16又は発信部21によって発信されたビーコンを受信する。
具体的には、無線通信端末10−1が、無線通信端末10−2又は発信機20から所定距離内に入ると、受信部14は、無線通信端末10−2の発信部16又は発信部21によって発信されたビーコンを受信する。
無線通信端末10−1は、発信元の特定(S101)を実行する。
具体的には、CPU12は、発信元データベース(図4)を参照して、S100において受信されたビーコンに含まれる発信元IDに関連付けられたレコードを特定する。
具体的には、CPU12は、発信元データベース(図4)を参照して、S100において受信されたビーコンに含まれる発信元IDに関連付けられたレコードを特定する。
無線通信端末10−1は、通知(S102)を実行する。
具体的には、CPU12は、S100において受信されたビーコンの信号レベルに基づいて、発発信元(つまり、無線通信端末10−2又は発信機20)と無線通信端末10−1との間の距離を特定する。
次に、CPU12は、発信元データベース(図4)を参照して、特定した距離に対応する「通知条件」フィールドにコード「1」が格納されているか否かを判定する。
コード「1」が格納されている場合、CPU12は、S101において特定したレコードの通知ファイルを選択する。
次に、CPU12は、選択した通知ファイルに基づく制御を行う。
具体的には、CPU12は、S100において受信されたビーコンの信号レベルに基づいて、発発信元(つまり、無線通信端末10−2又は発信機20)と無線通信端末10−1との間の距離を特定する。
次に、CPU12は、発信元データベース(図4)を参照して、特定した距離に対応する「通知条件」フィールドにコード「1」が格納されているか否かを判定する。
コード「1」が格納されている場合、CPU12は、S101において特定したレコードの通知ファイルを選択する。
次に、CPU12は、選択した通知ファイルに基づく制御を行う。
一例として、CPU12は、選択した通知ファイルが音声ファイルである場合、入出力インタフェース13を介して、音声ファイルに対応する音声をスピーカから出力する。
より具体的には、CPU12は、発信元ID「BLE002」に関連付けられた音声ファイル「Voice002a.mp3」を選択した場合、当該音声ファイル「Voice002a.mp3」に対応する音声(例えば、「教師Bまで10mです」という音声)を骨伝導スピーカから出力する。これにより、ユーザ(例えば、生徒A)が視覚障害者又は聴覚障害者であっても、当該ユーザは、教師Bとの距離を知ることができる。
より具体的には、CPU12は、発信元ID「BLE002」に関連付けられた音声ファイル「Voice002a.mp3」を選択した場合、当該音声ファイル「Voice002a.mp3」に対応する音声(例えば、「教師Bまで10mです」という音声)を骨伝導スピーカから出力する。これにより、ユーザ(例えば、生徒A)が視覚障害者又は聴覚障害者であっても、当該ユーザは、教師Bとの距離を知ることができる。
別の例として、CPU12は、選択した通知ファイルが画像ファイルである場合、入出力インタフェース13を介して、画像ファイルに対応する画像をディスプレイに表示する。
より具体的には、CPU12は、発信元ID「BLE004」に関連付けられた画像ファイル「Img004a.jpeg」を選択した場合、当該画像ファイル「Img004a.jpeg」に対応する画像(例えば、1階女子トイレまで1mであることを示すメッセージを含む画像)をディスプレイに表示する。これにより、ユーザ(例えば、生徒A)が聴覚障害者であっても、当該ユーザは、1階女子トイレとの距離を知ることができる。
より具体的には、CPU12は、発信元ID「BLE004」に関連付けられた画像ファイル「Img004a.jpeg」を選択した場合、当該画像ファイル「Img004a.jpeg」に対応する画像(例えば、1階女子トイレまで1mであることを示すメッセージを含む画像)をディスプレイに表示する。これにより、ユーザ(例えば、生徒A)が聴覚障害者であっても、当該ユーザは、1階女子トイレとの距離を知ることができる。
別の例として、CPU12は、選択した通知ファイルが制御ファイルである場合、制御ファイルに基づいて、振動モータ15を振動させる。
より具体的には、CPU12は、発信元ID「BLE005」に関連付けられた制御ファイル「Ctr005a」を選択した場合、当該制御ファイル「Ctr005」に基づいて、振動モータ15を駆動させる。
次に、振動モータ15は、CPU12の制御に従って、振動する。これにより、ユーザ(例えば、生徒A)が視覚障害者及び聴覚障害者であっても、当該ユーザは、1階玄関との距離を知ることができる。
より具体的には、CPU12は、発信元ID「BLE005」に関連付けられた制御ファイル「Ctr005a」を選択した場合、当該制御ファイル「Ctr005」に基づいて、振動モータ15を駆動させる。
次に、振動モータ15は、CPU12の制御に従って、振動する。これにより、ユーザ(例えば、生徒A)が視覚障害者及び聴覚障害者であっても、当該ユーザは、1階玄関との距離を知ることができる。
別の例として、CPU12は、選択した通知ファイルが音声ファイル、画像ファイル、及び、制御ファイルのうち少なくとも2つを含む場合、それらの組合せに基づいて、通知を行ってもよい。
なお、S101において特定された発信元IDに関連付けられた「通知条件」フィールドにコード「N/A」が格納されている場合、S102の処理は実行されない。
本実施形態によれば、発信元情報が通知されるので、ユーザは、障害物となる発信元を特定することができる。これにより、ユーザは、障害物に応じた回避行動を取ることができる。
(1.5)変形例
第1実施形態の変形例について説明する。
第1実施形態の変形例について説明する。
S101において特定された発信元が所定の発信元である場合、S102の処理を実行してもよい。
具体的には、発信元データベース(図4)は、所定の発信元であるか否かを示す情報を含む。所定の発信元であるか否かを示す情報は、発信元IDに関連付けられている。
CPU12は、S101において特定した発信元IDに所定の発信元であることを示す情報が関連付けられている場合、S102の処理を実行する。
具体的には、発信元データベース(図4)は、所定の発信元であるか否かを示す情報を含む。所定の発信元であるか否かを示す情報は、発信元IDに関連付けられている。
CPU12は、S101において特定した発信元IDに所定の発信元であることを示す情報が関連付けられている場合、S102の処理を実行する。
CPU12は、S102において、特定した距離の履歴に応じた態様で、発信元情報を通知してもよい。
具体的には、CPU12は、S102において距離を特定すると、距離履歴情報を記憶装置11に記憶する。距離履歴情報は、特定された距離を示す値と、S101において特定された発信元IDとが関連付けられた情報である。
次に、CPU12は、距離履歴情報を参照して、発信元IDによって識別される発信元が近づいているのか、又は、遠ざかっているのかを判定する。
当該発信元が近づいている場合、CPU12は、発信元が近づいていることを表す音声ファイルに対応する音声をスピーカから出力する。当該発信元が遠ざかっている場合、CPU12は、発信元が遠ざかっていることを表す音声ファイルに対応する音声をスピーカから出力する。これらの出力は、所定時間(例えば、5秒)毎に実行される。
具体的には、CPU12は、S102において距離を特定すると、距離履歴情報を記憶装置11に記憶する。距離履歴情報は、特定された距離を示す値と、S101において特定された発信元IDとが関連付けられた情報である。
次に、CPU12は、距離履歴情報を参照して、発信元IDによって識別される発信元が近づいているのか、又は、遠ざかっているのかを判定する。
当該発信元が近づいている場合、CPU12は、発信元が近づいていることを表す音声ファイルに対応する音声をスピーカから出力する。当該発信元が遠ざかっている場合、CPU12は、発信元が遠ざかっていることを表す音声ファイルに対応する音声をスピーカから出力する。これらの出力は、所定時間(例えば、5秒)毎に実行される。
S102の処理の実行回数を、S101において特定された発信元に予め定められた上限回数に制限してもよい。
具体的には、発信元データベース(図4)は、上限回数を示す値と、当該実行回数を示す値と、を含む。上限回数を示す値及び実行回数を示す値は、発信元IDに関連付けられている。
CPU12は、S102の処理を実行する度に、S101において特定した発信元IDに関連付けられた実行回数を示す値に1を加算する。
CPU12は、S101において特定した発信元IDに関連付けられた実行回数を示す値が、S101において特定した発信元IDに関連付けられた上限回数を示す値未満である場合、S102の処理を実行する。一方、CPU12は、当該実行回数を示す値が当該上限回数を示す値と等しい場合、S102の処理を省略する。
この場合、無線通信端末10は、リセットボタンを備えている。ユーザがリセットボタンを押すと、CPU12は、実行回数を示す値をリセットする。
リセットボタンは、発信機20に設けられてもよい。ユーザが発信機20のリセットボタンを押すと、CPU12は、ビーコンを介して、リセットボタンが押されたことを検知する。CPU12は、リセットボタンが押されたことを検知すると、実行回数を示す値をリセットする。
これにより、通知回数が制限される。その結果、頻繁な通知によるユーザの混乱を回避することができる。ユーザが障害者である場合、ユーザが取り扱える情報量が限られるので、通知回数の制限は特に有用である。
具体的には、発信元データベース(図4)は、上限回数を示す値と、当該実行回数を示す値と、を含む。上限回数を示す値及び実行回数を示す値は、発信元IDに関連付けられている。
CPU12は、S102の処理を実行する度に、S101において特定した発信元IDに関連付けられた実行回数を示す値に1を加算する。
CPU12は、S101において特定した発信元IDに関連付けられた実行回数を示す値が、S101において特定した発信元IDに関連付けられた上限回数を示す値未満である場合、S102の処理を実行する。一方、CPU12は、当該実行回数を示す値が当該上限回数を示す値と等しい場合、S102の処理を省略する。
この場合、無線通信端末10は、リセットボタンを備えている。ユーザがリセットボタンを押すと、CPU12は、実行回数を示す値をリセットする。
リセットボタンは、発信機20に設けられてもよい。ユーザが発信機20のリセットボタンを押すと、CPU12は、ビーコンを介して、リセットボタンが押されたことを検知する。CPU12は、リセットボタンが押されたことを検知すると、実行回数を示す値をリセットする。
これにより、通知回数が制限される。その結果、頻繁な通知によるユーザの混乱を回避することができる。ユーザが障害者である場合、ユーザが取り扱える情報量が限られるので、通知回数の制限は特に有用である。
ユーザが無線通信端末10に所定回数の加速度を加えた(例えば、3回叩いた)場合、入出力インタフェース13は、加速度センサを介して、無線通信端末10に所定回数の加速度が加えられたという事象を検出してもよい。この場合、入出力インタフェース13が当該事象を検出すると、CPU12は、図5のS102の処理を実行する。
(2)第2実施形態
第2実施形態について説明する。第1実施形態と同様の説明は省略する。
第2実施形態について説明する。第1実施形態と同様の説明は省略する。
(2.1)情報処理システムの構成(図6)
第2実施形態の情報処理システムについて説明する。図6は、第2実施形態の情報処理システムの構成図である。
第2実施形態の情報処理システムについて説明する。図6は、第2実施形態の情報処理システムの構成図である。
図6に示すように、情報処理システム1は、図1の構成に加えて、サーバ30をさらに備える。
無線通信端末10とサーバ30とは、ネットワークNWを介して、互いに通信(例えば、https通信)を行うことができる。
サーバ30は、無線通信端末10と通信可能な情報処理装置の一例である。
ネットワークNWは、例えば、インターネット、イントラネット、WiFi、携帯電話回線、又は、それらの組合せである。
無線通信端末10とサーバ30とは、ネットワークNWを介して、互いに通信(例えば、https通信)を行うことができる。
サーバ30は、無線通信端末10と通信可能な情報処理装置の一例である。
ネットワークNWは、例えば、インターネット、イントラネット、WiFi、携帯電話回線、又は、それらの組合せである。
(2.2)無線通信端末、発信機、及び、サーバの構成(図7)
第2実施形態の無線通信端末、発信機、及び、サーバの構成について説明する。図7は、図6の無線通信端末、発信機、及び、サーバの構成を示すブロック図である。
第2実施形態の無線通信端末、発信機、及び、サーバの構成について説明する。図7は、図6の無線通信端末、発信機、及び、サーバの構成を示すブロック図である。
図7の発信機20の構成は、第1実施形態(図3)と同様である。
無線通信端末10は、第1実施形態(図3)の構成に加えて、測位部18と、通信インタフェース19とをさらに備える。
測位部18は、ビーコンに含まれる発信元IDに関連付けられた「位置」フィールド(後述する図10)の座標と、各ビーコンの信号レベルとに基づいて、無線通信端末10の位置を測位するように構成される。
通信インタフェース19は、無線通信端末10とサーバ30との間の通信を制御するように構成される。
サーバ30は、記憶装置31と、CPU32と、通信インタフェース33とを備える。
記憶装置31は、情報処理に必要なプログラム及びデータを記憶するように構成される。記憶装置31は、例えば、ROM、RAM、及び、ストレージ(例えば、フラッシュメモリ又はハードディスク)の組合せである。
情報処理に必要なプログラムは、例えば、OSのプログラム、情報処理を実行するアプリケーションのプログラム等である。
情報処理に必要なデータは、例えば、無線通信端末10が使用される場所の地図に対応する経路ネットワークデータ、及び、情報処理を実行することによって得られるデータ(つまり、情報処理の実行結果)である。
情報処理に必要なプログラムは、例えば、OSのプログラム、情報処理を実行するアプリケーションのプログラム等である。
情報処理に必要なデータは、例えば、無線通信端末10が使用される場所の地図に対応する経路ネットワークデータ、及び、情報処理を実行することによって得られるデータ(つまり、情報処理の実行結果)である。
CPU32は、記憶装置31に記憶されたプログラムを起動することによって、サーバ30の機能を実現するように構成される。
通信インタフェース33は、サーバ30と無線通信端末10との間の通信を制御するように構成される。
(2.3)データベース
第2実施形態のデータベースについて説明する。以下のデータベースは、記憶装置31に記憶される。
第2実施形態のデータベースについて説明する。以下のデータベースは、記憶装置31に記憶される。
(2.3.1)端末データベース(図8)
第2実施形態の端末データベースについて説明する。図8は、第2実施形態の端末データベースのデータ構造を示す図である。
第2実施形態の端末データベースについて説明する。図8は、第2実施形態の端末データベースのデータ構造を示す図である。
図8の端末データベースの各レコードには、無線通信端末10に関する情報(以下「端末情報」という)が格納される。
端末データベースは、「端末ID」フィールドと、「ユーザ名」フィールドと、「グループ」フィールドと、「連絡先1」フィールドと、「連絡先2」フィールドとを含む。
「端末ID」フィールドには、端末IDが格納される。端末IDは、無線通信端末10を識別する情報である。端末IDは、端末データベースの各レコードの主キーである。
「ユーザ名」フィールドには、ユーザの名称を示すテキストが格納される。「ユーザ名」フィールドの情報は、ユーザ又はシステム管理者が任意に決定することができる。
「グループ」フィールドには、ユーザが属するグループを示すコードが格納される。グループとは、1又は複数のユーザの集合である。図8の例では、コード「G1」は生徒のグループを示す。コード「G2」は教師のグループを示す。コード「G3」はその他のグループを示す。「グループ」フィールドの情報は、ユーザ又はシステム管理者が任意に決定することができる。
「連絡先1」フィールド及び「連絡先2」フィールドには、ユーザの連絡先を示す情報(以下「連絡先情報」という)が格納される。連絡先情報は、例えば、メールアドレス、電話番号、Webサービス(例えば、コミュニケーションサービス、又は、SNS(Social Networking Service))用アカウントである。「連絡先1」フィールド及び「連絡先2」フィールドの情報は、ユーザが任意に決定することができる。
図8の例では、生徒Aの連絡先は、保護者のメールアドレス「A1@...」及び教師Bのメールアドレス「B1@...」である。生徒Cの連絡先は、保護者のメールアドレス「C1@...」及び警備員Dのメールアドレス「D1@...」である。
図8の例では、生徒Aの連絡先は、保護者のメールアドレス「A1@...」及び教師Bのメールアドレス「B1@...」である。生徒Cの連絡先は、保護者のメールアドレス「C1@...」及び警備員Dのメールアドレス「D1@...」である。
(2.3.2)位置ログデータベース(図9)
第2実施形態の位置ログデータベースについて説明する。図9は、第2実施形態の位置ログデータベースのデータ構造を示す図である。
第2実施形態の位置ログデータベースについて説明する。図9は、第2実施形態の位置ログデータベースのデータ構造を示す図である。
図9の位置ログデータベースには、端末位置情報の履歴が時系列に格納される。位置ログデータベースの各レコードには、ある時点での無線通信端末10の位置を示す端末位置情報が格納される。位置ログデータベースは、端末IDに関連付けられている。
位置ログデータベースは、「ログID」フィールドと、「日時」フィールドと、「位置」フィールドとを含む。
「ログID」フィールドには、ログIDが格納される。ログIDは、端末位置情報を識別する情報である。ログIDは、位置ログデータベースの各レコードの主キーである。
「日時」フィールドには、端末位置情報が取得された日時が格納される。「日時」フィールドの情報は、無線通信端末10によって取得される。
「位置」フィールドには、無線通信端末10の位置を示す座標が格納される。座標は、無線通信端末10が使用される場所(例えば、図2の学校)内の位置を示す2次元座標である。「位置」フィールドの情報は、無線通信端末10によって取得される。
(2.3.3)発信元データベース(図10)
第2実施形態の発信元データベースについて説明する。
図10は、第2実施形態の発信元データベースのデータ構造を示す図である。
第2実施形態の発信元データベースについて説明する。
図10は、第2実施形態の発信元データベースのデータ構造を示す図である。
図10の発信元データベースの各レコードには、発信元情報が格納される。
発信元データベースは、「発信元ID」フィールドと、「発信元名」フィールドと、「タイプ」フィールドと、「位置」フィールドと、「通知ファイル」フィールドと、「通知条件」フィールドとを含む。
「タイプ」フィールド及び「位置」フィールド以外のフィールドは、第1実施形態(図4)と同様である。
「タイプ」フィールド及び「位置」フィールド以外のフィールドは、第1実施形態(図4)と同様である。
「タイプ」フィールドには、発信元の種類を示すコードが格納される。コード「U」は、移動する発信元(例えば、ユーザ)を示している。コード「S」は、移動しない発信元を示している。
「位置」フィールドには、発信元の位置を示す座標(発信元位置情報の一例)が格納される。座標は、無線通信端末10が使用される場所(例えば、図2の学校)内の位置を示す2次元座標である。移動する発信元(発信元ID「BLE001」及び「BLE002」)の「位置」フィールドには、座標は格納されない。移動しない発信元(発信元ID「BLE003」〜「BLE005」)の「位置」フィールドには、所定の座標が格納される。
(2.4)情報処理
第2実施形態の情報処理について説明する。
第2実施形態の情報処理について説明する。
以下の情報処理は、図7のCPU12が記憶装置11に記憶されたアプリケーションのプログラムを実行し、CPU32が記憶装置31に記憶されたアプリケーションのプログラムを実行し、かつ、無線通信端末10とサーバ30とが通信を行うことによって、実現される。
(2.4.1)情報処理の第1例(図11)
第2実施形態の情報処理の第1例について説明する。第1例は、無線通信端末10が所定領域外にある場合、所定の連絡先にメッセージを送信する例である。図11は、第2実施形態の情報処理の第1例のフローチャートである。
第2実施形態の情報処理の第1例について説明する。第1例は、無線通信端末10が所定領域外にある場合、所定の連絡先にメッセージを送信する例である。図11は、第2実施形態の情報処理の第1例のフローチャートである。
図11の無線通信端末10のユーザは、生徒Aである。無線通信端末10の端末IDは「TER001」である。
はじめに、無線通信端末10は、測位(S110)を実行する。
具体的には、測位部18は、発信元データベース(図10)を参照して、受信部14によって受信された複数のビーコンのうち、「タイプ」フィールドのコード「S」に関連付けられた発信元IDを含むビーコン(つまり、移動しない発信元に取り付けられた発信機20によって発信されたビーコン)の信号レベルに基づいて、無線通信端末10と各発信機との間の距離を算出する。
次に、測位部18は、発信元データベース(図10)を参照して、各発信機の位置を示す座標を特定する。
次に、測位部18は、各発信機の位置を示す座標と、無線通信端末10と各発信機との間の距離とに基づいて、無線通信端末10の位置を示す座標を生成する。
CPU12は、記憶装置11に、測位部18によって生成された座標と、S110の実行日時とを関連付けて記憶する。
具体的には、測位部18は、発信元データベース(図10)を参照して、受信部14によって受信された複数のビーコンのうち、「タイプ」フィールドのコード「S」に関連付けられた発信元IDを含むビーコン(つまり、移動しない発信元に取り付けられた発信機20によって発信されたビーコン)の信号レベルに基づいて、無線通信端末10と各発信機との間の距離を算出する。
次に、測位部18は、発信元データベース(図10)を参照して、各発信機の位置を示す座標を特定する。
次に、測位部18は、各発信機の位置を示す座標と、無線通信端末10と各発信機との間の距離とに基づいて、無線通信端末10の位置を示す座標を生成する。
CPU12は、記憶装置11に、測位部18によって生成された座標と、S110の実行日時とを関連付けて記憶する。
無線通信端末10は、端末位置情報の送信(S111)を実行する。
具体的には、CPU12は、通信インタフェース19を介して、無線通信端末10の端末ID「TER001」と、測位部18によって生成された座標と、S110の実行日時とを関連付けて、サーバ30に送信する。
具体的には、CPU12は、通信インタフェース19を介して、無線通信端末10の端末ID「TER001」と、測位部18によって生成された座標と、S110の実行日時とを関連付けて、サーバ30に送信する。
サーバ30は、位置ログデータベースの更新(S310)を実行する。
具体的には、CPU32は、S111において送信された情報に含まれる端末ID「TER001」に関連付けられた位置ログデータベース(図9)に、新しいレコードを追加する。新しいレコードは、実行日時と、座標とを含む。
具体的には、CPU32は、S111において送信された情報に含まれる端末ID「TER001」に関連付けられた位置ログデータベース(図9)に、新しいレコードを追加する。新しいレコードは、実行日時と、座標とを含む。
S310において追加されたレコードに含まれる座標が所定領域(例えば、立入禁止領域NT)内の位置を示す場合(S311−YES)、送信先の特定(S312)に進む。
S310において追加されたレコードに含まれる座標が所定領域外の位置を示す場合(S311−NO)、図11の情報処理を終了する。
S310において追加されたレコードに含まれる座標が所定領域外の位置を示す場合(S311−NO)、図11の情報処理を終了する。
S310において追加されたレコードに含まれる座標が所定領域内の位置を示す場合(S311−YES)、サーバ30は、送信先の特定(S312)を実行する。
一例として、CPU32は、端末データベース(図8)を参照して、S111において送信された情報に含まれる端末ID「TER001」に関連付けられた「連絡先1」フィールド及び「連絡先2」フィールドの情報を、メッセージの送信先として特定する。
別の例として、CPU32は、S111において送信された情報に含まれる座標が示す位置に応じて、「連絡先1」フィールド又は「連絡先2」フィールドの何れかの情報を、メッセージの送信先として特定する。
より具体的には、当該座標が、図1の立入禁止領域NTの内側(つまり、校舎内)を示す場合、CPU32は、「連絡先1」フィールドの情報を、メッセージの送信先として特定する。当該座標が、図1の立入禁止領域NTの外側(つまり、校舎外)を示す場合、CPU32は、「連絡先1」フィールド及び「連絡先2」フィールドの情報を、メッセージの送信先として特定する。
より具体的には、当該座標が、図1の立入禁止領域NTの内側(つまり、校舎内)を示す場合、CPU32は、「連絡先1」フィールドの情報を、メッセージの送信先として特定する。当該座標が、図1の立入禁止領域NTの外側(つまり、校舎外)を示す場合、CPU32は、「連絡先1」フィールド及び「連絡先2」フィールドの情報を、メッセージの送信先として特定する。
サーバ30は、メッセージの送信(S313)を実行する。
次に、CPU32は、S312において特定した送信先に、メッセージを送信する。メッセージは、S111において送信された情報に含まれる端末ID「TER001」に関連付けられた端末情報(例えば、ユーザ名「生徒A」)と、無線通信端末10が所定領域外に出たことを示すテキストと、S310において追加されたレコードに含まれる実行日時及び座標とを含む。
次に、CPU32は、S312において特定した送信先に、メッセージを送信する。メッセージは、S111において送信された情報に含まれる端末ID「TER001」に関連付けられた端末情報(例えば、ユーザ名「生徒A」)と、無線通信端末10が所定領域外に出たことを示すテキストと、S310において追加されたレコードに含まれる実行日時及び座標とを含む。
情報処理の第1例によれば、所定の連絡先にメッセージを送信することにより、ユーザ(例えば、生徒A)が所定領域外に出てしまったという状況において、ユーザ(例えば、教師B)に対処を促すことができる。
(2.4.2)情報処理の第2例(図12)
第2実施形態の情報処理の第2例について説明する。第2例は、ユーザを、特定の場所に誘導する例である。図12は、第2実施形態の情報処理の第2例のフローチャートである。
第2実施形態の情報処理の第2例について説明する。第2例は、ユーザを、特定の場所に誘導する例である。図12は、第2実施形態の情報処理の第2例のフローチャートである。
図12の無線通信端末10−1(第1無線通信端末の一例)のユーザは、生徒Aである。無線通信端末10−1の端末IDは、「TER001」である。無線通信端末10−2(第2無線通信端末の一例)のユーザは、教師Bである。無線通信端末10−2の端末IDは、「TER002」である。
はじめに、無線通信端末10−1及び10−2は、測位(S110)と、端末位置情報の送信(S111)と、を実行する。
サーバ30は、位置ログデータベースの更新(S310)を実行する。
測位(S110)、端末位置情報の送信(S111)、及び、位置ログデータベースの更新(S310)は、図11と同様である。
サーバ30は、位置ログデータベースの更新(S310)を実行する。
測位(S110)、端末位置情報の送信(S111)、及び、位置ログデータベースの更新(S310)は、図11と同様である。
無線通信端末10−1は、経路案内リクエスト(S120)を実行する。
具体的には、ユーザ(生徒A)が、ヘッドセットHSを介して、生徒Aの位置から目的地(教師Bの現在位置)までの経路案内を要求する音声(例えば、「教師Bはどこにいる?」という音声)を与えると、CPU12は、入出力インタフェース13を介して、当該音声に対応する指示を受け付ける。当該指示は、教師Bが使用する無線通信端末10−2の端末ID「TER002」を含む。
次に、CPU12は、受け付けた指示に基づいて、経路案内を要求するための経路案内リクエストを生成する。経路案内リクエストは、無線通信端末10−1の端末ID「TER001」と、目的地にいるユーザ(教師B)が使用する無線通信端末10−2の端末ID「TER002」とを含む。
次に、CPU12は、通信インタフェース19を介して、経路案内リクエストをサーバ30に送信する。
具体的には、ユーザ(生徒A)が、ヘッドセットHSを介して、生徒Aの位置から目的地(教師Bの現在位置)までの経路案内を要求する音声(例えば、「教師Bはどこにいる?」という音声)を与えると、CPU12は、入出力インタフェース13を介して、当該音声に対応する指示を受け付ける。当該指示は、教師Bが使用する無線通信端末10−2の端末ID「TER002」を含む。
次に、CPU12は、受け付けた指示に基づいて、経路案内を要求するための経路案内リクエストを生成する。経路案内リクエストは、無線通信端末10−1の端末ID「TER001」と、目的地にいるユーザ(教師B)が使用する無線通信端末10−2の端末ID「TER002」とを含む。
次に、CPU12は、通信インタフェース19を介して、経路案内リクエストをサーバ30に送信する。
サーバ30は、経路探索(S320)を実行する。
具体的には、CPU32は、S120において送信された経路案内リクエストに含まれる端末ID「TER001」及び「TER002」に関連付けられた位置ログデータベース(図9)を参照して、経路案内リクエストを行ったユーザ(生徒A)の現在位置(つまり、出発地)を示す座標と、教師Bの現在位置(つまり、目的地)を示す座標とを特定する。
次に、CPU32は、記憶装置31に記憶された経路ネットワークデータを参照して、出発地を示す座標から目的地を示す座標までの経路を探索する。
具体的には、CPU32は、S120において送信された経路案内リクエストに含まれる端末ID「TER001」及び「TER002」に関連付けられた位置ログデータベース(図9)を参照して、経路案内リクエストを行ったユーザ(生徒A)の現在位置(つまり、出発地)を示す座標と、教師Bの現在位置(つまり、目的地)を示す座標とを特定する。
次に、CPU32は、記憶装置31に記憶された経路ネットワークデータを参照して、出発地を示す座標から目的地を示す座標までの経路を探索する。
サーバ30は、経路情報の送信(S321)を実行する。
具体的には、CPU32は、通信インタフェース33を介して、S320において探索した経路を示す情報(以下「経路情報」という)を、経路案内リクエスト(S120)を実行した無線通信端末10−1に送信する。
具体的には、CPU32は、通信インタフェース33を介して、S320において探索した経路を示す情報(以下「経路情報」という)を、経路案内リクエスト(S120)を実行した無線通信端末10−1に送信する。
サーバ30は、メッセージの送信(S322)を実行する。
具体的には、CPU32は、経路案内リクエスト(S120)を実行した無線通信端末10−1のユーザ(生徒A)が、無線通信端末10−2のユーザ(教師B)の現在位置に向かっていることを示すメッセージを、無線通信端末10−2に送信する。メッセージは、無線通信端末10−1の端末ID「TER001」と、端末ID「TER001」に関連付けられたユーザ名「生徒A」と、S321において送信された経路情報とを含む。
具体的には、CPU32は、経路案内リクエスト(S120)を実行した無線通信端末10−1のユーザ(生徒A)が、無線通信端末10−2のユーザ(教師B)の現在位置に向かっていることを示すメッセージを、無線通信端末10−2に送信する。メッセージは、無線通信端末10−1の端末ID「TER001」と、端末ID「TER001」に関連付けられたユーザ名「生徒A」と、S321において送信された経路情報とを含む。
無線通信端末10−1は、経路案内(S121)を実行する。
具体的には、CPU12は、S321において送信された経路情報に基づいて、ユーザ(生徒A)を目的地に誘導するための音声を生成する。
次に、CPU12は、入出力インタフェース13を介して、生成した音声をヘッドセットHSから出力する。
無線通信端末10−1は、ユーザ(生徒A)が目的地に到着するまで、経路案内(S121)を継続する。
具体的には、CPU12は、S321において送信された経路情報に基づいて、ユーザ(生徒A)を目的地に誘導するための音声を生成する。
次に、CPU12は、入出力インタフェース13を介して、生成した音声をヘッドセットHSから出力する。
無線通信端末10−1は、ユーザ(生徒A)が目的地に到着するまで、経路案内(S121)を継続する。
無線通信端末10−1は、メッセージの表示(S122)を実行する。
具体的には、CPU12は、入出力インタフェース13を介して、S322において送信されたメッセージをディスプレイに表示する
具体的には、CPU12は、入出力インタフェース13を介して、S322において送信されたメッセージをディスプレイに表示する
情報処理の第2例では、以下の変形例が適用可能である。
・移動しない発信元(例えば、発信機20−3が取り付けられた発信元3(図2))が目的地であってもよい。
・教師Bが移動した場合、教師Bの現在位置(つまり、目的地)を更新してもよい。この場合、更新の度に、S320〜S321の処理が実行される。
・無線通信端末10−1のユーザ(生徒A)に関する情報(例えば、障害の種類、障害のレベル、性別、又は、それらの組合せに関する情報)に基づいて、S320の処理を実行してもよい。この場合、S121において、ユーザ(生徒A)に関する情報に応じた経路が案内される。
・メッセージの送信(S322)を、一定時間(例えば、1分)毎に実行してもよい。この場合、メッセージは、無線通信端末10−1のユーザ(生徒A)の最新の位置を示す座標を含む。
・移動しない発信元(例えば、発信機20−3が取り付けられた発信元3(図2))が目的地であってもよい。
・教師Bが移動した場合、教師Bの現在位置(つまり、目的地)を更新してもよい。この場合、更新の度に、S320〜S321の処理が実行される。
・無線通信端末10−1のユーザ(生徒A)に関する情報(例えば、障害の種類、障害のレベル、性別、又は、それらの組合せに関する情報)に基づいて、S320の処理を実行してもよい。この場合、S121において、ユーザ(生徒A)に関する情報に応じた経路が案内される。
・メッセージの送信(S322)を、一定時間(例えば、1分)毎に実行してもよい。この場合、メッセージは、無線通信端末10−1のユーザ(生徒A)の最新の位置を示す座標を含む。
情報処理の第2例によれば、無線通信端末10のユーザに経路を案内することにより、離れた場所にある発信元の場所まで移動するという状況において、ユーザを目的地まで誘導することができる。
(2.4.3)情報処理の第3例(図13)
第2実施形態の情報処理の第3例について説明する。第3例は、複数のユーザ同士の衝突を回避するための情報を各ユーザに提供する例である。図13は、第2実施形態の情報処理の第3例のフローチャートである。
第2実施形態の情報処理の第3例について説明する。第3例は、複数のユーザ同士の衝突を回避するための情報を各ユーザに提供する例である。図13は、第2実施形態の情報処理の第3例のフローチャートである。
図13の無線通信端末10−1のユーザは、生徒Aである。無線通信端末10−1の端末IDは、「TER001」である。無線通信端末10−3のユーザは、生徒Cである。無線通信端末10−3の端末IDは、「TER003」である。
はじめに、無線通信端末10−1及び10−3は、測位(S110)と、端末位置情報の送信(S111)と、を実行する。
サーバ30は、位置ログデータベースの更新(S310)を実行する。
測位(S110)、端末位置情報の送信(S111)、及び、位置ログデータベースの更新(S310)は、図11と同様である。
サーバ30は、位置ログデータベースの更新(S310)を実行する。
測位(S110)、端末位置情報の送信(S111)、及び、位置ログデータベースの更新(S310)は、図11と同様である。
サーバ30は、所定範囲内の無線通信端末の特定(S330)を実行する。
具体的には、CPU32は、複数の位置ログデータベース(図9)の最新のレコードの「位置」フィールドを参照して、所定範囲内の位置を示す複数の座標(つまり、複数の無線通信端末10の最新の位置を示す情報)に関連付けられた端末ID(例えば、端末ID「TER001」及び「TER003」)を特定する。特定された端末IDは、所定範囲内に存在する複数の無線通信端末10を識別する。
具体的には、CPU32は、複数の位置ログデータベース(図9)の最新のレコードの「位置」フィールドを参照して、所定範囲内の位置を示す複数の座標(つまり、複数の無線通信端末10の最新の位置を示す情報)に関連付けられた端末ID(例えば、端末ID「TER001」及び「TER003」)を特定する。特定された端末IDは、所定範囲内に存在する複数の無線通信端末10を識別する。
サーバ30は、移動方向の特定(S331)を実行する。
具体的には、CPU32は、S330において特定された端末ID「TER001」に関連付けられた位置ログデータベース(図9)の「位置」フィールドの複数の座標を参照して、端末ID「TER001」によって識別される無線通信端末10−1の移動方向を特定する。
次に、CPU32は、S330において特定された端末ID「TER003」に関連付けられた位置ログデータベース(図9)の「位置」フィールドの複数の座標を参照して、端末ID「TER003」によって識別される無線通信端末10−3の移動方向を特定する。
具体的には、CPU32は、S330において特定された端末ID「TER001」に関連付けられた位置ログデータベース(図9)の「位置」フィールドの複数の座標を参照して、端末ID「TER001」によって識別される無線通信端末10−1の移動方向を特定する。
次に、CPU32は、S330において特定された端末ID「TER003」に関連付けられた位置ログデータベース(図9)の「位置」フィールドの複数の座標を参照して、端末ID「TER003」によって識別される無線通信端末10−3の移動方向を特定する。
サーバ30は、誘導方向の決定(S332)を実行する。
具体的には、CPU32は、記憶装置31に記憶された経路ネットワークデータを参照して、S331において特定した移動方向と、2つの無線通信端末10−1及び10−3の現在位置とに基づいて、2つの無線通信端末10−1及び10−3の誘導方向を決定する。
具体的には、CPU32は、記憶装置31に記憶された経路ネットワークデータを参照して、S331において特定した移動方向と、2つの無線通信端末10−1及び10−3の現在位置とに基づいて、2つの無線通信端末10−1及び10−3の誘導方向を決定する。
サーバ30は、誘導情報の送信(S333)を実行する。
具体的には、CPU32は、S332において決定した誘導方向を示す情報(以下「誘導情報」という)を生成する。
次に、CPU32は、通信インタフェース19を介して、生成した誘導情報を無線通信端末10−1及び10−3に送信する。
具体的には、CPU32は、S332において決定した誘導方向を示す情報(以下「誘導情報」という)を生成する。
次に、CPU32は、通信インタフェース19を介して、生成した誘導情報を無線通信端末10−1及び10−3に送信する。
無線通信端末10−1及び10−3は、誘導方向の通知(S130)を実行する。
具体的には、CPU12は、S333において送信された誘導情報に基づいて、誘導方向を通知するための音声(例えば、「右にずれて下さい」、「立ち止まって下さい」等)を生成する。
次に、CPU12は、入出力インタフェース13を介して、生成した音声をヘッドセットHSから出力する。
具体的には、CPU12は、S333において送信された誘導情報に基づいて、誘導方向を通知するための音声(例えば、「右にずれて下さい」、「立ち止まって下さい」等)を生成する。
次に、CPU12は、入出力インタフェース13を介して、生成した音声をヘッドセットHSから出力する。
情報処理の第3例では、以下の変形例が適用可能である。
・無線通信端末10−1のユーザ(生徒A)に関する情報(例えば、障害の種類、障害のレベル、性別、又は、それらの組合せに関する情報)と、無線通信端末10−3のユーザ(生徒C)に関する情報とに基づいて、S332の処理を実行してもよい。この場合、S130において、ユーザ(生徒A)に関する情報及びユーザ(生徒C)に関する情報に応じた誘導方向が通知される。
・S330において、無線通信端末10−1のユーザ(生徒A)が所定の領域(例えば、図2の立入禁止領域NT)に入った場合、S332の処理を実行してもよい。S332では、当該領域から出るための誘導方向(例えば、図2において、立入禁止領域NTから学校内(発信元5(1階玄関)とは反対側の方向)が決定される。この場合、S130において、当該領域から出るための誘導方向が通知される。
・無線通信端末10−1のユーザ(生徒A)に関する情報(例えば、障害の種類、障害のレベル、性別、又は、それらの組合せに関する情報)と、無線通信端末10−3のユーザ(生徒C)に関する情報とに基づいて、S332の処理を実行してもよい。この場合、S130において、ユーザ(生徒A)に関する情報及びユーザ(生徒C)に関する情報に応じた誘導方向が通知される。
・S330において、無線通信端末10−1のユーザ(生徒A)が所定の領域(例えば、図2の立入禁止領域NT)に入った場合、S332の処理を実行してもよい。S332では、当該領域から出るための誘導方向(例えば、図2において、立入禁止領域NTから学校内(発信元5(1階玄関)とは反対側の方向)が決定される。この場合、S130において、当該領域から出るための誘導方向が通知される。
情報処理の第3例によれば、無線通信端末10−1のユーザ(生徒A)と無線通信端末10−3のユーザ(生徒C)にそれぞれの誘導方向を通知することにより、他のユーザが自分に向かって移動しているという状況において、各ユーザの衝突を回避することができる。
(2.5)変形例
第2実施形態の変形例について説明する。
第2実施形態の変形例について説明する。
切替部22は、測位部18によって測位された座標が所定の位置(例えば、教室の中)を示す場合、発信機20をオフにしてもよい。この場合、ユーザが所定の位置にいる場合、発信機20によるビーコンの発信が自動的に停止する。これにより、無線通信端末10がビーコンを受信する頻度を抑制することができる。
位置ログデータベース(図9)及び発信元データベース(図10)の「位置」フィールドには、2次元座標以外の情報(例えば、3次元座標、緯度及び経度、又は、それらの組合せ)が格納されてもよい。
情報処理システム1は、受信機をさらに備えてもよい。受信機は、無線通信端末10(図7)の受信部14、測位部18、及び、通信インタフェース19と同様の機能を有している。
具体的には、受信機は、複数の発信部16によって発信されたビーコンを受信すると、発信元データベース(図10)を参照して、各発信部16(つまり、各無線通信端末10)の位置を示す座標を特定する。次に、受信機は、各無線通信端末10の位置を示す座標と、受信機と各無線通信端末10との間の距離とに基づいて、無線通信端末10の位置を示す座標を生成する。受信機は、ネットワークNWを介して、生成した座標と、実行日時とを関連付けてサーバ30に送信する。
具体的には、受信機は、複数の発信部16によって発信されたビーコンを受信すると、発信元データベース(図10)を参照して、各発信部16(つまり、各無線通信端末10)の位置を示す座標を特定する。次に、受信機は、各無線通信端末10の位置を示す座標と、受信機と各無線通信端末10との間の距離とに基づいて、無線通信端末10の位置を示す座標を生成する。受信機は、ネットワークNWを介して、生成した座標と、実行日時とを関連付けてサーバ30に送信する。
(3)その他の変形例
CPU32は、記憶装置31だけではなく、ネットワークNWに接続された記憶装置のデータを参照してもよい。この場合、上記データベースは、ネットワークNWに接続された記憶装置に格納されてもよい。
発信元データベース(図4及び図10)の「通知ファイル」フィールドには、3つ以上の通知ファイルが格納されてもよい。
この場合、CPU12は、S102において、第1閾値及び第2閾値以外の閾値に基づいて、発信元との距離に応じた通知ファイルを選択する。
この場合、CPU12は、S102において、第1閾値及び第2閾値以外の閾値に基づいて、発信元との距離に応じた通知ファイルを選択する。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の範囲は上記の実施形態に限定されない。また、上記の実施形態は、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更が可能である。また、上記の実施形態および変形例は、組合せ可能である。
1 :情報処理システム
10 :無線通信端末
11 :記憶装置
12 :CPU
13 :入出力インタフェース
14 :受信部
15 :振動モータ
16 :発信部
17 :切替部
18 :測位部
19 :通信インタフェース
20 :発信機
21 :発信部
22 :切替部
30 :サーバ
31 :記憶装置
32 :CPU
33 :通信インタフェース
10 :無線通信端末
11 :記憶装置
12 :CPU
13 :入出力インタフェース
14 :受信部
15 :振動モータ
16 :発信部
17 :切替部
18 :測位部
19 :通信インタフェース
20 :発信機
21 :発信部
22 :切替部
30 :サーバ
31 :記憶装置
32 :CPU
33 :通信インタフェース
Claims (19)
- 無線信号の発信元を識別する発信元IDを含む無線信号を受信可能な無線通信端末であって、
前記発信元IDと、前記発信元に関する発信元情報とを関連付けて記憶する記憶装置と、
前記無線信号を受信する受信部と、
前記受信部によって受信された無線信号に基づいて、前記無線信号の発信元を識別する発信元IDを特定する手段と、
前記特定された発信元IDに関連付けられた発信元情報を通知する通知部と、を備える、
無線通信端末。 - 前記通知部は、前記特定された発信元IDによって識別される発信元が所定の発信元である場合、前記発信元情報を通知する、
請求項1に記載の無線通信端末。 - 前記通知部は、前記無線信号の信号レベル、又は、前記信号レベルの履歴に応じた態様で、前記発信元情報を通知する、
請求項1又は2に記載の無線通信端末。 - 前記通知部は、前記信号レベル、又は、前記信号レベルの履歴に応じた音声を出力する、
請求項3に記載の無線通信端末。 - 前記通知部は、前記信号レベル、又は、前記信号レベルの履歴に応じた画像を出力する、
請求項3又は4に記載の無線通信端末。 - 複数の振動パターンで振動可能な振動モータをさらに備え、
前記通知部は、前記信号レベル、又は、前記信号レベルの履歴に応じた振動パターンで、前記振動モータを振動させる、
請求項3〜5の何れかに記載の無線通信端末。 - 前記通知部は、各発信元IDに対して予め定められた上限回数だけ、前記発信元情報を通知する、
請求項1〜6の何れかに記載の無線通信端末。 - 前記記憶装置は、前記発信元の位置を示す発信元位置情報を、前記発信元IDと関連付けて記憶し、
複数の無線信号に含まれる発信元IDに関連付けられた発信元位置情報と、各無線信号の信号レベルとに基づいて、無線通信端末の位置を測位する測位部をさらに備え、
前記記憶装置は、前記測位された位置を示す端末位置情報を記憶する、
請求項1〜7の何れかに記載の無線通信端末。 - 無線通信端末を識別する端末IDと、前記端末位置情報とを関連付けて、サーバに送信する送信部をさらに備える、
請求項8に記載の無線通信端末。 - 無線信号を発信する発信部をさらに備え、
前記無線信号は、前記無線信号の発信元を識別する発信元IDを含む、
請求項1〜9の何れかに記載の無線通信端末。 - 前記受信部は、他の無線通信端末の発信部から発信された無線信号を受信する、
請求項10に記載の無線通信端末。 - 前記受信部は、発信元IDを含む無線信号を発信する発信機から発信された無線信号を受信する、
請求項1〜11の何れかに記載の無線通信端末。 - 無線通信端末と、発信機とを含む情報処理システムであって、
前記発信機は、無線信号の発信元を識別する発信元IDを含む無線信号を発信する発信部を備え、
前記無線通信端末は、
前記発信元IDと、前記発信元に関する発信元情報とを関連付けて記憶する記憶装置と、
前記発信部によって発信された無線信号を受信する受信部と、
前記受信部によって受信された無線信号に基づいて、前記無線信号の発信元を識別する発信元IDを特定する手段と、
前記特定された発信元IDに関連付けられた発信元情報を通知する通知部と、を備える、
情報処理システム。 - 無線信号を受信可能な無線通信端末と通信可能なサーバであって、
前記無線通信端末から、前記無線通信端末の位置を示す端末位置情報を取得する手段と、
前記取得された端末位置情報と、前記無線通信端末を識別する端末IDとが時系列に関連付けられた情報を記憶する記憶装置と、を備える、
サーバ。 - 前記記憶装置は、前記端末IDと、連絡先を示す連絡先情報とが関連付けられた情報を記憶し、
前記端末位置情報が示す位置が所定領域外にある場合、前記位置が所定領域外にあることを示すメッセージを、前記連絡先情報が示す連絡先に送信する手段をさらに備える、
請求項14に記載のサーバ。 - 前記記憶装置は、前記端末IDと、複数の連絡先情報とが関連付けられた情報を記憶し、
前記位置情報が示す位置が所定領域外にある場合、前記位置が所定領域外にあることを示すメッセージを、前記位置に応じた連絡先情報が示す連絡先に送信する手段をさらに備える、
請求項15に記載のサーバ。 - 第1無線通信端末を識別する第1端末IDに関連付けられた端末位置情報が示す位置から、第2無線通信端末を識別する第2端末IDに関連付けられた端末位置情報が示す位置迄の経路を探索する手段と、
前記探索された経路に関する経路情報を前記第1無線通信端末に送信する手段と、をさらに備える、
請求項14〜16の何れかに記載のサーバ。 - 前記判定された位置に基づいて、所定範囲内に存在する複数の無線通信端末を特定する手段と、
前記記憶装置に記憶された端末位置情報の履歴に基づいて、前記特定された複数の無線通信端末の位置及び移動方向を特定する手段と、
前記判定された移動方向に基づいて、前記特定された複数の無線通信端末のそれぞれの誘導方向を決定する手段と、
前記特定された複数の無線通信端末のそれぞれに対して、前記決定された誘導方向を示す誘導情報を送信する手段と、を備える、
請求項14〜17の何れかに記載のサーバ。 - 無線通信端末と、前記無線通信端末と通信可能なサーバとを含む情報処理システムであって、
前記無線通信端末は、無線信号を受信する受信部と、
前記無線信号に基づいて、前記無線通信端末の位置を測位する測位部と、を備え、
前記サーバは、
前記無線通信端末から、前記無線通信端末の位置を示す端末位置情報を取得する手段と、
前記取得された端末位置情報と、前記無線通信端末を識別する端末IDとが時系列に関連付けられた情報を記憶する記憶装置と、を備える、
情報処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016108818A JP2017216570A (ja) | 2016-05-31 | 2016-05-31 | 無線通信端末、情報処理システム、サーバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016108818A JP2017216570A (ja) | 2016-05-31 | 2016-05-31 | 無線通信端末、情報処理システム、サーバ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017216570A true JP2017216570A (ja) | 2017-12-07 |
Family
ID=60575832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016108818A Pending JP2017216570A (ja) | 2016-05-31 | 2016-05-31 | 無線通信端末、情報処理システム、サーバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017216570A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111970662A (zh) * | 2019-05-20 | 2020-11-20 | 瑞萨电子株式会社 | 无线通信设备和无线通信系统 |
-
2016
- 2016-05-31 JP JP2016108818A patent/JP2017216570A/ja active Pending
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CN111970662A (zh) * | 2019-05-20 | 2020-11-20 | 瑞萨电子株式会社 | 无线通信设备和无线通信系统 |
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