JP2019120745A - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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【課題】像担持体の不要な露光を抑制し、簡易な構成及び制御によって同期信号をサーチする。【解決手段】プリンターの光走査装置5は、光ビームを出射する光源20と、光ビームで感光体ドラム7を走査するために回転しつつ光ビームを偏向する偏向器21と、偏向器21を介して光ビームを受光し、その受光タイミングに基づいて、感光体ドラム7の走査開始に対応する同期信号を出力する同期信号出力部22とを備える。偏向器21は、光ビームを反射して偏向する回転可能な回転多面鏡26と、周期的なクロック信号に基づいて回転多面鏡26の回転を駆動する駆動部27とを備える。光走査装置5では、クロック信号と同期信号との位相差が予め設定される。制御装置10は、同期信号をサーチする際に、クロック信号及び位相差に基づく出射タイミングで、所定の点灯時間の間、光源20から同期信号出力部22に向けて光ビームを出射させる。【選択図】図2

Description

本発明は、像担持体に光を照射する光走査装置及びこの光走査装置を備える画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)等からなる光走査装置を備え、光走査装置は、画像データに基づいて感光体ドラム等の像担持体の表面に光を照射して静電潜像を形成する。画像形成装置は、像担持体上の静電潜像をトナーによってトナー像に現像し、またトナー像を用紙に転写及び定着する。
光走査装置は、例えば、光ビームを出射する光源と、光ビームで像担持体を走査するために、回転しつつ光ビームを偏向する偏向器とを備える。なお、光源と偏向器との間、及び偏向器と像担持体との間には、光ビームを伝達するためにレンズやミラー等の光学素子が設けられてよい。
例えば、特許文献1に記載の画像形成装置は、感光体と、感光体に作用するプロセス部材と、光走査装置と、を備える。光走査装置は、光ビームを出射する光源と、光源から出射された光ビームが感光体を走査するように光ビームを偏向する反射面を有する回転多面鏡(偏向器)とを備える。また、光走査装置は、反射面により偏向された光ビームを受光して、感光体に対する光ビームの走査開始位置を示す第一信号(BD(Beam Detection)信号)を生成する第一信号生成手段と、回転多面鏡の回転角度に応じて第二信号(FG信号)を生成する第二信号生成手段とを備える。そして、光走査装置は、回転多面鏡が回転させられた後、プロセス部材へ画像形成のための電圧を印加する前に、第一信号と第二信号との関係を求める。また、光走査装置は、プロセス部材へ電圧が印加された後、第一信号と第二信号との関係と第二信号の数とに基づいて第一信号を生成するための光源の点灯時期を決定する。
特開2015−212079号公報
光走査装置において、偏向器は、モーターによって駆動されて回転する。光走査装置は、例えば、BD信号(同期信号)をサーチする際には、モーターを駆動して偏向器の回転が安定してから、光源の光ビームの出射を開始(点灯)し、BD信号をサーチすると、光源の光ビームの出射を停止(消灯)する。しかしながら、この場合、BD信号がサーチされるまで、光ビームが像担持体に不要に露光し続けて、像担持体の軸方向の全域に亘ってトナーが現像されるような静電潜像が形成されてしまう。そのため、像担持体や転写ローラー、更には用紙が汚れるおそれがある。
あるいは、上記した第一信号生成手段及び第二信号生成手段を備える光走査装置では、第二信号生成手段は、具体的には、偏向器が一回転する間の回転位相に応じたFG信号を生成する。そして、BD信号をサーチする際には、BD信号とFG信号との位相関係に基づいて、BD信号を得るための光ビームが入射される反射面候補を特定し、この反射面候補に対応する時間に基づいて光源の点灯を制御する。しかしながら、この場合、FG信号の生成や反射面候補の特定を行うため、構成や制御が複雑化するおそれがある。
そこで、本発明は上記事情を考慮し、像担持体の不要な露光を抑制し、簡易な構成及び制御によって同期信号をサーチすることを目的とする。
本発明の光走査装置は、光ビームを出射する光源と、前記光ビームで像担持体を走査するために、回転しつつ前記光ビームを偏向する偏向器と、前記偏向器を介して前記光ビームを受光し、その受光タイミングに基づいて、前記像担持体の走査開始に対応する同期信号を出力する同期信号出力部と、を備え、前記偏向器は、前記光ビームを反射して偏向する回転可能な回転多面鏡と、周期的なクロック信号に基づいて前記回転多面鏡の回転を駆動する駆動部と、を備え、前記クロック信号と前記同期信号との位相差が予め設定され、前記同期信号をサーチする際に、前記クロック信号及び前記位相差に基づく出射タイミングで、所定の点灯時間の間、前記光源から前記同期信号出力部に向けて前記光ビームを出射することを特徴とする。
上記した光走査装置では、前記位相差は、前記クロック信号と、前記クロック信号と同周期の前記同期信号との位相差である。
あるいは、上記した光走査装置では、前記位相差は、連続した複数の前記クロック信号からなるクロック信号群と、連続した複数の前記同期信号からなり、前記クロック信号群と同周期の同期信号群との位相差である。
若しくは、上記した光走査装置では、前記位相差は、前記クロック信号と、前記クロック信号と異なる周期で出力される周期的な前記同期信号との位相差であり、前記位相差として、前記クロック信号からの異なる複数の位相差候補が予め設定され、前記同期信号をサーチする際に、前記複数の位相差候補のそれぞれの出射タイミングで、所定の点灯時間の間、前記光源から前記同期信号出力部に向けて前記光ビームを出射し、前記同期信号をサーチした後は、前記同期信号の周期に応じて前記光源から前記同期信号出力部に向けて前記光ビームを出射する。
本発明の画像形成装置は、上記した光走査装置を備える。
本発明によれば、像担持体の不要な露光を抑制し、簡易な構成及び制御によって同期信号をサーチすることが可能となる。
本発明の一実施形態に係るプリンターを概要的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターにおける光走査装置を概要的に示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターの光走査装置における偏向器の駆動部を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターの光走査装置における偏向器の駆動部の一例を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターの光走査装置における偏向器の駆動部の他の例を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターの光走査装置の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターの光走査装置において、クロック信号、点灯信号及び同期信号の関係の一例を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係るプリンターの光走査装置において、クロック信号、点灯信号及び同期信号の関係の他の例を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係るプリンターの光走査装置において、クロック信号、点灯信号及び同期信号の関係の更なる例を示すグラフである。 本発明の他の実施形態に係るプリンターの光走査装置において、クロック信号、点灯信号及び同期信号の関係の一例を示すグラフである。 本発明の更なる実施形態に係るプリンターの光走査装置において、クロック信号、点灯信号及び同期信号の関係の一例を示すグラフである。
先ず、本発明の実施形態に係るプリンター1(画像形成装置)の全体の構成について図1を参照しながら説明する。説明の便宜上、図1における紙面手前側をプリンター1の前側とする。各図に適宜付される矢印L、R、U、Lo、Fr、Rrは、それぞれプリンター1の左側、右側、上側、下側、前側、後側を示している。
プリンター1は、略箱型形状のプリンター本体2を備え、プリンター本体2の下部には用紙を収納する給紙カセット3が設けられ、プリンター本体2の上部には排紙トレイ4が設けられる。
プリンター本体2の左部には、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)からなる光走査装置5(いわゆる、露光装置)が配置され、プリンター本体2の右部には、画像形成部6が設けられる。画像形成部6には、像担持体である感光体ドラム7が回転可能に設けられ、感光体ドラム7の周囲には、帯電器と、トナーコンテナに接続された現像装置と、転写ローラーと、クリーニング装置とが、感光体ドラム7の回転方向に沿って配置される。また、プリンター本体2の内部には、光走査装置5を制御する制御装置10が設けられる。
プリンター本体2の右部には、下方から上方に向かって用紙の搬送経路8が設けられる。搬送経路8の上流端には給紙部が給紙カセット3の近傍に設けられ、搬送経路8の中流部には、感光体ドラム7と転写ローラーによって構成される転写部が設けられる。搬送経路8の下流部には定着装置が設けられ、搬送経路8の下流端には排紙部が排紙トレイ4の近傍に設けられる。
次に、このような構成を備えたプリンター1の画像形成動作について説明する。プリンター1は、外部のコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、画像形成動作を開始する。先ず、画像形成部6の帯電器によって感光体ドラム7の表面が帯電された後、光走査装置5によって画像データに基づいて感光体ドラム7の表面が露光され、感光体ドラム7の表面に静電潜像が形成される。次に、この静電潜像を、画像形成部6の現像装置がトナーを用いてトナー像に現像する。
一方、給紙カセット3に収納された用紙は、給紙部によって取り出されて搬送経路8上を搬送される。搬送経路8上の用紙は、所定のタイミングで転写部へと搬送され、転写部によって感光体ドラム7上のトナー像が用紙に転写される。トナー像を転写された用紙は、定着装置へと搬送され、定着装置によって用紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、排紙部から排紙トレイ4に排出される。
次に、光走査装置5の構成について図2〜図5を参照しながら説明する。光走査装置5は、図2に示すように、光源20と、偏向器21と、同期信号出力部22とを備える。光走査装置5では、光源20と偏向器21との間に、コリメータレンズ23及びシリンドリカルレンズ24が配置され、偏向器21と感光体ドラム7や同期信号出力部22との間に1以上のfθレンズ25が配置される。なお、光走査装置5の上記の各部は、筐体(図示せず)内に設けられる。
光源20、コリメータレンズ23、シリンドリカルレンズ24及び偏向器21は、光源20から出射された光ビームを偏向器21に入射するように順次配置される。また、偏向器21、fθレンズ25及び同期信号出力部22は、偏向器21から出射された光ビームを感光体ドラム7に入射すると共に、同期信号出力部22に入射するように順次配置される。
光源20は、例えば、レーザーダイオード等からなり、レーザー光(光ビーム)を偏向器21に向けて出射する。なお、光源20は、制御装置10に接続されていて、制御装置10によって点灯及び消灯を制御される。光源20は、制御装置10からの点灯信号(オンの点灯信号)に応じて、画像データに基づく光ビームや同期信号サーチのための光ビームを出射し、制御装置10からの消灯信号(オフの点灯信号)に応じて、光ビームの出射を停止する。
偏向器21は、図3に示すように、回転多面鏡26と、駆動部27と、基板28とを備える。偏向器21は、光源20から光ビームを受光し、この光ビームで感光体ドラム7を主走査方向(感光体ドラム7の軸方向)に走査するために、回転多面鏡26を回転しつつ、回転多面鏡26によって光ビームを偏向して、感光体ドラム7に向けて出射する。
回転多面鏡26は、多角形状(例えば、八角形状)の板部材で形成され、複数の反射面を有する、いわゆるポリゴンミラーである。回転多面鏡26は、駆動部27に回転可能に取り付けられる。
駆動部27は、例えば、図3に示すように、ステーター30(固定子)及びローター31(回転子)を備えるモーターで構成され、基板28に取り付けられる。駆動部27は、回転軸32及び軸受け33を備え、回転軸32は、軸受け33に軸支され、軸受け33は、基板28に固定される。
駆動部27において、ステーター30は、コイルからなり、軸受け33の周囲で基板28に固定され、例えば、図4や図5に示すように、軸受け33の周囲に等間隔に配置された4つのコイルで構成される。ローター31は、磁石からなり、ステーター30の上方で回転軸32に固定され、例えば、図4や図5に示すように、回転軸32の周囲に等間隔に配置された4つの磁石で構成され、4つの磁石は、回転軸32の周方向において交互に異なる磁極を有する。なお、回転軸32には、回転多面鏡26も固定される。
駆動部27は、基板28を介して制御装置10に接続されていて、制御装置10によって駆動を制御される。駆動部27は、例えば、制御装置10からクロック信号(ポリゴンクロック)が供給された場合(回転制御された場合)には、回転多面鏡26を回転するように駆動し、制御装置10からのクロック信号の供給が停止された場合(停止制御された場合)には、回転多面鏡26の回転を停止するように駆動する。なお、制御装置10は、周期的なクロック信号を駆動部27へ供給する。
同期信号出力部22は、フォトダイオードやフォトトランジスタ等で構成される。同期信号出力部22は、偏向器21を介して光ビームを受光し、その受光タイミングに基づいて、感光体ドラム7の主走査方向の走査開始タイミング(静電潜像の書き出しタイミング)を検出し、走査開始に対応する同期信号を出力する。換言すれば、同期信号出力部22は、感光体ドラム7の走査開始タイミングを示す同期信号としてBD(Beam Detection)信号を出力する、いわゆるBD(Beam Detector)センサーである。同期信号出力部22は、制御装置10に接続されていて、検出した同期信号を制御装置10へ出力する。
ところで、回転多面鏡26の反射面数が、駆動部27のモーターの極数の倍数になっている場合には、一の反射面から感光体ドラム7に光ビームが照射される周期は、駆動部27のモーターのクロック信号と同周期になる。従って、光走査装置5の同期信号出力部22で出力される同期信号が、駆動部27のモーターのクロック信号と同周期になり、同期信号は周期的に出力される。また、駆動部27において、ステーター30のコイル及びローター31の磁石の配置は、光走査装置15の仕様によって異なり、クロック信号に対する同期信号の位相差は、光走査装置15の仕様によって異なる。
一例として、回転多面鏡26から感光体ドラム7への光ビームの出射方向Aに対して、図4に示すように、回転軸32(軸受け33)を挟んで向かい合う一対のコイルが、出射方向Aの延長線上に配置されることがある。また、他の例として、回転多面鏡26から感光体ドラム7への光ビームの出射方向Aに対して、図5に示すように、コイルが、上記した一例の配置から回転軸32の周方向に45度ずらして配置されることがある。図4に示す一例の配置の場合の同期信号に対して、図5に示す他の例の配置の場合の同期信号は、半周期ずらして出力される。
次に、光走査装置5を制御する制御装置10の電気的な構成について図6を参照しながら説明する。制御装置10は、CPU等で構成され、ROMやRAM等の記憶装置11に接続されている。なお、制御装置10及び記憶装置11として、プリンター1の各部を統括制御するメイン制御装置及びメイン記憶装置が適用されてもよい。
制御装置10は、記憶装置11に格納された制御プログラムや制御用データに基づいて、制御装置10に接続された各部を制御する。例えば、制御装置10は、光走査装置5の光源20、偏向器21の駆動部27及び同期信号出力部22に接続されている。制御装置10は、上記した画像形成動作において、画像データに基づく静電潜像を感光体ドラム7の表面に形成するために、同期信号のサーチや静電潜像の形成を含む露光処理を行うように、光走査装置5を制御する。
次に、光走査装置5の露光処理について説明する。ここでは、図7や図8に示すように、偏向器21の駆動部27へ供給される周期的なクロック信号と、同期信号出力部22から出力される同期信号とが同周期である場合について説明する。なお、クロック信号と同期信号との位相差P1を、工場出荷時等に予め測定して設定し、記憶装置11に記憶しておく。この位相差P1に基づいて、同期信号のサーチの際の、クロック信号(その立ち上がりや立ち下がり等の基準位置)から光源20の点灯(点灯開始)までの待機時間が定まる。更に、同期信号のサーチの際の、光源20の所定の点灯時間T1は、予め設定して記憶装置11に記憶しておく。
露光処理では、先ず、制御装置10は、偏向器21の駆動部27にクロック信号を供給して、偏向器21の回転多面鏡26の回転を開始させる。その後、回転多面鏡26の回転が安定すると、同期信号出力部22から出力される同期信号は、図7や図8に示すように、クロック信号と同周期になる。なお、回転多面鏡26の回転の安定は、回転開始からの駆動時間に応じて判断してもよく、あるいは、回転速度を検出して判断してもよい。
回転多面鏡26の回転が安定した後、同期信号のサーチが行われ、制御装置10は、クロック信号及び位相差に基づく出射タイミングで、光源20を点灯するように制御する。具体的には、制御装置10は、クロック信号から位相差P1を経過時点の前後の点灯時間T1で光源20へ点灯信号を送信し、光源20は点灯信号に応じて光ビームを出射する。
光源20から出射された光ビームが、偏向器21を介して同期信号出力部22へ入射すると、同期信号出力部22は、光ビームの受光に応じて同期信号を制御装置10へ送信する。また、制御装置10は、光ビームが同期信号出力部22へ入射したか否かに拘らず、光源20の点灯開始から所定の点灯時間T1を経過後に光源20へ消灯信号を送信し、光源20は消灯信号に応じて光ビームの出射を停止する。
制御装置10は、同期信号出力部22からの同期信号によって、感光体ドラム7の主走査方向の走査開始タイミングを認識する。そして、制御装置10は、この走査開始タイミングに合わせて、画像データに基づく露光を行うように光源20を制御して、感光体ドラム7に画像データに基づく静電潜像を形成する。
本実施形態によれば、上述のように、プリンター1(画像形成装置)の光走査装置5は、光ビームを出射する光源20と、光ビームで感光体ドラム7(像担持体)を走査するために、回転しつつ光ビームを偏向する偏向器21と、偏向器21を介して光ビームを受光し、その受光タイミングに基づいて、感光体ドラム7の走査開始に対応する同期信号を出力する同期信号出力部22と、を備えている。偏向器21は、光ビームを反射して偏向する回転可能な回転多面鏡26と、周期的なクロック信号に基づいて回転多面鏡26の回転を駆動する駆動部27と、を備えている。そして、光走査装置5では、クロック信号と同期信号との位相差P1が予め設定される。光走査装置5を制御する制御装置10は、同期信号をサーチする際に、クロック信号及び位相差P1に基づく出射タイミングで、所定の点灯時間T1の間、光源20から同期信号出力部22に向けて光ビームを出射させる。
例えば、位相差P1は、クロック信号と、クロック信号と同周期の同期信号との位相差P1である。
このような構成とすることにより、感光体ドラム7の走査開始タイミング(静電潜像の書き出しタイミング)に対応する同期信号をサーチする際には、クロック信号と同期信号との位相差に基づくタイミングに点灯時間T1を設定することができる。これにより、光源20からの光ビームの出射を、最小限に抑制することができる。そのため、同期信号サーチ時の光ビームの感光体ドラム7の照射が最小限に抑制され、感光体ドラム7の軸方向の全域に亘る不要な静電潜像の形成が抑制される。従って、このような不要な静電潜像に起因する感光体ドラム7のトナー付着が抑制され、感光体ドラム7の汚れ、更には転写ローラーや用紙の汚れを抑制することができる。また、感光体ドラム7の照射を抑制する構成や制御を、クロック信号と同期信号との位相差P1に基づく光源20の制御のみによって簡易的に行うことができる。なお、例えば、図9に示すように、一旦サーチした同期信号がその後にサーチできなくなった場合でも、クロック信号(同期信号)の周期に基づくタイミングに点灯時間T1を設定するので、光源20からの光ビームの出射を、最小限に抑制することができる。このように、本実施形態によれば、感光体ドラム7の不要な露光を抑制し、簡易な構成及び制御によって同期信号をサーチすることが可能となる。
上記した実施形態の光走査装置5では、偏向器21の駆動部27へ周期的に供給される各クロック信号と、同期信号出力部22から出力される各同期信号とが同周期である場合に対応して、各クロック信号と各同期信号との位相差P1に基づく出射タイミングで光源20を点灯する例について説明したが、本発明は、この例に限定されない。例えば、回転多面鏡26の反射面数が駆動部27のモーターの極数の倍数でない偏向器21を適用する場合には、クロック信号と同期信号とが同周期とならなくなる。このような場合でも、クロック信号と同期信号との位相差を利用することで、光源20の点灯を制御できる例を以下に説明する。
例えば、他の実施形態では、図10に示すように、連続した複数のクロック信号からなるクロック信号群Gaと、連続した複数の同期信号S1〜S5からなる同期信号群Gbとが同周期となるような偏向器21を光走査装置5に適用する例を説明する。この例では、各クロック信号と各同期信号S1〜S5とが同周期とならないが、同期信号S1〜S5はこの順で同期信号出力部22から周期的に出力される。図10では、同期信号S1から始まり同期信号S5で終わる同期信号群Gbを示しているが、同期信号群Gbは、同期信号S1〜S5の何れから始まるように定められても、クロック信号群Gaと同周期となるので、同期信号S1以外の同期信号S2〜S5から始まるように定められてもよい。また、同期信号S1〜S5は、同期信号群Gbが繰り返されるように出力されていて、クロック信号群Gaの各クロック信号と同期信号群Gbの各同期信号S1〜S5との位相差P21〜P25は、各同期信号群Gbを通じて一定である。クロック信号群Gaと同期信号群Gbとの位相差は、同期信号群Gbの始まりの同期信号(例えば、同期信号S1)についての位相差(例えば、位相差P21)となる。
なお、駆動部27のステーター30のコイルの配置を、回転軸32の周方向にずらした場合、クロック信号群Gaに対する同期信号群Gbの位相差もずれる。例えば、駆動部27のステーター30のコイルを配置パターン1から配置パターン2へずらした場合には、図10に示すように、配置パターン1の同期信号群Gbと配置パターン2の同期信号群Gbとは、クロック信号群Gaからの位相差が異なる。
この実施形態では、クロック信号群Gaと同期信号群Gbとの位相差P21、並びに各クロック信号と各同期信号との位相差P21〜P25を、工場出荷時等で予め測定して設定し、記憶装置11に記憶しておく。この実施形態の露光処理では、回転多面鏡26の回転が安定した後、制御装置10は、先ず、同期信号群Gbのサーチを行う。同期信号群Gbのサーチでは、制御装置10は、クロック信号が出力される度に、同期信号群Gbの位相差P21に基づく出射タイミングで、光源20を点灯するように制御する。具体的には、制御装置10は、クロック信号から待機時間を経過後に光源20へ点灯信号を送信し、光源20は点灯信号に応じて光ビームを出射する。また、制御装置10は、光源20の点灯開始から所定の点灯時間T1を経過後に光源20へ消灯信号を送信し、光源20は消灯信号に応じて光ビームの出射を停止する。なお、この待機時間は、各クロック信号からの位相差P21の経過時点の前後で点灯時間T1が得られるように設定される。
そして、何れかのクロック信号に応じた出射タイミングの光源20の点灯によって、同期信号出力部22から同期信号S1が出力されると、制御装置10は、この同期信号S1を入力することにより、クロック信号に対する同期信号群Gbの周期の開始位置(1番目の同期信号S1)を認識し、同期信号群Gbのサーチを完了する。これにより、制御装置10は、クロック信号群Gaに対する同期信号群Gbの周期性を認識し、即ち、その後のクロック信号に対する同期信号S2〜S5の出力タイミング(位相差P22〜P25)や、その後のクロック信号群Gaに対する同期信号群Gbの出力タイミング(位相差P21)を認識する。
その後、制御装置10は、各同期信号S1〜S5のサーチを行う。即ち、制御装置10は、各同期信号S1〜S5のサーチとして、クロック信号及び位相差P21〜P25に基づく出射タイミングで、光源20を点灯するように制御する。具体的には、制御装置10は、各クロック信号から待機時間を経過後に光源20へ点灯信号を送信し、光源20は点灯信号に応じて光ビームを出射する。また、制御装置10は、光源20の点灯開始から所定の点灯時間T1を経過後に光源20へ消灯信号を送信し、光源20は消灯信号に応じて光ビームの出射を停止する。なお、各同期信号S1〜S5についての待機時間は、各クロック信号からの各位相差P21〜P25の経過時点の前後で点灯時間T1が得られるように設定される。
上記したように、他の実施形態の光走査装置5では、クロック信号と同期信号との位相差として、連続した複数のクロック信号からなるクロック信号群Gaと、連続した複数の同期信号からなり、クロック信号群Gaと同周期の同期信号群Gbとの位相差が用いられる。そして、光走査装置5を制御する制御装置10は、同期信号をサーチする際に、クロック信号群Gaのクロック信号及び位相差に基づく出射タイミングで、所定の点灯時間T1の間、光源20から同期信号出力部22に向けて光ビームを出射させる。
このような構成とすることにより、各クロック信号と各同期信号とが同周期でない場合でも、クロック信号群Gaと同期信号群Gbとの周期性を利用することにより、光源20からの光ビームの出射を最小限に抑制することができ、簡易な構成及び制御によって同期信号をサーチすることが可能となる。
なお、この実施形態では、制御装置10は、同期信号群Gbのサーチのために、同期信号群Gbの位相差P21(1番目の同期信号S1の位相差P21)に基づく出射タイミングで、光源20の点灯制御を行って、1番目の同期信号S1をサーチする例を説明したが、同期信号群Gbのサーチは、この例に限定されない。同期信号群Gbの同期信号S1〜S5の何れをサーチしても同期信号群Gbのサーチを行うことができるので、制御装置10は、同期信号群Gbの位相差P21〜P25の何れかに基づく出射タイミングで、光源20の点灯制御を行ってもよい。例えば、制御装置10は、クロック信号が出力される度に、3番目の同期信号S3の位相差P23に基づく出射タイミングで、光源20を点灯制御すると、何れかのクロック信号に応じて同期信号出力部22から出力される同期信号S3を入力することにより、クロック信号に対する同期信号群Gbの周期の3番目の同期信号S3を認識する。これによっても、制御装置10は、クロック信号群Gaに対する同期信号群Gbの周期性を認識することができ、その後のクロック信号に対する同期信号S4〜S5の出力タイミング(位相差P24〜P25)を認識することができる。
また、更なる実施形態では、図11に示すように、各クロック信号と各同期信号とが同周期とならないが、同期信号出力部22から同期信号が周期的に出力されるような偏向器21を光走査装置5に適用する例を説明する。
この実施形態では、同期信号の周期T2を、予め設定して記憶装置11に記憶しておく。クロック信号と同期信号との位相差P3は、偏向器21の回転多面鏡26の回転位置によって異なるので、クロック信号(その立ち上がりや立ち下がり等の基準位置)からの、異なる複数の位相差候補P31〜P34を、予め設定して記憶装置11に記憶しておく。複数の位相差候補P31〜P34は、例えば、クロック信号の1周期の間に設定されるとよい。
そして、この実施形態の露光処理では、上記の実施形態のように回転多面鏡26の回転が安定した後、最初に同期信号のサーチを行う際には、制御装置10は、所定のクロック信号に対して、複数の位相差候補P31〜P34のそれぞれの出射タイミングで、光源20を点灯するように制御する。具体的には、制御装置10は、クロック信号群Gaから位相差候補P31〜P34の経過毎に光源20へ点灯信号を送信し、光源20は点灯信号に応じて光ビームを出射する。また、制御装置10は、光源20のそれぞれの点灯開始から所定の点灯時間T1を経過後に光源20へ消灯信号を送信し、光源20は消灯信号に応じて光ビームの出射を停止する。
そして、複数の位相差候補P31〜P34の何れかでの光源20の点灯によって、同期信号出力部22から同期信号(1番目の同期信号)が出力されて、制御装置10が1番目の同期信号をサーチすると、同期信号出力部22は、1番目の同期信号のサーチタイミングから同期信号の周期T2毎にそれ以降(2番目以降)の同期信号を出力することになる。そのため、制御装置10は、サーチした1番目の同期信号のサーチタイミングを基準として、同期信号の周期T2毎に出射タイミングを設定して光源20を点灯するように制御する。なお、2番目以降の同期信号のための光源20の点灯は、周期T2の経過時点の前後に点灯時間T1を設定して行われる。
上記では、4つの位相差候補P31〜P34の例を説明したが、位相差候補P3は4つに限定されず、予め想定される同期信号の出力タイミングとして2つ以上の位相差候補P3でよい。また、2つ以上の位相差候補P3の途中段階で、同期信号をサーチできた場合、それ以降の位相差候補P3については、光源20から光ビームの出射を省略してよい。
上記したように、更なる実施形態の光走査装置5では、クロック信号と同期信号との位相差として、クロック信号と、クロック信号と異なる周期で出力される周期的な同期信号との位相差P3が設定され、また、位相差P3として、クロック信号からの異なる複数の位相差候補P31〜P34が予め設定される。そして、光走査装置5を制御する制御装置10は、同期信号をサーチする際に、複数の位相差候補P31〜P34のそれぞれの出射タイミングで、所定の点灯時間T1の間、光源20から同期信号出力部22に向けて光ビームを出射させる。また、制御装置10は、同期信号をサーチした後は、同期信号の周期T2に応じて光源20から同期信号出力部22に向けて光ビームを出射させる。
このような構成とすることにより、クロック信号と同期信号とが同周期でない場合でも、複数の位相差候補P31〜P34を準備して同期信号の周期性を利用することにより、光源20からの光ビームの出射を最小限に抑制することができ、簡易な構成及び制御によって同期信号をサーチすることが可能となる。
本実施形態では、モノクロのプリンター1に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、カラープリンター、複写機、ファクシミリ、複合機等の他の画像形成装置に本発明の構成を適用することも可能である。
1 プリンター(画像形成装置)
2 プリンター本体
5 光走査装置
6 画像形成部
7 感光体ドラム(像担持体)
10 制御装置
11 記憶装置
20 光源
21 偏向器
22 同期信号出力部
26 回転多面鏡
27 駆動部
28 基板
30 ステーター
31 ローター
32 回転軸
33 軸受け

Claims (5)

  1. 光ビームを出射する光源と、
    前記光ビームで像担持体を走査するために、回転しつつ前記光ビームを偏向する偏向器と、
    前記偏向器を介して前記光ビームを受光し、その受光タイミングに基づいて、前記像担持体の走査開始に対応する同期信号を出力する同期信号出力部と、を備え、
    前記偏向器は、
    前記光ビームを反射して偏向する回転可能な回転多面鏡と、
    周期的なクロック信号に基づいて前記回転多面鏡の回転を駆動する駆動部と、を備え、
    前記クロック信号と前記同期信号との位相差が予め設定され、
    前記同期信号をサーチする際に、前記クロック信号及び前記位相差に基づく出射タイミングで、所定の点灯時間の間、前記光源から前記同期信号出力部に向けて前記光ビームを出射することを特徴とする光走査装置。
  2. 前記位相差は、前記クロック信号と、前記クロック信号と同周期の前記同期信号との位相差であることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記位相差は、連続した複数の前記クロック信号からなるクロック信号群と、連続した複数の前記同期信号からなり、前記クロック信号群と同周期の同期信号群との位相差であることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  4. 前記位相差は、前記クロック信号と、前記クロック信号と異なる周期で出力される周期的な前記同期信号との位相差であり、前記位相差として、前記クロック信号からの異なる複数の位相差候補が予め設定され、
    前記同期信号をサーチする際に、前記複数の位相差候補のそれぞれの出射タイミングで、所定の点灯時間の間、前記光源から前記同期信号出力部に向けて前記光ビームを出射し、
    前記同期信号をサーチした後は、前記同期信号の周期に応じて前記光源から前記同期信号出力部に向けて前記光ビームを出射することを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の光走査装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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