JP2019120580A - 分光器 - Google Patents

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英記 加藤
英剛 野口
Eigo Noguchi
英剛 野口
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Junichi Azumi
純一 安住
政士 末松
Masashi Suematsu
政士 末松
正幸 藤島
Masayuki Fujishima
正幸 藤島
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Abstract

【課題】検出器によって検出される分光ラインの焦点位置の位置ずれを検出することが可能な分光器を提供できるようにすること。【解決手段】分光器は、外部からの光を入射させる光入射手段と、前記光入射手段によって入射された前記光を分光する分光手段と、前記分光手段によって分光された光を、回転可能な反射面によって第1の方向に走査する光走査手段と、前記光走査手段によって走査された前記光を外部に設けられた検出器に向けて出射する光出射手段と、前記光出射手段の近傍に設けられ、前記第1の方向と交差する第2の方向に配列された複数の光検出素子を有するリニアセンサとを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、分光器に関する。
従来、測定光を分光手段(例えば、回折格子)によって波長毎に分光し、その分光光を光走査手段(例えば、MEMSミラー)によって光走査することによって分光ラインを形成し、当該分光ラインの光強度を検出器によって検出することにより、波長毎の分光スペクトルが得られるようにした、いわゆる分光器が知られている。このような分光器では、装置を小型化することが課題となっており、そのための様々な技術が考案されている(例えば、下記特許文献1参照)。
ところで、特に小型化された分光器においては、部品精度、組み付け精度、環境温度、振動等の影響により、分光ラインの焦点位置の位置ずれが発生し、分光ラインが検出器から外れてしまうと、分光スペクトルが得られなくなる虞がある。しかしながら、従来の分光器では、分光ラインの焦点位置の位置ずれを検出することができないため、当該位置ずれを補正することができなかった。
本発明は、上述した従来技術の課題を解決するため、検出器によって検出される分光ラインの焦点位置の位置ずれを検出することが可能な分光器を提供できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の分光器は、外部からの光を入射させる光入射手段と、前記光入射手段によって入射された前記光を分光する分光手段と、前記分光手段によって分光された光を、回転可能な反射面によって第1の方向に走査する光走査手段と、前記光走査手段によって走査された前記光を外部に設けられた検出器に向けて出射する光出射手段と、前記光出射手段の近傍に設けられ、前記第1の方向と交差する第2の方向に配列された複数の光検出素子を有するリニアセンサとを備える。
本発明によれば、検出器によって検出される分光ラインの焦点位置の位置ずれを検出することが可能な分光器を提供することできる。
本発明の第1実施形態に係る分光器の構成を示す概念図である。 本発明の第1実施形態に係る分光器が備える光出射部の平面図である。 本発明の第1実施形態に係る分光器において生じ得る、分光ラインの焦点位置の位置ずれを示す図である。 本発明の第1実施形態に係る分光器によって得られる、リニアセンサ上における分光光の光強度分布を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る分光器による、分光ラインの歪検出方法を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係る分光器による、光走査部の回転角度を波長に変換する方法を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係る分光器が備える制御系の構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る分光器による制御の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る分光器が備える光出射部の平面図である。 本発明の第2実施形態に係る分光器における、分光ラインの移動動作の一例を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る分光器が備える光出射部の平面図である。 本発明の第3実施形態に係る分光器における、分光ラインのY軸方向の位置ずれ量の変化を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る分光器における、分光ラインのY軸方向の位置ずれ量と、単画素センサの光強度および光強度差との関係を示す図である。
〔第1実施形態〕
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
(分光器10の概要)
図1は、本発明の第1実施形態に係る分光器10の構成を示す概念図である。図2は、本発明の第1実施形態に係る分光器10が備える光出射部14の平面図である。図1および図2では、光出射部14の表面において、当該光出射部14に入射される分光ラインの延伸方向をX軸方向とし、X軸方向と直交する方向をY軸方向とする。また、光出射部14の表面に対して垂直な方向を、Z軸方向とする。すなわち、図2は、光走査部13側(図中Z軸正側)から光出射部14を見たときの、光出射部14の平面図である。なお、図1において、破線および一点鎖線は、ある波長の光の光路の概略を示したものである。
図1に示すように、分光器10は、光入射部11、分光素子部12、光走査部13、および光出射部14を備えて構成されている。
光入射部11(「光入射手段」の一例)は、分光素子部12へ入射される光を制限する、所定の形状(例えば、ピンホール形状、スリット形状等)のスリット11aが形成されている。光入射部11は、外部から照射された光を、スリット11a内を通過させることによって、分光器10内に入射させる。
分光素子部12(「分光手段」の一例)が、分光器10内に入射された光を、分光する。分光素子部12としては、例えば、回折格子等を用いることができる。分光素子部12によって分光された分光光は、光走査部13(「光走査手段」の一例)に向けて反射される。
光走査部13(「光走査手段」の一例)は、分光素子部12によって分光された分光光を反射し、光出射部14(「光出射手段」の一例)へ走査する機能を有する。光走査部13によって反射された分光光は、その焦点位置に設けられた光出射部14に照射される。
なお、本実施形態の分光器10において、例えば、光走査部13が形成されている基板16として、半導体基板を用いることが好ましい。これにより、半導体プロセスやMEMS技術を用いて、非常に薄型且つ小型な光走査部13を形成することが可能である。また、圧電駆動、静電駆動、電磁駆動等の駆動素子部を、基板16上にモノリシックに形成することが可能となる。すなわち、モータ等の外部駆動装置を用いなくても、光走査部13を駆動することが可能となるため、分光器10のさらなる小型化が可能となる。
光出射部14は、図2に示すように、検出器17へ入射される光を制限する、所定の形状(例えば、ピンホール形状、スリット形状等)のスリット14a(「開口部」の一例)が形成されている。スリット14aは、ピンホール径またはスリット幅により、検出器17へ入射される分光光の波長範囲を制御する機能を有する。光出射部14の背後には、検出器17が設けられている。光出射部14に照射された分光光は、図2(b)に示すように、光出射部14の表面上に対し、スリット14a上且つ検出器17上を横切るように、図中X軸方向(光走査部13の走査方向)に直線状に延伸する、分光ラインL1を結像する。分光ラインL1は、波長がλm〜λxの範囲で連続的に分光された分光光によって形成されており、そのうち、スリット14aを通過する波長範囲の分光光のみが、検出器17へ導かれることとなる。なお、本実施形態では、スリット14aは、Y軸方向を長手方向とする長方形状を有しているが、スリット14aの形状は、その他の形状(例えば、曲線形状等)であってもよい。
このように構成された分光器10は、光走査部13を回転させて、その反射面の傾きを変化させることにより、図2(b)に示すように、光出射部14の表面上において、分光ラインL1の結像位置を図中X軸方向に移動させて、スリット14aを通過して検出器17へ導かれる分光光の波長範囲を、変化させることが可能である。すなわち、光走査部13の反射面の傾きを変化させて、波長がλm〜λx(但し、λmは、最小検出波長、λxは、最大検出波長である)の範囲の分光光を、スリット14aを通過可能とすることで、分光器10は、その波長範囲λm〜λxの分光スペクトルを得ることができる。
このように、本実施形態の分光器10は、1つの検出器17により、複数の波長の分光スペクトルを得ることが可能であり、高価なアレイ検出器を使用する必要がなく、複数の波長の分光スペクトルを得ることが可能な分光器を、小型で且つ非常に安価に製造することが可能である。
(分光ラインL1の焦点位置の位置ずれの検出構成)
図3は、本発明の第1実施形態に係る分光器10において生じ得る、分光ラインL1の焦点位置の位置ずれを示す図である。図4は、本発明の第1実施形態に係る分光器10によって得られる、リニアセンサ18上における分光光の光強度分布を示す図である。図4において、横軸は、リニアセンサ18の画素位置(Y軸方向の位置)を表しており、縦軸は、光強度を表している。
本実施形態の分光器10において、光走査部13は、多相の周期的な電圧が印加されることにより駆動(圧電駆動、静電駆動、電磁駆動等)され、その反射面の傾きが制御される。分光スペクトルが得られる波長は、光走査部13の傾きによって決定づけられるため、光走査部13の傾きを所望の波長に対応する傾きに制御することにより、所望の波長の分光スペクトルが得られることとなる。
しかしながら、本実施形態の分光器10は、非常に小型であるため、図3に示すように、分光ラインL1の焦点位置が、分光ラインL1の延伸する第1方向(図中X軸方向)と交差する、第2の方向(図中Y軸方向)に位置ずれしてしまったり、分光ラインL1そのものに歪みが生じてしまったりする虞がある。この分光ラインL1の位置ずれおよび歪みの原因としては、部品精度のばらつき、組み立て精度のばらつき、振動、経年劣化等が挙げられる。特に、図3に示すように、分光ラインL1の位置ずれまたは歪みにより、分光ラインL1が検出器17上から外れてしまうと、分光スペクトルが得られなく虞がある。
そこで、本実施形態の分光器10は、図2および図3に示すように、分光ラインL1の延伸する第1の方向(光走査部13の走査方向、図中X軸方向)における、スリット14aの側方に、第1の方向と交差する第2の方向(図中Y軸方向)に直線状に配列された複数の光検出素子を有する、リニアセンサ18を設けている。
これにより、本実施形態の分光器10は、図3に示すように、光出射部14の表面上において、分光ラインL1が結像されたとき、当該分光ラインL1とリニアセンサ18とが交差することとなり、図4に示すように、リニアセンサ18上における分光ラインL1の光強度分布を、光走査部13の回転角度毎に得ることができるようになっている。そして、本実施形態の分光器10は、この光強度分布に基づいて、光走査部13の回転角度毎に、分光ラインL1のY軸方向の焦点位置を検出し、分光ラインL1のY軸方向の焦点位置の位置ずれを検出することができるようになっている。例えば、分光器10は、所定の位置(例えば、検出器17の中心位置)と、光強度分布における光強度のピーク位置との差分を、分光ラインL1のY軸方向の焦点位置の位置ずれとして検出することができる。
特に、本実施形態の分光器10は、図3に示すように、リニアセンサ18の検出領域のY軸方向の長さが、検出器17のY軸方向の長さよりも長くなっている。これにより、本実施形態の分光器10は、図3に示すように、分光ラインL1が検出器17上から外れてしまった場合であっても、分光ラインL1の焦点位置の位置ずれを、リニアセンサ18によって検出できるようになっている。
分光素子部12に回折格子を用いた場合には、次数が異なる回折光が重なった分光ラインL1が発生するため、検出器17およびリニアセンサ18は、互いに波長感度が異なる材料を用いたものとすることができる。例えば、検出器17には、InGaAs等の近赤外光に感度を持った検出器を用い、リニアセンサ18には、可視光領域に感度を持ったSiのリニアセンサを用いることができる。Siのリニアセンサは、比較的安価であるためコスト的には、大きな影響が無い。
回折は、以下の回折格子方程式(1)で表現される。但し、格子ピッチをdとし、入射角をαとし、回折角をβとし、回折次数(整数)をmとし、波長をλとする。
d*(sinα+sinβ)=M*λ・・・(1)
上記(1)式より、回折次数(m)と波長(λ)の積が一定の条件であれば、同じ回折角に、1次(m=1)の波長(λ)と2次(m=2)の1/2の波長(λ/2)が回折される。すなわち、分光範囲波長を900〜1800nmとした時には、同時に2次の回折光として450〜900nmの波長範囲の回折光も存在しており、2次光はSiのリニアセンサに感度がある波長範囲であるため、Siのリニアセンサによる位置検出が可能である。
また、同様の原理により、本リニアセンサ18を用いた場合には、図6で後述するとおり、分光特性を取得することも可能である。この場合も、上記したとおり、検出器17にInGaAs等の検出器を用いることにより、1次回折光を検出器17によって検出するとともに、2次回折光をSiのリニアセンサ18によって検出し、可視光領域と近赤外領域の分光スペクトルを同時に取得でき、近赤外光スペクトルに加えて可視光スペクトルから測色情報も取得可能となり、より高度な分析が行える。
なお、本実施形態の分光器10は、リニアセンサ18が、検出器17よりも、分光ラインL1の最大検出波長λx側(図中X軸正側)に配置されているが、これに限らず、リニアセンサ18が、検出器17よりも、分光ラインL1の最小検出波長λm側(図中X軸負側)に配置されてもよい。
(分光ラインL1の歪検出方法)
図5は、本発明の第1実施形態に係る分光器10による、分光ラインL1の歪検出方法を説明するための図である。図5(a)は、光走査部13の回転角度が0°の場合を示している。図5(b)は、光走査部13が時計回りに回転した場合を示している。図5(c)は、光走査部13が反時計回りに回転した場合を示している。
このように、分光ラインL1に歪みが生じている場合は、図4に示したように、光走査部13の回転角度に応じて、リニアセンサ18によって得られる分光光の光強度分布が、Y軸方向に徐々にシフトしていくこととなる。具体的には、図5(a)に示す状態から、光走査部13の回転角度が徐々に増加するにつれて、リニアセンサ18によって得られる分光光の光強度分布が、奥行き方向(図中Y軸正方向)に徐々にシフトしていくこととなる。すなわち、回転角度に応じて、分光ラインL1の焦点位置の位置ずれ量が変化するが、このような場合であっても、本実施形態の分光器10は、リニアセンサ18によって得られる分光光の光強度分布(図4参照)に基づいて、回転角度毎の位置ずれ量を検知することができる。そして、本実施形態の分光器10は、図6を用いて後述するように、回転角度を検出波長に変換できるため、最終的には、波長と、分光ラインL1の焦点位置のY軸方向の位置ずれとの関係を求めることができる。
(光走査部13の回転角度を波長に変換する方法)
図6は、本発明の第1実施形態に係る分光器10による、光走査部13の回転角度を波長に変換する方法を説明するための図である。
本実施形態の分光器10は、リニアセンサ18を用いて、光走査部13の回転角度を波長へ変換することにより、分光特性を得ることができる。
図6は、図4に示した特性を回転角度が変化したときのリニアセンサ18の総光強度として、プロットし直した図である。回転角度の変化は、検出波長の変化に対応することから、図6では、波長と総光強度の関係が得られている。これは、分光器10の分光感度特性を表すものであり、光源と検出器17の特性とによって決定されるものである。予め、この分光感度特性を把握しておき、実測データと比較することにより、回転角度を波長に変換することが可能である。例えば、図6に示すピーク波長、変曲点等の特徴的なスペクトル位置で、実測データと同期させることにより、回転角度を波長に変換することができる。
さらに、図6に示すように、測定スペクトルの測定波長範囲がλm〜λxの場合には、それぞれ、ピーク波長強度からA%,B%の割合で強度が出力されるので、その出力値になることを検知することで、測定波長範囲λm〜λxまでの振れを確認することが可能となる。もし、測定波長範囲λm〜λxまで振れていないことが確認できた場合には、駆動信号を補正することにより、波長振れ幅の調整をおこなうことができる。本例では、測定されたスペクトルをそのまま用いているが、これに限らず、例えば、1次微分や2次微分スペクトル等の数学的に処理されたデータを用いても良い。また、この測定においては、分光ラインL1が検出器17から外れた状態では、正確なスペクトルが取得できないため、分光ラインL1のY軸方向の位置ずれが補正されている状態で測定する必要がある。
(分光器10が備える制御系の構成)
図7は、本発明の第1実施形態に係る分光器10が備える制御系の構成を示す図である。図7に示すように、分光器10は、制御系として、これまでに説明した光走査部13、検出器17、およびリニアセンサ18に加えて、駆動部13aおよび制御装置20を備えている。
制御装置20は、分光器10の制御全体を司る装置である。例えば、制御装置20は、駆動部13aに駆動信号を供給することにより、駆動部13aに光走査部13の回転角度を、特定の波長(すなわち、分光スペクトルを得たい波長)に応じた回転角度に制御させる。例えば、制御装置20は、λm〜λxを波長範囲とする分光スペクトルを得たい場合には、波長範囲λm〜λxに応じた回転角度に、光走査部13の回転角度を制御する。また、例えば、制御装置20は、リニアセンサ18から出力された検出信号を取得し、当該検出信号に基づいて、分光ラインL1の焦点位置の位置ずれを検出する。また、例えば、制御装置20は、検出器17から出力された検出信号を取得し、当該検出信号に基づいて、特定の波長の分光スペクトルを算出する。
制御装置20は、リニアセンサ18によって得られた、光走査部13の回転角度毎の光強度分布に基づいて、分光ラインL1の歪を検出する歪み検出部としての機能を有する。また、制御装置20は、リニアセンサ18によって得られた、光走査部13の回転角度毎の総光強度分布に基づいて、分光ラインL1の、光走査部13の回転角度毎の光強度分布を、波長毎の光強度分布に変換する変換部としての機能を有する。また、制御装置20は、リニアセンサ18によって得られた、光走査部13の回転角度毎の総光強度分布に基づいて、分光ラインL1の、振れ角を検出する振れ角検出部としての機能を有する。また、制御装置20は、リニアセンサ18によって得られた、光走査部13の回転角度毎の総光強度分布に基づいて、可視光領域の分光特性を測定する分光特性測定部としての機能を有する。また、制御装置20は、リニアセンサ18によって検出された、分光ラインL1のY軸方向の位置ずれに基づいて、光走査部13を制御することにより、当該位置ずれを補正する補正部としての機能を有する。
制御装置20は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、メモリ(例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等)等を備えて構成されている。本書で説明する制御装置20の各機能は、例えば、制御装置20において、メモリに記憶されているプログラムを、CPUが実行することによって実現される。
駆動部13aは、制御装置20から供給された駆動信号に応じて、光走査部13を機械的に駆動することにより、光走査部13の回転角度を制御する装置である。駆動部13aによる駆動方式は、例えば、圧電駆動、静電駆動、電磁駆動等が挙げられる。
(分光器10による制御の手順)
図8は、本発明の第1実施形態に係る分光器10による制御の手順を示すフローチャートである。
まず、分光器10において、外部から照射された光が、分光器10内に入射されると(ステップS801)、制御装置20が、駆動部13aに駆動信号を供給することにより、駆動部13aに光走査部13の回転角度を、特定の波長に応じた回転角度に制御する(ステップS802)。
そして、制御装置20が、リニアセンサ18から出力された検出信号を取得し(ステップS803)、当該検出信号に基づいて、分光ラインL1の焦点位置の位置ずれ量を算出する(ステップS804)。
次に、制御装置20が、ステップS804で算出された位置ずれ量に基づいて、分光ラインL1の焦点位置の位置ずれを補正する必要があるか否かを判断する(ステップS805)。例えば、制御装置20は、ステップS804で算出された位置ずれ量が所定の閾値以上の場合、または、検出器17から出力された検出信号に基づいて、特定の波長の光強度が検出できなかった場合、分光ラインL1の焦点位置の位置ずれを補正する必要があると判断する。
ステップS805において、位置ずれを補正する必要があると判断された場合(ステップS805:Yes)、制御装置20が、ステップS804で算出された位置ずれ量に基づいて、位置ずれを補正するための補正駆動信号を算出する(ステップS806)。例えば、光走査部13の駆動が、正弦波等の周期的な電圧を2相以上印加する方法によるものである場合、制御装置20は、元の駆動信号に対し、周波数、駆動電圧相間の位相差、電圧差等の調整を行うことにより、位置ずれを補正するための補正駆動信号を算出する。そして、制御装置20が、ステップS806で算出された補正駆動信号を、駆動部13aに供給することにより、分光ラインL1の焦点位置の位置ずれを補正する(ステップS807)。その後、制御装置20は、ステップS802へ処理を戻す。
一方、ステップS805において、位置ずれを補正する必要がないと判断された場合(ステップS805:No)、制御装置20が、光走査部13の振れ角を補正する必要があるか否かを判断する(ステップS808)。例えば、制御装置20は、図6を用いて説明した方法により、光走査部13の振れ角が所定の波長範囲を包含するものであることが確認された場合、当該振れ角を補正する必要がないと判断し、光走査部13の振れ角が所定の波長範囲を包含するものでないことが確認された場合、当該振れ角を補正する必要があると判断する。
ステップS808において、振れ角を補正する必要があると判断された場合(ステップS808:Yes)、制御装置20が、光走査部13の振れ角を補正するための補正駆動信号を算出する(ステップS809)。例えば、制御装置20は、元の駆動信号に対し、周波数、印加電圧等の調整を行うことにより、光走査部13の振れ角を補正するための補正駆動信号を算出する。そして、制御装置20が、ステップS809で算出された補正駆動信号を、駆動部13aに供給することにより、光走査部13の振れ角を補正する(ステップS810)。その後、制御装置20は、ステップS802へ処理を戻す。
一方、ステップS808において、振れ角を補正する必要がないと判断された場合(ステップS808:No)、制御装置20が、検出器17から出力された検出信号に基づいて、特定の波長の1次分光スペクトルを算出する(ステップS811)。ここで得られる1次分光スペクトルとは、光走査部13の回転角度と光強度との関係を表す、分光スペクトルのことである。
そして、ステップS811で得られた1次分光スペクトルに対し、回転角度を波長に変換する所定の変換処理を行うことにより(ステップS812)、特定の波長の2次分光スペクトルを算出し(ステップS813)、当該2次分光スペクトルを所定の出力形態によって出力する(ステップS814)。ここで得られる2次分光スペクトルとは、波長と光強度との関係を表す、分光スペクトルのことである。そして、分光器10は、図8に示す一連の処理を終了する。
〔第2実施形態〕
次に、図9および図10を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。リニアセンサ18の配置数は、1つに限定されるものでなく、2つ以上であってもよい。この第2実施形態では、リニアセンサ18を2つ配置する例について説明する。
図9は、本発明の第2実施形態に係る分光器10が備える光出射部14Aの平面図である。図10は、本発明の第2実施形態に係る分光器10における、分光ラインL1の移動動作の一例を示す図である。
図9に示すように、第2実施形態の光出射部14Aの表面上には、2つのリニアセンサ18−1,18−2が、検出器17を間に挟んで、図中X軸方向に並べて配置されている。2つのリニアセンサ18−1,18−2は、いずれも、第1実施形態で説明したリニアセンサ18と同じものであり、すなわち、複数の光検出素子が図中Y軸方向に直線状に配列されたものである。
このように構成された第2実施形態の分光器10において、例えば、図10(a)に示すように、分光ラインL1の最大検出波長λxの焦点位置の位置ずれを検出する場合、最大検出波長λxの焦点位置は、リニアセンサ18−1を通過しており、最大検出波長λxの焦点位置の位置ずれを、リニアセンサ18−1のみによって検出することができる。
また、第2実施形態の分光器10において、例えば、図10(b)に示すように、分光ラインL1の最小検出波長λmの焦点位置の位置ずれを検出する場合、最小検出波長λmの焦点位置は、リニアセンサ18−2を通過しており、最小検出波長λmの焦点位置の位置ずれを、リニアセンサ18−2によって検出することができる。この例において、仮に、リニアセンサ18−1しか設けられていない場合は、一旦、最小検出波長λmの焦点位置を、リニアセンサ18−1上に移動させて、最小検出波長λmの焦点位置の位置ずれを、リニアセンサ18−1によって検出する必要があるが、図10(b)に示すように、2つのリニアセンサ18−1,18−2が設けられている場合は、このような分光ラインL1の移動が不要である。
なお、分光ラインL1が、2つのリニアセンサ18−1,18−2の双方と交差している場合は、分光ラインL1の焦点位置の位置ずれを、2つのリニアセンサ18−1,18−2によって高精度に検出することができる。
〔第3実施形態〕
次に、図11および図12を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。この第3実施形態では、リニアセンサ18の代わりに、2つの単画素センサ19a,19bを配置する例について説明する。
図11は、本発明の第3実施形態に係る分光器10が備える光出射部14Bの平面図である。図11(a)は、分光ラインL1が照射されていない状態の光出射部14Bを示している。図11(b)は、分光ラインL1が照射されている状態の光出射部14Bを示している。
図11に示すように、本実施形態の分光器10は、光出射部14Bの表面上かつ検出器17の近傍において、リニアセンサ18の代わりに、2つの単画素センサ19a,19bが、Y軸方向(分光ラインL1と交差する方向)に並べて配置されている。なお、光出射部14Bは、第2のスリット14bがさらに形成されており、単画素センサ19a,19bは、第2のスリット14bの背後に配置されている。
図11(b)に示すように、光出射部14Bに分光ラインL1が照射された場合、分光ラインL1が、単画素センサ19a,19bとのそれぞれに重なる。単画素センサ19a,19bは、分光ラインL1が照射される面積に応じて、光強度が変化する。このため、本実施形態の分光器10は、単画素センサ19a,19bのそれぞれの光強度に応じて、分光ラインL1のY軸方向の位置ずれを検知することができる。特に、本実施形態の分光器10は、2つの単画素センサ19a,19bを用いることで、リニアセンサ18を用いる場合に比べ、低コスト化が実現できる。なお、図11に示すように、2つの単画素センサ19a,19bは、検出器17の中心X軸17aを間に挟んで、Y軸方向に対称的に配置されることが好ましい。この場合、分光ラインL1のY軸方向の位置ずれ量が0であれば、2つの単画素センサ19a,19bの光強度差が0となる。
図12は、本発明の第3実施形態に係る分光器10における、分光ラインL1のY軸方向の位置ずれ量の変化を示す図である。本発明の第3実施形態に係る分光器10における、分光ラインL1のY軸方向の位置ずれ量と、単画素センサ19a,19bの光強度および光強度差との関係を示す図である。
まず、図12および図13(a)を参照して、単画素センサ19aの光強度と、分光ラインL1のY軸方向の位置ずれ量との関係を説明する。
図12(a)に示す例では、分光ラインL1が、単画素センサ19aよりもY軸負側に外側の位置に照射されている。この場合、単画素センサ19aには光が入射されないため、単画素センサ19aの光強度は0となる(図13(a)に示す領域A1)。
図12(b)に示す例では、分光ラインL1の一部が、単画素センサ19aに重なっており、この場合、分光ラインL1が検出器17の中心X軸17aに近づくにつれて、分光ラインL1と単画素センサ19aとの重なる面積が増加するため、単画素センサ19aの光強度が増加することとなる(図13(a)に示す領域A2)。
図12(c)に示すように、分光ラインL1が単画素センサ19aと完全に重なっている場合、分光ラインL1のY軸方向の位置ずれ量が変動しても、分光ラインL1と単画素センサ19aとの重なる面積が一定であるため、単画素センサ19aの光強度も一定となる(図13(a)に示す領域A3)。
図12(d)に示すように、分光ラインL1が検出器17の中心X軸17aにさらに近づくと、分光ラインL1と単画素センサ19aとの重なる面積が減少するため、単画素センサ19aの光強度が減少することとなる(図13(a)に示す領域A4)。
図12(e)に示すように、分光ラインL1がさらにY軸正方向に移動すると、分光ラインL1が単画素センサ19aから完全に外れるため、単画素センサ19aの光強度が0となる(図13(a)に示す領域A5)。
以上のように、単画素センサ19aの光強度は、分光ラインL1のY軸方向の位置ずれ量に対して山型の特性を持つ(図13(a)の実線)。また、単画素センサ19a,19bは、検出器17の中心X軸17aに対して、互いに対称的に配置されているため、単画素センサ19bの特性は、単画素センサ19aの特性と対称的となる(図13(a)の点線)。したがって、分光ラインL1のY軸方向の位置ずれ量が0のとき、単画素センサ19a,19bの光強度は、互いに等しくなる。
図13(b)は、単画素センサ19a,19bの光強度差と、分光ラインL1のY軸方向の位置ずれ量との関係を示したものである。単画素センサ19a,19bの光強度差を用いる場合には、当該光強度差が0となるように、光走査部13の駆動信号を制御することにより、分光ラインL1の位置ずれを補正することができる。具体的には、Y軸方向の位置ずれ量を制御しながら、光強度差が0となるように調整すれば良く、単画素センサ19a,19bの双方に分光ラインL1が重なる状態(図13に示す領域B4)であれば、分光ラインL1のY軸方向の位置ずれ量を、直接検知することができる。
また、単画素センサ19a,19bの光強度差が、図13(b)に示す領域B2,B3の範囲内にある場合には、当該光強度差が正の値であり、分光ラインL1の位置ずれが、単画素センサ19a側にあることを確認できるため、当該光強度差が領域B4の範囲内となるように、光走査部13の駆動信号制御を行えばよい。
また、単画素センサ19a,19bの光強度差が、図13(b)に示す領域B5,B6の範囲内にある場合には、当該光強度差が負の値であり、分光ラインL1の位置ずれが、単画素センサ19b側にあることを確認できるため、当該光強度差が領域B4の範囲内となるように、光走査部13の駆動信号制御を行えばよい。
また、単画素センサ19a,19bの光強度差が、図13(b)に示す領域B1,B7の範囲内にある場合には、当該光強度差が0であるが、光走査部13の駆動信号制御を行い、光強度差が増加もしくは減少する(位置ずれ量が小さくなる)か、または、光強度が0のままである(位置ずれ量が大きくなる)かを確認することにより、分光ラインL1の位置ずれ方向を特定することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
10 分光器
11 光入射部(光入射手段)
12 分光素子部(分光手段)
13 光走査部(光走査手段)
13a 駆動部
14,14A,14B 光出射部(光出射手段)
14a スリット
14b 第2のスリット
17 検出器
17a 中心X軸
18,18−1,18−2 リニアセンサ
19a,19b 単画素センサ
20 制御装置(歪み検出部、変換部、振れ角検出部、分光特性測定部、補正部)
L1 分光ライン
特開2015−219153号公報

Claims (10)

  1. 外部からの光を入射させる光入射手段と、
    前記光入射手段によって入射された前記光を分光する分光手段と、
    前記分光手段によって分光された光を、回転可能な反射面によって第1の方向に走査する光走査手段と、
    前記光走査手段によって走査された前記光を外部に設けられた検出器に向けて出射する光出射手段と、
    前記光出射手段の近傍に設けられ、前記第1の方向と交差する第2の方向に配列された複数の光検出素子を有するリニアセンサと
    を備えることを特徴とする分光器。
  2. 前記リニアセンサの検出領域の前記第2の方向の長さが、前記検出器の前記第2の方向の長さよりも長い
    ことを特徴とする請求項1に記載の分光器。
  3. 前記リニアセンサによって得られた、前記反射面の回転角度毎の光強度分布に基づいて、前記光走査手段によって走査された前記光の歪を検出する歪み検出部
    をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の分光器。
  4. 前記リニアセンサによって得られた、前記反射面の回転角度毎の総光強度分布に基づいて、前記光走査手段によって走査された前記光の、前記反射面の回転角度毎の光強度分布を、波長毎の光強度分布に変換する変換部
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の分光器。
  5. 前記リニアセンサによって得られた、前記反射面の回転角度毎の総光強度分布に基づいて、前記光走査手段によって走査された前記光の、振れ角を検出する振れ角検出部
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の分光器。
  6. 前記分光手段に、回折格子を用い、
    前記検出器に、近赤外領域に感度のある検出器を用い、
    前記リニアセンサに、可視光領域に感度のあるリニアセンサを用いた
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の分光器。
  7. 前記リニアセンサによって得られた、前記反射面の回転角度毎の総光強度分布に基づいて、前記可視光領域の分光特性を測定する分光特性測定部
    をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の分光器。
  8. 前記光出射手段の近傍において、複数の前記リニアセンサが前記第1の方向に並べて設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の分光器。
  9. 前記リニアセンサの代わりに、前記第2の方向に並べて配置された複数の単画素センサを備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の分光器。
  10. 前記リニアセンサによって検出された、前記光走査手段によって走査された前記光の位置ずれに基づいて、前記光走査手段を制御することにより、当該位置ずれを補正する補正部
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の分光器。
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