JP2019120226A - ターボチャージャのウェイストゲートバルブ - Google Patents

ターボチャージャのウェイストゲートバルブ Download PDF

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Abstract

【課題】ウェイストゲートバルブのがたつきが過度に大きくなることによる異音の発生を抑制する。【解決手段】ウェイストゲートバルブ50におけるスイングアーム60のレバー66において挿通孔69が貫通している。弁体70は、挿通孔69に挿通されている弁軸71と、弁軸71の端部に設けられている弁板76とを備えている。弁軸71における弁板76とは反対側であって挿通孔69から突出している部分には、支持プレート80が固定されている。支持プレート80とレバー66との間には、弁板76を弁軸71の軸線方向に付勢する弾性部材90が挟まれている。弾性部材90は、弁軸71が挿通されている環状の円環部91と、円環部91から当該円環部91の径方向外側に突出するとともに当該円環部91の軸線方向の一方側に向かって湾曲する複数の爪部92と、円環部91から当該円環部91の軸線方向の一方側に向かって突出する立設部93とを備えている。【選択図】図4

Description

本発明は、ターボチャージャのウェイストゲートバルブに関する。
特許文献1のターボチャージャにおけるタービンハウジングには、当該タービンハウジングに収容されたタービンホイールを迂回するようにウェイストゲートポートが区画されている。また、タービンハウジング内には、ウェイストゲートポートを開閉するウェイストゲートバルブが取り付けられている。
ウェイストゲートバルブにおけるスイングアームは、タービンハウジングに回動可能に支持されている。スイングアームは、タービンハウジングに回動可能に支持されているシャフトと、シャフトの端部から当該シャフトの径方向外側に延びているレバーとを備えている。スイングアームのレバーにおいては、挿通孔が貫通している。スイングアームのレバーには、ウェイストゲートポートを閉塞する弁体がレバーに対して傾動可能に取り付けられている。弁体は、レバーの挿通孔に挿通された弁軸と、弁軸の端部に設けられた弁板とを備えている。弁板は、レバーとは反対側の面がタービンハウジングの内面におけるウェイストゲートポートの開口縁に当接することによりウェイストゲートポートを閉塞する。弁軸における弁板側とは反対側の端部は挿通孔から突出しており、その部分には支持プレートが固定されている。
また、特許文献1のウェイストゲートバルブにおいて、レバーと支持プレートとの間には略板状の弾性部材が挟まれている。この弾性部材は、円環状の円環部と、円環部の内周縁から当該円環部の径方向内側に突出するとともに当該円環部の軸線方向に湾曲している複数の爪部とを備えている。弾性部材における円環部の中心の孔に弁体の弁軸が挿通されている。そして、弾性部材における円環部がレバー及び支持プレートの一方に当接し、弾性部材における爪部の先端部がレバー及び支持プレートの他方に当接することで、弾性部材が弁体を弁軸の軸線方向に付勢している。特許文献1のウェイストゲートバルブが開閉されるときには、弾性部材の爪部が弾性変形することでタービンハウジングの壁面に弁体の弁板が倣うように傾動する。
特開2015−197068号公報
特許文献1のようなウェイストゲートバルブにおいては、タービンハウジング内に導入される高温の排気に晒されつつ、ウェイストゲートポートを開閉する。そして、このような高温環境化において弾性部材の爪部が弾性変形を繰り返すため、弾性部材の爪部には、当該爪部が元の状態に復帰できなくなる状態、いわゆるへたりが生じやすい。仮に弾性部材の爪部がへたって当該爪部の湾曲の程度が小さくなってしまうと、弾性部材全体の厚みが小さくなり、ウェイストゲートバルブにがたつきが生じることがある。このようなウェイストゲートバルブのがたつきが過度に大きくなると、ウェイストゲートバルブが開閉する際やウェイストゲートバルブに排気が衝突する際に、ウェイストゲートバルブから異音が発生するおそれがあり、好ましくない。
上記課題を解決するためのターボチャージャのウェイストゲートバルブは、タービンハウジングに回動可能に支持されているスイングアームと、前記スイングアームに取り付けられている弁体とを備えているウェイストゲートバルブであって、前記スイングアームは、前記タービンハウジングに回動可能に支持されているシャフトと、前記シャフトの端部から当該シャフトの径方向外側に延びるとともに挿通孔が設けられているレバーとを備え、前記弁体は、前記挿通孔に挿通されている弁軸と、前記弁軸の端部に設けられて前記タービンハウジングの内面におけるウェイストゲートポートの開口縁に当接することにより当該ウェイストゲートポートを閉塞する弁板とを備え、前記弁軸における前記弁板とは反対側であって前記挿通孔から突出している部分には、支持プレートが固定されており、前記支持プレートと前記レバーとの間、及び前記レバーと前記弁板との間の少なくとも一方には、前記弁体を前記弁軸の軸線方向に付勢する弾性部材が挟まれており、前記弾性部材は、前記弁軸が挿通されている環状の円環部と、前記円環部から当該円環部の径方向に突出するとともに当該円環部の軸線方向の一方側に向かって湾曲している複数の爪部と、前記円環部から当該円環部の軸線方向の一方側に向かって突出する立設部とを備え、前記円環部の軸線方向において、前記円環部の他方側の面から前記立設部の突出先端までの長さである前記立設部の突出長は、前記弁軸の軸線方向において、前記弁板と前記支持プレートとの間の距離から前記レバーの厚みを減算した距離よりも小さい。
上記構成においては、弾性部材の爪部にへたりが生じたとしても、弾性部材全体の厚みとして立設部の立設長相当の厚みが確保される。そのため、上記構成では、弾性部材が立設部を備えていない場合に比べて、ウェイストゲートバルブのがたつきが過度に大きくならない。これにより、ウェイストゲートバルブのがたつきに起因して、当該ウェイストゲートバルブから発生する異音を抑制できる。
また、上記構成では、立設部の突出長が、弁板と支持プレートとの間の距離からレバーの厚みを減算した距離よりも小さいため、当該立設部によってレバーに対する弁体の移動が過度に制限されることはない。
上記構成において、前記立設部は、前記円環部の全周に亘って円環状に延びていてもよい。
上記構成では、立設部が円環状に延びているため、例えば立設部が円環部の周方向において断続的に設けられている構成に比べて、立設部の剛性が大きい。そのため、支持プレートやレバーが立設部に当接したときに、当該立設部が変形しにくい。
上記構成において、前記円環部の軸線方向における前記円環部の他方側の面から前記爪部の先端までの長さである前記爪部の湾曲長は、前記レバーに対して前記弾性部材が組み付けられる前にあっては、前記弁板と前記支持プレートとの間における前記弁軸の軸線方向の距離から前記レバーの厚みを減算した距離よりも大きくなっていてもよい。
上記構成では、爪部がへたる前にあっては、ウェイストゲートバルブにがたつきが生じにくい。そのため、上記構成では、爪部がへたる前後において、ウェイストゲートバルブのがたつきによって、当該ウェイストゲートバルブから発生する異音を抑制できる。
上記構成において、前記弁体は、前記レバーに対して傾動可能に固定されており、前記爪部は、前記円環部の径方向外側の縁から径方向外側に向かって突出しており、前記立設部は、前記円環部の径方向内側の縁から突出していてもよい。
上記構成において、弁体がレバーに対して傾動するときには、弁体における径方向外側に位置する部分ほどレバーに対する変位量が大きくなる一方で、弁体における径方向内側に位置する部分ほどレバーに対する変位量が小さくなる。そのため、弾性部材の爪部にへたりが生じる前において、径方向内側に位置する立設部によっては、径方向外側に位置する爪部の弾性変形が制限されにくい。
上記構成において、前記弁体は、前記レバーに対して傾動可能に固定されており、前記爪部は、前記円環部から当該円環部の径方向外側に向かって突出しており、前記立設部の突出長は、前記弁体の中心軸線が前記挿通孔の中心軸線に対して最も大きく傾動したときに、前記立設部の突出先端が、前記支持プレート、前記レバー、及び前記弁板のいずれにも当接しない長さに設定されていてもよい。
上記構成では、弁体がレバーに対して傾動するときに、当該傾動が立設部に当接することによって制限されない。そのため、レバーに対する弁体の傾動を適切に行う一方で、ウェイストゲートバルブのがたつきが過度に大きくならない。
第1実施形態にかかるターボチャージャの斜視図。 同実施形態にかかるタービンハウジングの断面図。 同実施形態にかかるウェイストゲートバルブの平面図。 同実施形態にかかる図3における4−4線での断面図。 同実施形態にかかる図4における5−5線での断面図。 変更例にかかるウェイストゲートバルブの断面図。
以下、本発明の実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。
図1に示すように、ターボチャージャ100は、内燃機関の吸気通路に取り付けられるコンプレッサハウジング11と、内燃機関の排気通路に取り付けられるタービンハウジング20と、コンプレッサハウジング11及びタービンハウジング20とを接続するベアリングハウジング12とを備えている。ベアリングハウジング12は、図示しないボルトによってコンプレッサハウジング11と固定されている。タービンハウジング20は、クランプ48によってベアリングハウジング12と固定されている。
図2に示すように、タービンハウジング20のハウジング本体21には、略円柱形の外周面から径方向外側に複数の羽が突出した形状のタービンホイール31が収容されている。タービンホイール31は、ベアリングハウジング12の内部に収容されている連結シャフトを介して、コンプレッサハウジング11の内部に収容されているコンプレッサホイールと連結されている。
ハウジング本体21の内部には、タービンホイール31を径方向外側から取り囲むようにスクロール通路22が区画されている。スクロール通路22は、タービンホイール31の中心軸線を中心として円弧状に延びている。ハウジング本体21におけるスクロール通路22の上流側(図2における上側)の端部からは、上流側フランジ36が外側に突出している。上流側フランジ36においては、ボルト孔36aが貫通している。タービンハウジング20は、上流側フランジ36のボルト孔36aに図示しないボルトが挿通されることで、タービンハウジング20よりも上流側の排気通路に固定される。
ハウジング本体21の内部には、スクロール通路22の下流端に接続される排出通路23が区画されている。排出通路23は、全体としてタービンホイール31の中心軸線に沿うように延びている。ハウジング本体21における排出通路23の下流側(図2における右側)の端部からは、下流側フランジ37が外側に突出している。下流側フランジ37においては、図示しないボルト孔が貫通している。タービンハウジング20は、下流側フランジ37のボルト孔に図示しないボルトが挿通されることで、タービンハウジング20よりも下流側の排気通路に固定される。
スクロール通路22を通ってタービンホイール31に吹き付けられた排気は、排出通路23を通じてタービンハウジング20の外部に排出される。ターボチャージャ100では、スクロール通路22を通過した排気がタービンホイール31に吹き付けられることにより、タービンホイール31が回転する。タービンホイール31が回転すると、連結シャフトを介してコンプレッサホイールが回転して吸入空気の過給が行われる。
ハウジング本体21の内部には、スクロール通路22におけるタービンホイール31よりも上流側の部分と排出通路23とを連通するウェイストゲートポート24が区画されている。この実施形態では、ウェイストゲートポート24は、スクロール通路22と排出通路23とを区画する壁部を貫通する貫通孔である。スクロール通路22に導入される排気がウェイストゲートポート24を流通することで、排気がタービンホイール31を迂回してスクロール通路22から排出通路23へと流通可能になっている。
図2に示すように、ターボチャージャ100は、ウェイストゲートポート24を開閉するウェイストゲートバルブ50を備えている。ウェイストゲートバルブ50は、タービンハウジング20における排出通路23内に配置されている。ウェイストゲートバルブ50は、タービンハウジング20に回動可能に支持されているスイングアーム60と、スイングアーム60に取り付けられている弁体70とを備えている。
図3に示すように、スイングアーム60は、タービンハウジング20に回動可能に支持されているシャフト61を備えている。シャフト61は、略円柱形状の小径部62を備えている。小径部62は、タービンハウジング20のハウジング本体21の壁部を貫通し、ハウジング本体21の外面から外側に突出している。小径部62のうちのハウジング本体21の内側の端部からは、ハウジング本体21の内側に向かって略円柱形状の大径部63が延びている。大径部63の外径は、小径部62の外径よりも大きくなっている。大径部63の中心軸線は、小径部62の中心軸線Xと同軸になっている。
スイングアーム60は、大径部63における小径部62とは反対側の端部から延びているレバー66を備えている。レバー66は、全体として大径部63の径方向外側に延びている。具体的には、レバー66は、シャフト61の中心軸線Xに対して直角に湾曲する湾曲部67を備えている。湾曲部67からは、略四角板状の固定部68が延びている。固定部68は、シャフト61の中心軸線Xに対して直交する方向(図3における上下方向)に延びている。
図5に示すように、固定部68の略中央には、当該固定部68の厚み方向に挿通孔69が貫通している。挿通孔69は、シャフト61の中心軸線Xに対して直交する方向(固定部68が延びる方向、図5における上下方向)に長い略楕円形状になっている。図4に示すように、挿通孔69における固定部68の厚み方向一方側(図4における左側)の一部は、厚み方向一方側ほど内径が大きくなるように面取りされたテーパ面69aになっている。
図4に示すように、弁体70は、スイングアーム60における挿通孔69に挿通されている弁軸71を備えている。具体的には、弁軸71における略円柱形状の大径部72が挿通孔69に挿通されている。図5に示すように、大径部72は、当該大径部72の軸線方向に直交する断面視で、わずかに扁平な楕円形状になっている。大径部72の短径(図5における左右方向の寸法)は、挿通孔69の短径よりもわずかに小さくなっている。大径部72の長径(図5における上下方向の寸法)は、挿通孔69の長径よりも相応に小さくなっている。したがって、大径部72の外面と挿通孔69の縁との間には、その長径方向において隙間Sが確保されている。
図4に示すように、大径部72の一端部(図4における右側の端部)は、スイングアーム60における挿通孔69から突出している。大径部72の一端面(図4における右側の端面)からは、略円柱形状の小径部73が延びている。小径部73の外径は、大径部72の外径よりも小さくなっている。小径部73の先端面からは、略テーパ形状の拡径部74が延びている。拡径部74は、小径部73側の端部の外径が小径部73の外径と同じになっている。拡径部74の外径は、小径部73から離れるほど大きくなっている。
大径部72の他端面(図4における左側の端面)からは、略円板形状の弁板76が延びている。弁板76の中心軸線は、大径部72の中心軸線と同軸になっている。弁板76の外径は、大径部72の外径、及びウェイストゲートポート24の内径よりも大きくなっている。弁板76における弁軸71とは反対側の面である当接面76aがタービンハウジング20の壁面におけるウェイストゲートポート24の開口縁に当接することによって、弁板76がウェイストゲートポート24を閉塞して当該ウェイストゲートポート24が閉状態になる。一方、弁板76における当接面76aがタービンハウジング20におけるウェイストゲートポート24の開口縁から離間することによって、ウェイストゲートポート24が開状態になる。
弁軸71における弁板76とは反対側の部分である小径部73及び拡径部74には、略円板形状の支持プレート80が固定されている。支持プレート80の外径は、スイングアーム60における挿通孔69の内径よりも大きくなっている。支持プレート80の略中央には、当該支持プレート80の厚み方向に固定孔81が貫通している。固定孔81の内径は、小径部73の外径と略同じになっている。なお、支持プレート80は、固定孔81に弁軸71における小径部73及び拡径部74を挿通させた後に拡径部74をかしめることによって、弁軸71に固定されている。
図4に示すように、支持プレート80と弁板76とは略平行になっており、支持プレート80における弁板76側の面である対向面80aと弁板76における支持プレート80側の面である対向面76bとが対向している。また、支持プレート80の対向面80aと弁板76の対向面76bとの間にスイングアーム60におけるレバー66(固定部68)が挟まれている。すなわち、弁軸71の軸線方向において、支持プレート80の対向面80aと弁板76の対向面76bとの間の距離Aは、レバー66における固定部68の厚みBよりも大きくなっている。そして、本実施形態では、弁軸71の軸線方向において、支持プレート80とレバー66における固定部68との間には、距離Aから厚みBを減算した距離Cの隙間が確保されている。
弁体70は、レバー66に対して傾動可能に固定されている。具体的には、図4に示すように、弁軸71における大径部72の長径方向両側の外面と挿通孔69の縁との間には、隙間Sが確保されている。そのため、弁軸71の中心軸線が、レバー66における挿通孔69の中心軸線に対して当該挿通孔69の長径方向(図4における上下方向)に傾くように傾動可能になっている。なお、弁軸71における大径部72の短径方向両側の外面と挿通孔69の縁との間には、ほとんど隙間がない。そのため、弁軸71の中心軸線が、レバー66における挿通孔69の中心軸線に対して当該挿通孔69の短径方向に傾くような傾動はほとんど生じない。
図4に示すように、支持プレート80とスイングアーム60におけるレバー66(固定部68)との間には、弁体70を、支持プレート80を介して弁軸71の軸線方向における弁板76とは反対側(図4における右側)に付勢する弾性部材90が挟まれている。図5に示すように、弾性部材90は、略円環形状の円環部91を備えている。円環部91の内径は、弁軸71の大径部72の外径よりも大きく、挿通孔69の長径と略同じになっている。円環部91の中心の孔には、弁軸71における大径部72が挿通されている。
図5に示すように、円環部91の外周縁91aからは、当該円環部91の径方向外側に向かって爪部92が突出している。爪部92は、略長方形板状になっている。本実施形態では、円環部91から6つの爪部92が突出している。爪部92は、円環部91の周方向において、等角度毎に配置されている。
図4に示すように、爪部92は、円環部91の軸線方向において支持プレート80側(図4における右側)に向かって湾曲している。スイングアーム60におけるレバー66に対して弾性部材90が組み付けられる前にあっては、円環部91の軸線方向において、円環部91における固定部68側の面から爪部92の先端までの長さである爪部92の湾曲長は、距離Aから厚みBを減算した距離Cよりも大きくなっている。一方、スイングアーム60におけるレバー66に対して弾性部材90が組み付けられた後にあっては、円環部91の軸線方向において、円環部91における固定部68側の面から爪部92の先端までの長さである爪部92の湾曲長は、距離Aから厚みBを減算した距離Cと同じになっている。すなわち、爪部92は、スイングアーム60におけるレバー66に対して弾性部材90が組み付けられている状態では、円環部91の軸線方向において、固定部68側に弾性変形している。こうして爪部92が、円環部91の軸線方向において、支持プレート80側に弾性復帰しようとすることで、支持プレート80を介して弁体70を付勢している。
図4に示すように、円環部91の内周縁91bからは、当該円環部91の軸線方向における支持プレート80側(図4における右側)に向かって立設部93が突出している。本実施形態では、立設部93の突出方向が円環部91の軸線方向に沿っている。立設部93は、円環部91の全周に亘って延びており、円環形状になっている。円環部91の軸線方向において、円環部91における固定部68側の面から立設部93の突出先端までの長さである立設部93の突出長は、距離Aから厚みBを減算した距離Cよりも小さくなっている。すなわち、図4に示すように、弁体70がレバー66に対して傾動していない状態では、円環部91の軸線方向において、立設部93の突出長が爪部92の湾曲長よりも小さくなっている。
弾性部材90は、ウェイストゲートバルブ50がウェイストゲートポート24を閉状態にするときにレバー66に対する弁体70の傾動を許容する一方で、ウェイストゲートバルブ50がウェイストゲートポート24を閉状態にするときや弁板76に排気が衝突することによる弁体70の振動を抑制できるように素材の選択や設計がなされている。
図1に示すように、タービンハウジング20の外部においてウェイストゲートバルブ50のシャフト61(小径部62)には、略板状の第1リンクアーム41が固定されている。第1リンクアーム41には、シャフト61と離れた位置に略円柱形状の第1連結ピン42が固定されている。第1連結ピン42には、全体として棒状の駆動ロッド43の一端が連結されている。駆動ロッド43の他端には、略円柱状の第2連結ピン44が連結されている。第2連結ピン44には、略板状の第2リンクアーム45が固定されている。第2リンクアーム45には、第2連結ピン44と離れた位置に略円柱状の回転軸46が固定されている。回転軸46は、コンプレッサハウジング11の壁部を貫通して当該コンプレッサハウジング11の内部にまで延びている。回転軸46は、コンプレッサハウジング11の内部に配置された電動モータ47の出力軸に連結している。
本実施形態の作用及び効果について説明する。
図1に示すように、ウェイストゲートバルブ50がウェイストゲートポート24を開状態又は閉状態にする際には、制御装置によって電動モータ47が駆動制御される。電動モータ47の出力軸が駆動されると、回転軸46が駆動され、回転軸46を中心にして第2リンクアーム45が駆動される。すると、第2連結ピン44を介して駆動ロッド43が駆動され、第1連結ピン42を介して第1リンクアーム41が駆動される。そして、第1リンクアーム41に固定されたウェイストゲートバルブ50のシャフト61(小径部62)が駆動される。すると、シャフト61の中心軸線Xを回動中心としてウェイストゲートバルブ50が回動され、ウェイストゲートポート24が開状態又は閉状態になる。
図2に示すように、ウェイストゲートバルブ50がウェイストゲートポート24を閉状態にする際には、弁体70における弁板76の当接面76aがタービンハウジング20の壁面に当接するのに応じてレバー66に対して弁体70が傾動する。そして、弾性部材90の爪部92が弾性変形することで、弁体70における弁板76の当接面76aがタービンハウジング20の壁面に倣って密着する。すると、ウェイストゲートバルブ50における弁体70の当接面76aがウェイストゲートポート24を閉塞して当該ウェイストゲートポート24が閉状態になる。
ところで、ウェイストゲートバルブ50は、タービンハウジング20における排出通路23内に導入される高温の排気に晒されつつ、ウェイストゲートポート24を開閉する。そして、このような高温環境化において、ウェイストゲートバルブ50における弾性部材90の爪部92が弾性変形を繰り返す。そのため、弾性部材90の爪部92には、当該爪部92が元の状態に復帰できなくなる状態、いわゆるへたりが生じやすい。このように爪部92にへたりが生じた結果、爪部92の湾曲長が距離Cを下回ると、レバー66に対して弁体70が傾動していない状態において、弾性部材90が弁体70を付勢することができず、弾性部材90と支持プレート80との間や、弾性部材90とレバー66(固定部68)との間に隙間が生じる。そして、このような隙間が生じると、ウェイストゲートバルブ50にがたつきが生じることになる。このようなウェイストゲートバルブ50のがたつきが過度に大きくなると、ウェイストゲートバルブ50がウェイストゲートポート24を開閉する際やウェイストゲートバルブ50に排気が衝突する際に、ウェイストゲートバルブ50から異音が発生するおそれがある。
これに対して、本実施形態では、図4に示すように、弾性部材90が立設部93を備えている。そのため、弾性部材90の爪部92にへたりが生じて、円環部91の軸線方向において爪部92の湾曲長が立設部93の突出長よりも小さくなったとしても、立設部93によって弾性部材90全体の厚みが確保される。これにより、本実施形態では、弾性部材90が立設部93を備えていない場合に比べて、ウェイストゲートバルブ50のがたつきが過度に大きくならない。その結果、ウェイストゲートバルブ50のがたつきに起因して、当該ウェイストゲートバルブ50から発生する異音を抑制できる。
ここで、仮に、円環部91の軸線方向における立設部93の突出長が距離Aから厚みBを減算した距離Cと同じになっている場合には、弾性部材90における立設部93の突出先端が支持プレート80に当接し、弾性部材90における円環部91がスイングアーム60におけるレバー66(固定部68)に当接する。そのため、弾性部材90における円環部91及び立設部93によって、ウェイストゲートバルブ50におけるレバー66に対する弁体70の傾動が制限されるおそれがある。
これに対して、本実施形態では、円環部91の軸線方向における立設部93の突出長は、距離Aから厚みBを減算した距離Cよりも小さくなっている。そのため、弾性部材90における円環部91及び立設部93の少なくとも一方がレバー66(固定部68)や支持プレート80に当接しにくい。これにより、本実施形態では、例えば、円環部91の軸線方向における立設部93の突出長が距離Aから厚みBを減算した距離Cと同じになっている場合に比べて、弾性部材90における円環部91及び立設部93によってウェイストゲートバルブ50におけるレバー66に対する弁体70の傾動が制限されにくい。
本実施形態では、弾性部材90における立設部93が円環部91の全周に亘って円環状に延びている。そのため、本実施形態では、例えば、弾性部材90における立設部93が円環部の周方向において断続的に設けられている構成に比べて、立設部93の剛性が大きい。そのため、爪部92にへたりが生じるなどして、支持プレート80が弾性部材90における立設部93に当接したときに、立設部93が変形しにくい。そのため、本実施形態では、弾性部材90の厚みがより確実に確保される。
本実施形態では、スイングアーム60におけるレバー66に対して弾性部材90が組み付けられる前にあっては、円環部91の軸線方向における爪部92の湾曲長は、距離Aから厚みBを減算した距離Cよりも大きくなっている。そのため、スイングアーム60におけるレバー66に対して弾性部材90が組み付けられている状態では、円環部91の軸線方向において爪部92が弾性変形し、爪部92が支持プレート80を介して弁体70を付勢している。これにより、本実施形態では、爪部92がへたる前にあってはウェイストゲートバルブ50にがたつきが生じにくく、爪部92がへたった後にあってはウェイストゲートバルブ50のがたつきが過度に大きくならない。その結果、本実施形態では、弾性部材90における爪部92がへたる前後において、ウェイストゲートバルブ50のがたつきによって、当該ウェイストゲートバルブ50から発生する異音を抑制できる。
本実施形態では、弾性部材90における爪部92が円環部91の外周縁91aから当該円環部91の径方向外側に突出している。また、弾性部材90における立設部93が円環部91の内周縁91bから突出している。ここで、ウェイストゲートバルブ50における弁体70がレバー66(固定部68)に対して傾動するときには、弁体70における径方向外側に位置する部分ほどレバー66(固定部68)に対する変位量が大きくなる一方で、弁体70における径方向内側に位置する部分ほどレバー66(固定部68)に対する変位量が小さくなる。そのため、本実施形態では、弾性部材90における爪部92にへたりが生じる前において、径方向内側に位置する立設部93によっては、径方向外側に位置する爪部92の弾性変形が制限されにくい。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態において、弾性部材における立設部の突出長は適宜変更できる。例えば、図6に示すように、弾性部材190における立設部193の突出長は、弁体170における弁軸171の中心軸線がレバー66における挿通孔69の中心軸線に対して最も大きく傾動したときに、立設部193の突出先端が支持プレート80に当接しない長さになっている。図6に示す例では、ウェイストゲートバルブ50における弁体170がレバー66に対して最も大きく傾動した場合に、弁板176の一方側の部分(図6における上側部分)がレバー66に当接している。また、支持プレート80の他方側の部分(図6における下側部分)が爪部192をレバー66側に押し付けて当該爪部192を弾性変形させている。そして、弾性部材190における複数の爪部192のうち特定の爪部192(図6における下側)が最大まで弾性変形し、爪部192が円環部191と略面一になっている。このように弾性部材190における爪部192が最大まで弾性変形して、ウェイストゲートバルブ50における弁体170がレバー66に対して最も大きく傾動した場合であっても、立設部193の突出先端が支持プレート80に当接しないように、立設部193の突出長が定められている。そのため、ウェイストゲートバルブ50における弁体170がレバー66に対して傾動するときには、当該傾動が立設部193によって制限されない。その結果、ウェイストゲートバルブ50における弁体170がレバー66に対して傾動を適切に行う一方で、ウェイストゲートバルブ50のがたつきが過度に大きくならない。
また、レバー66における挿通孔69の長径と弁軸171における大径部172の長径との差が小さい場合には、爪部192が最大まで弾性変形するよりも前に、レバー66と弁軸171との当接によってレバー66に対する弁体170の傾動が制限されることがある。この場合には、レバー66と弁軸171との当接によってレバー66に対する弁体170の傾動が制限されたときが、弁体170における弁軸171の中心軸線がレバー66における挿通孔69の中心軸線に対して最も大きく傾動したときである。
・上記実施形態において、ウェイストゲートバルブ50のがたつきが許容できる範囲であれば、スイングアーム60におけるレバー66に対して弾性部材90が組み付けられる前において、弾性部材90における爪部92の湾曲長は、距離Aから厚みBを減算した距離Cと同じであってもよいし、小さくなっていてもよい。
・上記実施形態において、弾性部材90における爪部92は、円環部91の内周縁91bから当該円環部91の径方向内側に突出していてもよい。この場合においても、立設部93の突出長が爪部92の湾曲長よりも小さくなっていれば、爪部92によって弁体70を付勢することはできる。
・上記実施形態において、弾性部材90における立設部93は、円環部91の外周縁91aから突出していてもよい。この場合においても、立設部93の突出長が爪部92の湾曲長よりも小さくなっていれば、爪部92によって弁体70を付勢することはできる。
・上記実施形態において、スイングアーム60におけるレバー66に対して弾性部材90を組み付ける向きは、適宜変更してもよい。すなわち、弾性部材90における爪部92が円環部91の軸線方向においてレバー66(固定部68)側に向かって湾曲し、弾性部材90における立設部93が円環部91の軸線方向においてレバー66(固定部68)側に向かって突出していてもよい。
・上記実施形態において、弾性部材90は、スイングアーム60におけるレバー66(固定部68)と弁体70における弁板76との間に挟まれていてもよい。この場合には、ウェイストゲートバルブ50における弁体70がレバー66に対して傾動する際に、弾性部材90における円環部91及び立設部93が、レバー66(固定部68)及び弁板76にそれぞれ当接するようにレバー66におけるテーパ面69aの面取りを小さくすればよい。
・上記実施形態において、弾性部材90における円環部91の形状は適宜変更できる。例えば、円環部91は、略楕円環形状になっていてもよい。
・上記実施形態において、弾性部材90における立設部93の形状は適宜変更できる。例えば、立設部93の剛性が十分に大きい場合には、立設部93が円環部91の周方向において断続的に設けられていてもよい。また、立設部93は、円環部91の周方向の一部分に設けられていてもよい。
・上記実施形態において、ウェイストゲートバルブ50における弁体70はレバー66に対して傾動可能になっていなくてもよい。例えば、ウェイストゲートバルブ50がウェイストゲートポート24を閉状態にする際に、弁体70の当接面76aがタービンハウジング20の壁面に倣うように当接しなくても、弁体70の当接面76aがタービンハウジング20の壁面に密着できるのであれば、弁体70が弁軸71の軸線方向にのみ移動してもよい。この場合には、弁軸71における大径部72の長径が挿通孔69の長径よりもわずかに小さくなっていればよい。
・上記実施形態において、弾性部材90における爪部92の数やその配置は適宜変更できる。例えば、弾性部材90における爪部92によって弁体70を適切に付勢できるのであれば、爪部92の数は、5つ以下であってもよいし、7つ以上であってもよい。同様に、弾性部材90における爪部92の配置は等角度毎に配置されていなくてもよい。
A…距離、C…距離、S…隙間、X…中心軸線、11…コンプレッサハウジング、12…ベアリングハウジング、20…タービンハウジング、21…ハウジング本体、22…スクロール通路、23…排出通路、24…ウェイストゲートポート、31…タービンホイール、36…上流側フランジ、36a…ボルト孔、37…下流側フランジ、41…第1リンクアーム、42…第1連結ピン、43…駆動ロッド、44…第2連結ピン、45…第2リンクアーム、46…回転軸、47…電動モータ、48…クランプ、50…ウェイストゲートバルブ、60…スイングアーム、61…シャフト、62…小径部、63…大径部、66…レバー、67…湾曲部、68…固定部、69…挿通孔、69a…テーパ面、70…弁体、71…弁軸、72…大径部、73…小径部、74…拡径部、76…弁板、76a…当接面、76b…対向面、80…支持プレート、80a…対向面、81…固定孔、90…弾性部材、91…円環部、91a…外周縁、91b…内周縁、92…爪部、93…立設部、100…ターボチャージャ、170…弁体、171…弁軸、172…大径部、190…弾性部材、192…爪部、193…立設部。

Claims (5)

  1. タービンハウジングに回動可能に支持されているスイングアームと、前記スイングアームに取り付けられている弁体とを備えているウェイストゲートバルブであって、
    前記スイングアームは、前記タービンハウジングに回動可能に支持されているシャフトと、前記シャフトの端部から当該シャフトの径方向外側に延びるとともに挿通孔が設けられているレバーとを備え、
    前記弁体は、前記挿通孔に挿通されている弁軸と、前記弁軸の端部に設けられて前記タービンハウジングの内面におけるウェイストゲートポートの開口縁に当接することにより当該ウェイストゲートポートを閉塞する弁板とを備え、
    前記弁軸における前記弁板とは反対側であって前記挿通孔から突出している部分には、支持プレートが固定されており、
    前記支持プレートと前記レバーとの間、及び前記レバーと前記弁板との間の少なくとも一方には、前記弁体を前記弁軸の軸線方向に付勢する弾性部材が挟まれており、
    前記弾性部材は、前記弁軸が挿通されている環状の円環部と、前記円環部から当該円環部の径方向に突出するとともに当該円環部の軸線方向の一方側に向かって湾曲している複数の爪部と、前記円環部から当該円環部の軸線方向の一方側に向かって突出する立設部とを備え、
    前記円環部の軸線方向において、前記円環部の他方側の面から前記立設部の突出先端までの長さである前記立設部の突出長は、前記弁軸の軸線方向において、前記弁板と前記支持プレートとの間の距離から前記レバーの厚みを減算した距離よりも小さい
    ことを特徴とするターボチャージャのウェイストゲートバルブ。
  2. 前記立設部は、前記円環部の全周に亘って円環状に延びている
    請求項1に記載のターボチャージャのウェイストゲートバルブ。
  3. 前記円環部の軸線方向における前記円環部の他方側の面から前記爪部の先端までの長さである前記爪部の湾曲長は、前記レバーに対して前記弾性部材が組み付けられる前にあっては、前記弁板と前記支持プレートとの間における前記弁軸の軸線方向の距離から前記レバーの厚みを減算した距離よりも大きい
    請求項1又は請求項2に記載のターボチャージャのウェイストゲートバルブ。
  4. 前記弁体は、前記レバーに対して傾動可能に固定されており、
    前記爪部は、前記円環部の径方向外側の縁から径方向外側に向かって突出しており、
    前記立設部は、前記円環部の径方向内側の縁から突出している
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のターボチャージャのウェイストゲートバルブ。
  5. 前記弁体は、前記レバーに対して傾動可能に固定されており、
    前記爪部は、前記円環部から当該円環部の径方向外側に向かって突出しており、
    前記立設部の突出長は、前記弁体の中心軸線が前記挿通孔の中心軸線に対して最も大きく傾動したときに、前記立設部の突出先端が、前記支持プレート、前記レバー、及び前記弁板のいずれにも当接しない長さに設定されている
    請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のターボチャージャのウェイストゲートバルブ。
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