JP2019119272A - 空気入りタイヤ、タイヤ用モールド及びタイヤの製造方法 - Google Patents

空気入りタイヤ、タイヤ用モールド及びタイヤの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】外観品質及びリムガード50による保護機能の向上が達成された空気入りタイヤ2の提供。【解決手段】このタイヤ2のリムガード50は、頂部56と、当該頂部56よりも半径方向内側に位置する内側面58と、当該頂部56よりも半径方向外側に位置する外側面60とを有する。前記内側面58の輪郭がタイヤ2の外側に中心を有する円弧で表されており、当該円弧の半径が20mm以上30mm以下である。前記外側面60の輪郭がタイヤ2の外側に中心を有する円弧で表されており、当該円弧の半径が100mm以上500mm以下である。半径方向において、前記外側面60の外端Pgの位置が断面幅特定位置PWと一致している、又は、当該外側面60の外端Pgが当該断面幅特定位置PWよりも外側に位置している。【選択図】図2

Description

本発明は、空気入りタイヤ、タイヤ用モールド及びタイヤの製造方法に関する。詳細には、本発明はリムガードを側面に有する空気入りタイヤ、当該タイヤを製造するためのモールド及び当該タイヤの製造方法に関する。
車道と歩道との境界には通常、縁石が並んでいる。車輛を路肩に寄せると、タイヤのサイドウォールが縁石に接触することがある。タイヤは、リムに嵌め合わされている。このため、車輛を路肩に寄せると、リムが縁石に接触することもある。
リムガードを側面に設けたタイヤがある。リムガードは、サイドウォールの外面から外向きに突出している。このタイヤでは、サイドウォールやリムよりも先に、リムガードが縁石と接触する。このタイヤでは、サイドウォールやリムに傷がつきにくい。しかしこのタイヤは、リムガードを有さないタイヤに比べて重い。リムガードは、タイヤの剛性にも影響する。このような事情から、タイヤのリムガードについては様々な検討が行われている(例えば、特許文献1)。
特開平11−268507号公報
頂部と外端とを結ぶ外側面の輪郭と、この頂部と内端とを結ぶ内側面の輪郭とが円弧で表された、リムガードがある。このような尖った形状のリムガードを有するタイヤでは、外側面の輪郭を表す円弧(以下、外側円弧ともいう)、そして内側面の輪郭を表す円弧(以下、内側円弧ともいう。)の大きさによっては、(1)ローカバーをモールドに投入してタイヤを成形する際に、リムガードの近辺で局所的にゴムが流れ、クリンチやエイペックスの形状が乱れる恐れがあること、(2)ローカバーをモールドに投入した際、リムガードの外端に相当する位置付近において、ローカバーとモールドとが先ず接触し、ローカバーとモールドとの間に存在するエアがこの接触位置の外側とその内側とに分断され、エアを十分に排出できない恐れがあること、(3)この場合、エアの排出のために、モールドにおける、接触位置の外側とその内側とに、ベントホールやベントピースを設ける必要があること、そして(4)尖った形状のリムガードの剛性は台形形状のリムガードの剛性よりも低いため、縁石と接触した際の衝撃の程度によっては、リムガードが大きく変形し、リムガードとしての機能(以下、保護機能ともいう。)を果たせない恐れがあることが懸念されている。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであり、外観品質及びリムガードによる保護機能の向上が達成された空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明に係る空気入りタイヤは、トレッドと、それぞれが当該トレッドの端よりも半径方向内側に位置する一対のサイド部とを備え、それぞれのサイド部が本体と、当該本体の外面から軸方向外向きに突出する一対のリムガードとを備える空気入りタイヤであって、
前記リムガードが、頂部と、当該頂部よりも半径方向内側に位置する内側面と、当該頂部よりも半径方向外側に位置する外側面とを有しており、
前記内側面の輪郭がタイヤの外側に中心を有する円弧で表されており、当該円弧の半径が20mm以上30mm以下であり、
前記外側面の輪郭がタイヤの外側に中心を有する円弧で表されており、当該円弧の半径が100mm以上500mm以下であり、
半径方向において、前記外側面の外端の位置が断面幅特定位置と一致している、又は、当該外側面の外端が当該断面幅特定位置よりも外側に位置している。
好ましくは、この空気入りタイヤでは、ビードベースラインから前記頂部までの半径方向高さが28mm以上35mm以下である。
好ましくは、この空気入りタイヤでは、前記本体の外面から前記頂部までの長さが5mm以上7mm以下である。
本発明に係るタイヤ用モールドは、トレッドと、それぞれが当該トレッドの端よりも半径方向内側に位置する一対のサイド部とを備え、それぞれのサイド部が本体と当該本体の外面から軸方向外向きに突出する一対のリムガードとを備え、当該リムガードが頂部と、当該頂部よりも半径方向内側に位置する内側面と、当該頂部よりも半径方向外側に位置する外側面とを有しているタイヤを製造するためのモールドであって、
前記タイヤの外面形状が反映されたキャビティ面を有しており、
前記キャビティ面のうち、前記リムガードに対応する部分が、前記頂部の形状が反映された頂部対応面と、前記内側面の形状が反映された内側面対応面と、前記外側面の形状が反映された外側面対応面とを備えており、
前記内側面対応面の輪郭がタイヤの外側に対応する部分に中心を有する円弧で表されており、当該円弧の半径が20mm以上30mm以下であり、
前記外側面対応面の輪郭がタイヤの外側に対応する部分に中心を有する円弧で表されており、当該円弧の半径が100mm以上500mm以下であり、
半径方向において、前記外側面対応面の外端の位置が前記タイヤの断面幅特定位置に対応する位置と一致している、又は、当該外側面対応面の外端が当該断面幅特定位置に対応する位置よりも外側に位置している。
本発明に係るタイヤの製造方法は、トレッドと、それぞれが当該トレッドの端よりも半径方向内側に位置する一対のサイド部とを備え、それぞれのサイド部が本体と当該本体の外面から軸方向外向きに突出する一対のリムガードとを備え、それぞれのリムガードが頂部と、当該頂部よりも半径方向内側に位置する内側面と、当該頂部よりも半径方向外側に位置する外側面とを有しているタイヤの製造方法であって、
(1)前記タイヤのためのローカバーを準備する工程、
(2)前記ローカバーをモールドに投入する工程、及び、
(3)前記モールド内で前記ローカバーを加圧及び加熱する工程
を含んでおり、
前記モールドが、前記タイヤの外面形状が反映されたキャビティ面を有しており、
前記キャビティ面のうち、前記リムガードに対応する部分が、前記頂部の形状が反映された頂部対応面と、前記内側面の形状が反映された内側面対応面と、前記外側面の形状が反映された外側面対応面とを備えており、
前記内側面対応面の輪郭がタイヤの外側に対応する部分に中心を有する円弧で表されており、当該円弧の半径が20mm以上30mm以下であり、
前記外側面対応面の輪郭がタイヤの外側に対応する部分に中心を有する円弧で表されており、当該円弧の半径が100mm以上500mm以下であり、
半径方向において、前記外側面対応面の外端の位置が前記タイヤの断面幅特定位置に対応する位置と一致している、又は、当該外側面対応面の外端が当該断面幅特定位置に対応する位置よりも外側に位置している。
本発明の空気入りタイヤでは、リムガードの内側面の輪郭は内向きに湾曲した円弧で表され、この円弧の半径は20mm以上30mm以下である。このリムガードの外側面の輪郭は内向きに湾曲した円弧であり、この円弧の半径は100mm以上500mm以下である。このタイヤでは、従来のタイヤのリムガードに比べて、大きな半径を有する円弧で、リムガードの内側面及び外側面それぞれの輪郭が表される。このため、モールド内でタイヤを成形する際、従来のタイヤにおいて確認されることがあった、リムガードの近辺における、局所的なゴム流れが効果的に抑えられる。このリムガードは、タイヤのエイペックスやクリンチ等の部材の形状乱れを効果的に抑制する。
このタイヤではさらに、半径方向において、外側面の外端の位置が断面幅特定位置と一致している、又は、この外側面の外端がこの断面幅特定位置よりも外側に位置している。このため、モールド内でタイヤを成形する際、ローカバーとモールドとの間に存在するエアが、リムガードの外端に相当する位置において分断されることなく、この外端に相当する位置からこのリムガードの頂部に向かって効果的に排出される。特に、外側面の輪郭を表す円弧が相対的に大きいので、この外端に相当する位置から頂部に向かうエアの流れが生じやすい。このタイヤでは、サイド部におけるエア残りが効果的に抑えられる。このことは、エア排出のためにモールドに設ける、ベントピースやベントホールの数を減らすことにも貢献する。
大きなリムガードはさらに縁石と接触しても変形しにくいため、このタイヤでは、リムガードによる保護機能も向上される。
このタイヤでは、外観品質及びリムガードによる保護機能の向上が達成される。本発明のタイヤ用モールド、及び、本発明のタイヤの製造方法によれば、外観品質及びリムガードによる保護機能の向上が達成された空気入りタイヤが得られる。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの一部が示された断面図である。 図2は、図1のタイヤの一部が示された断面図である。 図3は、図1のタイヤを製造するための加硫機の一部が示された概略図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて、本発明が詳細に説明される。
図1には、空気入りタイヤ2が示されている。詳細には、この図1には、タイヤ2の回転軸(図示されず)を含む平面に沿ったこのタイヤ2の断面が示されている。図1において、上下方向がタイヤ2の半径方向であり、左右方向がタイヤ2の軸方向であり、紙面との垂直方向がタイヤ2の周方向である。図1において、一点鎖線CLはタイヤ2の赤道面を表わす。このタイヤ2は、トレッドパターンを除いて、赤道面に対して対称な形状を有している。なお、この図1において、軸方向に延びる実線BBLはビードベースラインである。このビードベースラインは、正規リムのリム径(JATMA参照)を規定する線である。
このタイヤ2は、リム4に嵌め合わされている。このリム4は、正規リムである。タイヤ2の内部には、空気が充填される。これにより、タイヤ2の内圧が調整される。
本発明では、タイヤ2の各部材の寸法及び角度は、特に言及がない限り、タイヤ2が正規リムに組み込まれ、正規内圧となるようにタイヤ2に空気が充填された状態(正規状態ともいう。)で測定される。測定時には、タイヤ2には荷重がかけられない。
本明細書において正規リムとは、タイヤ2が依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。
本明細書において正規内圧とは、タイヤ2が依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。
本明細書において正規荷重とは、タイヤ2が依拠する規格において定められた荷重を意味する。JATMA規格における「最高負荷能力」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「LOAD CAPACITY」は、正規荷重である。
[タイヤ2の構成]
このタイヤ2は、乗用車用である。このタイヤ2は、トレッド6、一対のサイドウォール8、一対のウィング10、一対のクリンチ12、一対のビード14、カーカス16、ベルト18、バンド20、一対のエッジバンド22、一対のチェーファー24及びインナーライナー26を備えている。
トレッド6は、架橋ゴムからなる。タイヤ2は、トレッド6の外周面28において路面を踏みしめる。トレッド6の外周面28は、トレッド面である。このタイヤ2では、トレッド6に溝30が刻まれている。
このタイヤ2のトレッド6は、ベース層32と、キャップ層34とを有している。ベース層32は通常、接着性に優れる架橋ゴムからなる。キャップ層34は、ベース層32の半径方向外側に位置している。キャップ層34は通常、耐摩耗性に優れる架橋ゴムからなる。
それぞれのサイドウォール8は、トレッド6の端よりも半径方向内側に位置している。サイドウォール8は、カーカス16よりも軸方向外側に位置している。サイドウォール8は通常、耐カット性に優れる架橋ゴムからなる。
それぞれのウィング10は、トレッド6とサイドウォール8との間に位置する。ウィング10は通常、接着性に優れる架橋ゴムからなる。ウィング10は、トレッド6とサイドウォール8とを接合する。
それぞれのクリンチ12は、サイドウォール8よりも半径方向内側に位置している。クリンチ12は通常、耐摩耗性に優れる架橋ゴムからなる。クリンチ12は、リム4と当接する。
それぞれのビード14は、クリンチ12よりも軸方向内側に位置している。ビード14は、コア36とエイペックス38とを備えている。コア36は金属製のワイヤーを含み、エイペックス38は硬質な架橋ゴムからなる。
カーカス16は、トレッド6、サイドウォール8及びクリンチ12の内側において、一方のビード14と他方のビード14との間を架け渡している。カーカス16は、カーカスプライ40を備えている。カーカスプライ40は、それぞれのコア36の周りにて軸方向内側から外側に向かって折り返されている。このカーカス16が2枚以上のカーカスプライ40で構成されてもよい。
図示されていないが、カーカスプライ40は並列された多数のコードを含んでいる。このカーカス16は、ラジアル構造を有している。それぞれのコードが赤道面に対してなす角度は70°以上90°以下である。コードは有機繊維からなる。この有機繊維としては、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維及びアラミド繊維が挙げられる。
ベルト18は、トレッド6の半径方向内側において、カーカス16と積層されている。このタイヤ2のベルト18は、内層42及び外層44からなる。図示されていないが、内層42及び外層44のそれぞれは、並列した多数のコードを含んでいる。これらのコードは、赤道面に対して傾斜している。それぞれのコードが赤道面に対してなす角度は通常、10°以上35°以下の範囲で設定される。コードの材質は通常、スチールである。このベルト18のコードとして、カーカスプライ40のように有機繊維からなるコードが用いられてもよい。
バンド20は、ベルト18を覆う。図示されていないが、このバンド20は螺旋状に巻かれたコードを含んでいる。このバンド20におけるコードは、実質的に周方向に延在している。このバンド20は、ジョイントレス構造を有している。このバンド20には、カーカスプライ40のように有機繊維からなるコードが用いられている。
それぞれのエッジバンド22は、バンド20及びベルト18の端の部分を覆う。図示されていないが、このエッジバンド22は螺旋状に巻かれたコードを含んでいる。このエッジバンド22におけるコードは、実質的に周方向に延在している。このエッジバンド22は、ジョイントレス構造を有している。このエッジバンド22には、カーカスプライ40のように有機繊維からなるコードが用いられている。
それぞれのチェーファー24は、タイヤ2のビード14の部分に位置している。タイヤ2をリム4に組み込んだ状態において、チェーファー24はリム4と当接する。チェーファー24は、布とこの布に含浸したゴムとからなる。
インナーライナー26は、カーカス16の内側に位置している。このインナーライナー26は、タイヤ2の内周面を構成する。インナーライナー26は、空気を通しにくい架橋ゴムからなる。
図2には、タイヤ2のサイドウォール8からクリンチ12までの部分が示されている。この図2において、上下方向がタイヤ2の半径方向であり、左右方向がタイヤ2の軸方向であり、紙面との垂直方向がタイヤ2の周方向である。この図2には、タイヤ2の回転軸(図示されず)を含む平面に沿ったこのタイヤ2の断面が示されている。
本発明においては、トレッド6(詳細にはウィング10)と、ビード14のコア36との間であって、カーカス16の軸方向外側部分は、サイド部46と称される。このタイヤ2では、サイド部46はサイドウォール8及びクリンチ12により構成される。このサイド部46は、ウィング10から半径方向内向きにカーカス16に沿って延在している。
このタイヤ2は、トレッド6と、それぞれがこのトレッド6の端よりも半径方向内側に位置する一対のサイド部46とを備えている。それぞれのサイド部46は、本体48と、リムガード50とを備えている。リムガード50は、本体48の外面52から軸方向外向きに突出している。このリムガード50は、周方向に延在している。このリムガード50は、リング状を呈している。
図2において、二点鎖線VLは本体48とリムガード50との境界である。この境界VLは、リムガード50が設けられていないと仮定して得られるサイド部46、すなわち本体48の外面52の一部をなす。図2において、符号PWは本体48の外面52上の特定の位置を表している。この位置PWは、リムガード50が設けられていないと仮定して得られる、このタイヤ2の軸方向外側端である。この位置PWにおいて、タイヤ2の断面幅(JATMA参照)が特定される。本発明において、この位置PWは断面幅特定位置と称される。この図2において、実線LWは断面幅特定位置PWを通り、軸方向に延びる直線である。本発明において、この直線LWは、断面幅の基準線とも称される。
このタイヤ2では、本体48の外面52の輪郭は、複数の円弧を用いて表される。この図2において矢印Rkは、本体48の外面52のうち、断面幅特定位置PWから半径方向内側部分の輪郭を表す円弧(以下、下部円弧ともいう。)の半径を表している。この下部円弧は、その中心が断面幅の基準線LW上にあり、断面幅特定位置PWを通る。この図2において矢印Rjは、本体48の外面52のうち、断面幅特定位置PWから半径方向外側部分の輪郭を表す円弧(以下、上部円弧ともいう。)の半径を表している。この上部円弧は、その中心が断面幅の基準線LW上にあり、断面幅特定位置PWを通る。この上部円弧は、断面幅特定位置PWにおいて、前述の下部円弧と接する。
このタイヤ2では、下部円弧の半径Rk及び上部円弧の半径Rjは、タイヤ2の仕様に応じて決められる。下部円弧の半径Rkは通常、20mm〜70mmの範囲で適宜設定される。上部円弧の半径Rjは通常、20mm〜70mmの範囲で適宜設定される。
本発明においてタイヤ2及びタイヤ2各部の輪郭は、タイヤ2を正規リムに組み込み、タイヤ2の内圧が正規内圧の5%に保持され、無負荷状態にあるタイヤ2に基づいて特定される。このようにして特定されたタイヤ2の外面54の輪郭は、後述するモールドのキャビティ面の形状と一致する。
このタイヤ2では、リムガード50は、頂部56と、内側面58と、外側面60とを有している。頂部56は、リムガード50の軸方向外側端である。この頂部56は、リムガード50の外面62上の、本体48の外面52から最も離れた位置で特定される。このリムガード50は、この頂部56において最大の厚さを有する。内側面58は、頂部56よりも半径方向内側に位置している。このタイヤ2では、この内側面58の外端は頂部56と一致している。図2において、符号Pnは内側面58の内端である。この内側面58は、その内端Pnにおいて、本体48の外面52と接触している。外側面60は、頂部56よりも半径方向外側に位置している。このタイヤ2では、この外側面60の内端は頂部56と一致している。図2において、符号Pgは外側面60の外端である。この外側面60は、その外端Pgにおいて、本体48の外面52と接触している。
図2に示されたタイヤ2の断面において、内側面58の内端Pnと頂部56とを結ぶ内側面58の輪郭は円弧で表される。この図2において、矢印Ruはこの内側面58の輪郭を表す円弧(以下、内側円弧ともいう。)の半径を表している。このタイヤ2では、内側円弧の中心はタイヤ2の外側に位置している。内側円弧は、内端Pnにおいて、本体48の下部円弧と接している。
図2に示されたタイヤ2の断面において、外側面60の外端Pgと頂部56とを結ぶ外側面60の輪郭は円弧で表される。この図2において、矢印Rsはこの外側面60の輪郭を表す円弧(以下、外側円弧ともいう。)の半径を表している。このタイヤ2では、外側円弧の中心はタイヤ2の外側に位置している。このタイヤ2では、外側円弧は、外端Pgにおいて、本体48の上部円弧と接している。
本発明においてリムガード50の頂部56は、内側円弧と外側円弧との交点で表される。このため、頂部56の部分が丸められている場合は、内側円弧の延長線と外側円弧の延長線との交点を求めることにより、この頂部56が特定される。
[タイヤ2の製造方法及びモールド]
以上説明したタイヤ2は、次のようにして製作される。このタイヤ2の製造方法は、準備工程、投入工程及び加硫工程を含んでいる。以下に、準備工程、投入工程及び加硫工程について説明する。
図示されていないが、このタイヤ2を製造する場合、準備工程において、フォーマーのドラム上で、未架橋状態にある、トレッド6、サイドウォール8等の部材が組み合わされる。これにより、ローカバーが準備される。ローカバーは、未架橋のタイヤ2である。このローカバーが組み立てられる工程は、成形工程とも称されている。
この製造方法では、準備工程で得たローカバー64は、図3に示された加硫機66においてタイヤ2に成形される。この加硫機66は、モールド68とブラダー70とを備えている。ブラダー70はモールド68の内側に位置している。この図3では、図示されない開閉手段によりモールド68は閉じられている。この製造方法では、加硫機66に特に制限はなく、タイヤ2の製造で一般的に用いられる加硫機が用いられる。なお、この図3において、上下方向がタイヤ2の半径方向であり、左右方向がタイヤ2の軸方向であり、紙面との垂直方向がタイヤ2の周方向である。
このタイヤ2を製造するためのモールド68は、セグメント72、サイドプレート74及びビードリング76を備えている。このモールド68は、タイヤ2の製造で一般的に用いられている割モールドである。このモールド68では、セグメント72、サイドプレート74及びビードリング76が組み合わされることにより、キャビティ面78が構成される。このキャビティ面78は、タイヤ2の外面54を形づける。このキャビティ面78には、タイヤ2の外面54の形状が反映されている。キャビティ面78とブラダー70との間に形成される空間は、キャビティと称される。
投入工程では、準備工程で成形されたローカバー64がモールド68に投入される。投入後、ローカバー64の内側に位置するブラダー70に、ガスが充填される。ブラダー70が膨張し、ローカバー64の形状が整えられる。図3に示されているように、モールド68が閉じられ、ブラダー70の内圧が高められる。これにより、キャビティ内にローカバー64がセットされる。なお、この製造方法では、ブラダー70に代えて中子が用いられてもよい。中子は、トロイダル状の外面を備える。この外面は、空気が充填されその内圧が正規内圧の5%に保持された状態にあるタイヤ2の内面の形状に近似される。
加硫工程では、ローカバー64はモールド68とブラダー70とに挟まれて加圧される。ローカバー64は、モールド68及びブラダー70からの熱伝導により、加熱される。この加硫工程では、モールド68内でローカバー64が加圧及び加熱される。加圧及び加熱により、ローカバー64のゴム組成物が流動する。ゴム組成物が架橋反応を起こし、図1に示されたタイヤ2が得られる。なお、この製造方法では、加硫機66においてタイヤ2を成形するための条件に特に制限はない。一般的に採用されるタイヤ2の成形条件が、この製造方法においても適用される。
モールド68は、タイヤ2の外面54の形状が反映されたキャビティ面78を有している。このモールド68では、キャビティ面78のうち、リムガード50に対応する部分(以下、リムガード対応部分80ともいう。)は、サイドプレート74に設けられている。このリムガード対応部分80は、リムガード50の頂部56の形状が反映された頂部対応面82、このリムガード50の内側面58の形状が反映された内側面対応面84、そして、このリムガード50の外側面60の形状が反映された外側面対応面86を備えている。内側面対応面84は、頂部対応面82よりも半径方向内側に位置している。外側面対応面86は、頂部対応面82よりも半径方向外側に位置している。
図3において、符号Pnmは内側面対応面84の内端である。この内端Pnmは、リムガード50の内端Pnに対応している。符号Pgmは外側面対応面86の外端である。この外端Pgmは、リムガード50の外端Pgに対応している。
前述したように、このタイヤ2では、リムガード50の内側面58の輪郭は、タイヤ2の外側に中心を有する円弧で表される。したがって、このモールド68では、内側面対応面84の輪郭は、タイヤ2の外側に対応する部分に中心を有する円弧で表される。
図3において、矢印Rumは内側面対応面84の輪郭を表す円弧の半径である。前述したように、タイヤ2の外面54の輪郭はモールド68のキャビティ面78の形状と一致する。したがって、この円弧の半径Rumは前述の内側円弧の半径Ruと同じである。
前述したように、このタイヤ2では、リムガード50の外側面60の輪郭は、タイヤ2の外側に中心を有する円弧で表される。したがって、このモールド68では、外側面対応面86の輪郭は、タイヤ2の外側に対応する部分に中心を有する円弧で表される。
図3において、矢印Rsmは外側面対応面86の輪郭を表す円弧の半径である。前述したように、タイヤ2の外面54の輪郭はモールド68のキャビティ面78の形状と一致する。したがって、この円弧の半径Rsmは前述の外側円弧の半径Rsと同じである。
前述したように、タイヤ2の外面54の輪郭はモールド68のキャビティ面78の形状と一致する。したがって、本明細書においては、モールド68のキャビティ面78の形状に基づく効果は、タイヤ2の外面54の輪郭に基づく効果により説明される。
このタイヤ2では、リムガード50の内側面58の輪郭は内向きに湾曲した円弧で表され、この円弧、すなわち内側円弧の半径Ruは20mm以上30mm以下である。このリムガード50の外側面60の輪郭は内向きに湾曲した円弧であり、この円弧、すなわち外側円弧の半径Rsは100mm以上500mm以下である。このタイヤ2では、リムガード50の内側面58及び外側面60それぞれの輪郭を表す円弧は従来のリムガードの内側面及び外側面それぞれの輪郭を表す円弧に比べて大きい。このため、モールド68内でタイヤ2を成形する際、従来のタイヤにおいて確認されることがあった、リムガード50の近辺における、局所的なゴム流れが効果的に抑えられる。このリムガード50は、タイヤ2のエイペックス38やクリンチ12等の部材の形状乱れを効果的に抑制する。
このタイヤ2ではさらに、半径方向において、外側面60の外端Pgの位置が断面幅特定位置PWと一致している、又は、この外側面60の外端Pgがこの断面幅特定位置PWよりも外側に位置している。このタイヤ2では、モールド68内でタイヤ2を成形する際、ローカバー64とモールド68との間に存在するエアが、リムガード50の外端Pgに相当する位置において分断されることなく、この外端Pgに相当する位置からこのリムガード50の頂部56に向かってエアが効果的に排出される。外側面60の輪郭を表す円弧が相対的に大きいので、このタイヤ2では、この外端Pgに相当する位置から頂部56に向かうエアの流れが生じやすい。このタイヤ2では、サイド部46におけるエア残りが効果的に抑えられる。このことは、エア排出のためにモールド68に設ける、ベントピースやベントホールの数を減らすことにも貢献する。
図示されていないが、このタイヤ2を製造するためのモールド68では、その頂部対応面82に、直径0.4mm以上1.5mm以下の直径を有するベントホール又はベントピースを設けることができる。この場合、外端Pgに相当する位置から頂部56に向かうエアの流れが効果的に促される。外観品質に影響するエアの残留が効果的に抑えられる観点から、好ましくは、このモールド68の頂部対応面82に、直径0.4mm以上1.5mm以下の直径を有するベントホール又はベントピースが設けられる。
図示されていないが、このモールド68では、サイドプレート74とビードリング76との接触位置が頂部対応面82と一致するようにモールド68の分割位置が調整されてもよい。サイドプレート74とビードリング76との間はエアの流路として機能するので、この場合においても、外端Pgに相当する位置から頂部56に向かうエアの流れが効果的に促される。
前述したように、このタイヤ2では、リムガード50の内側面58及び外側面60それぞれの輪郭を表す円弧は従来のリムガードの内側面58及び外側面60それぞれの輪郭を表す円弧に比べて大きい。つまり、このタイヤ2のリムガード50は、従来のタイヤのリムガードよりも大きい。このリムガード50は、縁石と接触しても変形しにくい。このタイヤ2では、リムガード50による保護機能も向上される。さらに、従来のリムガードに比べてリムガード50の外側面60が緩やかに湾曲しているので、タイヤ2の走行状態において、このリムガード50の付近に、スムーズな空気の流れが形成される。空気抵抗が小さいので、このタイヤ2は車輛の燃費性能の向上に寄与する。トレッド6の端からリムガード50の頂部56に向かってタイヤ2の剛性が緩やかに高まっていくので、このタイヤ2では、荷重の変化に対する感度が低い。このため、このタイヤ2では、操縦安定性と乗り心地とがバランスよく整えられる。このようにこのタイヤ2では、外観品質及びリムガード50による保護機能の向上だけでなく、空気抵抗の低減並びに操縦安定性及び乗り心地の向上も達成される。
前述したように、このタイヤ2では、内側円弧の半径Ruは20mm以上30mm以下である。これにより、外観品質及びリムガード50による保護機能の向上だけでなく、操縦安定性及び乗り心地の向上も達成される。この観点から、このタイヤ2では、内側円弧の半径Ruは22mm以上が好ましく、28mm以下が好ましい。モールド68の内側面対応面84の輪郭を表す円弧の半径Rumはこの内側円弧の半径Ruと同じであるので、この半径Rumは20mm以上30mm以下であり、22mm以上が好ましく、28mm以下が好ましい。
前述したように、このタイヤ2では、外側円弧の半径Rsは100mm以上500mm以下である。これにより、外観品質及びリムガード50による保護機能の向上だけでなく、空気抵抗の低減並びに操縦安定性及び乗り心地の向上も達成される。この観点から、外側円弧の半径Rsは200mm以上が好ましく、250mm以上がより好ましい。この外側円弧の半径Rsは400mm以下が好ましく、350mm以下がより好ましい。モールド68の外側面対応面86の輪郭を表す円弧の半径Rsmはこの外側円弧の半径Rsと同じであるので、この半径Rsmは100mm以上500mm以下であり、200mm以上が好ましく、400mm以下が好ましい。この半径Rsmは、250mm以上がより好ましく、350mm以下がより好ましい。
図2において、両矢印HWはビードベースラインから断面幅特定位置PWまでの半径方向距離である。両矢印HSは、ビードベースラインからリムガード50の外端Pgまでの半径方向距離である。この距離HW及び距離HSは、正規リムに組み込まれ、内圧が正規内圧の5%に保持され、無負荷状態にあるタイヤ2において特定される。
前述したように、このタイヤ2では、半径方向において、外側面60の外端Pgの位置が断面幅特定位置PWと一致している、又は、この外側面60の外端Pgがこの断面幅特定位置PWよりも外側に位置している。つまり、ビードベースラインから断面幅特定位置PWまでの半径方向距離HWに対するこのビードベースラインからリムガード50の外端Pgまでの半径方向距離HSの比は1以上である。これにより、モールド68内でタイヤ2を成形する際、ローカバー64とモールド68との間に存在するエアが、リムガード50の外端Pgに相当する位置において分断されることなく、この外端Pgに相当する位置からこのリムガード50の頂部56に向かってエアが効果的に排出される。外観品質の向上の観点から、この比は1.01以上が好ましく、1.03以上がより好ましい。リムガード50のボリュームが適切に維持される観点から、この比は1.3以下が好ましい。
図2において、両矢印HTはビードベースラインからリムガード50の頂部56までの半径方向高さである。両矢印TTは、本体48の外面52からリムガード50の頂部56までの長さ、すなわち、リムガード50の厚さである。この長さTTは、リムガード50の頂部56を通る、本体48の外面52(詳細には、下部円弧)の法線に沿って計測される。
このタイヤ2では、半径方向高さHTは28mm以上が好ましく、35mm以下が好ましい。この高さHTが28mm以上に設定されることにより、外観品質が向上するとともに、リムガード50が保護機能を効果的に発揮できる。これに対してこの高さHTが35mm以下に設定されることにより、リムガード50による保護機能が効果的に維持されるとともに、このリムガード50が、空気抵抗の低減並びに操縦安定性及び乗り心地の向上に効果的に寄与する。
このタイヤ2では、長さTTは5mm以上が好ましく、7mm以下が好ましい。この長さTTが5mm以上に設定されることにより、サイド部46の外観品質が向上し、リムガード50による保護機能が効果的に維持されるとともに、このリムガード50が操縦安定性及び乗り心地の向上に効果的に寄与する。これに対して、この長さTTが7mm以下に設定されることにより、ビード14やクリンチ12の形状の乱れが効果的に防止されるとともに、リムガード50が空気抵抗の低減に効果的に寄与する。
以上説明したように、このタイヤ2では、外観品質及びリムガード50による保護機能の向上が達成される。本発明のタイヤ2用モールド68、及び、本発明のタイヤ2の製造方法によれば、外観品質及びリムガード50による保護機能の向上が達成された空気入りタイヤ2が得られる。本発明のリムガード50の形状に基づく効果は、偏平率が25%以上55%以下の範囲に設定されたタイヤ2において特に有効に発揮される。
以下、実施例などにより、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は、かかる実施例のみに限定されるものではない。
[実施例1]
図3に示されたモールドを用いて、図1に示された基本構成を備え、下記の表1に示された仕様を備えたタイヤ(サイズ=225/45R17 94Y)を得た。
表1の内側面の位置の欄に「外」で表されているように、リムガードの内側面の輪郭はタイヤの外側に中心が位置する円弧によって表わされた。この円弧の半径Ruは25mmであった。この表1の外側面の位置の欄に「外」で表されているように、リムガードの外側面の輪郭はタイヤの外側に中心が位置する円弧によって表わされた。この円弧の半径Rsは300mmであった。
ビードベースラインから断面幅特定位置PWまでの半径方向距離HWに対する、このビードベースラインからリムガードの外端Pgまでの半径方向距離HSの比(HS/HW)は1.05であった。ビードベースラインからリムガードの頂部までの半径方向高さHTは29mmであった。本体の外面からリムガードの頂部までの長さTTは6.0mmであった。
[比較例1]
半径Ru、半径Rs、比(HS/HW)及び長さTTを下記の表1に示された通りとした他は実施例1と同様にして、比較例1のタイヤを得た。この比較例1は従来のタイヤである。
[比較例2]
半径Ru、半径Rs、比(HS/HW)、高さHT及び長さTTを下記の表1に示された通りとした他は実施例1と同様にして、比較例2のタイヤを得た。この比較例2は従来のタイヤである。
[実施例2−3及び比較例3−4]
半径Rsを下記の表1に示された通りとした他は実施例1と同様にして、実施例2−3及び比較例3−4のタイヤを得た。
[比較例5−6]
半径Ruを下記の表2に示された通りとした他は実施例1と同様にして、比較例5−6のタイヤを得た。
[実施例4−5]
長さTTを下記の表2に示された通りとした他は実施例1と同様にして、実施例4−5のタイヤを得た。
[実施例6−7]
高さHTを下記の表2に示された通りとした他は実施例1と同様にして、実施例6−7のタイヤを得た。
[比較例7]
リムガードの外側面の輪郭を、タイヤの内側に中心を有する円弧で表した他は実施例1と同様にして、比較例7のタイヤを得た。リムガードの外側面の輪郭を、タイヤの内側に中心を有する円弧で表したことは、表2の外側面の位置の欄に「内」で表されている。
[ビード形状]
試作したタイヤのビード及びエイペックスの形状が設計した形状にどの程度一致しているかを確認した。その結果が、指数で、下記の表1及び表2に示されている。数値が大きいほど形状に乱れはなく良好である。
[サイド部外観]
試作したタイヤの外観を観察して、エア残りに伴う外観不良の発生度合いを確認した。その結果が、指数で、下記の表1及び表2に示されている。数値が大きいほど外観が良好である。
[保護機能]
試作したタイヤを正規リムに組み込み、正規内圧となるように内部に空気を充填した。このタイヤをテスト車輛(乗用車)に装着した。車輛を縁石に寄せた際にリムに生じた傷の程度を確認した。その結果が、指数で、下記の表1及び表2に示されている。数値が大きいほどリムガードによる保護機能が良好に発揮されている。
[空気抵抗]
試作したタイヤを正規リムに組み込み、正規内圧となるように内部に空気を充填した。このタイヤをテスト車輛(乗用車)に装着した。時速80kmの走行からギアをニュートラルとし、車輛が停止するまでの距離を計測した。その結果が、指数で、下記の表1及び表2に示されている。数値が大きいほど空気抵抗が小さい。
[バランス]
試作したタイヤを正規リムに組み込み、正規内圧となるように内部に空気を充填した。このタイヤをテスト車輛(乗用車)に装着した。この車輛をサーキットコースで走行させて、操縦安定性及び乗り心地についてドライバーに評価させた。その結果が、指数で、下記の表1及び表2に示されている。数値が大きいほど操縦安定性及び乗り心地がバランスよく整えられている。
[総合性能]
各評価で得た指数の合計を求めた。この結果が、総合性能として、下記の表1及び表2に示されている。数値が大きいほど好ましい。


表1及び表2に示されているように、実施例は、比較例に比して評価が高い。特に、実施例では、外観品質及びリムガードによる保護機能の向上だけでなく、空気抵抗の低減並びに操縦安定性及び乗り心地の向上が達成されている。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
以上説明された空気入りタイヤのリムガードに関する技術は種々のタイヤにも適用されうる。
2・・・タイヤ
4・・・リム
6・・・トレッド
8・・・サイドウォール
10・・・ウィング
12・・・クリンチ
14・・・ビード
16・・・カーカス
18・・・ベルト
20・・・バンド
22・・・エッジバンド
46・・・サイド部
48・・・本体
50・・・リムガード
52・・・本体48の外面
54・・・タイヤ2の外面
56・・・頂部
58・・・内側面
60・・・外側面
62・・・リムガード50の外面
64・・・ローカバー
68・・・モールド
70・・・ブラダー
72・・・セグメント
74・・・サイドプレート
76・・・ビードリング
78・・・キャビティ面
80・・・リムガード対応部分
82・・・頂部対応面
84・・・内側面対応面
86・・・外側面対応面

Claims (5)

  1. トレッドと、それぞれが当該トレッドの端よりも半径方向内側に位置する一対のサイド部とを備え、それぞれのサイド部が本体と当該本体の外面から軸方向外向きに突出する一対のリムガードとを備える空気入りタイヤであって、
    前記リムガードが、頂部と、当該頂部よりも半径方向内側に位置する内側面と、当該頂部よりも半径方向外側に位置する外側面とを有しており、
    前記内側面の輪郭がタイヤの外側に中心を有する円弧で表されており、当該円弧の半径が20mm以上30mm以下であり、
    前記外側面の輪郭がタイヤの外側に中心を有する円弧で表されており、当該円弧の半径が100mm以上500mm以下であり、
    半径方向において、前記外側面の外端の位置が断面幅特定位置と一致している、又は、当該外側面の外端が当該断面幅特定位置よりも外側に位置している、空気入りタイヤ。
  2. ビードベースラインから前記頂部までの半径方向高さが28mm以上35mm以下である、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記本体の外面から前記頂部までの長さが5mm以上7mm以下である、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. トレッドと、それぞれが当該トレッドの端よりも半径方向内側に位置する一対のサイド部とを備え、それぞれのサイド部が本体と当該本体の外面から軸方向外向きに突出する一対のリムガードとを備え、当該リムガードが頂部と、当該頂部よりも半径方向内側に位置する内側面と、当該頂部よりも半径方向外側に位置する外側面とを有しているタイヤを製造するためのモールドであって、
    前記タイヤの外面形状が反映されたキャビティ面を有しており、
    前記キャビティ面のうち、前記リムガードに対応する部分が、前記頂部の形状が反映された頂部対応面と、前記内側面の形状が反映された内側面対応面と、前記外側面の形状が反映された外側面対応面とを備えており、
    前記内側面対応面の輪郭がタイヤの外側に対応する部分に中心を有する円弧で表されており、当該円弧の半径が20mm以上30mm以下であり、
    前記外側面対応面の輪郭がタイヤの外側に対応する部分に中心を有する円弧で表されており、当該円弧の半径が100mm以上500mm以下であり、
    半径方向において、前記外側面対応面の外端の位置が前記タイヤの断面幅特定位置に対応する位置と一致している、又は、当該外側面対応面の外端が当該断面幅特定位置に対応する位置よりも外側に位置している、タイヤ用モールド。
  5. トレッドと、それぞれが当該トレッドの端よりも半径方向内側に位置する一対のサイド部とを備え、それぞれのサイド部が本体と当該本体の外面から軸方向外向きに突出する一対のリムガードとを備え、それぞれのリムガードが頂部と、当該頂部よりも半径方向内側に位置する内側面と、当該頂部よりも半径方向外側に位置する外側面とを有しているタイヤの製造方法であって、
    前記タイヤのためのローカバーを準備する工程と、
    前記ローカバーをモールドに投入する工程と、
    前記モールド内で前記ローカバーを加圧及び加熱する工程と
    を含んでおり、
    前記モールドが、前記タイヤの外面形状が反映されたキャビティ面を有しており、
    前記キャビティ面のうち、前記リムガードに対応する部分が、前記頂部の形状が反映された頂部対応面と、前記内側面の形状が反映された内側面対応面と、前記外側面の形状が反映された外側面対応面とを備えており、
    前記内側面対応面の輪郭がタイヤの外側に対応する部分に中心を有する円弧で表されており、当該円弧の半径が20mm以上30mm以下であり、
    前記外側面対応面の輪郭がタイヤの外側に対応する部分に中心を有する円弧で表されており、当該円弧の半径が100mm以上500mm以下であり、
    半径方向において、前記外側面対応面の外端の位置が前記タイヤの断面幅特定位置に対応する位置と一致している、又は、当該外側面対応面の外端が当該断面幅特定位置に対応する位置よりも外側に位置している、タイヤの製造方法。

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