JP2019117313A - 画像形成装置、色ずれ補正方法 - Google Patents

画像形成装置、色ずれ補正方法 Download PDF

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Abstract

【課題】色ずれの補正に用いられるトナー量を低減可能な画像形成装置及び色ずれ補正方法を提供すること。【解決手段】画像形成装置は、中間転写ベルト26の幅方向に並ぶ複数のセンサのうちの判定用センサの検出位置P5を通過し、複数の感光体ドラムに対応する複数の第1トナー像6Xを中間転写ベルト26上に形成する第1像形成処理部と、判定用センサによる複数の第1トナー像6X各々の検出結果に基づいて、複数の第1トナー像6X各々についての中間転写ベルト26上の目標位置と実際の形成位置との間のずれ量を取得する第1取得処理部と、第1取得処理部によって取得されたずれ量の一つ以上が所定の閾値を超える場合に、複数の感光体ドラム各々に走査される光の走査線の位置及び姿勢を個別に調整する調整処理を実行する調整処理部と、を備える。【選択図】図8

Description

本発明は、電子写真方式でカラー画像を形成可能な画像形成装置、及び当該画像形成装置で実行される色ずれ補正方法に関する。
電子写真方式でカラー画像を形成可能な画像形成装置は、複数の像担持体と、光走査装置とを備える。前記複数の像担持体は、カラー画像を構成する複数の色に対応している。前記光走査装置は、前記複数の像担持体各々に画像データに基づく光を走査する。
この種の画像形成装置では、前記光走査装置内に設けられる光学レンズなどの光学部材の形状及び取り付け位置の経時的変化などに起因して、前記複数の像担持体各々に走査される光の走査線に位置ずれ、傾き、及び湾曲が生じることがある。この場合、画像形成装置によって印刷されるカラー画像に色ずれが生じる。
この問題に対し、カラー画像の色ずれを補正可能な画像形成装置が知られている(特許文献1参照)。具体的に、この従来の画像形成装置は、中間転写ベルトにおけるその幅方向の端部各々と対向する二つのセンサを備える。また、この従来の画像形成装置では、前記中間転写ベルト上における前記二つのセンサ各々の検出位置を通過するように、前記複数の像担持体に対応する複数の検出用トナー像が前記中間転写ベルトにおけるその幅方向の端部各々に形成される。そして、前記二つのセンサ各々による前記複数の検出用トナー像各々の検出結果に基づいて、前記複数の像担持体各々に対応する走査線の位置及び姿勢が調整される。
特開2007−168240号公報
しかしながら、上述の従来の画像形成装置では、前記センサの検出位置ごとに前記複数の検出用トナー像が形成される。そのため、色ずれの補正に用いられるトナー量が多くなる。
本発明の目的は、色ずれの補正に用いられるトナー量を低減可能な画像形成装置及び色ずれ補正方法を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、複数の像担持体と、光走査部と、複数のセンサと、第1像形成処理部と、第1取得処理部と、第2像形成処理部と、第2取得処理部と、調整処理部とを備える。前記複数の像担持体は、複数の色に対応している。前記光走査部は、前記複数の像担持体各々に画像データに基づく光を走査する。前記複数のセンサは、前記複数の像担持体各々に形成されたトナー像が転写される被転写体の移動方向と直交する幅方向に並んで設けられ、前記被転写体に転写されたトナー像を検出する。前記第1像形成処理部は、前記複数のセンサのうちいずれか一つの判定用センサの検出位置を通過し、前記複数の像担持体に対応する複数の第1トナー像を前記被転写体上に形成する。前記第1取得処理部は、前記判定用センサによる前記複数の第1トナー像各々の検出結果に基づいて、前記複数の第1トナー像各々についての当該第1トナー像の前記被転写体上における目標位置と当該第1トナー像の前記被転写体上における実際の形成位置との間のずれ量を取得する。前記第2像形成処理部は、前記第1取得処理部によって取得された前記複数の第1トナー像各々についてのずれ量のうち予め定められた閾値を超えるものの数が予め定められた下限数以上である場合に、前記複数のセンサ各々の検出位置を通過し、前記複数の像担持体に対応する複数の第2トナー像を前記被転写体上に形成する。前記第2取得処理部は、前記複数のセンサ各々による前記複数の第2トナー像各々の検出結果に基づいて、前記複数のセンサ各々の検出位置における前記複数の第2トナー像各々についての当該第2トナー像の前記被転写体上における目標位置と当該第2トナー像の前記被転写体上における実際の形成位置との間のずれ量を取得する。前記調整処理部は、前記第2取得処理部によって取得された前記複数のセンサ各々の検出位置における前記複数の第2トナー像各々についてのずれ量が低減するように、前記複数の像担持体各々に走査される光の走査線の位置、姿勢、及び形状のいずれか一つ又は複数を個別に調整する調整処理を実行する。
本発明の他の局面に係る色ずれ補正方法は、複数の色に対応する複数の像担持体と、前記複数の像担持体各々に画像データに基づく光を走査する光走査部と、前記複数の像担持体各々に形成されたトナー像が転写される被転写体の移動方向と直交する幅方向に並んで設けられ、前記被転写体に転写されたトナー像を検出する複数のセンサと、を備える画像形成装置で実行され、以下の第1像形成ステップ、第1取得ステップ、第2像形成ステップ、第2取得ステップ、及び調整ステップを含む。前記第1像形成ステップでは、前記複数のセンサのうちいずれか一つの判定用センサの検出位置を通過し、前記複数の像担持体に対応する複数の第1トナー像が前記被転写体上に形成される。前記第1取得ステップでは、前記判定用センサによる前記複数の第1トナー像各々の検出結果に基づいて、前記複数の第1トナー像各々についての当該第1トナー像の前記被転写体上における目標位置と当該第1トナー像の前記被転写体上における実際の形成位置との間のずれ量が取得される。前記第2像形成ステップでは、前記第1取得ステップで取得された前記複数の第1トナー像各々についてのずれ量のうち予め定められた閾値を超えるものの数が予め定められた下限数以上である場合に、前記複数のセンサ各々の検出位置を通過し、前記複数の像担持体に対応する複数の第2トナー像が前記被転写体上に形成される。前記第2取得ステップでは、前記複数のセンサ各々による前記複数の第2トナー像各々の検出結果に基づいて、前記複数のセンサ各々の検出位置における前記複数の第2トナー像各々についての当該第2トナー像の前記被転写体上における目標位置と当該第2トナー像の前記被転写体上における実際の形成位置との間のずれ量が取得される。前記調整ステップでは、前記第2取得ステップで取得された前記複数のセンサ各々の検出位置における前記複数の第2トナー像各々についてのずれ量が低減するように、前記複数の像担持体各々に走査される光の走査線の位置、姿勢、及び形状のいずれか一つ又は複数を個別に調整する調整処理が実行される。
本発明によれば、色ずれの補正に用いられるトナー量を低減可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置における画像形成ユニットの構成を示す図である。 図3は、本発明の実施形態に係る画像形成装置のシステム構成を示すブロック図である。 図4は、本発明の実施形態に係る画像形成装置における光走査装置の構成を示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係る画像形成装置における第2走査レンズの構成を示す図である。 図6は、本発明の実施形態に係る画像形成装置における第2折り返しミラーの構成を示す図である。 図7は、本発明の実施形態に係る画像形成装置における検出部の構成を示す図である。 図8は、本発明の実施形態に係る画像形成装置において中間転写ベルト上に形成される複数の第1トナー像を示す図である。 図9は、本発明の実施形態に係る画像形成装置において中間転写ベルト上に形成される複数の第2トナー像を示す図である。 図10は、本発明の実施形態に係る画像形成装置において検出部により検出される第2トナー像の検出タイミングの一例を示す図である。 図11は、本発明の実施形態に係る画像形成装置における走査線の調整例を示す図である。 図12は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される色ずれ補正処理の一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[画像形成装置100の構成]
まず、図1〜図3を参照しつつ、本発明の実施形態に係る画像形成装置100の構成について説明する。ここで、図1は画像形成装置100の構成を示す断面図である。また、図2は画像形成ユニット21の構成を示す断面図である。なお、図3における二点鎖線は、画像形成部2を示すためのものである。
なお、説明の便宜上、画像形成装置100が使用可能な設置状態(図1に示される状態)で鉛直方向を上下方向D1と定義する。また、図1に示される画像形成装置100の左側の面を正面(前面)として前後方向D2を定義する。また、前記設置状態の画像形成装置100の正面を基準として左右方向D3を定義する。
画像形成装置100は、画像データに基づいて画像を形成するプリンターである。なお、本発明は、ファクシミリ装置、コピー機、及び複合機などの画像形成装置に適用可能である。
図1及び図3に示されるように、画像形成装置100は、筐体1、画像形成部2、給紙部3、制御部4、及び操作表示部5を備える。
筐体1は、画像形成装置100の構成要素各々を収容する。筐体1は略直方体状に形成されている。図1に示されるように、筐体1の上部にはシート受け部11が設けられている。シート受け部11には、画像形成部2によって画像が印刷されたシートが排出される。
画像形成部2は、外部のパーソナルコンピューターなどの情報処理装置から入力される画像データに基づいて、電子写真方式でカラー又はモノクロの画像を形成することが可能である。
図1に示されるように、画像形成部2は、複数の画像形成ユニット21〜24、光走査装置(LSU)25、中間転写ベルト26、二次転写ローラー27、及び定着装置28を備える。
画像形成ユニット21〜24は、中間転写ベルト26の移動方向D4(図1参照)に沿って並設されている。図1に示されるように、画像形成ユニット21〜24には、複数の色に対応する感光体ドラム211、221、231、241が設けられている。具体的に、画像形成ユニット21には、Y(イエロー)に対応する感光体ドラム211が設けられている。画像形成ユニット22には、M(マゼンタ)に対応する感光体ドラム221が設けられている。画像形成ユニット23には、C(シアン)に対応する感光体ドラム231が設けられている。画像形成ユニット24には、K(ブラック)に対応する感光体ドラム241が設けられている。ここに、感光体ドラム211、221、231が、本発明における複数の像担持体の一例である。なお、感光体ドラム241が、本発明における複数の像担持体に含まれていてもよい。
図2に示されるように、画像形成ユニット21は、感光体ドラム211に加えて、感光体ドラム211に対応して設けられた帯電装置212、現像装置213、一次転写ローラー214、及びクリーニング装置215を備える。なお、画像形成ユニット22〜24も同様に構成されているため、ここではそれらの説明を省略する。
感光体ドラム211は、トナー像を担持する。感光体ドラム211は、左右方向D3に延在する不図示の回転軸を有する。感光体ドラム211は、筐体1によって前記回転軸が回転可能に支持されることで、回転方向D5(図2参照)へ回転可能である。帯電装置212は、不図示の電源から供給される電力により感光体ドラム211を所定電位に帯電させる。現像装置213は、トナーを含む現像剤を用いて、感光体ドラム211に形成された静電潜像を現像する。一次転写ローラー214は、現像装置213によって現像された感光体ドラム211上のトナー像を中間転写ベルト26に転写する。クリーニング装置215は、トナー像が転写された後の感光体ドラム211の表面を清掃する。なお、筐体1には、感光体ドラム211、221、231、241の各色に対応するトナーコンテナー21A、22A、23A、24A(図1参照)が着脱可能に設けられている。画像形成ユニット21の現像装置213には、トナーコンテナー21Aからトナーが補給される。
光走査装置25は、感光体ドラム211、221、231、241各々に画像データに基づく光を走査する。これにより、感光体ドラム211、221、231、241各々の外周面に画像データに基づく静電潜像が形成される。ここに、光走査装置25が、本発明における光走査部の一例である。
中間転写ベルト26は、感光体ドラム211、221、231、241各々の上側で感光体ドラム211、221、231、241各々に接触して設けられる。中間転写ベルト26は、左右方向D3に長尺な駆動ローラー及び複数の張架ローラーによって張架されている。中間転写ベルト26は、不図示の電源から供給される電力により前記駆動ローラーが回転駆動されることで、左右方向D3に直交する移動方向D4に移動する。中間転写ベルト26には、感光体ドラム211、221、231、241各々に形成された各色のトナー像が順次重ね合わせて転写される。ここに、中間転写ベルト26が、本発明における被転写体の一例である。また、左右方向D3が、本発明における幅方向の一例である。
二次転写ローラー27は、中間転写ベルト26上に転写された各色のトナー像を、給紙部3によって供給されるシートに転写する。
定着装置28は、二次転写ローラー27によってシートに転写されたトナー像を加熱して、当該トナー像をシートに定着させる。定着装置28によってトナー像が定着したシートは、シート受け部11に排出される。
給紙部3は、画像形成部2にシートを供給する。図1に示されるように、給紙部3は、給紙カセット31、シート搬送路、及び複数の搬送ローラーを備える。給紙部3は、給紙カセット31に収容されたシートを、二次転写ローラー27によるトナー像の転写位置及び定着装置28を経由して、シート受け部11へ搬送する。
制御部4は、不図示のCPU、ROM、RAM、及びEEPROM(登録商標)などの制御機器を備える。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶装置である。前記RAMは揮発性の記憶装置であり、前記EEPROMは不揮発性の記憶装置である。前記RAM及び前記EEPROMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。制御部4では、前記CPUにより前記ROMに予め記憶された各種の制御プログラムが実行される。これにより、画像形成装置100が制御部4により統括的に制御される。なお、制御部4は、集積回路(ASIC)などの電子回路で構成されたものであってもよく、画像形成装置100を統括的に制御するメイン制御部とは別に設けられた制御部であってもよい。
操作表示部5は、制御部4からの制御指示に応じて各種の情報を表示する液晶ディスプレーなどの表示部、及びユーザーの操作に応じて制御部4に各種の情報を入力する操作キー又はタッチパネルなどの操作部を有する。
[光走査装置25の構成]
次に、図3〜図6を参照しつつ、光走査装置25の構成について説明する。ここで、図4は光走査装置25の構成を示す断面図である。また、図5は第2走査レンズ256Cの構成を示す背面図である。また、図6は第2折り返しミラー257Aの構成を示す右側面図である。
図4に示されるように、光走査装置25は、ハウジング251、ポリゴンミラー253、第1走査レンズ254、第1折り返しミラー255A、255B、255C、255D、第2走査レンズ256A、256B、256C、256D、及び第2折り返しミラー257A、257B、257C、257Dを備える。また、図3に示されるように、光走査装置25は、光源252A、252B、252C、252D、レンズ駆動部258A、258B、258C、及びミラー駆動部259A、259B、259Cを備える。
ハウジング251は、光走査装置25の構成要素各々を収容する。ハウジング251は、左右方向D3に長尺に形成されている。
光源252Aは、感光体ドラム211に照射されるレーザー光L1(図4参照)を射出する。光源252Bは、感光体ドラム221に照射されるレーザー光L2(図4参照)を射出する。光源252Cは、感光体ドラム231に照射されるレーザー光L3(図4参照)を射出する。光源252Dは、感光体ドラム241に照射されるレーザー光L4(図4参照)を射出する。
ポリゴンミラー253は、光源252A、252B、252C、252Dから射出されたレーザー光L1、L2、L3、L4を走査させる。ポリゴンミラー253は、上下方向D1に沿った軸を中心に回転可能に設けられる。具体的に、ハウジング251には、ポリゴンミラー253を回転させるポリゴンモーター253A(図4参照)が設けられている。ポリゴンモーター253Aは、上下方向D1に延在する駆動軸を備える。ポリゴンミラー253は、ポリゴンモーター253Aの前記駆動軸に固定されている。ポリゴンミラー253は、不図示の電源から供給される電力によりポリゴンモーター253Aが回転駆動されることで、前記駆動軸を中心に回転する。例えば、ポリゴンミラー253は、平面視が正六角形であって、回転方向に沿って並ぶ6つの反射面を有する。レーザー光L1、L2、L3、L4は、回転するポリゴンミラー253の前記反射面によって左右方向D3に沿って走査される。
図4に示されるように、ポリゴンミラー253によって走査されたレーザー光L1は、第1走査レンズ254、第1折り返しミラー255A、第2走査レンズ256A、及び第2折り返しミラー257Aを経由して、感光体ドラム211に照射される。ポリゴンミラー253によって走査されたレーザー光L2は、第1走査レンズ254、第1折り返しミラー255B、第2走査レンズ256B、及び第2折り返しミラー257Bを経由して、感光体ドラム221に照射される。ポリゴンミラー253によって走査されたレーザー光L3は、第1走査レンズ254、第1折り返しミラー255C、第1折り返しミラー255D、第2走査レンズ256C、及び第2折り返しミラー257Cを経由して、感光体ドラム231に照射される。ポリゴンミラー253によって走査されたレーザー光L4は、第1走査レンズ254、第2走査レンズ256D、及び第2折り返しミラー257Dを経由して、感光体ドラム241に照射される。
第1走査レンズ254及び第2走査レンズ256A、256B、256C、256Dは、ポリゴンミラー253によって走査されたレーザー光L1、L2、L3、L4各々を感光体ドラム211、221、231、241に結像させる。第2走査レンズ256A、256B、256C、256Dは、左右方向D3に長尺である。
第1折り返しミラー255Aは、ポリゴンミラー253によって走査され、第1走査レンズ254を透過したレーザー光L1を第2走査レンズ256Aへ向かう方向に反射させる。第1折り返しミラー255Bは、ポリゴンミラー253によって走査され、第1走査レンズ254を透過したレーザー光L2を第2走査レンズ256Bへ向かう方向に反射させる。第1折り返しミラー255Cは、ポリゴンミラー253によって走査され、第1走査レンズ254を透過したレーザー光L3を第1折り返しミラー255Dへ向かう方向に反射させる。第1折り返しミラー255Dは、第1折り返しミラー255Cで反射したレーザー光L3を第2走査レンズ256Cへ向かう方向に反射させる。第1折り返しミラー255A、255B、255C、255Dは、左右方向D3に長尺な平板状に形成されている。
第2折り返しミラー257Aは、第2走査レンズ256Aを透過したレーザー光L1を感光体ドラム211へ向かう方向に反射させる。第2折り返しミラー257Bは、第2走査レンズ256Bを透過したレーザー光L2を感光体ドラム221へ向かう方向に反射させる。第2折り返しミラー257Cは、第2走査レンズ256Cを透過したレーザー光L3を感光体ドラム231へ向かう方向に反射させる。第2折り返しミラー257Dは、第2走査レンズ256Dを透過したレーザー光L4を感光体ドラム241へ向かう方向に反射させる。第2折り返しミラー257A、257B、257C、257Dは、左右方向D3に長尺な平板状に形成されている。
ここで、第2走査レンズ256Cは、第2走査レンズ256Cを透過するレーザー光L3の進行方向に平行な軸を中心に回動可能である。具体的に、第2走査レンズ256Cは、図5に示されるように、支持部256C1を備える。支持部256C1は、第2走査レンズ256Cにおけるその長手方向の中央部に設けられる。支持部256C1は、第2走査レンズ256Cの上部側から、レーザー光L3の光路を含む左右方向D3に沿った平面に直交する方向へ突出している。支持部256C1の突出方向先端部には、レーザー光L3の進行方向に延在する回動軸256C2が固定されている。回動軸256C2は、ハウジング251によって回転可能に支持されている。回動軸256C2には、レンズ駆動部258Cから供給される駆動力を受ける不図示のギヤが固定されている。第2走査レンズ256Cは、レンズ駆動部258Cから供給される駆動力により回動軸256C2が回動されることで、図5に示される回動方向D6に回動する。なお、第2走査レンズ256A及び256Bも同様に構成されているため、ここではそれらの説明を省略する。
また、第2折り返しミラー257Aは、左右方向D3に平行な軸を中心に回動可能である。具体的に、第2折り返しミラー257Aは、図6に示されるように、支持部257A1を備える。支持部257A1は、第2折り返しミラー257Aにおけるレーザー光L1を反射する反射面とは反対側の背面から当該背面に直交する方向へ突出して設けられる。支持部257A1の突出方向先端部には、左右方向D3に延在する回動軸257A2が固定されている。回動軸257A2は、ハウジング251によって回転可能に支持されている。回動軸257A2には、ミラー駆動部259Aから供給される駆動力を受ける不図示のギヤが固定されている。第2折り返しミラー257Aは、ミラー駆動部259Aから供給される駆動力により回動軸257A2が回動されることで、図6に示される回動方向D7に回動する。なお、第2折り返しミラー257B及び257Cも同様に構成されているため、ここではそれらの説明を省略する。
レンズ駆動部258Aは、第2走査レンズ256Aを透過するレーザー光L1の進行方向に平行な軸を中心に、第2走査レンズ256Aを回動させる。レンズ駆動部258Bは、第2走査レンズ256Bを透過するレーザー光L2の進行方向に平行な軸を中心に、第2走査レンズ256Bを回動させる。レンズ駆動部258Cは、第2走査レンズ256Cを透過するレーザー光L3の進行方向に平行な軸を中心に、第2走査レンズ256Cを回動させる。例えば、レンズ駆動部258A、258B、258C各々はステッピングモーターである。
ミラー駆動部259Aは、左右方向D3に平行な軸を中心に第2折り返しミラー257Aを回動させる。ミラー駆動部259Bは、左右方向D3に平行な軸を中心に第2折り返しミラー257Bを回動させる。ミラー駆動部259Cは、左右方向D3に平行な軸を中心に第2折り返しミラー257Cを回動させる。例えば、ミラー駆動部259A、259B、259C各々はステッピングモーターである。
画像形成装置100では、光走査装置25内に設けられる第2走査レンズ256Aなどの光学部材の形状及び取り付け位置の経時的変化などに起因して、感光体ドラム211、221、231各々に走査されるレーザー光L1、L2、L3の走査線に位置ずれ、傾き、及び湾曲が生じることがある。この場合、画像形成装置100によって印刷されるカラー画像に色ずれが生じる。なお、走査線の位置ずれとは、当該走査線の副走査方向における位置が本来の位置よりも進んでいる又は遅れていることである。
この問題に対し、カラー画像の色ずれを補正可能な画像形成装置が知られている。具体的に、この従来の画像形成装置は、中間転写ベルト26におけるその幅方向の端部各々と対向する二つの検出用センサを備える。また、この従来の画像形成装置では、中間転写ベルト26上における前記二つの検出用センサ各々の検出位置を通過するように、感光体ドラム211、221、231に対応する複数の検出用トナー像が中間転写ベルト26におけるその幅方向の端部各々に形成される。そして、前記二つの検出用センサ各々による前記複数の検出用トナー像各々の検出結果に基づいて、感光体ドラム211、221、231各々に対応する走査線の位置及び姿勢が調整される。例えば、感光体ドラム231に対応する走査線に傾きが生じている場合、当該走査線が感光体ドラム231の軸方向に平行になるように、第2走査レンズ256Cが回動方向D6に回動される。また、感光体ドラム211に対応する走査線に位置ずれが生じている場合、当該走査線の位置が本来の位置に戻るように、第2折り返しミラー257Aが回動方向D7に回動される。
しかしながら、上述の従来の画像形成装置では、前記検出用センサの検出位置ごとに前記複数の検出用トナー像が形成される。そのため、色ずれの補正に用いられるトナー量が多くなる。これに対し、本発明の実施形態に係る画像形成装置100では、以下に説明するように、色ずれの補正に用いられるトナー量を低減することが可能である。
具体的に、画像形成装置100では、画像形成部2に検出部29(図1参照)が設けられている。
図1に示されるように、検出部29は、中間転写ベルト26の移動方向D4における二次転写ローラー27よりも上流側であって、画像形成ユニット24よりも下流側に設けられる。図7に示されるように、検出部29は、左右方向D3に長尺である。なお、図7は検出部29を上側から見た図である。
図7に示されるように、検出部29は、複数のセンサ29Xを備える。センサ29Xは、中間転写ベルト26に転写されたトナー像を検出する。例えば、センサ29Xは、発光部及ぶ受光部を有する反射型の光センサである。なお、検出部29に設けられるセンサ29Xの数は、二つ以上の任意の数であればよい。
複数のセンサ29Xは、検出部29の長手方向(左右方向D3)に沿って並んで設けられる。以下、センサ29X各々を、検出部29の長手方向に沿って右側から順に、センサ29A、29B、29C、29D、29E、29F、29G、29H、29J、29K、29L、29M、29Nと呼称することがある(図7参照)。
センサ29Aは、検出位置P1(図8参照)を通過するトナー像を検出可能である。同様に、センサ29B、29C、29D、29E、29F、29G、29H、29J、29K、29L、29M、29Nは、それぞれに対応する検出位置P2〜P13(図8参照)を通過するトナー像を検出可能である。
例えば、検出位置P1〜P13は、中間転写ベルト26の表面を左右方向D3に等分する位置に定められている。そして、複数のセンサ29Xは、それぞれの検出位置P1〜P13(図8参照)を通過するトナー像を検出することが可能である。即ち、複数のセンサ29Xは、それぞれの検出位置P1〜P13が中間転写ベルト26を左右方向D3に等分するように設けられる。なお、検出部29において、複数のセンサ29Xは不等間隔に設けられていてもよい。また、検出位置P1〜P13は、中間転写ベルト26の表面において左右方向D3に不等間隔に定められていてもよい。
また、制御部4の前記ROMには、前記CPUに後述の色ずれ補正処理(図12のフローチャート参照)を実行させるための色ずれ補正プログラムが予め記憶されている。なお、前記色ずれ補正プログラムは、CD、DVD、フラッシュメモリーなどのコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されており、前記記録媒体から読み取られて制御部4の前記EEPROMなどの記憶装置にインストールされてもよい。
そして、制御部4は、図3に示されるように、第1像形成処理部41、第1取得処理部42、第2像形成処理部43、第2取得処理部44、調整処理部45、第3像形成処理部46、第3取得処理部47、及び選択処理部48を含む。具体的に、制御部4は、前記CPUを用いて前記ROMに記憶されている前記色ずれ補正プログラムを実行する。これにより、制御部4は、第1像形成処理部41、第1取得処理部42、第2像形成処理部43、第2取得処理部44、調整処理部45、第3像形成処理部46、第3取得処理部47、及び選択処理部48として機能する。
第1像形成処理部41は、複数のセンサ29Xのうちいずれか一つの判定用センサの検出位置PX(図8参照)を通過し、感光体ドラム211、221、231に対応する複数の第1トナー像6X(図8参照)を中間転写ベルト26上に形成する第1像形成処理を実行する。具体的に、第1像形成処理部41は、画像形成部2を制御して、前記第1像形成処理を実行する。
例えば、第1像形成処理部41は、予め定められた判定タイミングが到来した場合に、前記第1像形成処理を実行する。前記判定タイミングは、不定又は固定の周期で到来するタイミングである。例えば、前記判定タイミングは、画像形成装置100の電源投入時及び画像形成装置100のスリープ状態からの復帰時である。また、前記判定タイミングは、予め定められた時刻の到来時又は画像形成装置100における累計印刷枚数が予め定められた基準枚数の整数倍に到達した時でもよい。
図8に、第1像形成処理部41によって中間転写ベルト26上に形成される複数の第1トナー像6Xを示す。ここで、図8は中間転写ベルト26の表面を下側から見た図である。なお、図8では、検出位置P1〜P13が破線で囲まれた領域として示されている。また、図8では、検出位置P5に対応するセンサ29Eが前記判定用センサとして選択されている場合の複数の第1トナー像6Xが示されている。
図8において、第1トナー像61は感光体ドラム211から中間転写ベルト26上に転写された第1トナー像6Xである。第1トナー像62は感光体ドラム221から中間転写ベルト26上に転写された第1トナー像6Xである。第1トナー像63は感光体ドラム231から中間転写ベルト26上に転写された第1トナー像6Xである。
第1トナー像6Xは、センサ29Xによって検出可能なサイズ及び濃度で形成される。なお、第1トナー像6Xのサイズ及び濃度は、センサ29Xによって検出可能な最小サイズ及び最小濃度であることが望ましい。
複数の第1トナー像6Xは、中間転写ベルト26の幅方向における検出位置PXを通過する位置で、中間転写ベルト26上に形成される。また、複数の第1トナー像6Xは、中間転写ベルト26の移動方向D4に沿って等間隔で整列するように、中間転写ベルト26上に形成される。具体的に、第1像形成処理部41は、光走査装置25を制御して、第1トナー像6X各々が予め定められた間隔M1(図8参照)を隔てて中間転写ベルト26上に整列するように、感光体ドラム211、221、231各々に静電潜像を形成する。
ここで、レーザー光L1、L2、L3各々に対応する走査線に位置ずれが生じている場合には、第1トナー像6X各々は中間転写ベルト26上における目標位置からずれた位置に形成される。この場合、中間転写ベルト26上に形成される第1トナー像6X各々の間隔は間隔M1からずれたものとなる。また、レーザー光L1、L2、L3各々に対応する走査線に傾き又は湾曲が生じている場合には、中間転写ベルト26上に形成される第1トナー像6X各々の形状は中間転写ベルト26の幅方向に対して傾斜又は歪んだものとなる。
第1取得処理部42は、複数の第1トナー像6X各々についての当該第1トナー像6Xの中間転写ベルト26上における目標位置と当該第1トナー像6Xの中間転写ベルト26上における実際の形成位置との間のずれ量を取得する第1取得処理を実行する。具体的に、第1取得処理部42は、前記第1像形成処理が実行された場合に、前記第1取得処理を実行する。また、第1取得処理部42は、前記判定用センサによる複数の第1トナー像6X各々の検出結果に基づいて、前記第1取得処理を実行する。
例えば、画像形成装置100では、第1トナー像61、62、63各々に対応する第1経過時間情報が予め前記EEPROMに格納されている。ここで、前記第1経過時間情報は、第1トナー像6Xが中間転写ベルト26上の目標位置に形成された場合における前記第1像形成処理の実行開始時から当該第1トナー像6Xが前記判定用センサによって検出されるまでの経過時間を示す情報である。
例えば、画像形成装置100では、当該画像形成装置100の出荷前に前記第1像形成処理が実行される。また、画像形成装置100では、当該第1像形成処理の実行開始時から前記判定用センサによって第1トナー像61が検出されるまでの経過時間が計測される。そして、画像形成装置100では、計測された時間を示す情報が第1トナー像61に対応する前記第1経過時間情報として前記EEPROMに格納される。第1トナー像62、63各々に対応する前記第1経過時間情報についても同様である。即ち、画像形成装置100における第1トナー像6Xの中間転写ベルト26上における目標位置とは、中間転写ベルト26上における当該画像形成装置100の出荷前に実行される前記第1像形成処理によって第1トナー像6Xが形成される位置である。なお、第1トナー像6Xの中間転写ベルト26上における目標位置は、シミュレーションなどによって特定される位置でもよい。
第1取得処理部42は、第1像形成処理部41による前記第1像形成処理の実行開始時から前記判定用センサによって第1トナー像61が検出されるまでの経過時間を計測する。そして、第1取得処理部42は、計測された時間と第1トナー像61に対応する前記第1経過時間情報が示す時間との差を、第1トナー像61についての目標位置と形成位置との間のずれ量として取得する。同様に、第1取得処理部42は、第1トナー像62、63各々についての目標位置と形成位置との間のずれ量を取得する。
第2像形成処理部43は、検出位置P1〜P13を通過し、感光体ドラム211、221、231に対応する複数の第2トナー像7X(図9参照)を中間転写ベルト26上に形成する第2像形成処理を実行する。具体的に、第2像形成処理部43は、画像形成部2を制御して、前記第2像形成処理を実行する。
具体的に、第2像形成処理部43は、第1取得処理部42によって取得された複数の第1トナー像6X各々についてのずれ量の一つ以上が予め定められた閾値を超える場合に、前記第2像形成処理を実行する。ここに、一つが本発明における予め定められた下限数の一例である。なお、本発明における下限数は、二つ以上第1トナー像6Xの数以下の任意の数でもよい。
図9に、第2像形成処理部43によって中間転写ベルト26上に形成される複数の第2トナー像7Xを示す。なお、図9は、図8と同様に中間転写ベルト26の表面を下側から見た図である。
図9において、第2トナー像71は感光体ドラム211から中間転写ベルト26上に転写された第2トナー像7Xである。第2トナー像72は感光体ドラム221から中間転写ベルト26上に転写された第2トナー像7Xである。第2トナー像73は感光体ドラム231から中間転写ベルト26上に転写された第2トナー像7Xである。
第2トナー像7Xは、検出位置P1〜P13を通過可能となるように、中間転写ベルト26の幅方向に長尺に形成される。また、第2トナー像7Xは、センサ29X各々が検出可能な濃度で形成される。なお、第2トナー像7Xは、検出位置P1〜P13各々に対応する複数のトナー像によって構成されていてもよい。また、第2トナー像7Xの濃度は、センサ29X各々によって検出可能な最小濃度であることが望ましい。
複数の第2トナー像7Xは、中間転写ベルト26の移動方向D4に沿って等間隔で整列するように、中間転写ベルト26上に形成される。具体的に、第2像形成処理部43は、光走査装置25を制御して、第2トナー像7X各々が間隔M2(図9参照)を隔てて中間転写ベルト26上に整列するように、感光体ドラム211、221、231各々に静電潜像を形成する。
ここで、レーザー光L1、L2、L3各々に対応する走査線に位置ずれが生じている場合には、第2トナー像7X各々は中間転写ベルト26上における目標位置からずれた位置に形成される。この場合、中間転写ベルト26上に形成される第2トナー像7X各々の間隔は間隔M2からずれたものとなる。また、レーザー光L1、L2、L3各々に対応する走査線に傾き又は湾曲が生じている場合には、中間転写ベルト26上に形成される第2トナー像7X各々の形状は中間転写ベルト26の幅方向に対して傾斜又は湾曲したものとなる。
第2取得処理部44は、検出位置P1〜P13各々における複数の第2トナー像7X各々についての当該第2トナー像7Xの中間転写ベルト26上における目標位置と当該第2トナー像7Xの中間転写ベルト26上における実際の形成位置との間のずれ量を取得する第2取得処理を実行する。具体的に、第2取得処理部44は、前記第2像形成処理が実行された場合に、前記第2取得処理を実行する。また、第2取得処理部44は、複数のセンサ29X各々による複数の第2トナー像7X各々の検出結果に基づいて、前記第2取得処理を実行する。
例えば、画像形成装置100では、第2トナー像71、72、73各々に対応する第2経過時間情報が予め前記EEPROMに格納されている。ここで、前記第2経過時間情報は、第2トナー像7Xが中間転写ベルト26上の目標位置に形成された場合における前記第2像形成処理の実行開始時から当該第2トナー像7Xがいずれかのセンサ29Xによって検出されるまでの経過時間を示す情報である。なお、前記第2経過時間情報は、センサ29Xごとに計測される前記第2像形成処理の実行開始時から目標位置に形成された第2トナー像7Xの検出時までの経過時間の平均値を示す情報であってもよい。
例えば、画像形成装置100では、当該画像形成装置100の出荷前に前記第2像形成処理が実行される。また、画像形成装置100では、当該第2像形成処理の実行開始時からいずれかのセンサ29Xによって第2トナー像71が検出されるまでの経過時間が計測される。そして、画像形成装置100では、計測された時間を示す情報が第2トナー像71に対応する前記第2経過時間情報として前記EEPROMに格納される。第2トナー像72、73各々に対応する前記第2経過時間情報についても同様である。即ち、画像形成装置100における第2トナー像7Xの中間転写ベルト26上における目標位置とは、第1トナー像6Xと同様に、中間転写ベルト26上における当該画像形成装置100の出荷前に実行される前記第2像形成処理によって第2トナー像7Xが形成される位置である。なお、第2トナー像7Xの中間転写ベルト26上における目標位置は、シミュレーションなどによって特定される位置でもよい。
第2取得処理部44は、センサ29Xごとに、第2像形成処理部43による前記第2像形成処理の実行開始時から当該センサ29Xによって第2トナー像71が検出されるまでの経過時間を計測する。そして、第2取得処理部44は、センサ29Xごとに計測された時間と第2トナー像71に対応する前記第2経過時間情報が示す時間との差を、検出位置P1〜P13各々における第2トナー像71についての目標位置と形成位置との間のずれ量として取得する。同様に、第2取得処理部44は、検出位置P1〜P13各々における第2トナー像72、73各々についての目標位置と形成位置との間のずれ量を取得する。
図10に、第2取得処理部44によって取得される、検出位置P1〜P13各々における第2トナー像7Xについての目標位置と形成位置との間のずれ量の一例を示す。図10における横軸は、中間転写ベルト26の幅方向における位置を示している。図10における縦軸は、中間転写ベルト26における目標位置からのずれ量が距離によって示されている。
なお、図10における実線81は、センサ29X各々による第2トナー像71の検出結果に基づいて推測される、第2トナー像71の形状を示すものである。また、図10における実線82は、センサ29X各々による第2トナー像72の検出結果に基づいて推測される、第2トナー像72の形状を示すものである。また、図10における実線83は、センサ29X各々による第2トナー像73の検出結果に基づいて推測される、第2トナー像73の形状を示すものである。また、図10における破線80は、第2トナー像7Xが目標位置に形成された場合の、当該第2トナー像7Xの形状を示すものである。
例えば、図10に示された例では、検出位置P1における実線81と破線80との間のずれ量Z1に対応する時間(ずれ量Z1を中間転写ベルト26の移動速度で除算した値)が、検出位置P1における第2トナー像71についての目標位置と形成位置との間のずれ量として取得される。また、図10に示された例では、検出位置P1における実線82と破線80との間のずれ量Z2に対応する時間が、検出位置P1における第2トナー像72についての目標位置と形成位置との間のずれ量として取得される。また、図10に示された例では、検出位置P1における実線83と破線80との間のずれ量Z3に対応する時間が、検出位置P1における第2トナー像73についての目標位置と形成位置との間のずれ量として取得される。
調整処理部45は、第2取得処理部44によって取得された検出位置P1〜P13各々における複数の第2トナー像7X各々についてのずれ量が低減するように、レーザー光L1、L2、L3各々の走査線の位置及び姿勢を個別に調整する調整処理を実行する。具体的に、調整処理部45は、前記第2取得処理が実行された場合に、前記調整処理を実行する。
具体的に、調整処理部45は、図10における実線81と破線80とによって挟まれた領域の面積が小さくなるように、レーザー光L1の走査線の位置及び姿勢を調整する。例えば、調整処理部45は、実線81の両端が中間転写ベルト26の移動方向D4における同一の位置に配置されるように、レーザー光L1の走査線の姿勢を調整する。具体的に、調整処理部45は、レンズ駆動部258Aを制御して第2走査レンズ256Aを回動方向D6(図5参照)に回動させることで、レーザー光L1の走査線の姿勢を調整する。また、調整処理部45は、姿勢調整後の実線81と破線80とによって挟まれた領域の面積が最小になるように、レーザー光L1の走査線の位置を調整する。具体的に、調整処理部45は、ミラー駆動部259Aを制御して第2折り返しミラー257Aを回動方向D7(図6参照)に回動させることで、レーザー光L1の走査線の位置を調整する。
同様に、調整処理部45は、図10における実線82、83各々と破線80とによって挟まれた領域の面積が小さくなるように、レーザー光L2、L3の走査線の位置及び姿勢を調整する。なお、図11には、第2走査レンズ256Cの回動によって姿勢が変化された後のレーザー光L3の走査線に対応する第2トナー像73の形状(実線83)が示されている。
なお、調整処理部45は、破線80によって示される第2トナー像7Xの形状に替えて、姿勢及び位置調整後のレーザー光L1の走査線に対応する第2トナー像71の形状を基準に、レーザー光L2〜L3各々の走査線の姿勢及び位置を調整してもよい。また、調整処理部45によるレーザー光L1〜L3各々の走査線の調整手法は、以上に述べたものに限られず、他の周知の手法が用いられてよい。
ここで、第2像形成処理部43が前記第2像形成処理を実行するか否かの判断に用いる前記閾値は、低い値であるほど、前記調整処理の実行頻度が高くなる。この場合、画像形成装置100で印刷される画像における色ずれ量を小さくすることができるが、色ずれ補正におけるトナー消費量が多くなる。一方、前記閾値は、高い値であるほど、前記調整処理の実行頻度が低くなる。この場合、色ずれ補正におけるトナー消費量を少なくすることができるが、画像形成装置100で印刷される画像における色ずれ量は大きくなる。即ち、画像形成装置100で印刷される画像における色ずれ量及び色ずれ補正におけるトナー消費量はトレードオフの関係にある。例えば、前記閾値は、予め定められた許容可能な色ずれ量の最大値に基づいて設定される。なお、前記閾値は、ユーザー操作に応じて任意に設定されてもよい。
第3像形成処理部46は、前記調整処理が実行された後に、複数の第2トナー像7Xを中間転写ベルト26上に形成する第3像形成処理を実行する。具体的に、第3像形成処理部46は、画像形成部2を制御して、前記第3像形成処理を実行する。
第3取得処理部47は、検出位置P1〜P13各々における第3像形成処理部46によって形成された複数の第2トナー像7X各々についての当該第2トナー像7Xの中間転写ベルト26上における目標位置と当該第2トナー像7Xの中間転写ベルト26上における実際の形成位置との間のずれ量を取得する第3取得処理を実行する。具体的に、第3取得処理部47は、前記第3像形成処理が実行された場合に、前記第3取得処理を実行する。また、第3取得処理部47は、複数のセンサ29X各々による第3像形成処理部46によって形成された複数の第2トナー像7X各々の検出結果に基づいて、前記第3取得処理を実行する。なお、第3取得処理部47は、第2取得処理部44と同様の手法で、検出位置P1〜P13各々における第2トナー像71、72、73各々についての目標位置と形成位置との間のずれ量を取得してよい。
選択処理部48は、第3取得処理部47によって取得された検出位置P1〜P13各々における複数の第2トナー像7X各々についてのずれ量に基づいて、複数のセンサ29Xから前記判定用センサを選択する。
例えば、選択処理部48は、検出位置P1〜P13のうち、第3取得処理部47によって取得された複数の第2トナー像7X各々についてのずれ量の最大値が最も小さい検出位置に対応するセンサ29Xを前記判定用センサとして選択する。
なお、選択処理部48は、第3取得処理部47によって取得された複数の第2トナー像7X各々についてのずれ量の最大値が最も小さい検出位置が複数存在する場合に、当該検出位置に隣接する検出位置各々における当該ずれ量の最大値の合計がより小さいセンサ29Xを前記判定用センサとして選択してもよい。また、選択処理部48は、第3取得処理部47によって取得された複数の第2トナー像7X各々についてのずれ量の最大値が最も小さい検出位置が複数存在する場合に、当該検出位置に隣接するいずれか一方の検出位置における当該ずれ量の最大値がより小さいセンサ29Xを前記判定用センサとして選択してもよい。
また、選択処理部48は、第3取得処理部47によって取得された複数の第2トナー像7X各々についてのずれ量の最大値が最も小さい検出位置が複数存在する場合に、当該複数の検出位置のうち中間転写ベルト26の幅方向(左右方向D3)における最も外側の検出位置に対応するセンサ29Xを前記判定用センサとして選択してもよい。また、選択処理部48は、第3取得処理部47によって取得された複数の第2トナー像7X各々についてのずれ量の最大値が最も小さい検出位置が複数存在する場合に、当該複数の検出位置のうち中間転写ベルト26の幅方向(左右方向D3)における最も内側の検出位置に対応するセンサ29Xを前記判定用センサとして選択してもよい。
[色ずれ補正処理]
以下、図12を参照しつつ、画像形成装置100において制御部4により実行される色ずれ補正処理の手順の一例とともに、本発明に係る色ずれ補正方法について説明する。ここで、ステップS11、S12・・・は、制御部4により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。
<ステップS11>
まず、ステップS11において、制御部4は、前記判定タイミングが到来したか否かを判断する。
ここで、制御部4は、前記判定タイミングが到来したと判断すると(S11のYes側)、処理をステップS12に移行させる。また、前記判定タイミングが到来していなければ(S11のNo側)、制御部4は、ステップS11で前記判定タイミングの到来を待ち受ける。
<ステップS12>
ステップS12において、制御部4は、前記第1像形成処理を実行する。これにより、中間転写ベルト26上に複数の第1トナー像6X(図8参照)が形成される。ここに、ステップS12の処理が、本発明における第1像形成ステップの一例であって、制御部4の第1像形成処理部41により実行される。
<ステップS13>
ステップS13において、制御部4は、前記第1取得処理を実行する。ここに、ステップS13の処理が、本発明における第1取得ステップの一例であって、制御部4の第1取得処理部42により実行される。
<ステップS14>
ステップS14において、制御部4は、ステップS13の前記第1取得処理で取得された複数の第1トナー像6X各々についての目標位置と形成位置との間のずれ量の一つ以上が前記閾値を超えるか否かを判断する。
ここで、制御部4は、前記第1取得処理で取得された複数の第1トナー像6X各々についてのずれ量の一つ以上が前記閾値を超えると判断すると(S14のYes側)、処理をステップS15に移行させる。また、前記第1取得処理で取得された複数の第1トナー像6X各々についてのずれ量の全てが前記閾値を超えていなければ(S14のNo側)、制御部4は、処理をステップS11に移行させる。
<ステップS15>
ステップS15において、制御部4は、前記第2像形成処理を実行する。これにより、中間転写ベルト26上に複数の第2トナー像7X(図9参照)が形成される。ここに、ステップS15の処理が、本発明における第2像形成ステップの一例であって、制御部4の第2像形成処理部43により実行される。
<ステップS16>
ステップS16において、制御部4は、前記第2取得処理を実行する。ここに、ステップS16の処理が、本発明における第2取得ステップの一例であって、制御部4の第2取得処理部44により実行される。
<ステップS17>
ステップS17において、制御部4は、前記調整処理を実行する。これにより、ステップS16の前記第2取得処理で取得された検出位置P1〜P13各々における複数の第2トナー像7X各々についてのずれ量が低減される。従って、画像形成装置100によって印刷されるカラー画像における色ずれ量が低減される。ここに、ステップS17の処理が、本発明における調整ステップの一例であって、制御部4の調整処理部45により実行される。
<ステップS18>
ステップS18において、制御部4は、前記第3像形成処理を実行する。これにより、中間転写ベルト26上に複数の第2トナー像7X(図9参照)が形成される。ここで、ステップS18の処理は、制御部4の第3像形成処理部46により実行される。
<ステップS19>
ステップS19において、制御部4は、前記第3取得処理を実行する。ここで、ステップS19の処理は、制御部4の第3取得処理部47により実行される。
<ステップS20>
ステップS20において、制御部4は、ステップS19の前記第3取得処理で取得された検出位置P1〜P13各々における複数の第2トナー像7X各々についてのずれ量に基づいて、複数のセンサ29Xから前記判定用センサを選択する。ここで、ステップS20の処理は、制御部4の選択処理部48により実行される。
例えば、制御部4は、検出位置P1〜P13のうち、ステップS19の前記第3取得処理で取得された複数の第2トナー像7X各々についてのずれ量の最大値が最も小さい検出位置に対応するセンサ29Xを前記判定用センサとして選択する。これにより、他の検出位置に対応するセンサ29Xが前記判定用センサとして選択される構成及び前記判定用センサが初期設定から変更されない構成と比較して、ステップS13で取得される複数の第1トナー像6X各々についてのずれ量の一つ以上が前記閾値を超えるまでの期間が短期化することが抑制される。そのため、前記調整処理の実行頻度が無駄に高くなることが抑制される。
このように、画像形成装置100では、複数のセンサ29Xのうちいずれか一つの前記判定用センサの検出位置を通過する複数の第1トナー像6Xが中間転写ベルト26上に形成される。そして、画像形成装置100では、前記判定用センサによる複数の第1トナー像6X各々の検出結果に基づいて、色ずれを補正するための処理(前記第2像形成処理、前記第2取得処理、及び前記調整処理)を実行するか否かが判断される。これにより、複数のセンサ29X各々の検出位置ごとに複数の第1トナー像6Xを形成する構成と比較して、色ずれの補正に用いられるトナー量を低減することが可能である。
[他の実施形態]
なお、第2走査レンズ256Cの上側又は下側で第2走査レンズ256Cを下方向又は上方向に押圧して、第2走査レンズ256Cを上下いずれかの方向に湾曲させることが可能な機構が画像形成装置100に設けられていてもよい。また、同様の機構が第2走査レンズ256A、256B各々に対応して設けられていてもよい。この場合、前記調整処理では、レーザー光L1、L2、L3各々の走査線の形状が調整されてもよい。また、前記調整処理は、レーザー光L1、L2、L3各々の走査線の位置、姿勢、及び形状のいずれか一つ又は複数が個別に調整される処理であればよい。
また、本発明は、感光体ドラム211、221、231、241各々に形成されたトナー像が直接シートに転写される直接転写方式の画像形成装置に適用されてもよい。例えば、本発明は、シートを前後方向D2に沿って搬送する搬送ベルトを含む搬送機構と、前記搬送ベルトの上側で前記搬送ベルトによるシートの搬送方向に沿って並ぶ画像形成ユニット21〜24と、画像形成ユニット21〜24の上側に配置された光走査装置25と、を備える画像形成装置に適用可能である。この場合、本発明における被転写体は、前記搬送ベルトによって搬送されるシートであってもよい。
1 筐体
2 画像形成部
3 給紙部
4 制御部
5 操作表示部
21〜24 画像形成ユニット
25 光走査装置
26 中間転写ベルト
27 二次転写ローラー
28 定着装置
29 検出部
29X センサ
41 第1像形成処理部
42 第1取得処理部
43 第2像形成処理部
44 第2取得処理部
45 調整処理部
46 第3像形成処理部
47 第3取得処理部
48 選択処理部
100 画像形成装置

Claims (8)

  1. 複数の色に対応する複数の像担持体と、
    前記複数の像担持体各々に画像データに基づく光を走査する光走査部と、
    前記複数の像担持体各々に形成されたトナー像が転写される被転写体の移動方向と直交する幅方向に並んで設けられ、前記被転写体に転写されたトナー像を検出する複数のセンサと、
    前記複数のセンサのうちいずれか一つの判定用センサの検出位置を通過し、前記複数の像担持体に対応する複数の第1トナー像を前記被転写体上に形成する第1像形成処理部と、
    前記判定用センサによる前記複数の第1トナー像各々の検出結果に基づいて、前記複数の第1トナー像各々についての当該第1トナー像の前記被転写体上における目標位置と当該第1トナー像の前記被転写体上における実際の形成位置との間のずれ量を取得する第1取得処理部と、
    前記第1取得処理部によって取得された前記複数の第1トナー像各々についてのずれ量のうち予め定められた閾値を超えるものの数が予め定められた下限数以上である場合に、前記複数のセンサ各々の検出位置を通過し、前記複数の像担持体に対応する複数の第2トナー像を前記被転写体上に形成する第2像形成処理部と、
    前記複数のセンサ各々による前記複数の第2トナー像各々の検出結果に基づいて、前記複数のセンサ各々の検出位置における前記複数の第2トナー像各々についての当該第2トナー像の前記被転写体上における目標位置と当該第2トナー像の前記被転写体上における実際の形成位置との間のずれ量を取得する第2取得処理部と、
    前記第2取得処理部によって取得された前記複数のセンサ各々の検出位置における前記複数の第2トナー像各々についてのずれ量が低減するように、前記複数の像担持体各々に走査される光の走査線の位置、姿勢、及び形状のいずれか一つ又は複数を個別に調整する調整処理を実行する調整処理部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記複数のセンサは、それぞれの検出位置が前記被転写体を前記幅方向に等分するように設けられる、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記調整処理が実行された後に前記複数の第2トナー像を前記被転写体上に形成する第3像形成処理部と、
    前記複数のセンサ各々による前記第3像形成処理部によって形成された前記複数の第2トナー像各々の検出結果に基づいて、前記複数のセンサ各々の検出位置における前記第3像形成処理部によって形成された前記複数の第2トナー像各々についての当該第2トナー像の前記被転写体上における目標位置と当該第2トナー像の前記被転写体上における実際の形成位置との間のずれ量を取得する第3取得処理部と、
    前記第3取得処理部によって取得された前記複数のセンサ各々の検出位置における前記複数の第2トナー像各々についてのずれ量に基づいて、前記複数のセンサから前記判定用センサを選択する選択処理部と、
    を備える請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記選択処理部は、前記複数のセンサ各々の検出位置のうち前記第3取得処理部によって取得された前記複数の第2トナー像各々についてのずれ量の最大値が最も小さい検出位置に対応する前記センサを前記判定用センサとして選択する、
    請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記選択処理部は、前記第3取得処理部によって取得された前記複数の第2トナー像各々についてのずれ量の最大値が最も小さい検出位置が複数存在する場合に、当該検出位置に隣接するいずれか一方又は両方の検出位置における当該ずれ量の最大値がより小さい前記センサを前記判定用センサとして選択する、
    請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記選択処理部は、前記第3取得処理部によって取得された前記複数の第2トナー像各々についてのずれ量の最大値が最も小さい検出位置が複数存在する場合に、当該複数の検出位置のうち前記幅方向における最も外側の検出位置に対応する前記センサを前記判定用センサとして選択する、
    請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記選択処理部は、前記第3取得処理部によって取得された前記複数の第2トナー像各々についてのずれ量の最大値が最も小さい検出位置が複数存在する場合に、当該複数の検出位置のうち前記幅方向における最も内側の検出位置に対応する前記センサを前記判定用センサとして選択する、
    請求項4に記載の画像形成装置。
  8. 複数の色に対応する複数の像担持体と、前記複数の像担持体各々に画像データに基づく光を走査する光走査部と、前記複数の像担持体各々に形成されたトナー像が転写される被転写体の移動方向と直交する幅方向に並んで設けられ、前記被転写体に転写されたトナー像を検出する複数のセンサと、を備える画像形成装置で実行される色ずれ補正方法であって、
    前記複数のセンサのうちいずれか一つの判定用センサの検出位置を通過し、前記複数の像担持体に対応する複数の第1トナー像を前記被転写体上に形成する第1像形成ステップと、
    前記判定用センサによる前記複数の第1トナー像各々の検出結果に基づいて、前記複数の第1トナー像各々についての当該第1トナー像の前記被転写体上における目標位置と当該第1トナー像の前記被転写体上における実際の形成位置との間のずれ量を取得する第1取得ステップと、
    前記第1取得ステップによって取得された前記複数の第1トナー像各々についてのずれ量のうち予め定められた閾値を超えるものの数が予め定められた下限数以上である場合に、前記複数のセンサ各々の検出位置を通過し、前記複数の像担持体に対応する複数の第2トナー像を前記被転写体上に形成する第2像形成ステップと、
    前記複数のセンサ各々による前記複数の第2トナー像各々の検出結果に基づいて、前記複数のセンサ各々の検出位置における前記複数の第2トナー像各々についての当該第2トナー像の前記被転写体上における目標位置と当該第2トナー像の前記被転写体上における実際の形成位置との間のずれ量を取得する第2取得ステップと、
    前記第2取得ステップによって取得された前記複数のセンサ各々の検出位置における前記複数の第2トナー像各々についてのずれ量が低減するように、前記複数の像担持体各々に走査される光の走査線の位置、姿勢、及び形状のいずれか一つ又は複数を個別に調整する調整処理を実行する調整ステップと、
    を含む色ずれ補正方法。
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