JP2019114613A - 熱電変換装置および熱電変換システム - Google Patents

熱電変換装置および熱電変換システム Download PDF

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Abstract

【課題】熱電変換装置の高温側に配置される電極の変形を抑制する。【解決手段】熱電変換装置は、高温側と低温側との温度差による熱エネルギーを電気エネルギーに変換するn型熱電変換素子21およびp型熱電変換素子22と、n型熱電変換素子21およびp型熱電変換素子22の低温側に電気的に接続される低温側電極31と、n型熱電変換素子21およびp型熱電変換素子22の高温側に電気的に接続され、低温側電極31と比べてヤング率が高い高温側電極32とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、熱電変換装置および熱電変換システムに関する。
トムソン効果、ペルチェ効果、ゼーベック効果等の熱電効果を発揮する熱電変換素子によって熱エネルギーと電気エネルギーとを変換する熱電変換装置が存在する。
このような熱電変換装置は、例えば、熱電変換素子と、熱電変換素子を挟んで対向する位置で熱電変換素子に対して電気的に接続される一対の電極とを備えている。そして、このような熱電変換装置は、例えば、一方の電極が熱源に対向する高温側となり、他方の電極が低温側となるように配置されて、高温側と低温側との温度差による熱エネルギーを電気エネルギーに変換する。
特許文献1には、高温側の第1の電極部材と、第1の電極部材に対向配置された低温側の第2の電極部材と、第1の電極部材および第2の電極部材間に配置され電気的に接続される熱電変換素子とを有する熱電変換モジュールが開示されている。この熱電変換モジュールでは、高温側の第1の電極部材および低温側の第2の電極部材として、鉄系電極材料を用いている。
特開2002−289928号公報
ところで、熱電変換素子により高温側と低温側との温度差による熱エネルギーを電気エネルギーに変換する熱電変換装置では、例えば熱電変換素子に接続される電極のうち高温側に配置される電極と低温側に配置される電極とを同じ材質により構成した場合、高温側の電極が熱によって変形しやすい傾向がある。
本発明は、熱電変換装置の高温側に配置される電極の変形を抑制することを目的とする。
本発明が適用される熱電変換装置は、高温側と低温側との温度差による熱エネルギーを電気エネルギーに変換する熱電変換素子と、前記熱電変換素子の前記低温側に電気的に接続される低温側電極と、前記熱電変換素子の前記高温側に電気的に接続され、前記低温側電極と比べてヤング率が高い高温側電極とを備える熱電変換装置である。
ここで、前記低温側電極および前記高温側電極を前記熱電変換素子側へ押圧する押圧部材をさらに備えることを特徴とすることができる。
また、前記熱電変換素子は、アンチモンを含む充填スクッテルダイト構造の合金からなる熱電変換層を含むことを特徴とすることができる。
さらに、前記低温側電極は銅からなり、前記高温側電極は少なくとも前記熱電変換素子に対向する面が銅で被覆された鉄からなり、前記低温側電極および前記高温側電極は、ろう材を介して前記熱電変換素子に接続されていることを特徴とすることができる。
さらにまた、前記高温側電極から前記低温側電極に向かう方向から見た場合に、当該高温側電極の面積が当該低温側電極と比べて小さいことを特徴とすることができる。
また、他の観点から捉えると、本発明が適用される熱電変換装置は、予め定めた面に沿って並ぶ複数の第1電極と、間隙を介して複数の前記第1電極に対向する複数の第2電極と、それぞれの前記第1電極とそれぞれの前記第2電極との間に配置され、当該第1電極および当該第2電極により交互に直列接続され、熱エネルギーを電気エネルギーに変換する複数のp型熱電変換素子および複数のn型熱電変換素子とを備え、複数の前記第2電極の少なくとも一部は、前記第1電極と比べてヤング率が高いことを特徴とする熱電変換装置である。
ここで、前記p型熱電変換素子、前記n型熱電変換素子、前記第1電極および前記第2電極を収容するとともに、当該第1電極および当該第2電極を当該p型熱電変換素子および当該n型熱電変換素子側へ押圧する収容部材をさらに備えることを特徴とすることができる。
また、複数の前記第2電極は、当該第2電極の位置によって前記収容部材による押圧力が異なる場合に、当該押圧力が高い領域に配置された当該第2電極のヤング率が前記第1電極と比較して高いことを特徴とすることができる。
さらに、前記第2電極から前記第1電極へ向かう方向から見て、隣接する前記p型熱電変換素子と前記n型熱電変換素子との間隔と比べて、隣接する当該第2電極同士の間隔が大きいことを特徴とすることができる。
さらに、他の観点から捉えると、本発明が適用される熱電変換システムは、熱を有する熱源と、前記熱源に取り付けられ、当該熱源から受け取った熱エネルギーを電気エネルギーに変換する熱電変換装置とを備え、前記熱電変換装置は、熱電変換素子と、前記熱電変換素子に電気的に接続される第1電極と、前記熱電変換素子を挟んで前記第1電極に対向し当該第1電極と比べて前記熱源に近い位置で当該熱電変換素子に電気的に接続され、当該第1電極と比べてヤング率が高い第2電極とを備える熱電変換システムである。
本発明によれば、熱電変換装置の高温側に配置される電極の変形を抑制することができる。
本実施の形態が適用される熱電変換装置の概略構成を示した斜視図である。 図1に示した熱電変換装置の分解斜視図である。 熱電変換装置の内部構成を説明するための断面図である。 本実施の形態が適用される熱電変換部の本体の概略構成を示した図である。 本実施の形態が適用される熱電変換部の本体の概略構成を示した図である。 本実施の形態の熱電変換装置が用いられる熱電変換システムの概略構成を示した図である。 実施の形態2が適用される熱電変換部の概略構成を示した斜視図である。 耐久性試験において熱電変換装置の高温側に与える温度条件を示したグラフである。 実施例および比較例の熱電変換装置の出力変化率のサイクル数による変化を示したグラフである。 実施例および比較例の熱電変換装置の抵抗変化率のサイクル数による変化を示したグラフである。
<実施の形態1>
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[熱電変換装置の全体構成]
図1は、本実施の形態が適用される熱電変換装置1の概略構成を示した斜視図である。また、図2は、図1に示した熱電変換装置1の分解斜視図である。さらに、図3は、熱電変換装置1の内部構成を説明するための断面図である。
この熱電変換装置1は、例えば、ごみ焼却場等において発生する熱エネルギーを電気エネルギーに変換するために用いられる。
この熱電変換装置1は、一方の面が排気ガス等の熱源に接触あるいは対向する高温側となり、その裏側となる他方の面が低温側となる押圧部材または収容部材の一例としての筐体10と、筐体10の内部空間に収容されるとともに、筐体10を介して受けた高温側と低温側との温度差による熱エネルギーを電気エネルギーに変換する熱電変換部20とを備えている。また、熱電変換装置1は、筐体10の内部空間に設けられ、筐体10と熱電変換部20とを電気的に絶縁する絶縁部40を備えている。
[筐体の構成]
筐体10は、円板形状を呈し且つその表面11a側に熱電変換部20を積載する基部11を備えている。また、筐体10は、カンカン帽(英語表記:straw boater hat)状の形状を呈し且つ基部11に積載された熱電変換部20を覆う蓋部12とを備えている。本実施の形態では、通常、筐体10の蓋部12側が熱源側(高温側)に位置し、基部11側が熱源とは反対側(低温側)に位置するように設置される。
さらに、筐体10は、熱電変換部20の周縁よりも外側において基部11と蓋部12との間に配置され、基部11と蓋部12との間に形成される内部空間の気密性を高める気密リング13と、蓋部12の上方から基部11の表面11aに向けて蓋部12を押さえつける押さえリング14とを備えている。さらにまた、筐体10は、基部11と押さえリング14との間に蓋部12の後述する鍔部123を介在させた状態で、基部11に対し押さえリング14をネジ止めすることで、基部11に対する蓋部12の位置決め固定をする複数(この例では12個)のネジ15とを備えている。
基部11は、円形状を呈し且つ表裏関係を有する表面11aおよび裏面11bと、円筒状を呈し且つ表面11aおよび裏面11bの間に位置する側面11cとを有している。また、基部11の周縁部には、表面11a側から裏面11b側に向かって掘り込まれ、それぞれにネジ15がねじ込まれる複数(この例では12個)のネジ穴111が形成されている。さらにまた、基部11には、表面11aから側面11cに向かって基部11の内部をL字状に貫通する第1貫通孔114および第2貫通孔115が形成されている。第1貫通孔114および第2貫通孔115の一端部には、それぞれ、ねじ込みによって電流出力端子17が取り付けられている。
また、図示は省略するが、基部11の内部には、冷却用の水を流通させるための流路が形成されていてもよい。
蓋部12は、円板形状を呈し基部11の表面11aの中央部に対向する天井部121と、円筒形状を呈し天井部121の周縁から基部11側に向かって延びる側壁部122と、円環形状を呈し側壁部122の基部11側の端部から外周側に向かって延びる鍔部123とを有している。
本実施の形態の熱電変換装置1では、筐体10の基部11の表面11aと、蓋部12の天井部121および側壁部122との間に形成される空間に、熱電変換部20および絶縁部40が配置される。また、熱電変換部20の後述する出力電線25の第1出力電線251および第2出力電線252が、基部11に形成された第1貫通孔114および第2貫通孔115に取り付けられた電流出力端子17を介して筐体10の外部へ露出される。
また、本実施の形態の熱電変換装置1では、基部11の表面11aと蓋部12の鍔部123との間に気密リング13を挟み込んだ状態で、蓋部12の鍔部123上に押さえリング14を積載する。そして、基部11と押さえリング14との間に鍔部123を介在させた状態で、複数のネジ15を用いて基部11および押さえリング14をネジ止めする。これにより、基部11と蓋部12とが、押さえリング14および複数のネジ15を介して固定される。
このとき、熱電変換装置1において熱電変換部20が配置される内部空間では、蓋部12の天井部121によって、熱電変換部20が絶縁部40を介して基部11の表面11a側に押し付けられている。これにより、筐体10の基部11および蓋部12と熱電変換部20との密着度を高めることができ、熱電変換装置1による熱電変換効率を向上させることができる。
なお、筐体10の内部に形成され熱電変換部20が配置される空間は、アルゴン等の不活性ガスが充填されていること、または真空引きされていることが好ましい。これにより、熱電変換部20(後述するn型熱電変換素子21、p型熱電変換素子22、低温側電極31および高温側電極32等)の劣化を抑制することができる。
[絶縁部の構成]
絶縁部40は、それぞれが板材からなる、低温側絶縁部材41と高温側絶縁部材42とを備えている。これらのうち、低温側絶縁部材41は、窒化アルミニウムで構成されている。これに対し、高温側絶縁部材42は、低温側絶縁部材41とは異なる、酸化アルミニウム(アルミナ)で構成されている。そして、本実施の形態の低温側絶縁部材41および高温側絶縁部材42は、熱電変換部20よりもわずかに大きいサイズに設定されている。
本実施の形態の熱電変換装置1では、低温側絶縁部材41により、熱電変換部20の後述する低温側電極31と筐体10の基部11の表面11aとが絶縁されている。また、高温側絶縁部材42により、熱電変換部20の後述する高温側電極32と筐体10の蓋部12における天井部121とが絶縁されている。
[熱電変換部の構成]
図4および図5は、本実施の形態が適用される熱電変換部20の本体の概略構成を示した図である。図4は熱電変換部20の斜視図であり、図5は図4に示した熱電変換部20の一部をV方向(後述する積層方向)から見た図である。ただし、図4には、熱電変換部20を挟んで設けられる絶縁部40(低温側絶縁部材41、高温側絶縁部材42)を、併せて示している。
本実施の形態の熱電変換部20は、複数(この例では18個)のn型熱電変換素子21および複数(この例では18個)のp型熱電変換素子22を有している。また、熱電変換部20は、n型熱電変換素子21とp型熱電変換素子22とを交互に接続する、低温側絶縁部材41側に設けられた複数(この例では19個)の低温側電極31と高温側絶縁部材42側に設けられた複数(この例では18個)の高温側電極32とを有している。さらに、熱電変換部20は、低温側電極31を構成する第1取出電極311に一端が接続された第1出力電線251(図2参照)と、低温側電極31を構成する第2取出電極312に一端が接続された第2出力電線252(図2参照)とを含む出力電線25(図2参照)を備えている。
そして、本実施の形態の熱電変換部20では、それぞれのn型熱電変換素子21およびp型熱電変換素子22と、それぞれの低温側電極31および高温側電極32とは、銀等の金属を主成分とし導電性を有するろう材を介して電気的に接続されている。
また、本実施の形態の熱電変換装置1では、低温側電極31が低温側絶縁部材41と接触し、高温側電極32が高温側絶縁部材42と接触している。
ここで、上述したように、本実施の形態の熱電変換部20は、筐体10の基部11および蓋部12に押し付けられている。より具体的には、熱電変換部20では、低温側電極31が、基部11の表面11aにより、低温側絶縁部材41を介してn型熱電変換素子21およびp型熱電変換素子22側へ押圧されている。同様に、高温側電極32が、蓋部12の天井部121により、高温側絶縁部材42を介してn型熱電変換素子21およびp型熱電変換素子22側へ押圧されている。
本実施の形態において、熱電変換素子の一例としてのn型熱電変換素子21およびp型熱電変換素子22は、それぞれが直方体状の形状を呈している。この例では、n型熱電変換素子21およびp型熱電変換素子22は、高温側電極32が積層される方向(図3において上から下へ向かう方向)から見た場合に、正方形状を呈している。
なお、本実施の形態の説明において、このn型熱電変換素子21またはp型熱電変換素子22に対して高温側電極32が積層される方向を、単に積層方向と称する場合がある。
また、n型熱電変換素子21およびp型熱電変換素子22は、それぞれ、Sb(アンチモン)を含むとともに充填スクッテルダイト構造を有する熱電半導体によって構成されている。なお、n型熱電変換素子21と対応する低温側電極31または高温側電極32との間、および、p型熱電変換素子22と対応する低温側電極31または高温側電極32との間には、必要に応じて、これらの間にかかる応力を緩和する応力緩和層を設けることができる。
本実施の形態の熱電変換部20において、n型熱電変換素子21およびp型熱電変換素子22は、低温側絶縁部材41または高温側絶縁部材42に平行な面に沿って格子状に並べられている。そして、n型熱電変換素子21とp型熱電変換素子22とが交互となるように、複数の低温側電極31と複数の高温側電極32とを介して、直列に接続されている。この例では、直列接続されるn型熱電変換素子21およびp型熱電変換素子22のうち、一端に位置するn型熱電変換素子21に、低温側電極31を構成する第1取出電極311が接続されており、他端に位置するp型熱電変換素子22に、低温側電極31を構成する第2取出電極312が接続されている。
[低温側電極および高温側電極の構成]
続いて、低温側電極31および高温側電極32についてより詳細に説明する。
本実施の形態において、複数の低温側電極31は、低温側絶縁部材41とn型熱電変換素子21およびp型熱電変換素子22との間にて、低温側絶縁部材41に平行な面に沿って並べられている。同様に、複数の高温側電極32は、高温側絶縁部材42とn型熱電変換素子21およびp型熱電変換素子22との間にて、高温側絶縁部材42に平行な面に沿って並べられている。
また、低温側電極31および高温側電極32は、それぞれ、長方形の板状の形状を呈している。具体的には、低温側電極31は、長方形状を呈しn型熱電変換素子21およびp型熱電変換素子22に対向する低温側対向面と、長方形状を呈し低温側対向面と表裏関係を有し低温側絶縁部材41に対向する低温側裏面とを備えている。同様に、高温側電極32は、長方形上を呈しn型熱電変換素子21およびp型熱電変換素子22に対向する高温側対向面と、長方形状を呈し高温側対向面と表裏関係を有し高温側絶縁部材42に対向する高温側裏面とを備えている。
それぞれの低温側電極31は、n型熱電変換素子21およびp型熱電変換素子22に対してろう材を介して接続されている。同様に、高温側電極32は、n型熱電変換素子21およびp型熱電変換素子22に対してろう材を介して接続されている。以下の説明において、低温側電極31のうちn型熱電変換素子21またはp型熱電変換素子22に接続される領域を、低温側電極領域31Cと称する。同様に、高温側電極32のうちn型熱電変換素子21またはp型熱電変換素子22に接続される領域を、高温側電極領域32Cと称する。
本実施の形態では、図5に示すように、低温側電極31および高温側電極32を積層方向から見た場合に、それぞれの低温側電極31の面積と比べて、それぞれの高温側電極32の面積が小さくなっている。これにより、隣接する低温側電極31同士の間隔と比べて、隣接する高温側電極32同士の間隔が大きくなっている。
また、本実施の形態では、n型熱電変換素子21、p型熱電変換素子22および高温側電極32を積層方向から見た場合、高温側電極領域32Cの面積と比べて、n型熱電変換素子21またはp型熱電変換素子22の面積が大きくなっている。言い換えると、積層方向から見た場合、高温側電極領域32Cの外縁は、n型熱電変換素子21またはp型熱電変換素子22の外縁よりも内側に位置している。さらに、隣接する高温側電極32同士の間隔は、隣接するn型熱電変換素子21とp型熱電変換素子22との間隔と比べて大きくなっている。
なお、本実施の形態では、n型熱電変換素子21、p型熱電変換素子22および低温側電極31を積層方向から見た場合、低温側電極領域31Cの面積は、n型熱電変換素子21またはp型熱電変換素子22の面積とほぼ等しくなっている。言い換えると、積層方向から見た場合、低温側電極領域31Cの外縁の位置は、n型熱電変換素子21またはp型熱電変換素子22の外縁とほぼ同じ位置にある。さらに、隣接する低温側電極31同士の間隔は、隣接するn型熱電変換素子21とp型熱電変換素子22との間隔とほぼ等しくなっている。
本実施の形態の熱電変換部20では、低温側電極31と高温側電極32とは、ヤング率の異なる電極材料により形成されている。より具体的には、それぞれの高温側電極32は、低温側電極31を構成する電極材料と比較してヤング率の高い電極材料により形成されている(低温側電極31のヤング率<高温側電極32のヤング率)。
ここで、本実施の形態の説明において、ヤング率とは、応力に対する変形のしやすさを表す定数であり、静的な荷重によって得られる弾性変形領域の応力とひずみの関係から求められる静的ヤング率を意味する。
本実施の形態の熱電変換部20において、低温側電極31は、銅(ヤング率:129.8GPa)によって構成されている。
また、本実施の形態の熱電変換部20において、高温側電極32は、低温側電極31を構成する銅と比較してヤング率が高い鉄(ヤング率:205GPa)によって構成されている。
高温側電極32として鉄を用いる場合、鉄の表面のうち少なくともn型熱電変換素子21およびp型熱電変換素子22に対向する高温側対向面を、銅で被覆することが好ましい。高温側電極32において鉄の表面を銅で被覆することで、ろう材を介した高温側電極32とn型熱電変換素子21またはp型熱電変換素子22との接合性を良好にすることができる。
なお、低温側電極31に用いる電極材料および高温側電極32に用いる電極材料は、ヤング率が上述した関係を満たすのであれば、銅と鉄との組み合わせに限定されるものではない。
低温側電極31および高温側電極32を構成する電極材料は、例えば、アルミニウム(ヤング率:70.3GPa)、金(ヤング率:78GPa)、銀(ヤング率:82.7GPa)、チタン(ヤング率:115.7GPa)、銅(ヤング率:129.8GPa)、白金(ヤング率:152GPa)、鉄(ヤング率:205GPa)、コバルト(ヤング率:211GPa)、ニッケル(ヤング率:219.2GPa)、クロム(ヤング率:248GPa)、モリブデン(ヤング率:324GPa)、タングステン(ヤング率:345GPa)等の中から、ヤング率が上述した関係を満たすように選択して用いることができる。また、低温側電極31または高温側電極32としては、金属単体の他、合金、導電性樹脂等を用いてもよく、これらを組み合わせて用いてもよい。
また、低温側電極31および高温側電極32は、例えばn型熱電変換素子21またはp型熱電変換素子22との接合性の改善や劣化の抑制等を目的として、基材となる電極材料の表面を被覆する被膜を有していてもよい。なお、低温側電極31または高温側電極32が被膜を有する場合、この低温側電極31または高温側電極32のヤング率とは、基材の電極材料のヤング率を意味する。
詳細については後述するが、本実施の形態の熱電変換部20では、高温側電極32のヤング率が低温側電極31のヤング率と比較して高いことで、例えば熱電変換装置1の動作時等における高温側電極32の変形が抑制される。
またその一方で、本実施の形態の熱電変換部20では、低温側電極31のヤング率が高温側電極32のヤング率と比較して低いことで、低温側電極31と低温側絶縁部材41との密着性の低下や熱電変換部20の耐衝撃性の低下が抑制される。
[熱電変換装置の動作]
続いて、本実施の形態の熱電変換装置1の動作について説明する。図6は、本実施の形態の熱電変換装置1が用いられる熱電変換システム100の概略構成を示した図である。
上述したように、本実施の形態の熱電変換装置1は、筐体10の蓋部12側が熱源側(高温側)に位置し、基部11側が熱源とは反対側(低温側)となるように設置される。より具体的には、図6に示すように、本実施の形態の熱電変換装置1は、蓋部12の天井部121が熱源となる被取り付け部101に対向するように取り付けられて使用される。被取り付け部101としては、例えば高温になる焼却炉の壁面等が挙げられる。
矢印Xで示すように、熱源となる被取り付け部101を介して熱電変換装置1に熱が加わると、蓋部12の周囲に温度上昇が生じる。そして、蓋部12から高温側絶縁部材42を介して、熱電変換部20の高温側電極32が加熱される。
この結果、熱電変換部20の高温側電極32と低温側電極31との間に大きな温度差(熱流)が生じ、熱電変換部20を構成する各n型熱電変換素子21および各p型熱電変換素子22が熱電変換を行うことで、起電力を発生する。そして、熱電変換部20が発生した起電力は、第1取出電極311に接続された第1出力電線251と、第2取出電極312に接続された第2出力電線252とを介して、熱電変換装置1の外部に取り出される。
ところで、熱電変換装置1の動作時には、上述したように、高温側電極32が加熱され高温になる。熱電変換システム100において熱源となる被取り付け部101等によっても異なるが、高温側電極32の温度は、最高で800℃程度まで加熱される場合がある。
また、上述したように、本実施の形態の熱電変換装置1では、筐体10によって熱電変換部20の高温側電極32に対してn型熱電変換素子21またはp型熱電変換素子22側へ向かって押し付けられるような圧力がかかっている。
一般に、熱電変換部20の電極として用いられる電極材料は、高温になるほど変形しやすい。したがって、このように、熱電変換装置1の動作時において高温側電極32に熱および圧力がかかった場合、高温側電極32の材料によっては、高温側電極32が変形する場合がある。例えば、高温側電極32と低温側電極31とが同じ電極材料により構成される場合、高温になる高温側電極32は、積層方向に直交する方向へつぶれるように変形する場合がある。そして、高温側電極32が変形した場合には、隣接する高温側電極32同士が接触して短絡を起こす場合がある。
これに対し、本実施の形態の熱電変換装置1では、高温側電極32のヤング率が、低温側電極31のヤング率と比較して高い。これにより、例えば熱電変換装置1の動作時において高温側電極32が高温になった場合であっても、高温側電極32のヤング率が低温側電極31のヤング率以下である場合と比較して、高温側電極32の変形を抑制することができる。この結果、隣接する高温側電極32同士が接触することによる短絡が抑制され、熱電変換装置1による起電力の低下が抑制される。
その一方で、低温側電極31は、低温側絶縁部材41に接触しているため、高温側電極32ほど高温にはならない。このため、低温側電極31は、高温側電極32と比較してヤング率が低い場合であっても、変形による短絡は生じにくい。
また、低温側電極31のヤング率が高温側電極32のヤング率と比べて低いことで、低温側電極31と低温側絶縁部材41との密着性や、熱電変換部20に衝撃が加わった場合の耐衝撃性が良好になる。
ここで、本実施の形態の熱電変換装置1では、熱電変換部20を積層方向から見た場合に、それぞれの高温側電極32の面積が、それぞれの低温側電極31の面積と比べて小さくなっている。そして、隣接する高温側電極32同士の間隔が、隣接する低温側電極31同士の間隔と比べて広くなっている。
これにより、例えば隣接する高温側電極32同士の間隔が隣接する低温側電極31同士の間隔以下である場合と比較して、隣接する高温側電極32同士の接触がより抑制される。
さらに、本実施の形態の熱電変換装置1では、熱電変換部20を積層方向から見た場合に、隣接する高温側電極32同士の間隔が、隣接するn型熱電変換素子21およびp型熱電変換素子22の間隔と比べて広くなっている。
これにより、例えば隣接する高温側電極32同士の間隔が、隣接するn型熱電変換素子21およびp型熱電変換素子22の間隔以下である場合と比較して、隣接する高温側電極32同士の接触がより抑制される。
<実施の形態2>
続いて、本発明の実施の形態2について説明する。図7は、実施の形態2が適用される熱電変換部20の概略構成を示した図であって、熱電変換部20を積層方向に見た図である。なお、実施の形態1と同様の構成については同じ符号を用い、ここではその詳細な説明は省略する。
上述した実施の形態1では、複数の高温側電極32の全てを同一の電極材料、より具体的には、複数の高温側電極32の全てを低温側電極31と比較してヤング率が高い電極材料から構成する例について説明した。しかしながら、複数の高温側電極32のうち少なくとも一部のヤング率が低温側電極31と比較して高ければ、複数の高温側電極32を構成する電極材料は互いに異なっていてもよい。
ここで、熱電変換装置1では、上述したように、筐体10の外周に位置する基部11の周縁および押さえリング14を複数のネジ15でネジ止めすることにより固定している。このため、筐体10の基部11および蓋部12によって熱電変換部20にかかる押圧力は、ネジ止め位置に近い外周側と、ネジ止め位置から離れた内周側とで異なる場合がある。例えば、熱電変換部20にかかる押圧力は、ネジ止め位置に近い外周側のほうが、ネジ止め位置から離れた内周側と比較して大きくなる場合がある。この場合、熱電変換部20において外周側に位置する高温側電極32に対してかかる圧力が、内周側に位置する高温側電極32と比較して高くなるため、熱電変換部20において外周側に位置する高温側電極32がより変形しやすくなる場合がある。
実施の形態2の熱電変換部20では、図7に示すように、高温側電極32が、外周側に位置する複数(この例では14個)の第1高温側電極321と、第1高温側電極321に囲まれる内周側に位置する複数(この例では4個)の第2高温側電極322とを有している。
そして、実施の形態2の熱電変換部20では、高温側電極32のうち外周側に位置する第1高温側電極321は、低温側電極31を構成する電極材料と比較してヤング率の高い電極材料により形成されている(低温側電極31のヤング率<第1高温側電極321のヤング率)。一方、高温側電極32のうち内周側に位置する第2高温側電極322は、低温側電極31と同じ電極材料により形成されている(低温側電極31のヤング率=第2高温側電極322のヤング率)。これにより、実施の形態では、高温側電極32のうち外周側に位置する第1高温側電極321のヤング率が、内周側に位置する第2高温側電極322のヤング率と比較して高くなっている。(第2高温側電極322のヤング率<第1高温側電極321のヤング率)。
具体的には、高温側電極32のうち外周側に位置する第1高温側電極321は、表面が銅で被覆された鉄(ヤング率:205GPa)により構成され、低温側電極31および高温側電極32のうち内周側に位置する第2高温側電極322は、銅(ヤング率:129.8GPa)により構成されている。
実施の形態2の熱電変換装置1では、高温側電極32のうち筐体10を介してかかる圧力が大きい第1高温側電極321のヤング率が、低温側電極31のヤング率と比較して高いことで、第1高温側電極321の変形が抑制される。これにより、隣接する第1高温側電極321同士の接触や第1高温側電極321と第2高温側電極322との接触に伴う短絡が抑制され、熱電変換装置1による起電力の低下が抑制される。
一方、高温側電極32のうち第2高温側電極322は、第1高温側電極321と比較して筐体10を介してかかる圧力が小さいため、第1高温側電極321と比較してヤング率が低い場合であっても、変形による短絡は生じにくい。
また、第2高温側電極322のヤング率が第1高温側電極321のヤング率と比べて低いことで、筐体10を介してかかる圧力が小さい場合であっても、第2高温側電極322と高温側絶縁部材42との密着性が確保される。
なお、複数の高温側電極32におけるヤング率の大小は、上述した例に限られるものではない。例えば、複数の高温側電極32について、隣接する高温側電極32の数に応じてヤング率を設定してもよい。
具体的に説明すると、隣接する高温側電極32の数が多いほど、変形した場合に隣接した高温側電極32と接触して短絡が起きやすい傾向がある。したがって、例えば、複数の高温側電極32のうち、隣接する高温側電極32の数が多い第2高温側電極322のヤング率を、隣接する高温側電極32の数が少ない第1高温側電極321のヤング率と比較して大きくしてもよい。
なお、上述した実施の形態1および実施の形態2では、熱電変換素子として、Sb(アンチモン)を含むとともに充填スクッテルダイト構造を有する熱電半導体を用いた場合を例として説明を行ったが、これに限られるものではなく、各種熱電半導体を材料とする熱電変換素子を採用した場合にも適用することができる。
続いて、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
[実施例]
図1〜図5に示した実施の形態1の構造を有する熱電変換装置1を用いて、ヒートサイクルによる耐久性試験を行った。
熱電変換装置1では、熱電変換部20のp型熱電変換素子22およびn型熱電変換素子21として、それぞれSb(アンチモン)を含むとともに充填スクッテルダイト構造を有する熱電半導体を用いた。また、低温側電極31としては、0.5mm×4.1mm×8.8mmの板状の銅を用い、高温側電極32としては、0.5mm×4.1mm×8.8mmの板状の鉄の表面に銅を被覆したものを用いた。なお、高温側電極32において鉄の表面に被覆された銅の厚さは数十μm程度であった。
図8は、耐久性試験において熱電変換装置1の高温側に与える温度条件を示したグラフである。図8に示すように、熱電変換装置1の高温側に対して、50℃から550℃まで20分かけて昇温し、550℃で10分間保持し、550℃から50℃まで20分かけて降温し、50℃で10分間保持するというヒートサイクルを繰り返し行った。
そして、所定のサイクル毎に熱電変換装置1の発電出力を測定し、サイクル数による熱電変換装置1の発電出力の変化(出力変化率)を評価した。ここで、熱電変換装置1の出力変化率(%)は、熱電変換装置1の発電出力の1サイクルあたりの変化量であり、(所定のサイクル間の発電出力の変化量/サイクル数)×100で表される。
また、所定のサイクル毎に熱電変換装置1の抵抗を測定し、サイクル数による熱電変換装置1の抵抗値の変化(抵抗変化率)を評価した。ここで、熱電変換装置1の抵抗変化率(%)は、熱電変換装置1の初期抵抗値(ヒートサイクル実施前の抵抗値)に対する抵抗値の変化量であり、((所定サイクルでの抵抗値−初期抵抗値)/初期抵抗値)×100で表される。
[比較例]
高温側電極32として、低温側電極31と同じ0.5mm×4.1mm×8.8mmの板状の銅を用いた以外は実施例1と同様の構成を有する熱電変換装置1を用いて、実施例1と同様にヒートサイクルによる耐久性試験を行い、評価した。
[評価結果]
表1に、実施例の熱電変換装置1についての発電出力、抵抗値、抵抗変化率および出力変化率のサイクル数による変化を示す。また、表2に、比較例の熱電変換装置1についての発電出力、抵抗値、抵抗変化率および出力変化率のサイクル数による変化を示す。
Figure 2019114613
Figure 2019114613
図9は、実施例および比較例の熱電変換装置1の出力変化率のサイクル数による変化を示したグラフである。また、図10は、実施例および比較例の熱電変換装置1の抵抗変化率のサイクル数による変化を示したグラフである。
表1、図9および図10に示すように、高温側電極32として低温側電極31と比べてヤング率が高い鉄を用いた実施例の熱電変換装置1では、1000サイクルを超えても熱電変換装置1の出力変化率および抵抗変化率が大きく低下しなかった。
これに対し、低温側電極31と高温側電極32とで同じ材料を用いた比較例では、表2および図9に示すように、560サイクル〜600サイクルの間で、熱電変換素子1の出力が大きく低下している。また、比較例では、表2および図10に示すように、400サイクル〜600サイクルの間で、熱電変換装置1の抵抗変化率が大きく低下している。このことから、比較例の熱電変換装置1では、高温側電極32が変形して短絡が起こったものと推測される。
1…熱電変換装置、10…筐体、20…熱電変換部、31…低温側電極、32…高温側電極、40…絶縁部、100…熱電変換システム

Claims (10)

  1. 高温側と低温側との温度差による熱エネルギーを電気エネルギーに変換する熱電変換素子と、
    前記熱電変換素子の前記低温側に電気的に接続される低温側電極と、
    前記熱電変換素子の前記高温側に電気的に接続され、前記低温側電極と比べてヤング率が高い高温側電極と
    を備える熱電変換装置。
  2. 前記低温側電極および前記高温側電極を前記熱電変換素子側へ押圧する押圧部材をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の熱電変換装置。
  3. 前記熱電変換素子は、アンチモンを含む充填スクッテルダイト構造の合金からなる熱電変換層を含むことを特徴とする請求項1に記載の熱電変換装置。
  4. 前記低温側電極は銅からなり、
    前記高温側電極は少なくとも前記熱電変換素子に対向する面が銅で被覆された鉄からなり、
    前記低温側電極および前記高温側電極は、ろう材を介して前記熱電変換素子に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の熱電変換装置。
  5. 前記高温側電極から前記低温側電極に向かう方向から見た場合に、当該高温側電極の面積が当該低温側電極と比べて小さいことを特徴とする請求項1に記載の熱電変換装置。
  6. 予め定めた面に沿って並ぶ複数の第1電極と、
    間隙を介して複数の前記第1電極に対向する複数の第2電極と、
    それぞれの前記第1電極とそれぞれの前記第2電極との間に配置され、当該第1電極および当該第2電極により交互に直列接続され、熱エネルギーを電気エネルギーに変換する複数のp型熱電変換素子および複数のn型熱電変換素子とを備え、
    複数の前記第2電極の少なくとも一部は、前記第1電極と比べてヤング率が高いことを特徴とする熱電変換装置。
  7. 前記p型熱電変換素子、前記n型熱電変換素子、前記第1電極および前記第2電極を収容するとともに、当該第1電極および当該第2電極を当該p型熱電変換素子および当該n型熱電変換素子側へ押圧する収容部材をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の熱電変換装置。
  8. 複数の前記第2電極は、当該第2電極の位置によって前記収容部材による押圧力が異なる場合に、当該押圧力が高い領域に配置された当該第2電極のヤング率が前記第1電極と比較して高いことを特徴とする請求項7に記載の熱電変換装置。
  9. 前記第2電極から前記第1電極へ向かう方向から見て、隣接する前記p型熱電変換素子と前記n型熱電変換素子との間隔と比べて、隣接する当該第2電極同士の間隔が大きいことを特徴とする請求項6に記載の熱電変換装置。
  10. 熱を有する熱源と、
    前記熱源に取り付けられ、当該熱源から受け取った熱エネルギーを電気エネルギーに変換する熱電変換装置とを備え、
    前記熱電変換装置は、
    熱電変換素子と、
    前記熱電変換素子に電気的に接続される第1電極と、
    前記熱電変換素子を挟んで前記第1電極に対向し当該第1電極と比べて前記熱源に近い位置で当該熱電変換素子に電気的に接続され、当該第1電極と比べてヤング率が高い第2電極と
    を備える熱電変換システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023145910A1 (ja) * 2022-01-31 2023-08-03 株式会社Flosfia 積層構造体、半導体素子および半導体装置

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