JP2019114184A - 警報装置およびその警報発生器 - Google Patents

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Abstract

【課題】予め定められている作業員かどうかに関わらず、危険個所に接近した人と保護具の携行状態に応じて適切な警報を行なうことが可能になる警報装置を提供する。【解決手段】接近検知警報装置1は、危険個所に配置した警報発生器10の接近検知部13において、当該危険個所への接近者が検知されると、当該危険個所での作業が必要な従事作業員が持っている作業員発信器20から発信される作業員ID、当該危険個所で携行が必要な保護具A,Bに取りけられた保護具発信器20A、20Bから発信される保護具IDが、識別情報読取部14にて読み取られるか否かが接近者判定部15にて判定される。その読み取り状態に応じた判定結果に従って、設定記憶部12に予め記憶されている保護具の着用を促す警報メッセージ、保護具の不携行を警告する警報メッセージ、立入禁止を警告する警報メッセージの各音声を選択出力する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、例えば、工事現場における危険個所への人の接近を検知して警報するための警報装置およびその警報発生器に関する。
工事現場には、例えば、高所、開口部、酸素欠乏箇所、塵埃飛散箇所等、さまざまな危険個所が存在する。
従来、このような危険個所への作業員の接近を検知すると共に、当該危険個所が高所や開口部等であれば、転落防止のための保護具である安全帯の使用状態を検知し、安全帯が使用されていなければ警報を発する安全帯使用状態確認システムが考えられている。
特開2014−004006号公報 特開2008−146301号公報 特開2016−115038号公報
従来の安全帯使用状態確認システムは、例えば、所定の危険個所で作業する者として工事業者により予め定められている作業員の安全帯に、その使用状態(使用/未使用)を検知して発信するセンサを設け、このセンサからの使用状態の検知信号を、危険個所の周辺に設置した受信機で受信することで、当該作業員が危険個所へ接近し且つ安全帯が未使用であることを判断して警報を発するものである。
しかしながら、工事現場には、同業者は勿論、異なる業種の業者等、多数の作業員が出入りしており、前記センサを持たない、すなわち、予め定められている作業員ではない作業員が所定の危険個所に接近しても警報を行なうことはできない。
また、予め定められている作業員であっても、そもそも前記センサを設けた安全帯を携行していなければ、警報を行なうことはできない。
本発明が解決しようとする課題は、予め定められている作業員に関わらず、危険個所に接近した人と保護具の携行状態に応じて適切な警報を行なうことが可能になる警報装置およびその警報発生器を提供することにある。
実施形態の警報装置は、警報発生器と、所定の作業員の識別情報を発信する作業員発信器と、保護具の識別情報を発信する保護具発信器と、を備えた警報装置であって、
前記警報発生器は、人の接近を検知する接近検知部と、前記接近検知部により人の接近が検知された場合に、前記作業員発信器から発信される作業員の識別情報と前記保護具発信器から発信される保護具の識別情報を読み取る識別情報読取部と、前記識別情報読取部により読み取られる前記識別情報に応じて、前記接近検知部により検知された人が、所定の作業員か否か、および所定の作業員であった場合、保護具を保持しているか否か、を判定する接近者判定部と、前記接近者判定部による判定結果に応じて警報を発生する警報発生部と、を備えている。
実施形態の接近検知警報装置1の全体の構成を示す機能ブロック図。 前記接近検知警報装置1の警報発生器10の設定記憶部12に記憶される設定情報の一実施例を示す図。 前記警報発生器10の判定記録部16に記録された情報の一実施例を示す図。 前記警報発生器10の警報処理プログラム12aに従い実行される警報処理を示すフローチャート。 前記警報発生器10の警報処理における音声警報開始処理に応じて実行される音声警報処理を示すフローチャート。 前記接近検知警報装置1を使用する危険個所での一実施例を説明するための警報発生器10と接近者Hnとの関係を示す図。
以下、実施形態の接近検知警報装置について、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態の接近検知警報装置1の全体の構成を示す機能ブロック図である。
この接近検知警報装置1は、危険個所の、例えば中央付近に配置される警報発生器10と、当該危険個所での作業員として予め定められた作業員(以下、従事作業員と称す。)が携行する作業員発信器20と、当該従事作業員が携行すべき保護具毎に取り付けられる保護具発信器20A,20B,…とを備える。
本実施形態では、仮に、接近検知警報装置1を使用する危険個所を、高所の塵埃飛散箇所とし、当該危険個所での作業に必要な保護具として、2つの保護具(安全帯と防塵マスク)を規定する。
警報発生器10は、制御部11、設定記憶部12、接近検知部13、識別情報読取部14、接近者判定部15、判定記録部16(識別情報記録手段)、音声警報発生部17を備え、例えば、ユーザが片手で把持可能な大きさの筐体に納められ、電池電源により駆動される。
制御部11は、例えば、CPU(プロセッサ)を用いて構成され、設定記憶部12に予め記憶された制御プログラム(警報処理プログラム)に従い、各部の動作を制御する。
図2は、前記警報発生器10の設定記憶部12に記憶される設定情報の一実施例を示す図である。
設定記憶部12は、フラッシュメモリ等の記憶装置を用いて構成され、接近検知警報装置1の全体の動作を司る制御プログラム(警報処理プログラム)12aを予め記憶するほか、作業員ID記憶部12b、保護具ID記憶部12c、音声警報メッセージ記憶部12dを有する。
作業員ID記憶部12bは、複数の従事作業員それぞれのID(識別情報;[01][02][03]…)に対応付けて、例えば、当該従事作業員の所属社名、個人名等を記憶する。
保護具ID記憶部12cは、前記2つの保護具それぞれのID(識別情報;[01][02])に対応付けて、当該保護具の名称「安全帯」「防塵マスク」を記憶する。
音声警報メッセージ記憶部12dは、接近者判定部15により判定する接近者の状態に応じた判定コード(本実施形態の場合は5つの判定コード[1][2][3−1][3−2][4])に対応付けて、警報メッセージとしての音声データ([1;安全帯と防塵マスクを着用してください。][2;安全帯と防塵マスクを持ってきてください。][3−1;安全帯を持ってきてください。][3−2;防塵マスクを持ってきてください。][4;危険ですので立ち入らないでください。])を記憶する。この音声データは、ユーザの音声を録音した音声データでもよいし、電子合成音声により生成した音声データでもよい。
接近検知部13は、赤外線、超音波、可視光等を用いた人感センサからなり、当該人感センサから一定の範囲内に接近した人を検知し、接近検知信号を出力する。
識別情報読取部14は、RFIDタグ等のNFCタグとの送受信器を用いて構成され、当該送受信器からの下り信号(問合せ信号)の送信に応答して、前記作業員発信器20、保護具発信器20A,20BとしてのNFCタグから送信される上り信号(応答信号)を受信し、その応答信号に含まれる識別情報(作業員ID、保護具ID)を読み取る。
接近者判定部15は、前記接近検知部13により危険個所に接近した人を検知した際に、前記識別情報読取部14により読み取られる識別情報の内容に応じて、当該接近した人の状態を判定し、その判定結果を前記判定コード([1][2][3−1][3−2][4])として出力する。
図3は、前記警報発生器10の判定記録部16に記録された情報の一実施例を示す図である。
判定記録部16(識別情報記録手段)は、前記フラッシュメモリ等の記憶装置に情報の記録エリアを確保し、前記接近検知部13により危険個所に接近した人を検知する毎に、その接近検知日時(年月日時間)を記録すると共に、前記識別情報読取部14により読み取られた識別情報(作業員ID、保護具ID)を記録し、当該記録した識別情報に応じて前記接近者判定部15により判定された判定結果(判定コード)を記録する。
なお、前記判定記録部16において、前記接近検知部13により危険個所に接近した人を検知した場合でも、前記識別情報読取部14により識別情報(作業員ID、保護具ID)が読み取られない場合には、該当する識別情報を記録する項目([作業員ID][第1の読み取り保護具ID][第2の読み取り保護具ID])に読み取りなしを示す情報“0”を記録する。
音声警報発生部17は、音声発生装置とスピーカを用いて構成され、前記接近者判定部15により判定された判定結果(判定コード)に応じて、前記設定記憶部12の音声警報メッセージ記憶部12dにその判定コードに対応付けられて記憶されている警報メッセージとしての音声データを出力する。
このように構成された接近検知警報装置1の警報発生器10は、前記制御部11が前記警報処理プログラム12aに記述された命令に従い各部の動作を制御し、ソフトウエアとハードウエアとが協働して動作することにより、以下の動作説明で述べるような、各種の機能を含む接近検知警報処理を実現する。
前記作業員発信器20、保護具発信器20A,20B,…は、何れもRFIDタグ等のNFCタグを用いて構成され、作業員発信器20は、例えば、各従事作業員のIDカードに対して、保護具発信器20A,20B,…は、該当する各保護具(ここでは、発信器20Aは安全帯、発信器20Bは防塵マスク)に対して、何れも強固なパッチ式の接着等により取り付けられる。
前記作業員発信器20は、作業員識別情報記憶部21を有し、当該作業員識別情報記憶部21には、本作業員発信器20を使用する従事作業員のID(識別情報;[01][02][03]…)を記憶させ、この作業員IDを、前記警報発生器10の識別情報読取部14からの下り信号(問合せ信号)に対する上り信号(応答信号)として送信する。
前記保護具発信器20A,20Bは、それぞれ、保護具A識別情報記憶部21A、保護具B識別情報記憶部21Bを有し、当該保護具(A,B)識別情報記憶部21A,21Bには、該当する保護具(安全帯,防塵マスク)のID(識別情報;[01][02])を記憶させ、この保護具IDを、前記警報発生器10の識別情報読取部14からの下り信号(問合せ信号)に対する上り信号(応答信号)として送信する。
次に、前記構成の接近検知警報装置1の動作について説明する。
図4は、前記接近検知警報装置1の警報発生器10における警報処理プログラム12aに従い実行される警報処理を示すフローチャートである。
図5は、前記警報発生器10の警報処理における音声警報開始処理に応じて実行される音声警報処理を示すフローチャートである。
図6は、前記接近検知警報装置1を使用する危険個所での一実施例を説明するための警報発生器10と接近者Hnとの関係を示す図である。
図6において、警報発生器10の接近検知部13により人の接近を検知すべき危険個所に対応するエリアを、接近検知対象エリアEとし、警報発生器10は、当該接近検知対象エリアEの略中央に配置する。警報発生器10の識別情報読取部14(送受信器)は、少なくとも前記接近検知対象エリアEに対応する半径Rの距離において、作業員発信器20、各保護具(A,B)発信器20A,20Bと通信可能な通信強度を有する。
ここより、図4に示す警報処理のフローチャートに沿って説明する。
警報発生器10において、接近者Hnが接近し、接近検知部13により当該接近者Hnが検知されると(ステップS1)、制御部11は、判定記録部16に対して、その接近検知日時を記録させ(ステップS2)、また、識別情報読取部14に対して、前記作業員発信器20や各保護具(A,B)発信器20A,20Bから得られる作業員IDや保護具IDである識別情報の読み取りを開始させる(ステップS3)。
ここで、図6に示すように、作業員発信器20(作業員ID[01])および保護具(安全帯)発信器20A(保護具ID[01]),保護具(防塵マスク)発信器20B(保護具ID[02])を持つ従事作業員としての接近者H1が検知された場合であって、前記識別情報読取部14において、先ず、作業員ID[01]が読み取られたことが、制御部11に判定されると(ステップS4(Yes))、制御部11は、前記ステップS2にて判定記録部16に記録された接近検知日時[2017.10.3.10:03]に対応付けて、当該作業員ID[01]を記録させる(ステップS8)。
さらに、前記識別情報読取部14において、保護具(安全帯)ID[01]、保護具(防塵マスク)ID[02]の順番で読み取られたことが、制御部11に判定されると(ステップS9(Yes))、制御部11は、前記ステップS8にて判定記録部16に記録された作業員ID[01]に対応付けて、当該保護具ID[01]と[02]とを第1保護具IDと第2保護具IDとして記録させ(ステップS13)、そして、接近者判定部15により判定された判定コード[1]を判定結果として記録させる(ステップS14)。
すると、制御部11は、前記ステップS14にて判定記録部16に記録された判定コード[1]に応じて、設定記憶部12の音声警報メッセージ記憶部12dに記憶されている警報メッセージとしての音声データ「安全帯と防塵マスクを着用してください。」を読み出し、音声警報発生部17に対して音声警報の出力開始を指示する(ステップS15)。
ここで、図5に示す音声警報処理のフローチャートに沿って説明する。
音声警報発生部17に対して音声警報の出力開始が指示されると(ステップP1)、制御部11は、別の音声警報の出力中であるか否かを判断し(ステップP2)、出力中でないと判断されると(ステップP2(No))、音声警報発生部17に対して、前記接近者H1(作業員ID[01])に対する警報メッセージとしての音声データ「安全帯と防塵マスクを着用してください。」の出力を開始させる(ステップP3)。
すると制御部11は、予め設定された警報継続時間T(例えば10秒)のカウントを開始し(ステップP4)、当該警報継続時間T(10秒)が経過したと判断されると(ステップP5(Yes))、前記音声警報発生部17による音声警報の出力を終了させる(ステップP6)。
なお、図3に示す判定記録部16の記録内容において、2番目の接近検知日時[2017.10.3.11:03]に対応付けて記録された従事作業員(作業員ID[02])の場合、識別情報読取部14に、保護具(防塵マスク)発信器20Bから送信された保護具ID[02]と保護具(安全帯)発信器20Aから送信された保護具ID[01]とが、第1保護具IDと第2保護具IDとして順番に受信された状態を示しており、前記接近者H1と同様に判定コード[1]が記録され、当該判定コード[1]に応じた警報メッセージとしての音声データ「安全帯と防塵マスクを着用してください。」が出力される(ステップS1〜S4,S8,S9,S13〜S15)。
このように、警報発生器10は、危険個所への接近者H1が、保護具A(安全帯)と保護具B(防塵マスク)とを持っている従事作業員であることを判定し、当該従事作業員に対して、適切な音声警報「安全帯と防塵マスクを着用してください。」を発生することで、持っている保護具(安全帯と防塵マスク)の着用を促すことができる。
また、図6に示すように、作業員発信器20(作業員ID[03])を持つ(安全帯と防塵マスクを持っていない)従事作業員としての次の接近者H2が検知された場合であって、前記識別情報読取部14において、先ず、作業員ID[03]が読み取られたことが、制御部11に判定されると(ステップS1〜S4(Yes))、制御部11は、前記ステップS2にて判定記録部16に記録された接近検知日時[2017.10.3.12:03]に対応付けて、当該作業員ID[03]を記録させる(ステップS8)。
さらに、前記識別情報読取部14において保護具IDが何も読み取られないことが、制御部11に判定されると(ステップS9(No))、制御部11は、前記ステップS8にて判定記録部16に記録された作業員ID[03]に対応付けて、第1,第2保護具IDとして何れも“0”を記録させ(ステップS10)、そして、接近者判定部15により判定された判定コード[2]を判定結果として記録させる(ステップS11)。
すると、制御部11は、前記ステップS11にて判定記録部16に記録された判定コード[2]に応じて、設定記憶部12の音声警報メッセージ記憶部12dに記憶されている警報メッセージとしての音声データ「安全帯と防塵マスクを持ってきてください。」を読み出し、音声警報発生部17に対して音声警報の出力開始を指示する(ステップS12)。
ここで、例えば、前記接近者H1に対する音声警報「安全帯と防塵マスクを着用してください。」の出力中であると判断された場合は(ステップP1,P2(Yes))、当該接近者H1に対する音声警報の出力が終了された後に(ステップP2(No))、音声警報発生部17に対して、次の接近者H2(作業員ID[03])に対する警報メッセージとしての音声データ「安全帯と防塵マスクを持ってきてください。」の出力を開始させ(ステップP3)、前記同様に、警報継続時間T(10秒)が経過した後に音声警報の出力を終了させる(ステップP4〜P6)。
このように、警報発生器10は、危険個所への接近者H2が、保護具A(安全帯)および保護具B(防塵マスク)の何れも持っていない従事作業員であることを判定し、当該従事作業員に対して、適切な音声警報「安全帯と防塵マスクを持ってきてください。」を発生することで、該当する危険個所に必要な保護具(安全帯と防塵マスク)の携行を警告することができる。
また、図6に示すように、作業員発信器20(作業員ID[04])を持つ(防塵マスクは持っているが安全帯は持っていない)従事作業員としての次の接近者H3が検知された場合であって、前記識別情報読取部14において、先ず、作業員ID[04]が読み取られたことが、制御部11に判定されると(ステップS1〜S4(Yes))、制御部11は、前記ステップS2にて判定記録部16に記録された接近検知日時[2017.10.3.13:03]に対応付けて、当該作業員ID[04]を記録させる(ステップS8)。
さらに、前記識別情報読取部14において、保護具B発信器20Bから得られる保護具(防塵マスク)ID[02]が読み取られたことが、制御部11に判定されると(ステップS9(Yes))、制御部11は、前記ステップS8にて判定記録部16に記録された作業員ID[04]に対応付けて、当該保護具ID[02]を第1保護具IDとして記録させ(第2保護具IDには“0”を記録)(ステップS13)、そして、接近者判定部15により判定された判定コード[3−1]を判定結果として記録させる(ステップS14)。
すると、制御部11は、前記ステップS14にて判定記録部16に記録された判定コード[3−1]に応じて、設定記憶部12の音声警報メッセージ記憶部12dに記憶されている警報メッセージとしての音声データ「安全帯を持ってきてください。」を読み出し、音声警報発生部17に対して音声警報の出力開始を指示する(ステップS15)。
すると、前記同様に、音声警報発生部17において、次の接近者H3(作業員ID[04])に対する警報メッセージとしての音声データ「安全帯を持ってきてください。」が出力される(ステップP1〜P6)。
このように、警報発生器10は、危険個所への接近者H3が、保護具B(防塵マスク)を持っているが保護具A(安全帯)を持っていない従事作業員であることを判定し、当該従事作業員に対して、適切な音声警報「安全帯を持ってきてください。」を発生することで、該当する危険個所に必要なもう一つの保護具(安全帯)の携行を警告することができる。
なお、図3に示す判定記録部16の記録内容において、5番目の接近検知日時[2017.10.3.14:03]に対応付けて記録された従事作業員(作業員ID[05])の場合、識別情報読取部14に、保護具(安全帯)発信器20Aから送信された保護具ID[01]だけが、第1保護具IDとして受信された状態を示しており、前記接近者H3と同様に、もう一つの保護具(防塵マスク)を持ってないことを示す判定コード[3−2]が記録され、当該判定コード[3−2]に応じた警報メッセージとしての音声データ「防塵マスクを持ってきてください。」が出力される(ステップS1〜S4,S8,S9,S13〜S15)。
また、前記接近検知部13において、図6に示すように、作業員発信器20および保護具発信器20A,20Bを持たない従事作業員以外の接近者H4が検知された場合であって、前記識別情報読取部14において作業員IDおよび保護具IDの何れも読み取られないことが、制御部11に判定されると(ステップS1〜S4(No))、制御部11は、前記ステップS2にて判定記録部16に記録させた接近検知日時[2017.10.3.16:03]に対応付けて、作業員IDおよび第1,第2保護具IDとして何れも“0”を記録させ(ステップS5)、そして、接近者判定部15により判定された判定コード[4]を判定結果として記録させる(ステップS6)。
すると、制御部11は、前記ステップS6にて判定記録部16に記録された判定コード[4]に応じて、設定記憶部12の音声警報メッセージ記憶部12dに記憶されている警報メッセージとしての音声データ「危険ですので立ち入らないでください。」を読み出し、音声警報発生部17に対して音声警報の出力開始を指示する(ステップS7)。
すると、前記同様に、音声警報発生部17において、次の接近者H4(従事作業員以外の人)に対する警報メッセージとしての音声データ「危険ですので立ち入らないでください。」が出力される(ステップP1〜P6)。
このように、警報発生器10は、危険個所への接近者H4が、従事作業員以外の人であることを判定し、当該従事作業員以外の人に対して、適切な音声警報「危険ですので立ち入らないでください。」を発生することで、該当する危険個所への立入禁止を警告することができる。
したがって、前記構成の接近検知警報装置1によれば、危険個所に配置した警報発生器10の接近検知部13において、当該危険個所への接近者Hnが検知されると、当該危険個所での作業が必要な従事作業員が持っている作業員発信器20から発信される作業員ID、当該危険個所で携行が必要な保護具A,B(安全帯と防塵マスク)に取りけられた保護具発信器20A,20Bから発信される保護具ID[01][02]が、識別情報読取部14にて読み取られるか否かが判定される。
そして、前記識別情報読取部14での作業員IDと各保護具IDとの読み取り状態に応じて、接近者判定部15にて当該作業員IDと各保護具IDが読み取られたと判定(判定結果[1])した場合は、従事作業員である接近者Hnに対して、音声警報発生部17により音声警報「保護具Aと保護具Bを着用してください。」を出力して保護具の着用を促す。また、作業員IDだけが読み取られたと判定(判定結果[2])した場合は、音声警報「保護具Aと保護具Bを持ってきてください。」を出力して保護具の不携行を警告し、作業員IDと一方又は他方の保護具IDが読み取られたと判定(判定結果[3−2]又は[3−1])した場合は、音声警報「保護具B(又は保護具A)を持ってきてください。」を出力して持っていない保護具の不携行を警告する。さらに、作業員IDが読み取られないと判定(判定結果[4])した場合は、従事作業員以外の接近者Hnに対する音声警報「危険ですので立ち入らないでください。」を出力して立入禁止を警告する。
これにより、従事作業員に関わらず、危険個所に接近した人と当該危険個所に必要な保護具の携行状態に応じて、適切且つ効果的な警報を行なうことが可能になる。
また、前記構成の接近検知警報装置1によれば、警報発生器10の接近検知部13にて危険個所への接近者Hnを検知し、識別情報読取部14にて作業員IDと保護具IDの読み取りが行われると、判定記録部16にて接近者Hnの接近検知日時を記録すると共に、当該接近検知日時に対応付けて、前記識別情報読取部14にて読み取った作業員IDと保護具IDを記録(読み取り無しは“0”として記録)する。
これにより、前記判定記録部16での記録に基づいて、危険個所への従事作業員とそれ以外の人の立入頻度は勿論、立入が従事作業員である場合は、必要な保護具の携行状態も容易に把握することができ、例えば、設定記憶部12の作業員ID記憶部12bにおいて各作業員IDに対応付けて予め記憶された各作業員の所属社名や個人名、保護具ID記憶部12cにおいて各保護具IDに対応付けて予め記憶された各保護具の名称に基づいて、従事作業員以外の人への警告表示の設置、保護具非携行の頻度が高い従事作業員への注意喚起など、危険個所への接近者Hnに対する今後の対策を容易に施すことができる。
さらに、前記構成の接近検知警報装置1によれば、警報発生器10の接近検知部13にて危険個所への接近者Hnを検知する毎に、当該接近者Hnが従事作業員であるか否か、従事作業員である場合は必要な保護具の携行状態を判定し、判定結果に応じた音声警報を予め設定された警報継続時間Tで行なうので、危険個所への複数の接近者Hn…に対しても、順次確実に、適切且つ効果的な警報を行なうことができる。
なお、前記構成の接近検知警報装置1において、接近者Hnの状態を判定して出力する警報メッセージの内容は、前記実施形態に限定されるものではなく、判定結果に応じたどのような警報メッセージであってもよい。
また、前記実施形態の接近検知警報装置1では、危険個所に接近した人と当該危険個所に必要な保護具の携行状態に応じて、音声警報メッセージを出力する構成としたが、音声警報メッセージに限らず、表示警報メッセージとの組み合わせで、あるいは表示警報メッセージ単独で出力する構成としてもよい。
また、前記実施形態の接近検知警報装置1では、危険個所に必要な保護具として2つの保護具(A(安全帯)とB(防塵マスク))とを挙げて説明したが、保護具の個数や種類は、勿論、危険個所の内容により定められるものであり限定されるものではない。
本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
1…接近検知警報装置、10…警報発生器、11…制御部、12…設定記憶部、
12a…警報処理プログラム、12b…作業員ID記憶部、
12c…保護具ID記憶部、12d…音声警報メッセージ記憶部、
13…接近検知部、14…識別情報読取部、15…接近者判定部、16…判定記録部、
17…音声警報発生部、20…作業員発信器、21…作業員識別情報記憶部、
20A…保護具A発信器、21A…保護具A識別情報記憶部、
20B…保護具B発信器、21B…保護具B識別情報記憶部、
E…接近検知対象エリア。

Claims (8)

  1. 警報発生器と、所定の作業員の識別情報を発信する作業員発信器と、保護具の識別情報を発信する保護具発信器と、を備えた警報装置であって、
    前記警報発生器は、
    人の接近を検知する接近検知部と、
    前記接近検知部により人の接近が検知された場合に、前記作業員発信器から発信される作業員の識別情報と前記保護具発信器から発信される保護具の識別情報を読み取る識別情報読取部と、
    前記識別情報読取部により読み取られる前記識別情報に応じて、前記接近検知部により検知された人が、所定の作業員か否か、および所定の作業員であった場合、保護具を保持しているか否か、を判定する接近者判定部と、
    前記接近者判定部による判定結果に応じて警報を発生する警報発生部と、
    を備えた警報装置。
  2. 前記接近者判定部は、前記識別情報読取部により前記作業員発信器から発信される作業員の識別情報が読み取られない場合に、前記接近検知部により検知された人が、所定の作業員以外の人であると判定する、
    請求項1に記載の警報装置。
  3. 前記警報発生部は、前記接近者判定部により前記接近が検知された人が所定の作業員以外と判定された場合は、立入禁止を警告する警報を発生し、所定の作業員であった場合で保護具を保持していないと判定された場合は、当該保護具の不携行を警告する警報を発生し、所定の作業員であった場合で保護具を保持していると判定された場合は、当該保護具の着用を促す警報を発生する、
    請求項1または請求項2に記載の警報装置。
  4. 前記接近検知部により人の接近が検知される毎に、前記識別情報読取部により読み取られた作業員の識別情報と保護具の識別情報とを対応付けて記録する識別情報記録手段を更に備えた、
    請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の警報装置。
  5. 前記識別情報記録手段は、前記接近検知部により人の接近が検知される毎に、その接近検知日時に対して、前記識別情報読取部により読み取られた作業員の識別情報と保護具の識別情報とを対応付けて記録する、
    請求項4に記載の警報装置。
  6. 前記警報発生部は、前記接近検知部により人の接近が検知される毎に、前記接近者判定部による判定結果に応じた警報を、予め設定された警報継続時間で発生する、
    請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載の警報装置。
  7. 前記警報発生部により発声する警報は、音声による警報である、
    請求項1ないし請求項6の何れか1項に記載の警報装置。
  8. 人の接近を検知する接近検知部と、
    前記接近検知部により人の接近が検知された場合に、所定の作業員の識別情報を発信する作業員発信器から発信される作業員の識別情報と保護具の識別情報を発信する保護具発信器から発信される保護具の識別情報を読み取る識別情報読取部と、
    前記識別情報読取部により読み取られる前記識別情報に応じて、前記接近検知部により検知された人が、所定の作業員か否か、および所定の作業員であった場合、保護具を保持しているか否か、を判定する接近者判定部と、
    前記接近者判定部による判定結果に応じて警報を発生する警報発生部と、
    を備えた警報発生器。
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