JP7439694B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
従来、異物の接触をスカートガードの変位から検知し、これにスカートガードパネルに設けた振動発生器が応答して、パネルを振動させて乗客に足から振動による警告を与えて、足(靴)を退させる技術がある(例えば、特許文献1)。
:特開平10-87254号公報
本開示は、危険個所で危険な目に遭う可能性が高い人に警告を発することを可能とする情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
本開示の態様の一つは、危険個所と所定の位置関係を有する人の状態が、前記人が前記危険個所において採り得る複数の状態の中で危険な目に遭う可能性が高い状態であるか否かを判定する制御部と、前記人の状態が前記危険な目に遭う可能性が高い状態であると判定される場合に、警告を示す情報を出力する出力部とを含む情報処理装置である。
本開示の態様は、情報処理装置と同様の特徴を有する、情報処理方法、情報処理システム、プログラム、及びプログラムを記録した記録媒体の少なくとも一つを含んでもよい。
本開示によれば、危険個所で危ない目に遭う可能性が高い人に警告を発することができる。
図1は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す。 図2は、危険個所の説明図である。 図3は、サーバの構成例を示す。 図4は、危険個所の管理テーブルのデータ構造例を示す。 図5は、人の管理テーブルのデータ構造例を示す。 図6は、端末の構成例を示す。 図7は、情報処理システムの動作例を示すシーケンス図である。 図8は、情報処理システムの動作例を示すシーケンス図である。 図9は、サーバの処理例を示すフローチャートである。 図10は、情報処理システムの変形例を示す。 図11は、変形例に係る情報処理システムの動作例を示すシーケンス図である。
実施形態に係る情報処理装置は、以下の構成を含む。
(1)危険個所と所定の位置関係を有する人の状態が、人が危険個所において採り得る複
数の状態の中で危険な目に遭う可能性が高い状態であるか否かを判定する制御部。
(2)人が危険な目に遭う可能性が高い状態であると判定される場合に、警告を示す情報を出力する出力部。
情報処理装置によれば、危険個所と所定の位置関係の有する人の状態が危険個所において危険な目に遭う可能性が高い状態であるときに、警告を発する。これによって、現在は危険個所にいないが、危険個所に行くと危険な目に遭う可能性の高い人に対し、危険個所への移動を止めさせたり、迂回させたり、慎重な行動をとるように仕向けたりすることができる。
危険な個所において危険な目に遭う可能性が高い状態とは、危険個所において人が採りうる複数の状態の中で、危険個所において危険な目に遭う可能性を比較した場合に、いずれか一つの状態における可能性よりも高い可能性を示す状態を示す。例えば、凍結した路面上を移動する場合の人の状態(行動状態、又は移動態様)として、歩行状態、走っている状態、及び自転車を運転している状態を採り得る。これらの状態のうち、走っている状態及び自転車を運転している状態は、歩行状態よりも「滑って転ぶ」という危険な目に遭う可能性が高い状態である。
以下、図面を参照して実施形態に係る情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムについて説明する。実施形態の構成は例示であり、本開示は実施形態の構成に限定されない。
<システム構成>
図1は、実施形態に係る情報処理システムの概要図である。図1において、情報処理システムは、危険個所において危険な目に遭う可能性が高い人に警告を発するシステムである。図1において、情報処理システムは、ネットワーク1と、ネットワーク1に接続されたサーバ20、カメラ3、カメラ3A、スピーカ4、及び端末30を含む。
ネットワーク1は、例えば、インターネット等の公衆通信網であり、WAN(Wide Area Network)又はその他の通信網を採用し得る。ネットワーク1は、LTE(Long Term Evolution)、5Gなどのセルラー網、或いは無線LAN(Local Area Network:Wi-Fi含
む)、BLE等の無線網(無線経路)を含んでもよい。
サーバ20は、「情報処理装置」の一例である。サーバ20は、カメラ3及び3Aの撮像画像(映像)を受信し、撮像画像から危険個所10を検出(特定)する。但し、危険個所10の検出は、カメラ3又は3A以外、例えばセンサを用いて検出されてもよい。
カメラ3及び3Aは、例えば、人の移動経路を撮像する。移動経路は、屋内でも屋外でもよい。また、屋外は、町中であっても郊外であってもよい。屋外の移動経路は、道路であっても、敷地内の通路であってもよい。本実施形態では、カメラ3及び3Aは町中の様子を撮像し、撮像画像中の町中の様子に人の移動経路が写り込む。
カメラ3は、町中に設置された固定カメラである。一方、カメラ3Aは、町中を走行する車両50(図2)に搭載された車載カメラである。カメラ3及び3Aの一方は、省略可能である。また、カメラ3及び3Aの夫々の数は、1又は2以上の適宜の数を設定することができる。なお、カメラ3及び3Aは、左右への回転及び上下動によって撮像範囲(視野)を変更可能であってもよい。また、カメラ3及び3Aはズーム機能を有していてもよい。
危険個所10は、或る状態を有する人にとって危険な目に遭う可能性の高まる個所であ
る。危険個所10は、恒常的に危険な状態が継続する個所であっても、気象や人の活動などの事象の発生によって状態に変化が起こり、状態が元に戻るまでの間、一時的に人の移動の安全性が低下した個所であってもよい。危険個所10は、例えば人の移動経路における個所であるが、移動経路以外でもよい。一時的に移動の安全性が低下した個所は、例えば、人の移動経路のうち、事象の発生によって、事象の発生前よりも人の移動の安全性が低下した個所であってもよい。
一時的に安全性が低下した個所は、例えば、降雪、洪水、又は水道管の破裂などの事象によって移動経路の路面が凍結又は冠水した個所を含む。また、一時的に安全性が低下した個所は、側溝の蓋の交換、又は舗装などの路面工事などの事象によって一時的に移動経路に凹部又は段差が形成された個所を含む。或いは、一時的に安全性が低下した個所は、移動経路上に障害物が置かれた個所(障害物の配置という事象が発生した個所)を含む。障害物は、コーンなどの工事設備、荷下ろし又は事故などにより駐車又は停車した車両及び緊急車両などを含む。
また、一時的に安全性が低下した個所は、移動経路又記移動経路に面した構造物の工事又は清掃個所を含む。例えば、水道管又はガス管工事による路面の掘削により地面に凹部が形成された個所である。或いは、移動経路に面した構造物における高層工事が行われる個所の下にある移動経路である。高層工事は、例えば、移動経路(道路)に面した電柱に登っての工事、及び道路に面したビルの窓又は壁面の清掃などを含む。
また、一時的に安全性が低下した個所は、移動経路に設けられた通行支援物が損壊した個所又は撤去された個所を含む。通行支援物とは、手すり、ガードレール、視覚障害者用誘導シートなど、高齢者又は障害者の移動の支援となるものである。また、一時的に安全性が低下した個所は、カーブミラーの視認性が低下した個所、すなわち、事故に伴う設置角度の変化、或いは植物等の成長による鏡面の被覆によって、カーブミラーの視認性が低下している個所を含む。
サーバ20は、カメラ3又は3Aの撮像画像から危険個所10を検出する。また、危険個所10と所定の位置関係を有する人11を検出する。図1に示す例では、危険個所10の位置を中心とする所定半径の円15内に存する人11(すなわち、危険個所10から見て所定の地理的範囲に存する人11)が検出される。但し、人11は、町中に設置されたセンサ、或いは人11が有するセンサなどの、カメラ3及び3Aの撮像画像以外から検出されてもよい。或いは、撮像画像の目視によって人11が検出されてもよい。
サーバ20は、人11の状態を示す情報に基づいて、人11の状態が、人11が危険個所10において危険な目に遭う可能性が高い状態であるか否かを判定する。例えば、人11が自転車や電動バイクを運転している場合など、歩行よりも速い速度で移動している状態では、路面が凍結している個所を通行すると転倒する可能性が高い。このため、路面が凍結している個所が危険個所10である場合、自転車を運転している人11を、危険な目に遭う可能性が高い状態であると判定する。サーバ20は、人11が危険な目に遭う可能性が高い状態であると判定する場合に、警告を示す情報を出力する。警告を示す情報は、スピーカ4に接続される。スピーカ4からは、例えば、警報音が放音される。
或いは、スピーカ4から、危険個所10を示す情報(例:この先の交差点)と、危険の状態(例:路面凍結)と、危険な目に遭う可能性が高い人の状態(例:自転車に乗っている、又は自転車を運転している状態)を示す音声が放送されてもよい。スピーカ4の数及び設置個所は適宜設定できる。スピーカ4の代わりに、又はスピーカ4とともに、大型のディスプレイが使用され、ディスプレイに警告を示す情報が表示されてもよい。
警告を示す情報は、端末30に送信されてもよい。例えば、危険個所10を示す情報と、危険の状態を示す情報と、危険な目に遭う可能性の高い人の状態を示す情報との少なくとも一つが送信される。情報は、例えば、ポップアップ表示によって、端末30のディスプレイ35(図4)に表示されてもよい。また、警告を示す情報は、端末30からの音声又は光の出力、及び端末30の振動の少なくとも一方によって伝達されてもよい。
<危険個所の説明>
図2は、危険個所の説明図である。図2は、カメラ3の撮像画像の例を示す。カメラ3は、道路12A及び12Bと、道路13A及び13Bとが交わる交差点を中心とする画像(映像)を撮像する。道路12A、12B、13A、13Bの夫々は、人が移動(通行)に用いる移動経路の一例である。
図2に示す例では、道路13Aから交差点にかけて、路面が凍結した個所(凍結個所10a)があり、自転車や電動バイクが道路12Aから道路13Aに右折すると転倒する虞がある。また、道路13Bの脇には、障害物10b(例えば事故車)が駐車されており、歩行者が障害物10bを避けて通行すると、道路13Bに大きくはみ出す。また、道路12Bに面したビル17(構造物の一例)の高所で壁面工事が行われている(工事個所10cを図示する)。このため、工事個所10cの下を通過する人に落下物が当たる可能性がある。凍結個所10a、障害物10b、及び工事個所10cの夫々は、危険個所10に該当する。そこで、サーバ20は、凍結個所10a、障害物10b、及び工事個所10cの夫々の周辺にいる(すなわち、危険個所と所定の位置関係を有する)人11a、11b、11cに向けて、スピーカ4から警告を放音し、危険な目に遭う可能性が高い状態であることを報知する。また、端末30を登録している人11Aについては、端末30に警告を示す情報を送信する。報知に用いる装置は、スピーカ4に限定されず、表示器(ディスプレイ装置)であってもよい。
<サーバの構成>
図3は、サーバ20の構成例を示す。サーバ20は、パーソナルコンピュータ(PC)、ワークステーションのような汎用の情報処理装置(コンピュータ)、或いはサーバマシンのような専用の情報処理装置を用いて構成することができる。サーバ20は、通信機能を有し、有線又は無線により、ネットワーク1と接続可能である。
サーバ20は、バス26を介して相互に接続された、処理部又は制御部(コントローラ)としてのプロセッサ21と、記憶装置22と、通信インタフェース23(通信IF23)と、入力装置24と、ディスプレイ25とを含む。サーバ20は、1台の情報処理装置でも、2以上の情報処理装置の集合(クラウド)でもよい。
記憶装置22は、主記憶装置と補助記憶装置とを含む。主記憶装置は、プログラム及びデータの記憶領域、プログラムの展開領域、プログラムの作業領域、通信データのバッファ領域などとして使用される。主記憶装置はRAM(Random Access Memory)、又はRAMとROM(Read Only Memory)との組み合わせで構成される。補助記憶装置は、データ及びプログラムの記憶領域として使用される。補助記憶装置として、例えば、ハードディスク、Solid State Drive(SSD)、フラッシュメモリ、及びEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)などの不揮発性記憶媒体を適用できる。
通信IF23は、通信処理を行う回路である。例えば、通信IF23は、ネットワークインタフェースカード(NIC)である。また、通信IF23は、無線通信(LTE、無線LAN(Wi-Fi)など)を行う回路であっても、NIC及び無線通信回路であって
もよい。
入力装置24は、キー、ボタン、ポインティングデバイス、及びタッチパネル等を含み、情報の入力に使用される。ディスプレイ25は例えば液晶ディスプレイなどであり、情報及びデータを表示する。
プロセッサ21は、例えばCPU(Central Processing Unit)などである。プロセッ
サ21は、記憶装置22に記憶された各種のプログラムを実行することによって、様々な処理を行う。
例えば、プロセッサ21は、カメラ3及び3Aの撮像画像を取得し、危険個所10をカメラ3及び3Aの撮像画像の中から検出する。プロセッサ21は、通常時(安全性が確保されている場合の画像)とのマッチング、機械学習やディープラーニングを用いた判定処理によって、カメラ3及び3Aの撮像画像の中から危険個所10を検出することができる。但し、ディスプレイ25に表示された撮像画像をオペレータが参照して危険個所10を検出(特定)し、入力装置24を用いて危険個所10をサーバ20に設定してもよい。また、プロセッサ21は、危険個所10を、カメラ3及び3A以外(センサなど)を用いて検出してもよい。
サーバ20のプロセッサ21は、危険個所10と所定の位置関係を有する人11を検出する。例えば、カメラ3又は3Aの撮像画像に写り込んでいる人11を、顔認識技術を用いて検出することができる。例えば、危険個所10から見て所定の地理的範囲(例えば、図1の円15)に存する人11を検出することができる。
このとき、カメラ(撮像画像)の見通しから、危険個所10の位置と人11の位置との距離を算出し、円15の外に位置する人11を除外してもよい。なお、人11の検出は、顔認識以外を用いて行ってもよい。また、人11の検出は、カメラ3及び3A以外のセンサを用いて行われてもよい。センサは、町中に設置されたものでも、人11が所持又は装着しているものでもよい。
また、所定の位置関係は、危険個所10の位置と、人11との位置が所定距離未満であることであってもよい。また、プロセッサ21は、例えば、カメラ3又は3Aの撮像画像に写り込んだ人のうち、カメラ3又は3Aの見通しから、危険個所10の位置と人の位置との間の距離を測定し、所定距離未満の人11を検出することができる。
また、本実施形態では、人11がサーバ20に端末30を登録し、端末30で検出される端末30の位置が定期的にサーバ20に報告される構成も採用する。この場合、プロセッサ21は、例えば図1に示される例において、端末30の位置が円15内に存する端末30を所持する人11Aを検出する。
また、プロセッサ21は、危険個所10と所定の位置関係を有する人11の状態に基づいて、人11が危険個所10においてに危険な目に遭う可能性が高い状態であるか否かを判定する。
人11の状態は、危険個所10に対する位置の変化を示す状態を含む。例えば、人11の状態は、危険個所10に向いている状態と、危険個所10に向かっている状態と、危険個所10に接近している状態と、危険個所10から遠ざかっている状態と、危険個所10が存在する方向と別の方向に移動している状態とのうちの少なくとも一つを含む。
例えば、人11の状態は、移動方法に関わる状態を含む。例えば、人11が歩いている状態と、走っている状態と、自転車又は電動バイクを運転している状態と、杖をついている状態と、歩行器を押している状態と、電動カートに乗っている状態とのうちの少なくと
も一つを含む。また、人11の状態は、移動速度に関わる状態、例えば、移動速度が閾値を超過している状態と、移動速度が閾値を下回っている状態との少なくとも一方を含む。
また、人11の状態は、危険個所10において危険な目に遭う可能性を回避又は低減可能な装備又は道具の有無を示す状態を含む。装備又は道具は、例えば、ヘルメット、長靴、グローブ、及びゴーグルなどを含む。
上述した人11の状態は、プロセッサ21が撮像画像の画像認識を行い、人11の状態を割り出すことで行われる。プロセッサ21は、人11の状態が、危険個所10の危険の状態に合致する、危険な目に遭う可能性が高い人の状態である場合に、人11が危険個所10において危険な目に遭う可能性が高い状態であると判定する。
図4は、危険個所10の管理テーブルのデータ構造例を示し、図5は、人11の管理テーブルのデータ構造例を示す。危険個所10の管理テーブルは、危険個所毎に用意されたレコード(エントリ)を有する。図4に示す例では、危険個所10として、危険個所A~Eが検出され、対応する五つのエントリが管理テーブルに登録された例を示す。
エントリは、危険個所10の検出元の撮像画像を撮影したカメラ3又は3Aを特定する情報と、検出された危険個所10の位置を示す情報と、危険の状態と、予想される危険(危険な目)を示す情報と、危険の状態に関連付けられた1又は2以上の人の状態(人の状態1~3)と、人の属性とを記憶する。図4に示す例では、危険個所A~Cが固定カメラ#1であるカメラ3の撮像画像から検出され、危険個所Dが固定カメラ#1と異なる固定カメラ#2であるカメラ3の撮像画像から検出されている。また、危険個所Eが車載カメラ#1であるカメラ3Aの撮像画像から検出されている。
危険個所の位置情報として、例えば、撮像画像上の座標を、地理的な平面座標に変換した値が記憶される。危険状態と、予想される危険と、人の状態との関連を示す情報とのセットは、予め記憶装置22に記憶されている(但し、サーバ20が必要に応じてネットワーク1から取得してもよい)。
プロセッサ21は、撮像画像から危険個所10と、危険の状態とを検出すると、対応する危険状態、予想される危険、及び人の状態の関連を示す情報のセットを読み出して、管理テーブルの対応するエントリに登録する。このとき、危険状態に関連する複数の人の状態があれば、全ての状態が読み出される。図4に示す例では、最大で三つの人の状態が危険状態に関連付けられている。
人の状態1、2及び3に関して、AND(論理積)又はOR(論理和)をとることができる。図4に示す例では、人の状態1と人の状態2及び3はANDをとり、人の状態2と3とはORをとる。
例えば、危険状態「路面凍結」に対しては、予想される危険(危険な目)として、「転倒」が関連付けられ、人の状態1「転倒」と、状態2「移動速度高(閾値を超過)」及び状態3「自転車」の一方とを有する人11が、危険個所10において危険な目に遭う可能性が高い状態であることが設定(定義)されている。
また、本実施形態では、オプションとして、上記した危険状態、危険な目、人の状態を示す情報のセットが、さらに、人の属性を示す情報を含んでいる。図4に示す例では、人の属性は、高齢者又は障害者を示す。
図5に示す管理テーブルは、危険個所毎に用意される。図5は、図4に示した危険個所
Aと所定の位置関係を有する人11が登録される管理テーブルを示す。管理テーブルは、人11毎に用意されたレコード(エントリ)を有し、エントリには、人11の識別情報と、人11の有する端末30の登録の有無を示す情報と、端末30の位置と、人11の1又は2以上の状態を示す情報と、人の属性を示す情報とが登録される。
記憶装置22には、端末30を登録した人の情報が記憶されており、人の情報は、人の個人情報(氏名及び連絡先等)と、端末30の識別情報(端末30の固有情報及びネットワークアドレス)と、人の属性(高齢者又は障害者)と、定期的に報告される端末30の位置情報とを記憶し、端末30が登録されている人については、対応するエントリに、端末30の登録がある旨と、端末30の位置と、属性とが人11の管理テーブルに登録(転記)される。
また、状態1~3として、撮像画像等から検出された、1又は2以上の人11の状態を示す情報が登録される。人11の状態は、危険個所10の危険の状態に対応する1又は2以上の状態について検出及び登録される。
プロセッサ21は、危険個所10のエントリに登録された人の状態と、危険個所10のエントリに対応する人11の管理テーブルにおける人の状態とを対比して、危険個所10に移動すると危険な目に遭う可能性が高い状態であると判定される状態を人11が有しているか否かをもって、人が危険な目に遭う可能性が高い状態であるか否かを判定する。
そして、人が危険な目に遭う可能性が高い状態であると判定される場合には、出力部としての通信IF23が所定のスピーカ4(例えば、危険個所10から最寄りのスピーカ4)に対し、警告を示す情報を出力(送信)するための制御を、プロセッサ21は行う。警告を示す情報は、危険状態を示す情報と、危険な目に遭う可能性が高い人の状態を示す情報を含むことができる。
<端末の構成>
図6は、端末30の構成例を示す。端末30は、無線通信機能を有する携帯端末(移動端末:可搬性を有する端末)である。携帯端末は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、ラップトップ型のパーソナルコンピュータ(PC)、Personal Digital Assistant(PDA)、又はウェアラブルコンピュータである。但し、端末30をサーバ20に登録する場合に使用する端末は、端末30であっても、端末30以外の移動端末又は固定端末であってもよい。
端末30は、プロセッサ31と、記憶装置32と、通信インタフェース(通信IF)33と、入力装置34と、ディスプレイ35と、GPS受信機36とを含む。プロセッサ31、記憶装置32、通信IF33、入力装置34、ディスプレイ35の夫々は、プロセッサ21、記憶装置22、通信IF23、入力装置24、及びディスプレイ25について説明したものと同様のものを適用可能である。但し、用途及び使用目的等の違いに応じて、サーバ20に適用されるものと性能の異なるものが適用される。
プロセッサ31は、記憶装置32に記憶された各種のプログラムを実行することによって、様々な処理を行う。例えば、プロセッサ31は、人の個人情報と、端末30の識別情報と、人の属性(高齢者又は障害者)とを含む登録情報をサーバ20に送信する処理を行い、端末30(登録情報)をサーバ20に登録する処理を行う。
また、プロセッサ31は、GPS受信機36によって検出される端末30の位置情報を、定期的又は周期的にサーバ20へ報告(送信)する制御を行う。さらに、プロセッサ31は、サーバ20から受信される警告を示す情報を、ディスプレイ35に表示したり、端
末30が備えるスピーカから放音したりするための処理を行う。
なお、プロセッサ21及びプロセッサ31の夫々として、複数個のCPUを適用しても、マルチコア型のCPUを適用してもよい。CPUによって行われる処理の少なくとも一部が、DSP(Digital Signal Processor)又はGPU(Graphical Processing Unit)
のようなCPU以外のプロセッサによって行われてもよい。また、CPUによって行われる処理の少なくとも一部が、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)及
びFPGA(Field Programmable Gate Array)などの専用又は汎用の集積回路、或いは
プロセッサと集積回路との組み合わせにより実行されてもよい。組み合わせは、例えば、マイクロコントローラ(MCU)、SoC(System-on-a-chip)、システムLSI、チップセットなどと呼ばれる。
<動作例>
以下、情報処理システムの動作例について説明する。図7及び図8は、情報処理システムの動作例を示すシーケンス図である。図7において、或る人の端末30は、人の操作に応じて、登録情報をサーバ20に送信する(ステップS1)。サーバ20は、登録情報を記憶装置22に記憶することで、端末30をサーバ20に登録する。
サーバ20は、ネットワーク1を介して、カメラ3及び3Aによって撮像された撮像画像を受信する(ステップS2及びS2A)。サーバ20は、撮像画像から危険個所10を検出し、危険個所10の管理テーブル(図4)を生成する(ステップS3)。
サーバ20は、危険個所10と所定の位置関係を有する高齢者又は障害者が存在するか否かを判定する。すなわち、サーバ20は、危険個所10と所定の位置関係を有する人に、端末30及び属性(高齢者又は障害者)をサーバ20に登録した人11Aが含まれているかを判定する(ステップS4)。
人11Aが含まれていない場合には(S4のNO)、サーバ20は、危険個所10と所定の位置関係を有する人11及び人11の状態とを検出し、人11の状態の管理テーブル(図5)を生成する(ステップS5)。
サーバ20は、危険個所10の管理テーブル(エントリ)及び、人11の状態の管理テーブルに登録された人の状態に基づいて、人11が危険個所10において危険な目に遭う可能性が高い状態であると判定する場合には(ステップS6のYES)、スピーカ4に対し、警告を示す情報を出力(送信)する(ステップS7)。
図8は、ステップS4において、サーバ20が、端末30及び属性(高齢者又は障害者)を登録した人11Aが危険個所10と所定の位置関係にあると判定される場合(S4のYES)について説明する。この場合、サーバ20は、人11Aの端末30に対し、警告を示す情報を出力(送信)する(ステップS4A)。その後、ステップS5~S7の処理が行われる。従って、人11Aに対する警告は端末30に送信され、人11に対する警告はスピーカ4に送信される。
図9は、サーバ20のプロセッサ21の処理例を示すフローチャートである。図9は、図7及び図8と異なる動作例を示す。ステップS001では、プロセッサ21は、カメラ3及び3Aからの撮像画像を受信する。
ステップS002では、プロセッサ21は、撮像画像から危険個所10を検出し、危険個所10の管理テーブルを生成する。ステップS003では、プロセッサ21は、危険個所10と所定の位置関係を有する(例えば、図1の円15内に存する人)を検出する。人
11の検出は、撮像画像の顔認識を用いて行うことができる。人11Aの検出については、端末30からサーバ20が受信する端末30の位置情報を用いて行うことができる。
ステップS004では、プロセッサ21は、人の属性を示す情報を取得し、人が所定の属性を有するかを判定する。すなわち、プロセッサ21は、記憶装置22に記憶されている、端末30及び属性(高齢者又は障害者)の登録情報を取得し、所定の位置関係を有する人として、端末30及び属性(高齢者又は障害者)をサーバ20に登録した人11Aが含まれているか否かを判定する。このとき、高齢者又は障害者として登録した人11Aが含まれると判定される場合は、処理がステップS008に進み、そうでない場合には、処理がステップS005に進む。
ステップS004からステップS008に処理が進む場合には、ステップS005からS007の処理がスキップされる。この点で、図8に示す動作例と異なる。プロセッサ21は、人11Aの端末30に対し、警告を示す情報を、通信IF23を制御して送信する処理を行う。すなわち、通信IF23(出力部)は、人の状態を問わずに(人の状態と無関係に)警告を示す情報を送信する。これによって、高齢者又は障害者である人11Aに注意を促し移動の安全性を高めるためである。警告を示す情報は、危険個所における危険の状態を示す情報と、危険な目に遭う可能性が高い人の状態を示す情報とを含んでもよい。
また、プロセッサ21は、ステップS008において、危険個所10に対応するスピーカ4にも、警報を示す情報を出力する。人11Aに重ねての警告を送ることで、安全性を高めるためである。この動作も、図8に示す動作例と異なる。
ステップS005に処理が進んだ場合には、プロセッサ21は、撮像画像の画像認識または画像解析を通じて、人11の状態を検出し、人11の管理テーブルに人11の状態を登録する。
プロセッサ21は、人の状態に基づいて、人が危険個所10において危険な目に遭う可能性が高い状態であるか否かを判定する。すなわち、プロセッサ21は、人11の管理テーブルから、所定の順序(例えば登録順)で一人の人(エントリ)を選択する(ステップS006)。
プロセッサ21は、選択したエントリに登録された人11の状態が、危険個所10の管理テーブルのエントリに登録された、危険な目に遭う可能性が高い状態であると判定する状態と合致するかを判定する(ステップS007)。ステップS007において、危険な目に遭う可能性が高い状態であると判定される場合には、処理がステップS008に進み、そうでない場合には、処理がステップS006に戻る。ステップS007からステップS008に処理が進んだ場合には、危険個所10に対応するスピーカ4に対し、警告を出力(送信)する。
ステップS007の処理に関して、幾つか例を挙げる。例えば、図4の危険個所A(図2の凍結個所10aに対応)のエントリと対比する人11として、人11の管理テーブルに登録された人Y1、Y2及びY3(図5)に関して、人Y2→人Y3→人Y1の順序でステップS007の処理が行われる場合を仮定する。
危険個所Aに関して、図5の人Y2は、危険個所Aから遠ざかっている。このため、ステップS007では、危険個所10において危険な目に遭う可能性が高い状態ではないと判定され、警告は発せられない。また、図5の人Y3は、危険個所Aとは別方向に移動している。この場合も、ステップS007では、危険個所10において危険な目に遭う可能
性が高い状態ではないと判定され、警告は発せられない。
これに対し、図5の人Y1は、危険個所Aに接近している。さらに、人Y1は、自転車に乗っている状態である。これは、図4に示す危険場所Aのエントリの状態3に合致する。このため、ステップS007では、人Y1が危険個所10において危険な目に遭う可能性が高い状態であると判定され、警告が発せられる。
ここで、上記と異なり、人Y1→人Y2→人Y3の順序でステップS007の処理が行われる場合を仮定する。人Y1に係るステップS007の処理で、人Y1が危険個所10において危険な目に遭う可能性が高い状態であると判定された場合には、人Y2及びY3に対するステップS003の判定は行われない。スピーカ4を用いた警告の報知によって、一定のエリアに警告音又は警告に関する情報の音声が放音されるため、人Y1、Y2及びY3の夫々が警告を聴取できるからである。
また、危険個所Aに関しては、人11の状態が、移動速度が閾値を超過する状態である場合に、危険な目に遭う可能性が高い状態であるとプロセッサ21は判定する。移動速度は、例えば、カメラ3又は3Aの撮像画像のフレーム間における時差と、人11の移動距離から求めることができる。また、端末30とサーバ20に登録しているが属性を登録していない場合、端末30の位置情報の変化量とその間の時間から移動速度を求めることもできる。
また、図4に示した危険個所B、C、D、及びEの夫々における、ステップS007の処理について説明する。危険個所Bは、図2の工事個所10cに相当する。危険場所Bの危険状態は、高層工事中であり、物が人の頭上に落下する(危険な目に遭う)可能性がある。本実施形態では、人11が危険個所Bに接近し、且つヘルメットを被っていない状態である場合に、ヘルメットを被っている状態よりも、危険個所Bにおいて、危険な目に遭う可能性が高い状態であるとプロセッサ21は判定する。このように、プロセッサ21(制御部)は、人11が工事個所10cにおいて危険な目に遭うのを回避可能な装備を有していない場合に、危険な目に遭う可能性が高い状態であると判定し、警告を発する。警告を受けて、人11は、危険個所Bを迂回するか、ヘルメットを被ることで、危険に対処することができる。
また、危険個所Cは、図2の障害物10bによる危険個所に相当する。危険な状態は、移動経路(道路13B)に障害物10bが設置されており、障害物10bを避けて移動することを強いられる場合である。このとき、自転車を運転する者が障害物10bに気付かず障害物がない場合の速度で自転車を走行させると、障害物10bに衝突したり、必要以上に車道側に膨らんで、道路13Bを走行する車両と衝突したりする可能性がある。また、障害物10bにより前方の視認性が低下し、対向車に気付くのが遅れる場合もあり得る。
また、障害者や高齢者など、移動速度が健常者より遅い者の場合は、車道にはみ出して移動する時間が長くなり、車道を走行する車両と接触する可能性が高くなって危険である。そこで、危険個所C(障害物10b)に関しては、危険個所Cに接近しており、移動速度が閾値(第1の閾値)を超過する状態、又は移動速度が閾値(第2の閾値)を下回る状態について、以下のようにする。すなわち、第1の閾値を超過する状態及び第2の閾値を下回る状態は、第1の閾値未満且つ第2の閾値以上の速度で移動する状態よりも、危険個所において危険な目に遭う可能性が高い状態であるとプロセッサ21は判定し、警告を発する。これにより、移動速度が閾値を超過する状態の人は、速度を低下させて慎重に走行することで危険を回避できる。また、移動速度が閾値を下回る状態の人については、警告により、迂回を促す。警告に、迂回を促す情報が含まれていてもよい。
また、危険個所Dは、植物の枝葉によってカーブミラーが隠れてしまい、車両や自転車の走行の視認が困難となっている個所である。本実施形態では、危険個所Dに接近する状態を有する人に、その移動速度を問わず警告を発するようにして、慎重に交差点に進入することを促す。
また、危険個所Eは、車道と歩道との間に設けられた手すり(ガードレール:通行支援物の一例)が事故によって破損(損壊)しており、普段それに捕まって歩行している者にとっては、移動の障害となる。また、手すりが、破損によって、車道からの車両に対する十分な防護柵とならない場合もあり得る。
この場合、人の状態が、危険個所Eに接近しており、且つ移動速度が閾値を下回るか、又は杖をついている状態である場合には、危険個所Eで危険な目に遭う可能性が高い状態であると判定し、警告を発する。警告によって、手すりが修繕されるまで、その移動経路の利用を控えることを期待できる。
<実施形態の効果>
以上説明した実施形態によれば、サーバ20は、危険個所10と所定の位置関係を有する人11の状態に基づいて、人11が危険個所10において危険な目に遭う可能性が高いか否かを判定するプロセッサ21(制御部)を備える。また、サーバ20は、人11が危険な目に遭う可能性が高い状態であると判定される場合に、警告を示す情報を出力する通信IF23(出力部)を備える。これによって、危険個所で危ない目に遭う可能性の高い人に、危険個所に達する前に警告を発することができる。警告を受けた者は、危険個所への接近を止めるか、迂回するか、慎重に行動することができる。
また、実施形態によれば、人の移動経路における凍結、障害物配置、工事、及び設備の破損などの事象の発生に伴う状態変化によって通常時(事象の発生前)よりも安全性の低下が生じている場合に、その変化によって危ない目に遭う可能性が高い者に対して警告を発することができる。これによって、人が変化を知らず、予期していない危険に遭遇する可能性を低減することができる。
<変形例>
図10及び図11は、実施形態の変形例を示す図である。図10に示すように、ネットワーク1には、危険個所10と所定の位置関係を有する人11の状態を検出するためのセンサ5を備える。センサ5は、例えば、物体の移動速度を測定するレーダー式速度測定機であり、人の移動速度をサーバ20に送信する(図11のステップS4B参照)。移動速度は、人の移動速度が閾値を超過するかの判定、或いは人の移動速度が閾値を下回るかの判定に用いることができる。
また、実施形態では、カメラ3又は3Aの撮像画像から危険個所10を検出していたが、カメラ3及び3A以外のセンサ5を用いて危険個所10を検出してもよい。この場合、例えば、センサ5として、道路の路面温度を測定する1又は複数の温度センサを採用する。温度センサによって測定された温度が、氷点下の、凍結していると判定し得る温度を示すエリアを危険個所10とすることができる。このような、センサ5としての1又は複数の温度センサを図2の道路13A及び13B並びに交差点に適用することで、危険個所10aを検出することができる。すなわち、サーバ20は、ネットワーク1を介してセンサ5(各温度センサ)の測定温度(測定結果)を受信し、プロセッサ21は、各温度センサの測定結果を取得して、各温度センサの測定結果から路面凍結と判定し得るエリアを特定し、特定した路面のエリアを危険個所10aとして検出することができる。
<その他>
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本開示はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施しうる。
また、1つの装置が行うものとして説明した処理が、複数の装置によって分担して実行されてもよい。あるいは、異なる装置が行うものとして説明した処理が、1つの装置によって実行されても構わない。コンピュータシステムにおいて、各機能をどのようなハードウェア構成(サーバ構成)によって実現するかは柔軟に変更可能である。
本開示は、上記の実施形態で説明した機能を実装したコンピュータプログラムをコンピュータに供給し、当該コンピュータが有する1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータのシステムバスに接続可能な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体によってコンピュータに提供されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータに提供されてもよい。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ(HDD)等)、光ディスク(CD-ROM、DVDディスク、ブルーレイディスク等)など任意のタイプのディスクである。また、非一時的なコンピュータ可読媒体には、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード、フラッシュメモリ、光学式カード、電子的命令を格納するために適した任意のタイプの媒体を含む。
1・・・ネットワーク
20・・・サーバ
30・・・端末
10・・・危険個所
21,31・・・プロセッサ
22,32・・・記憶装置
23,33・・・通信インタフェース
24,34・・・入力装置
25,35・・・ディスプレイ

Claims (16)

  1. 危険個所と所定の位置関係を有する人の状態が、前記人が前記危険個所において採り得る複数の状態の中で危険な目に遭う可能性が高い状態であるか否かを判定する制御部と、
    前記人の状態が前記危険な目に遭う可能性が高い状態であると判定される場合に、警告を示す情報を出力する出力部と、
    を含み、
    前記危険個所は、人の移動経路のうち、事象の発生によって、前記事象の発生前よりも移動の安全性が一時的に低下した個所であり、
    前記制御部は、
    カメラの撮像画像を取得し、
    安全性が確保されている場合の画像とのマッチングを用いた判定処理によって、前記危険個所を前記カメラの撮像画像の中から検出する、情報処理装置。
  2. 前記制御部は、前記カメラによって得られた前記危険個所を示す情報と、前記人の状態を示す情報との少なくとも一方を取得する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記カメラの撮像画像は、町中の様子が撮像された画像である
    請求項に記載の情報処理装置。
  4. 前記危険個所は、前記移動経路の路面が凍結又は冠水した個所、前記移動経路に凹部又は段差が形成された個所、前記移動経路上に障害物が置かれた個所、前記移動経路又は前記移動経路に面した構造物の工事又は清掃個所、前記移動経路に設けられた通行支援物が損壊した個所又は撤去された個所、及びカーブミラーの視認性が低下した個所のうちの少なくとも一つを含む
    請求項に記載の情報処理装置。
  5. 前記制御部は、前記人の移動速度が閾値を超過する場合に、前記危険な目に遭う可能性が高い状態であると判定する
    請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、前記人の移動速度が閾値を下回る場合に、前記危険な目に遭う可能性が高い状態であると判定する
    請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御部は、前記人が前記危険個所において危険な目に遭うのを回避可能な装備を有していない場合に、前記危険な目に遭う可能性が高い状態であると判定する
    請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記制御部が、前記人の属性を示す情報を取得し、前記人が所定の属性を有すると判定する場合に、前記出力部は、前記人の状態と無関係に、前記警告を示す情報を出力する
    請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記所定の属性は、前記人が高齢者であること、及び前記人が障害者であることの少なくとも一方である
    請求項に記載の情報処理装置。
  10. 前記警告を示す情報は、前記危険個所における危険の状態を示す情報と、危険な目に遭う可能性が高い人の状態を示す情報とを含む
    請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 情報処理装置が、
    危険個所と所定の位置関係を有する人の状態が、前記人が前記危険個所において採り得る複数の状態のうち、危険な目に遭う可能性が高い状態であるか否かを判定することと、
    前記人の状態が前記危険な目に遭う可能性が高い状態であると判定される場合に、警告を示す情報を出力することと、
    を含み、
    前記危険個所は、人の移動経路のうち、事象の発生によって、前記事象の発生前よりも移動の安全性が一時的に低下した個所であり、
    前記情報処理装置が、
    カメラの撮像画像を取得することと、
    安全性が確保されている場合の画像とのマッチングを用いた判定処理によって、前記危険個所を前記カメラの撮像画像の中から検出することと、
    を更に含む、情報処理方法。
  12. 前記情報処理装置は、前記カメラによって得られた前記危険個所を示す情報と、前記人の状態を示す情報との少なくとも一方を取得する
    請求項11に記載の情報処理方法。
  13. 前記情報処理装置は、前記人の移動速度が閾値を超過する場合、又は前記人の移動速度が閾値を下回る場合に、前記危険な目に遭う可能性が高い状態であると判定する
    請求項11又は12に記載の情報処理方法。
  14. 前記情報処理装置は、前記人が前記危険個所において危険な目に遭うのを回避可能な装備を有していない場合に、前記危険な目に遭う可能性が高い状態であると判定する
    請求項11から13のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  15. 前記情報処理装置は、前記人の属性を示す情報を取得し、前記人が所定の属性を有すると判定する場合に、前記人の状態と無関係に、前記警告を示す情報を出力する
    請求項11から14のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  16. 情報処理装置のコンピュータに、
    危険個所と所定の位置関係を有する人の状態が、前記人が前記危険個所において採り得る複数の状態のうち、危険な目に遭う可能性が高い状態であるか否かを判定することと、
    前記人の状態が前記危険な目に遭う可能性が高い状態であると判定される場合に、警告を示す情報を出力することと、
    を実行させ、
    前記危険個所は、人の移動経路のうち、事象の発生によって、前記事象の発生前よりも移動の安全性が一時的に低下した個所であり、
    前記コンピュータに、
    カメラの撮像画像を取得することと、
    安全性が確保されている場合の画像とのマッチングを用いた判定処理によって、前記危険個所を前記カメラの撮像画像の中から検出することと、
    を更に実行させる、プログラム。
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