JP2019109810A - 読影レポート解析装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
図1に示すように、医用画像システム100は、電子カルテサーバー10、RIS(Radiology Information System)サーバー20、読影レポート解析装置としての画像管理サーバー30、主治医端末40、読影医端末50、モダリティー60,60,・・・等から構成され、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワークNを介してデータ通信可能に接続されている。医用画像システム100を構成する各装置は、HL7(Health Level Seven)やDICOM(Digital Image and Communications in Medicine)規格に準じており、各装置間の通信は、HL7やDICOMに則って行われる。なお、主治医端末40、読影医端末50の台数は、特に限定されない。
患者情報は、患者に関する情報である。患者情報には、患者ID、患者氏名、生年月日、年齢、性別、身長、体重、血圧(上/下)、血液型、体温、現病歴、既往歴、入外区分、アレルギー歴、感染症等が含まれる。
検査情報は、検査に関する情報である。検査情報には、検査ID、検査日時、モダリティー(DR、CR、US、CT、MRI等)、検査部位(胸部、腹部等)、技師氏名、診療科、検査目的、読影目的、造影剤有無、受付番号等が含まれる。
読影目的は、検査依頼者から読影医へ読影すべきポイントを伝えるための情報である。図2(b)に、検査オーダーに含まれる読影目的の例を示す。
図3に示すように、電子カルテサーバー10は、制御部11、通信部12、記憶部13等を備えて構成されており、各部はバス14により接続されている。
一方、制御部11は、画像管理サーバー30から警告通知情報を受信した場合に、警告対象ユーザーがログインしていないときには、当該警告通知情報を通知保留テーブルT13に追加し、警告を通知した後に、当該警告通知情報を通知保留テーブルT13から削除する。
図4に示すように、画像管理サーバー30は、制御部31、通信部32、記憶部33、画像保管部34、計時部35等を備えて構成されており、各部はバス36により接続されている。
読影レポートは、読影医が読影医端末50において医用画像を読影して作成したものである。
読影状態は、医用画像の読影状態を示す情報であり、未読影、読影中、承認依頼、承認済み等の状態がある。
通知手段としては、警告対象ユーザーが使用する装置(主治医端末40、携帯電話機、医療施設内用のPHS等)への電子メール、ショートメッセージ、ポップアップ画面の表示、バルーン表示等が挙げられる。
通知間隔時間は、警告の通知を複数回行う際の通知の頻度を示す情報である。
確認状態は、警告が必要な読影レポートについて、当該読影レポートが確認されたか否か(未確認/確認済み)を示す情報である。
また、制御部31は、検査オーダーと読影レポートとの関連性が低いほど、警告を通知する頻度を高くする。
一方、制御部31は、画像管理サーバー30において警告通知情報が生成された場合に、警告対象ユーザーがログインしていないときには、当該警告通知情報を通知保留テーブルT35に追加し、警告を通知した後に、当該警告通知情報を通知保留テーブルT35から削除する。
図7に示すように、主治医端末40は、制御部41、操作部42、表示部43、通信部44、記憶部45等を備えて構成されており、各部はバス46により接続されている。
表示部43は、LCD(Liquid Crystal Display)等のモニターを備えて構成されており、制御部41から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
記憶部45は、HDDや不揮発性の半導体メモリー等により構成され、各種データを記憶している。
図7に示すように、読影医端末50は、制御部51、操作部52、表示部53、通信部54、記憶部55等を備えて構成されており、各部はバス56により接続されている。読影医端末50の各部は、主治医端末40の各部と同様であるため、説明を省略する。
図8は、医用画像システム100において実行される画像検査診断処理を示すラダーチャートである。
読影医は、表示部53に表示された医用画像を読影し、操作部52から読影結果を入力し、読影レポートを作成する(ステップS7)。画像管理サーバー30において、制御部31は、作成された読影レポートを、患者情報及び検査情報と対応付けて管理する。具体的には、制御部31は、作成された読影レポートを記憶部33に記憶させるとともに、検査管理テーブルT32の該当レコードに、読影レポートの識別情報を格納する。
制御部31は、読影レポート解析処理の結果、検査依頼者に警告の通知が必要な場合に、主治医端末40等に警告を通知する(ステップS10)。
以上で、画像検査診断処理が終了する。
図10に、解析対象となる検査オーダーの例を示す。
図11(a)に、第1対応表331に基づく検査オーダーの解析結果を示す。
第1対応表331(図5参照)を参照すると、「腹部」という文字列は、「腹部」というカテゴリーに属している。図10に示す検査オーダーには、「腹部」という文字列71が2回含まれているから、図11(a)に示すように、「腹部」というカテゴリーのカウント数が「2」となる。
分布は、抽出された文字列の全カウント数のうち、該当するカテゴリーのカウント数が占める割合である。図11(a)では、「腹部」以外のカテゴリーのカウント数が「0」であるから、「腹部」というカテゴリーの分布が「100%」となる。
正規化は、分布の中で最も大きい数値(図11(a)では、「腹部」に対応する「100%」)を「100%」とした時の、分布の数値の割合である。「腹部」以外のカテゴリーの正規化値は「0%」である。
図11(b)に、第2対応表332に基づく検査オーダーの解析結果を示す。
第2対応表332(図6参照)を参照すると、「HCC」という文字列は、「消化器科」というカテゴリーに属している。図10に示す検査オーダーには、「HCC」という文字列72が2回含まれているから、図11(b)に示すように、「消化器科」というカテゴリーのカウント数が「2」となる。
また、図11(b)では、「消化器科」以外のカテゴリーのカウント数が「0」であるから、「消化器科」というカテゴリーの分布が「100%」となる。
また、分布の中で最も大きい数値を「100%」として正規化するから、「消化器科」というカテゴリーの正規化値は「100%」、「消化器科」以外のカテゴリーの正規化値は「0%」となる。
図13(a)に、第1対応表331に基づく読影レポートの解析結果を示す。
図12に示す読影レポートの「所見」、「診断」、「コメント」には、「横隔膜」という文字列81が1回、「肺」という文字列82が2回含まれているから、図13(a)に示すように、「胸部」というカテゴリーのカウント数が「3」となる。
また、読影レポートの「所見」、「診断」、「コメント」には、「腹水」という文字列83が1回、「肝」という文字列84が1回含まれているから、図13(a)に示すように、「腹部」というカテゴリーのカウント数が「2」となる。
読影レポートから特定されたカテゴリーのカウント数は、「胸部」が3回、「腹部」が2回であるから、「胸部」というカテゴリーの分布が「60%」、「腹部」というカテゴリーの分布が「40%」となる。
「胸部」の分布「60%」を「100%」として正規化すると、「胸部」というカテゴリーの正規化値は「100%」、「腹部」というカテゴリーの正規化値は「67%」、その他のカテゴリーの正規化値は「0%」となる。
図12に示す読影レポートの「所見」、「診断」、「コメント」には、「HCC」という文字列85が1回、「肝」という文字列84が1回含まれているから、図13(b)に示すように、「消化器科」というカテゴリーのカウント数が「2」となる。
また、読影レポートの「所見」、「診断」、「コメント」には、「肺」という文字列82が2回含まれているから、図13(b)に示すように、「呼吸器科」というカテゴリーのカウント数が「2」となる。
読影レポートから特定されたカテゴリーのカウント数は、「消化器科」が2回、「呼吸器科」が2回であるから、「消化器科」、「呼吸器科」というカテゴリーの分布は、ともに「50%」となる。
「消化器科」、「呼吸器科」の分布「50%」を「100%」として正規化すると、「消化器科」、「呼吸器科」というカテゴリーの正規化値は「100%」、その他のカテゴリーの正規化値は「0%」となる。
図11(a)に示す検査オーダー解析結果のカテゴリー「胸部」の正規化値「0%」と、図13(a)に示す読影レポート解析結果のカテゴリー「胸部」の正規化値「100%」と、を比較すると、「100%」の差があるため、関連性は低いと判定する。
図11(b)に示す検査オーダー解析結果のカテゴリー「呼吸器科」の正規化値「0%」と、図13(b)に示す読影レポート解析結果のカテゴリー「呼吸器科」の正規化値「100%」と、を比較すると、「100%」の差があるため、関連性は低いと判定する。
なお、複数のカテゴリーに対して関連性の度合いが異なる場合には、より関連性が低いカテゴリーに対する判定結果を、検査オーダーと読影レポートとの関連性の度合いとすればよい。
まず、読影レポートから特定された或るカテゴリー(以下、対象カテゴリーという。)に対して、検査オーダーから対象カテゴリーと同一のカテゴリーが特定されているか否か(検査オーダーに対象カテゴリーに関連する文字列が含まれているか否か)を判断する。
検査オーダーから対象カテゴリーと同一のカテゴリーが特定されている場合、すなわち、検査オーダーの対象カテゴリーと同一のカテゴリーの正規化値が0%でない場合には、検査オーダーと読影レポートとでカテゴリーが一致しているから、「関連性高」と判定する。
例えば、各カテゴリーについて、検査オーダーから得られた正規化値と読影レポートから得られた正規化値の差(絶対値)が0%〜10%の場合には警告を通知せず、10%〜30%の場合には通知の頻度を1回/24時間とし、30%〜70%の場合には通知の頻度を1回/6時間とし、70%〜100%の場合には通知の頻度を1回/2時間とする。
以上で、読影レポート解析処理が終了する。
通知手段が電子メール、ショートメッセージ等、送信することで通知が完了するものである場合には、制御部31は、ユーザー管理テーブルT31から、警告対象ユーザーのユーザーIDに対応するメールアドレス、携帯電話番号等の宛先を取得し、注意すべき読影レポートが作成された旨の警告メッセージを、通信部32を介して宛先に送信する。
ステップS37において、未処理の読影レポートがない場合には(ステップS37;NO)、警告管理テーブル解析処理が終了する。
なお、ステップS35において、警告を通知する回数に上限を設けることとしてもよい。
図17に、主治医端末40の表示部43に表示される警告画面431の例を示す。警告画面431には、注意すべき読影レポートが作成されたことを通知する警告メッセージ、YESボタンB1、NOボタンB2が含まれている。操作部42からの操作により、YESボタンB1を押下すると、警告対象の読影レポートが表示部43に表示される。
図18に、主治医端末40の表示部43に表示されるバルーン432の例を示す。バルーン432には、警告対象の読影レポートへのリンク情報433が含まれている。操作部42からの操作により、リンク情報433をクリックすると、警告対象の読影レポートが表示部43に表示される。
ステップS43又はステップS47の後、警告通知処理が終了する。
画像管理サーバー30の制御部31は、ステップS41に代えて、警告通知情報が生成されたか否かを判断する。警告通知情報が生成された場合には、ステップS42に移行する。
これ以降の処理は、警告対象ユーザーがログイン中であるか否かの判断(ステップS42)、警告対象ユーザーがログインしたか否かの判断(ステップS45)において、ログイン先が画像管理システムである点が異なるが、その他については、警告通知処理と同様である。
具体的には、主治医端末40から画像管理サーバー30に、検査リスト画面の表示要求があった場合に、画像管理サーバー30の制御部31は、記憶部33に記憶されている検査管理テーブルT32に基づいて、検査リスト画面を表示するための画面データを生成する。この際、制御部31は、記憶部33に記憶されている警告管理テーブルT33から、「警告対象ユーザーのユーザーID」フィールドが主治医端末40を使用しているユーザーのユーザーIDであって、かつ、「確認状態」フィールドが「未確認」である読影レポートの識別情報を抽出する。制御部31は、検査管理テーブルT32を参照して、抽出された読影レポートの識別情報(主治医端末40を使用しているユーザーが確認すべき読影レポートの識別情報)に対応する画像検査を特定する。制御部31は、検査リスト画面上の、特定された画像検査に係る情報の色や背景色を変更する等して、注意すべき検査を識別可能に表示するための画面データを生成する。
また、検査オーダーと読影レポートとの関連性が低いほど、警告を通知する頻度を高くすることで、検査オーダーとの関連性が低い読影レポートに対しては、より頻繁に警告を通知することができる。
具体的には、検査オーダーに検査依頼者の所属(診療科)が含まれている場合には、制御部31は、検査オーダーから直接検査依頼者の診療科を取得する。一方、検査オーダーに検査依頼者の所属が含まれていない場合には、制御部31は、検査オーダーから検査依頼者を取得し、記憶部33のユーザー管理テーブルT31から検査依頼者に対応する診療科を取得する。制御部31は、記憶部33の第2対応表332を用いて、読影レポートに含まれる文字列に対応する診療科を特定し、検査依頼者の診療科と比較する。
11 制御部
12 通信部
13 記憶部
20 RISサーバー
30 画像管理サーバー
31 制御部
32 通信部
33 記憶部
34 画像保管部
40 主治医端末
50 読影医端末
60 モダリティー
100 医用画像システム
111 警告メッセージ
331 第1対応表
332 第2対応表
431 警告画面
432 バルーン
N 通信ネットワーク
T13 通知保留テーブル
T32 検査管理テーブル
T33 警告管理テーブル
T35 通知保留テーブル
Claims (7)
- 画像検査に係る検査オーダーを取得する検査オーダー取得手段と、
前記検査オーダーに基づいて撮影された医用画像に対して作成された読影レポートを取得する読影レポート取得手段と、
前記検査オーダーと前記読影レポートとを比較して、前記検査オーダーと前記読影レポートとの関連性の度合いを判定する判定手段と、
前記検査オーダーと前記読影レポートとの関連性の度合いに応じて、警告の通知方法を変える通知制御手段と、
を備える読影レポート解析装置。 - 前記通知制御手段は、前記検査オーダーと前記読影レポートとの関連性が所定の基準より低い場合に、前記検査オーダーを生成した検査依頼者と対応付けられた装置に警告を通知し、前記検査オーダーと前記読影レポートとの関連性が前記所定の基準以上である場合に、警告を通知しない請求項1に記載の読影レポート解析装置。
- 前記通知制御手段は、前記検査オーダーと前記読影レポートとの関連性が低いほど、警告を通知する頻度を高くする請求項1又は2に記載の読影レポート解析装置。
- 所定の文字列を予め複数のカテゴリーに分類した対応表を記憶する記憶手段を備え、
前記判定手段は、前記検査オーダーと前記読影レポートとのそれぞれから前記所定の文字列を抽出し、当該抽出された所定の文字列が属するカテゴリーを前記対応表から特定し、当該特定されたカテゴリー同士を比較することにより、前記検査オーダーと前記読影レポートとの関連性の度合いを判定する請求項1から3のいずれか一項に記載の読影レポート解析装置。 - 前記カテゴリーは、診断対象部位、臓器又は診療科を示す情報である請求項4に記載の読影レポート解析装置。
- 前記判定手段は、前記検査オーダーを生成した検査依頼者の所属に基づいて、前記検査オーダーと前記読影レポートとの関連性の度合いを判定する請求項1から5のいずれか一項に記載の読影レポート解析装置。
- コンピューターを、
画像検査に係る検査オーダーを取得する検査オーダー取得手段、
前記検査オーダーに基づいて撮影された医用画像に対して作成された読影レポートを取得する読影レポート取得手段、
前記検査オーダーと前記読影レポートとを比較して、前記検査オーダーと前記読影レポートとの関連性の度合いを判定する判定手段、
前記検査オーダーと前記読影レポートとの関連性の度合いに応じて、警告の通知方法を変える通知制御手段、
として機能させるためのプログラム。
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