JP2019109389A - カバー開閉支持機構、カバー開閉支持機構を備える画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置本体の開口を開閉するカバーが開姿勢にある状態を保持するとともに、前記開姿勢から更に開方向へ荷重が掛けられた場合でも開方向へカバーを退避させることによってカバーの支持部の破損を防止する。【解決手段】カバー支持機構40は、リンクバー43と、スライドガイド45と、コイルバネ47と、ステー49と、を備える。スライドガイド45は、開方向の荷重が第1開姿勢の前面カバー27に付与されたことによりコイルバネ47等により付与されるバネ力を越える外方向の力がリンクバー43に加えられた場合に、ステー49よりも外側の退避位置に前面カバー27が退避するまでリンクバー43を外方向へスライドさせる。【選択図】図3
Description
本発明は、装置本体の開口を開閉するカバーの開閉支持機構に関する。
電子写真方式に基づいて印刷用紙に画像を形成するコピー機やプリンターなどの画像形成装置(画像処理装置)が知られている。この種の画像形成装置には、内部の構成要素を着脱したり、内部で詰まった印刷用紙を取り除いたりするための開口が設けられている。前記開口は、普段はカバーで閉塞されているが、必要に応じて前記開口を開放させる必要がある。そのため、前記カバーは、前記開口を開閉可能なように、開閉機構によって装置本体に回動可能に連結されている。従来、装置本体とカバーとを連結するアーム部材と、装置本体側で前記アーム部材の一端をスライド可能に支持するガイド溝と、カバーを開閉する際にダンパーとして作用する弾性部材とを備える開閉機構が知られている(特許文献1参照)。
画像形成装置に用いられている従来の開閉機構は、カバーが開方向へ回動されて、前記ダンパーとして機能する弾性部材がそれ以上収縮できない状態になると、そのときの開角度でカバーが保持される。例えば、カバーが装置本体の側面に対して垂直な位置で保持される。この状態で、ユーザーやメンテナンス作業者が、誤ってカバーに対して下方向の荷重を掛けてしまうと、開閉機構が破損するおそれがある。
本発明の目的は、装置本体の開口を開閉するカバーが開姿勢にある状態を保持するとともに、前記開姿勢から更に開方向へ荷重が掛けられた場合でも開方向へカバーを退避させることによってカバーの支持部の破損を防止することが可能なカバー開閉支持機構、及びカバー開閉支持機構を備える画像処理装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係るカバー開閉支持機構は、画像処理装置の装置本体の側面に形成された開口を開閉するカバーを支持するものである。前記カバーは、前記装置本体に対して予め定められた回動支点を中心に回動可能に支持され、前記開口を閉塞する閉姿勢と前記開口を開放する第1開姿勢との間で回動可能に構成されている。前記カバー開閉支持機構は、リンク部材と、スライド支持部と、位置付け部材と、規制部材と、を備える。前記リンク部材は、一方端が前記カバーの下端部に回動可能に取り付けられ、他方端が前記装置本体の内部にスライド可能に支持され、前記カバーと前記装置本体とを連結する。前記スライド支持部は、前記装置本体の内部に設けられ、前記リンク部材の前記他方端を前記側面に交差する方向へスライド可能に支持する。前記位置付け部材は、前記リンク部材に所定の力を付与して、前記一方端を前記回動支点に位置づけさせる。前記規制部材は、前記開口の下縁に設けられ、前記カバーの下端部に当接して前記カバーを前記第1開姿勢に規制する。前記スライド支持部は、開方向の荷重が前記第1開姿勢の前記カバーに付与されたことにより前記位置付け部材により付与される前記所定の力を越える外方向の力が前記リンク部材に加えられた場合に、前記規制部材よりも外側の退避位置に前記カバーが退避するまで前記リンク部材の前記他方端を外方向へスライドさせる。
本発明の他の局面に係る画像処理装置は、カバーと、前記カバー開閉支持機構と、を備える。前記カバーは、装置本体に対して予め定められた回動支点を中心に回動可能に支持され、前記装置本体の側面に形成された開口を閉塞する閉姿勢と前記開口を開放する第1開姿勢との間で回動可能に構成されている。
本発明によれば、装置本体の開口を開閉するカバーが開姿勢にある状態を保持するとともに、前記開姿勢から更に開方向へ荷重が掛けられた場合でも開方向へカバーを退避させることによってカバーの支持部の破損を防止することが可能である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[画像形成装置10]
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置10(本発明の画像処理装置の一例)を示す図である。図2は、画像形成装置10の正面図である。なお、説明の便宜上、画像形成装置10が使用可能な設置状態(図1に示される状態)における鉛直方向を上下方向6と定義する。また、前記設置状態において操作表示部17が設けられた側面を正面(前面)として前後方向7を定義する。また、前記設置状態の画像形成装置10の正面を基準にして左右方向8を定義する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置10(本発明の画像処理装置の一例)を示す図である。図2は、画像形成装置10の正面図である。なお、説明の便宜上、画像形成装置10が使用可能な設置状態(図1に示される状態)における鉛直方向を上下方向6と定義する。また、前記設置状態において操作表示部17が設けられた側面を正面(前面)として前後方向7を定義する。また、前記設置状態の画像形成装置10の正面を基準にして左右方向8を定義する。
図1に示すように、画像形成装置10は複合機であり、プリント機能、コピー機能、ファクシミリ機能、及びスキャン機能などの各機能を備える。画像形成装置10は複合機に限られず、プリント機能を有する装置であればよく、例えば、プリンターや複写機、FAX装置などであってもよい。
画像形成装置10は、画像読取部12と、画像形成部14と、シート収容カセット16と、操作表示部17と、を備える。画像読取部12は、原稿の画像を読み取る処理を行うものであり、画像形成装置10の上部に設けられている。画像形成部14は、電子写真方式に基づいてカラー画像を形成する処理を行うものであり、画像読取部12の下方に設けられている。シート収容カセット16は、画像形成部14によって画像が転写されるシート材を収容するものであり、画像形成装置10の下部に設けられている。操作表示部17は、画像形成装置10の状態や各種情報を表示したり、画像読み取り処理や画像形成処理を実行させる指示などを入力するものであり、画像形成部14の前面の上部に取り付けられている。なお、図2においては、画像読取部12及び操作表示部17の図示が省略されている。
画像形成装置10は、装置本体としての筐体11(本発明の装置本体の一例)を備える。筐体11は、全体として略直方体形状である。筐体11の内部には、画像形成部14を構成する各部、及びシート収容カセット16を構成する各部が配置されている。筐体11は、画像形成装置10の全体を覆う外装フレームと、画像形成装置10を構成する各部を支持するための内部フレームとにより構成されている。
筐体11の前面に、矩形状の開口25(図2参照)が形成されている。開口25は、前面カバー27によって覆われている。開口25は、左右方向8(水平方向)に長い長方形状に形成されている。そして、この開口25よりも筐体11の内部側に、画像形成に用いられる現像剤を収容する各色のトナーコンテナ3が設けられている。トナーコンテナ3は、画像形成部14が備える現像装置(不図示)に補給されるトナーを収容する。トナーコンテナ3から前記現像装置にトナーが補給されて、トナーが消費される。トナーコンテナ3が空になると、この空になったトナーコンテナ3は、トナーが充填された新たなトナーコンテナ3と交換される。
前面カバー27は、開口25を開閉可能に構成されている。前面カバー27は、シート収容カセット16の上端付近、言い換えると、開口25の下端部付近に定められた回動支点Q1(図3,図4参照)を中心に回動可能に支持されている。これにより、前面カバー27は、開口25を閉塞する閉姿勢(図1,図3参照)と、筐体11の開口25を開放する第1開姿勢(図2,図5参照)とに開閉可能である。ここで、前記閉姿勢は、開口25を閉塞した状態で、前面カバー27の表面とシート収容カセット16の表面とが同一面となる姿勢である。また、前記第1開姿勢は、筐体11の前面に対して前面カバー27が概ね垂直となる姿勢である。
前面カバー27は、画像形成部14の内部をメンテナンスしたり、トナーコンテナ3を交換する場合に、ユーザーによって開けられる。つまり、前面カバー27は、ユーザーによって前記閉姿勢から前記第1開姿勢まで回動される。図2に示すように、前面カバー27が開けられると、画像形成部14の内部が開放される。そして、ユーザーによるメンテナンス等が終了すると、前面カバー27は、前記第1開姿勢から前記閉塞姿勢に戻される。
前面カバー27は、開口25の下側縁部の付近に定められた前記回動支点Q1(図3,図4参照)を中心に、筐体11に対して回動可能に支持されている。このため、開口25の下側縁部の付近における左右方向8の両端それぞれに、前面カバー27を開閉可能に支持するためのカバー支持機構40(本発明のカバー開閉支持機構の一例)が設けられている。
ところで、従来の画像形成装置に用いられている従来の開閉機構は、前面カバーが開方向へ回動されて、ダンパーとして機能する弾性部材がそれ以上収縮できない状態になると、そのときの開角度で前面カバーが保持される。例えば、前面カバーが装置本体の側面に対して垂直な位置で保持される。この場合に、メンテナンス作業者が、誤って前面カバーに対して下方向の荷重を掛けてしまうと、開閉機構が破損するおそれがある。
これに対して、本実施形態では、筐体11にカバー支持機構40が設けられているため、筐体11の開口25を開閉する前面カバー27が前記第1開姿勢にある状態を保持するとともに、前記第1開姿勢から更に下方向へ荷重が掛けられた場合でも、開方向へ前面カバー27を退避させることによって、前面カバー27やその支持部の破損を防止することが可能である。
[カバー支持機構40]
以下、図3乃至図7を参照して、本実施形態のカバー支持機構40の構成について説明する。
以下、図3乃至図7を参照して、本実施形態のカバー支持機構40の構成について説明する。
カバー支持機構40は、画像形成装置10の筐体11の前面に形成された開口25を開閉する前面カバー27を支持するものであり、開口25の下側縁部の付近における左右方向8の両端それぞれに設けられている。2つのカバー支持機構40は、いずれも、取付け方向が異なる以外は同じ構成であるため、以下においては、一方のカバー支持機構40の構成について説明する。
図3に示すように、カバー支持機構40は、リンクバー43(本発明のリンク部材の一例)と、スライドガイド45(本発明のスライド支持部の一例)と、コイルバネ47(本発明の位置付け部材、第2付勢部材の一例)と、ステー49(本発明の規制部材の一例)と、を備える。ここで、図3は、筐体11において右側の端部に取り付けられたカバー支持機構40を示す図であり、開口25の内部から右側を見たときの模式図である。図4は、図3における切断線IV−IVの模式断面図である。図5乃至図7は、カバー支持機構40及び前面カバー27の動作を説明するための模式図である。
筐体11には、開口25の下縁部を構成するステー49が設けられている。ステー49は、筐体11の内部フレームの一部であり、筐体11の前面側を左右方向8へ延びる板状の部材である。図5に示すように、ステー49は、前面カバー27が前記閉姿勢(図3参照)から前記第1開姿勢(図5参照)まで回動されたときに、前記第1開姿勢において、前面カバー27の下端部に当接する。これにより、前面カバー27が前記第1開姿勢に規制され、前記第1開姿勢から更に回動することが制限される。
図3に示すように、スライドガイド45は、開口25の側方向の縁部から筐体11の内部側(後方側)へ延びる内壁11Aに固定されている。スライドガイド45は、リンクバー43が備える後述の支軸56をスライド可能に支持する。スライドガイド45は、長尺な形状に形成されており、筐体11の前面に交差する前後方向7へ延出している。本実施形態では、スライドガイド45の前端が後端よりも下方に位置するように前方斜め下方へ緩やかに傾斜した状態で内壁11Aに取り付けられている。スライドガイド45には、長手方向に延びるガイド溝51が形成されている。ガイド溝51は、スライドガイド45の側面に形成されており、スライドガイド45の長手方向に延びる長穴である。
リンクバー43は、前面カバー27と筐体11とを連結する部材である。リンクバー43は、長尺な形状に形成された板状の部材である。リンクバー43の長手方向の一方側(前方側)の端部(前端部:一方端)に側方向へ貫通する軸孔55が設けられており、他方側(後方側)の端部(後端部:他方端)に側方向へ突出する支軸56が設けられている。
リンクバー43の支軸56は、筐体11の前面に交差する前後方向7へスライド可能なように筐体11の内部で支持されている。具体的には、支軸56は、スライドガイド45によってスライド可能に支持されている。スライドガイド45のガイド溝51に支軸56が挿入されており、これにより、支軸56がガイド溝51に沿ってガイド溝51の長手方向、つまり、前後方向7へ移動可能となる。本実施形態では、支軸56は、ガイド溝51の長手方向の長さ分だけ変位可能であり、具体的には、ガイド溝51における後方側の後端部51Aから前方側の前端部51Bまでの間をスライド移動可能である。
図4に示すように、スライドガイド45の内部には、リンクバー43をスライドガイド45の長手方向にスライド可能に支持する収容部58が設けられている。この収容部58にリンクバー43が収容された状態で、支軸56がガイド溝51に挿通されている。したがって、スライドガイド45は、支軸56のスライド移動範囲内において、スライドガイド45の長手方向と同方向へスライドするようにリンクバー43をガイドする。
前面カバー27の左右方向8の両端部には、開口25の内部側へ突出する側板27Aが前面カバー27と一体に形成されている。側板27Aの内面の下端部には、前記内面から垂直に突出する支軸28が形成されている。リンクバー43の軸孔55は、支軸28に取り付けられている。具体的には、支軸28に軸孔55が挿通されている。これにより、リンクバー43の長手方向の一方側の前端が前面カバー27の下端部に回動可能に支持される。
支軸28には、支軸28の軸周りのバネ力(付勢力)を前面カバー27に付与するねじりコイルバネ60(本発明の第1付勢部材の一例)が設けられている。ねじりコイルバネ60は、後述の第2開姿勢(図7参照)から前記第1開姿勢に戻る方向のバネ力を前面カバー27に付与する。
スライドガイド45の収容部58には、コイルバネ47が設けられている。収容部58は、ガイド溝51の後端部51Aよりも後方へ延出している。したがって、収容部58において、収容部58の後端壁58Aとリンクバー43の後端43Aとの間にスペースが設けられている。このスペースにコイルバネ47が設けられている。コイルバネ47の一端は、収容部58における後端壁58Aに取り付けられており、他端はリンクバー43の後端43Aに取り付けられている。コイルバネ47は、リンクバー43にバネ力を付与することにより、前面カバー27の支軸28を開口25の下端部付近に定められた前記回動支点Q1(図3,図4参照)に位置付けさせる。
ここで、前記回動支点Q1は、前面カバー27が前記閉姿勢から前記第1開姿勢に至る開閉範囲における前面カバー27の回動中心である。本実施形態では、前記閉姿勢から前記第1開姿勢に至る前面カバー27の開閉範囲において、コイルバネ47は、リンクバー43を介して、前面カバー27の支軸28を筐体11の内部側へ引っ張る方向(矢印D1の方向)のバネ力(付勢力)をリンクバー43に付与する。このバネ力は、前記開閉範囲内において、前面カバー27の支軸28を前記回動支点Q1に保持させることが可能な力に設定されている。
したがって、前面カバー27が前記閉姿勢にある状態では、コイルバネ47によるバネ力によってリンクバー43が後方へ引っ張られることにより、支軸56がガイド溝51の後端部51Aに当接し、その位置でリンクバー43が保持される。この場合、ガイド溝51の後端部51Aは、リンクバー43がそれ以上後方へ移動しないように作用するストッパーの役割を担う。また、前面カバー27が前記閉姿勢から前記第1開姿勢までの開閉範囲内にある状態でも、コイルバネ47によるバネ力によってリンクバー43が後方へ引っ張られることにより、支軸56がガイド溝51の後端部51Aに当接し、その位置P1(図3,図4参照)でリンクバー43が保持される。言い換えると、リンクバー43の支軸56が後端部51Aに当接した状態で、前面カバー27の支軸28が前記回動支点Q1(図3,図4参照)に位置付けされる。なお、前記位置P1は、後端部51Aに当接したときの支軸56の位置である。
図3及び図4に示すように、前面カバー27の下端部にはスリット62が形成されている。スリット62は、前面カバー27の下端部の左右方向8の両端部それぞれに形成されている。各スリット62は、前面カバー27が前記第1開姿勢から後述の第2開姿勢に回動する過程で、リンクバー43の前端43Bが挿通される部分である。
このようにカバー支持機構40が構成されているため、前面カバー27が前記閉姿勢(図3参照)から前記第1開姿勢(図5参照)まで開けられた場合に、前面カバー27は前記回動支点Q1を回動中心として回動する。
一方、図5に示す第1開姿勢にある前面カバー27に対して、下方向(開方向)の荷重F1が加えられると、前面カバー27がステー49に当接しているため、その当接点を支点とする梃子の原理により、リンクバー43に矢印D2に示す前方(外方向)の力が加えられる(図6参照)。この力がコイルバネ47やねじりコイルバネ60等による矢印D1方向の引っ張り力よりも大きい場合、リンクバー43が矢印D2の方向へスライドし、このスライドにともない支軸28も同方向へ移動する。
そして、図7に示すように、下方向(開方向)の荷重F1が加えられ続けると、リンクバー43の前端43B及び支軸28がステー49よりも外側の退避位置(図7に示す位置)まで移動する。このとき、支軸56は、前記位置P1よりも前方側の位置P2まで移動する。また、支軸28が前記退避位置に移動したことにより、前面カバー27の回動中心が前記回動支点Q1から回動支点Q2(退避位置における支軸28の軸心)に移動する。これにより、前面カバー27の下端部がステー49に干渉することなく、前面カバー27の表面がシート収容カセット16の表面に対向する第2姿勢(図7参照)まで前面カバー27が回動可能となる。
上述したようにカバー支持機構40及び前面カバー27が動作するため、前面カバー27が前記第1開姿勢にある状態を保持することができる。また、仮に、前記第1開姿勢から更に下方向への荷重F1が掛けられた場合でも、前面カバー27を前方へ退避させることによって、前面カバー27をステー49に干渉することなく前記第2開姿勢まで回動させることができ、その結果、その前面カバー27やカバー支持機構40の破損を防止することができる。
また、カバー支持機構40にねじりコイルバネ60が設けられているため、前面カバー27が前記第2開姿勢にある状態で荷重F1が解除された場合に、前面カバー27が前記第1開姿勢へ向けて戻される。
なお、上述した実施形態では、前面カバー27に適用されるカバー支持機構40を例示したが、カバー支持機構40は、画像形成装置10に設けられている他のカバーにも適用可能である。例えば、画像形成装置10の側面に設けられた手差しトレイを兼ねる外装カバーや、内部の搬送路を開放するためのカバーにも適用可能である。
10 :画像形成装置
11 :筐体
11A:内壁
12 :画像読取部
14 :画像形成部
16 :シート収容カセット
25 :開口
27 :前面カバー
27A:側板
28 :支軸
40 :カバー支持機構
43 :リンクバー
45 :スライドガイド
47 :コイルバネ
49 :ステー
51 :ガイド溝
55 :軸孔
56 :支軸
60 :ねじりコイルバネ
62 :スリット
11 :筐体
11A:内壁
12 :画像読取部
14 :画像形成部
16 :シート収容カセット
25 :開口
27 :前面カバー
27A:側板
28 :支軸
40 :カバー支持機構
43 :リンクバー
45 :スライドガイド
47 :コイルバネ
49 :ステー
51 :ガイド溝
55 :軸孔
56 :支軸
60 :ねじりコイルバネ
62 :スリット
Claims (5)
- 画像処理装置の装置本体の側面に形成された開口を開閉するカバーの開閉支持機構であって、
前記カバーは、前記装置本体に対して予め定められた回動支点を中心に回動可能に支持され、前記開口を閉塞する閉姿勢と前記開口を開放する第1開姿勢との間で回動可能であり、
一方端が前記カバーの下端部に回動可能に取り付けられ、他方端が前記装置本体の内部にスライド可能に支持され、前記カバーと前記装置本体とを連結するリンク部材と、
前記装置本体の内部に設けられ、前記リンク部材の前記他方端を前記側面に交差する方向へスライド可能に支持するスライド支持部と、
前記リンク部材に所定の力を付与して、前記一方端を前記回動支点に位置づけさせる位置付け部材と、
前記開口の下縁に設けられ、前記カバーの下端部に当接して前記カバーを前記第1開姿勢に規制する規制部材と、を備え、
前記スライド支持部は、開方向の荷重が前記第1開姿勢の前記カバーに付与されたことにより前記位置付け部材により付与される前記所定の力を越える外方向の力が前記リンク部材に加えられた場合に、前記規制部材よりも外側の退避位置に前記カバーが退避するまで前記リンク部材の前記他方端を外方向へスライドさせるカバー開閉支持機構。 - 前記カバーは、前記退避位置において、前記第1開姿勢よりも前記開方向側に定められた第2開姿勢へ回動可能に前記一方端に支持されている、請求項1に記載のカバー開閉支持機構。
- 前記第2開姿勢から前記第1開姿勢に戻る方向の付勢力を前記カバーに付与する第1付勢部材を更に備える、請求項2に記載のカバー開閉支持機構。
- 前記位置付け部材は、前記装置本体の内部側へ引っ張る方向の付勢力を前記リンク部材に付与して前記一方端を前記回動支点に位置づけさせる第2付勢部材である、請求項1から3のいずれかに記載のカバー開閉支持機構。
- 装置本体に対して予め定められた回動支点を中心に回動可能に支持され、前記装置本体の側面に形成された開口を閉塞する閉姿勢と前記開口を開放する第1開姿勢との間で回動するカバーと、
請求項1から4のいずれかに記載のカバー開閉支持機構と、を備える画像処理装置。
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JP2017242771A JP2019109389A (ja) | 2017-12-19 | 2017-12-19 | カバー開閉支持機構、カバー開閉支持機構を備える画像処理装置 |
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ID=67179691
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