JP2019109351A - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019109351A
JP2019109351A JP2017241933A JP2017241933A JP2019109351A JP 2019109351 A JP2019109351 A JP 2019109351A JP 2017241933 A JP2017241933 A JP 2017241933A JP 2017241933 A JP2017241933 A JP 2017241933A JP 2019109351 A JP2019109351 A JP 2019109351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scanning
light
mirror
time
drive signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017241933A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7001455B2 (ja
Inventor
長島 賢治
Kenji Nagashima
賢治 長島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Stanley Electric Co Ltd filed Critical Stanley Electric Co Ltd
Priority to JP2017241933A priority Critical patent/JP7001455B2/ja
Priority to US16/222,154 priority patent/US10802270B2/en
Publication of JP2019109351A publication Critical patent/JP2019109351A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7001455B2 publication Critical patent/JP7001455B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)

Abstract

【課題】簡便な構成で駆動信号の強度を較正できる光走査装置を提供する。【解決手段】光走査装置3は、光源4からの光を反射する走査ミラー7と、駆動信号に基づいて走査ミラー7を回転的な単振動をするように駆動可能なミラー駆動部8と、走査ミラー7からの走査光の最大走査角の範囲内における両側に設定された第1、第2検出位置P1、P2に入射する走査光を検出する走査光検出部16と、走査ミラー7からの走査光が第1、この検出が行われた時点t1〜t6、並びに駆動信号の周波数ω及び強度に基づいて駆動信号の強度を較正する較正部21とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、駆動信号の強度を較正する機能を有する光走査装置に関する。
従来、光源からのレーザ光を反射する走査ミラーと、この走査ミラーを往復回転するように駆動する駆動機構とを備え、レーザ光により走査を行う光走査装置が知られている(特許文献1参照)。
この光走査装置は、走査ミラーの回動に伴って回動する背面ミラーと、サーボ光を発光するサーボ用光源とを備える。この光走査装置では、サーボ光を背面ミラーに照射し、その反射光をPSD(position sensitive detector)等の光スポット位置センサで検出することによって、レーザ光による走査範囲をモニタしている。
特開2008−298686号公報
しかしながら、上記特許文献1の光走査装置によれば、レーザ光による走査範囲をモニタするためには、走査用光源とは別にサーボ用光源や背面ミラーを要するので、装置構成が複雑化する。
また、走査ミラーをMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)デバイスとしてのデジタル・マイクロミラー・デバイスを用いて光走査装置を構成する場合には、走査ミラーが、背面ミラーを有する両面ミラーとして構成される。このため、走査ミラーの質量が増大し、走査ミラーを駆動する電力の増大や走査性能の低下を招くことになる。
さらに、サーボ用光源などを有しない通常の光走査装置に比べて、複雑化した装置構成を有するので、防塵、防湿対策のためのパッケージ構造としても、かかる装置構成に適合した特殊なものを用いる必要がある。
したがって、特許文献1の光走査装置における走査範囲のモニタ機能を利用して光走査装置における駆動信号の強度を適切な走査角が得られるように較正しようとする場合には、装置構成の複雑化や、性能低下、消費電力の増大を回避することができない。
本発明の目的は、かかる従来技術の課題に鑑み、簡便な構成で支障なく駆動信号の強度を較正できる光走査装置を提供することにある。
第1発明に係る光走査装置は、
光源と、
前記光源からの光を反射して走査する走査ミラーと、
付与される駆動信号に基づいて該走査ミラーを回転的な単振動をするように駆動可能なミラー駆動部と、
前記走査ミラーからの走査光の最大走査角の範囲内における両側に設定された第1検出位置及び第2検出位置に入射する走査光を検出する走査光検出部と、
前記駆動信号による前記走査ミラーの単振動によって該走査ミラーからの前記走査光が前記第1検出位置及び前記第2検出位置に入射したことを前記走査光検出部が検出した時点、並びに該駆動信号の周波数及び強度に基づいて、前記ミラー駆動部に付与する前記駆動信号の強度を較正する較正部とを備えることを特徴とする。
このような光走査装置において、走査ミラーを長期間駆動すると、駆動時間の経過に応じて最大走査角が減少する。このため、最大走査角を一定に維持するには、駆動時間の経過に応じて駆動信号の強度を漸次増大するように較正することが求められる。
第1発明では、この駆動信号の較正が、走査ミラーの単振動により第1検出位置及び第2検出位置に走査光が入射する時点、駆動信号の周波数及び強度、並びに最大走査角の間に一定の関係があることに着目して行われる。すなわち、較正部により、該入射時点、駆動信号の周波数及び強度に基づき、予定された一定の最大走査角が維持されるように駆動信号の強度が較正される。
そして、第1発明によれば、主なハード構成として、従来のようにサーボ用光源や背面ミラーを要することは無く、第1、第2検出位置に入射する走査光を検出する走査光検出部を設けるだけで駆動信号の強度を適切に較正することができる。したがって、光走査装置の複雑化や性能低下、消費電力の増大を回避しつつ、簡便な構成で駆動信号の強度を適切に較正すことができる。
第2発明に係る光走査装置は、第1発明において、
前記較正部は、前記走査光検出部が検出した時点、及び該検出時点での前記駆動信号の周波数に基づいて前記最大走査角を取得する最大走査角取得部と、
前記最大走査角取得部により取得された最大走査角と前記検出時点での前記駆動信号の強度とに基づいて前記ミラー駆動部に付与する前記駆動信号の強度の較正値を求める較正値取得部とを備えることを特徴とする。
第2発明によれば、ある最大走査角を生じさせている駆動信号の強度についての較正値は、該最大走査角及び強度と一定の関係があるので、較正値取得部は、この関係を利用して、最大走査角取得部により取得された最大走査角及び該取得時の駆動信号の強度から強度の較正値を求めることができる。
第3発明に係る光走査装置は、第2発明において、
前記最大走査角取得部は、
前記走査光が前記第1検出位置に一度入射した時点t4から再度入射した時点t5までの時間Δta0、及び該再度入射した時点t5からさらに再度入射した時点t6までの時間Δta1と、
前記走査光が前記第2検出位置に一度入射した時点t1から再度入射した時点t2までの時間Δtb0、及び該再度入射した時点t2からさらに再度入射した時点t3までの時間Δtb1と、
前記第1検出位置に入射した時点の前記走査光と前記第2検出位置に入射した時点の前記走査光とがなす角度(θa+θb)と、
前記駆動信号の周波数ωとに基づいて前記最大走査角(2A)を取得するものであることを特徴とする。
第3発明によれば、最大走査角取得部は、上記の時間Δta0、Δta1、Δtb0、Δtb1、角度(θpa+θPb)及び周波数ωに基づいて、最大走査角(2A)を容易に算出して求めることができる。
第4発明に係る光走査装置は、第1〜第3のいずれかの発明において、
前記走査光検出部は、
光センサと、
前記第1検出位置及び第2検出位置に入射する前記走査光を前記光センサに導く導光部とを備えることを特徴とする。
第4発明によれば、1つの光センサを用いるだけで、第1検出位置及び第2検出位置に入射する走査光を検出することができる。
第5発明に係る光走査装置は、第4発明において、前記導光部は、前記第1検出位置及び前記第2検出位置にそれぞれ配置され、前記走査ミラーからの前記走査光を前記光センサに向けて反射する反射面を備えることを特徴とする。第5発明によれば、導光部を簡便に構成することができる。
第6発明に係る光走査装置は、第4発明において、
前記導光部は、
前記第1検出位置及び前記第2検出位置にそれぞれ設けられたスリットと、
各スリットに入射する前記走査ミラーからの前記走査光を前記光センサに導く光学素子とで構成されることを特徴とする。
第6発明によれば、各スリットの走査光の入射側と反対側のスペースを利用して導光部を設けることができる。
第7発明に係る光走査装置は、第6発明において、
前記光走査装置は、前記走査ミラーからの前記走査光を反射する走査光反射ミラーを備え、
前記スリットは、前記走査光反射ミラーに設けられることを特徴とする。
第7発明によれば、走査光反射ミラーの後ろ側のスペースを活用して、第1検出位置及び第2検出位置に入射する走査光を検出することができる。
第8発明に係る光走査装置は、第7発明において、前記走査光反射ミラーは、曲面で構成された曲面ミラー又は前記走査光の歪を補正する走査光反射ミラーであることを特徴とする
本発明の一実施形態に係る光走査装置を備えたプロジェクタの要部を示す側面図である。 図1のプロジェクタの光走査装置の斜視図である。 図2の光走査装置における偏向装置の一例を示す斜視図である。 図2の光走査装置における較正部の構成を示すブロック図である。 図4の較正部の最大走査角取得部における最大走査角の算出方法を説明するための説明図である。 図2の光走査装置における走査光検出部の光センサの出力と走査位相との関係を示す波形図である。 本発明の別の実施形態に係る光走査装置の要部を示す側面図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。図1は、一実施形態に係る光走査装置を備えるプロジェクタの要部を示す。
図1に示すように、このプロジェクタ1は、スクリーン2と、該スクリーン2に対して走査光を照射する光走査装置3とを備える。光走査装置3は、光源4と、光源4からの光を反射して偏向させる偏向装置5と、偏向装置5からの走査光をスクリーン2に向けて反射する走査光反射ミラー6とを備える。走査光反射ミラー6としては、平坦面のミラーでよいが、曲面で構成された曲面ミラーや、走査光の歪を補正する補正ミラーであってもよい。
なお、以下の説明では、方向を示すために、図1〜図3で示されるような右手系のXYZ軸直交座標系が用いられる。Y軸は、後述する走査ミラー7の第1回転軸線12に平行である。XY平面は、走査光反射ミラー6のミラー面とほぼ平行である。
図2は、光走査装置3の要部を示す斜視図である。図2に示すように、走査ミラー7から走査光反射ミラー6に向かう走査光は、走査ミラー7によってX方向及びY方向に走査される。これにより、走査光反射ミラー6で反射された走査光によって、スクリーン2の水平走査及び垂直走査が行われる。走査光には、偏向装置5による走査光の走査速度に適合させて光源4の出力をオン・オフすることにより、画像情報を含めることができる。
光源4としては、例えばレーザ光のようなコヒーレント性を有する光を出力するものが好ましく用いられる。光源4は、出力する光のオン・オフのタイミングと走査速度との兼ね合いでスクリーン2に所望のパターンが投影されるように、オン・オフのタイミングが制御される。
偏向装置5は、光源からの光を反射する走査ミラー7と、走査ミラー7を駆動するミラー駆動部8とを備える。ミラー駆動部8は、付与される駆動信号に基づいて該走査ミラー7を正逆方向に回動させることによって回転的な単振動をするように駆動することが可能である。
図3は、偏向装置5の一例を示す。この偏向装置5は、図3に示すように、走査ミラー7は、搖動反射面9を有し、図3におけるその他の部分としてのミラー駆動部8により駆動される。
すなわち、ミラー駆動部8は、走査ミラー7を支持する第1支持部10と、一端が走査ミラー7に、他端が第1支持部10にそれぞれ連結された第1圧電アクチュエータ11a、11bを備える。第1圧電アクチュエータ11a、11bを圧電駆動することにより、第1支持部10に対して走査ミラー7を、第1回転軸線12の周りに回転させることができる。
また、ミラー駆動部8は、第1支持部10を支持する第2支持部13と、一端が第1支持部10、他端が第2支持部13にそれぞれ連結された第2圧電アクチュエータ14とを備える。第2圧電アクチュエータ14を圧電駆動することにより、第1支持部10を第2支持部13に対して第2回転軸線15の周りに揺動させることができる。
この偏向装置5は、特開2013−7779号公報に記載されたものと同様のものであるが、偏向装置5としては、これに限らず、他のMEMSミラーなどを用いてもよい。
走査ミラー7は、ミラー駆動部8の第1圧電アクチュエータ11a、11bに印加される所定周波数、例えば30kHzの水平駆動信号により回転的な単振動を呈して往復回転する。この周波数としては、極力大きな最大走査角で走査できるように共振周波数が選択される。
なお、本明細書中で、最大走査角とは、後述する図5中の角度2Aで例示されるように、単振動の一周期において走査ミラー7からの走査光が振れる一方の端から他方の端までの角度を意味する。
走査ミラー7は、ミラー駆動部の第2圧電アクチュエータ14に印加される所定周波数、例えば60Hzの垂直駆動信号により往復回転する。これにより、スクリーン2は、走査光によって横方向に30kHz、縦方向に60Hzで走査される。
ただし、一定強度の駆動信号で駆動していると、走査ミラー7による走査光の最大走査角(最大振れ角)は、走査ミラー7の駆動時間の経過とともに減少する。例えば、初期値が±7.5°程度であった最大走査角が、300時間の駆動後には、6.8°程度に減少する。したがって、スクリーン2上に所望のパターンを正確な寸法で投影するために、最大走査角が減少しないように、駆動信号の強度が適宜較正される。
この較正を、水平駆動信号について行うために、光走査装置3は、第1検出位置P1及び第2検出位置P2に入射する走査光を検出する走査光検出部16と、走査光検出部16による検出結果に基づいて、ミラー駆動部8に付与する水平駆動信号の強度を較正する較正部21(図4参照)とを備える。第1検出位置P1及び第2検出位置P2は、走査ミラー7からの走査光の最大走査角の範囲内における両側に設定される。
図1では、スクリーン2への投影に使用される走査光の範囲の両側が1点鎖線で示されている。この範囲の外側に、第1検出位置P1及び第2検出位置P2が設定される。
走査光検出部16は、光センサ17と、第1検出位置P1及び第2検出位置P2に入射する2点鎖線で示される走査光を光センサ17に導く導光部18とを備える。導光部18は、第1検出位置P1及び第2検出位置P2にそれぞれ配置された反射面を構成するビームスプリッタ19及び導光ミラー20を備える。
第1検出位置P1に配置されたビームスプリッタ19は、第1検出位置P1に入射する走査光を接合面Bで反射して光センサ17に導く。第2検出位置P2に配置された導光ミラー20は、第2検出位置P2に入射する走査光を光センサ17に向けて反射する。反射された走査光は、ビームスプリッタ19内を直進して通過し、光センサ17に入射する。
較正部21は、水平駆動信号による走査ミラー7の単振動によって走査光が第1検出位置P1及び第2検出位置P2に入射したことを走査光検出部16が検出した時点、並びに該水平駆動信号の周波数及び強度に基づいて、ミラー駆動部8に付与する水平駆動信号の強度を較正する。
この較正は、例えば、プロジェクタ1の動作開始時や、動作中における1フレームの描画毎のタイミングが該当する。ただし、ミラー駆動部8の駆動開始時には、最大走査角が例えば2.8%程度瞬間的に大きくなるので、かかる時点を避けて較正を行うのが好ましい。
図4は、較正部21の構成を示す。図4に示すように、較正部21は、走査光検出部16からの情報に基づいて最大走査角を求める最大走査角取得部22と、求められた最大走査角に基づいて駆動信号の強度の較正値求める較正値取得部23とを備える。較正部21は、マイコン等で構成することができる。
最大走査角取得部22は、走査ミラー7からの走査光が第1検出位置P1及び第2検出位置P2を通過したことを走査光検出部16が検出した時点と、水平駆動信号の周波数とに基づいて最大走査角を求める機能を有する。
較正値取得部23は、最大走査角取得部22により求められた最大走査角と、該最大走査角を求めたときの水平駆動信号の強度とに基づいてミラー駆動部8に付与する駆動信号の強度の較正値を求める。この較正値は、水平方向(X軸方向)の最大走査角を予定された値に維持するために、第1圧電アクチュエータ11a、11bに付与すべき水平信号強度を示すものである。
較正部21は、ミラー駆動部8に駆動信号を供給する駆動信号供給部24に対して、水平駆動信号の強度を該較正値に変更するように指示する。
図5は、最大走査角取得部22における最大走査角の算出方法を説明するために用いられる。なお、図5では、導光部18を介することなく、第1検出位置P1及び第2検出位置P2に光センサ17a及び17bがそれぞれ直接配置され、走査ミラー7からの走査光が直接光センサ17a及び17bに入射する場合について示している。
走査ミラー7に入射する走査光と反射する走査光とがなす角度を偏向角θと定義し、走査ミラー7が中立位置にあるときの走査光の偏向角θを0°とする。そして、この偏向角θで表した光センサ17a及び17bの各位置の方向を、それぞれ角θa及びθbとする。
そして、角θa及びθbは、図5に示すように、走査光の最大走査角2Aの1/2(=A)よりやや小さい。すなわち、第1検出位置P1及び第2検出位置P2は、最大走査角2Aの範囲内における両側に設定されている。
駆動されている走査ミラー7からの走査光の1走査周期T毎に偏向角が0°となる時点を基準時点Sとすると、走査光は、ある基準時点Snから次の基準時点Sn+1までの1走査周期Tにおいて、光センサ17b及び17aに対し、それぞれ2回ずつ入射する。
図6は、この様子を示す。図6の横軸は、時間軸である。図6中の上段には、走査光の入射に応じて光センサ17b及び17aが出力するパルス状の検出信号が示されている。下段には、走査位相が示されている。走査位相は、ある基準時点Snから次の基準時点Sn+1までの1走査周期T毎に0°から360°までの変化を繰り返す。
各1走査周期Tにおいて、走査光が、光センサ17b及び17aに2回ずつ入射するので、それぞれに対応する2つずつのパルスPb1、Pb2及びPa1,Pa2が発生する。これらのパルスの立上り時点及び水平駆動信号の周波数ωとに基づいて、次のようにして走査光の走査範囲±A(1走査周期Tにおける最大の偏向角)を求めることができる。なお、Aの2倍が最大走査角である。
すなわち、走査ミラー7が、周波数ωの水平駆動信号によって単振動し、基準時点Sからの経過時間をtとすると、走査光の偏向角θは、θ=Asinωtで表わされる。
ここで、ある基準時点Snの経過後、最初にパルスPb1が立ち上がる時点t1から次にパルスPb2が立ち上あがる時点t2までの時間をΔtb0、時点t2の経過後、次の基準時点Sn+1を過ぎて最初にパルスPb1が立ち上がる時点t3までの時間をΔtb1とする。同様に、基準時点Snの経過後、最初にパルスPa1が立ち上がる時点(一度入射した時点)t4から次にパルスPa2が立ち上がる時点(再度入射した時点)t5までの時間をΔta0、時点t5からさらにパルスPa1が立ち上がる時点t6までの時間をΔta1とする。
Δtb0+Δtb1=Δta0+Δta1は1走査周期Tに等しいので、
ω=2π/T=2π/(Δtb0+Δtb1)=2π/(Δta0+Δta1)
が成立する。
さらに、Δtb1は、時点t2から、光センサ17aの方に向かい、次の基準時点Sn+1を過ぎて再びパルスPb1が立上る時点t3までの時間である。したがって、基準時点Snから光センサ17bの中心、すなわち第2検出位置P2まで走査する時間、すなわち上述の光センサ17bの位置を示す角θbを走査光が走査する時間Δtbは、
Δtb=(1/2)*(Δtb1−T/2)
=(1/2)*(Δtb1−π/ω)
=(1/4)*(Δtb1−Δtb0)
となる。なお、Δtb0は、パルスPb1が立ち上がる時点t1から次にパルスPb2が立ち上あがる時点t2までの時間であるが、パルスPb1の立上りからパルスPb1の中心位置までの時間は、パルスPb2の立上りからパルスPb2の中心までの時間に実質的に等しい。したがって、Δtb0は、走査光が第2検出位置P2に入射してから次に第2検出位置P2に入射するまでの時間に実質的に等しい。Δtb1についても同様である。
よって、
θb/A=sin{ω*(1/4)*(Δtb1−Δtb0)}
となり、同様に、
θa/A=sin{ω*(1/4)*(Δta1−Δta0)}
となる。θb+θaは、光センサ17a及び17bの配置による設定値であるから、走査範囲±Aは、
A=(θb+θa)/[sin{ω*(1/4)*(Δtb1-Δtb0)}+sin{ω*(1/4)*(Δta1-Δta0)}]
となる。
最大走査角取得部22は、この式を利用して、上記の時間Δta0、Δta1、Δtb0、Δtb1、角度(θa+θb)及び周波数ωに基づいて、最大走査角(2A)を容易に算出して求めることができる。
本実施形態の構成において、光源4からの走査光は、偏向装置5の走査ミラー7によって反射され、さらに走査光反射ミラー6によって反射され、スクリーン2に入射する。この間、走査ミラー7は、駆動信号供給部24から、第1圧電アクチュエータ11a及び11bに印加される、例えば30kHz程度の周波数(水平走査周波数)の水平駆動信号に基づいて、第1回転軸線12の周りで単振動する。
すなわち、光走査装置3は、この水平走査周波数で走査光により走査する。この水平走査周波数は、極力大きい最大走査角が得られるように、振動系の共振周波数が選択される。水平駆動信号の強度は、第1検出位置P1及び第2検出位置P2を含む水平方向の走査範囲±Aが得られるように設定される。
また、これと並行して、走査ミラー7は、駆動信号供給部24から第2圧電アクチュエータ14に印加される、例えば60Hz程度の垂直走査周波数の垂直駆動信号に基づいて走査光の偏向角が信号強度に比例するように(リニアモード)駆動される。第2回転軸線15の周りで単振動するように駆動してもよい。
この間、光源4から出力される走査光は、上記の水平周波数及び垂直周波数に同期したタイミングでオン・オフ(変調)される。これにより、スクリーン2には、この変調に応じた描画が行われる。
ただし、上述のように、走査ミラー7による走査光の最大走査角は、走査ミラー7の駆動時間の経過とともに減少する。このため、プロジェクタ1の動作開始時や、1フレームの描画毎などの各較正時に、スクリーン2上に正確な寸法のパターンが投影されるように、水平駆動信号の強度が較正される。
すなわち、各較正時に、較正部21の最大走査角取得部22は、走査光検出部16が光センサ17a及び17bに走査光が入射したことを走査光検出部16が検出した時点t1〜t6に基づき、上述のようにして、最大走査角2Aを取得する。較正部21の較正値取得部23は、得られた最大走査角2Aに基づいて、水平駆動信号の強度の較正値を取得する。
この較正値の取得は、例えば、次のようにして行うことができる。すなわち、水平駆動信号の強度及び最大走査角2Aの種々の値に対応する水平駆動信号の強度の較正値を、予め、強度−最大走査角対応テーブルとして取得しておく。そして、較正時には、このテーブルを参照して、得られた最大走査角2Aに対応する水平駆動信号の較正値を取得する。
較正部21は、得られた較正値を駆動信号供給部24に通知する。駆動信号供給部24は、ミラー駆動部8に供給する水平駆動信号の強度の設定値を、通知された較正値に変更する。これにより、水平駆動信号の強度の較正が完了する。
垂直走査は共振周波数で行われず、上記のように、垂直駆動信号の強度に対し、走査光の偏向角が直線的に変化するようにして行われる。しかし、垂直駆動信号の強度についても、較正用の駆動信号として正弦波を用い、走査ミラー7を単振動させることにより、水平駆動信号の場合と同様にして較正を行うことができる。
以上のように、本実施形態によれば、第1、第2検出位置P1、P2に入射する走査光を検出する走査光検出部16を設けるだけで駆動信号の強度を適切に較正することができる。したがって、主なハード構成として、従来のようにサーボ用光源や背面ミラーを要することは無いので、光走査装置の複雑化や性能の劣化、消費電力の増大を回避しつつ、簡便な構成で駆動信号の強度を適切に較正すことができる。
図7は、本発明の別の実施形態に係る光走査装置を備えるプロジェクタの要部を示す。このプロジェクタ1bの導光部18bは、走査光反射ミラー6b上に設定された第1検出位置P1及び第2検出位置P2にそれぞれ設けられたスリット25と、各スリット25に入射する走査ミラー7からの走査光を光センサ17に導く光学素子とで構成される。光センサ17は、走査光反射ミラー6からその裏側方向にある程度離れた位置に設けられる。
走査光を光センサ17に導く光学素子としては、ここでは走査光反射ミラー6における各スリット25の裏面側に設けられた拡散板26が用いられる。なお、この光学素子としては、反射素子や透過素子を用いて構成してもよい。
各スリット25及び拡散板26を、垂直走査の範囲に対応させて縦長に設けることにより、1フレームの走査期間におけるいずれの時点においても、水平走査における最大走査角を求めることができる。他の構成及び作用については、図1〜図6の実施形態の場合と同様である。
本実施形態によれば、走査光反射ミラー6の後ろ側のスペースを活用して、第1検出位置P1及び第2検出位置P2に入射する走査光を検出することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、本発明の光走査装置は、プロジェクタに限らず、ヘッドマウントディスプレイや、ヘッドランプ、スキャン型測距装置などにも適用することができる。
また、走査光反射ミラーは設けなくてもよく、あるいは走査光反射ミラーの代わりに補正レンズなどを用いてもよい。走査光反射ミラーを設けない場合には、走査ミラーとスクリーンとの間に設定される第1、第2検出位置において、走査ミラーからスクリーンに直接照射される走査光を妨げることなく反射面やスリットを保持する枠状の保持部材を採用することができる。
また、最大走査角は、算出によらずに、予め該算出などにより得られた走査光検出部による走査光の検出時点及び該検出時点での駆動信号の周波数と、最大走査角との対応テーブルに基づいて取得するようにしてもよい。
1、1b…プロジェクタ、2…スクリーン、3、3b…光走査装置、4…光源、5…偏向装置、6、6b…走査光反射ミラー、7…走査ミラー、8…ミラー駆動部、9…搖動反射面、10…第1支持部、11a、11b…第1圧電アクチュエータ、12…第1回転軸線、13…第2支持部、14…第2圧電アクチュエータ、15…第2回転軸線、16、16b…走査光検出部、17、17a、17b…光センサ、18、18b…導光部、19…ビームスプリッタ、20…導光ミラー、21…較正部、22…最大走査角取得部、23…較正値取得部、24…駆動信号供給部、25…スリット、26…拡散板、P1…第1検出位置、P2…第2検出位置。

Claims (8)

  1. 光源と、
    前記光源からの光を反射して走査する走査ミラーと、
    付与される駆動信号に基づいて該走査ミラーを回転的な単振動をするように駆動可能なミラー駆動部と、
    前記走査ミラーからの走査光の最大走査角の範囲内における両側に設定された第1検出位置及び第2検出位置に入射する前記走査光を検出する走査光検出部と、
    前記駆動信号による前記走査ミラーの単振動によって該走査ミラーからの前記走査光が前記第1検出位置及び前記第2検出位置に入射したことを前記走査光検出部が検出した時点、並びに該駆動信号の周波数及び強度に基づいて、前記ミラー駆動部に付与する前記駆動信号の強度を較正する較正部とを備えることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記較正部は、前記走査光検出部が検出した時点、及び該検出時点での前記駆動信号の周波数に基づいて前記最大走査角を取得する最大走査角取得部と、
    前記最大走査角取得部により取得された最大走査角と前記検出時点での前記駆動信号の強度とに基づいて前記ミラー駆動部に付与する前記駆動信号の強度の較正値を求める較正値取得部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記最大走査角取得部は、
    前記走査光が前記第1検出位置に一度入射した時点t4から再度入射した時点t5までの時間Δta0、及び該再度入射した時点t5からさらに再度入射した時点t6までの時間Δta1と、
    前記走査光が前記第2検出位置に一度入射した時点t1から再度入射した時点t2までの時間Δtb0、及び該再度入射した時点t2からさらに再度入射した時点t3までの時間Δtb1と、
    前記第1検出位置に入射した時点の前記走査光と前記第2検出位置に入射した時点の前記走査光とがなす角度(θa+θb)と、
    前記駆動信号の周波数ωとに基づいて前記最大走査角(2A)を取得するものであることを特徴とする請求項2に記載の光走査装置。
  4. 前記走査光検出部は、
    光センサと、
    前記第1検出位置及び第2検出位置に入射する前記走査光を前記光センサに導く導光部とを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光走査装置。
  5. 前記導光部は、前記第1検出位置及び前記第2検出位置にそれぞれ配置され、前記走査ミラーからの前記走査光を前記光センサに向けて反射する反射面を備えることを特徴とする請求項4に記載の光走査装置。
  6. 前記導光部は、
    前記第1検出位置及び前記第2検出位置にそれぞれ設けられたスリットと、
    各スリットに入射する前記走査ミラーからの前記走査光を前記光センサに導く光学素子とで構成されることを特徴とする請求項4に記載の光走査装置。
  7. 前記光走査装置は、前記走査ミラーからの前記走査光を反射する走査光反射ミラーを備え、
    前記スリットは、前記走査光反射ミラーに設けられることを特徴とする請求項6に記載の光走査装置。
  8. 前記走査光反射ミラーは、曲面で構成された曲面ミラー又は前記走査光の歪を補正する走査光反射ミラーであることを特徴とする請求項7に記載の光走査装置。
JP2017241933A 2017-12-18 2017-12-18 光走査装置 Active JP7001455B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017241933A JP7001455B2 (ja) 2017-12-18 2017-12-18 光走査装置
US16/222,154 US10802270B2 (en) 2017-12-18 2018-12-17 Optical scanner comprising a calibrating unit to calibrate intensity of the drive signal applied to a mirror driving unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017241933A JP7001455B2 (ja) 2017-12-18 2017-12-18 光走査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019109351A true JP2019109351A (ja) 2019-07-04
JP7001455B2 JP7001455B2 (ja) 2022-01-19

Family

ID=67179659

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017241933A Active JP7001455B2 (ja) 2017-12-18 2017-12-18 光走査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7001455B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2022019028A1 (ja) * 2020-07-22 2022-01-27

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5365259A (en) * 1990-03-23 1994-11-15 Canon Kabushiki Kaisha Scanning optical device
JP2000235154A (ja) * 1998-12-17 2000-08-29 Canon Inc 光走査光学系及びマルチビーム光走査光学系及びそれを用いた画像形成装置
JP2004110030A (ja) * 2002-09-13 2004-04-08 Texas Instruments Inc 光検出器タイミングを使用して、共振走査ミラーの偏向振幅とオフセットを制御する方法とシステム
JP2005195869A (ja) * 2004-01-07 2005-07-21 Seiko Epson Corp 光走査装置および画像形成装置
JP2006235274A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Canon Inc 走査型画像表示装置
WO2008032485A1 (fr) * 2006-09-15 2008-03-20 Nec Corporation Projecteur laser
JP2012128085A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Canon Inc 光走査装置及びそれを有する画像形成装置
JP2013041289A (ja) * 2012-09-19 2013-02-28 Hitachi Ltd 画像表示装置、及び画像表示装置における反射鏡の振動状態調整方法
JP2016085279A (ja) * 2014-10-23 2016-05-19 スタンレー電気株式会社 映像投射装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5365259A (en) * 1990-03-23 1994-11-15 Canon Kabushiki Kaisha Scanning optical device
JP2000235154A (ja) * 1998-12-17 2000-08-29 Canon Inc 光走査光学系及びマルチビーム光走査光学系及びそれを用いた画像形成装置
JP2004110030A (ja) * 2002-09-13 2004-04-08 Texas Instruments Inc 光検出器タイミングを使用して、共振走査ミラーの偏向振幅とオフセットを制御する方法とシステム
JP2005195869A (ja) * 2004-01-07 2005-07-21 Seiko Epson Corp 光走査装置および画像形成装置
JP2006235274A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Canon Inc 走査型画像表示装置
WO2008032485A1 (fr) * 2006-09-15 2008-03-20 Nec Corporation Projecteur laser
JP2012128085A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Canon Inc 光走査装置及びそれを有する画像形成装置
JP2013041289A (ja) * 2012-09-19 2013-02-28 Hitachi Ltd 画像表示装置、及び画像表示装置における反射鏡の振動状態調整方法
JP2016085279A (ja) * 2014-10-23 2016-05-19 スタンレー電気株式会社 映像投射装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2022019028A1 (ja) * 2020-07-22 2022-01-27
WO2022019028A1 (ja) * 2020-07-22 2022-01-27 富士フイルム株式会社 測距装置、測距方法、及び測距プログラム
JP7281018B2 (ja) 2020-07-22 2023-05-24 富士フイルム株式会社 測距装置、測距方法、及び測距プログラム
US11686844B2 (en) 2020-07-22 2023-06-27 Fujifilm Corporation Distance measurement device, distance measurement method, and distance measurement program

Also Published As

Publication number Publication date
JP7001455B2 (ja) 2022-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11914075B2 (en) Distance measurement apparatus
JP5702059B2 (ja) 光測距装置
JP4970211B2 (ja) 3次元形状測定器
JP6019866B2 (ja) 距離測定装置、発光タイミング制御装置及びプログラム
US10802270B2 (en) Optical scanner comprising a calibrating unit to calibrate intensity of the drive signal applied to a mirror driving unit
JP2002365568A (ja) 2次元光走査装置、及び該2次元光走査装置の駆動方法
JP2017009920A5 (ja)
US8626468B2 (en) MEMS device comprising oscillations measurements means
KR101278862B1 (ko) 요동체 장치, 광 편향 장치 및 그 제어 방법
JP6229309B2 (ja) 光走査装置、画像形成装置、画像投影装置
WO2016158099A1 (ja) 光走査制御装置
JP7001455B2 (ja) 光走査装置
JP4794677B1 (ja) 光走査装置用ミラー振幅制御装置
CN111948804A (zh) 光学扫描单元以及光学设备
JP2019109350A (ja) 光走査装置
JP5312302B2 (ja) 光走査装置
JP2005517212A (ja) 共振振動子の測定及びその制御のための装置と方法
JP6961502B2 (ja) 光走査装置
JP2013037324A (ja) 光走査装置
JP6369357B2 (ja) 走査装置
JP2007064701A (ja) 回転レーザ装置及びこれを用いた回転ブレ検出装置
JP7027689B2 (ja) 光偏向装置および画像投影装置
JP6557559B2 (ja) 駆動装置
JP2017090793A (ja) プロジェクタ
US20240036305A1 (en) Image projection device and control method for image projection device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210622

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210727

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7001455

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150