JP2019109236A - 検査装置、検査方法 - Google Patents
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Abstract
Description
これは異なる屈折率を持った材料が周期性を持って配列している場所を光が通過する際の回折現象を応用したものである。DOEは、基本的に単一波長の光に対して設計されるが、理論的には、ほぼ任意の形状に光を整形することが可能である。また、DOEでは、照射領域内の光分布の均一性を制御することが可能である。DOEのこのような特性は、不要な領域への照射を抑えることによる高効率化、光源数の削減等による装置の小型化等の点で有利となる。
また、DOEは、レーザーの様な平行光源、LEDの様な拡散光源のいずれにも対応可能であり、また、紫外光から可視光、赤外線までの広い範囲の波長に対して適用可能である。
また、一枚の基板上にDOEの光学素子を多面付けすることで、一枚の基板からの多数の光学素子を製造することができる。
基板上に多面付けされたDOE等の光学素子は、ダイシング、抜き加工等の手法により個片化され、ホルダ等の電装パーツに実装される。
ゴニオメーターは、受光センサー、又は、光源体を移動したり回転したりして測定するため、測定に時間がかかる。一方、積分球は一括計測が可能であるが、光度分布は分からず、積算値しか測定できない。
特許文献1には、スクリーン又はカメラに光を投影し、配光分布を一括で測定するホログラム体の検査装置が提案されている。
図1は、本発明による検査装置の第1実施形態を示す図である。
なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
本明細書において、形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば、平行や直交等の用語については、厳密に意味するところに加え、同様の光学的機能を奏し、平行や直交と見なせる程度の誤差を有する状態も含むものとする。
本明細書において、板、シート、フィルム等の言葉を使用しているが、これらは、一般的な使い方として、厚さの厚い順に、板、シート、フィルムの順で使用されており、本明細書中でもそれに倣って使用している。しかし、このような使い分けには、技術的な意味は無いので、これらの文言は、適宜置き換えることができるものとする。
本明細書中において、シート面とは、各シートにおいて、そのシート全体として見たときにおける、シートの平面方向となる面を示すものであるとする。なお、板面、フィルム面に関しても同様であるとする。
また、本発明において透明とは、少なくとも利用する波長の光を透過するものをいう。例えば、仮に可視光を透過しないものであっても、赤外線を透過するものであれば、赤外線用途に用いる場合においては、透明として取り扱うものとする。
検査装置1は、保持部10と、駆動部20と、投光部30と、撮影部40と、スクリーン50とを備えている。
図2は、保持部10を拡大して示す図である。
保持部10は、開口部13を備え、この開口部13が設けられた位置に、例えば、図2に示すように押しばね12により回折光学素子シート500を保持する。ここで、保持部10は、回折光学素子シート500のシート面が鉛直方向に沿う向きとなるようにして回折光学素子シート500を保持する。これにより、回折光学素子シート500が自重で撓んでしまうことを防止でき、回折光学素子シート500の撓みによる悪影響を排除した正確な検査が可能となっている。
図3は、投光部30の側面図である。
図4は、投光部30の正面図である。
投光部30は、投光部調整部31を介して台座32に取り付けられている。投光部調整部31は、X軸まわり及びY軸まわりの2軸で回転自在に投光部30を支持しているので、投光部30が発する検査光の進む向き(傾き)を調整可能である。本実施形態の投光部調整部31は、後述の調整制御部70に制御されて動作する駆動源を備えている。
また、投光部30は、レーザー光源33と、コリメーターレンズ34と、可変絞り35と、光源回転部36とを備えている。
また、撮影部40には、不図示のバンドパスフィルターを設けてもよい。バンドパスフィルターを配置することにより、使用するレーザーの波長により不要な波長帯域をカットすることができ、検査装置1が設置されている環境における検査光以外の影響を抑えることができる。
また、撮影部40は、撮影部調整部41を介して台座42に取り付けられている。撮影部調整部41は、X軸まわり及びY軸まわりの2軸で回転自在に撮影部40を支持しているので、撮影部40の光軸の向き(傾き)を調整可能である。本実施形態の撮影部調整部41は、後述の調整制御部70に制御されて動作する駆動源を備えている。
検査装置1は、上述した保持部10、駆動部20、投光部30、撮影部40、スクリーン50等の他に、動作の制御のために、調整制御部70と、撮影制御部80と、評価部90とを備えている。
例えば、ある撮影モードでは、撮影制御部80は、保持部10の移動と停止とを繰り返し、保持部10を停止している状態で撮影部40による撮影を行うことができる。
図6は、撮影時の状況を説明する図である。
例えば、撮影制御部80は、投光部30からの投光スポットSがチップ501の中央に来た図6のような状態において、撮影を行うように制御する。その後、撮影制御部80は、上述したように、保持部10の移動と停止とを繰り返し他の隣接するチップ501についても撮影を逐次行う。
ここで、撮影制御部80は、予め設定された面付け情報とアライメント情報とを用いて、チップ501の位置を演算し、撮影を行うタイミングを決定する。
図7は、チップ501の中央以外の領域についても撮影を行う状態を示す図である。
例えば、撮影制御部80は、検査光がチップ501のパターンが形成されている回折光学素子領域502に投影されている間は、撮影を継続する、又は、複数回撮影を行うようにしてもよい。すなわち、図7中において、回折光学素子シート500が左方向へ移動を行う場合に、先ず投光スポットS1の位置において撮影を行い、その後、回折光学素子シート500が移動するにしたがい、投光スポットS2の位置、投光スポットS3の位置でも撮影を行うようにしてもよい。
また、検査光が回折光学素子領域502に投光されている間、撮影(露光)を継続する形態としてもよい。回折光学素子(DOE)では、入射光(検査光)の位置が変化しても、回折光学素子から投影される像に変化はないことから、このような継続的な露光による検査が可能である。
本実施形態のチップ501は、入射する光を複数に分岐させて複数の異なる位置に分けて配光する。図8の例では、縦横それぞれ3列に並ぶスポットP1〜P9の9箇所に光を分岐させて正方形形状に並ぶように配光する。また、この例では、それぞれのスポットにおける輝度がいずれも一様で輝度差が少ないようにすることが狙いの配光状態であるものとする。
評価部90は、スポットP1〜P9のそれぞれについて、輝度が最大となっている位置を抽出し、その最大輝度の位置から輝度が所定量低くなる範囲までを、スポットP1〜P9の範囲であるとして取り扱う。図9では、白く示した位置が最大輝度位置であり、ハッチングが濃くなるにしたがい輝度が低下していることとして示した。この図9に示した領域外は上記所定量よりも輝度が低い領域であり、スポット領域外である。よって、評価部90は、図示した範囲がスポット領域であるとして取り扱う。ここで、最大輝度の位置から輝度が所定量低くなる範囲を決める場合の所定量については、例えば、最大輝度の半値、80%等、様々な手法が考えられるが、ここでは、一例として、最大輝度を自然対数eで割った値(1/eの値)以下の輝度領域は、スポット領域外であるとした。
評価部90は、この得られた全て(上記例では、9箇所)のスポットにおける明度評価値から、さらに、その一様性を評価する一様性評価値を以下の式により演算する。
一様性評価値=(最大の明度評価値−最小の明度評価値)/(最大の明度評価値+最小の明度評価値)
この式は、一般的にコントラストを評価するコントラスト値を求める演算式と同じである。ただし、本実施形態では、一様であることが望ましいので、この一様性評価値が小さいほど望ましく、最良の状態では、0である。このように、評価部90は、分岐された光の投影像の全てについての均一性を数値化する。
評価部90は、この一様性評価値を求めて、それが閾値よりも低い場合には、良品であると判断し、閾値よりも高い場合には、不良品であると判断して、そのチップ501の位置を記憶したり出力したりして報知する。なお、評価部90の評価値には、上記一様性評価値に加えて、例えば、明度を評価する数値を評価項目に加えてもよいし、さらに、スポットの位置が許容範囲内に存在しているか否かを評価する数値を評価項目に加えてもよい。
図11は、本発明による検査装置の第2実施形態を示す図である。
第2実施形態の検査装置201は、第1実施形態におけるスクリーン50を備えない点と、それに伴い、撮影部40に、回折光学素子シート500を透過した検査光の光路を偏向する光学系としてコリメーターレンズ43を設けた点で、第1実施形態と異なるが、その他の部位は、第1実施形態と同様の構成を備えている。よって、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
また、撮影部40には、コリメーターレンズ43を設けている。これにより、小さな撮像素子の撮影可能な領域に、検査光を的確に届けることが可能である。
図12は、本発明による検査装置の第3実施形態を示す図である。
図13は、第3実施形態の検査装置の主要部のみを示す斜視図である。図13では、各部を保持するフレーム構造302等については省略している。
上記第1実施形態及び第2実施形態の検査装置1,201では、回折光学素子シート500の形態で各チップ501の検査を行なう例を説明した。これらに対して、第3実施形態の検査装置301では、個片化された後のチップ501の状態で検査を行なう構成とした点で、第1実施形態及び第2実施形態の検査装置1,201と異なっている。
第3実施形態の検査装置301は、保持部310と、第1駆動部321と、第2駆動部322と、投光部330と、撮影部340と、光路規定部350とを備えている。
図14は、保持部をより詳細に示す斜視図である。
保持部310は、本体部311と、可動ブロック部312とを備えている。
また、ザグリ部311aの中央には、貫通孔311bが光軸Oに沿った方向に貫通して開口されている。
可動ブロック部312は、その中央に光軸Oに沿った方向から見てチップ501が略隙間無く設置可能な外形形状(本実施形態では正方形)に形成されたチップ設置ザグリ部312aを有している。チップ設置ザグリ部312aには、個片化されたチップ501が設置されて保持される。なお、チップ設置ザグリ部312aの周囲には、設置されたチップ501の着脱を容易にするための溝形状等を構成してもよい。
また、チップ設置ザグリ部312aの中央には、貫通孔312bが光軸Oに沿った方向に貫通して開口されている。
また、可動ブロック部312は、光軸Oに沿った方向に突出した、つまみ部312cを2箇所有している。
第1駆動部321及び第2駆動部322は、いずれも電動駆動される駆動源を内蔵しており、後述の撮影制御部380により駆動が制御される。
なお、第1駆動部321及び第2駆動部322が備える駆動用のステージは、上述した全てを備えず、装置構成によって部分的に省略してもよいし、一部を手動としてもよい。
検査装置301は、上述した保持部310、投光部30、撮影部40、第1駆動部321、第2駆動部322等の他に、動作の制御のために、撮影制御部380と、評価部390とを備えている。
図17は、チップ501に対して検査光が適切に投光された状態においてチップ501から投影された投影像(撮影部により撮影される画像)の例を示す図である。
図16に示すように、チップ501に対して検査光が適切に投光された状態では、投光部330からの投光スポットSは、チップ501の中央にあり、回折光学素子領域502から外れていない。そして、この場合、例えば、図17に示すように、9個のスポットPからなる投影像の他には不要な光の投影は存在していない。
図19は、チップ501に対して検査光が適切な位置からずれて投光された状態においてチップ501から投影された投影像(撮影部により撮影される画像)の例を示す図である。
図18に示す例では、チップ501に対して検査光が適切に投光されておらず、投光部330からの投光スポットSは、チップ501の中央から右側に寄った位置にあり、回折光学素子領域502から右側へ外れている部分を含んでいる。そして、この場合、例えば、図19に示すように、9個のスポットPからなる投影像の他に、本来は意図していない不要な光である不要光Rが中央のスポットPの右横付近に発生してしまう。
ここで、不要光Rが生じる位置は、投光スポットSがずれる向きに対応して発生する。すなわち、投光スポットSが回折光学素子領域502から左側にずれると、不要光Rは、スポットPの左側へずれる。また、投光スポットSがずれる量が大きいほど、不要光Rは、大きく発生する傾向にある。
図20は、不要光Rの発生の仕方を、中央のスポットP部分を拡大して示した図である。図20では、中央と示した位置の図が投光スポットSのずれが無い状態を示しており、その左右方向に行くほど、その方向へ投光スポットSがずれている状態を示している。
なお、上記調整駆動を自動的に行った後は、再度検査を実行し、不要光が存在してなければその再検査結果を採用するが、不要光が存在する場合には、再度上記調整の動作を繰り返す。また、上述の説明では、左右方向のずれを例示したが、上下方向、斜め方向等、どの方向のずれについても適切に調整可能である。
ここで、チップ501の向きを90°変えて撮影する理由としては、検査光の偏光方向の影響で検査結果にばらつきが出ないようにするためである。回折光学素子では、投光される光の偏光状態によって、回折光学素子から射出される射出光も変化するので、その影響を排除することができる。
図21中には、チップ501の向きを表すためにチップ501に三角マークを併記した。図21中の左上の状態で撮影された撮影画像(投影像)が図21中の右上のものとして説明する。ここで、投影スポットに1から11の番号を付けた。
次に、図21中の左下の状態で撮影された撮影画像(投影像)が図21中の右下に示す図ある。このように、投影スポットの位置も、チップ501の回転と対応して回転している。
後述する評価部390では、回転前の投影スポットと回転後の投影スポットとの平均値によって投影光量の評価を行うが、その際、投影スポットの回転による移動を考慮して、平均値を演算する。すなわち、回転前の1番の投影スポットは、回転後の1番の投影スポットと平均を求め、回転前の2番の投影スポットは、回転後の2番の投影スポットと平均を求める。これにより、投光部330のレーザー光の偏光状態の影響を受けずに安定した検査を行うことができる。
なお、上記例では、90°回転させることとしたが、より細かい角度ピッチで多数回測定するようにしてもよい。また、本実施形態では、チップ501の回転自体は作業者による手動操作としたが、これについても自動的に行うように構成してもよい。
また、撮影制御部380は、チップ501の向きを変えて複数回撮影を行い、この複数回の撮影結果を用いて評価部390が評価を行うので、投光部330が発するレーザー光の偏光状態の影響を受けず、正しい検査を行うことができる。よって、投光部330の光源が交換されりしても、正しい検査を行うことが可能である。
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
図22は、保持部10の一部にマークMを設けた例を示す図である。
図23は、回折光学素子シート500の一部にマークMを設けた例を示す図である。
図22及び図23に示すマークMは、投光部30が投光する検査光と同じ波長の光で回折する回折格子となっている。よって、マークMに検査光を投光することにより、所定の位置にマークMの回折格子からパターンが投影される。この投影されたパターンを用いて各部の向き、傾きを調整してもよい。
図24は、複数のチップを保持可能な可動ブロックの例を示す図である。
図24の例では、9個のチップ501を保持可能な可動ブロック412を示している。この可動ブロック412には、チップ設置ザグリ部312a及び貫通孔312bがそれぞれ6か所設けられている。このように複数のチップ501を配置する場合には、例えば、保持部にも駆動制御可能なXYステージを設けると、効率よく検査を行える。
10 保持部
11 保持部調整部
12 押しばね
13 開口部
20 駆動部
30 投光部
31 投光部調整部
32 台座
33 レーザー光源
34 コリメーターレンズ
35 可変絞り
36 光源回転部
37 距離測定部
38 フレーム
39 フィルター保持部
40 撮影部
41 撮影部調整部
42 台座
43 コリメーターレンズ
50 スクリーン
51 スクリーン調整部
52 台座
60 ベース
61 直進レール
70 調整制御部
80 撮影制御部
90 評価部
201 検査装置
301 検査装置
302 フレーム構造
310 保持部
311 本体部
311a ザグリ部
311b 貫通孔
312 可動ブロック部
312a チップ設置ザグリ部
312b 貫通孔
312c つまみ部
321 第1駆動部
322 第2駆動部
330 投光部
340 撮影部
350 光路規定部
351 貫通孔
380 撮影制御部
390 評価部
412 可動ブロック
500 回折光学素子シート
501 チップ
502 回折光学素子領域
M マーク
Claims (27)
- シート面内に複数の単位回折光学要素が配列されている回折光学素子シートを検査する検査装置であって、
前記回折光学素子シートを保持し、かつ、移動可能に設けられた保持部と、
前記保持部を前記回折光学素子シートのシート面に沿った方向に移動させる駆動部と、
前記保持部に保持された前記回折光学素子シートに検査光を投光する投光部と、
前記回折光学素子シートを透過した前記検査光を撮影する撮影部と、
少なくとも前記単位回折光学要素に対して前記検査光が投光された状態で前記撮影部が撮影を行うように前記撮影部と前記駆動部とを制御し、前記検査光の撮影を逐次行う撮影制御部と、
を備える検査装置。 - 請求項1に記載の検査装置において、
前記撮影部と前記回折光学素子シートとの間に配置され、前記回折光学素子シートを透過した前記検査光の光路を偏向する光学系を備えること、
を特徴とする検査装置。 - 請求項1に記載の検査装置において、
前記回折光学素子シートを透過した前記検査光が投影されるスクリーンをさらに備え、
前記撮影部は、前記スクリーンに投影された前記検査光を撮影すること、
を特徴とする検査装置。 - 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の検査装置において、
前記保持部は、前記回折光学素子シートのシート面が鉛直方向に沿う方向となるように前記回折光学素子シートを保持すること、
を特徴とする検査装置。 - 請求項1から請求項4までのいずれかに記載の検査装置において、
少なくとも前記投光部と前記保持部と前記撮影部との間のいずれかの距離を複数箇所で測定可能な距離測定部と、
少なくとも、前記検査光の光軸と前記撮影部の撮像面との交差角度、及び、前記検査光の光軸と前記回折光学素子シートのシート面との交差角度をそれぞれ調整可能な調整部と、
を備えることを特徴とする検査装置。 - 請求項1から請求項4までのいずれかに記載の検査装置において、
前記保持部に設けられ、又は、前記保持部に保持される前記回折光学素子シートの一部に設けられたマークを備え、
前記撮影部は、前記マークを直接、又は、前記マークを透過した前記検査光を撮影可能であり、
少なくとも、前記検査光の光軸と前記撮影部の撮像面との交差角度、及び、前記検査光の光軸と前記回折光学素子シートのシート面との交差角度をそれぞれ調整可能な調整部をさらに備えること、
を特徴とする検査装置。 - 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の検査装置において、
前記投光部は、
レーザー光源と、
コリメーターレンズと、
可変絞りと、
を備え、
少なくとも前記レーザー光源をレーザー光の光軸を中心として回転可能とする光源回転部をさらに備えること、
を特徴とする検査装置。 - 請求項1から請求項7までのいずれかに記載の検査装置において、
前記撮影制御部は、前記保持部の移動と停止とを繰り返し、前記保持部を停止している状態で前記撮影部による撮影を行うこと、
を特徴とする検査装置。 - 請求項1から請求項8までのいずれかに記載の検査装置において、
前記撮影制御部は、少なくとも一方向に並ぶ前記単位回折光学要素の撮影に関しては、前記保持部の移動を継続しながら前記撮影部による撮影を行うこと、
を特徴とする検査装置。 - 請求項8又は請求項9に記載の検査装置において、
前記撮影制御部は、予め設定された面付け情報とアライメント情報とを用いて、前記単位回折光学要素の位置を演算し、撮影を行うタイミングを決定すること、
を特徴とする検査装置。 - 請求項9を引用する場合の請求項10に記載の検査装置において、
前記撮影制御部は、前記検査光が前記単位回折光学要素のパターンが形成されている回折光学素子領域に投影されている間は、撮影を継続する、又は、複数回撮影を行うこと、
を特徴とする検査装置。 - 請求項1から請求項11までのいずれかに記載の検査装置において、
前記撮影部が撮影して得られた情報に基づいて、前記単位回折光学要素の配光特性について評価を行う評価部を備えること、
を特徴とする検査装置。 - 請求項12に記載の検査装置において、
前記単位回折光学要素は、入射する光を複数に分岐させて複数の異なる位置に分けて配光するものであり、
前記評価部は、分岐された光の投影像を、それぞれの位置において、明るさと、大きさと、位置と、のうちの少なくとも1つを数値化すること、
を特徴とする検査装置。 - 請求項13に記載の検査装置において、
前記評価部は、分岐された光の投影像の全てについての均一性を数値化すること、
を特徴とする検査装置。 - 個片化された単位回折光学要素を検査する検査装置であって、
前記単位回折光学要素を保持する保持部と、
前記保持部に保持された前記単位回折光学要素に検査光を投光する投光部と、
前記単位回折光学要素を透過した前記検査光を撮影する撮影部と、
前記保持部と前記投光部と前記撮影部との少なくとも1つを移動させる駆動部と、
少なくとも前記単位回折光学要素に対して前記検査光が投光された状態で前記撮影部が撮影を行うように前記撮影部と前記駆動部とを制御し、前記検査光の撮影を行う撮影制御部と、
を備える検査装置。 - 請求項15に記載の検査装置において、
前記保持部は、前記検査光の光軸に沿った方向から見た前記単位回折光学要素の外径形状の少なくとも一部を保持することにより、前記検査光の光軸周りでの前記単位回折光学要素の回転を規制する検査装置。 - 請求項1から請求項16までのいずれかに記載の検査装置において、
前記単位回折光学要素と前記投光部との相対的な位置関係を前記検査光の光軸周りの回転方向で変更可能な相対位置変更部を備え、
前記撮影制御部は、前記単位回折光学要素と前記投光部との相対的な位置関係が異なる複数の状態で撮影を行なうこと、
を特徴とする検査装置。 - 請求項1から請求項15までのいずれかに記載の検査装置において、
前記撮影制御部は、撮影結果において所定の配光以外のノイズ光を検出した場合には、前記駆動部を制御して前記検査光が前記単位回折光学要素へ照射される位置を変更して再度撮影を行なうこと、
を特徴とする検査装置。 - シート面内に複数の単位回折光学要素が配列されている回折光学素子シートを検査する検査方法であって、
検査装置は、
前記回折光学素子シートを保持し、かつ、移動可能に設けられた保持部と、
前記保持部に保持された前記回折光学素子シートに検査光を投光する投光部と、
前記回折光学素子シートを透過した前記検査光を撮影する撮影部と、
を備え、
前記保持部を前記回折光学素子シートの面に沿った方向に移動させる駆動部と、
少なくとも前記単位回折光学要素に対して前記検査光が投光された状態で前記撮影部が撮影を行うように前記撮影部と前記駆動部とを制御し、前記検査光の撮影を逐次行う撮影制御部と、
を備え、
前記撮影制御部は、前記保持部の移動と停止とを繰り返し、前記保持部を停止している状態で前記撮影部による撮影を行うこと、
を特徴とする検査方法。 - 請求項19に記載の検査方法において、
前記撮影制御部は、少なくとも一方向に並ぶ前記単位回折光学要素の撮影に関しては、前記保持部の移動を継続しながら前記撮影部による撮影を行うこと、
を特徴とする検査方法。 - 請求項19又は請求項20に記載の検査方法において、
前記撮影制御部は、予め設定された面付け情報とアライメント情報とを用いて、前記単位回折光学要素の位置を演算し、撮影を行うタイミングを決定すること、
を特徴とする検査方法。 - 請求項20を引用する場合の請求項21に記載の検査方法において、
前記撮影制御部は、前記検査光が前記単位回折光学要素のパターンが形成されている回折光学素子領域に投影されている間は、撮影を継続する、又は、複数回撮影を行うこと、
を特徴とする検査方法。 - 請求項19から請求項22までのいずれかに記載の検査方法において、
評価部は、前記撮影部が撮影して得られた情報に基づいて、前記単位回折光学要素の配光特性について評価を行うこと、
を特徴とする検査方法。 - 請求項23に記載の検査方法において、
前記単位回折光学要素は、入射する光を複数に分岐させて複数の異なる位置に分けて配光するものであり、
前記評価部は、分岐された光の投影像を、それぞれの位置において、明るさと、大きさと、位置と、のうちの少なくとも1つを数値化すること、
を特徴とする検査方法。 - 請求項24に記載の検査方法において、
前記評価部は、分岐された光の投影像の全てについての均一性を数値化すること、
を特徴とする検査方法。 - 個片化された単位回折光学要素を検査する検査方法であって、
検査装置は、
前記単位回折光学要素を保持する保持部と、
前記保持部に保持された前記単位回折光学要素に検査光を投光する投光部と、
前記単位回折光学要素を透過した前記検査光を撮影する撮影部と、
前記保持部と前記投光部と前記撮影部との少なくとも1つを移動させる駆動部と、
を備え、
撮影制御部が、少なくとも前記単位回折光学要素に対して前記検査光が投光された状態で前記撮影部が撮影を行うように前記撮影部と前記駆動部とを制御すること、
を特徴とする検査方法。 - 請求項19から請求項26までのいずれかに記載の検査方法において、
前記撮影制御部は、撮影結果において所定の配光以外のノイズ光を検出した場合には、前記駆動部を制御して前記検査光が前記単位回折光学要素へ照射される位置を変更して再度撮影を行なうこと、
を特徴とする検査方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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