JP2019108539A - ポリアミドイミド溶液 - Google Patents

ポリアミドイミド溶液 Download PDF

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健太 柴田
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朗 繁田
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Abstract

【課題】 保存安定性に優れたPAI溶液を提供する。【解決手段】アミド系溶媒と、炭化水素系溶媒とからなる均一なポリアミドイミド(PAI)溶液であって、以下を特徴とするPAI溶液。(1)PAIの酸成分として、全酸成分に対し、トリメリット酸を70モル%以上含有する。(2)ジアミン成分が4,4′−ジフェニルメタンジアミン(DMA)、4,4′−ジアミノジフェニルエーテル(ODA)、m−フェニレンジアミン(MPD)から選ばれる少なくとも一種である。(3)アミド系溶媒比率が、溶媒質量に対し、20質量%以上、70質量%以下である。【選択図】なし

Description

本発明は、保存安定性に優れたポリアミドイミド(PAI)溶液に関する。
PAIは、その良好な耐熱性、耐溶剤性、耐薬品性を有しており、これらPAIの中で、トリカルボン酸成分としてトリメリット酸、ジアミン成分として、4,4′−ジフェニルメタンジアミン(DMA)、4,4′−オキシジアニリン(ODA)、m−フェニレンジアミン(MPD)から選ばれる少なくとも一種であるジアミンを用いて得られるPAIは、良好な耐熱性と力学的特性を有する。 そのため、潤滑塗料や各種基材へのPAI被膜形成材料、リチウム二次電池部材のバインダー等として広く用いられている。これらのPAIは、通常、PAIに対し良好な溶解性を示す、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)、N,N′−ジメチルアセトアミド(DMAc)等のアミド系溶媒を用いた溶液として使用される。
このPAI溶液は、アミド系溶媒が吸湿性を有するため、保存中に、アミド系溶媒中に残存する水分等の影響により加水分解が起こり、溶液の粘度が低下するという問題があった。
このような問題を解決するため、特許文献1には、スルホン基等をPAI骨格に導入することによりPAI溶液の保存安定性を改良する方法が開示されている。 特許文献2には、グリシジルエーテル基をPAI末端に導入することによりPAI溶液の保存安定性を改良する方法が開示されている。 特許文献3には、ウレア結合をPAI骨格に導入することによりPAI溶液の保存安定性を改良する方法が開示されている。
特開2008−201861号公報 国際公開2009/099039号 特開2014−181332号公報
しかしながら、前記したような方法は、PAIを化学的に変性して、PAI溶液の保存安定性を改良しようとするものであり、このような方法では、PAI本来の特性を損なう虞があった。
PAI溶液を構成する溶媒として、特許文献3の〔0033〕には、ケトン系溶媒、炭化水素系溶媒、ラクトン系溶媒等で希釈できることが記載されており、実施例1には、アミド系溶媒比率が70質量%超のキシレンで希釈されたPAI溶液が例示されている。しかしながら、このようなアミド系溶媒を多量に含むPAI溶液では、PAI溶液の保存安定性向上効果は十分なものではなかった。なお、このような希釈溶媒の保存安定性に対する効果については知られていなかった。
そこで本発明は、前記課題を解決するものであって、PAIを化学的に変性することなく保存安定性に優れたPAI溶液の提供を目的とする。
本発明者らは、PAI溶液を構成する溶媒として、炭化水素系溶媒を用い、PAI溶液中のアミド系溶媒の配合量を大幅に低減することで、前記課題が解決されることを見出し、本発明の完成に至った。
本発明は下記を趣旨とするものである。
アミド系溶媒と、炭化水素系溶媒とからなる均一なポリアミドイミド(PAI)溶液であって、以下を特徴とするPAI溶液。
(1)PAIの酸成分として、全酸成分に対し、トリメリット酸を70モル%以上含有する。
(2)ジアミン成分が4,4′−ジフェニルメタンジアミン(DMA)、4,4′−ジアミノジフェニルエーテル(ODA)、m−フェニレンジアミン(MPD)から選ばれる少なくとも一種である。
(3)アミド系溶媒比率が、溶媒質量に対し、20質量%以上、70質量%以下である。
本発明のPAI溶液は、保存安定性に優れる。また、PAIは化学的に変性されていないので、この溶液から得られるPAI被膜は、耐熱性、力学的特性が良好である。
以下、本発明について詳細に説明する。
PAIは、主鎖にイミド結合とアミド結合の両方を有する高分子であり、原料であるトリカルボン酸成分およびジアミン成分(各種ジアミンまたはそのジイソシアネート誘導体)を略等モルで配合し、重合反応させて得られるものである。
本発明のPAI溶液に用いられるPAIは、その酸成分として、全酸成分に対し、トリメリット酸を70モル%以上含有することが必要であり、80モル%以上とすることがより好ましい。トリメリット酸以外の酸成分としては、例えば、イソフタル酸、テレフタル酸、ジフェニルメタンー2、4ージカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、ダイマ−酸等を挙げることができる。
本発明のPAI溶液に用いられるPAIは、そのジアミン成分が、DMA、ODA、MPDから選ばれる少なくとも一種であることが必要である。すなわち、ジアミン成分として、これらのジアミンが95モル%以上使用されていることが必要である。
PAIを構成するモノマ成分を前記のようにすることにより、良好な耐熱性と力学的特性とを確保することができる。 ここで、良好な耐熱性とは、DSC法によるガラス転移温度(Tg)が200℃以上であるものをいう。
本発明で用いられるPAIは、トリメリット酸(その無水物、酸クロライド誘導体を含む)および必要に応じトリメリット酸以外の酸成分と、DMA、ODA、MPDから選ばれる少なくとも一種(そのジイソシアネート誘導体を含む)と、を略等モルで配合し、重合反応させて得られる。PAIの重合方法としては、無水トリメリット酸(TMA)と前記ジアミンのジイソシアネート誘導体とを原料とするイソシアナート法、無水トリメリット酸クロライド(TMC)と前記ジアミンとを原料とする酸クロライド法を用いることができる。重合方法の詳細については、特公昭50−33120号公報(イソシアナート法)、特公昭42−15637号公報(酸クロライド法)等を参照することができる。
ましい。
本発明のPAI溶液は、前記PAIをアミド系溶媒と、炭化水素系溶媒とからなる混合溶媒に溶解させて均一な溶液とすることにより得られる。
ここで、アミド系溶媒比率を、溶媒質量に対し、20質量%以上、70質量%以下とすることが必要であり、30質量%以上、60質量%以下とすることが好ましい。このようにすることにより、保存安定性が良好で、かつ耐熱性、力学的特性に優れたPAIを形成可能なPAI溶液とすることができる。
アミド系溶媒の具体例としては、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)等を挙げることができる。これらの中で、NMPおよびDMAcが好ましい。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
炭化水素系溶媒の具体例としては、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、T−sol(JXTGエネルギー社製の商品名で沸点範囲が158〜187℃の高沸点芳香族炭化水素系溶媒)等を挙げることができる。これらは単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明のPAI溶液の30℃における粘度は、0.1〜50Pa・sが好ましく、1〜10Pa・sがより好ましい。また、本発明のPAI溶液のPAI固形分濃度は、溶液質量に対し、5〜30質量%とすることが好ましく、10〜25質量%とすることがより好ましい。
本発明のPAI溶液には、各種カップリング剤(シラン系、アルミネート系、チタネート系、ジルコネート系等)を配合することができる。これらのカップリング剤の配合量は、PAI質量に対し、0.001質量%以上、2質量%とすることが好ましく、0.01質量%以上、1質量%とすることがより好ましい。
本発明のPAI溶液には、フィラを配合することができる。フィラの種類に制限は無く、有機フィラ、無機フィラおよびその混合物等を用いることができる。有機フィラの具体例としては、スチレン、ビニルケトン、アクリロニトリル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、グリシジルメタクリレート、グリシジルアクリレート、アクリル酸メチル等の単独重合体または2種類以上の共重合体、ポリテトラフルオロエチレン、4フッ化エチレン−6フッ化プロピレン共重合体、4フッ化エチレン−エチレン共重合体、ポリビニリデンフルオライド等の重合体からなる粒子を挙げることができる。有機フィラは、単独または2種以上を混合して用いることができる。無機フィラの具体例としては、金属酸化物、金属窒化物、金属炭化物、金属水酸化物、炭酸塩、硫酸塩等の無機物からなる粒子を挙げることができる。具体例としては、アルミナ、シリカ、二酸化チタン、硫酸バリウムまたは炭酸カルシウム等からなる粉体を挙げることができる。無機フィラは、単独または2種以上を混合して用いることができる。フィラの平均粒子径に制限はないが、0.01μm以上、2μm以下であることが好ましい。平均粒子径はレーザ回折散乱法に基づく測定装置により測定することができる。フィラの配合量としては、PAI質量に対し、50質量%以上、5000質量%以下とすることができる。フィラとしては、前記以外に、リチウム二次電池電極の活物質も用いることができる。
本発明のPAI溶液には、必要に応じて、界面活性剤等公知の添加物を、本発明の効果を損なわない範囲で配合してもよい。
本発明のPAI溶液には、必要に応じて、PAI以外のポリマーを、本発明の効果を損なわない範囲で配合してもよい。
本発明のPAI溶液は、これをアルミニウム(AL)箔、ポリエステルフィルム等の基材の表面に塗布後、乾燥してPAI被膜を形成することができる。PAI溶液の基材への塗布方法としては、ディップコータ、バーコータ、スピンコータ、ダイコータ、スプレーコータ等を用い、連続式またはバッチ式で塗布することができる。乾燥工程における乾燥温度の上限値に制限は無いが、200℃以下とすることが好ましく、180℃以下とすることがより好ましい。また、PAI被膜は、耐熱性に優れるので、乾燥後、200℃以上の温度、例えば、250℃程度で熱処理を行ってもよい。PAI被膜の厚みに制限はないが、通常、0.5〜50μm程度であり、1〜20μmが好ましい。得られるPAI被膜は、無孔質であっても、多孔質であってもよい。 なお、多孔質のPAI被膜を得ようとする場合は、沸点が150℃以上の芳香族炭化水素系溶媒(前記したT−sol等)を用いることが好ましい。この溶媒の作用により、乾燥工程で相分離が起こり、多孔質のPAI被膜とすることができる。なお、これらのPAI被膜は、基材と分離することによりPAIフィルムとすることができる。
以下に、実施例を挙げて、本発明をさらに詳細に説明する。なお本発明は実施例により限定されるものではない。
<実施例1>
乾燥窒素ガス雰囲気下、ガラス製反応容器に、ODA:0.07モル、MPD:0.03モルを入れ、これにNMPとトリエチルアミン0.1モルを加え、撹拌することにより固形分濃度が15質量%のNMP溶液を得た。その後、この溶液を10℃以下に保ちつつ、TMC0.1モルを含有するNMP溶液(固形分濃度:20質量%)を、撹拌下、ゆっくりと滴下した。滴下終了後、溶液を室温に戻し、2時間攪拌を続けた。得られた溶液を、大量の水に投入して、ポリアミドイミドの沈殿を生じせしめ、これを濾過、洗浄することにより、黄色の固体を得た後、これを220℃で12時間加熱して、乾燥とイミド化とを行うことによりPAI粉体(AP)を得た。APのDSCによるTgは285℃であった。次に、APをNMPとトルエンとの混合溶媒に溶解し、固形分濃度が15質量%で、溶液粘度が5.2Pa・sのPAI溶液(A−1)を得た。ここでNMPとトルエンの混合比率は、NMP量を溶媒質量に対し65質量%とした。
なお、溶液粘度の測定は、トキメック社製、DVL−BII型デジタル粘度計(B型粘度計)を用い、25℃における回転粘度を測定することにより行った。
A−1をサンプル管にいれて、30℃で30日間保管した後、溶液粘度を測定した所、粘度低下率は5%未満であり、殆ど変化していなかった。保管後のPAI溶液を、AL箔上に塗布し、120℃で乾燥し、引き続き250℃で熱処理することにより、厚みが15μmの無孔のPAI被膜が形成できることを確認した。
<実施例2>
NMP量を溶媒質量に対し50質量%としたこと以外は、実施例1と同様にしてPAI溶液(A−2)を得た。次に、実施例1と同様にして、30℃で30日間保管後、A−2の溶液粘度を測定した所、粘度低下率は5%未満であり、殆ど変化していなかった。
<実施例3>
NMP量を溶媒質量に対し60質量%としたこと以外は、実施例1と同様にしてPAI溶液(A−3)を得た。次に、実施例1と同様にして、30℃で30日間保管後、A−3の溶液粘度を測定した所、粘度低下率は5%未満であり、殆ど変化していなかった。
<実施例4>
炭化水素系溶媒として、T−sol(JXTGエネルギー社製の商品名)、アミド系溶媒として、DMAcを用い、DMAc量を溶媒質量に対し70質量%としたこと以外は、実施例1と同様にしてPAI溶液(A−4)を得た。次に、実施例1と同様にして、30℃で30日間保管後、A−5の溶液粘度を測定した所、粘度低下率は5%未満であり、殆ど変化していなかった。保管後のPAI溶液を、AL箔上に塗布し、120℃で乾燥し、引き続き250℃で熱処理することにより、厚みが25μmで気孔率が38体積%の多孔質PAI被膜が形成できることを確認した。
<実施例5>
乾燥窒素ガス雰囲気下、ガラス製反応容器に、TMA:0.1モル、MDI(4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート):0.1モルを固形分濃度が40質量%となるようにNMPを投入して攪拌した。得られた溶液を、120℃で2時間反応させた後、180℃に昇温して6時間反応させた。その後、液温が120℃まで下がった時に、キシレンとNMPとで希釈して、固形分濃度が16.7質量%、NMP量が溶媒質量に対し60質量%、溶液粘度が3.8Pa・sのPAI溶液(A−5)を得た。次に、実施例1と同様にして、30℃で30日間保管後、A−5の溶液粘度を測定した所、粘度低下率は5%未満であり、殆ど変化していなかった。
<実施例6>
「TMA:0.1モル」を「TMA:0.09モルとダイマ−酸(クローダジャパン社製プリポール):0.01モルとの混合物」としたこと以外は、実施例5と同様に行い、固形分濃度が17.5質量%、NMP量が溶媒質量に対し60質量%、溶液粘度が4.5Pa・sのPAI溶液(A−6)を得た。次に、実施例1と同様にして、30℃で30日間保管後、A−6の溶液粘度を測定した所、粘度低下率は5%未満であり、殆ど変化していなかった。
<比較例1>
APの溶媒をNMPのみとしたこと以外は、実施例1と同様にしてPAI溶液(B−1)を得た。次に、実施例1と同様にして、30℃で30日間保管後、B−1の溶液粘度を測定した所、粘度低下率は8.5%であり、保存安定性としては、不十分であった。
<比較例2>
NMP量を溶媒質量に対し80質量%としたこと以外は、実施例1と同様にしてPAI溶液(B−2)を得た。次に、実施例1と同様にして、30℃で30日間保管後、B−2の溶液粘度を測定した所、粘度低下率は6.8%であり、保存安定性としては、不十分であった。
<比較例3>
APを溶解するための溶媒を、NMPとγ−ブチロラクトンとし、NMPとγ−ブチロラクトンとの混合比率を、NMP量を溶媒質量に対し60質量%としたこと以外は、実施例1と同様にしてPAI溶液(B−3)を得た。次に、実施例1と同様にして、30℃で30日間保管後、B−3の溶液粘度を測定した所、粘度低下率は7.7%であり、保存安定性としては、不十分であった。
<比較例4>
希釈用の溶媒として用いた、キシレンとNMPの混合比率を変更したこと以外は、実施例5と同様にして、固形分濃度が16.7質量%、NMP量が溶媒質量に対し80質量%、溶液粘度が4.5Pa・sのPAI溶液(B−4)を得た。次に、実施例1と同様にして、30℃で30日間保管後、B−4の溶液粘度を測定した所、粘度低下率は7.1%であり、保存安定性としては、不十分であった。
<比較例5>
NMP量を溶媒質量に対し15質量%としたこと以外は、実施例1と同様にしてPAI溶液を得ようとしたが、均一な溶液を得ることはできなかった。
実施例、比較例で示したように、本発明のPAI溶液は、優れた保存安定性を有していることが判る。
本発明のPAI溶液は、保存安定性に優れるので、潤滑塗料、各種基材へのPAI被膜形成材料、リチウム二次電池部材のバインダー等として、好適に用いることができる。

Claims (1)

  1. アミド系溶媒と、炭化水素系溶媒とからなる均一なポリアミドイミド(PAI)溶液であって、以下を特徴とするPAI溶液。
    (1)PAIの酸成分として、全酸成分に対し、トリメリット酸を70モル%以上含有する。
    (2)ジアミン成分が4,4′−ジフェニルメタンジアミン(DMA)、4,4′−ジアミノジフェニルエーテル(ODA)、m−フェニレンジアミン(MPD)から選ばれる少なくとも一種である。
    (3)アミド系溶媒比率が、溶媒質量に対し、20質量%以上、70質量%以下である。
JP2018234477A 2017-12-15 2018-12-14 ポリアミドイミド溶液 Pending JP2019108539A (ja)

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