JP2019108309A - 模様付固形化粧料の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明によれば、第2の配置ステップは、第1の積層用化粧料に対して第2の積層用化粧料の少なくとも一部を所定の方向に沿って積層させるように第2の積層用化粧料を配置することによって、立体形状の模様を形成する。したがって、模様付固形化粧料は、化粧料の内部に平面形状の模様を付す場合と比較して、バリエーションに富んだ美しい立体形状の模様を有することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る模様付固形化粧料を示す上面図および断面図である。具体的には、図1(A)は、模様付固形化粧料1の上面図であり、図1(B)は、図1(A)の紙面左上から紙面右下にかけて模様付固形化粧料1の中央を切断したA−A断面図である。
模様付固形化粧料1は、図1に示すように、略正方形状の底面と、この底面の四辺から起立する4つの壁面とを有する容器としての化粧皿10の内部に収容されている。この模様付固形化粧料1は、化粧皿10の内部に配置された立体形状の模様2と、模様2の下層に位置する透明色の下層用化粧料11と、模様2の上層に位置する透明色の上層用化粧料12とを備えている。模様2、下層用化粧料11、および上層用化粧料12は、油性成分を配合してなる油性化粧料である。また、模様2の色と、下層用化粧料11および上層用化粧料12の色とは異なっている。
なお、本実施形態では、模様2は、油性化粧料としているが、粉末化粧料などの他の化粧料であってもよい。
また、本実施形態では、下層用化粧料11および上層用化粧料12は、透明色の化粧料としているが、半透明色の化粧料であってもよい。ここで、半透明色の化粧料とは、透光性を有し、自己の化粧料を介して他の化粧料を見ることができる化粧料を言うものとする。
なお、本実施形態では、下層用化粧料11および上層用化粧料12は、同一色(透明色)の化粧料であるが、異なる色の化粧料であってもよい。
第1の積層用化粧料21は、帯状の立体形状を有し、図1(A)の紙面左上から紙面右下にかけて延在するように配置されている。
第2の積層用化粧料22は、帯状の立体形状を有し、図1(A)の紙面右上から紙面左下にかけて延在するように配置されている。
なお、本実施形態では、第1の積層用化粧料21および第2の積層用化粧料22は、帯状の立体形状を有しているが、これ以外の立体形状であってもよい。要するに、第1の積層用化粧料および第2の積層用化粧料は、所定の立体形状を有していればよい。
このように、模様付固形化粧料1は、第1の積層用化粧料21に対して第2の積層用化粧料22の少なくとも一部を化粧皿10の高さ方向(所定の方向)に沿って積層させることによって、立体形状の模様2を形成している。
模様付固形化粧料の製造装置3は、図2に示すように、水平面上に載置された矩形板状のベース31と、ベース31の−X軸方向側に設けられたロボットアーム32とを備えている。
ロボットアーム32は、円盤状の台座321と、台座321の上面に載置されるとともに、Z軸回りに回転自在に設けられた回転体322と、回転体322の回転軸と直交する軸を回動軸として回動するように回転体322に支持された第1リンク323、第2リンク324、および第3リンク325とを備えている。
第1リンク323は、回転体322の回転軸と直交する軸を回動軸として回動するように回転体322に一端を支持されている。
第2リンク324は、第1リンク323の回動軸と平行な軸を回動軸として回動するように第1リンク323の他端に一端を支持されている。
第3リンク325は、第1リンク323の回動軸および第2リンク324と平行な軸を回動軸として回動するように第2リンク324の他端に一端を支持されている。
なお、本実施形態では、模様形成用化粧料Cは、油性成分を含有する化粧料を採用しているが、流動性を有する化粧料であれば、油性成分を含有していなくてもよい。
ノズル4は、図3に示すように、流動性を有する模様形成用化粧料Cを粒状にして飛ばす円筒状のノズル本体41と、ノズル本体41の基端側に設けられた略半円柱状の液室42とを備えている。
液室42は、その内部に挿入されるとともに、X軸方向に沿って進退自在に設けられたプランジャ(図示略)を有し、このプランジャを進退させることによって、液室42の内部に収容された流動性を有する模様形成用化粧料Cを粒状にしてノズル本体41を介して飛ばすことができるようになっている。
タンク43は、流動性を有する模様形成用化粧料Cを内部に収容し、チューブTを介してコンプレッサ(図示略)に接続されている。
このコンプレッサは、チューブTを介してタンク43の内部に収容された流動性を有する模様形成用化粧料Cを加圧する。これによって、タンク43の内部に収容された模様形成用化粧料Cは、チューブ431を介して液室42の内部に供給されていくことになる。
以下、模様付固形化粧料の製造装置3を使用して模様付固形化粧料1を製造する方法を説明する。
模様付固形化粧料の製造装置3を使用する前に、作業者は、図4(A)に示すように、ノズル5を介して所定の量の下層用化粧料11を化粧皿10の内部に充填する(下層充填ステップ)。
なお、本実施形態では、模様付固形化粧料の製造方法は、作業者の手作業によって下層用化粧料11を化粧皿10に充填しているが、模様付固形化粧料の製造装置3のロボットアーム32にノズル5を取り付けることによって下層用化粧料11を化粧皿10に充填してもよい。
また、本実施形態では、第2の配置ステップは、第1の積層用化粧料21に対して第2の積層用化粧料22の少なくとも一部(交差部23)を化粧皿10の高さ方向(所定の方向)に沿って積層させるように第2の積層用化粧料22を配置することによって、立体形状の模様2を形成している。
そして、作業者は、図4(D)に示すように、模様2の高さよりも高い位置までノズル5を介して所定の量の上層用化粧料12を化粧皿10の内部に充填し(上層充填ステップ)、この上層用化粧料12を冷却して固化させる。これによって、模様付固形化粧料1を製造することができる。
なお、本実施形態では、模様付固形化粧料の製造方法は、作業者の手作業によって上層用化粧料12を化粧皿10に充填しているが、模様付固形化粧料の製造装置3のロボットアーム32にノズル5を取り付けることによって上層用化粧料12を化粧皿10に充填してもよい。
(1)模様付固形化粧料1の製造方法は、化粧皿10の内部に立体形状の模様2を配置する模様配置ステップと、透明色の油性化粧料からなる上層用化粧料12を模様2の高さよりも高い位置まで化粧皿10の内部に充填する上層充填ステップとを備えている。したがって、模様付固形化粧料1は、化粧料の内部に平面形状の模様を付す場合と比較して、バリエーションに富んだ美しい立体形状の模様2を有することができる。
(2)模様付固形化粧料1の製造方法は、透明色の油性化粧料からなる下層用化粧料11を化粧皿10の内部に充填する下層充填ステップを備え、模様配置ステップは、下層用化粧料11の表面に模様2を配置している。したがって、模様付固形化粧料1は、下層用化粧料11および上層用化粧料12の間に立体形状の模様を浮かせたようなデザインとなるので、化粧料の内部に平面形状の模様を付す場合と比較して、バリエーションに富んだ美しい立体形状の模様2を有することができる。
(4)第2の配置ステップは、第1の積層用化粧料21に対して第2の積層用化粧料22の少なくとも一部を所定の方向に沿って積層させるように第2の積層用化粧料22を配置することによって、立体形状の模様2を形成する。したがって、模様付固形化粧料1は、化粧料の内部に平面形状の模様を付す場合と比較して、バリエーションに富んだ美しい立体形状の模様2を有することができる。
以下、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、以下の説明では、既に説明した部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
模様付固形化粧料1Aは、図5に示すように、ハート形の空間(所定の空間)を内側に有する枠状に形成されるとともに、化粧皿10の内部に配置された立体形状の模様2Aと、模様2Aの下層に位置する透明色の下層用化粧料11と、模様2Aの上層に位置する透明色の上層用化粧料12とを備えている。模様2A、下層用化粧料11、および上層用化粧料12は、油性成分を配合してなる油性化粧料である。また、模様2Aの色と、下層用化粧料11および上層用化粧料12の色とは異なっている。
なお、本実施形態では、模様2Aは、油性化粧料としているが、粉末化粧料などの他の化粧料であってもよい。
模様付固形化粧料の製造装置3を使用する前に、作業者は、図6(A)および図6(B)に示すように、ノズル5を介して所定の量の下層用化粧料11を化粧皿10の内部に充填する(下層充填ステップ)。
なお、本実施形態では、模様付固形化粧料の製造方法は、作業者の手作業によって下層用化粧料11を化粧皿10に充填しているが、模様付固形化粧料の製造装置3のロボットアーム32にノズル5を取り付けることによって下層用化粧料11を化粧皿10に充填してもよい。
このように、模様配置ステップは、下層用化粧料11の表面に模様を配置することによって、化粧皿10の内部に模様2Aを配置する。
なお、本実施形態では、模様付固形化粧料の製造方法は、作業者の手作業によって上層用化粧料12を化粧皿10に充填しているが、模様付固形化粧料の製造装置3のロボットアーム32にノズル5を取り付けることによって上層用化粧料12を化粧皿10に充填してもよい。
以下、本発明の第3実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、以下の説明では、既に説明した部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
模様付固形化粧料1Bは、図7に示すように、ハート形の空間(所定の空間)を内側に有する枠状に形成されるとともに、化粧皿10の内部に配置された立体形状の模様2Bと、模様2Bの上層に位置する透明色の上層用化粧料12とを備えている。模様2Bおよび上層用化粧料12は、油性成分を配合してなる油性化粧料である。また、模様2Bの色と、上層用化粧料12の色とは異なっている。
なお、本実施形態では、模様2Bは、油性化粧料としているが、粉末化粧料などの他の化粧料であってもよい。
模様付固形化粧料の製造装置3は、図8(A)に示すように、化粧皿10の底面に倣って(化粧皿10の底面と、ノズル本体41の先端との距離を一定に保つように)ノズル本体41を移動させるとともに、流動性を有する模様形成用化粧料Cを粒状にしてノズル本体41を介して飛ばすことによって、化粧皿10の底面に付着させて第1の積層用化粧料21Bを配置する(第1の配置ステップ)。具体的には、模様付固形化粧料の製造装置3は、ロボットアーム32を駆動することによって、化粧皿10の底面の上方(吐出開始位置)にノズル本体41を移動させた後、模様形成用化粧料Cの吐出を開始する。そして、模様付固形化粧料の製造装置3は、ロボットアーム32を駆動することによって、ハート形の空間を内側に有する枠状の立体形状を描くようにノズル本体41を移動させた後、模様形成用化粧料Cの吐出を停止する。
また、本実施形態では、第2の配置ステップは、第1の積層用化粧料21Bに対して第2の積層用化粧料22Bの全部を所定の方向に沿って積層させるように第2の積層用化粧料22Bを配置することによって、立体形状の模様2Bを形成している。
なお、本実施形態では、第2の配置ステップは、第1の積層用化粧料21Bと同一の立体形状を有する第2の積層用化粧料22Bを配置しなくてもよく、例えば、第2の積層用化粧料を第1の積層用化粧料の立体形状を縮小した相似する立体形状としてもよい。要するに、第2の配置ステップは、第1の積層用化粧料に対して第2の積層用化粧料の全部を所定の方向に沿って積層させるように第2の積層用化粧料を配置することによって、立体形状の模様を形成すればよい。
なお、本実施形態では、模様付固形化粧料の製造方法は、作業者の手作業によって上層用化粧料12を化粧皿10に充填しているが、模様付固形化粧料の製造装置3のロボットアーム32にノズル5を取り付けることによって上層用化粧料12を化粧皿10に充填してもよい。
(5)第2の配置ステップは、第1の積層用化粧料21Bに対して第2の積層用化粧料22Bの全部を所定の方向に沿って積層させるように第2の積層用化粧料22Bを配置することによって、立体形状の模様2Bを形成するので、模様付固形化粧料1Bは、化粧料の内部に平面形状の模様を付す場合と比較して、バリエーションに富んだ美しい立体形状の模様2Bを有することができる。
(6)第2の配置ステップは、第1の積層用化粧料21Bと同一の立体形状を有する第2の積層用化粧料22Bを配置するので、模様付固形化粧料1Bは、所定の方向に沿って高さ(厚み)のある立体形状の模様2Bを有することができる。したがって、模様付固形化粧料1Bは、化粧料の内部に平面形状の模様を付す場合と比較して、バリエーションに富んだ美しい立体形状の模様2Bを有することができる。
以下、本発明の第4実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、以下の説明では、既に説明した部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
模様付固形化粧料1Cは、図9に示すように、2つの正方形を中心回りに45度だけ回転させて組み合わせた空間(所定の空間)を内側に有する枠状に形成されるとともに、化粧皿10の内部に配置された立体形状の模様2Cと、模様2Cの下層に位置する透明色の下層用化粧料11と、模様2Cの上層に位置する透明色の上層用化粧料12と、下層用化粧料11および上層用化粧料12の中間層に位置する透明色の中間層用化粧料13とを備えている。模様2C、下層用化粧料11、上層用化粧料12、および中間層用化粧料13は、油性成分を配合してなる油性化粧料である。また、模様2Cの色と、下層用化粧料11、上層用化粧料12、および中間層用化粧料13の色とは異なっている。
なお、本実施形態では、模様2Cは、油性化粧料としているが、粉末化粧料などの他の化粧料であってもよい。
また、本実施形態では、下層用化粧料11、上層用化粧料12、および中間層用化粧料13は、同一色(透明色)の化粧料であるが、異なる色の化粧料であってもよい。
第1の積層用化粧料21Cは、正方形の空間を内側に有する枠状の立体形状を有し、化粧皿10の壁面に沿って配置されている。第2の積層用化粧料22Cは、第1の積層用化粧料21Cの正方形を中心回りに45度だけ回転させた正方形の空間を内側に有する枠状の立体形状を有している。換言すれば、第2の積層用化粧料22Cは、化粧皿10の高さ方向(所定の方向)に沿って第1の積層用化粧料21Cを見た場合の形状を回転させた形状を有している。
なお、本実施形態では、第1の積層用化粧料21Cおよび第2の積層用化粧料22Cは、正方形の空間を内側に有する枠状の立体形状を有しているが、これ以外の立体形状であってもよい。要するに、第1の積層用化粧料および第2の積層用化粧料は、所定の立体形状を有していればよい。
このように、模様付固形化粧料1Cは、第1の積層用化粧料21Cに対して第2の積層用化粧料22Cの少なくとも一部を化粧皿10の高さ方向(所定の方向)に沿って積層させることによって、立体形状の模様2Cを形成している。
以下、模様付固形化粧料の製造装置3を使用して模様付固形化粧料1Cを製造する方法を説明する。
なお、本実施形態では、模様付固形化粧料の製造方法は、作業者の手作業によって下層用化粧料11を化粧皿10に充填しているが、模様付固形化粧料の製造装置3のロボットアーム32にノズル5を取り付けることによって下層用化粧料11を化粧皿10に充填してもよい。
ここで、模様付固形化粧料の製造装置3は、ノズル4に代えてロボットアーム32にノズル5を取り付けることによって中間層用化粧料13を充填する。
なお、本実施形態では、模様付固形化粧料の製造方法は、模様付固形化粧料の製造装置3のロボットアーム32にノズル5を取り付けることによって中間層用化粧料13を充填しているが、作業者の手作業によって中間層用化粧料13を充填してもよい。
また、本実施形態では、第2の配置ステップは、第1の積層用化粧料21Cに対して第2の積層用化粧料22Cの少なくとも一部を化粧皿10の高さ方向(所定の方向)に沿って積層させるように第2の積層用化粧料22Cを配置することによって、立体形状の模様2Cを形成している。
また、本実施形態では、模様付固形化粧料の製造装置3は、第1の積層用化粧料21Cの表面および中間層用化粧料13の表面と、ノズル本体41の先端との距離を一定に保つようにノズル本体41を移動させているが、第2の積層用化粧料22Cを配置することができれば、必ずしも一定の距離を保つようにノズル本体41を移動させなくてもよい。
このように、本実施形態では、枠内充填ステップおよび枠外充填ステップは、第1の配置ステップを実行した後、第1の積層用化粧料21Cと隣接するように第2の積層用化粧料22Cの台座となる台座用化粧料を配置する台座配置ステップとして機能する。
そして、作業者は、図11(F)に示すように、模様2Cの高さよりも高い位置までノズル5を介して所定の量の上層用化粧料12を化粧皿10の内部に充填し(上層充填ステップ)、この上層用化粧料12を冷却して固化させる。これによって、模様付固形化粧料1Cを製造することができる。
なお、本実施形態では、模様付固形化粧料の製造方法は、作業者の手作業によって上層用化粧料12を化粧皿10に充填しているが、模様付固形化粧料の製造装置3のロボットアーム32にノズル5を取り付けることによって上層用化粧料12を化粧皿10に充填してもよい。
(7)台座配置ステップは、第1の配置ステップを実行した後、第1の積層用化粧料21Cと隣接するように第2の積層用化粧料22Cの台座となる中間層用化粧料13を配置し、第2の配置ステップは、第1の積層用化粧料21Cおよび中間層用化粧料13に対して第2の積層用化粧料の少なくとも一部を所定の方向に沿って積層させるように第2の積層用化粧料を配置する。これによれば、第2の積層用化粧料22Cは、第1の積層用化粧料21Cおよび中間層用化粧料13にて支持することができるので、模様付固形化粧料1Cは、化粧料の内部に平面形状の模様を付す場合と比較して、バリエーションに富んだ美しい立体形状の模様2Cを有することができる。
なお、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記第1実施形態、前記第3実施形態、および前記第4実施形態では、所定の立体形状を有する第1の積層用化粧料21,21B,21Cと、所定の立体形状を有し、第1の積層用化粧料21,21B,21Cと同一色の第2の積層用化粧料22,22B,22Cとを備えていた。換言すれば、前記第1実施形態、前記第3実施形態、および前記第4実施形態では、模様付固形化粧料1,1B,1Cは、2層の化粧料を積層させた立体形状の模様2,2B,2Cを備えていた。これに対して、模様付固形化粧料は、3層以上の化粧料を積層させた立体形状の模様を備えていてもよい。
2〜2C 模様
10 化粧皿(容器)
11 下層用化粧料
12 上層用化粧料
13 中間層用化粧料(台座用化粧料)
21,21B,21C 第1の積層用化粧料
22,22B,22C 第2の積層用化粧料
Claims (7)
- 立体形状の模様を有する模様付固形化粧料の製造方法であって、
底面と、前記底面から起立する壁面とを有する容器の内部に前記模様を配置する模様配置ステップと、
前記模様の上層に位置し、透明色または半透明色の油性化粧料からなる上層用化粧料を前記模様の高さよりも高い位置まで前記容器の内部に充填する上層充填ステップとを備えることを特徴とする模様付固形化粧料の製造方法。 - 請求項1に記載された模様付固形化粧料の製造方法において、
前記模様の下層に位置し、透明色または半透明色の油性化粧料からなる下層用化粧料を前記容器の内部に充填する下層充填ステップを備え、
前記模様配置ステップは、前記下層用化粧料の表面に前記模様を配置することを特徴とする模様付固形化粧料の製造方法。 - 請求項2に記載された模様付固形化粧料の製造方法において、
前記下層用化粧料および前記上層用化粧料は、同一色の化粧料であることを特徴とする模様付固形化粧料の製造方法。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載された模様付固形化粧料の製造方法において、
前記模様配置ステップは、
所定の立体形状を有する第1の積層用化粧料を配置する第1の配置ステップと、
所定の立体形状を有し、前記第1の積層用化粧料と同一色の第2の積層用化粧料を配置する第2の配置ステップとを備え、
前記第2の配置ステップは、前記第1の積層用化粧料に対して前記第2の積層用化粧料の少なくとも一部を所定の方向に沿って積層させるように前記第2の積層用化粧料を配置することによって、立体形状の模様を形成することを特徴とする模様付固形化粧料の製造方法。 - 請求項4に記載された模様付固形化粧料の製造方法において、
前記第2の配置ステップは、前記第1の積層用化粧料に対して前記第2の積層用化粧料の全部を所定の方向に沿って積層させるように前記第2の積層用化粧料を配置することによって、立体形状の模様を形成することを特徴とする模様付固形化粧料の製造方法。 - 請求項5に記載された模様付固形化粧料の製造方法において、
前記第2の配置ステップは、前記第1の積層用化粧料と同一の立体形状を有する前記第2の積層用化粧料を配置することを特徴とする模様付固形化粧料の製造方法。 - 請求項4に記載された模様付固形化粧料の製造方法において、
前記第1の配置ステップを実行した後、前記第1の積層用化粧料と隣接するように前記第2の積層用化粧料の台座となる台座用化粧料を配置する台座配置ステップを備え、
前記第2の配置ステップは、前記第1の積層用化粧料および前記台座用化粧料に対して前記第2の積層用化粧料の少なくとも一部を所定の方向に沿って積層させるように前記第2の積層用化粧料を配置することによって、立体形状の模様を形成することを特徴とする模様付固形化粧料の製造方法。
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